JPH06270122A - セラミックグリーンシート積層方法 - Google Patents

セラミックグリーンシート積層方法

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Publication number
JPH06270122A
JPH06270122A JP8267193A JP8267193A JPH06270122A JP H06270122 A JPH06270122 A JP H06270122A JP 8267193 A JP8267193 A JP 8267193A JP 8267193 A JP8267193 A JP 8267193A JP H06270122 A JPH06270122 A JP H06270122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base film
green sheets
green sheet
green
sheet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8267193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriya
裕之 森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP8267193A priority Critical patent/JPH06270122A/ja
Publication of JPH06270122A publication Critical patent/JPH06270122A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリーンシートを1枚ずつ重ねる度に圧力を
印加しても、下の層ほど、また周辺部になるほどグリー
ンシートの変形が大きくなるようなことがなく、印刷さ
れた導体パターンの位置がずれて積層ずれ生じることの
ないグリーンシート積層方法の提供。 【構成】 ベースフィルム付きのグリーンシートを用い
て、グリーンシートを順次重ね加圧を繰り返して積層体
とする積層方法において、ベースフィルム付きのグリー
ンシートのグリーンシートに導体パターン7の印刷・乾
燥後、ベースフィルムが付いたままのグリーンシート8
にグリーンシートの個々の部品寸法に相当する位置に、
グリーンシートのみにスリット状に除去された溝10を
形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミック電子部
品製造の際のセラミックグリーンシートの積層方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】積層コンデンサや積層インダクタなど積
層セラミック電子部品の製造方法は通常、セラミックス
ラリーを用いてベースフィルム上にシートを形成して、
フィルムを剥離したグリーンシートを所定の大きさに切
断し、そのグリーンシートに数百から数千に及ぶ数の導
体パターンを印刷する。
【0003】これら印刷されたグリーンシートを所望の
枚数重ねて圧力を加え、圧着した後、個々の部品寸法に
裁断したものを焼成してチップ素子とし、得られた素子
の必要個所に外部電極を付与して積層セラミック電子部
品を構成する。
【0004】電子部品の小形化が要請されグリーンシー
トが薄くなると、そのままでは搬送に支障を来すので、
ベースフィルムに付いたまま導体パターンの印刷・乾燥
を行いそのまま積層工程まで搬送される。
【0005】積層工程では、図3の(a)〜(d)に示
すような手順で行う方法が提案されている。
【0006】すなわち、積層機の支持台の下金型1上に
第1層のベースフィルム3に付いたままの第1層グリー
ンシート2をグリーンシート側を下にして載置し、ベー
スフィルム側を吸着保持した後(同図a)、第1層のベ
ースフィルム3のみを剥離する(同図b)。
【0007】次に、第2層のベースフィルム5に付いた
ままの第2層のグリーンシート4をグリーンシート面を
下側にして第1層のグリーンシート2上に重ね、上金型
6により温度と圧力を印加し、グリーンシート同士を粘
着させ(同図c)、第2層のベースフィルム5を剥離す
る(同図d)。
【0008】以後は第2層の工程を繰り返して所望の枚
数を積層する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、図4の積層断面図に示すように、1枚ずつ
重ねる度に圧力を印加するので下の層ほど繰り返し圧力
を受けることになり、下の層ほどグリーンシートが伸び
て変形するようになる。
【0010】中央部分の応力は順次周辺部分に及び、周
辺部分では累積された応力が作用するので変形が大き
く、前記導体パターンの位置がずれて、いわゆる積層ず
れを生じるという課題があった。
【0011】そこで本発明の目的は、グリーンシートを
1枚ずつ重ねる度に圧力を印加しても、下の層ほど、ま
た周辺部になるほどグリーンシートの変形が大きくなる
ようなことがなく、印刷された導体パターンの位置がず
れて積層ずれを生じることのないグリーンシート積層方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく研究した結果、前記積層工程において、ベー
スフィルムに付着したままのグリーンシートに導体パタ
ーンを印刷・乾燥した後、個々の部品寸法に相当する位
置にカッターによってグリーンシートのみにスリット状
に除去した溝を形成しておけば、前記のよう課題が解決
されことを見出し本発明に到達した。
【0013】したがって本発明は、セラミックスラリー
からグリーンシートをベースフィルム上に形成し、ベー
スフィルム付きのグリーンシートを、所定の大きさに切
断し、該シートに所望の導体パターンを印刷・乾燥し、
ベースフィルムに付いたままのグリーンシートをシート
側を上にして金型上に載置し、以後はシート面を下側に
したベースフィルム付きグリーンシートを重ねて圧着
し、ベースフィルムを剥離することを繰り返して所望の
枚数の積層体とするセラミックグリーンシート積層方法
において、上記導体パターンの印刷・乾燥後、グリーン
シートの個々の部品寸法に相当する位置に、カッターに
よって、グリーンシートのみにスリット状に除去した溝
を形成する工程を含むことを特徴とするセラミックグリ
ーンシート積層方法を提供するものである。
【0014】
【作用】スリット状の溝を形成したグリーンシートを重
ねて圧力を印加すると、グリーンシートは応力を受けて
伸びるが、伸びたことによって生ずる応力は前記スリッ
ト状の溝に吸収されて周辺に及ばず、累積されることが
ないので、グリーンシートの周辺部分と中央部分とで個
々の部品に積層ずれが生じない。
【0015】上記溝は個々の部品寸法にこだわる必要が
なく、部品数個おきにスリット状の溝を形成しても良
く、その選択は自在であり、スリット状の溝が少ない
程、作業効率は良くなるので不必要に溝の数を増やす必
要はない。
【0016】
【実施例】図1は本実施例において、格子状にスリット
状の溝が形成されたベースフィルム付きのグリーンシー
トの平面図、図2はスリット状の溝を形成した後、順次
積層された積層体の模式断面図および図5はベースフィ
ルムに付いたままのグリーンシートに丸刃カッターでス
リット状の溝を形成する方法を示した斜視図であって、
これらの図を参照して以下説明する。 (1)導体パターンの印刷・乾燥を終ったベースフィル
ム付きのグリーンシート8を、図5に示すように、矢印
の方向に移動させながら複数の丸刃カッター9を用い
て、グリーンシートだけに切り込みを入れ、切り取られ
た線状のグリーンシートを取り除いてスリット状の溝1
0を形成する。 (2)次に、このベースフィルム付きグリンーシート8
を90度回転させ、上記と同様にして溝10を形成し、
図1の平面図に示すような格子状の溝10を有するベー
スフィルム付きグリーンシートを得る。 (3)導体パターン7が印刷され、スリット状の溝10
が形成されたベースフィルム付きのグリーンシートを用
いて、従来法により図2の模式断面図に示すように、下
金型1上に第1層のグリーンシート2、第2層のグリー
ンシート4・・・を順次所望枚数を重ね圧着して積層体
を得る。
【0017】なお図2では、導体パターン3列毎にスリ
ット状の溝が形成されているが、必ずしもこの間隔にす
る必要はなく、部品寸法を考慮した上、さらに間隔を広
げて溝を形成することも可能である。スリット状の溝の
形成手段は上記のものに限らず、レーザ等を利用する方
法も可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明法の方法に
よれば、グリーンシートを順次積層する際、グリーンシ
ートにはベースフィルム剥離前に形成されていたスリッ
ト状の溝があるので、積層時加圧されても加圧時の応力
がこの溝に吸収されるので、導体パターンが印刷された
グリーンシートの積層ずれが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法の1実施例において格子状にスリット
状の溝が形成されたベースフィルム付きのグリーンシー
トの平面図である。
【図2】本発明の方法で、ベースフィルム付きのグリー
ンシートにスリット状の溝を形成した後、順次積層して
形成された積層体の模式断面図である。
【図3】同図(a)〜(d)は、ベースフィルムを用い
てセラミックグリーンシートを積層する従来法の手順を
示した斜視図である。
【図4】グリーンシートの固定、加温と加圧、およびベ
ースフィルムの剥離の各作業を繰り返して積層された従
来の積層体の模式断面図である。
【図5】ベースフィルムに付いたままのグリーンシート
に、丸刃カッターでスリット状の溝を形成する方法を示
した斜視図である。
【符号の説明】
1 下金型 2 第1層のグリーンシート 3 第1層のベースフィルム 4 第2層のグリーンシート 5 第2層のベースフィルム 6 上金型 7 導体パターン 8 ベースフィルム付きのグリーンシート 9 丸刃カッター 10 スリット状の溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスラリーからグリーンシート
    をベースフィルム上に形成し、ベースフィルム付きのグ
    リーンシートを、所定の大きさに切断し、該シートに所
    望の導体パターンを印刷・乾燥し、ベースフィルムに付
    いたままのグリーンシートをシート側を上にして金型上
    に載置し、以後はシート面を下側にしたベースフィルム
    付きグリーンシートを重ねて圧着し、ベースフィルムを
    剥離することを繰り返して所望の枚数の積層体とするセ
    ラミックグリーンシート積層方法において、上記導体パ
    ターンの印刷・乾燥後、グリーンシートの個々の部品寸
    法に相当する位置に、カッターによって、グリーンシー
    トのみにスリット状に除去した溝を形成する工程を含む
    ことを特徴とするセラミックグリーンシート積層方法。
JP8267193A 1993-03-17 1993-03-17 セラミックグリーンシート積層方法 Withdrawn JPH06270122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003072325A1 (en) * 2002-02-26 2003-09-04 Murata Manufacturing Co.,Ltd. Ceramic multilayer substrate manufacturing method and unfired composite multilayer body
JP2005259964A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Tdk Corp セラミック積層体の製造方法

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