JPH0561004B2 - - Google Patents

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JPH0561004B2
JPH0561004B2 JP62262467A JP26246787A JPH0561004B2 JP H0561004 B2 JPH0561004 B2 JP H0561004B2 JP 62262467 A JP62262467 A JP 62262467A JP 26246787 A JP26246787 A JP 26246787A JP H0561004 B2 JPH0561004 B2 JP H0561004B2
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JP
Japan
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steel plate
roll
brush roll
spatter
brush
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JP62262467A
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Yasuhiro Tomita
Kazuo Ueno
Toyoichi Konishi
Masataka Harada
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、先行する鋼板の後端と後続する鋼板
の先端とを溶接しながら、鋼板を冷間圧延機、酸
洗ライン、表面処理ライン等の工程に連続的に搬
送するとき、鋼板の搬送を一時停止させることな
く、溶接部近傍の鋼板表面に付着したスパツター
を除去する装置に関する。
〔従来の技術〕
冷延ライン、酸洗ライン等の生産性を向上する
ため、複数のコイルから巻き戻された鋼板を長手
方向に接続して、これらのラインに連続して送り
込む方式が採用されている。この先行する鋼板の
後端と後続する鋼板の先端とを溶接することによ
り鋼板相互が接続される。ところが、溶接時に発
生したスパツターが、溶接部近傍の鋼板表面に付
着する。このスパツターが付着したままの状態で
鋼板をたとえば冷延ラインに送り込むと、そのス
パツターに起因して冷延された鋼板の表面に孔あ
き、疵、凹み、割れ等の欠陥が発生する。また、
このスパツターによつて、圧延ロールの表面にも
疵が発生するため、ロール組替えによるコスト上
昇や生産性の低下等の問題が生じる。
そこで、この溶接部近傍の鋼板表面に付着して
いるスパツターを除去するため、第4図に示した
装置が開発された(昭和62年鉄鋼協会秋期講演会
論文集第305頁参照)。
このスパツター除去装置41は、鋼板搬送ライ
ンに沿つて溶接機(図示せず)の下流側で、鋼板
搬送ラインを横切るレール42上を走行可能に配
置されている。そして、先行する鋼板43の後端
と後続する鋼板44の先端とが重ね合せ溶接され
た溶接部45がスパツター除去装置41の近傍に
きたときに、接続された鋼板をクランプ46で挟
持し、スパツター除去装置41をレール42に沿
つて前進させる。
このスパツター除去装置41の前進によつて、
溶接部45近傍の鋼板は、ブラシロール47及び
バツクアツプロール48の間に挟まれる。そこ
で、これらのロールを回転させることにより、溶
接部45近傍の鋼板表面に付着しているスパツタ
ー49が剥離される。そして、鋼板表面から剥離
したスパツター49は、ワイパー50によつて除
去される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このようにスパツター除去装置41
を鋼板搬送ラインを横切るように前進・後退させ
る方式においては、スパツター49を除去するた
めに鋼板の走行を停止させることが必要になる。
その結果、スパツター49に起因する欠陥は防止
されるものの、鋼板の走行を一時停止させる必要
があることから、生産性が著しく阻害される。ま
た、搬送機構も複雑にならざるを得ない。
そこで、本発明は、走行状態のままで溶接部近
傍の鋼板表面に付着しているスパツターを除去す
ることにより、生産性の著しい低下を防止すると
共に、搬送ラインに設けられる送り機構の複雑化
を防ぐことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明の溶接スパツターの除去装置は、先行す
る鋼板の後端と後続する鋼板の先端とを溶接して
連続通板する鋼板搬送ラインにおいて、溶接機の
下流側に配置され、且つ、鋼板の幅方向に延長し
た軸をもつブラシロールと、鋼板を挟んで反対の
面に配置したバツクアツプロールとからなる少な
くとも一対のロール組からなり、前記バツクアツ
プロールは、ブラシロールと鋼板の接触位置に近
接するもその軸心をずらせて配置し、前記ブラシ
ロールとバツクアツプロールは、鋼板に対して近
接・離間する駆動機構と、溶接部を含んで所要長
の鋼板表面に駆動機構を作動させる制御機構を備
えている。
すなわち、本発明にあつては、ブラシの回転軸
方向を鋼板幅方向に一致させている。そして、溶
接部近傍がスパツター除去装置に到達したときか
ら、所定の距離まで離れる間の期間、スパツター
除去装置のブラシロールを鋼板表面に押圧するこ
とによつて、溶接部近傍の鋼板表面に付着してい
るスパツターを除去する。これにより、鋼板の走
行を一時停止することなく、スパツターの除去が
可能となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本発
明の特徴を具体的に説明する。
第1図は、本発明の第1実施例のスパツター除
去装置を示す。
本実施例では、鋼板1の両面に付着したスパツ
ターを除去するために、溶接機2の下流側に2対
のブラシロール3及びバツクアツプロール4から
なるロール組を対向配置している。そして、アン
コイラー5から巻き戻された鋼板1は、先行鋼板
の後端と後続鋼板の先端とを溶接機2で接続して
連続的にした状態で、これらのブラシロール3及
びバツクアツプロール4の間を通過して、たとえ
ば冷間圧延機6が設けられている方向に搬送され
る。
これらのブラシロール3及びバツクアツプロー
ル4は、それぞれ油圧シリンダ7等の昇降用の駆
動機構によつて、鋼板1に対して近接・離間され
る。このバツクアツプロール4は、図示するよう
に無駆動のものとして鋼板1に接触させることが
できる。
ブラシロール3としては、スチールワイヤブラ
シ、砥粒入り合成繊維等が使用される。このブラ
シロール3は、モータ8で駆動される形式のもの
である。ここで、ブラシロール3の周速を、鋼板
1に対して相対速度で100m/分以上の速度差を
持たせることが、鋼板1の表面に付着しているス
パツターを効率良く除去する上で好ましい。
鋼板1の溶接部近傍がブラシロール3及びバツ
クアツプロール4からなるロール組に近くなつた
とき、これらのロール3,4を前進させて、鋼板
1に接触させる。そして、ブラシロール3を鋼板
1表面に摺擦することによつて、その表面に付着
しているスパツターは、表面から剥離される。こ
の剥離されたスパツターに対して、ノズル9から
温水又は空気が吹き付けられ、鋼板1表面から取
り除かれる。そして、溶接部近傍のスパツター付
着領域がロール組の間を通過した後、油圧シリン
ダ7を駆動することにより、ブラシロール3及び
バツクアツプロール4を鋼板1表面から離間させ
る。
また、鋼板1の表面から除去されたスパツター
が粉塵となつて周囲に飛散することを防止するた
め、装置全体をハウジング10で覆つている。そ
して、このハウジング10の適宜の個所に、バグ
フイルタ等に備えた浄化設備に繋がる排気管又は
排水管を設けるとき、スパツターの除去作業が作
業環境を悪化することがなくなる。
このようにブラシロール3によつて鋼板1の表
面を摺擦する方法にあつては、鋼板1に対するブ
ラシロール3の接触時間を可能な限り短くして、
ブラシロール3の摩耗を抑える必要がある。そこ
で、本実施例においては、第2図に示すように、
鋼板1に対するブラシロール3及びバツクアツプ
ロール4の近接・離間を自動化する方式を採用し
た。すなわち、溶接完了、加速開始と同時に、溶
接部のトラツキングについての演算を開始する。
鋼板1の溶接部がブラシロール3位置から一定距
離(xm)前方の位置に達したことを認識し、こ
の信号に基づいてブラシロール3を回転させ、更
に油圧シリンダ7を駆動してバツクアツプロール
4を鋼板1に接触させる。次いで、ブラシロール
3を、鋼板1に向けて前進させる。また、前述の
演算結果に基づき、ノズル9からの温水又は空気
の噴出を開始する。そして、溶接部がブラシロー
ル3位置を一定距離(ym)だけ通過したことを
演算によつて把握し、このときの信号に基づきブ
ラシロール3及びバツクアツプロール4を鋼板1
から離間させ、ブラシロール3の回転を停止させ
る。
ここで、ブラシロール3が鋼板1に接触すると
き、鋼板1の形状不良や反り等に起因して局部的
な接触が発生することを防止するため、事前にバ
ツクアツプロール4を鋼板1に当てることによつ
て、鋼板1の平坦性を確保しておくことが好まし
い。
バツクアツプロール4としては、一般的には鋼
製のものが使用される。このバツクアツプロール
4を無駆動方式にすると、鋼板1にスリツプ疵が
入り易い。逆に、駆動方式を採用するときには、
制御が難しく高価なものとなる。そこで、無駆動
方式にする場合には、スリツプ疵の発生を防止す
る面から、ゴム、ベークライト、ナイロン等の比
較的柔らかい材料を表面に備えたロールを使用す
ることが好ましい。この場合、バツクアツプロー
ル4とブラシロール3との軸心を一致させて対向
配置させると、ブラシロール3によつてバツクア
ツプロール4が異常摩耗を起こすことになる。
即ち、ブラシロール及びバツクアツプロールの
長さは、当該ラインを通過する鋼板の最大幅以上
のものが採用される。したがつて、鋼板の幅が最
大幅より狭い場合には、鋼板端縁外に位置するブ
ラシロール部は、直接バツクアツプロールを研掃
することになる。
これが長時間繰り返されると、バツクアツプロ
ールの端部側が局部的に摩耗することになるので
ある。
そこで、この異常摩耗を防止するため、本発明
では、バツクアツプロール4とブラシロール3と
の位置関係を若干ずらせて、即ち両ロールの軸心
が一致しないように配置する。第1図は、このよ
うなことを考慮して、バツクアツプロール4とブ
ラシロール3との位置関係に工夫を加えている。
すなわち、第1図にあつては、ブラシロール3
及びバツクアツプロール4を鋼板1に接触する作
動位置に持つて来たとき、ブラシロール3のブラ
シ先端部がバツクアツプロール4に直接接触する
ことがないように、鋼板1の搬送方向に沿つてロ
ール3,4をオフセツトしている。ただし、この
ときのオフセツトを大きくし過ぎると、ブラシロ
ール3によるスパツター除去効率が低下するの
で、鋼板1の平坦度を保ちながら両者が接触しな
い位置を選定する。このオフセツト量は、実際上
鋼板1の厚み、材質、ブラシロール3の直径、ブ
ラシの種類、バツクアツプロール4の径等を考慮
して定める。
また、第3図は、一つのブラシロール3に対応
して2個のバツクアツプロール4a,4bを設け
た例である。第1図に示すようにブラシロール3
とバツクアツプロール4との間にオフセツトをつ
けるとき、鋼板1に撓みが生じ易い。この撓みを
より抑制するため、ブラシロール3とは反対側の
鋼板1表面を、2個のバツクアツプロール4a,
4bで支持している。この第3図に示した設計
は、特に低張力、薄肉等の鋼板1に対するスパツ
ター除去を行うときに好適である。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、鋼
板の搬送ラインに直交するようにブラシロール及
びバツクアツプロールからなるロール組を設け、
溶接部がこのロール組の近傍に達したときにブラ
シロール及びバツクアツプロールを鋼板に接触さ
せてスパツターの除去を行つているので、鋼板の
走行を中断することなく、溶接部近傍の鋼板表面
に付着しているスパツターを除去することが可能
となる。そのため、生産性を阻害することなく、
また鋼板の送り機構を複雑化することなく、大き
なラインスピードで鋼板を冷間圧延ライン、酸洗
ライン等の後続する工程に送ることができる。
また、ブラシロールとバツクアツプロールの軸
心をずらして配置しているので、鋼板の幅が狭く
てブラシの一部が鋼板端縁が外れるような場合で
も、バツクアツプロールをブラシによつて直接研
掃することがない。したがつて、バツクアツプロ
ールの局部的な摩耗をも防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を説明する図であ
り、第2図はブラシロール及びバツクアツプロー
ルの作動を自動化したときのフローを示し、第3
図は他の実施例を説明する図である。他方、第4
図は、従来のスパツター除去装置を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先行する鋼板の後端と後続する鋼板の先端と
    を溶接して連続通板する鋼板搬送ラインにおい
    て、 溶接機の下流側に配置され、且つ、鋼板の幅方
    向に延長した軸をもつブラシロールと、鋼板を挟
    んで反対の面に配置したバツクアツプロールとか
    らなる少なくとも一対のロール組からなり、 前記バツクアツプロールは、ブラシロールと鋼
    板の接触位置に近接するもその軸心をずらせて配
    置し、 前記プラシロールとバツクアツプロールは、鋼
    板に対して近接・離間する駆動機構と、溶接部を
    含んで所要長の鋼板表面に駆動機構を作動させる
    制御機構を備えていることを特徴とする溶接スパ
    ツターの除去装置。
JP26246787A 1987-10-16 1987-10-16 溶接スパッターの除去装置 Granted JPH01104408A (ja)

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JP26246787A JPH01104408A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 溶接スパッターの除去装置

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JPH01104408A JPH01104408A (ja) 1989-04-21
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Families Citing this family (2)

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KR20010065439A (ko) * 1999-12-29 2001-07-11 이구택 스테인리스 스트립 수동 용접 장치
JP2008126229A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Nippon Steel Corp 連続冷間圧延設備とその運転方法

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JPS5327929U (ja) * 1976-08-14 1978-03-09

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JPS60131216U (ja) * 1984-02-10 1985-09-03 住友軽金属工業株式会社 金属ストリツプ圧延装置

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