JPH0560088U - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JPH0560088U
JPH0560088U JP668592U JP668592U JPH0560088U JP H0560088 U JPH0560088 U JP H0560088U JP 668592 U JP668592 U JP 668592U JP 668592 U JP668592 U JP 668592U JP H0560088 U JPH0560088 U JP H0560088U
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JP
Japan
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gasket
speaker
adhesive
edge
attachment portion
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哲雄 嶋田
忠之 北本
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Onkyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤型接着剤を使用せず、UV硬化性樹
脂を使用して、工程を時間的、作業的に簡単化すること
によって、作業工程の簡略化と、作業時間の短縮すると
ともに、成品スピーカの品質の向上を図る。 【構成】 フレームの外縁の貼着部の上に、円錐形振動
板のエッジ貼着部を接着して、 その上に、ガスケットを
貼着するスピーカの、振動板のエッジ貼着部と、UV光
線透過可能の合成樹脂製のガスケットとの間にUV硬化
型接着剤を塗布し、UV光線を照射して硬化接着するス
ピーカにおいて、ガスケットの断面形状を、 外方向に向
かって凸状のアールを有する曲面を形成するとともに、
接着面の内側角を落として接着剤の溜まりの凹所を形成
した形状のガスケットを有する構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振動板とガスケットとの接着方法に新規な材料とUV硬化型接着剤 を使用して、製造工程を短縮改善できるスピーカにおいて、 ガスケットの断面形 状を外方向に向かって凸状のアールを有する曲面に形成するとともに、 接着剤の 溜まりの凹所を形成してビリ不良を減少して品質の安定、 向上を図ったスピーカ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のスピーカは、 主に鉄板製のフレームの外縁フレームの外縁部の上 に、通常の溶剤系、あるいはエマルジョン系の接着剤で、円錐形振動板のエッジ 貼着部を接着し、更にその上に、紙製等の平たい円環状のガスケットを熱硬化さ せて接着し、貼着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、従来のこの種のスピーカにあっては、ガスケットが不透明不透過 の紙製等であるため、ガスケットの接着工程において、接着剤の硬化のための加 熱装置、加熱時間等を多く必要とし、さらに、接着剤の接着力の信頼性が薄く、 このような接着剤のうち、エラストマ接着剤にあっては、接着不良のため剥離し て、ビリ不良発生等の原因となっている。この主な原因は、振動板のエッジ部と ガスケットの接着強度の不足あるいは、接着剤塗布時の僅かな漏れ等が原因とし て考えられる。
【0004】 そこで、本考案は、このような従来のスピーカの製造工程において、 有してい た課題を解決するために、有機溶剤を使用せず、UV硬化性樹脂を使用して、乾 燥時間を短縮して、作業的に簡単化することによって、作業工程の簡略化と、作 業時間の短縮するとともに、ガスケットの形状及び接着剤に改良を加えて、 接着 剤の固化をより完全に進行せしめて、接着強度を向上し、 成品スピーカの品質の 向上を図ったスピーカを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
該目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1(a),図1(b) 及び図2(a),図2(b)を用いて説明すると、本考案は、フレーム(1)の外縁の貼着 部の上に、円錐形振動板(3)のエッジ貼着部(3a)を接着して、 その上に、ガスケ ット(4)を貼着するスピーカの、振動板(3)のエッジ貼着部(3a)と、UV光線透過 可能の合成樹脂製のガスケット(4)との間にUV硬化型接着剤(5)を塗布し、UV 光線を照射して硬化接着するスピーカにおいて、ガスケット(4)の断面形状を、 外方向に向かって凸状のアールを有する曲面(4a)に形成するとともに、 接着面の 内側角を落として接着剤の溜まりの凹所(4b)を形成した形状のガスケットを有す る構造としたスピーカである。
【0006】
【作用】
本考案は、このような構造としたスピーカであるから、フレーム(1)の外縁部 の上に、円錐形振動板(3)のエッジ貼着部(3a)を接着して後、振動板(3)のエッジ 貼着部(3a)の上にUV硬化型接着剤(5)を塗布して、更にその上に、UV光線透 過可能の合成樹脂製の上部ガスケット(4a)を載置して、UV光線を照射すればよ い。
【0007】 従って、本考案のスピーカは、上述したようにUV光線が、透過可能な合成樹 脂製のガスケット(4a)を透過して、下面のUV硬化型樹脂接着剤(5)に照射され て、UV硬化型接着剤(5)を硬化させることができる。その際、UV光線透過可 能の合成樹脂製のガスケット(4)との間にUV硬化型接着剤(5)を塗布し、UV光 線を照射して硬化接着するスピーカにおいて、ガスケット(4)の断面形状を、 外 方向に向かって凸状のアールを有する曲面(4a)により、 曲面が凸レンズの作用を して、 上方より照射されたUV光線が、ガスケット(4)を透過して、 UV硬化型 接着剤を塗布した接着面に集中して、接着剤を十分に固化して接着力を強化でき る。また、ガスケット(4)の接着面の内側角を落とした凹所(4b)に、 同様のUV 硬化接着剤を注入することによって、接着剤の溜まりを形成することができ、そ の粘弾性によって振動板(3)のエッジ部のビリツキを防止できる。 このようにして、 振動板(3)のエッジ部(3a)と、ガスケット(4a)の強固な接着 が、短時間に、手間少なく得られて、成品スピーカのビリツキ不良を防止して品 質の向上を図ることができる。
【0008】
【実施例】
図中、図1(a)は、本考案の1実施例スピーカの断面構造を示す図、図1(b)は 同、 一部拡大図、 図2(a)は他の実施例スピーカの断面図、 図2(b)は同、 一部拡 大図である。 スピーカは一般に円環状磁気空隙(11)を形成した磁気回路(12)を同心的にフレ ーム(1)に取り付けてある。 (3)は主に紙製の円錐形振動板で、 中心穴に、 ボイス コイル(13)を巻着して中腹部にダンパ(15)を取り付けたボイスコイルボビン(14) を取り付けてあり、該ボイスコイル(13)は、 前記の磁気空隙(11)内に、 磁極壁に 触れないように、 エッジ部をフレーム(1)に接着剤で貼着したダンパ(15)で支え られている。 そして、 組み立て時には、前記のとおり、 磁気回路(12)を取り付け たフレーム(1)の外縁部の上に、円錐形振動板(3)のエッジ貼着部(3a)を接着し、 更にその上に、ガスケット(4)を貼着するスピーカの製造工程において、 振動板( 3)のエッジ貼着部(3a)と、UV光線透過可能の合成樹脂製のガスケット(4)との 間にUV硬化型接着剤(5)を塗布し、UV光線照射装置(6)によって、 UV光線を 前記ガスケット(4)を透過して照射し、 接着剤(5)を硬化接着する。
【0009】 而して本考案スピーカにおいては、 フレーム(1)の外縁の貼着部の上に、円錐 形振動板(3)のエッジ貼着部(3a)を接着した上に、UV光線透過可能の合成樹脂 製であって、 断面形状を、 外方向に向かって凸状のアールを有する曲面(4a)に形 成するとともに、 接着面の内側角を落として接着剤の溜まりの凹所(4b)を形成し た形状のガスケットを載置して、 振動板(3)のエッジ貼着部(3a)との間にUV硬 化型接着剤(5)を塗布し、UV光線を照射して硬化接着する構造としたスピーカ である。
【0010】 以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも これらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要 件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内に おいて適宜改変して実施することができるものである。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本考案は、振動板(3)のエッジ貼着部(3a )の上にUV硬化型接着剤(5)を塗布して、更にその上に、UV光線透過可能の合 成樹脂製の上部ガスケットを載置して、UV光線を照射して接着剤(5)を固化す るものであるから、UV光線が透過可能な合成樹脂製のガスケットを透過する際 、容易に透過するとともに、 ガスケット(4)の外側曲面(4a)により凸レンズの作 用を受けて接着面に集中して能率良く照射されて、 接着剤(5)の硬化が短時間に 十分に進行して、 その結果、 振動板(3)のエッジ部(3a)とガスケットの強固な接 着が、加熱装置や加熱時間を必要としないで、短時間に、手間少なく得られて、 作業工程の簡略化という従来のものには期待することが出来ない顕著な効果を有 するに至ったのである。
【0012】 また、本考案スピーカは、前記のとおり、 ガスケット(4)の材質を、 UV光線 の透過し易い材質とし、断面形状を、 外方向に向かって凸状のアールを有する曲 面(4a)に形成するとともに、 接着面の内側角を落として接着剤の溜まりの凹所(4 b)を形成した形状とし、 さらに接着強度の高い、かつ、粘着性のあるUV硬化型 接着剤(5)を塗布使用したから、硬化後も粘弾性を保持して、固化しないので、 接着剤(5)が漏れて、はみ出ても振動板(3)のエッジ部(3a)よりも軟らかいので、 エッジ部(3a)に当接しても、ビリ音を発生することがないから、成品スピーカの 品質を向上することができるという効果をも併せて期待することが出来るに至っ たのである。そしてまた、 UV硬化型接着剤(5)を、 振動板エッジ部(3a)とガス ケット(4)との接着部の内側凹部(4b)に塗布して、 ビリ振動防止用の目止め材と して転用することもできる。
【0013】 更にまた、接着剤(5)が非溶剤型であると共に、熱硬化型でないので、振動板( 3)のエッジ部(3a)に化学的、熱的な悪影響を与えることがないという実用上にお ける顕著な効果を期待することが出来るスピーカである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の1実施例スピーカの断面を示し
た縦断面図、(b)は一部拡大縦断面図。
【図2】(a)は本考案の他の実施例スピーカの断面を示
した縦断面図、(b)は一部拡大縦断面図。
【符号の説明】
(1) フレーム (3) 円錐形振動板 (3a) エッジ貼着部 (4) UV光線透過可能な合成樹脂製のガスケット (4a) UV光線透過可能な合成樹脂製のガスケットの外
側曲面 (4b) UV光線透過可能な合成樹脂製のガスケットの内
側凹部 (5) UV硬化型接着剤 (6) UV光線照射装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(1)の外縁の貼着部の上に、円
    錐形振動板(3)のエッジ貼着部(3a)を接着して、 その上
    に、ガスケット(4)を貼着するスピーカの、振動板(3)の
    エッジ貼着部(3a)と、UV光線透過可能の合成樹脂製の
    ガスケット(4)との間にUV硬化型接着剤(5)を塗布し、
    UV光線を照射して硬化接着するスピーカにおいて、ガ
    スケット(4)の断面形状を、 外方向に向かって凸状のア
    ールを有する曲面(4a)に形成するとともに、 接着面の内
    側角を落として接着剤の溜まりの凹所(4b)を形成した形
    状のガスケットを有するスピーカ。
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