JPH0559740B2 - - Google Patents
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- JPH0559740B2 JPH0559740B2 JP58106322A JP10632283A JPH0559740B2 JP H0559740 B2 JPH0559740 B2 JP H0559740B2 JP 58106322 A JP58106322 A JP 58106322A JP 10632283 A JP10632283 A JP 10632283A JP H0559740 B2 JPH0559740 B2 JP H0559740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- rotating body
- stone
- rotating
- outer periphery
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 210000000013 bile duct Anatomy 0.000 description 2
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Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は結石破砕の際の結石の飛散とか、破砕
用バスケツトの揺動を防止して体腔壁が損傷され
ることなく安全に結石破砕ができるようにした結
石用破砕装置に関する。
用バスケツトの揺動を防止して体腔壁が損傷され
ることなく安全に結石破砕ができるようにした結
石用破砕装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することに
よつて、挿入部先端側から出射された照明光で、
照明された体腔内を観察可能とする内視鏡が広く
用いられている。
よつて、挿入部先端側から出射された照明光で、
照明された体腔内を観察可能とする内視鏡が広く
用いられている。
又、内視鏡に形成された処置具用チヤンネル内
に挿入した処置具にて体腔内の患部組織を採取し
て患部を詳しく診断したり、胆管等に生じた経石
等の不要物の除去等治療処置できるようになつて
いる。
に挿入した処置具にて体腔内の患部組織を採取し
て患部を詳しく診断したり、胆管等に生じた経石
等の不要物の除去等治療処置できるようになつて
いる。
上記結石が大きい場合には、実開昭55−34810
号に開示されている従来例のように、先端側に形
成したバスケツト内に結石を入れ、手元側のスラ
イダを後方にスライドさせることよつて、バスケ
ツトを閉じ、該バスケツト内側等に形成した突起
にて結石を破砕して結石の摘出を行うようにして
いた。
号に開示されている従来例のように、先端側に形
成したバスケツト内に結石を入れ、手元側のスラ
イダを後方にスライドさせることよつて、バスケ
ツトを閉じ、該バスケツト内側等に形成した突起
にて結石を破砕して結石の摘出を行うようにして
いた。
しかしながら、結石を破砕するために、スライ
ダを手元側に強く引張つて、結石を破砕すると、
その瞬間にスライダの抵抗が一瞬にして解除され
るため、その勢いで装置全体が引つ込むことにな
り、破砕された結石が飛び散り、この飛び散つた
結石で周囲の体腔内を損傷したり、装置が引つ込
む時に装置の特にバスケツト部分が揺動して体腔
壁を損傷する等の危険があつた。
ダを手元側に強く引張つて、結石を破砕すると、
その瞬間にスライダの抵抗が一瞬にして解除され
るため、その勢いで装置全体が引つ込むことにな
り、破砕された結石が飛び散り、この飛び散つた
結石で周囲の体腔内を損傷したり、装置が引つ込
む時に装置の特にバスケツト部分が揺動して体腔
壁を損傷する等の危険があつた。
このため、第1図に示す従来例における破砕装
置1のように手元側の略全域にねじ部2を形成し
てスライダ可能なスライダ3の前方に該ねじ部2
に螺合するねじ孔を形成した回転環4を設け、該
回転環4を後方に回転させながらスライダ3を
徐々に移動させることにより、バスケツト5をゆ
つくりと閉じて経石を破砕できるようにしてある
が、前記ねじ部2がスライダ3の進退時に引掛か
る作動不良が生じ、操作性が悪いという欠点があ
つた。
置1のように手元側の略全域にねじ部2を形成し
てスライダ可能なスライダ3の前方に該ねじ部2
に螺合するねじ孔を形成した回転環4を設け、該
回転環4を後方に回転させながらスライダ3を
徐々に移動させることにより、バスケツト5をゆ
つくりと閉じて経石を破砕できるようにしてある
が、前記ねじ部2がスライダ3の進退時に引掛か
る作動不良が生じ、操作性が悪いという欠点があ
つた。
又、第2図に示す従来例においては回転環4を
回転してねじ部2上を該回転環4及びこれに結合
されたスライダ3を移動させる構造になつている
が、作動が全て回転環4の回転により行われるた
め、進退する移動量が小さく、操作がめんどうに
なるという不都合があつた。
回転してねじ部2上を該回転環4及びこれに結合
されたスライダ3を移動させる構造になつている
が、作動が全て回転環4の回転により行われるた
め、進退する移動量が小さく、操作がめんどうに
なるという不都合があつた。
[発明の目的]
本発明は上述した点にかんがみてなされたもの
で、飛散させたり、装置を揺動させることなく結
石を破石できると共に、操作し易くした結石用破
砕装置を提供することを目的とする。
で、飛散させたり、装置を揺動させることなく結
石を破石できると共に、操作し易くした結石用破
砕装置を提供することを目的とする。
[発明の概要]
本発明は、結石用破砕装置において、バスケツ
トの操作ワイヤを取付けたスライダをスライダ移
動可能に取付け、且つスライダが円滑な移動を可
能とするネジ部及びねじ部に螺合する回転体とを
スライダの前方位置に形成して該回転体を回転し
てスライダを徐々に後方に移動できるように形成
することによつて、上記目的を実現している。
トの操作ワイヤを取付けたスライダをスライダ移
動可能に取付け、且つスライダが円滑な移動を可
能とするネジ部及びねじ部に螺合する回転体とを
スライダの前方位置に形成して該回転体を回転し
てスライダを徐々に後方に移動できるように形成
することによつて、上記目的を実現している。
[発明の実施例]
第3図ないし第5図は本発明の第1実施例を示
し、第3図は第1実施例の構造を側面断面にて示
し、第4図は第3図の手元側を一部切欠いた平面
図で示し、第5図は結石を破砕した状態を示す。
し、第3図は第1実施例の構造を側面断面にて示
し、第4図は第3図の手元側を一部切欠いた平面
図で示し、第5図は結石を破砕した状態を示す。
これらの図において、第1実施例の結石用破砕
装置11は、可撓性で細長の中空シース12と、
該シース12の後端側に連設された操作部本体1
3と、シース12内を挿通された操作用ワイヤ1
4を介して該シース12先端から突没可能となる
バスケツト15とから構成さている。
装置11は、可撓性で細長の中空シース12と、
該シース12の後端側に連設された操作部本体1
3と、シース12内を挿通された操作用ワイヤ1
4を介して該シース12先端から突没可能となる
バスケツト15とから構成さている。
上記シース12は、合成樹脂あるいは密着巻き
コイル等で形成することによつて可撓性を有し、
該シース12の先端には、結石を破砕できる程度
の鋭利な鋸歯状をなす複数の砕石突起16を前端
に形成した略環状の先端部材17が固着されてい
る。
コイル等で形成することによつて可撓性を有し、
該シース12の先端には、結石を破砕できる程度
の鋭利な鋸歯状をなす複数の砕石突起16を前端
に形成した略環状の先端部材17が固着されてい
る。
このシース12内には操作用ワイヤ14が挿通
され、該ワイヤ14の先端には継手18にて後端
が固着されたバスケツト15が固着され、一方、
操作用ワイヤ14の後端は操作部本体13の外周
をスライドして進退自在となるスライダ19に固
定される。
され、該ワイヤ14の先端には継手18にて後端
が固着されたバスケツト15が固着され、一方、
操作用ワイヤ14の後端は操作部本体13の外周
をスライドして進退自在となるスライダ19に固
定される。
上記バスケツト15は複数の弾性ワイヤ20,
…,20と、これら各弾性ワイヤ20,…,20
の先端を固定する先端チツプ21とから構成さ
れ、該弾性ワイヤ20の先端部材17より前方に
突出された際、第3図に示すように屈曲部22,
22で屈曲してかご状に開き得るように屈曲成型
してある。尚、先端チツプ21は、前端側を半球
状にして体腔内壁面などを損傷しないようにして
ある。
…,20と、これら各弾性ワイヤ20,…,20
の先端を固定する先端チツプ21とから構成さ
れ、該弾性ワイヤ20の先端部材17より前方に
突出された際、第3図に示すように屈曲部22,
22で屈曲してかご状に開き得るように屈曲成型
してある。尚、先端チツプ21は、前端側を半球
状にして体腔内壁面などを損傷しないようにして
ある。
一方、操作部本体13には、シース12の後端
を固定するシース固定部23の後端に隣接してね
じ体24が形成され、このねじ体24の後端側に
摺動可能とするスライダ19が外嵌された2本の
平行棒が形成され、この平行棒の後端には指掛け
25が形成されている。
を固定するシース固定部23の後端に隣接してね
じ体24が形成され、このねじ体24の後端側に
摺動可能とするスライダ19が外嵌された2本の
平行棒が形成され、この平行棒の後端には指掛け
25が形成されている。
上記ねじ体24の外周には、該ねじ体24の外
周面に形成したねじ部に螺合するねじ孔が形成さ
れた回転体26が取付けられている。
周面に形成したねじ部に螺合するねじ孔が形成さ
れた回転体26が取付けられている。
上記ねじ体24及びその外周のねじ部に螺合す
る回転体26は、第3図に示すように回転体26
を最も前方位置まで移動させた状態においてはス
ライダ19を前方を押し出すことによつて、スラ
イダ19の前端がねじ体24あるいは回転体26
の後端面に当接するより後方位置でバスケツト1
5は突出して屈曲部22,22で屈曲して充分開
くことができる状態にすることができると共に、
回転体26を回転して後方に移動させて雌ねじが
形成してない部分が当接するより以前に、第5図
に示すように、後方に移動させた回転体26の後
端面でスライダ19を後方に移動させ、後方に移
動された操作用ワイヤ14を経て、突出して膨ら
んだバスケツト15を充分に閉じ、その際、砕石
突起16にて砕石を行うことができる長さ(にお
ける最小値に近い値)に設定されている。
る回転体26は、第3図に示すように回転体26
を最も前方位置まで移動させた状態においてはス
ライダ19を前方を押し出すことによつて、スラ
イダ19の前端がねじ体24あるいは回転体26
の後端面に当接するより後方位置でバスケツト1
5は突出して屈曲部22,22で屈曲して充分開
くことができる状態にすることができると共に、
回転体26を回転して後方に移動させて雌ねじが
形成してない部分が当接するより以前に、第5図
に示すように、後方に移動させた回転体26の後
端面でスライダ19を後方に移動させ、後方に移
動された操作用ワイヤ14を経て、突出して膨ら
んだバスケツト15を充分に閉じ、その際、砕石
突起16にて砕石を行うことができる長さ(にお
ける最小値に近い値)に設定されている。
このように構成された本発明の第1実施例の動
作を以下に説明する。
作を以下に説明する。
図示しない軟性内視鏡等のチヤンネル内を介し
て体腔内に挿入し、該チヤンネルから突出させて
例えば十二指腸乳頭から胆管内に挿入する。しか
してスライダ19を押し出して操作用ワイヤ14
を前方に移動させ、シース12の先端側からバス
ケツト15を形成する各弾性ワイヤ20を突き出
す。突き出された各弾性ワイヤ20は、第3図に
示すようにそれぞれ屈曲部22,22で屈曲して
かご状に膨らみ、隣り合う弾性ワイヤ20,20
の間から結石を取り込み得る状態にできる。そこ
で、隣り合う任意の弾性ワイヤ20,20の間か
ら結石を取り込み、手元側のスライダ19を手元
側にスライド移動させることによつて、操作用ワ
イヤ14も牽引され、バスケツト15は縮小し、
結石を把持した状態となる。
て体腔内に挿入し、該チヤンネルから突出させて
例えば十二指腸乳頭から胆管内に挿入する。しか
してスライダ19を押し出して操作用ワイヤ14
を前方に移動させ、シース12の先端側からバス
ケツト15を形成する各弾性ワイヤ20を突き出
す。突き出された各弾性ワイヤ20は、第3図に
示すようにそれぞれ屈曲部22,22で屈曲して
かご状に膨らみ、隣り合う弾性ワイヤ20,20
の間から結石を取り込み得る状態にできる。そこ
で、隣り合う任意の弾性ワイヤ20,20の間か
ら結石を取り込み、手元側のスライダ19を手元
側にスライド移動させることによつて、操作用ワ
イヤ14も牽引され、バスケツト15は縮小し、
結石を把持した状態となる。
しかして、上記結石の大きさが体腔内の十二指
腸乳頭の切開開口部から取り出せない程大きい場
合には、スライダ19を軽く引いた状態で、回転
体26を回転して該回転体を後方に移動させる。
すると回転体26がスライダ19に当接するが、
その状態になつた後、さらに回転体26を回転さ
れると、回転体26に押圧されて、共にスライダ
19が手元(後方)側に移動する。従つて、バス
ケツト15内の結石は該バスケツト15で次第に
強く把握され、且つ砕石突起16に当たり、回転
体26の回転操作で第5図に示すように(徐々
に)砕石されることになる 砕石された結石の破片(第5図参照)は、バス
ケツト15を開いて内側に収納し、体腔内から除
去することができる。
腸乳頭の切開開口部から取り出せない程大きい場
合には、スライダ19を軽く引いた状態で、回転
体26を回転して該回転体を後方に移動させる。
すると回転体26がスライダ19に当接するが、
その状態になつた後、さらに回転体26を回転さ
れると、回転体26に押圧されて、共にスライダ
19が手元(後方)側に移動する。従つて、バス
ケツト15内の結石は該バスケツト15で次第に
強く把握され、且つ砕石突起16に当たり、回転
体26の回転操作で第5図に示すように(徐々
に)砕石されることになる 砕石された結石の破片(第5図参照)は、バス
ケツト15を開いて内側に収納し、体腔内から除
去することができる。
このように動作する第1実施例によれば、結石
を破砕する際、回転体26を回転させることによ
つてスライダ19を少しずつ移動させることがで
きるので、結石を破砕した瞬間においても、スラ
イダ19には大きな力が加わらないため、破砕し
た結石が飛び散ることを充分に防止できるし、バ
スケツト15が勢いよく揺動されたりすること等
が防止できるので、周囲の体腔壁が損傷されるこ
とを有効に防止できる。
を破砕する際、回転体26を回転させることによ
つてスライダ19を少しずつ移動させることがで
きるので、結石を破砕した瞬間においても、スラ
イダ19には大きな力が加わらないため、破砕し
た結石が飛び散ることを充分に防止できるし、バ
スケツト15が勢いよく揺動されたりすること等
が防止できるので、周囲の体腔壁が損傷されるこ
とを有効に防止できる。
第6図及び第7図は本発明の第2実施例を示
す。
す。
この実施例は、2つの回転体31,32が形成
されたものである。
されたものである。
即ち、ねじ体24の外周に形成したねじ部に螺
合するねじ孔(前端側の一部には形成されてな
い。)を形成した第1の回転体31における例え
ば後端側に近い外周にねじ部を形成し、該ねじ部
に螺合するねじ孔33を設けた第2の回転体33
が取付けてある。
合するねじ孔(前端側の一部には形成されてな
い。)を形成した第1の回転体31における例え
ば後端側に近い外周にねじ部を形成し、該ねじ部
に螺合するねじ孔33を設けた第2の回転体33
が取付けてある。
上記第1の回転体31を回転することによつ
て、その回転の向きに応じて該回転体31は前後
に動き、又、第2の回転体32を回転することに
よつて該第2の回転体32もさらに前後に移動で
きるようになつている。
て、その回転の向きに応じて該回転体31は前後
に動き、又、第2の回転体32を回転することに
よつて該第2の回転体32もさらに前後に移動で
きるようになつている。
つまり、第1及び第2の回転体31,32を一
方に回転した場合には第6図に示すように、ねじ
体24の外周に第1及び第2の回転体31,32
がそれらの後端が略一致する状態に重ねさせるこ
とができ、この状態から第1及び第2の回転体を
逆方向に回転することによつて、第7図に示すよ
うに、第1の回転体31の後端側をねじ体24の
後端面より後方に移動でき、且つ第2のねじ体3
2の後端側をさらに第1の回転体31の後端面よ
り後方に移動できるようになつている。
方に回転した場合には第6図に示すように、ねじ
体24の外周に第1及び第2の回転体31,32
がそれらの後端が略一致する状態に重ねさせるこ
とができ、この状態から第1及び第2の回転体を
逆方向に回転することによつて、第7図に示すよ
うに、第1の回転体31の後端側をねじ体24の
後端面より後方に移動でき、且つ第2のねじ体3
2の後端側をさらに第1の回転体31の後端面よ
り後方に移動できるようになつている。
従つて、結石を破砕する場合には、第1及び第
2の回転体31,32を回転して後方に移動させ
ることによつて、スライダ19の前端に第2の回
転体32の後端面を当接させ、さらに第2の回転
体32を回転することによつて、第1実施例のよ
うにスライダ19を後方に移動させ、結石を破砕
できるようになつている。
2の回転体31,32を回転して後方に移動させ
ることによつて、スライダ19の前端に第2の回
転体32の後端面を当接させ、さらに第2の回転
体32を回転することによつて、第1実施例のよ
うにスライダ19を後方に移動させ、結石を破砕
できるようになつている。
その他は上記第1実施例と同様である。
この実施例の作用効果は上記第1実施例と略同
様である。さらに上記第1実施例に比べ、第1及
び第2の回転体31,32を設けてあるので、そ
の移動量を大きくできるようになつている特徴を
有する。
様である。さらに上記第1実施例に比べ、第1及
び第2の回転体31,32を設けてあるので、そ
の移動量を大きくできるようになつている特徴を
有する。
第8図及び第9図は本発明の第3実施例を示
す。この実施例においては、第1実施例における
スライダ19を二重構造のスライダ41,42に
したものである。
す。この実施例においては、第1実施例における
スライダ19を二重構造のスライダ41,42に
したものである。
即ち、後端外周にフランジが形成された内スラ
イダ41は外周が円状であつて、この外周に前端
にフランジが形成された該スライダ42がスライ
ド可能に外嵌されている。
イダ41は外周が円状であつて、この外周に前端
にフランジが形成された該スライダ42がスライ
ド可能に外嵌されている。
上記外スライダ42には螺旋状の溝43が形成
されて、該溝43には内スライダ41に突設され
たピン44が収納されている。
されて、該溝43には内スライダ41に突設され
たピン44が収納されている。
上記溝43の両側部における後方側の側部には
ピン44係止用の凹部が多数形成され、この位置
にピン44が収納されると、該凹部側壁にピン4
4が当接して係止状態になり、一体化して両スラ
イダ41,42が後方に移動される係止手段が形
成されている。しかして、この状態ではスライダ
42のみだけではスライダ41の外周上に後方に
移動できないで、共に移動するようにしてある。
一方、この状態から第9図の矢符Aで示すように
スライダ42を回転しながらスライダ41に対
し、スライダ42を前方に移動できるようになつ
ている。
ピン44係止用の凹部が多数形成され、この位置
にピン44が収納されると、該凹部側壁にピン4
4が当接して係止状態になり、一体化して両スラ
イダ41,42が後方に移動される係止手段が形
成されている。しかして、この状態ではスライダ
42のみだけではスライダ41の外周上に後方に
移動できないで、共に移動するようにしてある。
一方、この状態から第9図の矢符Aで示すように
スライダ42を回転しながらスライダ41に対
し、スライダ42を前方に移動できるようになつ
ている。
従つて、広げたバスケツト15(第3図参照)
を閉じて破砕する場合、広げて結石を収容した状
態でのスライダが第8図又は第9図に示す状態で
ある場合、回転体26を何回か空転に等しい回転
をすることなく、スライダ42を矢符A方向に回
転しながら前方に移動させて一点鎖線で示すよう
にスライダ42の前端が回転体26の後端面に当
接する状態に設定し、その後に回転体26を回転
すれば、回転体26の回転と共にスライダ42及
び41を後方に移動できるようになつている。
尚、回転体26は矢符Aと逆の方向に回転するこ
とによつて、回転体26を後方に移動できるにな
つており、スライダ19に当接して後方に移動さ
せる場合、上記係止手段の係合状態が解除されな
いようになつている。
を閉じて破砕する場合、広げて結石を収容した状
態でのスライダが第8図又は第9図に示す状態で
ある場合、回転体26を何回か空転に等しい回転
をすることなく、スライダ42を矢符A方向に回
転しながら前方に移動させて一点鎖線で示すよう
にスライダ42の前端が回転体26の後端面に当
接する状態に設定し、その後に回転体26を回転
すれば、回転体26の回転と共にスライダ42及
び41を後方に移動できるようになつている。
尚、回転体26は矢符Aと逆の方向に回転するこ
とによつて、回転体26を後方に移動できるにな
つており、スライダ19に当接して後方に移動さ
せる場合、上記係止手段の係合状態が解除されな
いようになつている。
又、外スライダ42を矢符A方向に回しながら
後方に移動させることによつて、内スライダ41
外周に重ねることができるようになつている。
後方に移動させることによつて、内スライダ41
外周に重ねることができるようになつている。
その他の構成は上記第1実施例と同様である。
この実施例によれば、破砕の際回転体26の後端
面がスライダ42の前端に当接するまで何回が空
転させなければならないことをわずかの回転(回
動)操作によつて解消してあり、操作性の向上を
実現している。又、短時間で迅速に行えるので、
患者への苦痛が軽減される。
この実施例によれば、破砕の際回転体26の後端
面がスライダ42の前端に当接するまで何回が空
転させなければならないことをわずかの回転(回
動)操作によつて解消してあり、操作性の向上を
実現している。又、短時間で迅速に行えるので、
患者への苦痛が軽減される。
尚、この実施例ではスライダ側の二重構造にし
てあるが、例えば第3図に示す回転体26側を二
重構造にしても殆んど同様に実現できる。
てあるが、例えば第3図に示す回転体26側を二
重構造にしても殆んど同様に実現できる。
尚、本発明はバスケツト15が上述した形状の
ものに限定されるものでなく、例えば弾性ワイヤ
20の内側に破砕用突起を形成したものに適用で
きることは明らかである。又、シース12の先端
に破砕用の突起16が形成されたものに限定され
るものではない。
ものに限定されるものでなく、例えば弾性ワイヤ
20の内側に破砕用突起を形成したものに適用で
きることは明らかである。又、シース12の先端
に破砕用の突起16が形成されたものに限定され
るものではない。
又、シース12が屈曲できる可撓性のものに限
定されるものでなく、先端側の一部のみで屈曲で
きるものであつても良いし、チヤンネル内を挿脱
しないで別体として用いる場合には硬性の部材で
形成することもできる。
定されるものでなく、先端側の一部のみで屈曲で
きるものであつても良いし、チヤンネル内を挿脱
しないで別体として用いる場合には硬性の部材で
形成することもできる。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、スライド可
能なスライダの前方に回転により、後方への移動
量を少くできる前後動可能な回転体が形成してあ
るので、結石を飛散させたり、バスケツト等を大
きく揺動させることなく結石を破砕できるので、
破砕の際に体腔壁を損傷することを防止できる。
能なスライダの前方に回転により、後方への移動
量を少くできる前後動可能な回転体が形成してあ
るので、結石を飛散させたり、バスケツト等を大
きく揺動させることなく結石を破砕できるので、
破砕の際に体腔壁を損傷することを防止できる。
第1図は従来例を示す断面図、第2図は他の従
来例を示す断面図、第3図ないし第5図は本発明
の第1実施例に係り、第3図は後端側に対し、先
端側を拡大して第1実施例の全体を示す断面図、
第4図は第3図の操作部本体側を示す一部切欠き
平面図、第5図は破砕する様子を示す断面図、第
6図及び第7図は本発明の第2実施例を示し、第
6図は操作部本体側を示す断面図、第7図は第6
図の状態における回転体を後方に移動した状態を
示す断面図、第8図及び第9図は本発明の第3実
施例を示し、第8図は操作部本体側を示す断面
図、第9図は第8図の平面図である。 11……破砕装置、12……シース、13……
操作部本体、14……操作用ワイヤ、15……バ
スケツト、16……砕石突起、17……先端部
材、19,41,42……スライダ、20……弾
性ワイヤ、22……屈曲部、24……ねじ体、2
6,31,32……回転体、43……溝、44…
…ピン。
来例を示す断面図、第3図ないし第5図は本発明
の第1実施例に係り、第3図は後端側に対し、先
端側を拡大して第1実施例の全体を示す断面図、
第4図は第3図の操作部本体側を示す一部切欠き
平面図、第5図は破砕する様子を示す断面図、第
6図及び第7図は本発明の第2実施例を示し、第
6図は操作部本体側を示す断面図、第7図は第6
図の状態における回転体を後方に移動した状態を
示す断面図、第8図及び第9図は本発明の第3実
施例を示し、第8図は操作部本体側を示す断面
図、第9図は第8図の平面図である。 11……破砕装置、12……シース、13……
操作部本体、14……操作用ワイヤ、15……バ
スケツト、16……砕石突起、17……先端部
材、19,41,42……スライダ、20……弾
性ワイヤ、22……屈曲部、24……ねじ体、2
6,31,32……回転体、43……溝、44…
…ピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中空シース内に挿通された操作ワイヤを介し
て後方手元側のスライダを進退移動させることに
よつて、シース先端からバスケツトを突没自在と
した結石用破砕装置において、 前記シースの後端に連設した操作部本体と、前
記操作ワイヤの後端部を固定して操作部本体の外
周を軸方向に進退スライドするスライダと、この
スライダの移動範囲以外である前方側位置の操作
部本体に設けたねじ部と、このねじ部に螺合する
ねじ孔を有して回転することで操作部本体の軸方
向前後に可動する回転体とを備え、前記回転体を
スライダに当接した状態でさらに回転させ徐々に
スライダをスライド可能にしたことを特徴とする
結石用破砕装置。 2 前記回転体は、ねじ部に螺合する第1の回転
体と該第1の回転体の外周に形成したねじ部に螺
合するねじ孔を形成した第2の回転体とから構成
されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の結石用破砕装置。 3 前記スライダは、外周にピンを突設した内側
スライダと、該内側スライダの外周に嵌合してス
ライド移動可能で、前記ピンを収容する螺旋状の
溝を形成した外側スライドとからなると共に、こ
れら両スライダに一体化して後方に移動可能とす
る係止手段を形成したことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の結石用破砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58106322A JPS59230545A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 結石用破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58106322A JPS59230545A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 結石用破砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59230545A JPS59230545A (ja) | 1984-12-25 |
JPH0559740B2 true JPH0559740B2 (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=14430691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58106322A Granted JPS59230545A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 結石用破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59230545A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62164445A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-21 | 住友ベークライト株式会社 | 外科手術用具 |
JPH0638804B2 (ja) * | 1992-04-16 | 1994-05-25 | 住友ベークライト株式会社 | 外科手術用具 |
CN106999193B (zh) * | 2015-03-25 | 2020-01-07 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜用处置器具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5767712U (ja) * | 1980-10-09 | 1982-04-23 |
-
1983
- 1983-06-14 JP JP58106322A patent/JPS59230545A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59230545A (ja) | 1984-12-25 |
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