JPH0731587A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH0731587A
JPH0731587A JP5181504A JP18150493A JPH0731587A JP H0731587 A JPH0731587 A JP H0731587A JP 5181504 A JP5181504 A JP 5181504A JP 18150493 A JP18150493 A JP 18150493A JP H0731587 A JPH0731587 A JP H0731587A
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Yutaka Yanuma
豊 矢沼
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スライダに強い操作力が加えられても外れたり
破損しない操作部を有する内視鏡用処置具を提供する。 【構成】可撓管12の基端部にワイヤ25を進退操作す
る操作部14を設けた内視鏡用処置具において、操作部
は、本体16に対して摺動自在な操作用スライダ20
と、スライダの内腔21に嵌め込まれ、ワイヤ25の後
端を連結した押え部材24とを具備し、押え部材24
は、その先端側部位に弾性変形することによりスライダ
の内腔に通過可能で内腔21へスライダ20の後端側か
ら所定の深さまで押え部材を差し込んだときスライダ2
0に係止する弾性突起部30を設け、押え部材の後端部
位には内腔へ所定の深さまで押え部材を差し込んだとき
スライダに突き当る突起部32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の処置用チャン
ネルを通じて体腔内に導入されて使用される内視鏡用処
置具に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平3−75707号公報には、従来
の内視鏡用処置具の一例としての鉗子が知られる。とこ
ろで、この鉗子の操作部は、図9で示すように構成され
ている。すなわち、これは、可撓性シース1の基端に設
けられる操作部本体2を有しており、操作部本体2の外
周にはスライダ3が摺動自在に取り付けられている。
【0003】可撓性シース1の先端には開閉自在な処置
作用部4が設けられており、この処置作用部4は前記可
撓性シース1の内部に挿入された操作ワイヤ5の先端に
連結されている。操作ワイヤ5の手元側端は後述する連
結構造により前記スライダ3に連結されていて、そのス
ライダ3を移動することにより操作ワイヤ5を進退して
シース1の先端にある処置作用部4を開閉操作するよう
になっている。
【0004】ところで、スライダ3に対する操作ワイヤ
5の連結構造は次のようなものである。すなわち、前記
操作ワイヤ5の手元側基端に取着した止め部材6を押え
板7の中に嵌込み収納させる。前記押え板7はスライダ
3の孔部に嵌入される。さらに、押え板7はスライダ3
の前端壁3aと係合する先端突起部8と、弾性変形して
スライダ3の孔部に嵌入され、スライダ3の後端壁3b
に係合する弾性突起部9を有する。そして、この押え板
7をスライダ3の孔部に取り付ける場合には、前端側か
ら差し込み、弾性突起部9が突き抜けて後端壁3bに達
して弾性的に拡がり、その後端壁3bに係合させること
により取着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の押え板7の
取付け構造では、操作ワイヤ5を前進させて処置作用部
4を開くために操作部本体2に対してスライダ3を前方
へ押し出す場合には、スライダ3の前端壁3aに押え板
7の先端突起部8が係合するので、大きな力でスライダ
3を前方へ押しても外れるなどの問題は起きない。
【0006】しかし、スライダ3を後方へ引き、処置作
用部4を閉じる場合には、スライダ3の後端壁3bと、
押え板7の弾性突起部9との係合となる。このとき、特
に大きな力でスライダ3が後方へ引かれると、弾性突起
部9それ自体が弾性を有するために変形して、スライダ
3から押え板7が外れてしまい、大きな力で処置作用部
4を閉じることができないという不便なことがある。
【0007】通常、この種の内視鏡用鉗子では、処置作
用部4を開く場合は大きな力を必要とせず、体腔内の組
織や異物を把持するとき、つまり、処置作用部4を閉じ
るときに大きな力を必要とするため、後者の場合におい
ては、前述した構造の押え板7では、強度が不足しやす
いという問題があった。
【0008】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、スライダに強い操作力が
加えられても外れたり破損したりすることのない操作部
を有した内視鏡用処置具を提供することにある。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明は、内視鏡の処置
具挿通用チャンネルを通じて体腔内に導入されるべき可
撓管部と、この可撓管部の先端部分に設けられた処置作
用部と、前記可撓管部内へ進退自在に挿通され進退する
ことにより前記処置作用部を作動させる作動ワイヤと、
前記可撓管部の基端部に設けられ前記作動ワイヤを進退
操作する操作部とを有する内視鏡用処置具において、前
記操作部は、前記可撓管部の基端が接続される本体と、
この本体に対して摺動自在な操作用スライダと、この操
作用スライダに設けられた内腔に嵌め込まれ前記作動ワ
イヤの後端を連結した押え部材とを具備し、前記押え部
材は、その先端側部位に弾性変形することにより前記ス
ライダの内腔に通過可能でその内腔へスライダの後端側
から所定の深さまで押え部材を差し込んだとき前記スラ
イダに係止する弾性突起部を設け、前記押え部材の後端
部位には前記内腔へ所定の深さまで押え部材を差し込ん
だとき前記スライダに突き当る突起部を設けてなるもの
である。これによれば、スライダに強い操作力が加えら
れても、押え部材が外れたり破損したりすることがな
い。
【0010】
【実施例】図1ないし図8は本発明の第1の実施例とし
ての生検鉗子11を示すものである。図1は生検鉗子1
1の全体的な構成を示している。この生検鉗子11は、
図示しない内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通され
る、コイル等から形成される細長な可撓管12から成る
挿入部13と、この挿入部13の手元側端に連結される
操作部14とを有する。可撓管12の先端には、処置作
用部10として後述する2つのカップ部材15が開閉自
在な状態で取り付けられている。
【0011】操作部14の本体16はその先端に可撓管
12の後端を取着固定しており、本体16の後端には術
者の手の親指を差し入れる指掛けリング17を設けてい
る。本体16の中間部には、すり割り溝18が形成され
ており、この中間部分に対して前記スライダ20が摺動
自在に装着される。スライダ20は筒状体からなり、そ
の中間部外周には術者の手の人差し指と中指を挟んで掛
ける指掛け用周回溝22を形成している。このスライダ
20は、本体16の外表面23に摺接して前後方向に案
内されるようになっている。
【0012】また、スライダ20の内腔21には、前記
すり割り溝18に対応した厚さの偏平な部材からなる押
え部材24が嵌め込まれている。この押え部材24は前
記すり割り溝18に軽く挟まれた状態で、本体19の長
手方向に沿ってスライドする。押え部材24には後述す
る作動ワイヤ25の後端に取着された止め部材26を嵌
め込んでそれを係着する中央部隙間27を形成してい
る。
【0013】前記押え部材24における、中央部隙間2
7より先端側部分は、その中央部隙間27に連続する切
欠き28を形成することにより上下に分かれた一対の弾
性片部29を形成している。各弾性片部29の先端はそ
れぞれ外方に向かう弾性突起部30を形成している。こ
の各弾性突起部30はその押え部材24の弾性力によっ
て外方へ付勢されており、スライダ20の内腔21を突
き抜けたとき、その位置でスライダ20の前端壁からな
る先端側係止端面31と係合する。
【0014】前記押え部材24における後端部の上下端
にはそれぞれ外方に向かう突起部32が形成されてい
る。この突起部32は非変形なものであり、押え部材2
4をスライダ20の内腔21に後方から前方へ差し込ん
だときの最終位置において、その位置でスライダ20の
後端壁からなる後端側係止端面33に突き当たり係合す
る。
【0015】そして、作動ワイヤ25を操作部14に連
結する手順を説明する。まず、中央部隙間27を中心と
して押え部材24の各弾性片部29を上下に拡げ、押え
部材24の中央部隙間27を開ける。この開いた押え部
材24の中央部隙間27に、作動ワイヤ25の止め部材
26を嵌め込む。ここで、拡げる力を解除すれば、押え
部材24の拡がりがなくなり、中央部隙間27に止め部
材26を嵌め込み掛止することができる。これにより押
え部材24に作動ワイヤ25を連結することができる。
【0016】次に、押え部材24をスライダ20に装着
する。スライダ20の内腔21に後方から押え部材24
の前端部分を差し込む。前述したように押え部材24の
前端部分は中央部隙間27に連続する切欠き28を形成
することにより弾性的に収縮させることができるため、
外方に向かう弾性片部29を弾性的に押し曲げることが
でき、弾性突起部30は通過可能である。スライダ20
の内腔21を弾性突起部30が突き抜け通過後、その弾
性突起部30は外へ拡がり復帰し、スライダ20の先端
側係止端面31と係合する。このとき、押え部材24の
突起部32は、その位置でスライダ20の後端側係止端
面33に突き当たり係合する。これによりスライダ20
に押え部材24を装着することができる。なお、逆の手
順で取り外すことができる。
【0017】一方、可撓管12の先端には処置作用部が
設けられているが、この処置作用部は、次のように構成
されている。可撓管12の先端に取着される筒状の支持
部材50はその先端部分にスリット51を形成し、左右
の支持アーム52を形成する。このスリット51では前
記各カップ部材15のそれぞれのアーム部53を交差さ
せ、この交差部にはカップ軸54を貫通する。カップ軸
54の両端は対応する支持アーム52に形成した軸孔5
5に差し込んでかしめ付けることにより固定してある。
【0018】各カップ部材15の後端にはそれぞれリン
ク部材56の一端が枢着され、リンク部材56の他端
は、後述する連結部材57の先端に枢着される。連結部
材57の後端には作動ワイヤ25の先端が取り付けられ
ている。この作動ワイヤ25は、前記可撓管12内に進
退自在に挿通され、操作部14に導かれる。そして、前
述したように、スライダ20の内腔21に嵌め込まれた
押え部材24の中央部隙間27に止め部材26を介して
係着している。
【0019】また、カップ部材15のアーム部53の間
には、図4で示すような指標または穿刺用の針部材60
の基部61が挟み込まれている。針部材60の基部61
にはカップ軸54を貫通する軸孔55が形成されてい
る。針部材60における基部61と先端針部62との中
間部には支持部材50の先端壁部に形成した凹部63と
係合する突起64が切り起こして形成してある。この実
施例での突起64は針部材60の母材と一体に作られて
いる。
【0020】そして、図5で示すように、針部材60の
突起64が支持部材50に形成した凹部63に掛止して
いるので、カップ部材15を開閉する際、針部材60が
カップ部材15のアーム部53やカップ軸54と一緒に
回動することが防止されるため、針部材60による指標
が狂わない。突起64は針部材60たる母材と一体であ
るので、別部品を取り付ける場合より安価であり、ま
た、その強度も大きい。
【0021】また、前記連結部材57は図6で示すよう
にパイプ部材65を素材としてなり、そのパイプ部材6
5の先端部分を押し潰して平坦部66を作り、この平坦
部66に孔67を開け、これを利用して前記リンク部材
56の後端を枢着する。この連結部材57はパイプを押
し潰して作っているので、例えば丸棒を削り出して作る
場合より安価である。
【0022】なお、図7は図3における矢視Aから見た
図を示し、図8は同じく図3のB−B線に沿う断面を示
す。一対のカップ部材15が互いに噛み合ったとき、そ
の部材の寸法のバラツキ等により、図7に示すようなズ
レが生じる。そこで、図7の斜線部で示された部分75
をヤスリ等で削ることにより前記ズレをなくす。また、
図8に示すようにカップ部材15のアーム部53は支持
部材50外周面より出っ張るが、このときは、図8での
斜線で示されるような突出部分76が生じる。この突出
部分76もヤスリ等で削り落とす。必要ならば、リンク
部材56も同様に処置する。また、ヤスリ等で削った
後、処置作用部4の外表面全体をバフ等により、滑らか
に仕上げる。このようにカップ部材15のズレによる突
出部分はヤスリで削り落とされ、カップ部材15のアー
ム部53の支持部材50の外表面からの突出部分もヤス
リで削り落とされ、さらに、処置作用部10の外表面全
体がバフで滑らかに仕上げられているので、この処置作
用部10を内視鏡の処置具挿通用チャンネルに通したと
き、処置用チャンネル内腔の壁面に傷を付けることがな
い。
【0023】ところで、前記構成の内視鏡用処置具の処
置作用部10を操作する場合、操作部14のスライダ2
0を前進させると、押え部材24を介して作動ワイヤ2
5が前進し、連結部材57とリンク部材56を介して、
カップ部材15が、そのカップ軸54を中心にして開
く。また、スライダ20を後退させると、押え部材24
を介して作動ワイヤ25が後退し、連結部材57とリン
ク部材56を介して、カップ部材15が閉じられる。
【0024】スライダ20を後退させるとき、つまり、
カップ部材15を閉じるときには、スライダ20の後端
壁からなる係止端面33に弾性変形しない後端側の突起
部32が係合するので、かなり大きな力でスライダ20
を後退させても、その係合が外れることがなく、したが
って、カップ部材15を閉じるとき、十分に大きな力を
その処置作用部10に伝えることができる。
【0025】図10ないし図13は本発明の第2の実施
例に係る細胞採取用鉗子71を示す。図10はその細胞
採取用鉗子71の先端処置部近傍の構成を示しており、
図11は同じくその鉗子のカップを開いた状態を示す。
この細胞採取用鉗子71の概略的な全体構成は図12で
示すようになっている。
【0026】図12に示すように、細胞採取用鉗子71
は、細長で内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿入可能
な可撓性の挿入部72と、この挿入部72の基端に連設
された操作部73とを備えて構成されている。挿入部7
2は例えばコイルシース72aで構成され可撓性を有す
るシース部74と、このシース部74の先端に設けられ
て組織等の採取を行う処置作用部75とから構成されて
いる。なお、コイルシース72aはその外周が液密用チ
ューブ76で被覆されている。このシース部74内は後
述する送液口金78に連通する。
【0027】処置作用部75の操作を行うための操作部
73は筒状の操作部本体77を有してなり、この操作部
本体77にはX線による確認のために注入する液状の造
影剤などを送液するための送液口金78が形成されてい
る。なお、この操作部77の構成は前述した実施例のも
のと同様な構成になっている。
【0028】前記操作部本体77の手元側部分には操作
部73を把持して処置作用部75を操作するためのスラ
イダ79が設けられ、このスライダ79は操作部本体7
7に対して前後方向に進退自在に設けられている。
【0029】次に、図10及び図11を参照して処置作
用部75の構成を詳細に説明する。この処置作用部75
は先端部本体である先端チップ80が設けられており、
この先端チップ80はシース部74の先端側に固着され
ている。先端チップ80の先端部分には第1のカップ8
1が固定的に設けられており、この固定的な第1のカッ
プ81の基端アーム部は前記先端チップ80に連設して
いる。第1のカップ81の基端アーム部には第2のカッ
プ82の基部アーム部83を軸支する軸84が設けられ
ている。
【0030】一方、シース部74には、処置作用部75
へ操作駆動力を伝達するための操作ワイヤ85が挿通さ
れており、操作ワイヤ85の先端は作動部材86に連結
している。この作動部材86は、先端チップ80に設け
られた孔87内に進退自在に配設されており、この作動
部材86の先端部分には軸ピン88を有している。この
軸88には連結リンク89の一端が回転自在に軸支され
ている。連結リンク89の他端は第2のカップ82の基
部アーム83に軸ピン91を介して回動自在に連結され
ている。
【0031】また、作動部材86の外径は、先端チップ
80の内径あるいはコイルシース72aの内径より約2
mm以上細くなっており、また、作動部材86はその先端
部分が、先端チップ80に一体的に設けられた蓋部材9
0の内面に沿って、先端チップ80内を進退自在であ
る。さらに、造影剤などを先端チップ80を通して送液
できるように構成されている。
【0032】前記送液口金78は、図13に示すように
構成されている。シース部74側は前述したようにコイ
ルシース72a、チューブ76と接続されており、操作
ワイヤ85が挿通している。送液口金78の手元側は操
作部本体78にねじ部91で噛合して接続されている。
この噛合した部分の後端部、すなわち、送液口金部78
の後端と操作部本体77の内部の凹部との間には、Oリ
ング92が設けられている。また、この部分を貫通する
操作ワイヤ85の外周には、作動パイプ93が被覆固定
されており、この作動パイプ93がOリング92内を摺
動可能に設けられている。そして、図示しないが、操作
ワイヤ85及び作動パイプ93の後端側は前記スライダ
79に固着されている。また、Oリング92の後端側の
操作部本体77には、シリコンオイルなどの潤滑剤を注
入できるように孔94が設けられている。
【0033】次に、この第2の実施例の作用について説
明する。挿入部72を経内視鏡的に導入して胆管や膵管
内に挿入し、スライダ79を操作することにより、操作
ワイヤ85が前方に進行して作動部材86および軸ピン
88が前方に変位し、連結リンク89を介して第2のカ
ップ82の基部アーム部83を変位させ、その第2のカ
ップ82を開く。この際、図11に示すように作動部材
86が先端チップ80の蓋部材90の内面に沿って前方
に進行することで、その作動部材86の外径が先端チッ
プ80の孔87に対して小さくなっているが、斜めに振
られることなく進行し、第2のカップ82が確実に開く
ことで、組織を確実につかむことができる。
【0034】この実施例によれば、連結リンク89を軸
支している軸ピン88が鉗子の中心軸からずれないよう
に、作動部材86が前方へ進行するため、狭い管腔内に
おいても組織を確実に採取でき、検査の確実性が増す。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、操作部
の本体に対して摺動自在な操作用スライダに設けられた
内腔に嵌め込まれ、作動ワイヤの後端を連結した押え部
材が、その先端側部位に弾性変形することにより前記ス
ライダの内腔に通過可能でその内腔へスライダの後端側
から所定の深さまで押え部材を差し込んだとき前記スラ
イダに係止する弾性突起部を設け、前記押え部材の後端
部位には前記内腔へ所定の深さまで押え部材を差し込ん
だとき前記スライダに突き当る突起部を設けてなるか
ら、処置作用部を閉じるときに大きな力でスライダを後
方に引いても、押え部材がスライダから外れることがな
く、十分に大きな力を処置作用部へ伝えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての生検鉗子の全体
的な構成を示す説明図。
【図2】前記生検鉗子の先端部の平面断面図。
【図3】前記生検鉗子の先端部の側面断面図。
【図4】前記生検鉗子の処置作用部に設けた針部材の斜
視図。
【図5】前記生検鉗子の処置作用部の斜視図。
【図6】前記生検鉗子の処置作用部に設ける連結部材の
斜視図。
【図7】図3における矢視Aから見た図。
【図8】図3におけるB−B矢視線に沿う断面図。
【図9】従来の生検鉗子の全体的な構成を示す説明図。
【図10】本発明の第2の実施例としての生検鉗子の先
端部の断面図。
【図11】同じく本発明の第2の実施例としての生検鉗
子の先端部の断面図。
【図12】同じく本発明の第2の実施例の生検鉗子全体
の斜視図。
【図13】同じく本発明の第2の実施例の生検鉗子の手
元部の断面。
【符号の説明】
10…処置作用部、11…生検鉗子、12…可撓管、1
3…挿入部、14…操作部、15…カップ部材、16…
本体、18…すり割り溝、20…スライダ、21…内
腔、24…押え部材、25…作動ワイヤ、26…止め部
材、27…中央部隙間、28…切欠き、29…弾性片
部、30…弾性突起部、31…先端側係止端面、32…
突起部、77…操作部本体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の処置具挿通用チャンネルを通
    じて体腔内に導入されるべき可撓管部と、この可撓管部
    の先端部分に設けられた処置作用部と、前記可撓管部内
    へ進退自在に挿通され進退することにより前記処置作用
    部を作動させる作動ワイヤと、前記可撓管部の基端部に
    設けられ前記作動ワイヤを進退操作する操作部とを有す
    る内視鏡用処置具において、 前記操作部は、前記可撓管部の基端が接続される本体
    と、この本体に対して摺動自在な操作用スライダと、こ
    の操作用スライダに設けられた内腔に嵌め込まれ前記作
    動ワイヤの後端を連結した押え部材とを具備し、前記押
    え部材は、その先端側部位に弾性変形することにより前
    記スライダの内腔に通過可能でその内腔へスライダの後
    端側から所定の深さまで押え部材を差し込んだとき前記
    スライダに係止する弾性突起部を設け、前記押え部材の
    後端部位には前記内腔へ所定の深さまで押え部材を差し
    込んだとき前記スライダに突き当る突起部を設けてなる
    ことを特徴とする内視鏡用処置具。
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