JP4481025B2 - 採取組織取出具および生検鉗子 - Google Patents

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Description

この発明は、体内から組織標本を採取するための採取組織取出具および生検鉗子に関する。
従来の内視鏡用鉗子としては、例えば特許文献1に開示された生検鉗子がある。この生検鉗子は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通された状態で使用され、手元での遠隔操作により作動するリンク機構によって開閉駆動される1対の鉗子カップを先端部に有する。この生検鉗子は、鉗子カップ内に組織を捕獲して採取する。組織採取後は、鉗子カップ内に収容された組織を針などで掻き出して取り出して標本とし、その標本について病理診断を行なう。
特開平11−76244号公報
上記特許文献1に開示された従来の内視鏡用鉗子では、組織採取後に組織を鉗子カップから取り出す際に、組織が鉗子カップの内面に貼り付いて取り出し難いことがある。このため、組織を鉗子カップから取り出す際に、例えば針などを用いて掻き出すことが必要な場合がある。
この発明は前述した課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、鉗子カップで組織を採取した後、組織を鉗子カップから取り出す際に、組織を取り出し易くした採取組織取出具および生検鉗子を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の、前記生検カップから採取組織を取り出す採取組織取出具は、体内に挿入される細長い挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、少なくとも一方が開閉可能で、生体組織を採取可能な1対のカップ本体を備え、前記カップ本体の内部に連通する孔を有する生検カップと、前記生検カップを手元からの遠隔操作によって開閉駆動可能なリンク機構とを具備する生検鉗子と組み合わせて使用される。この採取組織取出具は、前記生検鉗子の前記挿入部の先端部にセットされた状態で前記カップ本体を開駆動させたときに前記カップ本体の孔から前記カップ本体の内部に進入して、採取組織を前記カップ本体から剥離させる突起部を有する。
このように構成することにより、生検鉗子で内視鏡的に組織の採取を行なった後、採取組織を生検カップから取り出す際に、生検カップの開口から進入した突起部が生検カップから組織を剥離させるので、採取組織を生検カップから容易に取り出すことができる。
また、好ましくは、採取組織取出具は、前記生検鉗子の前記挿入部が挿通される通孔を有する本体部と、この本体部に互いに対して所定の間隔に配置され、先端部に前記突出部が設けられた1対の腕部とを備えている。
このように構成することにより、生検鉗子の挿入部に沿って摺動可能で、腕部の間の所定の位置に生検カップを配置することができる。このため、生検カップの開口に突起部が進入される位置を容易に規定することができる。
また、好ましくは、前記突起部は、前記採取組織取出具の中心軸に対してそれぞれ角度をもった1対の平面上に配され、前記1対の平面がなす角度は、前記生検鉗子の前記カップ本体が最大に開いた際の開き角度と同等もしくはそれよりも小さく形成されている。
このように構成することにより、生検カップで採取した組織を確実に取り外すことができる。
また、上記課題を解決するために本発明の生検鉗子は、体内に挿入される細長い挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、少なくとも一方が開閉可能で、生体組織を採取可能な1対のカップ本体を備え、前記カップ本体の内部に連通する孔を有する生検カップと、前記生検カップを手元からの遠隔操作によって開閉駆動可能なリンク機構と、前記挿入部に摺動可能に配設され、前記挿入部の先端部にセットされた状態で前記カップ本体を開駆動させたときに前記カップ本体の孔から前記カップ本体の内部に進入して、採取組織を前記カップ本体から剥離させる突起部を有する採取組織取出具とを備えている。
このように構成することにより、内視鏡的に組織採取を行った後、採取組織を生検カップから取り出す際に、生検カップの開口から進入した突起部が生検カップから組織を離すので、採取組織を生検カップから容易に取り出すことができる。
この発明によれば、鉗子カップで組織を採取した後、組織を鉗子カップから取り出す際に、組織を取り出し易くした採取組織取出具および生検鉗子を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
まず、第1の実施の形態について図1ないし図6を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る内視鏡用の生検鉗子10を示す。この生検鉗子10は、生体内に挿入される細長い挿入部としての可撓性シース12と、この可撓性シース12の先端部に設けられた処置部14と、可撓性シース12の基端部に設けられた操作部16とを備えている。可撓性シース12は、密巻コイルにより適度な可撓性を有するように筒状に形成されている。
操作部16は、後端部に指掛け用リング22を一体的に有する操作部本体24と、この操作部本体24の外周面をシース12の軸方向に沿って摺動可能に配設されたスライダ26とを備えている。操作部本体24の内部には、操作ワイヤ28が配設され、この操作ワイヤ28の後端部がスライダ26に固定されている。この操作ワイヤ28は、可撓性シース12の内部を通して処置部14に向かって延びている。
図2(A)に示すように、処置部14は、筒状の支持体32とパンタグラフ機構34と、鉗子カップ(生検カップ)の1対のカップ本体36a,36bとを備えている。カップ本体36a,36bは互いに同一形状を有する。
支持体32は、シース12の先端部に一体的に配設されている。支持体32の内部には、操作ワイヤ28の先端部に一体的に接続された連結部材38がシース12の軸に沿って移動可能に配設されている。
パンタグラフ機構34は、1対のリンク46a,46bと、これらリンク46a,46bを連結部材38の先端部で枢支する支軸48とを備えている。リンク46a,46bは、それぞれカップ本体36a,36bの後方延出腕42a,42bに支持ピン44a,44bにより嵌着されている。さらに、カップ本体36a,36bの後方延出腕42a,42bは、支持体32の先端部に配設された支軸50に互いに回動可能に支持されている。なお、支軸48は、支持体32に対する連結部材38の進退によって支持体32の内部を進退する。一方、支軸50は、支持体32に対して不動である。
図3(B)に示すようにカップ本体36a,36bは、採取した組織を収容する収容部52a,52bをそれぞれ備えている。カップ本体36a,36bの収容部52a,52bの底部には、組織を切り取る際にその組織が押し潰されることが防止されるように、それぞれ孔(開口)54a,54bが形成されている。
可撓性シース12の外周には、軸方向に進退可能(摺動可能)に採取組織取出具60が配設されている。図3(A)に示すように、採取組織取出具60は、可撓性シース12が挿通される通孔62を有する円筒部(本体部)64と、可撓性シース12を挟んで、円筒部64から前方に向かって延びる1対の腕部66a,66bとを備えている。腕部66a,66bは、互いに平行に通孔62の中心軸に対して所定の距離離間されている。
腕部66a,66bの先端部は、採取組織取出具60の中心軸に対して角度をもって形成された平面部68a,68bに形成されている。この平面部68a,68bには、その平面部68a,68bに対して鉛直方向に突出し、カップ本体36a,36bの孔54a,54bに挿入可能な大きさの突起部(凸部)72a,72bが設けられている。突起部72a,72bは、カップ本体36a,36bが開いたときに孔54a,54bの内部に進入されるように平面部68a,68bに形成されている。図2(B)に示すように、平面部68a,68bは、採取組織取出具60の中心軸に対してそれぞれ角度θ/2ずつ傾斜されている。角度θは、カップ本体36a,36bの開き角度θとほぼ同等かそれよりもやや小さく形成されている。このため、カップ本体36a,36bが開くと、それぞれ平面部68a,68bに確実に当接させることができるので、採取した組織を確実に取り外すことができる。
次に、図4を用いてこのような構造を有する生検鉗子10の作用について説明する。
生検鉗子10を図示しない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿入する。内視鏡で組織を観察しながら、生検鉗子10の処置部14を検査すべき組織に近づける。指掛け用リング22に親指を差し入れ、人差し指と中指とでスライダ26を挟んで指掛け用リング22に対してスライダ26を操作部本体24上で前進させる。
すると、操作ワイヤ28が可撓性シース12に対して前進してパンタグラフ機構34が作動する。このため、鉗子カップのカップ本体36a,36bが互いに対して開く。すなわち、操作ワイヤ28の前進により連結部材38が支持体32に対して前方に移動し、支軸48が前方に移動する。すると、支軸48,50の間隔が狭まりながらリンク46a,46bが支軸48を支点として回動する。さらに、支持ピン44a,44bを支点としてカップ本体36a,36bの後方延出腕42a,42bが回動する。このため、支軸50を支点としてカップ本体36a,36bが互いに対して開く。
次に、鉗子カップのカップ本体36a,36bが開いた状態で生検鉗子10を組織に押し付け、スライダ26を操作部本体24上で後退させる。すると、上述したカップ本体36a,36bを開くときの作用とは逆の作用によりカップ本体36a,36bが支軸50を支点として閉じる。このとき、組織76をカップ本体36a,36bの収容部52a,52bの内部に収容する。カップ本体36a,36bを完全に閉じたら、生検鉗子10を全体的に引っ張り、組織76の採取を完了する。その後、生検鉗子10を内視鏡のチャンネルから抜去する。
生検鉗子10を用いて採取した組織76は、次のようにして取り出す。図4(A)は、内視鏡の鉗子チャンネルから抜去した生検鉗子10を示す。図4(A)に示す状態から、図4(B)に示すように、採取組織取出具60の円筒部64を可撓性シース12上を前方に向けてスライドさせて、採取組織取出具60の円筒部64の先端を支持体32の基端に当接させる。
この状態で、図4(C)に示すように、カップ本体36a,36bを開く。カップ本体36a,36bは採取組織取出具60の平面部68a,68bに当接すると同時に、採取組織取出具60の突起部72a,72bがカップ本体36a,36bの孔54a,54bから収容部52a,52b内に進入される。このため、収容部52a,52b内の採取組織76が押し出される。すなわち、カップ本体36a,36b内の採取組織76が容易に取り出される。取り出した組織76は、濾紙片につけて例えばホルマリンなどの固定液に入れ、病理診断に回す。
以上説明したように、この実施の形態によれば以下の効果が得られる。
採取組織取出具60は、生検鉗子10の可撓性シース12の先端に位置決めされた状態でカップ本体36a,36bを開いた際に、カップ本体36a,36bの孔54a,54bからカップ本体36a,36b内に進入する突起部72a,72bを備えているので、カップ本体36a,36bの収容部52a,52bに採取された組織76を突起部72a,72bで押し出して容易に取り外すことができる。
なお、図3(B)に示すように、採取組織取出具60を支持体32に当接させた状態でカップ本体36a,36bを開いた際、支持体32から突出したパンタグラフ機構34の一部が腕部66a,66bの内壁に接触することを防止するように、腕部66a,66bは互いに離れている。その他、図5(A)および図5(B)に示すように、腕部66a,66bの互いに対向する面に、それぞれスリット66c,66dを形成し、カップ本体36a,36bを開いた際、支持体32から突出したパンタグラフ機構34を図5(B)および図6(B)に示すように、スリット66c,66d内に収容するようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態について図7ないし図9を用いて説明する。この実施の形態は、上述した第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の機能を有する部材は同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態の生検鉗子10では、第1の実施の形態で説明した採取組織取出具60の基端部の構成がこの実施の形態の採取組織取出具60aと異なる。図7および図8に示すように、この実施の形態の採取組織取出具60aの円筒部64の基端には、円盤状の蓋部64aが一体的に形成されている。
図8に示すように、採取組織取出具60aの蓋部64aは先端側(突起部72a,72b側)に後述する回収ビン84に嵌合する嵌合部64bを有する。通孔62内には、ゴム体62aが配設されている。このゴム体62aにはカップ本体36a,36bを含む処置部14が密着された状態で挿通可能なようにスリット62bが形成されている。
生検鉗子10を用いて組織を採取して、その生検鉗子10を内視鏡のチャンネルから抜去した後、採取組織取出具60aを前進させてゴム体62aを支持体32に当接させる。その状態で、図9(A)に示すように、処置部14および採取組織取出具60aを例えばホルマリンなどの固定液84aが充填された回収ビン84に入れ、蓋部64aの嵌合部64bを回収ビン84の開口部84bに嵌合させる。この状態で、図9(B)に示すようにカップ本体36a,36bを開くと、採取組織取出具60aの突起部72a,72bが孔54a,54bからカップ本体36a,36bの収容部52a,52b内に進入され、採取組織76が押し出される。その状態で、回収ビン84を軽く振れば、採取組織76が固定液84a中に落ちる。採取組織76が固定液84a中に落ちたら、カップ本体36a,36bを閉じ、生検鉗子10を採取組織取出具60aから引き抜く。回収ビン84内は、嵌合部64bおよびゴム体62aにより、密封される。採取組織76は、回収ビン84ごと病理検査に回す。これにより、採取組織を固定液中に容易に落とすことができるとともに、カップ本体36a,36b内から押し出された採取組織76を濾紙などに取り出す必要がない。
次に、第3の実施の形態について図10ないし図13を用いて説明する。この実施の形態は、上述した第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の機能を有する部材は同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図11に示すように、この実施の形態の生検鉗子10の処置部14は、片開き型に形成されている。処置部14は、カップ本体36bが支持体32に固定されて動かず、一方のカップ本体36aだけが他方のカップ本体36bに対して開閉するものである。
処置部14は、連結部材38に可動な支軸48で連結されたリンク88と、このリンク88に支軸89で連結された一方のカップ本体36aの後方延出腕42aとを支持体32の内部に備えている。後方延出腕42aは、支持体32の不動の支軸50に支持されている。他方のカップ本体36bは、支持体32の先端部で固定されている。
このため、操作ワイヤ28の進退によって、連結部材38が進退し、支軸48を支点としてリンク88が回動するとともに、後方延出腕42aが支軸50を支点として回動する。そうすると、一方のカップ本体36aが他方のカップ本体36bに対して開く。
図12(A)および図12(C)に示すように、採取組織取出具60bは以下の構成を有する。採取組織取出具60bは、円筒部64と、突起部72a,72bを有する1対の腕部66a,66bを含むコの字部材(U字部材)92とを備えている。円筒部64とコの字部材92とは、互いに分離されている。コの字部材92の腕部66aの基部には、案内溝94が形成されている。円筒部64の外面には、案内溝94内を移動可能に係合可能なピン96が形成されている。そして、案内溝94には、円筒部64に設けられたピン96が係合されている。このため、ピン96は、案内溝94に沿って移動する。したがって、図12(B)に示すように、コの字部材92は、円筒部64に対して傾動可能である。なお、腕部66aには、傾動時に円筒部64が当接されることを防止する逃部98が形成されている。
次に、図13を用いてこのような構造を有する生検鉗子10の作用について説明する。
生検鉗子10を操作して組織76を採取して、その生検鉗子10を内視鏡のチャンネルから抜去した後、図13(A)に示すように、採取組織取出具60bを前進させて円筒部64を支持体32の基端部に当接させる。この状態で、図13(B)に示すように、操作部16を操作して一方のカップ本体36aを他方のカップ本体36bに対して開く。採取組織取出具60bの平面部68aに一方のカップ本体36aが突き当たり、突起部72aが孔54aからカップ本体36aの収容部52a内に進入される。このため、採取した組織76が一方のカップ本体36aから押し出される。
さらに一方のカップ本体36aを開くと、図13(C)に示すように、コの字部材92がピン96を軸として傾動し、腕部66bがせり上がって突起部72bが不動の他方のカップ本体36bの孔54bから収容部52b内に進入される。このため、採取した組織76が他方のカップ本体36bから押し出される。これにより、1対のカップ本体36a,36b内の採取した組織76を容易に取り出すことができる。すなわち、動かないカップ本体36b内からも採取組織76を押し出して取り出すことができる。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1) 体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、少なくとも一方が開閉可能で、内部に連通する孔を有する1対の生検カップと、前記生検カップを手元からの遠隔操作によって開閉駆動するリンク機構とを具備する内視鏡用生検鉗子と組み合わせて使用され、前記生検鉗子の先端で位置決めされた状態で、前記生検カップの開駆動により前記生検カップの孔から前記生検カップ内に進入する1対の突起部を先端部に有することを特徴とする、内視鏡用生検鉗子から採取組織を取り出すための採取組織取出具。
目的:採取組織を鉗子カップから取り出し易くする。
効果:採取組織を鉗子カップから容易に取り出すことができる。
(付記項2) 前記採取組織取出具を前記挿入部上に摺動自在に具備していることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡用生検鉗子。
目的:採取組織取出具を装着する手間を省く。
効果:上記目的の達成。
(付記項3) 前記採取組織取出具は、前記生検鉗子の挿入部が挿通される通孔を有する本体部と、相互に間隔をあけて前記本体部から前方に延びる1対の腕部と、前記腕部の先端に設けられた前記突起部とを具備することを特徴とする付記項1に記載の採取組織取出具。
目的:採取組織を鉗子カップから取り出し易くする。
効果:採取組織を鉗子カップから容易に取り出すことができる。
(付記項4) 前記採取組織取出具は、基端側に、採取組織回収用ビンに係合可能な係合部を有し、前記回収用ビンの蓋が形成されていることを特徴とする付記項1に記載の採取組織取出具。
目的:採取組織を回収ビンの中で取り出し、そのままビンに蓋をする。
効果:上記目的の達成。
(付記項5) 前記採取組織取出具は、前記生検鉗子の挿入部を挿通可能で、かつ、前記生検鉗子を挿通しない状態では密封される弾性体で形成される通孔を有することを特徴とする付記項4に記載の採取組織取出具。
目的:採取組織を回収ビンの中で取り出し、そのままビンに蓋をする。
効果:上記目的の達成。
(付記項6) 前記1対の突起部は、前記採取組織取出具の中心軸に対して角度をもった1対の平面上に突出して配され、前記1対の平面がつくる角度は、前記生検鉗子の生検カップが最大に開いた際の開き角度と同等もしくはそれよりも小さいことを特徴とする付記項1に記載の採取組織取出具。
目的:採取組織を鉗子カップから取り出し易くする。
効果:採取組織を鉗子カップから容易に取り出すことができる。
(付記項7) 前記採取組織取出具は、前記生検鉗子に着脱自在であることを特徴とする付記項1に記載の採取組織取出具。
目的:採取組織を鉗子カップから取り出し易くする。
効果:採取組織を鉗子カップから容易に取り出すことができる。
(付記項8) 前記腕部には、相互に対向する位置に、前記生検鉗子の鉗子カップが開状態の際に一部が側方に突出する前記リンク機構を受け入れるスリットが形成されていることを特徴とする付記項3に記載の採取組織取出具。
目的:採取組織取出具の腕部が、生検鉗子の開駆動を妨げないようにする。
効果:開駆動時、側方に突出するリンク機構の一部が、腕部のスリットに入るので、腕部が開駆動の邪魔にならない。
(付記項9) 前記生検鉗子は、一方の鉗子カップのみが開閉可能な片開き型生検鉗子であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡用生検鉗子。
目的:片開き型生検鉗子の不動の鉗子カップ内の採取組織を取り出し易くする。
効果:上記目的の達成。
(付記項10) 前記採取組織取出具は、前記本体部に対して前記腕部が傾動可能に取り付けられ、付記項9に記載の内視鏡用生検鉗子と組み合わせて使用され、前記生検カップの開駆動により、前記腕部にある前記突起部が傾動する傾動機構を備えていることを特徴とする付記項3に記載の採取組織取出具。
目的:片開き型生検鉗子の不動の鉗子カップ内の採取組織を取り出し易くする。
効果:上記目的の達成。
第1の実施の形態に係る生検鉗子を示す概略的な側面図。 (A)は第1の実施の形態に係る生検鉗子の先端部の構成を示す概略的な部分断面図、(B)は採取組織取出具の側面図。 (A)は第1の実施の形態に係る生検鉗子の可撓性シースの外周に摺動可能に配設された採取組織取出具の概略的な斜視図、(B)は採取組織取出具を用いて生検カップから組織を剥離させる状態を示す概略的な部分断面図。 第1の実施の形態に係る生検鉗子を示し、(A)は内視鏡の鉗子チャンネルから引き抜いた状態を示す概略図、(B)は生検カップを閉じた状態で採取組織取出具を生検鉗子の処置部まで摺動させた状態を示す概略図、(C)は採取組織取出具を用いて生検カップから組織を剥離させる状態を示す概略図。 (A)は採取組織取出具の腕部にパンタグラフ機構が配設されるスリットが形成された状態を示す概略的な斜視図、(B)は採取組織取出具の腕部にパンタグラフ機構が配設されるためのスリットが形成された状態を示す概略的な部分断面図。 第1の実施の形態に係る生検鉗子を示し、(A)は内視鏡の鉗子チャンネルから引き抜いた状態を示す概略図、(B)は採取組織取出具を用いて生検カップから組織を剥離させる状態を示す概略図。 第2の実施の形態に係る生検鉗子を示す概略的な側面図。 第2の実施の形態に係る生検鉗子の可撓性シースの外周に摺動可能に配設される採取組織取出具の概略的な断面図。 (A)は第2の実施の形態に係る生検鉗子を固定液が充填された組織回収瓶の内部に挿入する状態を示す概略図、(B)は組織回収瓶の固定液中に採取した組織を剥離させる状態を示す概略図。 第3の実施の形態に係る生検鉗子を示す概略的な側面図。 第3の実施の形態に係る生検鉗子の処置部を示す概略的な側面図。 第3の実施の形態に係る生検鉗子の採取組織取出具を示し、(A)は概略的な側面図、(B)は円筒部に対してコの字状部を移動させた状態を示す概略的な側面図、(C)は概略的な斜視図。 (A)は第3の実施の形態に係る生検鉗子を用いて組織を生検カップに採取した状態を示す概略図、(B)は一方の生検カップを開駆動させた状態を示す概略図、(C)は一方の生検カップを開駆動するとともに、開駆動した一方の生検カップで採取組織取出具のコの字状部を円筒部に対して移動させて他方の生検カップの組織を取り外す状態を示す概略図。
符号の説明
10…生検鉗子、12…可撓性シース、14…処置部、16…操作部、36a,36b…鉗子カップのカップ本体、54a,54b…孔、60…採取組織取出具、72a,72b…突起部、76…組織

Claims (4)

  1. 体内に挿入される細長い挿入部と、
    前記挿入部の先端部に設けられ、少なくとも一方が開閉可能で、生体組織を採取可能な1対のカップ本体を備え、前記カップ本体の内部に連通する孔を有する生検カップと、
    前記生検カップを手元からの遠隔操作によって開閉駆動可能なリンク機構と
    を具備する生検鉗子と組み合わせて使用される際に前記生検カップから採取組織を取り出す採取組織取出具であって、
    前記生検鉗子の前記挿入部の先端部にセットされた状態で前記カップ本体を開駆動させたときに前記カップ本体の孔から前記カップ本体の内部に進入して、採取組織を前記カップ本体から剥離させる突起部を有することを特徴とする採取組織取出具。
  2. 前記生検鉗子の前記挿入部が挿通される通孔を有する本体部と、
    この本体部に互いに対して所定の間隔に配置され、先端部に前記突出部が設けられた1対の腕部と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の採取組織取出具。
  3. 前記突起部は、前記採取組織取出具の中心軸に対してそれぞれ角度をもった1対の平面上に配され、前記1対の平面がなす角度は、前記生検鉗子の前記カップ本体が最大に開いた際の開き角度と同等もしくはそれよりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の採取組織取出具。
  4. 体内に挿入される細長い挿入部と、
    前記挿入部の先端部に設けられ、少なくとも一方が開閉可能で、生体組織を採取可能な1対のカップ本体を備え、前記カップ本体の内部に連通する孔を有する生検カップと、
    前記生検カップを手元からの遠隔操作によって開閉駆動可能なリンク機構と、
    前記挿入部に摺動可能に配設され、前記挿入部の先端部にセットされた状態で前記カップ本体を開駆動させたときに前記カップ本体の孔から前記カップ本体の内部に進入して、採取組織を前記カップ本体から剥離させる突起部を有する採取組織取出具と
    を具備することを特徴とする生検鉗子。
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