JPH0559694A - インクジエツト記録用紙 - Google Patents
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク吸収性、記録紙表面の平滑性や光沢性
及び記録紙の耐水性に優れる上、ドットの濃度、シャー
プネス及び真円性に優れ、高画質且つ高階調性のあるフ
ルカラーの画像を記録することのできるインクジェット
記録用紙を提供すること。 【構成】 基紙の少なくとも一方の面に、キャストコー
ティング法により顔料を含有する塗工層を設けたインク
ジエット記録用紙であって、前記顔料が、５０重量％以
上の炭酸カルシウム複合シリカを含有することを特徴と
するインクジェット記録用紙。
及び記録紙の耐水性に優れる上、ドットの濃度、シャー
プネス及び真円性に優れ、高画質且つ高階調性のあるフ
ルカラーの画像を記録することのできるインクジェット
記録用紙を提供すること。 【構成】 基紙の少なくとも一方の面に、キャストコー
ティング法により顔料を含有する塗工層を設けたインク
ジエット記録用紙であって、前記顔料が、５０重量％以
上の炭酸カルシウム複合シリカを含有することを特徴と
するインクジェット記録用紙。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録用紙
に関し、特に高精細なフルカラー画像の形成に適したイ
ンクジェット記録用紙に関する。
に関し、特に高精細なフルカラー画像の形成に適したイ
ンクジェット記録用紙に関する。
【０００２】
【従来技術】インクジェット記録方式は、種々の機構に
よりインクの小滴を吐出させ、そのインク小滴を記録用
紙に付着させてドットを形成し、画像記録を行う方式で
あるために、記録時の騒音が少ない、フルカラー化が容
易である、現像及び定着が不要であるので高速記録が可
能である等の特徴を有している。従って、近年、ブラウ
ン管等に表示されたカラー画像あるいは、各種図形、カ
ラー原稿等をそのままコピーする（ハードコピー）方法
として注目され、急速に普及している。しかしながら、
ニーズの多様化に応じ、大型化、高速化及び記録画像の
高精細化等に対する要求が特に増大している。
よりインクの小滴を吐出させ、そのインク小滴を記録用
紙に付着させてドットを形成し、画像記録を行う方式で
あるために、記録時の騒音が少ない、フルカラー化が容
易である、現像及び定着が不要であるので高速記録が可
能である等の特徴を有している。従って、近年、ブラウ
ン管等に表示されたカラー画像あるいは、各種図形、カ
ラー原稿等をそのままコピーする（ハードコピー）方法
として注目され、急速に普及している。しかしながら、
ニーズの多様化に応じ、大型化、高速化及び記録画像の
高精細化等に対する要求が特に増大している。
【０００３】そこで、このようなニーズに対する観点か
ら、インクジェット記録用紙（以下単に記録紙という）
に対して下記のような諸特性が要求されている。 （１）記録紙に付着したインクが流れることなく吸収さ
れ、且つ吸収されたインキが滲まないこと。 （２）インクドットの濃度が高く、その色調が鮮やかで
あること。 （３）インクドットの紙面方向への広がりが適度である
と共に、ドットが真円に近く且つ該端部がシャープであ
ること。 （４）鮮明で見栄えの良好な記録画像を得るために、紙
面の平滑性及び光沢性が優れていること。 （５）記録画像に耐水性（紙面上の記録画像に水分が付
着した場合に、該画像を形成しているインクドットに滲
みや色の流れ出しが生じない）があること。
ら、インクジェット記録用紙（以下単に記録紙という）
に対して下記のような諸特性が要求されている。 （１）記録紙に付着したインクが流れることなく吸収さ
れ、且つ吸収されたインキが滲まないこと。 （２）インクドットの濃度が高く、その色調が鮮やかで
あること。 （３）インクドットの紙面方向への広がりが適度である
と共に、ドットが真円に近く且つ該端部がシャープであ
ること。 （４）鮮明で見栄えの良好な記録画像を得るために、紙
面の平滑性及び光沢性が優れていること。 （５）記録画像に耐水性（紙面上の記録画像に水分が付
着した場合に、該画像を形成しているインクドットに滲
みや色の流れ出しが生じない）があること。
【０００４】上記（１）の問題点を改善するために、従
来、塗工層にインク吸収性の高い非膠質のシリカ粉末を
含有させることが行われている（例えば、特開昭５５−
５１５８３号）が、この場合には記録紙のインク吸収性
が改善されるものの、平滑性、光沢性及び耐水性におい
て不十分であった。
来、塗工層にインク吸収性の高い非膠質のシリカ粉末を
含有させることが行われている（例えば、特開昭５５−
５１５８３号）が、この場合には記録紙のインク吸収性
が改善されるものの、平滑性、光沢性及び耐水性におい
て不十分であった。
【０００５】又、記録紙の平滑性及び光沢性を改良する
方法として、記録紙の表面にスーパーカレンダーやグロ
スカレダーを掛けて表面を平滑に仕上げる方法（例え
ば、特開昭５７−１６７８７９号）や、熱可塑性樹脂若
しくは熱可塑性樹脂の粒子を記録紙に含有させ、該記録
紙に印字した後に、該記録紙面に熱や圧力を加えたり熱
可塑性樹脂を溶解若しくは膨潤し得る可塑剤及び／又は
有機溶剤を用いて該記録紙表面を処理する方法（例え
ば、特開昭５３−５０７４４号、特開昭５９−１９６２
８５号、特開昭５９ー２０１８９１号、特開昭５９ー２
０４５９１号、特開昭５９−２０４５９２号及び特開昭
５９−２２２３８１号）等が提案されている。
方法として、記録紙の表面にスーパーカレンダーやグロ
スカレダーを掛けて表面を平滑に仕上げる方法（例え
ば、特開昭５７−１６７８７９号）や、熱可塑性樹脂若
しくは熱可塑性樹脂の粒子を記録紙に含有させ、該記録
紙に印字した後に、該記録紙面に熱や圧力を加えたり熱
可塑性樹脂を溶解若しくは膨潤し得る可塑剤及び／又は
有機溶剤を用いて該記録紙表面を処理する方法（例え
ば、特開昭５３−５０７４４号、特開昭５９−１９６２
８５号、特開昭５９ー２０１８９１号、特開昭５９ー２
０４５９１号、特開昭５９−２０４５９２号及び特開昭
５９−２２２３８１号）等が提案されている。
【０００６】しかしながら、これらの方法は、記録紙の
平滑性や光沢性を改良することができる反面、インクの
吸収性を低下させるという欠点があった。特に、上記の
熱可塑性樹脂等を記録紙に含有させる方法にあっては、
記録後の処理が煩雑となるために高速化が難しくなる
上、記録装置の製造コストを上昇させるという欠点があ
った。
平滑性や光沢性を改良することができる反面、インクの
吸収性を低下させるという欠点があった。特に、上記の
熱可塑性樹脂等を記録紙に含有させる方法にあっては、
記録後の処理が煩雑となるために高速化が難しくなる
上、記録装置の製造コストを上昇させるという欠点があ
った。
【０００７】一方、記録画像の耐水性を向上させる方法
として、記録紙に塩基性オリゴマーを含有させる方法が
提案されている（例えば、特開昭６０−１１３８９
号）。この場合には、耐水性が改善されるものの、 記
録画像に塩基性オリゴマーを塗工する際に、多量の水が
基紙に付着する。そのために記録紙にシワが入ったり、
波打ちしたりして、記録画像が見にくくなるという欠点
があった。
として、記録紙に塩基性オリゴマーを含有させる方法が
提案されている（例えば、特開昭６０−１１３８９
号）。この場合には、耐水性が改善されるものの、 記
録画像に塩基性オリゴマーを塗工する際に、多量の水が
基紙に付着する。そのために記録紙にシワが入ったり、
波打ちしたりして、記録画像が見にくくなるという欠点
があった。
【０００８】更に、インク吸収性と共に記録紙表面の平
滑性や光沢性並びに記録紙の耐水性等何れの問題点をも
改善する方法として、キャスト塗工紙の製造方法を利用
したインクジェト記録用紙の製造方法が提案され（特開
昭６１−２０９１８９号、特開昭６２−９５２８５号、
特開昭６３−２１１３９４号、特開昭６３−２６４３９
１号、特開昭２６５６８０号及び特開平１−９５２１４
号）、良好な結果を納めている。しかしながら、この場
合にも、高画質且つ高階調性のあるフルカラーの記録画
像を得るためには、ドットの濃度、シャープネス及び真
円性において未だ充分でないという欠点があった。
滑性や光沢性並びに記録紙の耐水性等何れの問題点をも
改善する方法として、キャスト塗工紙の製造方法を利用
したインクジェト記録用紙の製造方法が提案され（特開
昭６１−２０９１８９号、特開昭６２−９５２８５号、
特開昭６３−２１１３９４号、特開昭６３−２６４３９
１号、特開昭２６５６８０号及び特開平１−９５２１４
号）、良好な結果を納めている。しかしながら、この場
合にも、高画質且つ高階調性のあるフルカラーの記録画
像を得るためには、ドットの濃度、シャープネス及び真
円性において未だ充分でないという欠点があった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記欠
点を解決するために鋭意検討した結果、基紙の表面にキ
ャストコーティング法によって設けた塗工層中に、特定
量の炭酸カルシウム複合シリカを顔料として他の顔料と
共に併用することにより良好な結果を得ることができる
ということを見出し本発明に到達した。
点を解決するために鋭意検討した結果、基紙の表面にキ
ャストコーティング法によって設けた塗工層中に、特定
量の炭酸カルシウム複合シリカを顔料として他の顔料と
共に併用することにより良好な結果を得ることができる
ということを見出し本発明に到達した。
【００１０】従って、本発明の目的は、インク吸収性、
記録紙表面の平滑性や光沢性及び記録紙の耐水性に優れ
る上、ドットの濃度、シャープネス及び真円性に優れ、
高画質且つ高階調性のあるフルカラーの画像を記録する
に適したインクジェット記録用紙を提供することにあ
る。
記録紙表面の平滑性や光沢性及び記録紙の耐水性に優れ
る上、ドットの濃度、シャープネス及び真円性に優れ、
高画質且つ高階調性のあるフルカラーの画像を記録する
に適したインクジェット記録用紙を提供することにあ
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
基紙の少なくとも一方の面に、キャストコーティング法
により顔料を含有する塗工層を設けたインクジエット記
録用紙であって、前記顔料が、５０重量％以上の炭酸カ
ルシウム複合シリカを含有することを特徴とするインク
ジェット記録用紙によって達成された。
基紙の少なくとも一方の面に、キャストコーティング法
により顔料を含有する塗工層を設けたインクジエット記
録用紙であって、前記顔料が、５０重量％以上の炭酸カ
ルシウム複合シリカを含有することを特徴とするインク
ジェット記録用紙によって達成された。
【００１２】本発明で使用する炭酸カルシウム複合シリ
カ（ＣａＣＯ3 ・ｎＳｉＯ2 ）は、珪酸ソーダ（Ｎａ2
Ｏ・ｎＳｉＯ2 ）に塩化カルシウム（ＣａＣｌ2 ）を反
応させて得られた珪酸カルシウム（ＣａＯ・ｎＳｉ
Ｏ2 ）に炭酸ガス（ＣＯ2 ）を吹き込むことにより容易
に得ることができる。
カ（ＣａＣＯ3 ・ｎＳｉＯ2 ）は、珪酸ソーダ（Ｎａ2
Ｏ・ｎＳｉＯ2 ）に塩化カルシウム（ＣａＣｌ2 ）を反
応させて得られた珪酸カルシウム（ＣａＯ・ｎＳｉ
Ｏ2 ）に炭酸ガス（ＣＯ2 ）を吹き込むことにより容易
に得ることができる。
【００１３】尚、塩化カルシウムの添加量により、シリ
カに複合する炭酸カルシウムの比率を適宜調製すること
ができるが、本発明においては、特に炭酸カルシウムを
ＣａＯ換算で１５〜２５モル％導入した炭酸カルシウム
複合シリカを使用することが好ましい。
カに複合する炭酸カルシウムの比率を適宜調製すること
ができるが、本発明においては、特に炭酸カルシウムを
ＣａＯ換算で１５〜２５モル％導入した炭酸カルシウム
複合シリカを使用することが好ましい。
【００１４】本発明においては、使用する複合シリカの
平均粒子径はドットのシャープネス及び濃度を高める観
点から小さいほど良いので、該平均粒子径は４μｍ以下
であることが好ましく、特に３μｍ以下であることが好
ましい。ここで、上記平均粒子径とは、複合シリカの二
次凝集粒子の平均粒子径をいい、具体的にはコールター
カウンター粒度分布測定器により測定される平均粒子径
をいう。
平均粒子径はドットのシャープネス及び濃度を高める観
点から小さいほど良いので、該平均粒子径は４μｍ以下
であることが好ましく、特に３μｍ以下であることが好
ましい。ここで、上記平均粒子径とは、複合シリカの二
次凝集粒子の平均粒子径をいい、具体的にはコールター
カウンター粒度分布測定器により測定される平均粒子径
をいう。
【００１５】本発明においては、使用する炭酸カルシウ
ム複合シリカの比表面積が小さくなる程、ドットの濃度
が高くなる傾向にある。従って、階調性のある良好な記
録画像を得る観点から、ＢＥＴ法により測定した複合シ
リカの比表面積は１００ｍ2 ／ｇ以下であることが好ま
しく、特に８０ｍ2 ／ｇ以下であることが好ましい。
ム複合シリカの比表面積が小さくなる程、ドットの濃度
が高くなる傾向にある。従って、階調性のある良好な記
録画像を得る観点から、ＢＥＴ法により測定した複合シ
リカの比表面積は１００ｍ2 ／ｇ以下であることが好ま
しく、特に８０ｍ2 ／ｇ以下であることが好ましい。
【００１６】本発明においては、塗工層中に顔料を含有
させ、この顔料中に上記炭酸カルシウム複合シリカを顔
料として５０重量％以上使用することが必要であるが、
特に８０重量％以上使用することが好ましい。
させ、この顔料中に上記炭酸カルシウム複合シリカを顔
料として５０重量％以上使用することが必要であるが、
特に８０重量％以上使用することが好ましい。
【００１７】上記複合シリカの含有量を増加させるに連
れて、ドットの濃度が高くなると共にシャープネスも良
好になり、真円性も良好となるので、この場合には優れ
た記録画像を得ることができるが、５０重量％以下の含
有量とした場合には、ドットの濃度が不充分となりオリ
ジナルからの色の再現性に劣る場合が生じる。
れて、ドットの濃度が高くなると共にシャープネスも良
好になり、真円性も良好となるので、この場合には優れ
た記録画像を得ることができるが、５０重量％以下の含
有量とした場合には、ドットの濃度が不充分となりオリ
ジナルからの色の再現性に劣る場合が生じる。
【００１８】本発明において、上記炭酸カルシウム複合
シリカと併用することのできる顔料は、特に限定される
ものではなく、通常の紙塗工に使用される顔料を適宜選
択して用いることができる。上記顔料としては、例えば
合成シリカ、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、二酸化チタン、サチンホワイト等の無
機顔料、プラスチックピグメント等の有機顔料を挙げる
ことができる。これらの中でも合成シリカが特に好適で
ある。
シリカと併用することのできる顔料は、特に限定される
ものではなく、通常の紙塗工に使用される顔料を適宜選
択して用いることができる。上記顔料としては、例えば
合成シリカ、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、二酸化チタン、サチンホワイト等の無
機顔料、プラスチックピグメント等の有機顔料を挙げる
ことができる。これらの中でも合成シリカが特に好適で
ある。
【００１９】尚、上記合成シリカを使用した場合、比表
面積の大きい合成シリカを使用するとインク吸収性を良
くすることができ、反面比表面積の小さいものを使用す
るとドット濃度を高くすることができる。以上の顔料を
塗工層に含有させることは、公知の方法により、該顔料
を塗液に混合・分散させることにより容易に行うことが
できる。
面積の大きい合成シリカを使用するとインク吸収性を良
くすることができ、反面比表面積の小さいものを使用す
るとドット濃度を高くすることができる。以上の顔料を
塗工層に含有させることは、公知の方法により、該顔料
を塗液に混合・分散させることにより容易に行うことが
できる。
【００２０】本発明においては、顔料に基紙との結着性
を付与し、塗工層を均一に形成するために塗工液にバイ
ンダーを添加する。上記バインダーの例としては、酸化
でんぷん、エステル化デンプン等のデンプン類、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール及びその誘
導体、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、スチレンマ
レイン酸樹脂及びその誘導体、スチレン・ブタジエン系
ラテックス、酢酸ビニル系エマルジョン又はこれらの二
種以上の混合物等を挙げることができる。
を付与し、塗工層を均一に形成するために塗工液にバイ
ンダーを添加する。上記バインダーの例としては、酸化
でんぷん、エステル化デンプン等のデンプン類、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール及びその誘
導体、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、スチレンマ
レイン酸樹脂及びその誘導体、スチレン・ブタジエン系
ラテックス、酢酸ビニル系エマルジョン又はこれらの二
種以上の混合物等を挙げることができる。
【００２１】使用されるバインダーの量は、通常、顔料
１００重量部に対して２０〜８０重量部であるが、使用
する顔料の種類及び顔料の量に応じて適宜調整すること
ができる。又、塗工液には、必要に応じて、顔料分散
剤、保水剤、増粘剤、削泡剤、離型剤、防腐剤、着色顔
料、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤等を添
加することができる。
１００重量部に対して２０〜８０重量部であるが、使用
する顔料の種類及び顔料の量に応じて適宜調整すること
ができる。又、塗工液には、必要に応じて、顔料分散
剤、保水剤、増粘剤、削泡剤、離型剤、防腐剤、着色顔
料、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤等を添
加することができる。
【００２２】本発明においては、記録画像の耐水性を向
上させるために、塗工層にカチオン性高分子を含有させ
ることが好ましい。このようなカチオン性高分子電解質
は、使用されるインク中の水溶性直接染料や酸性染料分
子中の−ＳＯ3 Ｎａ基、−ＳＯ3 Ｈ基、−ＮＨ2 基等と
反応して水に不溶な塩を形成し、インク中の染料が水に
溶解するのを防止して記録画像の耐水性を向上させる。
上させるために、塗工層にカチオン性高分子を含有させ
ることが好ましい。このようなカチオン性高分子電解質
は、使用されるインク中の水溶性直接染料や酸性染料分
子中の−ＳＯ3 Ｎａ基、−ＳＯ3 Ｈ基、−ＮＨ2 基等と
反応して水に不溶な塩を形成し、インク中の染料が水に
溶解するのを防止して記録画像の耐水性を向上させる。
【００２３】上記のカチオン性高分子電解質としては、
例えば、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムハ
ライド、ポリジアクリルジメチルアンモニウムハライ
ド、ポリジメチルアミノエチルメタアクリレート塩酸
塩、ポリエチレンイミン、ジシアンジアミドホルマリン
縮合物、エピクロルヒドリン変性ポリアルキルアミン、
ポリビニルピリジニウムハライド、ポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩類、ポリアミン等を挙げることが
できる。
例えば、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムハ
ライド、ポリジアクリルジメチルアンモニウムハライ
ド、ポリジメチルアミノエチルメタアクリレート塩酸
塩、ポリエチレンイミン、ジシアンジアミドホルマリン
縮合物、エピクロルヒドリン変性ポリアルキルアミン、
ポリビニルピリジニウムハライド、ポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩類、ポリアミン等を挙げることが
できる。
【００２４】以上のようにして調製された塗工液は、ロ
ールコーター法、エアーナイフコーター法、ブレードコ
ーター法、カーテンコーター法、バーコーター法、グラ
ビアコーター法、コンマコーター法等の公知の塗工法に
より基紙に塗布される。塗工量は、通常、基紙の片面当
たり固形分換算で５〜５０ｇ／ｍ2とするが、特に１０
〜３０ｇ／ｍ2 とすることが好ましい。又、顔料は３〜
３０ｇ／ｍ2 とすることが好ましい。
ールコーター法、エアーナイフコーター法、ブレードコ
ーター法、カーテンコーター法、バーコーター法、グラ
ビアコーター法、コンマコーター法等の公知の塗工法に
より基紙に塗布される。塗工量は、通常、基紙の片面当
たり固形分換算で５〜５０ｇ／ｍ2とするが、特に１０
〜３０ｇ／ｍ2 とすることが好ましい。又、顔料は３〜
３０ｇ／ｍ2 とすることが好ましい。
【００２５】本発明においては、キャストコーティング
法により塗工層を基紙に設ける。上記のキャストコーテ
ィング法は、通常のキャストコーティング紙を製造する
方法と同様の方法である。
法により塗工層を基紙に設ける。上記のキャストコーテ
ィング法は、通常のキャストコーティング紙を製造する
方法と同様の方法である。
【００２６】即ち、本発明においては、基紙表面に設け
られた湿潤状態の塗工層に鏡面加工された円筒外面を有
する加熱されたドラムを圧接させて紙表面を光沢状に仕
上げるウエットキャストコーティング法、基紙表面に設
けられた湿潤状態の塗工層をゲル状態にした後、鏡面加
工された円筒外面を有する加熱されたドラムを圧接させ
て紙表面を光沢状に仕上げるゲル化キャストコーティン
グ法、及び基紙表面に設けられた湿潤状態の塗工層を一
旦乾燥させた後、再湿潤液を塗布することによって可塑
化させられた塗工層に、鏡面加工された円筒外面を有す
る加熱されたドラムを圧接させて紙表面を光沢状に仕上
げるリウエットキャストコーティング法の何れかの方法
によって塗工層を設ける。
られた湿潤状態の塗工層に鏡面加工された円筒外面を有
する加熱されたドラムを圧接させて紙表面を光沢状に仕
上げるウエットキャストコーティング法、基紙表面に設
けられた湿潤状態の塗工層をゲル状態にした後、鏡面加
工された円筒外面を有する加熱されたドラムを圧接させ
て紙表面を光沢状に仕上げるゲル化キャストコーティン
グ法、及び基紙表面に設けられた湿潤状態の塗工層を一
旦乾燥させた後、再湿潤液を塗布することによって可塑
化させられた塗工層に、鏡面加工された円筒外面を有す
る加熱されたドラムを圧接させて紙表面を光沢状に仕上
げるリウエットキャストコーティング法の何れかの方法
によって塗工層を設ける。
【００２７】本発明に使用する基紙は、特に限定される
ものではなく、通常インクジェット記録用紙に使用され
る木材パルプを主体とした中性紙等、公知の紙を適宜選
択して使用することができる。
ものではなく、通常インクジェット記録用紙に使用され
る木材パルプを主体とした中性紙等、公知の紙を適宜選
択して使用することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用紙は、キ
ャストコーティング法により基紙の表面に設けた塗工層
に特定量の炭酸カルシウム複合シリカを含有する顔料を
含有しているので、インク吸収性、平滑性、光沢性及び
耐水性に優れ、高画質且つ高階調性のあるフルカラーの
画像を記録するのに適している。
ャストコーティング法により基紙の表面に設けた塗工層
に特定量の炭酸カルシウム複合シリカを含有する顔料を
含有しているので、インク吸収性、平滑性、光沢性及び
耐水性に優れ、高画質且つ高階調性のあるフルカラーの
画像を記録するのに適している。
【００２９】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、添加量を示す「部」及び含有量を示す「％」は各々
「重量部」及び「重量％」を示す。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、添加量を示す「部」及び含有量を示す「％」は各々
「重量部」及び「重量％」を示す。
【００３０】実施例１．顔料として、比表面積が６０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）１００部、コロイダルシリカ（スノーテック
スＮ：日産化学株式会社製の商品名）２０部、バインダ
ーとしてスチレンブタジエン系ラテックス（ＪＳＲ−０
８０１：日本合成ゴム株式会社製の商品名）３０部、カ
ゼイン（ラクチックカゼイン：ニュージーランド産の商
品名）３０部、離型剤としてステアリン酸カルシウム
（ノプコートＣ−１０４：サンノプコ株式会社製の商品
名）２部を各々添加し、混合して、固形分濃度で３０％
の塗工液を調製した。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）１００部、コロイダルシリカ（スノーテック
スＮ：日産化学株式会社製の商品名）２０部、バインダ
ーとしてスチレンブタジエン系ラテックス（ＪＳＲ−０
８０１：日本合成ゴム株式会社製の商品名）３０部、カ
ゼイン（ラクチックカゼイン：ニュージーランド産の商
品名）３０部、離型剤としてステアリン酸カルシウム
（ノプコートＣ−１０４：サンノプコ株式会社製の商品
名）２部を各々添加し、混合して、固形分濃度で３０％
の塗工液を調製した。
【００３１】得られた塗工液を、坪量９０ｇ／ｍ2 のコ
ート原紙に、固形分で１７ｇ／ｍ2 となるようにロール
コーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工層を設
けた紙（塗工紙という）に、凝固剤として蟻酸カルシウ
ム１０％水溶液に、耐水化剤としてカチオン性高分子電
解質であるポリエチレンイミン第４級アンモニウム塩を
３％含有する水溶液をロールコーターで塗工し凝固処理
を行った。
ート原紙に、固形分で１７ｇ／ｍ2 となるようにロール
コーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工層を設
けた紙（塗工紙という）に、凝固剤として蟻酸カルシウ
ム１０％水溶液に、耐水化剤としてカチオン性高分子電
解質であるポリエチレンイミン第４級アンモニウム塩を
３％含有する水溶液をロールコーターで塗工し凝固処理
を行った。
【００３２】次いで、得られた塗工紙の塗工層が湿潤状
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジェット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて以下の物性及びインクジェット記録適性試験を行
い、評価した。結果は表２に示した通りである。
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジェット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて以下の物性及びインクジェット記録適性試験を行
い、評価した。結果は表２に示した通りである。
【００３３】（１）記録用紙の物性試験 ７５度鏡面光沢度 ＪＩＳ−Ｚ８７４１測定法により、グロスメーターＧＭ
２６Ｄ（村上色彩株式会社製の光沢度試験機の商品名）
を使用して測定した。 平滑度 王研式平滑度試験機（旭精工株式会社製の商品名）を使
用し、測定した。
２６Ｄ（村上色彩株式会社製の光沢度試験機の商品名）
を使用して測定した。 平滑度 王研式平滑度試験機（旭精工株式会社製の商品名）を使
用し、測定した。
【００３４】（２）インクジェット記録用紙の記録適性 インク吸収性 色インクの重ね印字を行い、印字直後のベタ印字部を指
で擦り、インクの尾引きの程度を目視により観察し、評
価した。尚、評価基準は以下の通りである。 ◎：最も良好 ○：良好 △：やや不良 ×：不良
で擦り、インクの尾引きの程度を目視により観察し、評
価した。尚、評価基準は以下の通りである。 ◎：最も良好 ○：良好 △：やや不良 ×：不良
【００３５】ドット濃度 コニカマイクロデンシトメーターＰＤＭ−５（コニカ株
式会社製の商品名）を使用して反射濃度を５点測定し、
その５点の平均値をドット濃度とした。 ドットのシャープネス 実体顕微鏡を使用してドット周辺の滲み出し状態を観察
し、評価した。評価基準は以下の通りである。 ○：良好なもの △：多少滲み出し加減のもの ×：滲
み出しており、不良のもの
式会社製の商品名）を使用して反射濃度を５点測定し、
その５点の平均値をドット濃度とした。 ドットのシャープネス 実体顕微鏡を使用してドット周辺の滲み出し状態を観察
し、評価した。評価基準は以下の通りである。 ○：良好なもの △：多少滲み出し加減のもの ×：滲
み出しており、不良のもの
【００３６】ドットの径及び真円性 イメージアナライザー（ＡＤＳ株式会社製の商品名）を
使用して、１６点のドットの円に相当する径の平均値を
ドット径とした。又、１６点のドットの円形度係数を下
記の数式により求め、その平均値をドットの真円性と
し、評価した。尚、円形度係数は１に近い程真円に近い
ことを示す。 円形度係数＝Ｐ／（面積×４×π） （但し、Ｐはドットの周囲長、面積はドットの面積であ
る）
使用して、１６点のドットの円に相当する径の平均値を
ドット径とした。又、１６点のドットの円形度係数を下
記の数式により求め、その平均値をドットの真円性と
し、評価した。尚、円形度係数は１に近い程真円に近い
ことを示す。 円形度係数＝Ｐ／（面積×４×π） （但し、Ｐはドットの周囲長、面積はドットの面積であ
る）
【００３７】尚、ドットの形成は、市販されている、シ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各水性インクを
用いるコンティニュアス方式のカラーインクジェットプ
リンターにより行った。又、ドット濃度、ドット径及び
円形度系数はシアンインキ部の値を示した。更に、ドッ
ト濃度は０．８０以上、ドット径は６０〜７０μｍ及び
円形度係数は０．７０以上が好ましい目標値である。
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各水性インクを
用いるコンティニュアス方式のカラーインクジェットプ
リンターにより行った。又、ドット濃度、ドット径及び
円形度系数はシアンインキ部の値を示した。更に、ドッ
ト濃度は０．８０以上、ドット径は６０〜７０μｍ及び
円形度係数は０．７０以上が好ましい目標値である。
【００３８】実施例２．顔料として、比表面積が８０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）６０部、軽質炭酸カルシウム（タマパール１
２１：奥多摩工業株式会社製の商品名）４０部、コロイ
ダルシリカ（スノーテックスＮ：日産化学株式会社製の
商品名）２０部、バインダーとしてスチレンブタジエン
系ラテックス（ＪＳＲ−０８０１：日本合成ゴム株式会
社製の商品名）３０部、カゼイン（ラクチックカゼイ
ン：ニュージーランド産の商品名）３０部、離型剤とし
てステアリン酸カルシウム（ノプコートＣ−１０４：サ
ンノプコ株式会社製の商品名）２部を各々添加し、混合
して固形分濃度で４０％の塗工液を調製した。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）６０部、軽質炭酸カルシウム（タマパール１
２１：奥多摩工業株式会社製の商品名）４０部、コロイ
ダルシリカ（スノーテックスＮ：日産化学株式会社製の
商品名）２０部、バインダーとしてスチレンブタジエン
系ラテックス（ＪＳＲ−０８０１：日本合成ゴム株式会
社製の商品名）３０部、カゼイン（ラクチックカゼイ
ン：ニュージーランド産の商品名）３０部、離型剤とし
てステアリン酸カルシウム（ノプコートＣ−１０４：サ
ンノプコ株式会社製の商品名）２部を各々添加し、混合
して固形分濃度で４０％の塗工液を調製した。
【００３９】得られた塗工液を、坪量９０ｇ／ｍ2 のコ
ート原紙に固形分で２０ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工紙に、凝
固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水化剤と
してカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロールコ
ーターで塗工し凝固処理を行った。
ート原紙に固形分で２０ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工紙に、凝
固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水化剤と
してカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロールコ
ーターで塗工し凝固処理を行った。
【００４０】次いで、得られた塗工紙の塗工層が湿潤状
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジエット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評価した。
結果は表２に示した通りである。
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジエット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評価した。
結果は表２に示した通りである。
【００４１】実施例３．比表面積が８０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）６
０部を同８０部に代え、軽質炭酸カルシウム（タマパー
ル１２１：奥多摩工業株式会社製の商品名）４０部を同
２０部に変えた他は、実施例２と全く同様にして本発明
のインクジェット記録用紙を作製し、実施例１と全く同
様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示した通
りである。
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）６
０部を同８０部に代え、軽質炭酸カルシウム（タマパー
ル１２１：奥多摩工業株式会社製の商品名）４０部を同
２０部に変えた他は、実施例２と全く同様にして本発明
のインクジェット記録用紙を作製し、実施例１と全く同
様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示した通
りである。
【００４２】実施例４．顔料として、比表面積が８０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）８０部、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均粒子
径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファインシ
ールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）２０部、
コロイダルシリカ（スノーテックスＮ：日産化学株式会
社製の商品名）２０部、バインダーとしてスチレンブタ
ジエン系ラテックス（ＪＳＲ−０８０１：日本合成ゴム
株式会社製の商品名）３０部、カゼイン（ラクチックカ
ゼイン：ニュージーランド産の商品名）３０部、離型剤
としてステアリン酸カルシウム（ノプコートＣ−１０
４：サンノプコ株式会社製の商品名）２部を各々添加
し、混合して固形分濃度で２８％の塗工液を調製した。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）８０部、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均粒子
径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファインシ
ールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）２０部、
コロイダルシリカ（スノーテックスＮ：日産化学株式会
社製の商品名）２０部、バインダーとしてスチレンブタ
ジエン系ラテックス（ＪＳＲ−０８０１：日本合成ゴム
株式会社製の商品名）３０部、カゼイン（ラクチックカ
ゼイン：ニュージーランド産の商品名）３０部、離型剤
としてステアリン酸カルシウム（ノプコートＣ−１０
４：サンノプコ株式会社製の商品名）２部を各々添加
し、混合して固形分濃度で２８％の塗工液を調製した。
【００４３】得られた塗工液を、坪量９０ｇ／ｍ2 のコ
ート原紙に固形分で１７ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工紙に、凝
固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水化剤と
してカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロールコ
ーターで塗工し凝固処理を行った。
ート原紙に固形分で１７ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工紙に、凝
固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水化剤と
してカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロールコ
ーターで塗工し凝固処理を行った。
【００４４】次いで、得られた塗工紙の塗工層が湿潤状
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジエット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評価した。
結果は表２に示した通りである。
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジエット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評価した。
結果は表２に示した通りである。
【００４５】実施例５．比表面積が８０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）８
０部を同６０部に代え、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファイ
ンシールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）２０
部を同４０部に代えた他は、実施例４と全く同様にして
本発明のインクジェット記録用紙を作製し、実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）８
０部を同６０部に代え、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファイ
ンシールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）２０
部を同４０部に代えた他は、実施例４と全く同様にして
本発明のインクジェット記録用紙を作製し、実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
【００４６】実施例６．顔料として、比表面積が８０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）６０部、比表面積４０ｍ2 ／ｇで平均粒子径
１．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファインシー
ルＳＰ−２０：徳山曹達株式会社の商品名）４０部、コ
ロイダルシリカ（スノーテックスＮ：日産化学株式会社
製の商品名）２０部、バインダーとしてスチレンブタジ
エン系ラテックス（ＪＳＲ−０６１７：日本合成ゴム株
式会社製の商品名）３０部、カゼイン（ラクチックカゼ
イン：ニュージーランド産の商品名）３０部、離型剤と
してステアリン酸カルシウム（ノプコートＣ−１０４：
サンノプコ株式会社製の商品名）２部を各々添加し、混
合して固形分濃度で３０％の塗工液を調製した。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）６０部、比表面積４０ｍ2 ／ｇで平均粒子径
１．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファインシー
ルＳＰ−２０：徳山曹達株式会社の商品名）４０部、コ
ロイダルシリカ（スノーテックスＮ：日産化学株式会社
製の商品名）２０部、バインダーとしてスチレンブタジ
エン系ラテックス（ＪＳＲ−０６１７：日本合成ゴム株
式会社製の商品名）３０部、カゼイン（ラクチックカゼ
イン：ニュージーランド産の商品名）３０部、離型剤と
してステアリン酸カルシウム（ノプコートＣ−１０４：
サンノプコ株式会社製の商品名）２部を各々添加し、混
合して固形分濃度で３０％の塗工液を調製した。
【００４７】得られた塗工液を、坪量９０ｇ／ｍ2 のコ
ート原紙に固形分で１７ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工紙に、凝
固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水化剤と
してカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロールコ
ーターで塗工し凝固処理を行った。
ート原紙に固形分で１７ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し塗工層を設けた。得られた塗工紙に、凝
固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水化剤と
してカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミン
第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロールコ
ーターで塗工し凝固処理を行った。
【００４８】次いで、得られた塗工紙の塗工層が湿潤状
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジエット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評価した。
結果は表１に示した通りである。
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
インクジエット記録用紙を得た。得られた記録用紙を用
いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評価した。
結果は表１に示した通りである。
【００４９】実施例７．顔料として、比表面積が８０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）６０部、カオリン（ＵＷ−９０：エンゲルハ
ードエムアンドシー（Ｅｎｇｅｌｈａｒｄ Ｍ＆Ｃ）株
式会社製の商品名）４０部、コロイダルシリカ（スノー
テックスＮ：日産化学株式会社製の商品名）２０部、バ
インダーとしてスチレンブタジエン系ラテックス（ＪＳ
Ｒ−０６１７：日本合成ゴム株式会社製の商品名）２４
部、カゼイン（ラクチックカゼイン：ニュージーランド
産の商品名）２４部、離型剤としてステアリン酸カルシ
ウム（ノプコートＣ−１０４：サンノプコ株式会社製の
商品名）２部を各々添加し、混合して固形分濃度で４０
％の塗工液を調製した。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）６０部、カオリン（ＵＷ−９０：エンゲルハ
ードエムアンドシー（Ｅｎｇｅｌｈａｒｄ Ｍ＆Ｃ）株
式会社製の商品名）４０部、コロイダルシリカ（スノー
テックスＮ：日産化学株式会社製の商品名）２０部、バ
インダーとしてスチレンブタジエン系ラテックス（ＪＳ
Ｒ−０６１７：日本合成ゴム株式会社製の商品名）２４
部、カゼイン（ラクチックカゼイン：ニュージーランド
産の商品名）２４部、離型剤としてステアリン酸カルシ
ウム（ノプコートＣ−１０４：サンノプコ株式会社製の
商品名）２部を各々添加し、混合して固形分濃度で４０
％の塗工液を調製した。
【００５０】得られた塗工液を、坪量９０ｇ／ｍ2 のコ
ート原紙に固形分で２０ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し、塗工層を設けた。得られた塗工紙に、
凝固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水性剤
としてカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミ
ン第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロール
コーターで塗工し凝固処理を行った。
ート原紙に固形分で２０ｇ／ｍ2 となるようにロールコ
ーターで塗工し、塗工層を設けた。得られた塗工紙に、
凝固剤として蟻酸カルシウム１０％水溶液に、耐水性剤
としてカチオン性高分子電解質であるポリエチレンイミ
ン第４級アンモニウム塩を３％含有する水溶液をロール
コーターで塗工し凝固処理を行った。
【００５１】次いで、得られた塗工紙の塗工層が湿潤状
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
記録用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
態にある間に、１００℃に加熱されたキャストドラムの
鏡面を塗工層面に圧接し、該塗工層を乾燥し、本発明の
記録用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
【００５２】実施例８、９、１０、１１及び１２．顔料
として、比表面積が６０ｍ2 ／ｇで平均粒子径が２．８
μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファインシールＣＭ
−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）１００部に代え
て、下記表１の炭酸カルシウム複合シリカ（ファインシ
ールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）１００部
を使用した他は実施例１と全く同様にして本発明の記録
用紙を得た。
として、比表面積が６０ｍ2 ／ｇで平均粒子径が２．８
μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファインシールＣＭ
−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）１００部に代え
て、下記表１の炭酸カルシウム複合シリカ（ファインシ
ールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）１００部
を使用した他は実施例１と全く同様にして本発明の記録
用紙を得た。
【００５３】得られた記録用紙を用いて実施例１と全く
同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示した
通りである。
同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示した
通りである。
【表１】
【００５４】比較例１．顔料として、比表面積が６０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）１００部に代えて、比表面積２７０ｍ2 ／ｇ
で平均粒子径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ
（ファインシールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品
名）１００部を使用した他は実施例１と全く同様にして
記録用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）１００部に代えて、比表面積２７０ｍ2 ／ｇ
で平均粒子径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ
（ファインシールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品
名）１００部を使用した他は実施例１と全く同様にして
記録用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
【００５５】比較例２．顔料として、比表面積が６０ｍ
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）１００部に代えて、比表面積４０ｍ2 ／ｇで
平均粒子径１．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（フ
ァインシールＳＰ−２０：徳山曹達株式会社の商品名）
１００部を使用した他は実施例１と全く同様にして記録
用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と全く
同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示した
通りである。
2 ／ｇで平均粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合
シリカ（ファインシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製
の商品名）１００部に代えて、比表面積４０ｍ2 ／ｇで
平均粒子径１．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（フ
ァインシールＳＰ−２０：徳山曹達株式会社の商品名）
１００部を使用した他は実施例１と全く同様にして記録
用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と全く
同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示した
通りである。
【００５６】比較例３．比表面積が８０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）に
代えて、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均粒子径２．８μ
ｍの一般的な無定形合成シリカ（ファインシールＸ−３
７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）を使用した他は、実
施例２と全く同様にして記録用紙を得た。得られた記録
用紙を用いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評
価した。結果は表２に示した通りである。
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）に
代えて、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均粒子径２．８μ
ｍの一般的な無定形合成シリカ（ファインシールＸ−３
７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）を使用した他は、実
施例２と全く同様にして記録用紙を得た。得られた記録
用紙を用いて実施例１と全く同様にして試験を行い、評
価した。結果は表２に示した通りである。
【００５７】比較例４．比表面積が８０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）６
０部を同４０部に代え、軽質炭酸カルシウム（タマパー
ル１２１：奥多摩工業株式会社製の商品名）４０部を同
６０部に変えた他は、実施例２と全く同様にしてインク
ジェット記録用紙を作製し、実施例１と全く同様にして
試験を行い、評価した。結果は表２に示した通りであ
る。
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）６
０部を同４０部に代え、軽質炭酸カルシウム（タマパー
ル１２１：奥多摩工業株式会社製の商品名）４０部を同
６０部に変えた他は、実施例２と全く同様にしてインク
ジェット記録用紙を作製し、実施例１と全く同様にして
試験を行い、評価した。結果は表２に示した通りであ
る。
【００５８】比較例５．比表面積が８０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）８
０部を同４０部に代え、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファイ
ンシールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）２０
部を同６０部に代えた他は、実施例２と全く同様にして
記録用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
粒子径が２．８μｍの炭酸カルシウム複合シリカ（ファ
インシールＣＭ−Ｆ：徳山曹達株式会社製の商品名）８
０部を同４０部に代え、比表面積２７０ｍ2 ／ｇで平均
粒子径２．８μｍの一般的な無定形合成シリカ（ファイ
ンシールＸ−３７Ｂ：徳山曹達株式会社の商品名）２０
部を同６０部に代えた他は、実施例２と全く同様にして
記録用紙を得た。得られた記録用紙を用いて実施例１と
全く同様にして試験を行い、評価した。結果は表２に示
した通りである。
【００５９】参考例１．市販のインクジェット記録用紙
を用いて、実施例１と全く同様にして試験を行い、評価
した。結果は表１に示した通りである。尚、上記記録用
紙は印字評価に使用したフルカラーインクジェットプリ
ンターの指定用紙である。以上の結果より、本発明のイ
ンクジェット記録用紙は、７５度鏡面光沢度、平滑度及
びインク吸収性が良好であると共にドットのシャープネ
ス及び真円性が高く、高いドット濃度で記録することが
できる記録用紙であることが確認された。
を用いて、実施例１と全く同様にして試験を行い、評価
した。結果は表１に示した通りである。尚、上記記録用
紙は印字評価に使用したフルカラーインクジェットプリ
ンターの指定用紙である。以上の結果より、本発明のイ
ンクジェット記録用紙は、７５度鏡面光沢度、平滑度及
びインク吸収性が良好であると共にドットのシャープネ
ス及び真円性が高く、高いドット濃度で記録することが
できる記録用紙であることが確認された。
【表２】
Claims (2)
- 【請求項１】 基紙の少なくとも一方の面に、キャスト
コーティング法により顔料を含有する塗工層を設けたイ
ンクジエット記録用紙であって、前記顔料が、５０重量
％以上の炭酸カルシウム複合シリカを含有することを特
徴とするインクジェット記録用紙。 - 【請求項２】 炭酸カルシウム複合シリカが、ＢＥＴ法
による比表面積が１００ｍ2 ／ｇ以下であると共に、平
均粒子径が４μｍ以下であることを特徴とする請求項１
に記載のインクジェット記録用紙。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3240518A JPH081038B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | インクジェット記録用紙 |
| DE69208773T DE69208773T2 (de) | 1991-08-27 | 1992-07-23 | Durch Tintenstrahlverfahren bedrucktes Papier |
| EP92112586A EP0529308B1 (en) | 1991-08-27 | 1992-07-23 | Ink jet recording paper |
| US07/935,329 US5281467A (en) | 1991-08-27 | 1992-08-26 | Ink jet recording paper |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3240518A JPH081038B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | インクジェット記録用紙 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559694A true JPH0559694A (ja) | 1993-03-09 |
| JPH081038B2 JPH081038B2 (ja) | 1996-01-10 |
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|---|---|---|---|
| JP3240518A Expired - Fee Related JPH081038B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | インクジェット記録用紙 |
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| DE (1) | DE69208773T2 (ja) |
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| US6436514B1 (en) | 1998-10-26 | 2002-08-20 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Ink jet recording sheet and method for producing the same |
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| WO2003082591A1 (fr) | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Support d'enregistrement a jet d'encre |
| WO2004087431A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | インクジェット記録媒体 |
| WO2005008651A1 (ja) | 2003-07-18 | 2005-01-27 | Idemitsu Technofine Co., Ltd. | 情報記録媒体を製造する方法、及び情報記録媒体 |
| JP2006088636A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Nippon Paper Industries Co Ltd | インクジェット記録媒体 |
| WO2006035661A1 (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | インクジェット記録用紙 |
| EP1714792A1 (en) | 2005-03-28 | 2006-10-25 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Inkjet recording medium and method for producing the same |
| JP2007125855A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Sony Corp | 画像形成方法 |
| WO2007086562A1 (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-02 | Meisei Chemical Works, Ltd. | インクジェット記録媒体 |
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| US7645489B2 (en) | 2003-08-26 | 2010-01-12 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Process for producing inkjet recording medium |
| JP2013500186A (ja) * | 2009-10-30 | 2013-01-07 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー． | インクジェット用のコート媒体 |
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| EP0614766B1 (en) * | 1991-11-07 | 1997-09-17 | Nippon Paper Industries Co Ltd | Coated paper suitable for ink fusion thermal transfer, and manufacture thereof |
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| JP3428171B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2003-07-22 | 旭硝子株式会社 | 塗工紙およびその製造方法 |
| JPH0999628A (ja) | 1994-10-07 | 1997-04-15 | Canon Inc | 画像形成方法 |
| DE69509466T2 (de) | 1994-10-28 | 1999-10-07 | Arkwright Inc | Glänzdes Tintenstrahlempfangspapier |
| JP2930287B2 (ja) * | 1994-11-08 | 1999-08-03 | 日本製紙株式会社 | 記録用紙及びその製造方法 |
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| US5660928A (en) * | 1995-06-28 | 1997-08-26 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Substrate for ink jet printing having a dual layer ink-receptive coating |
| JP3133238B2 (ja) * | 1995-10-26 | 2001-02-05 | 日本製紙株式会社 | インクジェット記録用キャストコート紙及びその製造方法 |
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