JPH055904B2 - - Google Patents

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JPH055904B2
JPH055904B2 JP21086483A JP21086483A JPH055904B2 JP H055904 B2 JPH055904 B2 JP H055904B2 JP 21086483 A JP21086483 A JP 21086483A JP 21086483 A JP21086483 A JP 21086483A JP H055904 B2 JPH055904 B2 JP H055904B2
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JP
Japan
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film
stamper
master
manufacturing
plating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP21086483A
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English (en)
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JPS60103194A (ja
Inventor
Hiroaki Okudaira
Isamu Tanaka
Hitoshi Oka
Toshio Kobayashi
Takeo Fukagawa
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60103194A publication Critical patent/JPS60103194A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はスタンパの製造方法にかかわり、特
に、光デイスク用に適した高精度なスタンパの製
造方法に関するものである。
〔発明の背景〕
レコードのラツカー盤など非導電性材料の原盤
から電気めつき法によりスタンパを形成すること
はよく知られている。ここで、非導電性の原盤に
電気めつきを行なうためには、導電膜を形成する
ことが必要であり、導電膜が原盤のパターン形状
を精度よく転写すること、導電膜がスタンパとし
て使用中およぎ保管中にパターン形状を精度よく
維持すること、原盤のパターンがスタンパの製造
工程中に変化しないこと、スタンパの平坦度が良
好であることなど、多くの条件がスタンパおよび
その製造方法に要求されている。特に、原盤のパ
ターン形状が非常に高い精度を要求される場合、
例えば光デイスク用スタンパにおいては、上記条
件は重要である。
従来、レコード用スタンパは、第1図に示す工
程で製造されていた。すなわち、信号を書き込ん
だラツカー盤等の原盤に銀鏡反応により銀導電膜
を形成し、ついで該銀導電膜上に電気めつき法に
よりニツケルめつき膜を形成する。その後、銀導
電膜と一体となつたニツケルめつき膜を原盤から
剥離し、スタンパとする。この方法で製造したス
タンパは、第2図に示すように、所定のパターン
の反転パターン1を有する銀導電膜2とニツケル
めつき膜3とからなる。
ところが、この方法で光デイスク用スタンパを
製造すると、次のような欠点を有する。すなわ
ち、第1に、銀鏡反応はアルカリ性の反応液を用
いるため、フオトレジスト膜が侵されてパターン
が変形し、正確な転写が困難である。第2に、銀
鏡反応により生成する銀粒子の大きさは反応条件
により大きく変化するため、原盤のパターンの転
写精度の安定性に欠ける。第3に、スタンパの表
面を構成する銀膜は酸化、硫化により著しく変化
し、スタンパの使用中および保管中にパターン形
状を精度よく維持するとが困難である。第4に、
0.3mm程度の厚さのニツケルめつき膜では、スタ
ンパとして平坦度を維持することは難しい。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、高精度な光デイスク用スタンパの製造方法
を提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明による光デイスク用スタンパの製造方法
は、ガラス板に被着させたフオトレジスト膜に所
定のパターンを形成して原盤を製作する第1の工
程と、フオトレジスト膜に紫外光を照射する第2
の工程と、フオトレジスト膜上に気相成長法によ
り金属薄膜を形成する第3の工程と、金属薄膜上
にめつき法によりめつき膜を形成する第4の工程
と、めつき膜に平坦な裏打ち材を接着する第5の
工程と、原盤を金属薄膜から剥離して金属薄膜、
めつき膜、および裏打ち材で形成されたスタンパ
を得る第6の工程とから成ることを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を詳説する。第3図A
ないしGは本発明による光デイスク用スタンパの
製造方法を示す製造工程図である。まず、直径
350mmのガラス板4に被着したフオトレジスト膜
5に所定のパターン6を形成した原盤を準備し
(第3図A)、高圧水銀灯により上記フオトレジス
ト膜5に紫外光を照射した(同図B)。紫外光の
照射量は10J/cm2である。次に、蒸着法によりニ
ツケル蒸着膜8を1000Åの厚さに形成し(同図
C)、さらに、ニツケル蒸着膜8の上に、電気め
つき法によりニツケルめつき膜9を形成した(同
図D)。このめつき条件は、例えばスルフアミン
酸ニツケル300g/、塩化ニツケル10g/、
ホウ酸30g/からなるスルフアミン酸ニツケル
めつき液で、液温30℃、電流密度0.1〜10A/d
m2、めつき時間200分である。次に、アクリル系
の接着剤10を用いて、炭素鋼からなる平坦な裏
打ち材11をニツケルめつき膜9に接着した(同
図E)。次に、原盤とニツケル蒸着膜8との間
を剥離し(同図F)、最後に、外周を整形加工し
て、原盤のフオトレジスト膜5に形成したパタ
ーン6を反転した反転パターン6′を有するスタ
ンパ12を得た(同図G)。
この実施例により製造したスタンパは、原盤の
パターンを正確に反転々写したパターンを有し、
スタンパの使用中および保管中にパターン形状が
変化することなく、平坦度も直径300mmに対して
10μm以下と極めて平坦度の高いものであつた。
上記実施例では、導電膜としてニツケルを用い
たが、ニツケルに限らず、金、白金、パラジウム
等の貴金属、クロム、タングステン等の耐食性金
属であれば、特に制限はない。ただし、耐食性
と、めつき膜との接着性との点からは、ニツケ
ル、パラジウム、金が特に適している。また、導
電膜の形成方法としては、蒸着法に限らず、スパ
ツタリング法、イオンプレーテイング法など気相
成長法であれば特に制限はない。また、紫外光の
照射量は0.5J/cm2以上あればよく、波長は2000Å
から4500Åの波長が特に適している。
また、裏打ち材とめつき膜との接着に用いる接
着剤は、アクリル系のほか、エポキシ系など裏打
ち材とめつき膜とを強固に接着するものであれば
よい。さらに、裏打ち材としては、鉄、ステンレ
ス鋼、真ちゆう、銅、アルミニウム等が適してい
るが、ニツケルめつき膜との熱膨張率の整合の点
からは鉄が、耐食性の点からはステンレス鋼が、
特に適している。
さらに、気相成長法により導電膜を形成する場
合、あらかじめ原盤を加熱しておくことは、導電
膜とフオトレジスト膜との密着性を向上し、かつ
形成された導電膜の内部応力を低減する上で好ま
しい。また、紫外光を照射する工程の後に原盤を
50〜150℃の温度で加熱処理することは、フオト
レジスト膜と原盤との接着性を向上し、フオトレ
ジスト膜中に残存する感光基に依存する窒素ガス
を除去して導電膜の発泡を防止する点で好まし
い。なお、この加熱処理は、上記した導電膜形成
時の原盤の加熱と兼ねてもよく、こうすれば工程
の短縮が図れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、原盤の
フオトレジスト膜に形成した所定形状のパターン
を極めて正確に反転々写することが可能となり、
またスタンパの製造工程中に原盤のパターンが変
化することも防止できる。さらに、スタンパの使
用中および保管中に酸化、硫化等によつてパター
ンの形状が変化することも防止できる。また、ス
タンパの平坦度も、直径300mmに対して、そりが
10μm程度と極めて平坦性のよいスタンパを安定
性よく形成することができる。これにより、光デ
イスク用などに適した高精度かつ高密度で長寿命
のスタンパを、安定性よく製造することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方法によるスタンパの製造工程
図、第2図は従来の方法により製造したスタンパ
の断面図、第3図は本発明の方法によるスタンパ
の製造工程図および各工程における断面図であ
る。 符号の説明、4……ガラス板、5……フオトレ
ジスト膜、6……パターン、6′……反転パター
ン、……原盤、8……ニツケル蒸着膜、9……
ニツケルめつき膜、10……接着剤、11……裏
打ち材、12……スタンパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス板に被着させたフオトレジスト膜に所
    定のパターンを形成して原盤を製作する第1の工
    程と、該フオトレジスト膜に紫外光を照射する第
    2の工程と、該フオトレジ膜上に気相成長法によ
    り金属薄膜を形成する第3の工程と、該金属薄膜
    上にめつき法によりめつき膜を形成する第4の工
    程と、該めつき膜に平坦な裏打ち材を接着する第
    5の工程と、前記原盤を前記金属薄膜から剥離し
    て、金属薄膜、めつき膜および裏打ち材で形成さ
    れたスタンパを得る第6の工程とから成ることを
    特徴とする光デイスク用スタンパの製造方法。 2 前記第2の工程において、前記フオトレジス
    ト膜に波長が2000Åから4500Åの紫外線を0.5J/
    cm2以上の照射量で照射することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の光デイク用スタンパの製
    造方法。 3 前記第2の工程において、前記紫外光を照射
    した後に、さらに50〜150℃の温度で加熱処理す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    光デイスク用スタンパの製造方法。 4 前記第3の工程において、予め前記原盤を加
    熱してから前記フオトレジスト膜上に気相成長法
    により金属薄膜を形成することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の光デイスク用スタンパの
    製造方法。
JP21086483A 1983-11-11 1983-11-11 スタンパとその製造方法 Granted JPS60103194A (ja)

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JP21086483A JPS60103194A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 スタンパとその製造方法

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JPS60103194A JPS60103194A (ja) 1985-06-07
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JPH02173285A (ja) * 1988-12-24 1990-07-04 Nippon Columbia Co Ltd スタンパの製造方法
JP2747507B2 (ja) * 1992-07-28 1998-05-06 矢崎総業株式会社 端子挿入方法
JP4530262B2 (ja) * 2004-03-31 2010-08-25 セイコーインスツル株式会社 低融点金属を用いた電鋳部品の製造方法

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