JPH0559031U - ボールねじ - Google Patents

ボールねじ

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JPH0559031U
JPH0559031U JP119992U JP119992U JPH0559031U JP H0559031 U JPH0559031 U JP H0559031U JP 119992 U JP119992 U JP 119992U JP 119992 U JP119992 U JP 119992U JP H0559031 U JPH0559031 U JP H0559031U
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JP
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screw shaft
ball
guide groove
screw
ball screw
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博光 近藤
哲男 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直線運動と回転運動とを同時に取り出すこと
のできるボールねじを提供する。 【構成】 ボールねじ1’のねじ軸11’には、螺旋状
の案内溝11’a、および、この案内溝11’a間のラ
ンド部に歯型11’bが形成されている。ねじ軸11’
の歯型11’bは、テーブル2に固定された歯車5の歯
型5bと噛み合い、ねじ軸11’からの回転動力を歯車
5に伝達するようになっている。ねじ軸11’が回転す
ると、テーブル2がリニアボールベアリング3に案内さ
れて軸方向にスライド移動する。これと同時に、ねじ軸
11’の回転動力がランド部の歯型11’bを介して歯
車5に伝達され、これに伴って軸5aが回転する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種産業機械等に使用されるボールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、一般に、ボールねじ1は、外周面に螺旋状の案内溝11a を形成したねじ軸11と、内周面に螺旋状の案内溝12aを形成したボールナッ ト12と、案内溝11aと案内溝12aとの間に形成される螺旋状の循環通路に 配された複数のボール13とで構成され、ねじ軸11の回転運動をボールナット 12の直線運動に変換する機能をもつ。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ボールねじは直線運動用の機器としては非常に高精度な位置決め機能をもつも のであるが、その構造上、回転運動を同時に取り出せるようにはなっていない。 そのため、直線運動と回転運動とが同時に必要とされるような装置においては、 回転運動を与えるための駆動源をボールねじとは別途に配置する必要がある。
【0004】 その一例として、図2に、円筒状ワーク例えば軸受内輪21のコーティング装 置を示す。このコーティング装置は、複数の軸受内輪21を同時に処理し得るよ うにしたものであり、軸受内輪21に送りと回転とを同時に与えることができる 構成になっている。すなわち、テーブル2をボールねじ1のボールナット12に 固定し、このテーブル2を一対のリニアボールベアリング3で軸方向に案内させ ると共に、テーブル2上に回転源としてのモータ15を固定配置し、このモータ 15の出力軸15aに複数の軸受内輪21を挿通固定してある。ねじ軸11が回 転すると、ボールナット12に固定されたテーブル2が軸方向にスライドするこ とによって軸受内輪21に送りがかけられ、同時に、モータ2が回転することに よって軸受内輪21に回転が与えられる。このようにして、軸受内輪21に送り と回転とを同時に与えながら、軸受内輪21の近傍に配置したノズル22からコ ーティング剤を噴出させて転走面にコーティング処理を施すのである。
【0005】 しかしながら、上述したコーティング装置においては、軸受内輪21に回転運 動を与えるためにモータ15を別途配置する必要があり、装置全体の構造が複雑 化するという問題点がある。また、揮発性のコーティング剤を用いる場合には防 爆モータが必要となり、真空中で処理を行なう場合には真空モータが必要になる など、装置の汎用性、コスト性の点においても問題がある。
【0006】 そこで本考案の目的は、直線運動と回転運動とを同時に取り出すことのできる ボールねじを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、外周面に螺旋状の案内溝を形成したねじ軸と、内周面に螺旋状の 案内溝を形成したボールナットと、ねじ軸の案内溝とボールナットの案内溝との 間に形成される螺旋状の循環通路に配された複数のボールとで構成されるもので あって、ねじ軸の案内溝間のランド部に歯型を形成したボールねじに関する。
【0008】 請求項2は、請求項1のボールねじと、このボールねじのねじ軸の歯型と噛合 する歯車機構とを具えたボールねじ装置に関する。
【0009】
【作用】
ねじ軸の外周面のランド部に歯型を形成することにより、ねじ軸の動力をこの 歯型を介して回転動力として取り出すことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案のボールねじをコーティング装置に用いた実施例について説明す る。尚、図2、3に示すものと実質的に同一の部材及び部分については同一の符 号を用いて図示及び説明する。
【0011】 図1は、軸受部品例えば軸受内輪21のコーティング装置を示す。このコーテ ィング装置は、ねじ軸11’を除き図3に示すものと同一構成のボールねじ1’ 、ボールねじ1’のボールナット12に固定されたテーブル2、テーブル2を軸 方向に案内する一対のリニアボールベアリング3、テーブル2上に固定された一 対の支持台4(ピローブロック等)に回転自在に支持された歯車5を主要な構成 要素とする。歯車5の軸5aは一方の支持台4を貫通して軸方向に延びており、 この延在部分に複数の軸受内輪21が挿通固定されている。そして、軸受内輪2 1の直下にノズル22が配置されている。
【0012】 ボールねじ1’のねじ軸11’には、螺旋状の案内溝11’a、および、この 案内溝11’a間のランド部に歯型11’bが形成されている。ねじ軸11’の 歯型11’bは、テーブル2に固定された歯車5の歯型5bと噛み合い、ねじ軸 11’からの回転動力を歯車5に伝達するようになっている。
【0013】 ねじ軸11’が回転すると、テーブル2がリニアボールベアリング3に案内さ れて軸方向にスライド移動する。これと同時に、ねじ軸11’の回転動力がラン ド部の歯型11’bを介して歯車5に伝達され、これに伴って軸5aが回転する 。したがって、軸受内輪21はテーブル2のスライド移動によって軸方向に送り をかけられ、さらに歯車5の回転によって回転を与えられる。このように、軸受 内輪21に送りと回転とを同時に与えながらノズル22からコーティング剤を噴 出させると、各軸受内輪21の転走面の全周にコーティング皮膜がムラなく形成 される。尚、軸受内輪21の送り速度と回転速度の調整は、ねじ軸11’の回転 速度を調整することにより行なうが、送り速度をそのままにして回転速度のみを 変化させたい場合には、歯車5の大きさを変えるようにすると良い。その場合、 一対の支持台4をテーブル2上で軸線と直角方向にスライド可能とし、ねじ軸1 1’の歯型11’bと歯車5の歯型5bとの噛み合いを調節することができるよ うにしておく。
【0014】 尚、本実施例ではワークとして軸受内輪21を用いているが、このコーティン グ装置は、軸受外輪、パイプ等の円筒状ワーク一般に用いることができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、ねじ軸外周面のランド部に歯型を形成するようにしたので、 この歯型に適当な歯車機構を噛み合わせることによって、ねじ軸の回転動力を歯 車機構に伝達することが可能となる。したがって、本考案は直線運動と回転運動 とが同時に必要とされる装置に適用された場合に、該装置の簡略化、コストダウ ンに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボールねじを用いたコーティング装置
を示す斜視図である。
【図2】従来構成のボールねじを用いたコーティング装
置を示す斜視図である。
【図3】ボールねじの一般的構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
11’ ボールねじ 11’a 案内溝 11’b 歯型 12 ボールナット 12a 案内溝 13 ボール 5 歯車 5a 歯型

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状の案内溝を形成したねじ
    軸と、内周面に螺旋状の案内溝を形成したボールナット
    と、前記ねじ軸の案内溝とボールナットの案内溝との間
    に形成される螺旋状の循環通路に配された複数のボール
    とで構成されるものであって、前記ねじ軸の案内溝間の
    ランド部に歯型を形成したことを特徴とするボールね
    じ。
  2. 【請求項2】 外周面に螺旋状の案内溝およびこの案内
    溝間のランド部に歯型を形成したねじ軸、内周面に螺旋
    状の案内溝を形成したボールナット、前記ねじ軸の案内
    溝とボールナットの案内溝との間に形成される螺旋状の
    循環通路に配された複数のボールで構成されるボールね
    じと、このボールねじのねじ軸の歯型と噛合する歯車機
    構とを具えたボールねじ装置。
JP1992001199U 1992-01-17 1992-01-17 ボールねじ Expired - Lifetime JP2596199Y2 (ja)

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JPH0559031U true JPH0559031U (ja) 1993-08-03
JP2596199Y2 JP2596199Y2 (ja) 1999-06-07

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61182451U (ja) * 1985-05-08 1986-11-14
JPS63173475U (ja) * 1987-04-30 1988-11-10
JPH0449A (ja) * 1990-04-13 1992-01-06 Nippon Seiko Kk ボールねじ軸

Patent Citations (3)

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JPS61182451U (ja) * 1985-05-08 1986-11-14
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JPH0449A (ja) * 1990-04-13 1992-01-06 Nippon Seiko Kk ボールねじ軸

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JP2596199Y2 (ja) 1999-06-07

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