JP3500836B2 - テーブル駆動装置 - Google Patents

テーブル駆動装置

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JP3500836B2
JP3500836B2 JP04929896A JP4929896A JP3500836B2 JP 3500836 B2 JP3500836 B2 JP 3500836B2 JP 04929896 A JP04929896 A JP 04929896A JP 4929896 A JP4929896 A JP 4929896A JP 3500836 B2 JP3500836 B2 JP 3500836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械,ロボッ
トその他種々の産業機械装置に好適に利用できるテーブ
ル駆動装置に係り、特に、1軸で軸回転と直線移動との
2自由度を有するアクチュエータにより2台のテーブル
をそれぞれ独立に運動させ得るテーブル駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、1軸の案内軸上で2台のテーブル
を動かすためには、ナット回転タイプのボールねじ装置
またはリニア駆動モータ等を使用する必要があった。
【0003】ナット回転タイプのボールねじ装置を利用
したテーブル駆動装置としては、例えば特開平7−20
8572号公報に開示されたものがある。このものは、
外周面にボールねじ溝を有するねじ軸は両端部が基台上
に固定支持されている。このねじ軸に、内周面にボール
ねじ溝を有するボールねじナットが多数のボールを介し
て螺合されており、そのボールねじナットを内蔵したテ
ーブルが、直線案内装置を介して軸方向移動自在に基台
上に配設されている。そして、テーブル上に搭載したモ
ータで例えばベルトを介して前記ボールねじナットを正
逆に回転させて、テーブルを直線往復移動させる。こう
したボールねじ装置を利用したテーブル駆動装置は、テ
ーブルの高速送りと正確な位置決めを可能とする。ま
た、1本のねじ軸にそれぞれボールねじナットを内蔵さ
せた2台のテーブルを組み合わせて、各テーブル毎にナ
ット回転駆動モータを搭載すれば、1軸の案内軸上で2
台のテーブルを自在に動かすテーブル駆動装置が実現で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のナット回転タイプのボールねじ装置を利用し
たテーブル駆動装置は、ナットを回転させるための駆動
モータをテーブルに搭載する必要があるため、小型化す
ることが難しく、また、可動体への電気配線等の処理も
複雑にならざるを得ないという未解決の課題がある。
【0005】なお、ボールねじ装置の代わりにリニア駆
動モータを利用したテーブル駆動装置にすれば小型化も
可能であるが、その場合には価格,使用条件等の制約が
あって採用範囲が制限されてしまう。
【0006】そこで、本発明はこのような従来のテーブ
ル駆動装置の課題に着目してなされたものであり、1軸
で軸回転と直線移動との2自由度を有するアクチュエー
タにより2台のテーブルをそれぞれ独立に運動させ得
る、小型で構造の簡単なテーブル駆動装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
テーブル駆動装置の発明は、螺旋状のねじ溝と該ねじ溝
と交叉して軸方向に延びるスプライン溝とを外周面に有
する駆動軸、該駆動軸に嵌合するとともに前記ねじ溝に
係合するねじナット及び前記駆動軸に嵌合するとともに
前記スプライン溝に係合するスプラインナットを備え、
それら両ナットは軸受を介して回転自在にハウジングに
支持されるとともにそれぞれ駆動モータに連結されて、
前記駆動軸が軸回転と軸直線移動との2自由度を有する
アクチュエータと、前記駆動軸に沿って延設された案内
軸と、該案内軸に係合して軸方向に案内されるとともに
前記駆動軸の一端に軸受を介して前記駆動軸が相対回転
自在に係合した第1のスライドテーブルと、前記案内軸
に係合して軸方向に案内されるとともに前記駆動軸に係
合したねじナットを介して当該駆動軸に係合した第2の
スライドテーブルとを備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に係るテーブル駆
動装置の発明は、螺旋状のねじ溝と該ねじ溝と交叉して
軸方向に延びるスプライン溝とを外周面に有する駆動
軸、該駆動軸に嵌合するとともに前記ねじ溝に係合する
ねじナット及び前記駆動軸に嵌合するとともに前記スプ
ライン溝に係合するスプラインナットを備え、それら両
ナットは軸受を介して回転自在にハウジングに支持され
るとともにそれぞれ駆動モータに連結されて、前記駆動
軸が軸回転と直線移動との2自由度を有するアクチュエ
ータと、前記駆動軸に沿って延設された案内軸と、該案
内軸に係合して軸方向に案内されるとともに前記駆動軸
の一端に軸受を介して前記駆動軸が相対回転自在に係合
したスライドテーブルと、該スライドテーブル上に軸受
を介して回転自在に設置されるとともに前記駆動軸に回
転伝達手段を介して連結された回転テーブルとを備えた
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態例を図
面を参照して説明する。図1ないし図3は、この発明の
一実施形態例で、第1のスライドテーブル1Aと第2の
スライドテーブル1Bとがそれぞれ独立に軸方向移動
(スライド)できるものである。先ず構成を説明する
と、駆動軸としてのボールねじ軸2は、螺旋状のボール
ねじ溝3と共に、軸方向に直線状のボールスプライン溝
4が軸全長にわたって形成されているスプライン付ボー
ルねじ軸である。もっとも、ボールスプライン溝4につ
いては、ねじ軸の一端側(図の右端)から適宜の長さ
(スライドテーブル1Aの所要の移動範囲に応じた長
さ。)としても良い。
【0010】このボールねじ軸2のボールスプライン溝
4を有する一端側に、ボールねじナット5とボールスプ
ラインナット6とが、それぞれ図示されない多数のボー
ルを介して螺着されている。それら両ナット5,6は、
それぞれ軸受のボールベアリング7を介して回転自在に
ハウジング8に支持されており、それぞれに駆動モータ
10,11に連結されている。これにより、軸回転と軸
直線移動との2自由度を有するボールねじ軸2を備えた
駆動手段12が構成されている。
【0011】そして、この駆動手段12の延長されたボ
ールねじ軸2に沿って、1軸の案内軸22がベースBか
ら延設され、その案内軸22にスライドテーブル1Aと
スライドテーブル1Bとが取付けられて軸方向に案内さ
れてスライドするようになっている。すなわち、スライ
ドテーブル1Aは、一端(図の右端)に軸受23が取付
けてあり、この軸受23にボールねじ軸2の一端(図の
左端)が回転自在に係合していて、ボールねじ軸2が回
転しつつ軸方向に移動するとスライドテーブル1Aが回
転することなく軸方向に移動するようになっている。一
方、スライドテーブル1Bは、軸心にボールねじ軸2を
通す貫通孔24を有すると共に一端(図の右端)にボー
ルねじナット25が取付けてあり、このボールねじナッ
ト25がボールねじ軸2に回転自在に係合していて、ボ
ールねじ軸2の回転に伴いスライドテーブル1Bが回転
することなく軸方向に移動するようになっている。な
お、この例のように、スライドテーブル1Bに別体のボ
ールねじナット25を組み込む代わりに、ボールねじナ
ット25に相当するナット部を予め内部に形成した一部
材からなるスライドテーブルとしても良い。
【0012】全体構造についてさらに詳細を述べると、
前記駆動手段12のボールねじナット5は、ボールねじ
溝3に対応する図示されないボールねじ溝を内周面に有
しており、そのナットのボールねじ溝と前記ボールねじ
軸2のボールねじ溝3とで形成される螺旋状空間内に図
示されない多数のボールが転動自在に介装されている。
またボールねじナット5には、図示しないがそれらのボ
ールの循環路が形成されており、ボールはボールねじ軸
2とボールねじナット5との相対回転と共にねじ溝内を
転動しつつ螺旋状に移動し、ねじ溝を1回半ないし3回
半回ってからナット内の戻し通路を経て元の位置に戻
り、循環を繰り返す構造になっている。その循環経路の
構造によって、循環チューブ式,循環駒式,エンドキャ
ップ循環式等の種々のタイプのボールねじナット5が知
られているが、本発明に使用するものはいずれのタイプ
でも良い。
【0013】一方、ボールスプラインナット6は、ボー
ルねじ軸2に沿って直線的に延びるボールスプライン溝
4に対応する図示されないボールスプライン溝を内周面
に有しており、そのナットのボールスプライン溝とボー
ルねじ軸2のボールスプライン溝4との間に図示されな
い多数のボールが転動自在に介装されている。また、ボ
ールスプラインナット6には、図示しないがそれらのボ
ールの循環路が形成されており、ボールはボールねじ軸
2とボールスプラインナット6との相対的な直線移動と
共にねじ溝内を転動しつつ直線方向に移動し、ナット端
部に至ってナット内の戻し通路に入りUターンして元の
位置にもどる循環を繰り返す構造になっている。
【0014】前記ボールねじナット5の一端には、ハウ
ジング8から張り出してプーリ15が取付けられてい
る。同じくボールスプラインナット6の一端にも、プー
リ16が取付けられている。また、ハウジング8に接近
させて、共通のベースB上に固定配置された2台の駆動
モータ10,11の出力軸にそれぞれプーリ17,18
が取付けられている。そして、ボールねじナット5はプ
ーリ15及びプーリ17に掛け渡したタイミングベルト
19を介して駆動モータ10に連結され、ボールスプラ
インナット6はプーリ16及びプーリ18に掛け渡した
タイミングベルト20を介して同期回転可能に駆動モー
タ11に連結されている。
【0015】駆動モータ10,11は例えばサーボモー
タで、図外の検出器でモータ軸の位置・速度を検出して
セミクローズドループでフィードバック制御される。前
記案内軸22は、例えば直線案内装置(リニアガイド装
置)の断面コ字型の案内レールで構成され、その対向す
る両内側面22a,22aにそれぞれ図示しない軸方向
の転動体転動溝が延設されている。これに対して、前記
スライドテーブル1A及びスライドテーブル1Bはリニ
アガイド装置のスライダで構成されている。例えばスラ
イドテーブル1Aは、図示されないが、その両外側面1
Aa,1Aaに前記案内レールの内側面22aに形成さ
れた転動体転動溝に対向する転動体転動溝が形成される
と共に、その転動体転動溝に平行な転動体戻し路が内設
され、且つ、前記転動体転動溝と転動体戻し路とを連結
するU字路を備えたエンドキャップが両端部に装着さ
れ、かくしてエンドレスの転動体循環経路が両側面部に
形成されており、その転動体循環経路内に多数の転動体
(ボールまたはコロ)が充填された構造を有している。
そして、スライドテーブル1Aが軸方向に移動する際に
は、同方向にその移動速度より遅い速度でそれらの転動
体が転動体循環経路内を移動しつつ無限循環を繰り返し
て滑らかに案内する。スライドテーブル1Bも同様の構
造である。
【0016】次に作用を述べる。 (1)スライドテーブル1Aとスライドテーブル1Bと
の同時スライド作動の場合:駆動モータ10を駆動し、
駆動モータ11は停止。これにより、駆動モータ10に
連結したボールねじナット5が回転し、駆動モータ11
に連結したボールスプラインナット6は停止固定とな
る。そのため、ボールねじ軸2が回転を伴わずに軸方向
に移動し、その移動につれてスライドテーブル1Aとス
ライドテーブル1Bとが共に軸方向に移動する。移動の
方向は、駆動モータ10の回転方向によりきまる。
【0017】(2)スライドテーブル1Aのみをスライ
ド作動させ、スライドテーブル1Bは停止したままとす
る場合:駆動モータ10は停止し、駆動モータ11を駆
動させる。これにより、駆動モータ11に連結したボー
ルスプラインナット6が回転し、ボールねじナット5は
停止固定となる。そのため、ボールねじ軸2は回転しつ
つ軸方向に移動する。その場合の移動距離は、ボールね
じ軸2の1回転につきねじ1リード分である。このボー
ルねじ軸2の移動と共に、スライドテーブル1Aが一体
的に軸方向に移動する。そのテーブル移動方向は、駆動
モータ11の回転方向によりきまる。スライドテーブル
1Bは停止したままである。
【0018】(3)スライドテーブル1Aを停止したま
ま、スライドテーブル1Bのみをスライド作動させる場
合:駆動モータ10及び駆動モータ11を、ボールねじ
ナット5とボールスプラインナット6とが同速度になる
ように駆動させる。これにより、ボールねじナット5,
ボールスプラインナット6は同期回転する。そのため、
ボールねじ軸2は軸方向移動を伴わずに回転する。この
ボールねじ軸2の回転に応じてスライドテーブル1Bが
軸方向に移動するが、スライドテーブル1Aは停止した
ままである。
【0019】上記各作動において、駆動モータ10及び
駆動モータ11の回転速度と回転方向を制御することに
より、スライドテーブル1A及び1Bを、任意の方向に
任意の速度で移動させて、任意の位置に位置決めするこ
とができる。
【0020】図4ないし図6に、他の実施形態例を示
す。この第2実施形態例は、第2のテーブルが回転テー
ブル1Cとされ、その回転テーブル1Cが第1のスライ
ドテーブル1A上に軸受30を介して独立に回転可能に
搭載されている点が上記第1実施形態例とは異なってい
る。
【0021】すなわち、このものはX軸方向への移動
(スライド)と、Z軸を回転中心とする角度θの回転と
が可能なX−θテーブル駆動装置である。スライドテー
ブル1Aの構成は上記とほぼ同様で良いが、回転テーブ
ル1Cは円盤型でその外周面に回転伝達手段としてのカ
サ歯車31の歯が形成されている。一方、ボールねじ軸
2の端部には前記カサ歯車31に噛み合う回転伝達手段
としてのカサ歯車32が固定して取付けてあり、ボール
ねじ軸2の回転がカサ歯車31,32を介して回転テー
ブル1Cに伝達されるようになっている。
【0022】この第2実施形態例の作動は次の通りであ
る。 (1)スライドテーブル1Aと回転テーブル1Cとを同
時作動させる場合:駆動モータ10は停止し、駆動モー
タ11を駆動させる。これにより、駆動モータ11に連
結したボールスプラインナット6が回転し、ボールねじ
ナット5は停止固定となる。そのため、ボールねじ軸2
は回転しつつ軸方向に移動する。その場合の移動距離
は、ボールねじ軸2の1回転につきねじ1リード分であ
る。このボールねじ軸2の移動と共に、スライドテーブ
ル1Aが一体的に軸方向に移動する。同時に、ボールね
じ軸2に回転がカサ歯車31,32を介して回転テーブ
ル1Cに伝達されて、回転テーブル1CがZ軸方向の回
転軸33の回りに回転する。そのスライドテーブル1A
の移動方向及び回転テーブル1Cの回転方向は、駆動モ
ータ11の回転方向によりきまる。
【0023】(2)スライドテーブル1Aのみをスライ
ド作動させ、回転テーブル1Cは停止したままとする場
合:駆動モータ10を駆動し、駆動モータ11は停止。
これにより、駆動モータ10に連結したボールねじナッ
ト5が回転し、駆動モータ11に連結したボールスプラ
インナット6は停止固定となる。そのため、ボールねじ
軸2が回転を伴わずに軸方向に移動し、その移動につれ
てスライドテーブル1Aが軸方向に移動する。回転テー
ブル1Cは停止したままである。この場合のスライドテ
ーブル1Aの移動方向は、駆動モータ10の回転方向に
よりきまる。
【0024】(3)スライドテーブル1Aを停止したま
ま、回転テーブル1Cのみを回転作動させる場合:駆動
モータ10及び駆動モータ11を、ボールねじナット5
とボールスプラインナット6とが同速度になるように駆
動させる。これにより、ボールねじナット5,ボールス
プラインナット6は同期回転する。そのため、ボールね
じ軸2は軸方向移動を伴わずに回転する。このボールね
じ軸2の回転に応じて回転テーブル1Cが回転するが、
スライドテーブル1Aは停止したままである。
【0025】上記各作動において、駆動モータ10及び
駆動モータ11の回転速度と回転方向を制御することに
より、スライドテーブル1A及び回転テーブル1Cを、
任意の方向に任意の速度で移動及び回転させて、任意の
位置に位置決めすることができる。
【0026】なお、上記各実施形態例では、案内軸22
として転がり案内であるリニアガイド装置の案内レール
を用いると共に、スライドテーブル1A,1Bにリニア
ガイド装置のスライダを用いたものを示したが、転がり
案内に限定するものではなく、使用態様に応じてすべり
案内構造を採用することもできる。
【0027】また、上記各実施形態例ではアクチュエー
タとしてボールスプライン付ボールねじを使用した例を
示したが、これに限らずボールを介在させないすべりス
プライン付すべりねじを使用しても良い。
【0028】さらにまた、上記第2実施形態例では、第
2のテーブルである回転テーブル1Cにボールねじ軸2
の回転を伝達する手段としてカサ歯車を使用した例を示
したが、これに限らず図7,図8に示すようなウォーム
ギア等を使用した他の回転伝達手段を用いても良い。そ
の場合は、第1のスライドテーブル1A上に立設したZ
方向回転軸33に軸受30を介して独立に回転可能にウ
ォームホイール35を取り付け、このウォームホイール
35とボールねじ軸2に取り付けたウォーム36とを噛
み合わせて、ボールねじ軸2の回転をウォームホイール
35に伝達する。ウォームホイール35自体を回転テー
ブル1C(第2のテーブル)としても良く、またはウォ
ームホイール35に別途に回転テーブル1Cを搭載する
ようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の請求項
1に係る発明によれば、スプライン付ねじ装置を備えて
軸回転と軸直線移動との2自由度を有する駆動手段によ
り、案内軸に案内される第1のスライドテーブル及び第
2のスライドテーブルをそれぞれ独立に駆動してスライ
ド作動させるものとしたため、駆動モータを可動体のテ
ーブルに搭載する必要がなく電気配線等の処理も容易に
できて、全体的に小型で構造の簡単で且つ安価な1軸2
動作のテーブル駆動装置を提供できるという効果を奏す
る。
【0030】また、本発明の請求項2に係る発明によれ
ば、同様に2自由度を有する駆動手段により、案内軸に
案内されるスライドテーブル及びそのスライドテーブル
に搭載した回転テーブルをそれぞれ独立に駆動してスラ
イド作動及び回転作動させるものとしたため、駆動モー
タを可動体のテーブルに搭載する必要がなく電気配線等
の処理も容易にできて、請求項1の発明と同様の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例の断面図である。
【図2】図1に示すものの平面図である。
【図3】図1に示すものの側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態例の断面図である。
【図5】図4に示すものの平面図である。
【図6】図4に示すものの側面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態において他の回転伝達
手段を使用した平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1A 第1のスライドテーブル 1B 第2のスライドテーブル 1C 回転テーブル 2 駆動軸 3 ボールねじ溝 4 ボールスプライン溝 5 ボールねじナット 6 ボールスプラインナット 7 軸受 8 ハウジング 10 駆動モータ 11 駆動モータ 12 駆動手段 22 案内軸 23 軸受 25 ボールねじナット 30 軸受 31 回転伝達手段 32 回転伝達手段 35 回転伝達手段 36 回転伝達手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 25/20 - 25/24 B23Q 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状のねじ溝と該ねじ溝と交叉して軸
    方向に延びるスプライン溝とを外周面に有する駆動軸、
    該駆動軸に嵌合するとともに前記ねじ溝に螺合するねじ
    ナット及び前記駆動軸に嵌合するとともに前記スプライ
    ン溝に係合するスプラインナットを備え、それら両ナッ
    トは軸受を介して回転自在にハウジングに支持されると
    ともにそれぞれ駆動モータに連結されて、前記駆動軸が
    軸回転と軸直線移動との2自由度を有するアクチュエー
    タと、 前記駆動軸に沿って延設された案内軸と、 該案内軸に係合して軸方向に案内されるとともに前記駆
    動軸の一端に軸受を介して前記駆動軸が相対回転自在に
    係合した第1のスライドテーブルと、 前記案内軸に係合して軸方向に案内されるとともに前記
    駆動軸に係合したねじナットを介して当該駆動軸に係合
    した第2のスライドテーブルとを備えたことを特徴とす
    るテーブル駆動装置。
  2. 【請求項2】 螺旋状のねじ溝と該ねじ溝と交叉して軸
    方向に延びるスプライン溝とを外周面に有する駆動軸、
    該駆動軸に嵌合するとともに前記ねじ溝に螺合するねじ
    ナット及び前記駆動軸に嵌合するとともに前記スプライ
    ン溝に係合するスプラインナットを備え、それら両ナッ
    トは軸受を介して回転自在にハウジングに支持されると
    ともにそれぞれ駆動モータに連結されて、前記駆動軸が
    軸回転と直線移動との2自由度を有するアクチュエータ
    と、 前記駆動軸に沿って延設された案内軸と、 該案内軸に係合して軸方向に案内されるとともに前記駆
    動軸の一端に軸受を介して前記駆動軸が相対回転自在に
    係合したスライドテーブルと、 該スライドテーブル上に軸受を介して回転自在に設置さ
    れるとともに前記駆動軸に回転伝達手段を介して連結さ
    れた回転テーブルとを備えたことを特徴とするテーブル
    駆動装置。
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