JPH0558863A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH0558863A JPH0558863A JP24250591A JP24250591A JPH0558863A JP H0558863 A JPH0558863 A JP H0558863A JP 24250591 A JP24250591 A JP 24250591A JP 24250591 A JP24250591 A JP 24250591A JP H0558863 A JPH0558863 A JP H0558863A
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- oral cavity
- oral
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、発泡性、洗浄性に優れ、口腔内粘
膜への刺激が低く、抗菌性を有する口腔用組成物を提供
することを目的とするものである。 【構成】一般式 【化1】 (式中で、Rは炭素数10〜18のアルキル基)で表さ
れるN−(2−ヒドロキシアルキル−N、N−ジメチル
アンモニオ)エチルリン酸を含有することを特徴とす
る。
膜への刺激が低く、抗菌性を有する口腔用組成物を提供
することを目的とするものである。 【構成】一般式 【化1】 (式中で、Rは炭素数10〜18のアルキル基)で表さ
れるN−(2−ヒドロキシアルキル−N、N−ジメチル
アンモニオ)エチルリン酸を含有することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起泡性、洗浄性等の洗
浄剤としての必須要件を満足させ、且つ口腔粘膜及び歯
茎に対する刺激が著しく低く、味覚変化がなく、更には
殺菌力が強い新規な口腔用組成物に関する。
浄剤としての必須要件を満足させ、且つ口腔粘膜及び歯
茎に対する刺激が著しく低く、味覚変化がなく、更には
殺菌力が強い新規な口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、う蝕、即ち虫歯は、一般に口内に存在するショ糖、
口腔内細菌、歯の質の3つの条件が重なることにより発
生するといわれており、そのメカニズムは次のように考
えられている。即ち、飲食物中に含まれているショ糖が
歯面に付着した或種の口腔内細菌の分泌する酵素である
グルコシルトランスフェラーゼの作用を受けて粘着性、
不溶性の多糖類であるグルカンを生じ、細菌の巣たる歯
垢を形成すると共に、歯垢中で細菌は糖類を分解して酸
を生成し、この酸が歯のエナメル表面を脱灰させてう蝕
を進行させるようになっている。また、近年の高齢化社
会の急速な進化によりいわゆる歯周病の疾患率も増大
し、その予防が急務であるのも現状である。
り、う蝕、即ち虫歯は、一般に口内に存在するショ糖、
口腔内細菌、歯の質の3つの条件が重なることにより発
生するといわれており、そのメカニズムは次のように考
えられている。即ち、飲食物中に含まれているショ糖が
歯面に付着した或種の口腔内細菌の分泌する酵素である
グルコシルトランスフェラーゼの作用を受けて粘着性、
不溶性の多糖類であるグルカンを生じ、細菌の巣たる歯
垢を形成すると共に、歯垢中で細菌は糖類を分解して酸
を生成し、この酸が歯のエナメル表面を脱灰させてう蝕
を進行させるようになっている。また、近年の高齢化社
会の急速な進化によりいわゆる歯周病の疾患率も増大
し、その予防が急務であるのも現状である。
【0003】歯周病は、歯の周りの組織に起こる病気の
すべてをいい、歯磨等の手入れをしっかりと行わない
と、炎症が慢性的になり、歯を支持する組織が崩され、
最終的には歯を失うことになる。この歯周病は、病状の
進行度や患者の年齢に応じて現れるさまざまな病型を含
む。まず最初は、歯の生え際の表面に歯垢や歯石が付着
して、歯を取り巻く歯茎が腫れて赤くなる炎症を起こ
す。この炎症が長く続くと歯と歯茎の間に隙間ができ、
いわゆる歯周ポケットが生じ、更に進むとその底にある
歯槽骨がしだいに消失してしまう。歯周病は、痛みが伴
わず自覚症状がないままに病状が進んでいく慢性の炎症
であるが、歯茎からの出血、歯茎の腫れ、口臭等を伴う
ことが多い。
すべてをいい、歯磨等の手入れをしっかりと行わない
と、炎症が慢性的になり、歯を支持する組織が崩され、
最終的には歯を失うことになる。この歯周病は、病状の
進行度や患者の年齢に応じて現れるさまざまな病型を含
む。まず最初は、歯の生え際の表面に歯垢や歯石が付着
して、歯を取り巻く歯茎が腫れて赤くなる炎症を起こ
す。この炎症が長く続くと歯と歯茎の間に隙間ができ、
いわゆる歯周ポケットが生じ、更に進むとその底にある
歯槽骨がしだいに消失してしまう。歯周病は、痛みが伴
わず自覚症状がないままに病状が進んでいく慢性の炎症
であるが、歯茎からの出血、歯茎の腫れ、口臭等を伴う
ことが多い。
【0004】従来より、このような口腔疾患に対し、そ
の予防及び治療の目的で様々な口腔用組成物を用いてき
た。口腔用組成物の機能として歯の表面の汚れや歯間の
歯垢等を除去するためには、適当な清掃性が必要となっ
てくる。これらは、例えば研磨剤や界面活性剤の起泡
性、洗浄力に依存しており、発泡剤の種類と量に関係し
てくる。
の予防及び治療の目的で様々な口腔用組成物を用いてき
た。口腔用組成物の機能として歯の表面の汚れや歯間の
歯垢等を除去するためには、適当な清掃性が必要となっ
てくる。これらは、例えば研磨剤や界面活性剤の起泡
性、洗浄力に依存しており、発泡剤の種類と量に関係し
てくる。
【0005】口腔用組成物において、その成分をできる
だけ均一に素早く拡散し、歯の表面や口腔内の汚れをス
ムーズに除去するためには、発泡力のある界面活性剤が
利用される。その泡立ち及び泡質は、使用感として重要
なファクターであり、口腔内に浸透し、汚れの分散、乳
化、除去に影響を与える。更には、泡のこしや消え易さ
も使用性や洗浄性に関係がある。
だけ均一に素早く拡散し、歯の表面や口腔内の汚れをス
ムーズに除去するためには、発泡力のある界面活性剤が
利用される。その泡立ち及び泡質は、使用感として重要
なファクターであり、口腔内に浸透し、汚れの分散、乳
化、除去に影響を与える。更には、泡のこしや消え易さ
も使用性や洗浄性に関係がある。
【0006】従来から、口腔用組成物には、発泡剤とし
てドデシル硫酸ナトリウム等が配合されているが、これ
には、使用後に渋みが残り、味覚変化を起こして不快感
をもたらすといった問題があった。そこで、この問題を
解決し、起泡性、洗浄力が優れ、且つ口腔内粘膜への刺
激性が著しく低いという条件を満足した口腔用組成物の
開発が強く望まれている。このような背景の中で、アル
キロイルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤を有
効成分とする口腔用組成物が提案されている(特開平3
−38516号)が、上記の問題を充分に解決しうるも
のではないというのがが現状である。
てドデシル硫酸ナトリウム等が配合されているが、これ
には、使用後に渋みが残り、味覚変化を起こして不快感
をもたらすといった問題があった。そこで、この問題を
解決し、起泡性、洗浄力が優れ、且つ口腔内粘膜への刺
激性が著しく低いという条件を満足した口腔用組成物の
開発が強く望まれている。このような背景の中で、アル
キロイルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤を有
効成分とする口腔用組成物が提案されている(特開平3
−38516号)が、上記の問題を充分に解決しうるも
のではないというのがが現状である。
【0007】本発明者らは、このような状況に鑑み、従
来技術の問題点を解決せんとして鋭意研究を重ねた結
果、先に出願した発明(特開平1−139588号)よ
って得られる両性界面活性剤を配合したものが、発泡
性、洗浄性に優れ、口腔内粘膜への刺激性が著しく低
く、抗菌性を有するといった条件を満足する口腔用組成
物となることを見出し、本発明を完成するに至った。
来技術の問題点を解決せんとして鋭意研究を重ねた結
果、先に出願した発明(特開平1−139588号)よ
って得られる両性界面活性剤を配合したものが、発泡
性、洗浄性に優れ、口腔内粘膜への刺激性が著しく低
く、抗菌性を有するといった条件を満足する口腔用組成
物となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、発泡性、洗浄性に優れ、
口腔内粘膜への刺激性が著しく低く、抗菌性を有する口
腔内組成物を提供することを目的とするものである。
口腔内粘膜への刺激性が著しく低く、抗菌性を有する口
腔内組成物を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の口腔内組成物は、次のような構成をと
る。即ち、下記一般式
めに、本発明の口腔内組成物は、次のような構成をと
る。即ち、下記一般式
【化2】 (式中で、Rは炭素数10〜18のアルキル基)で表さ
れるN−(2−ヒドロキシアルキル−N,N−ジメチル
アンモニオ)エチルリン酸を含有することを特徴とする
口腔用組成物である。
れるN−(2−ヒドロキシアルキル−N,N−ジメチル
アンモニオ)エチルリン酸を含有することを特徴とする
口腔用組成物である。
【0010】本発明における上記一般式で表される両性
界面活性剤としては、例えば、N−(2−ヒドロキシア
ルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸の
ヒドロキシアルキル基は、ヒドロキシデシル、ヒドロキ
シドデシル、ヒドロキシテトラデシル、ヒドロキシヘキ
サデシル、ヒドロキシオクタデシルが特に好ましい。以
下、N−(2−ヒドロキシデシル−N,N−ジメチルア
ンモニオ)エチルリン酸、N−(2−ヒドロキシドデシ
ル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸、N−
(2−ヒドロキシテトラデシル−N,N−ジメチルアン
モニオ)エチルリン酸、N−(2−ヒドロキシヘキサデ
シル−N,N−ジメチルアンモニオ)ルリン酸、N−
(2−ヒドロキシヘキオクタデシル−N,N−ジメチル
アンモニルリン酸を各々にC10C2 OHC1 C1 NC2
PO4 、C12C2 OHC1 C1 NC2 PO4 、C14C2
OHC1 C1 NC2 PO4 、C16C2 OHC1 C1NC
2 PO4 及びC18C2 OHC1 C1 NC2 PO4 と略記
する。
界面活性剤としては、例えば、N−(2−ヒドロキシア
ルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸の
ヒドロキシアルキル基は、ヒドロキシデシル、ヒドロキ
シドデシル、ヒドロキシテトラデシル、ヒドロキシヘキ
サデシル、ヒドロキシオクタデシルが特に好ましい。以
下、N−(2−ヒドロキシデシル−N,N−ジメチルア
ンモニオ)エチルリン酸、N−(2−ヒドロキシドデシ
ル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸、N−
(2−ヒドロキシテトラデシル−N,N−ジメチルアン
モニオ)エチルリン酸、N−(2−ヒドロキシヘキサデ
シル−N,N−ジメチルアンモニオ)ルリン酸、N−
(2−ヒドロキシヘキオクタデシル−N,N−ジメチル
アンモニルリン酸を各々にC10C2 OHC1 C1 NC2
PO4 、C12C2 OHC1 C1 NC2 PO4 、C14C2
OHC1 C1 NC2 PO4 、C16C2 OHC1 C1NC
2 PO4 及びC18C2 OHC1 C1 NC2 PO4 と略記
する。
【0011】前記一般式で表される両性界面活性剤は、
蛋白質変性力が非常に低く、刺激性が弱く、味覚変化も
少なく、抗菌性に優れ、且つ起泡性、洗浄性等の界面活
性能を適度に有するものである。そして、本発明の効果
が充分に得られるための濃度は、0.001〜3重量%
が好ましく、これが0.001重量%より低いと効果は
充分に得られず、逆に、3重量%より多くても増加量に
見合った効果の増加は認められない。
蛋白質変性力が非常に低く、刺激性が弱く、味覚変化も
少なく、抗菌性に優れ、且つ起泡性、洗浄性等の界面活
性能を適度に有するものである。そして、本発明の効果
が充分に得られるための濃度は、0.001〜3重量%
が好ましく、これが0.001重量%より低いと効果は
充分に得られず、逆に、3重量%より多くても増加量に
見合った効果の増加は認められない。
【0012】本発明の口腔用組成物には、上記の必須成
分に加えて口腔用組成物の種類に応じて、次のような成
分を適宜配合することができる。例えば練歯磨の場合
は、一般に研磨剤として使用されている、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、第1リン酸カルシウム、第2リ
ン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、リン酸マグネ
シウム、シリカ、ゼオライト、メタリン酸ナトリウム、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ピロリン酸
カルシウム、ベンガラ、硫酸カルシウム、ピロリン酸カ
ルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、ケイ酸アル
ミニウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウ
ム、ポリリン酸カルシウム、第3リン酸マグネシウム、
硫酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケイ酸ジ
ルコニウム、ハイドロキシアパタイト等が挙げられる。
また、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、
アルギン酸塩、カラギーナン、アラビアガム、ポリビニ
ルアルコール、メチルセルロース、酸化マグネシウム、
アルミナゾル、ケイ酸カルシウム、ペクチン、グアガ
ム、カオリン、カルボキシメチルヒドロキシエチルセル
ロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、キサン
タンガム、カラヤガム、トラカラヤガム、ポリビニルピ
ロリドン、ローカストビーンガム、カルボキシビニルポ
リマー、ジェランガム、ペクチン等の粘結剤も使用する
ことができる。
分に加えて口腔用組成物の種類に応じて、次のような成
分を適宜配合することができる。例えば練歯磨の場合
は、一般に研磨剤として使用されている、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、第1リン酸カルシウム、第2リ
ン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、リン酸マグネ
シウム、シリカ、ゼオライト、メタリン酸ナトリウム、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ピロリン酸
カルシウム、ベンガラ、硫酸カルシウム、ピロリン酸カ
ルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、ケイ酸アル
ミニウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウ
ム、ポリリン酸カルシウム、第3リン酸マグネシウム、
硫酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケイ酸ジ
ルコニウム、ハイドロキシアパタイト等が挙げられる。
また、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、
アルギン酸塩、カラギーナン、アラビアガム、ポリビニ
ルアルコール、メチルセルロース、酸化マグネシウム、
アルミナゾル、ケイ酸カルシウム、ペクチン、グアガ
ム、カオリン、カルボキシメチルヒドロキシエチルセル
ロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、キサン
タンガム、カラヤガム、トラカラヤガム、ポリビニルピ
ロリドン、ローカストビーンガム、カルボキシビニルポ
リマー、ジェランガム、ペクチン等の粘結剤も使用する
ことができる。
【0013】更に、サッカリンナトリウム、ステビオサ
イド、グリチルリチン、カルコン、ジヒドロカルコン、
ギムネマ、パラチノース、パラチニット、アスパルテー
ム等の甘味料、グリセリン、ソルビトール、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、キリシトール、
ジプロピレングリコール、乳酸ナトリウム、マルチトー
ル、ラクチトール等の保湿剤、パラオキシ安息香酸等の
防腐剤、ペパーミント、スペアミント精油、l−メント
ール、オイゲノール、アネトール、スパイス系香料素材
等の香料、その他乳酸アルミニウム、エデト酸塩、色
素、BHT等が使用され、有効成分として塩化リゾチー
ム、デキストラーゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、ソルビン
酸、アレキシジン、セチルピリジニウムクロライド、ア
ルキルグリシン、塩化ナトリウム、アラントイン、ε−
アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アズレン、フッ化
ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化
物、イソプロピルメチルフェノール、ポリエチレングリ
コール、ポリビニルピロリドン、グリチルリチン、グリ
チルリチン酸、ヒノキチオール、ビタミンE、ヒビテ
ン、アルキルグリシン、ケンポナシ等の生薬抽出物等も
使用できる。
イド、グリチルリチン、カルコン、ジヒドロカルコン、
ギムネマ、パラチノース、パラチニット、アスパルテー
ム等の甘味料、グリセリン、ソルビトール、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、キリシトール、
ジプロピレングリコール、乳酸ナトリウム、マルチトー
ル、ラクチトール等の保湿剤、パラオキシ安息香酸等の
防腐剤、ペパーミント、スペアミント精油、l−メント
ール、オイゲノール、アネトール、スパイス系香料素材
等の香料、その他乳酸アルミニウム、エデト酸塩、色
素、BHT等が使用され、有効成分として塩化リゾチー
ム、デキストラーゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、ソルビン
酸、アレキシジン、セチルピリジニウムクロライド、ア
ルキルグリシン、塩化ナトリウム、アラントイン、ε−
アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アズレン、フッ化
ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化
物、イソプロピルメチルフェノール、ポリエチレングリ
コール、ポリビニルピロリドン、グリチルリチン、グリ
チルリチン酸、ヒノキチオール、ビタミンE、ヒビテ
ン、アルキルグリシン、ケンポナシ等の生薬抽出物等も
使用できる。
【0014】また、必要に応じて本発明以外の界面活性
剤、例えば、ラウロイルスルホ酢酸ナトリウム、N−ド
デカンスルホン酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシ
ン酸ナトリウム、N−ラウロイル−β−アラニンナトリ
ウム塩、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ドデシル硫酸ナトリウムのア
ルキル硫酸エステル類、ラウリルモノグリセリド硫酸ナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウ
ム、高級脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウム、α−オ
レフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、ラウ
リン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミ
ド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油誘導体、ラクチトール脂肪酸エステ
ル、マルチトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックポリマー等のアニオン界
面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、
両性界面活性剤等についても、本発明の効果を損なわな
い範囲で配合することもできる。
剤、例えば、ラウロイルスルホ酢酸ナトリウム、N−ド
デカンスルホン酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシ
ン酸ナトリウム、N−ラウロイル−β−アラニンナトリ
ウム塩、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ドデシル硫酸ナトリウムのア
ルキル硫酸エステル類、ラウリルモノグリセリド硫酸ナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウ
ム、高級脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウム、α−オ
レフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、ラウ
リン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミ
ド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油誘導体、ラクチトール脂肪酸エステ
ル、マルチトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックポリマー等のアニオン界
面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、
両性界面活性剤等についても、本発明の効果を損なわな
い範囲で配合することもできる。
【0015】そして、これらの成分と水とを適宜混合
し、常法に従い製造する。また、本発明の口腔用組成物
の剤型については、練り歯磨、粉歯磨、水歯磨、液体歯
磨、マウスウオッシュ、デンタルリンス、口腔用パス
タ、トローチ、チューイングガムその他においても製品
の性状に応じた成分が適宜配合される。
し、常法に従い製造する。また、本発明の口腔用組成物
の剤型については、練り歯磨、粉歯磨、水歯磨、液体歯
磨、マウスウオッシュ、デンタルリンス、口腔用パス
タ、トローチ、チューイングガムその他においても製品
の性状に応じた成分が適宜配合される。
【0016】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例
に先だち、各実施例で採用した試験法を説明する。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例
に先だち、各実施例で採用した試験法を説明する。
【0017】(起泡性試験法)ロスマイルス試験法(A
STMD1173−53)によって行った。また、評価
の基準を次のように設定した。 ○…泡立ち良好 泡量 50ml以上 △…泡立ち普通 泡量 25ml以上50ml未満 ×…泡立ち不良 泡量 25ml未満
STMD1173−53)によって行った。また、評価
の基準を次のように設定した。 ○…泡立ち良好 泡量 50ml以上 △…泡立ち普通 泡量 25ml以上50ml未満 ×…泡立ち不良 泡量 25ml未満
【0018】(蛋白質変性率測定法)水系高速液体クロ
マトグラフィーを利用し、卵白アルブミンpH7緩衝溶
液に試料濃度1%になるように試料を加えた場合の卵白
アルブミン変性率を、220nmの吸収ピークを用いて
測定した。 変性率(%)=(Ho−Hs)/Ho×100 Ho:卵白アルブミンの220nmの吸収ピークの高さ Hs:卵白アルブミン緩衝溶液に試料を加えた時の吸収
ピークの高さ また、評価の基準を次のように設定した。 ◎:卵白アルブミン変性率 30%未満 ○:卵白アルブミン変性率 30%以上60%未満 △:卵白アルブミン変性率 60%以上80%未満 ×:卵白アルブミン変性率 80%以上
マトグラフィーを利用し、卵白アルブミンpH7緩衝溶
液に試料濃度1%になるように試料を加えた場合の卵白
アルブミン変性率を、220nmの吸収ピークを用いて
測定した。 変性率(%)=(Ho−Hs)/Ho×100 Ho:卵白アルブミンの220nmの吸収ピークの高さ Hs:卵白アルブミン緩衝溶液に試料を加えた時の吸収
ピークの高さ また、評価の基準を次のように設定した。 ◎:卵白アルブミン変性率 30%未満 ○:卵白アルブミン変性率 30%以上60%未満 △:卵白アルブミン変性率 60%以上80%未満 ×:卵白アルブミン変性率 80%以上
【0019】(口腔用粘膜安全性連用試験法)口腔内に
歯肉炎等の炎症を起こしている人15名をパネラーとし
て選び、各試料を用い、1日3回3分間、14日間連用
試験を行い口腔粘膜の刺激につき、自覚判定及び衛生士
による診断を行った。また、評価の基準は次のように設
定した。 ◎:口腔粘膜への刺激がなく及び炎症進行なし 0〜2名/15名 ○:口腔粘膜への刺激が殆どなく炎症殆ど進行なし 3〜5名/15名 △:口腔粘膜への刺激がややあり炎症やや進行 5〜7名/15名 ×:口腔粘膜への刺激があり炎症明らかに進行 8名以上/15名
歯肉炎等の炎症を起こしている人15名をパネラーとし
て選び、各試料を用い、1日3回3分間、14日間連用
試験を行い口腔粘膜の刺激につき、自覚判定及び衛生士
による診断を行った。また、評価の基準は次のように設
定した。 ◎:口腔粘膜への刺激がなく及び炎症進行なし 0〜2名/15名 ○:口腔粘膜への刺激が殆どなく炎症殆ど進行なし 3〜5名/15名 △:口腔粘膜への刺激がややあり炎症やや進行 5〜7名/15名 ×:口腔粘膜への刺激があり炎症明らかに進行 8名以上/15名
【0020】(味覚変化試験法)男女15名をパネラー
として選び、各試料を用い、食事の2分前に3分間歯磨
を行い、その後通常の食事をしてもらい味覚変化につい
て評価した。 ◎:味覚変化を感じない 0〜2名/15名 ○:味覚変化をほとんど感じない 3〜5名/15名 △:味覚変化をやや感じた 5〜7名/15名 ×:明らかに味覚が変化した 8名以上/15名
として選び、各試料を用い、食事の2分前に3分間歯磨
を行い、その後通常の食事をしてもらい味覚変化につい
て評価した。 ◎:味覚変化を感じない 0〜2名/15名 ○:味覚変化をほとんど感じない 3〜5名/15名 △:味覚変化をやや感じた 5〜7名/15名 ×:明らかに味覚が変化した 8名以上/15名
【0021】(殺菌力試験法)ストレプトコッカス ミ
ュータンス(Streptococcus mutan
s)MT8148株(c型)をBHIプロースで37
℃、18時間前培養した。BHI培地に各試料を添加
し、更に最終濃度105 〜106 CFU/mlになるよ
うに滅菌水に懸濁した。ストレプトコッカス ミュータ
ンスMT8148株(c型)を加え、37℃にて嫌気的
に本培養した。菌添加24時間後に肉眼観察により、下
記の判定基準に基づき坑ストレプトコッカス ミュータ
ンス活性を測定した。 ◎:菌の増殖は認められない ○:コントロールに比べ菌の増殖はほとんど認められな
い △:コントロールに比べやや少ないが菌の増殖を認める ×:コントロールと同程度の菌の増殖が認められた
ュータンス(Streptococcus mutan
s)MT8148株(c型)をBHIプロースで37
℃、18時間前培養した。BHI培地に各試料を添加
し、更に最終濃度105 〜106 CFU/mlになるよ
うに滅菌水に懸濁した。ストレプトコッカス ミュータ
ンスMT8148株(c型)を加え、37℃にて嫌気的
に本培養した。菌添加24時間後に肉眼観察により、下
記の判定基準に基づき坑ストレプトコッカス ミュータ
ンス活性を測定した。 ◎:菌の増殖は認められない ○:コントロールに比べ菌の増殖はほとんど認められな
い △:コントロールに比べやや少ないが菌の増殖を認める ×:コントロールと同程度の菌の増殖が認められた
【0022】実施例1〜5及び比較例1〜3 表1に示す配合組成の歯磨組成物を通常の方法にて調製
し、それぞれについて前記諸試験を行った結果を表2に
示した。尚、実施例中の%は総量基準である。
し、それぞれについて前記諸試験を行った結果を表2に
示した。尚、実施例中の%は総量基準である。
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】表1の組成の本発明の歯磨組成物は、表2
から明らかな如く、諸特性において優れたものであっ
た。一方、前記一般式で表される両性界面活性剤を欠い
た比較例のものは、発泡性、味覚変化、及び気泡力に劣
り好ましくなかった。
から明らかな如く、諸特性において優れたものであっ
た。一方、前記一般式で表される両性界面活性剤を欠い
た比較例のものは、発泡性、味覚変化、及び気泡力に劣
り好ましくなかった。
【0025】実施例6 練り歯磨 表3に示す組成からなる練り歯磨を通常の方法にて調製
し、本発明の練り歯磨を得た。
し、本発明の練り歯磨を得た。
【0026】
【表3】
【0027】実施例7 チューイングガム 表4に示す組成からなるチューイングガムを通常の方法
にて調製し、本発明のチューイングガムを得た。
にて調製し、本発明のチューイングガムを得た。
【0028】
【表4】
【0029】実施例8 口腔用パスタ 表5に示す組成からなる口腔用パスタを通常の方法にて
調製し、本発明の口腔用パスタを得た。
調製し、本発明の口腔用パスタを得た。
【0030】
【表5】
【0031】実施例9 洗口液 表6に示す組成からなる洗口液を通常の方法にて調製
し、本発明の洗口液を得た。
し、本発明の洗口液を得た。
【0032】
【表6】
【0032】上記実施例6〜9の組成にて配合してなる
口腔用組成物を各々10名の被験者が1ケ月間利用した
結果、蛋白変性率、味覚変化、口腔内粘膜刺激、殺菌力
等の諸試験すべてにおいて優れた効果がみられた。ま
た、利用中に苦み等の不快感もなく、使用感についても
優れた口腔用組成物が得られた。
口腔用組成物を各々10名の被験者が1ケ月間利用した
結果、蛋白変性率、味覚変化、口腔内粘膜刺激、殺菌力
等の諸試験すべてにおいて優れた効果がみられた。ま
た、利用中に苦み等の不快感もなく、使用感についても
優れた口腔用組成物が得られた。
【0033】
【発明の効果】以上より、本発明が、蛋白変性率、味覚
変化、口腔内粘膜刺激、殺菌力等に優れた効果があり、
発泡性及び洗浄力に改善効果が見られる口腔用組成物を
提供することは明らかである。
変化、口腔内粘膜刺激、殺菌力等に優れた効果があり、
発泡性及び洗浄力に改善効果が見られる口腔用組成物を
提供することは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中で、Rは炭素数10〜18のアルキル基)で表さ
れるN−(2−ヒドロキシアルキル−N,N−ジメチル
アンモニオ)エチルリン酸を含有することを特徴とする
口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24250591A JPH0558863A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24250591A JPH0558863A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558863A true JPH0558863A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17090102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24250591A Pending JPH0558863A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558863A (ja) |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP24250591A patent/JPH0558863A/ja active Pending
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