JPH0558835U - 車両用オイルの放熱部配置構造 - Google Patents

車両用オイルの放熱部配置構造

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JPH0558835U
JPH0558835U JP163392U JP163392U JPH0558835U JP H0558835 U JPH0558835 U JP H0558835U JP 163392 U JP163392 U JP 163392U JP 163392 U JP163392 U JP 163392U JP H0558835 U JPH0558835 U JP H0558835U
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JP
Japan
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oil
radiator
heat radiating
transmission
heat
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Application number
JP163392U
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English (en)
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務 林田
臣春 山田
肇 正垣
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータの性能低下を招かず、長いオイル
配管も必要としない車両用オイルの放熱部配置構造を提
供するものである。 【構成】 車両用オイルの放熱部7をサイドメンバ8と
サイドシル15との間のエアー流路A内に配置し、フロ
ントグリル開口から流れ込むラジエータ用のエアーを用
いないようにしたので、ラジエータの性能低下を招くお
それがない。また、トランスミッションオイル冷却用の
放熱部7の場合は、放熱部7とトランスミッション13
との距離が短くなるため、その分両者を接続するオイル
配管28も短くなり、重量的・コスト的にも有利とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用オイルの放熱部配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用オイルの放熱部配置構造としては、例えば特開昭57−3701 1号公報にて知られているものや、第5図に示すようなものがある。
【0003】 1がエンジンで、このエンジン1の前方にはラジエータ2が配されている。こ のラジエータ2にはエンジン1のシリンダブロック3内で温められた冷却水が循 環され、そこでラジエータ2を通過するエアーにて冷却されるようになっている 。
【0004】 また、このラジエータ2の隣にはトランスミッションオイルを冷却するための 放熱部4が配置されている。つまり、この放熱部4は2本のオイル配管5を介し てトランスミッション6と接続されており、トランスミッション6内のオイルを 前記放熱部4へと循環し、そこで冷却するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ラジエータ2のすぐ隣にト ランスミッションオイル冷却用の放熱部4を配置しているため、自動車最前部の フロントグリル開口から導入したエアーの一部がこの放熱部4の方へも流れてし まい、ラジエータ2自体の冷却性能の低下を招くおそれがある。従って、このよ うなラジエータ2の性能低下を防止するために、ラジエータ2の大型化、或いは フロントグリルの開口面積の拡大を図る必要があり、重量及びコストの面で不利 となる。
【0006】 また、放熱部4とトランスミッション6とが離れているために、両者を連結す るオイル配管5も長くなり、やはり重量及びコストの面で不利となる。
【0007】 この考案はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、ラジエータ の性能低下を招かず、長いオイル配管も必要としない車両用オイルの放熱部配置 構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る車両用オイルの放熱部配置構造は、放熱部をサイドメンバとサ イドシルとの間に配置したものである。
【0009】 請求項2に係る車両用オイルの放熱部配置構造は、放熱部を矩形のブラケット 内へ固定し、該放熱部内蔵のブラケットにて、サイドメンバとサイドシルとを連 結したものである。
【0010】
【作用】
自動車の走行時におけるエアー流路としては、フロントグリル開口からエンジ ンルーム内へ流れ込む流路のほか、バンパの下側から入り込んでフロア下面を流 れるもう一つの流路がある。
【0011】 請求項1に係る車両用オイルの放熱部配置構造は、前記もう一つの流路のうち 、特に流れの良いサイドメンバとサイドシルとの間のエアー流路内に放熱部を配 置したものである。従って、フロントグリル開口からエンジンルーム内へ流れ込 むラジエータ用のエアーを用いることがないため、ラジエータの性能低下を招く おそれがない。また、トランスミッションオイル冷却用の放熱部の場合は、従来 のように車両最前部に放熱部を配置していた場合に比べて、放熱部とトランスミ ッションとの距離が短くなるため、その分両者を接続するオイル配管も短くなり 、重量的・コスト的にも有利となる。
【0012】 請求項2に係る車両用オイルの放熱部配置構造は、サイドメンバとサイドシル とを放熱部内蔵の矩形のブラケットにて連結したので、この矩形のブラケットが クロスメンバとなり車体のねじれ剛性が向上する。
【0013】
【実施例】
以下この考案の好適な実施例を図1〜図4に基づいて説明する。尚、従来と重 複する説明は省略する。
【0014】 この実施例は「車両用オイル」としてのトランスミッションオイルの放熱部7 の配置構造を示す例である。まず、この放熱部7を配置する車体構造の説明をす る。車体には前後方向Yに沿う左右一対のサイドメンバ8が備えてあり、このサ イドメンバ8上にはフロアパネル9が設けられている。また、このフロアパネル 9上には左右方向Xに沿うクロスメンバ10が設けてある。
【0015】 フロアパネル9の真ん中には上側へ凸設したトンネル部11が前後方向Yに沿 って形成してあり、このトンネル部11内には、エンジン12のトランスミッシ ョン13並びにプロペラシャフト(図示せぬ)が、マウント部材14により支持 されている。このフロアパネル9の左右両端部は、左右サイドシル15に接続さ れている。また、このフロアパネル9には、センタピラー16に対応する位置に 下がり傾斜部17が形成してあり、後席18の足下に対応するフロアパネル9a の高さを、前席19のフロアパネル9よりも下げた状態としてある。
【0016】 そして、トランスミッション13の右側方位置に対応するサイドメンバ8とサ イドシル15との間に、トランスミッションオイル冷却用の放熱部7が、矩形の ブラケット20を介して配置されている。この放熱部7は左右のタンク21と、 そのタンク21間に設けられた熱交換用のコア22とから構成されている。矩形 のブラケット20は、サイドメンバ8とサイドシル15の側面部に各々取付けら れる垂直パネル23と、該垂直パネル23の上下端部同士を連結する水平パネル 24とから構成されている。各垂直パネル23の前後両端には取付孔25がそれ ぞれ2箇所づつ形成してあり、この取付孔25に対応するサイドメンバ8とサイ ドシル15の側面部にはそれぞれ溶接ナット26が内側に取付けてある。
【0017】 次に、放熱部7の配置手順を説明する。まず、放熱部7を取付け前のブラケッ ト20内へ挿入し、放熱部7とブラケット20とを溶接にて接合することにより 、放熱部7をブラケット20内へ一体的に内蔵させた状態とする。そして、この 放熱部7を内蔵させたブラケット20を、サイドメンバ8とサイドシル15との 間にセットし、両者の取付孔25と溶接ナット26とを位置決めした後に、ボル ト27にてこのブラケット20を取付ける。そして、このようにして配置された 放熱部7の両タンク21とトランスミッション13とをオイル配管28にて接続 し、放熱部7の配置が完了する。
【0018】 次に、この放熱部7の配置構造の有利点を説明する。 ラジエータ性能に影響なし: トランスミッションオイル冷却用の放熱部7をサイドメンバ8とサイドシル1 5との間に配置することにより、バンパの下側から入り込んでフロアパネル9の 下面を流れるエアー流路A中にその放熱部7を位置させたので、この放熱部7に よりトランスミッションオイルの確実な冷却を行うことができる。従って、フロ ントグリル開口からエンジンルーム内へ流れ込むエアー流路を従来の如く利用せ ず、このフロントグリルからのエアー流路を全てラジエータ用として利用できる ので、ラジエータ性能の低下を招くおそれがない。
【0019】 オイル配管が短い: 放熱部7をトランスミッション13の右側方位置に対応するサイドメンバ8と サイドシル15との間に配置したため、放熱部7とトランスミッション13との 距離が短くなり、その分両者を接続するオイル配管も短くなって、重量的・コス ト的にも有利となる。
【0020】 ブラケット取付部位の上下幅確保: フロアパネル9の形状としては、前述のように、後席18の居住性を確保する ために、下がり傾斜部17を介して後方のフロアパネル9aを前方のフロアパネ ル9よりも下げている。また、一方でサイドメンバ8の下面は前後に渡って真っ 直ぐなので、サイドメンバ8としては前側の上下幅Hの方が、後側の上下幅hよ りも大きい。この実施例では、放熱部7を、この上下幅Hの大きい前側のサイド メンバ8に配置したので、放熱部7及びブラケット20の上下幅サイズを大きく とることができ、放熱部7による冷却性能の向上ならびにブラケット20による 後述のねじれ剛性向上を確実に図ることができる。
【0021】 熱源の影響受けない: 左右サイドメンバ8の中央にあるトンネル部11付近には、トランスミッショ ン13等の他に排気管29がトンネル部11に沿って取付けられている。この排 気管29内にはエンジン12内で生じた高温の排気が流れるために、排気管29 自体もかなりの高温となり周辺に多少の熱影響を与える。しかしながら、この実 施例ではトランスミッションオイルの放熱部7がサイドメンバ8よりも外側へ配 置されているため、排気管29と放熱部7との距離が長くなり、この排気管29 の熱影響が放熱部7にまで及ばない。従って、放熱部7によるトランスミッショ ンオイルの冷却性能が排気管29の如き熱源により影響を受けるおそれがない。
【0022】 車体ねじれ剛性向上: サイドメンバ8とサイドシル15とを矩形のブラケット20にて連結したので 、このブラケット20が一種のクロスメンバとなり、特にサイドメンバ8とサイ ドシル15との間におけるねじれ剛性が向上する。
【0023】 音振性能向上: 走行時に上下動するトランスミッション13及びマウント部材14により発生 したフロアパネル9の上下振動を、ブラケット20を介してサイドシル15へ確 実に伝えることができるため、フロアパネル9の振動抑制を確実に図れ、音振性 能が向上する。
【0024】 尚、トランスミッションオイル用の放熱部7について説明したが、本考案はこ れに限定されるものでなく、機関の潤滑オイル、パワーステアリングオイル等、 車両に用いられるオイルであれば何れのものにも適用できる。
【0025】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係る車両用オイルの放熱部配置構造は、以上説明した如 き内容のものであって、特に流れの良いサイドメンバとサイドシルとの間のエア ー流路内に放熱部を配置したので、フロントグリル開口からエンジンルーム内へ 流れ込むラジエータ用のエアーを用いることがなく、ラジエータの性能低下を招 くおそれがない。また、トランスミッションオイル冷却用の放熱部の場合は、従 来のように車両最前部に放熱部を配置していた場合に比べて、放熱部とトランス ミッションとの距離が短くなるため、その分両者を接続するオイル配管も短くな り、重量的・コスト的にも有利となる。 請求項2記載の考案に係る車両用オイルの放熱部配置構造、以上説明して如き 内容のものであって、サイドメンバとサイドシルとを放熱部内蔵の矩形のブラケ ットにて連結したので、この矩形のブラケットがクロスメンバとなり車体のねじ れ剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る車両用オイルの放熱
部配置構造を示す車両平面図である。
【図2】図1中矢示DA方向から見た側面図である。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図4】放熱部とブラケットとの取付け状態を示す拡大
図である。
【図5】従来の車両用オイルの放熱部配置構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
7 放熱部 8 サイドメンバ 15 サイドシル 20 矩形のブラケット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用オイルの放熱部をサイドメンバと
    サイドシルとの間に配置したことを特徴とする車両用オ
    イルの放熱部配置構造。
  2. 【請求項2】 放熱部を矩形のブラケット内へ固定し、
    該放熱部内蔵のブラケットにて、サイドメンバとサイド
    シルとを連結したことを特徴とする車両用オイルの放熱
    部配置構造。
JP163392U 1992-01-21 1992-01-21 車両用オイルの放熱部配置構造 Pending JPH0558835U (ja)

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