JPH0557978A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0557978A
JPH0557978A JP24654391A JP24654391A JPH0557978A JP H0557978 A JPH0557978 A JP H0557978A JP 24654391 A JP24654391 A JP 24654391A JP 24654391 A JP24654391 A JP 24654391A JP H0557978 A JPH0557978 A JP H0557978A
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JP
Japan
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recording
sheet
ink sheet
ink
recording sheet
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JP24654391A
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Yasushi Ishida
石田  靖
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 供給リール6に電磁ブレーキ7を連結し、供
給ロール径に応じて電磁ブレーキ7の保持力を制御する
ようにする。またバックフィードに際しては前記電磁ブ
レーキ7の保持力を大きくするように制御する。 【効果】 記録に際してインクシートのテンションが一
定になると共に、記録シートのバックフィードに際して
インクシートのつれ送りが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクシートと記録シー
トとを相対的に逆方向に搬送して記録を行う記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
種々の情報処理機器が開発されている。これら機器のう
ちファクシミリ装置等にあっては小型化を容易にするた
めに加熱により発色する感熱シートを使用した、所謂感
熱記録方式が一般に使用されているが、近年では普通紙
に記録可能にするためにインクシートを使用した、所謂
熱転写記録方式に係るファクシミリ装置も開発されてい
る。
【0003】一般に、熱転写記録装置は熱溶融性(或い
は熱昇華性等)インクをベースフィルムに塗布したイン
クシートを使用し、サーマルヘッドによってそのインク
シートを画信号に対応して選択的に加熱し、溶融(或い
は昇華等)したインクを記録シートに転写して画像記録
を行っている。一般にこのインクシートは、1回の画像
記録により完全にインクが記録シートに転写されるもの
であるため(所謂ワンタイムシート)、1文字或いは1
ラインの記録終了後、その記録された長さに対応する分
だけインクシートを搬送し、次に記録する位置に確実に
インクシートの未使用部分をもってくる必要があった。
このためインクシートの使用量が増大し、感熱紙に記録
する通常の感熱記録装置に比べ、熱転写記録装置のラン
ニングコストが高くなる傾向があった。
【0004】このような問題を解決するために、複数回
の画像記録が可能なインクシート(所謂マルチプリント
シート)が知られており、このインクシートは用いれ
ば、記録長さLを連続して記録するとき、各画像記録の
終了後或いは画像記録中に搬送されるインクシートの搬
送長をその長さLよりも小さく(L/n、n>1)して
記録することが出来る。これにより、インクシートの使
用効率がn倍になり、熱転写記録装置のランニングコス
トを低下させることが期待出来る。
【0005】また熱転写記録方式は一般的に、インクシ
ートと記録シートとを同一方向に搬送して記録を行うも
のであるが、この場合は溶融したインクの接着力が強い
と、インクシートと記録シートとが貼り付いてしまうこ
とがある。
【0006】これに対して図9に示すようにプラテンロ
ーラ50を矢印方向に回転することによって記録シート51
を矢印a方向に搬送し、巻取リール52を矢印方向に回転
することによってインクシート53を矢印b方向へ搬送
し、両シート51,53を相互に逆方向へ搬送しつつ記録ヘ
ッド54を発熱させて記録を行うようにすると、溶融した
インク切れが良くなるために、前記貼り付きが生じ難く
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マルチプリントに於い
てはインクシート53を巻き付けた供給ロール55に回転負
荷を付与し、引き出されるインクシート53にテンション
を付与するようにするのが一般的であるが、従来は前記
回転負荷を一定にしていたために、インクシート53の消
費に従って供給ロール径が変化すると、インクシート53
に付与されるテンションも変化してしまい、記録品位が
一定にならないおそれがあった。
【0008】またファクシミリ装置にあっては、記録シ
ート51をページ単位で切断するカッター56を具えてお
り、1ページ記録終了時に記録シート51をカッター56方
向へ搬送し(所謂フロントフィード)、記録シート切断
後に記録シート51の先端部を記録ヘッド54による記録位
置まで逆送するようにしている(所謂バックフィー
ド)。このため、インクシート53は記録シート51との摩
擦により皺が発生し易く、更には記録シート51の搬送に
つれ送りされて無駄が多くなる等の課題があった。
【0009】本発明は従来の前記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、インクシートに付与さ
れるテンションを安定させると共に、インクシートの無
駄を最小限に抑えることを可能とした記録装置を提供せ
んとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、記録シートとインクシートとを
相対的に逆方向に搬送して記録を行う記録装置に於い
て、前記記録シートを搬送するための記録シート搬送手
段と、前記インクシートを搬送するためのインクシート
搬送手段と、前記インクシートに作用し、前記記録シー
トに記録を行うための記録手段と、供給されるインクシ
ートに対して負荷を付与するための負荷手段と、前記記
録シートを記録方向に搬送するときに前記インクシート
への負荷量が所定範囲内になるように制御し、前記記録
シートを記録方向と逆方向へ搬送するときに前記インク
シートへの負荷量が前記所定範囲よりも大きくなるよう
に制御するための制御手段とを設けたことを特徴として
なる。
【0011】
【作用】前記手段にあっては、供給されるインクシート
に対して付与される負荷をインクシートの消費量に応じ
て変化するために、インクシートには常に略一定のテン
ションが付与されるようになり、画像品位が安定する。
また記録シートをバックフィードする場合に、前記負荷
量を大きくすることにより、インクシートのつれ送りを
最小限にし、無駄を最小限にするものである。
【0012】
【実施例】次に前記手段を適用した本発明の一実施例に
ついて説明する。この実施例に係る記録装置Aはファク
シミリ装置の記録系として構成されており、図1はイン
クシート及び記録シートの搬送駆動機構の説明図であ
り、図2はそのファクシミリ装置の全体構造説明図であ
る。
【0013】(ファクシミリ全体説明)先ず図2により
ファクシミリ装置の全体構成を説明する。このファクシ
ミリ装置は記録装置としての記録系Aと、原稿に記載さ
れた画像を読み取るための読取系Bとからなる。
【0014】記録系Aは他機から伝送された画信号、或
いは後述する読取系Bから転送された画信号に応じて記
録シート1に画像を記録するものである。即ち、重合し
た記録シート1とインクシート2とを記録手段3を構成
する記録ヘッド3aによってプラテンローラ3b側に押
圧し、記録シート搬送手段を兼ねるプラテンローラ3b
を図2の矢印方向へ駆動回転させることで記録シート1
を矢印a方向へ搬送すると共に、後述するインクシート
搬送手段によってインクシート2を前記記録シート1と
逆方向の矢印b方向へ搬送する。そして前記記録シート
1及びインクシート2の搬送と同期して記録ヘッド3a
を画信号に応じて発熱させてインクシート2に塗布した
インクを溶融(昇華を含む)させ、溶融したインクを記
録シート1に転写して画像を記録するものである。
【0015】そして所望の画像を記録した記録シート1
を更に矢印a方向へ搬送し、カッター4によって画像後
端から切断した後、排出ローラ対5a,5bによって装
置外へ排出する。
【0016】前記インクシート2は供給リール6から順
次引き出されるが、図1に示すように前記供給リール6
は負荷手段となる電磁ブレーキ7が連結しており、該ブ
レーキ7によって回転負荷を受け、搬送されるインクシ
ート2にテンションを付与するように構成している。
【0017】一方、読取系Bは、原稿8に光を照射し
て、その反射光を電気信号に変換し、この信号を操作モ
ードに応じて他機に伝送し、或いは自己の記録系Aに転
送するものである。即ち、記録カバー9の上面に形成さ
れた原稿載置台9aに原稿8を複数枚載置し、この原稿
8を予備搬送ローラ10a及び押圧ローラ10bで予備搬送
すると共に、分離ローラ11a及びこれに圧接する圧接片
11bによって一枚ずつ分離給送し、その原稿8を搬送ロ
ーラ対12a,12b及び排出ローラ対13a,13bによって
搬送して排出トレイ14へ排出するように構成している。
そして前記原稿8が搬送される間に光源15から原稿面に
光照射し、その反射光をミラー16及びレンズ17を介して
CCD等の光電変換素子18に至らせ、その画信号をコピ
ーモードの場合は自己の記録系Aに転送し、送信モード
の場合は他機の記録系に伝送するものである。
【0018】次に前記記録系Aの各部の構成について具
体的に説明する。 (記録シートの説明)記録シート1としては普通紙やプ
ラスチックシート等及びその他の材質であって、インク
を転写し得るものを用いることが可能である。本実施例
ではB4サイズ幅或いはA4サイズ幅の長尺状の普通紙
を記録シート1として用いている。そして記録シート1
をロール状に巻いたシートロール1aを装置本体19の所
定位置(図2の略中央)に設けたロールホルダー20に収
納している。
【0019】本実施例ではランニングコストの低減を図
るために、記録シート1の搬送速度よりもインクシート
2の搬送速度を遅くして記録を行う、マルチプリント方
式を採用している。このマルチプリント方式は、記録時
に於ける記録シート1の搬送長さLP よりもインクシー
ト2の搬送長さLI を短く(LP /LI =n>1)して
記録を行うものである。このようにすると、記録シート
1とインクシート2の搬送長さを同じにした従来の記録
方式に比べてインクシート2の使用効率をn倍にするこ
とが出来る。
【0020】(インクシートの説明)インクシート2は
前述したマルチプリントを行うために、同一部分でn回
分のインク転写が可能となるように構成している。その
ため、本実施例では図3に示すように、第1層の耐熱コ
ート層2a,第2層のベースフィルム層2b,第3層の
インク層2c,第4層のトップコーティング層2dの4
層で構成してなる。
【0021】前記耐熱コート層2aはサーマルヘッドで
ある記録ヘッド3aの熱からベースフィルム層2bを保
護するものである。またインク層2cは記録シート1に
n回分の転写が可能な量のインクを含有した層である。
このインク成分は、接着剤としてのEVA等の樹脂、着
色のためのカーボンブラックやニグロシン染料、バイン
ディング材としてのカルナバワックス、パラフィンワッ
クス等を主成分として同一箇所でn回の使用に耐えるよ
うに配合されている。またトップコーティング層2dは
記録しない部分で記録シート1に前記インク層が圧力転
写されるのを防止するためのものであり、一般的なワッ
クス等で構成されている。
【0022】尚、インクシート2の構成はこの実施例の
ものに限定されるものでなく、例えば支持体となくベー
ス層及びベース層の片側に設けられたインクが含有され
た多孔性インク保持層とからなるものでも良く、またベ
ースフィルム上に微細多孔質網状構造を有する耐熱性イ
ンク層を設け、そのインク層内にインクを含有させたも
のでも良い。
【0023】前記インクシート2は供給リール6及び巻
取リール21に巻き付けられ、両リール6,21が装置本体
19に対して着脱可能に取り付けられる。
【0024】(記録手段の説明)次に記録手段3の構成
について説明すると、本実施例で用いている記録ヘッド
3aは通電により発熱する複数の発熱素子を一列に配列
したライン型のサーマルヘッドであり、図2に示すよう
に記録カバー9に設けたヘッド支持部(図示せず)に揺
動可能に取り付けられ、該ヘッド3aと記録カバー9と
の間に配設されたバネ3cによってプラテンローラ3b
側に付勢されている。この付勢力によって記録シート1
とインクシート2とをプラテンローラ3b側に押圧して
いる。
【0025】(駆動伝達構成の説明)次に前記記録シー
ト1及びインクシート2の搬送駆動機構について図1を
参照して説明する。図1に於いて、装置本体19にはプラ
テンモータ22及びインクシートモータ23が取り付けられ
ている。プラテンモータ22はモータギヤ22aとプラテン
軸に取り付けられたプラテンギヤ24とが噛合しており、
該モータ22の駆動によりプラテンローラ3bが駆動回転
して記録シート1を搬送する。
【0026】一方、インクシート2の巻取リール21には
リールギヤ25が取り付けられており、巻取リール21を装
置本体19に取り付けると前記リールギヤ25がインクシー
トモータ23のモータギヤ23aと噛合する。このインクシ
ートモータ23を図1の矢印方向へ回転することにより、
インクシート2を供給リール6から引き出すと共に、巻
取リール21へ巻き取るものである。
【0027】従って、前記記録シート1を図1の矢印a
方向へ搬送すると共に、インクシート2を矢印b方向へ
搬送し、これと同期して記録ヘッド3aを画信号に応じ
て発熱させることにより、溶融したインクが記録シート
1に転写され、画像が記録される。
【0028】(負荷手段の説明)負荷手段は供給リール
6の回転に負荷を付与して引き出されるインクシート2
にテンションを付与するものである。そのための構成と
して本実施例では図1に示すように供給リール6のリー
ル軸にリールギヤ6aを取り付け、このリールギヤ6a
が電磁ブレーキ7のブレーキギヤ7aと噛合している。
【0029】前記電磁ブレーキ7は後述する制御手段に
よって保持力を制御可能であり、この制御によって供給
リール6に付与する回転負荷の値を変えられるようにし
ている。
【0030】図2に示すように供給リール6の近傍には
インクシートを巻き付けたロール径を検出するためのロ
ール径検出センサS1が設けてあり、例えばこのセンサS1
によって検出したロール径の変化に応じて前記電磁ブレ
ーキ7を制御するようにしている。
【0031】(制御系の説明)次に前記各部材を駆動制
御する制御系について図4のブロック図を参照して説明
する。図4に於いて、25は前記ファクシミリ装置の制御
部を示しており、装置全体に電力を供給する電源部26、
モデム基板ユニット27、電話機28を接続するNCU基板
ユニット29、更には操作部30から入力した内容等を表示
する表示部31等が配置されている。
【0032】制御部25は記録装置全体の制御を行うCP
U25aと、各種プログラムや各種データ等を格納したR
OM25bと、前記CPU25aのワークエリアとして使用
されると共に、記録枚数等の各種データの一時保存を行
うRAM25c等を有する。また25dは画像データの各ラ
インのイメージを格納するラインメモリであって、原稿
の送信若しくはコピーの場合は原稿読取系Bから1ライ
ン分のイメージデータが格納され、画像データの受信の
場合は復合された1ライン分のデータが格納される。そ
して前記ラインメモリ25dに格納された各種データは、
記録系Aに出力されることによって画像記録が行われ
る。また25eは送信する画像情報をMH符号化等により
符号化したり、受信した符号化画像データを復合化して
イメージデータに変換する符号化/復合化部である。25
fは送受信された符号化画像データを格納するバッファ
メモリである。
【0033】次に図5を参照して前記記録系Aと制御部
25との電気系接続について説明する。記録ヘッド3aは
前記制御部25より1ライン分のシリアル記録データ32a
を入力するためのシフトレジスタ33、ラッチ信号32bに
より前記シフトレジスタ33のデータをラッチするラッチ
回路34、1ライン分の発熱抵抗体からなる発熱素子3a1
を装備している。前記発熱素子3a1はm個のブロックに
分割されて駆動される。また前記記録ヘッド3aには温
度を検出するための温度センサS2を装備しており、この
温度センサS2の出力信号32cは、制御部25内でA/D変
換されて前記CPU25aに入力される。これによって前
記CPU25aは記録ヘッド3aの温度を検出し、その温
度に応じてストローブ信号32dのパルス幅を変更した
り、或いは記録ヘッド3aの駆動電圧等を変更してイン
クシート2の特性に応じて記録ヘッド3aへの印加エネ
ルギーを変更している。このインクシート2の種類(特
性)は、操作部30から入力する等により選択されている
が、インクシート2に印刷されたマーク等を検出してそ
の種類や特性を判別することも可能である。
【0034】35は前記制御部25より記録ヘッド3aの駆
動信号を入力し、前記記録ヘッド3aを各ブロック単位
で駆動するスフローブ信号32dを出力する記録ヘッド駆
動回路である。この駆動回路35は前記制御部25の指示に
より、記録ヘッド3aの発熱素子3a1に電流を供給する
ための電源線32eに出力する電流の制御時間を変更する
ことにより、記録ヘッド3aの印加エネルギーを変更す
ることが出来る。
【0035】また36,37はプラテンモータ22、インクシ
ートモータ23をそれぞれ回転駆動するモータ駆動回路で
ある。尚、前記各モータ36,37としては本実施例ではス
テッピングモータを使用しているが、これ限定する必要
はなくDCモータやサーボモータ等も使用し得る。38は
電磁ブレーキ7の保持力を調整可能なブレーキ駆動回路
である。
【0036】更に制御部25には供給ロールの外径を検出
するロール径検出センサS1の他に、記録シート1の有無
を検出する記録シートセンサS3、インクシート2の有無
を検出センサインクシートセンサS4、インクシート2の
搬送速度等を検出するインクシート速度センサS5からの
検出信号を入力し、その検出信号に応じて表示部31に所
定表示をすると共に記録動作を制御する。
【0037】(動作の説明)次に前記記録系Aによって
記録を行う場合の動作手順について図6及び図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。この記録動作はステッ
プS1〜S9が記録動作であり、ステップS10〜S12ま
でが記録終了後、画像後端をカッター4位置まで搬送す
る動作であり、ステップS13が記録シート1のカット動
作であり、ステップS14〜S17がカット後の記録シート
1を記録位置まで戻す逆送動作である。
【0038】先ずステップS1で1ライン分の記録デー
タをシリアルでシフトレジスタ33に出力する。そして、
1ライン分の記録データの転送が終了すると、ステップ
S2でラッチ信号を出力してラッチ回路34に1ライン分
の記録データを格納する。
【0039】次にステップS3でロール径検出センサS1
によってインクシート2を巻き付けた供給ロールの外径
を検出し、ステップS4で電磁ブレーキ7に対して前記
ロール径に応じた保持力F1 をセットする。即ち、イン
クシート2は巻取リール21を回転させて供給リール6か
ら引き出し、このとき供給リール6に電磁ブレーキ7に
よって回転負荷を付与することにより所定のテンション
を付与する。ここで、前記電磁ブレーキ7の保持力が一
定であると、前記テンションは供給ロール径の変化に伴
って変化してしまう。そのため前記ロール径に応じて保
持力F1 を変化させ、供給リール6から引き出されるイ
ンクシート2に常に一定のテンションTF が付与される
ようにする。
【0040】次にステップS5,S6でプラテンモータ
22及びインクシートモータ23を駆動し、記録シート1を
図1の矢印a方向へ1ライン分搬送すると共に、インク
シート2を矢印b方向へ1/nライン分搬送する。尚、
前記1ライン分は記録ヘッド3aにより記録される1ド
ットの長さに相当する長さである。そしてステップS7
で記録ヘッド3aの発熱素子3a1の各ブロック順に通電
して1ライン分の記録を行う。
【0041】1ライン分の記録が終了すると、ステップ
S8へ進んで1ページ分の記録が終了したか否かを判別
し、終了していないときはステップS9に進んで次ライ
ンの記録データをシフトレジスタ33に転送してステップ
S2へ戻り、前述した処理を繰り返す。
【0042】ここで前記記録に於けるインク転写につい
て説明すると、記録ヘッド3aの発熱体3a1が通電発熱
すると、図8に示すインクシート2の斜線部分2eで示
す部分が加熱される。この加熱されたインク層2cのイ
ンクは溶融し、そのうち2c1で示す部分が記録シート1
に転写される。このインク部分2c1はインク層2cの略
1/nに相当する。前記インク層2cの境界線2c2でイ
ンクに対する剪断力を生じさせ、インク層部分2c1だけ
を記録シート1に転写する必要がある。しかしながら、
前記剪断力はインク層の温度によって異なり、インク層
の温度が低いほど大きくなる傾向にある。従って、イン
クシート2の加熱時間を短くすると、インク層内での剪
断力が大きく必要となる。このとき記録シート1とイン
クシート2とを相互に逆方向に搬送することによって相
対速度を大きくすると、前記剪断力が大きくなり、転写
すべてインク層がインクシート2から確実に剥離する。
そして前記のように記録シート1の搬送速度VP に対し
てインクシート2の搬送速度VI をVI =−VP /n
(マイナス記号は逆方向を示す)にすることにより、イ
ンクシート2の消費を少なくするものである。
【0043】次に1ページ分の記録が終了すると、ステ
ップS10〜S12に進んで記録シート1を図1の矢印a方
向に速度VPF(VPF>VP )で距離L分搬送し、このと
きインクシート2を矢印b方向へ速度VIFで搬送する。
ここでインクシート搬送速度VIF=VPF/nIFである。
そしてnIF>nであり、且つnIFはインクシート2と記
録シート1との摩擦により記録シート1に地汚れが生じ
ない最大の値である。また前記距離Lは記録ヘッド3a
による記録位置からカッター4までの距離である。
【0044】前記のようにして記録シート1に記録した
画像後端をカッター4位置まで搬送した後、ステップS
13でカッター4を駆動して記録シート1をカットする。
【0045】次にステップS14以降で記録シート1のカ
ット先端を次の記録に備えて記録位置まで戻す。その際
にステップS14で電磁ブレーキ7の保持力をF2 にセッ
トする。そしてステップS15でプラテンモータ22を駆動
して記録シート1を図1の矢印aと逆方向に速度VPB
距離L分逆送する。このときインクシートモータ23は停
止している。
【0046】前記記録シート1の逆送によりインクシー
ト2は記録シート1との摩擦によって図1の矢印b方向
へ連れ送り力が生ずる。このときインクシート2は前記
連れ送り力が電磁ブレーキ7の保持力F2 を越えた分の
力によって記録シート1の速度VPBよりも遅い速度で矢
印b方向へ連れ送られる。前記保持力F2 は記録シート
1とインクシート2との前記摩擦により、記録シート1
に地汚れが生じない最大の値に設定する。
【0047】そしてステップS16でインクシートモータ
23を所定量駆動して前記連れ送られた分のインクシート
2を巻取リール21に巻き取ると共に、ステップS17で記
録された記録シート1を排出する。
【0048】このように記録シート1を逆送する際に、
インクシート2の搬送を記録シート1に地汚れが生じな
い必要最小限の量だけ送ることにより、インクシート2
の無駄を最小限に抑えることが出来る。
【0049】尚、前述した実施例ではファクシミリ装置
の場合で説明したが、本発明の記録装置はこれに限定す
る必要はなく、例えばワードプロセッサや複写機等にも
適用し得る。
【0050】
【発明の効果】本発明は前述した如く、供給されるイン
クシートに対して付与される負荷をインクシートの消費
量に応じて変化するために、インクシートには常に略一
定のテンションが付与されるようになり、安定した画像
を得ることが出来る。また記録シートをバックフィード
する場合に、前記負荷量を大きくすることにより、イン
クシートのつれ送りを最小限にし、無駄を最小限にする
ことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る記録装置の駆動伝達構
成の説明図である。
【図2】本発明の記録装置を用いたファクシミリ装置の
構成説明図である。
【図3】インクシートの構成説明図である。
【図4】ファクシミリの制御ブロック図である。
【図5】記録系の制御ブロック図である。
【図6】動作手順のフローチャートである。
【図7】動作手順のフローチャートである。
【図8】インク転写の説明図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…記録シート 2…インクシート 3…記録手段 3a…記録ヘッド 3b…プラテンローラ 4…カッター 6…供給リール 7…電磁ブレーキ 21…巻取リール 25…制御部 S1…ロール検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートとインクシートとを相対的に
    逆方向に搬送して記録を行う記録装置に於いて、 前記記録シートを搬送するための記録シート搬送手段
    と、 前記インクシートを搬送するためのインクシート搬送手
    段と、 前記インクシートに作用し、前記記録シートに記録を行
    うための記録手段と、 供給されるインクシートに対して負荷を付与するための
    負荷手段と、 前記記録シートを記録方向に搬送するときに前記インク
    シートへの負荷量がインクシートの消費量に応じて変化
    するように制御し、前記記録シートを記録方向と逆方向
    へ搬送するときに前記インクシートへの負荷量が前記所
    定範囲よりも大きくなるように制御するための制御手段
    と、 を有することを特徴とする記録装置。
JP24654391A 1991-09-02 1991-09-02 記録装置 Pending JPH0557978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24654391A JPH0557978A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19523169C1 (de) * 1995-06-26 1996-09-26 Dainippon Ink & Chemicals Verfahren zur Herstellung von Acryloylcarbamaten oder -harnstoffen
WO2009118955A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 株式会社サトー リボン供給装置

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