JPH0557178A - マイクロカプセルの連続的製造方法 - Google Patents

マイクロカプセルの連続的製造方法

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JPH0557178A
JPH0557178A JP3246475A JP24647591A JPH0557178A JP H0557178 A JPH0557178 A JP H0557178A JP 3246475 A JP3246475 A JP 3246475A JP 24647591 A JP24647591 A JP 24647591A JP H0557178 A JPH0557178 A JP H0557178A
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    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/14Polymerisation; cross-linking
    • B01J13/16Interfacial polymerisation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応のための昇温に時間を要せず、耐熱性,
耐溶剤性の劣化の心配なく、発色剤を高濃度にし、カプ
セル反応の際にタンクに付着物をなくし、掃除の時間も
少くてすみ、設備も小型で、優れた特性を持つマイクロ
カプセルを効率的に製造する方法を提供する。 【構成】 80℃の温度で調製された油性液及び水性液
を、50℃以上の温度で連続的に乳化した後、その乳化
液に多価アミンと50℃以上の濃度調整水の液を添加
し、スタチックミキサーで混合し、その混合乳化液を更
にカプセル化装置の下部から上部へ連続的に流し、平均
60分滞留保持された後オーバーフローにてカプセルを
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁膜がポリウレタンウ
レア樹脂膜であるマイクロカプセルの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カプセル芯物質を含有した油性液と、該
油性液にポリイソシアネートと、乳化剤を含有した水性
液とを乳化分散し、該乳化液に多価アミンを反応させ液
滴界面で合成高分子系壁膜を形成して疎水性液表面を包
被するマイクロカプセルの製造方法として、 該反応を高攪拌混合域中で開始させて乳化液を生成
し、次に反応生成物を容器の多段階カスケードに移し、
温度を段階毎に高め、各段階中では温度を一定に保つ製
造方法(特開昭55−124534号公報)。 連続乳化する際に、多価イソシアネート溶液をカプ
セル芯物質を含有した油性液に混合溶解した後、乳化剤
を含有した水性液と混合して乳化機に供給することを特
徴とする製造方法(特開昭56−108529号公
報)。 乳化分散液を管状反応器内に連続的に通過せしめ、
温度40〜95℃で反応させる製造方法(特開昭58−
112042号公報)。 不活性有機相中に該油性液に不溶性のポリイソシア
ネートを混合し、該混合物を水性相中で連続的に乳化
し、そして生じる乳化液にジアミン又はポリアミンを添
加し、ポリイソシアネートとの界面にポリ付加する製造
方法(特開昭61−21728号公報)。 合成高分子系壁膜で疎水性油性液膜を包被する際
に、分散液中に直接水蒸気を導入して加温処理すること
を特徴とする製造方法(特開平2−139030号公
報)等がある。 代表的な従来の製造方法の1例を図2の製造装置のフロ
ーシートによって説明すると、カプセル芯物質を含有し
た油性液を80℃以上の温度で調製し、油性液タンク1
内で常温に冷却し、水にポリビニールアルコールを80
℃以上で溶解した水性液を、水性液タンク6内で常温に
冷却し、多価イソシアネートをタンク2,3で、ポリオ
ールをタンク4で調整し、油性液に多価イソシアネート
とポリオールを一定量宛それぞれのポンプ1a,2a,
3a,4aで連続的に添加して、インラインミキサー5
で混合しながらその混合液を、定量ポンプ6aで送られ
る水性液に連続的に添加し予備乳化機7と乳化機8を通
して乳化分散させ、この乳化液をカプセル化タンク9に
移し、カプセル化タンク9内に適量に溜った時に、多価
アミンタンク10と濃度調整水タンク11よりをそれぞ
れのポンプ10a,11aによって一定量を添加し、攪
拌しながらタンクジャケットで80℃迄昇温度させ、そ
の温度で60分保持してカプセル液を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法〜迄は、いずれも乳化中のカプセル化反応を防
止する為、乳化を常温で行ない、その後昇温して壁膜処
理を施す方法であるため、次のような問題点があった。
即ち、ポリウレタンウレア壁の形成で使用される多価イ
ソシアネートは反応性に富むため、乳化後速やかに昇温
処理しないと耐熱性,耐溶剤性の劣ったマイクロカプセ
ルとなってしまう。そこでこの昇温方法としては、の
乳化液をタンク内に入れた後ジャケットあるいは蛇管で
段階毎に昇温する方法(特開昭55−124534
号),の乳化液に水蒸気を直接導入する方法(特開平
2−139030号),などが提案されたが、いずれも
昇温に時間がかかり均一な壁膜が形成されないため、マ
イクロカプセルの耐熱性,耐溶剤性が十分でない。ま
た、油性液及び水性液は80℃以上の高温度で調液され
るが、低温で乳化する場合一度これらを冷却し、乳化後
カプセル化反応の為、再度昇温するという操作を行って
いるためエネルギーロスが大きい。さらにカプセル芯物
質として発色剤等を含む油性液では、温度を下げると発
色剤が析出しやすく、発色剤を高濃度に出来ない欠点が
ある。またカプセル化反応に関しては、これを上から液
を添加するタンクで行うので、タンク内壁の気液界面に
カプセルが付着する。この付着物は定期的に除去するこ
とが必要となるが、この様な掃除は製造を中断させ、そ
の結果生産量の低下、生産コストアップを招く事にな
る。この対策としての特開昭58−112042号公
報では、乳化液を管状反応器に連続的に通過せしめてカ
プセル化反応を行なわせる方法が提案されているが、こ
の方法では反応器内の攪拌が十分でないため凝集したカ
プセルが生じる、あるいはカプセル化反応で一定の保持
時間を取るためには設備が大型化する、あるいは管内に
カプセルが付着しても掃除が難しい等の問題があった。
本発明の目的は上記従来の問題点を解消し、反応のため
の昇温に時間を要せず、耐熱性,耐溶剤性の劣化の心配
なく、発色剤を高濃度にし、カプセル化反応の際にタン
クへの付着物をなくし、掃除の時間も少なくて済む、設
備も小型で、優れた特性を持つマイクロカプセルを効率
的に製造する方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は、カプセル芯物質を含有した油性液中にポリイソシ
アネートを混合し、該混合液を乳化剤を含有した水性液
中に乳化分散し、該乳化液に多価アミンを反応させて液
滴界面でポリウレタンウレア樹脂壁であるマイクロカプ
セルの製造方法において、前記油性液の混合液と前記水
性液を、50℃以上の温度で連続的に乳化した後、該乳
化液に多価アミンおよび50℃以上の温水を添加し、そ
の後壁膜処理を施すことを特徴とするマイクロカプセル
の連続製造方法、又は、更に前記多価アミン及び温水の
添加が、前記乳化液のパイプライン中に連続的に添加
し、混合した後壁膜処理をするマイクロカプセルの製造
方法、又は更に前記多価アミン及び温水の連続的に添加
された乳化液をカプセル化装置の下部から上部へ連続的
に送りながら連続的に壁膜処理を行うことを特徴とする
マイクロカプセルの連続的製造方法。によって達成され
る。
【0005】本発明の製造方法では、連続的に極めて短
時間で乳化を行うため、50℃以上の高温でも乳化中の
カプセル化反応は無視することが出来、品質上まったく
問題とならない。以下本発明の方法を図1に従って説明
すると以下の通りである。図1は本発明のマイクロカプ
セルの製造方法のフローシートを示す。図1において、
発色剤を含有した油性液は50℃以上の温度で容器1に
保管され、壁剤として使用される多価イソシアネート及
びポリオールは容器2、3及び4に保管される。1、
2、3、4の液は、連続的に所望比でインラインミキサ
ー5へそれぞれ計量ポンプ1a、2a、3a、4aより
計量されて入れられる。ここで計量ポンプとしては、ギ
アーポンプ,プランジャーポンプ,モーノポンプ,ダイ
ヤフラムポンプなど計量性のあるポンプであれば良く、
特に型式を限定するものではない。またインラインミキ
サーとしては、スタチックミキサー,高剪断ミキサーな
どが使用できるが上記1,2,3,4の液が均一に混合
出来れば良く、特に型式を限定する物ではない。水性液
は50℃以上の温度で容器6に保管され、インラインミ
キサー5の油性液に対して所望比で予備乳化機7へ計量
ポンプ6aにより計量されて入れられ、油性液と水性液
が50℃以上の温度で予備乳化された後、乳化機8へ送
られる。ここで予備乳化機7はパイプラインホモミキサ
ー、ホモミックラインフローなどを用い、また乳化機8
はパイプラインホモミキサー,コロイドミル、2重円筒
型乳化機など連続乳化出来るものであればよく、特に型
式を限定するものではない。乳化機8で50℃以上で乳
化された乳化液は、容器10,11よりそれぞれ計量ポ
ンプ10a,11aを経てそれぞれ多価アミン及び50
℃以上のカプセル濃度調整水が連続供給され、スタティ
ックミキサー12により連続混合される。さらにこの液
は、カプセル化装置13の下部から注入され、カプセル
化装置13内にて一定時間においてカプセル化反応が完
了した後、上部のオーバーフロー出口より排出され、熱
交換器14にて冷却される。本発明の方法にて作成され
たマイクロカプセルは、乳化から50℃以上の温度で処
理されるため、カプセル壁の形成が極めて早く、この為
耐熱性,耐溶剤性が極めて優れている。また油性液、水
性液の温度が高いため、カプセル化反応での昇温が不要
か、もしくは必要な場合でも極めて少なくてすむ。また
油性液の温度が高いため、油性液中で発色剤が析出しに
くく、発色剤の高濃度化が可能となる。これは感圧紙の
場合、発色濃度を高くすることが出来る効果をもたら
す。さらにカプセル化反応において、多価アミンと濃度
調整水が加えられた乳化液をタンク下部から上部へオー
バーフローで連続的に送ることにより、タンク内で気液
界面が形成されないため、タンク内壁の気液界面でカプ
セルが付着することなく、掃除の必要がない。また管状
反応器に比べ、設備がシンプルで十分な保持時間をとる
ことが可能となる。次に実施例により本発明をさらに詳
しく説明する。
【0006】
【実施例】
(実施例−1)図1において、発色剤としてクリスタル
バイオレットラクトン10重量部と、ベンゾイルロイコ
メチレンブルー1重量部、及び3−[4−(ジエチルア
ミノ)−2エトキシフェニル]−3−(2−メチル−1
−エチル−3−インドリル)−4−アザフタリド4重量
部を、ジイソプロピルナフタレン200重量部に、95
℃で溶解したのち80℃まで冷却して油性液を油性液タ
ンク1に保管した。次に水135重量部にポリビニルア
ルコール15重量部を95℃で溶解したのち、80℃ま
で冷却して水性液タンク6に保管した。多価イソシアネ
ートとしてカルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソ
シアネート(日本ポリウレタン社製、商品名「ミリオネ
ート MTL」を2の容器に、ヘキサメチレンジイソシ
アネートのビウレット体(住友バイエルウレタン社製、
商品名「スミジュールN−3200」)を3の容器に、
アミンのアルキルオキサイド付加物としてエチレンジア
ミンのブチレンオキサイド付加物(エチレンジアミンに
対するブチレンオキサイドの付加モル数16.8モル,
分子量1267)を4の容器にそれぞれ保管した。また
多価アミンとしてジエチレントリアミンを10の容器
に、80℃のカプセル濃度調整水を11の容器に保管し
た。まず水性液タンク6より水性液をギアーポンプ6a
にて流量1000g/分で送液した。次に油性タンク
1,多価イソシアネートタンク2,イソシアネートタン
ク3,ポリオールタンク4よりそれぞれの溶液をそれぞ
れのギアーポンプ1a,2a,3a,4aにてそれぞれ
流量850g/分,60g/分,60g/分,30g/
分の条件でインラインミキサー(パイプラインホモミキ
サー(特殊機化工業(株)製)5に送液混合した後、予
備乳化機(ホモミックラインフロー(特殊機化工業
(株)製)7にて前記水性液と混合し予備乳化物を作成
した。およそ80℃の温度で予備乳化された乳化液は、
次に乳化機(2重円筒型乳化機)8に送られオイルドロ
ップの径を8μmに連続調整し後、その乳化液に多価ア
ミンタンク10,濃度調整用水タンク11の液がそれぞ
れギアーポンプ10a、11aにて流量8g/分,80
0g/分の条件でスタチックミキサー12で混合され、
カプセル化装置13に送られた。このカプセル化装置1
3では、温度80℃の状態で液を下部から上部へ連続的
に流し、平均60分滞留保持された後オーバーフローし
てカプセル液を得た。このようにして得られたカプセル
液100重量部に対し、ポリビニルアルコールの15%
水溶液30重量部,カルボキシ変性SBRラテックスを
固形分にて10重量部、澱粉粒子(平均粒径15μm)
20重量部を添加した。次いで、水を添加して固形分濃
度を20%に調節し、塗布液を調整した。この塗布液を
乾燥重量で4.0g/m2になるように、40g/m2
紙上にエアーナイフ塗布機にて塗布乾燥し、マイクロカ
プセルシートを得た。
【0007】(実施例−2)実施例−1において、油性
液及び水性液の温度を60℃とし、乳化温度を60℃の
条件で行った後、カプセル化装置で70℃まで昇温した
以外は実施例−1と同様にしてマイクロカプセルシート
を得た。
【0008】(比較例−1)図2に示す装置において、
油性液及び水性液の成分は全く実施例−1と同様のもの
を用い、その温度を40℃とし、乳化機8における乳化
を40℃で行いながら、その乳化液をカプセル化タンク
9に溜めていき、カプセル化タンク9が満杯になった時
点で乳化液100重量部に対して、多価アミンとしてジ
エチレントリアミンを0.4重量部,20℃の濃度調整
水40重量部を添加した後タンクジャケットにて80℃
まで昇温し、この温度で60分保持してカプセル液を得
た。このようにして得られたカプセル液を実施例−1と
同様の条件で塗布液を作り、原紙上に塗布乾燥してマイ
クロカプセルシートを得た。
【0009】(実施例−3)図1において、発色剤とし
て2−アニリノ−3−メチル6−N−エチル−N−イソ
ペンチルアミノフルオラン,6重量部と、2−ジベンジ
ルアミノ−6ジエチルアミノフルオラン,1重量部を、
1−フェニル−1−キシリルエタン,100重量部に、
95℃で溶解した後80℃まで冷却して油性液タンク1
に保管した。次に水135重量部にポリビニルアルコー
ル15重量部を95℃で溶解した後80℃まで冷却して
水性液タンク6に保管した。多価イソシアネートトとし
てカルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(日本ポリウレタン社製、商品名「ミリオネート M
TL」)を2の容器に、ヘキサメチレンジイソシアネー
トのビウレット体(住友バイエルウレタン社製、商品名
「スミジュール−3200」)を3の容器に保管した。
またアミンのアルキルオキサイド付加物としてエチレン
ジアミンのブチレンオキサイド付加物(エチレンジアミ
ンに対するブチレオキサイドの付加モル数16.8モル
分子量1267)を4の容器に保管した。また多価ア
ミンとしてテトラエチレンペンタミンをタンク10に、
80℃のカプセル濃度調整水をタンク11に保管した。
まず水性液タンク6より水性液をプランジャーポンプ6
aにて流量1000g/分で送液した。次に油性タンク
1,多価イソシアネートタンク2,イソシアネネートタ
ンク3,ポリオールタンク4よりそれぞれの液をそれぞ
れのプランジャーポンプ1a,2a,3a,4aにてそ
れぞれ流量850g/分、60g/分,60g/分,3
0g/分の条件でインラインミキサー(スタティックミ
キサー)5に送液混合した後、予備乳化機(パイプライ
ンホモミキサー:特殊機化工業(株)製)7にて水性液
と混合し、予備乳化物を作成した。およそ80℃の温度
で予備乳化された液は、次に乳化機(コロイドミル:日
本精機製作所(株))8に送られオイルドロップの径を
7μmに連続調整された後、多価アミンタンク10及び
温度調整用水11の液をそれぞれその乳化液にプランジ
ャーポンプ10a,11aにて流量8g/分,800g
/分の条件でスタチックミキサー12で混合されカプテ
セル化装置13に送られた。このカプセル化装置13で
は、温度80℃の状態で液を下部から上部に連続的に流
し、平均60分滞留保持された後オーバーフローにてカ
プセル液を得た。このようにして得られたカプセル液1
00重量部に対し、ポリビニルアルコールの15%水溶
液30重量部、カルボキシ変性SBRラテックスを固形
分にて10重量部、澱粉粒子(平均粒径15μm)20
重量部を添加した。次いで、水を添加して固形分濃度を
20%に調整し、塗布液を調整した。この塗布液を乾燥
重量で4.0g/m2になるように、40g/m2原紙上
にエアーナイフ塗布機にて塗布乾燥し、マイクロカプセ
ルシートを得た。
【0010】(比較例−2)図2に示す装置において、
油性液及び水性液の成分は全く実施例−3と同様のもの
を用い、その温度を40℃とし、乳化機8における乳化
を40℃で行ないながら、その乳化液をカプセル化タン
ク9に溜めていき、カプセル化タンク9が満杯になった
時点で乳化液100重量部に対して、多価アミンとして
テトラエチレンペンタミンを0.4重量部,20℃の濃
度調整水40重量部を添加した後タンクジャケットにて
80℃まで昇温し、この温度で60分保持してカプセル
液を得た。このようにして得られたカプセル液を実施例
−3と同様の条件で塗布液を作り、原紙上に塗布乾燥し
てマイクロカプセルシートを得た。上記各マイクロカプ
セルシートと顕色剤シートを組み合わせて感圧記録シー
トとしての評価テストを行った。なお評価テストは以下
の方法により行った。
【0011】(1) 耐熱性試験 各マイクロカプセルシートを120℃の雰囲気下に4時
間放置した後、顕色剤シートと重ね300Kg/cm2
の加重をかけ発色させた。さらに上記の熱処理を行わな
いフレッシュサンプルについても同様に発色させた。こ
れらのサンプルの発色体の濃度をマクベスRD−918
型濃度計で可視領域の濃度を測定し、フレッシュサンプ
ルに対する熱処理サンプルの濃度比を評価した。 (2) 耐溶剤性試験 各マイクロカプセルシートを約1秒間酢酸エチルに浸
し、自然乾燥後、顕色剤シートと重ね300Kg/cm
2 の加重をかけ発色させた。さらに上記の溶剤処理を行
わないフレッシュサンプルについても同様に発色させ
た。これらのサンプルの発色体の濃度をマクベスRD−
918型濃度計で可視領域の濃度を測定し、フレッシュ
サンプルに対する溶剤処理サンプルの濃度比を評価し
た。上記の試験結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】本発明のマイクロカプセルの製造方法に
より、当初より高温で混合及び乳化分散を行うため発色
剤も高濃度に出来るようになり、又反応のための昇温に
時間を要せず、カプセル化反応に際してタンクに付着物
がなくなり、掃除の時間も著しく削減出来、且つカプセ
ル化反応容器も小型で済ますことが出来、マイクロカプ
セルとしては実施例に示すように耐熱性,耐溶剤性に優
れた品質のものを、生産効率よく製造することが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロカプセルの製造方法のフロー
シート
【図2】従来のマイクロカプセルの製造方法のフローシ
ート
【符号の説明】
1 油性液タンク 2 イソシアネートタンク 3 イソシアネートタンク 4 ポリオールタンク 5 インラインミキサー 6 水性液タンク 7 予備乳化機 8 乳化機 9 カプセル化装置 10 アミンタンク 11 温水タンク 12 スタチックミキサー 13 熱交換器 1a,2a,3a,4a,6a,10a,11a 計量
ポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【表1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カプセル芯物質を含有した油性液中にポ
    リイソシアネートを混合し、該混合液を乳化剤を含有し
    た水性液中に乳化分散し、該乳化液に多価アミンを反応
    させて液滴界面でポリウレタンウレア樹脂壁であるマイ
    クロカプセルの製造方法において、前記油性液の混合液
    と水性液を、50℃以上の温度で連続的に乳化した後、
    該乳化液に多価アミンおよび50℃以上の温水を添加
    し、その後壁膜処理を施すことを特徴とするマイクロカ
    プセルの連続製造方法。
  2. 【請求項2】 前記多価アミン及び温水の添加が、前記
    乳化した液のパイプライン中に連続的に添加し、混合し
    た後壁膜処理をすることを特徴とする請求項1記載のマ
    イクロカプセルの連続的製造方法。
  3. 【請求項3】 前記多価アミン及び温水が連続的に添加
    された乳化液を、カプセル化装置の下部から上部へ連続
    的に送りながらオーバーフローさせ、連続的に壁膜処理
    を行うことを特徴とする請求項2記載のマイクロカプセ
    ルの連続的製造方法。
JP3246475A 1991-09-02 1991-09-02 マイクロカプセルの連続的製造方法 Expired - Fee Related JP2684473B2 (ja)

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