JPH055690Y2 - - Google Patents

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JPH055690Y2
JPH055690Y2 JP7122684U JP7122684U JPH055690Y2 JP H055690 Y2 JPH055690 Y2 JP H055690Y2 JP 7122684 U JP7122684 U JP 7122684U JP 7122684 U JP7122684 U JP 7122684U JP H055690 Y2 JPH055690 Y2 JP H055690Y2
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transistor
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voltage
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emitter
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、入力電圧に応じた出力電流を発生す
ることが出来る電圧−電流変換回路に関するもの
で、特に変換時の直線性に優れ、IC(集積回路)
化に適した電圧−電流変換回路に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 従来、第1図に示す如き電圧−電流変換回路が
知られている。この第1図の回路は、米国フエア
チヤイルド社のICμA7300に使用されているもの
で、1は入力電圧が印加される入力端子、2は出
力電流が得られる出力端子、3はコレクタが抵抗
4を介して前記入力端子1に、エミツタが前記出
力端子2に接続されたNPN型の第1トランジス
タ、5は該第1トランジスタ3とダーリントン接
続されたPNP型の第2トランジスタ、6は該第
2トランジスタ5のベースとアースとの間に接続
された電流源、及び7はベースが基準電圧が印加
される基準端子8に、エミツタが前記第2トラン
ジスタ5のベースに、コレクタが電源(+Vcc
に接続されたNPN型の第3トランジスタである。
いま、基準端子8に印加される基準電圧をVr
第3トランジスタ7のベース・エミツタ間電圧を
VBE1、第2トランジスタ5のエミツタ・ベース間
電圧をVBE2とすれば、第1トランジスタ3のコレ
クタ電圧Vcは、 Vc=Vr−VBE1+VBE2 ……(1) となる。しかして、VBE1=VBE2と仮定すれば、前
記第1トランジスタ3のコレクタ電圧Vcは、基
準電圧Vrと等しくなり、入力端子1に印加され
る入力電圧をVioとしたとき、出力端子2に得ら
れる出力電流Iputは、 Iput=Vio−Vr/R ……(2) となる。ただし、Rは抵抗4の抵抗値である。従
つて、第1図の回路を用いれば、入力電圧に比例
した出力電流を得ることが出来る。
しかしながら、第1図の回路は、様々な理由に
より、電圧−電流変換の直線性が悪化するという
欠点があつた。すなわち、第(1)式から明らかな如
く、第1トランジスタ3のコレクタ電圧Vcは、
第3トランジスタ7のベース・エミツタ間電圧
VBE1及び第2トランジスタ5のエミツタ・ベース
間電圧VBE2に応じて決まるが、前記電圧VBE2が前
記第2トランジスタ5の動作電流に応じて変化
し、前記動作電流が小になると前記電圧VBE2も小
になるので、入力電圧Vioが基準電圧Vrより低い
場合でも出力電流Iputが発生するという欠点があ
つた。また、出力端子2に得られる出力電流Iput
が小であると、第2トランジスタ5のエミツタ電
流(コレクタ電流)も小となり、前記第2トラン
ジスタ5のエミツタ・ベース間電圧の指数関数特
性により電圧−電流変換が非直線となるという欠
点があつた。更に、第2トランジスタ5はPNP
トランジスタであり、第3トランジスタ7は
NPNトランジスタである為、素子のバラツキや
周囲温度変化の影響を受け易く、電圧−電流変換
の非直線性が生じ易いという欠点があつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、回
路のバランスをとることにより、直線性の向上を
計らんとするものである。
(ニ) 考案の構成 本考案に係る電圧−電流変換回路は、ベースに
抵抗を介して入力電圧が印加される第1トランジ
スタと、ベースに基準電圧が印加される第2トラ
ンジスタと、前記第1トランジスタのエミツタ電
流路を形成する第3トランジスタと、第2トラン
ジスタのエミツタ電流路を形成する第4トランジ
スタと、前記第2トランジスタのコレクタ電流を
反転して前記第1トランジスタのコレクタに供給
する電流反転回路とによつて構成される。
(ホ) 実施例 第2図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
9は入力電圧が印加される入力端子、10はベー
スが抵抗11を介して前記入力端子9に接続さ
れ、コレクタとベースとが短絡されてダイオード
接続されたNPN型のの第1トランジスタ、12
はベースに接続された基準端子13に基準電圧が
印加されるNPN型の第2トランジスタ、14は
エミツタが前記第1トランジスタ10のエミツタ
に、コレクタが第1電流源15に接続され、前記
第1トランジスタ10のエミツタ電流路を形成す
るPNP型の第3トランジスタ、16はエミツタ
が前記第2トランジスタ12のエミツタに、コレ
クタが第2電流源17に、ベースが前記第3トラ
ンジスタ14のベースにそれぞれ接続され、前記
第2トランジスタ12のエミツタ電流路を形成す
るダイオード接続型でPNP型の第4トランジス
タ、及び18はコレクタが前記第2トランジスタ
12のコレクタに接続されたダイオード接続型で
PNP型の第5トランジスタ19とコレクタが第
1トランジスタ10のコレクタに、ベースが前記
第5トランジスタ19のベースに接続された
PNP型の第6トランジスタ20とによつて構成
される電流反転回路である。
第2図の回路をIC化した場合、第1及び第2
トランジスタ10及び12の特性、第3及び第4
トランジスタ14及び16の特性、第5及び第6
トランジスタ19及び20の特性をそれぞれ等し
く揃えることが出来る。しかして、第2トランジ
スタ12のベースに印加される基準電圧をVr
第1電圧源15に流れる電流をI1、第2電流源1
7に流れる電流をI2とすれば、該第2電流源17
に流れる電流I2は、第5トランジスタ19、第2
トランジスタ12及び第4トランジスタ16のコ
レクタ・エミツタ路を介して供給される。また、
前記第5トランジスタ19に流れる電流I2は、電
流反転回路18で反転され、第6トランジスタ2
0のコレクタから第1及び第3トランジスタ10
及び14のコレクタ・エミツタ路を介して第1電
流源15に供給される。その時、出力端子21に
生じるオフセツト出力電流をIput1とすれば、 Iput1=I2−I1 ……(3) となり、前記第1及び第2電流源15及び17に
流れる電流I1及びI2を等しくI0に設定すれば、入
力電圧が印加されない状態において、出力電流
Iput1は零になる。
次に、入力端子9にVioの入力電圧が印加され
たとすれば、出力電流Iput2は、 Iput2=Iput1+Vio−Vx/R ……(4) となる。ただし、Rは抵抗11の抵抗値、Vx
第1トランジスタ10のベース電圧である。そし
て、第1乃至第4トランジスタ10乃至16に流
れる直流電流は、先に述べた如く、等しくI2であ
るから、前記第1及び第2トランジスタ10及び
12のベース・エミツタ間電圧は等しくVBE1とな
り、前記第3及び第4トランジスタ14及び16
のベース・エミツタ間電圧は等しくVBE2となる。
従つて、前記第1トランジスタ10のベース電圧
Vxは、 Vx=Vr−(VBE1+VBE2)+VBE2+VBE1 ……(5) となり、Vrに等しいものとなる。従つて第(4)及
び第(5)式から、出力電流Iput2は、 Iput2=Iput1+Vio−Vr/R ……(6) となり、Iput1=0とした場合、出力電流Iput2は、
入力電圧Vioに直線的に対応するものとなる。
第2図の回路構成とすれば、第(5)式から明らか
な如く、第1トランジスタ10のベース電圧Vx
が第1乃至第4トランジスタ10乃至16のベー
ス・エミツタ間電圧の影響を全く受けないので、
素子のバラツキや周囲温度変化に対して極めて安
定な電圧−電流変換回路を作成出来る。
第3図は、本考案の別の実施例を示すもので、
第1電流源15としてコレクタが第3トランジス
タ14のコレクタに、ベースが定電圧源22に、
エミツタが抵抗23を介してアースに接続された
第7トランジスタ24を用い、第2電流源17と
してコレクタが第4トランジスタ16のコレクタ
に、ベースが前記定電圧源22に、エミツタが抵
抗25を介してアースに接続された第8トランジ
スタ26を用いた点、電流反転回路18として、
第5、第6及び第9トランジスタ19,20及び
27から成るものを用いた点、及び出力電流を、
コレクタが第1トランジスタ10のベースに、ベ
ースが第3トランジスタ14のコレクタに接続さ
れた第10トランジスタ28のエミツタから得てい
る点が、第2図と異る。
第3図の場合、第7及び第8トランジスタ24
及び26に流れる電流は、それぞれエミツタに接
続された抵抗23及び25の値に応じて設定され
る。また、第9トランジスタ27を用いている
為、電流反転回路の反転比の整合度合が向上す
る。更に、出力端子21に得られる出力電流は、
第10トランジスタ28のコレクタ・エミツタ路を
介して得られ、抵抗11に流れる電流が第1及び
第3トランジスタ10及び14に流れないので、
前記第1及び第3トランジスタ10及び14のベ
ース・エミツタ間順方向電圧の変化が一層防止さ
れる。
(ヘ) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、直線性の良
い電圧−電流変換回路を提供出来る。また、本考
案に依れば、素子のバラツキや周囲温度変化に対
して極めて安定な電圧−電流変換回路を提供出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の電圧−電流変換回路を示す回
路図、第2図は本考案の一実施例を示す回路図、
及び第3図は本考案の別の実施例を示す回路図で
ある。 主な図番の説明、10……第1トランジスタ、
12……第2トランジスタ、14……第3トラン
ジスタ、16……第4トランジスタ、18……電
流反転回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力電圧に対応した出力電流を発生する電圧−
    電流変換回路であつて、ベースに抵抗を介して入
    力電圧が印加される第1トランジスタと、ベース
    に基準電圧が印加される第2トランジスタと、前
    記第1トランジスタのエミツタ電流路を形成する
    第3トランジスタ及び第1電流源と、前記第2ト
    ランジスタのエミツタ電流路を形成する第4トラ
    ンジスタ及び第2電流源と、前記第2トランジス
    タのコレクタ電流を反転して前記第1トランジス
    タのコレクタに供給する電流反転回路とから成
    り、前記第3トランジスタのベースと第4トラン
    ジスタのベースとを共通接続するとともに前記第
    3トランジスタと第1定電流源との接続点に出力
    端子を接続したことを特徴とする電圧−電流変換
    回路。
JP7122684U 1984-05-16 1984-05-16 電圧−電流変換回路 Granted JPS60184313U (ja)

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JP7122684U JPS60184313U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 電圧−電流変換回路

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JP7122684U JPS60184313U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 電圧−電流変換回路

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JPS60184313U JPS60184313U (ja) 1985-12-06
JPH055690Y2 true JPH055690Y2 (ja) 1993-02-15

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