JPH0556676A - モータの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ停止時発生するモータ逆起電力による
オーバランを軽減する。 【構成】 モータ２の停止時、モータ駆動回路１は停止
信号１ｂを時間制御回路３に出力し、時間制御回路３は
一定時間ブレーキオン信号３ａをブレーキ回路４に与え
る。これで、ブレーキ回路４は逆起電力２ａを消費し、
モータオーバランを軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はモータの制御、特に停
止を制御する装置に関するものであ。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来のモータの制御装置を示すブ
ロック回路図である。図において、１はモータ駆動回路
で、１ａはその出力、２は出力１ａにより起動又は停止
するモータである。

【０００３】従来のモータの制御装置は上記のように構
成され、モータ２の起動時、出力１ａによりモータ２に
電源を供給してモータ２を回転させ、停止時、出力１ａ
によりモータ２を電源から遮断してモータ２を停止させ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のモ
ータの制御装置では、モータ２の停止時、モータ２は逆
起電力を発生するため、モータはオーバランしてしまう
という問題点がある。

【０００５】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、モータ停止時オーバランを軽減できるよ
うにしたモータの制御装置を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係るモータの
制御装置は、モータの停止時、一定時間モータにブレー
キ回路を接続して、モータから発生する逆起電力を消費
させるようにしたものである。

【０００７】

【作用】この発明においては、モータ停止時、モータの
逆起電力をブレーキ回路により消費させるようにしたた
め、逆起電力の影響はなくなる。

【０００８】

【実施例】図１はこの発明の一実施例を示すブロック回
路図であり、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。

【０００９】図において、１ｂは停止信号、３は一定時
間ブレーキオン信号３ａを発する時間制御回路、４はモ
ータ２の逆起電力２ａを消費するブレーキ回路である。

【００１０】次にこの実施例の動作を説明する。モータ
２の起動時、出力１ａによりモータ２に電源を供給する
ことは、従来装置と同様である。モータ２の停止時、モ
ータ駆動回路１は出力１ａによりモータ２を電源から遮
断すると同時に停止信号１ｂを時間制御回路３に出力す
る。

【００１１】時間制御回路３は、停止信号１ｂを受ける
と、一定時間ブレーキオン信号３ａをブレーキ回路４に
与える。ブレーキ回路４はブレーキオン信号３ａを受け
ている間だけ動作し、その間モータ２の逆起電力２ａを
消費する。これで、モータ２は逆起電力の影響がなくな
り、モータ２のオーバランは軽減される。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したとおりこの発明では、モー
タの停止時、一定時間モータにブレーキ回路を接続し
て、モータの逆起電力を消費させるようにしたので、逆
起電力の影響はなくなり、モータのオーバランを軽減で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示すブロック回路図。

【図２】従来のモータの制御装置を示すブロック回路
図。

【符号の説明】

１ モータ駆動回路 ２ モータ ２ａ 逆起電力 ３ 時間制御回路 ４ ブレーキ回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 モータに電源を供給、又は上記電源から
   モータを遮断する装置において、上記モータが上記電源
   から遮断されると一定時間動作する時間制御回路と、こ
   の時間制御回路が動作すると上記モータに接続されて上
   記モータの逆起電力を消費するブレーキ回路とを備えた
   ことを特徴とするモータの制御装置。