JPH0675654A - コンピュータの節電方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】電源にバッテリを使用するコンピュータの電力
消費を少なくし、バッテリの電力供給時間を長くする。 【構成】アイドル監視機構１２は中央処理装置１１の処
理動作を監視していて、アイドル状態になるとアイドル
表示を中央処理装置クロック制御機構１３に与える。中
央処理装置クロック制御機構１３はアイドル表示を受け
ている間、中央処理装置１１に与えるクロック周波数を
最低速度に切替えて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコンピュータの節電方
式、特にバッテリを電源とするコンピュータの節電方式
に関する。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータの核となる中央処理装置
は、コンピュータに電源が投入されてから電源を切断す
るまでは、演算中，アイドル中の如何を問わず常に正規
に定められた最高速度のクロック周波数に従って動作し
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンピ
ュータでは、電源の投入後は中央処理装置が常に最高速
度のクロック周波数で動作していることによる電力消費
により、バッテリからの電力供給時間が短かくなるとい
う欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のコンピュータの
節電方式は、電源にバッテリを使用するコンピュータの
節電方式において、コンピュータの核となる中央処理装
置のアイドル状態を検出するアイドル監視手段と、この
アイドル監視手段がアイドル状態を検出している間、前
記中央処理装置へ正規の周波数より低い周波数のクロッ
ク信号を供給するクロック供給手段とを有することによ
り構成される。

【０００５】以上の構成により、中央処理装置を構成す
るスイッチング素子のスイッチング時の消費電力がクロ
ック周波数に比例して少なくなることにより、コンピュ
ータの消費電力が少なくなる。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００７】図１は本発明の一実施例の構成図である。
図１の実施例は電源にバッテリを使用するコンピュータ
本体１を示していて、コンピュータ本体１にはコンピュ
ータの核となる中央処理装置１１，アイドル監視機構１
２，および中央処理装置クロック制御機構１３が設けら
れている。

【０００８】以上の構成で、コンピュータ本体１に電源
が投入されているとき、アイドル監視機構１２は中央処
理装置１１の処理動作を監視していて、アイドル状態を
検出すると、中央処理装置クロック制御機構１３にアイ
ドル状態にあることを伝える。中央処理装置クロック制
御機構１３はアイドル状態が伝えられると、中央処理装
置１１に与えるクロック信号の周波数を最低速度に切替
る。コンピュータ本体１に外部から入力が与えられ中央
処理装置１１が処理を行なうと、アイドル監視機構１２
はアイドル状態の出力を停止するので、中央処理装置ク
ロック制御機構１３はクロック周波数を正規の最高速度
に切替える。このようにして中央処理装置１１がアイド
ル状態にあるときは、クロック周波数が低くなってい
て、消費電力を少なくする。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、中央処理
装置のアイドル状態を監視してしていて、アイドル時に
はクロック周波数を低くするので、電力消費を少なくし
て、バッテリの電力供給時間を長くできるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【符号の説明】

１ コンピュータ本体 １１ 中央処理装置 １２ アイドル監視機構 １３ 中央処理装置クロック制御機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電源にバッテリを使用するコンピュータ
   の節電方式において、コンピュータの核となる中央処理
   装置のアイドル状態を検出するアイドル監視手段と、こ
   のアイドル監視手段がアイドル状態を検出している間、
   前記中央処理装置へ正規の周波数より低い周波数のクロ
   ック信号を供給するクロック供給手段とを有することを
   特徴とするコンピュータの節電方式。