JPH0556333U - バリ取り加工装置のワーク位置決め装置 - Google Patents

バリ取り加工装置のワーク位置決め装置

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JPH0556333U
JPH0556333U JP9592U JP9592U JPH0556333U JP H0556333 U JPH0556333 U JP H0556333U JP 9592 U JP9592 U JP 9592U JP 9592 U JP9592 U JP 9592U JP H0556333 U JPH0556333 U JP H0556333U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
cylinder
clamp
spring
deburring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9592U
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English (en)
Inventor
良平 佐藤
育夫 井上
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Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Publication date
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Publication of JPH0556333U publication Critical patent/JPH0556333U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 搬送装置により搬送されたワークを自動位置
決めし、ロボットによりバリ取り作業を行う加工装置に
おいて、Z方向上からのワーク押さえとして、Zクラン
プシリンダに代えてばね機構を用いることにより、簡便
且つ確実にZ方向においても拘束できるようにしたバリ
取り加工装置のワーク位置決め装置を提供することを目
的とする。 【構成】 油圧又は空圧によりZ基準シリンダ3により
上下してワーク2を持ち上げるZ基準と、ばね14によ
り弾性的に上下動可能で前記Z基準により持ち上げられ
る前記ワークを上から押さえつけるZ押さえ13と、Z
方向に対して直交する二つの方向に関して前記ワークを
拘束する機構とを設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロボットを用いたバリ取り加工装置におけるワークの位置決め装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロボットによるバリ取り加工装置において、ワークを自動位置決めする従来の 方式の一つとして、図2に示す方式が知られている。この方式は、搬送装置01 により搬送されたワーク02をX方向及びY方向から拘束するものである。
【0003】 即ち、自動位置決めが命令されると、図4(A)のフローチャートに示すよう に、先ず、Z基準シリンダ03を伸長させてZ基準04を上昇させることにより 、Z基準04でワーク02を持ち上げる。次いで、X基準シリンダ05を伸長さ せてX基準06をワーク02にX方向から接近させると共にY基準シリンダ09 を伸長させてY基準010をワーク02にY方向から接近させる。引き続き、反 対側から基準側へ向けて、Xクランプシリンダ07を伸長させてXクランプ08 をワーク02に押し付けると同時にYクランプシリンダ011を伸長させてYク ランプ012をワーク02に押し付ける。
【0004】 ワークを自動位置決めする従来の他の方法としては、図3に示す方式が知られ ている。この方式は、搬送装置01により搬送されたワーク02をX方向及びY 方向から拘束するだけでなく、Z方向からも拘束するものである。
【0005】 即ち、自動位置決めが命令されると、図4(B)のフローチャートに示すよう に、先ず、Z基準シリンダ03を伸長させてZ基準04を上昇させることにより 、Z基準04でワーク02を持ち上げる。一方、Zクランプシリンダ013を伸 長させてZクランプ014を下降させることにより、Zクランプ014によりワ ーク02を上から押さえつける。次いで、X基準シリンダ05を伸長させてX基 準06をワーク02にX方向から接近させると共にY基準シリンダ09を伸長さ せてY基準010をワーク02にY方向から接近させる。引き続き、反対側から 基準側へ向けて、Xクランプシリンダ07を伸長させてXクランプ08をワーク 02に押し付けると同時にYクランプシリンダ011を伸長させてYクランプ0 12をワーク02に押し付ける。 尚、図2,図3において、各シリンダ03,05,07,09,011として は、油圧シリンダ又は空圧シリンダが用いられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述した図2に示す従来方式では、Z軸方向に拘束されないため、つまり、上 下方向の押さえがないため、バリ取り加工中にワーク02が浮き上がり位置ずれ を起こすことがある。また、ワーク02のX,Y方向の基準面又はクランプ面に 傾き勾配が付いているときには、クランプ力によりワーク02に浮き上がる方向 の分力が作用する。この為、位置決め時にワークが浮き上がり、位置決め精度が 悪くなっていた。
【0007】 また、前述した図3に示す従来方式では、Z軸方向に拘束しているため、上記 のような問題は生じないが、図4(A)(B)のフローチャートの比較で判るよ うに、位置決め開始から完了までの工程が多く、動作時間が長くなる問題がある 。また、Zクランプシリンダ013等が増えるため、装置が複雑化し、保全性が 悪くなる上に装置全体が高価なものとなる。 本考案は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、Z方向上からのワーク 押さえとして、Zクランプシリンダに代えてばね機構を用いることにより、簡便 且つ確実にZ方向においても拘束できるバリ取り加工装置のワーク位置決め装置 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成する本考案の構成は搬送装置により搬送されたワークを自動 位置決めし、ロボットによりバリ取り作業を行う加工装置において、油圧又は空 圧によるZ基準シリンダにより上下してワークを持ち上げるZ基準と、ばねによ り上下動可能で前記Z基準により持ち上げられる前記ワークを上から弾性的に押 さえつけるZ押さえと、Z方向に対して直交する二つの方向に関して前記ワーク を拘束する機構とを設けたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、本考案について、図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。 図1に本考案の一実施例を示す。同図に示すように、ワーク2を搬送する搬送 装置1の下方には、油圧又は空圧によるZ基準シリンダ3が設置されると共にこ のZ基準シリンダ3のピストン先端にはワーク2を下方から持ち上げるためのZ 基準4が取り付けられている。 一方、搬送装置1の上方であって、Z基準シリンダ3の直上には、複数のZ押 さえ13が配置されており、これらZ押さえ13はばね14により弾性的に上下 動可能となっている。
【0010】 従って、Z基準シリンダ3によりZ基準4を上昇させることにより、Z基準4 によりワーク2を持ち上げて、Z押さえ13にワーク2を当接させると共にばね 14を圧縮することで、ワーク2をZ方向に関して拘束することができる。 ここで、ばね14としては、金属ばね、空気ばね等が使用可能である。また、 リンク機構を介することで、取り付け方向の制約を殆ど無くすることが可能であ る。
【0011】 更に、X,Y方向に関してワーク2を拘束する機構が設けられている。 即ち、搬送装置1の左右方向には、それぞれX基準シリンダ5、Xクランプシ リンダ7が設置されると共にX基準シリンダ5、Xクランプシリンダ7のピスト ン先端にはX基準6、Xクランプ8がそれぞれ取り付けられている。 従って、X基準シリンダ5を伸長させてX基準6をワーク2に接近させると共 にXクランプシリンダ7を伸長させてXクランプ8をワーク2に押さえつけるこ とにより、ワーク2をX方向に拘束できる。
【0012】 また、搬送装置1の前後方向には、それぞれY基準シリンダ9、Yクランプシ リンダ11が設置されると共にY基準シリンダ9、Yクランプシリンダ11のピ ストン先端にはY基準10、Yクランプ12がそれぞれ取り付けられている。 従って、Y基準シリンダ9を伸長させてY基準10をワーク2に接近させると 共にYクランプシリンダ11を伸長させてYクランプ12をワーク2に押さえつ けることにより、ワーク2をY方向に拘束できる。
【0013】 上記構成を有する本実施例において、バリ取り作業の対象となるワーク2を自 動位置決めする場合には、図4(C)のフローチャートに従って行う。 先ず、Z基準シリンダ3によりZ基準4を上昇させることにより、Z基準4に よりワーク2を持ち上げて、Z押さえ13にワーク2を当接させると共にばね1 4を圧縮することで、ワーク2をZ方向に関して拘束する。次いで、X基準シリ ンダ5を伸長させてX基準6をワーク2にX方向から接近させると共にY基準シ リンダ9を伸長させてY基準1をワーク2にY方向から接近させる。引き続き、 反対側から基準側へ向けて、Xクランプシリンダ7を伸長させてXクランプ8を ワーク2に押し付けると同時にYクランプシリンダ11を伸長させてYクランプ 12をワーク2に押し付ける。
【0014】 このように本考案は、前述した図3に示す従来方式に比較し、Zクランプシリ ンダ07を省略することができる分だけ、制御工数が簡略となり、図4に示すよ うに動作時間を短縮することができると共に構造が簡単となり、装置全体のコス トを低減することができる。また、Z押さえ13及びばね14よりなるばね機構 は、複雑な構造を必要とせず、装置をコンパクトに構成でき、保全性も向上する 。更に、ばね力を調整することで、必要なクランプ力を任意に調整することも可 能である。
【0015】 また、本考案は、前述した図2に示す従来方式に比較し、Z方向の押さえを設 けたため、位置決め精度に優れるものである。特に、X,Yの各方向の基準面、 クランプ面に勾配のついたワーク2であっても、Z基準4、Z押さえ13により ワーク2がZ方向に拘束されるため、位置決め精度が劣化する虞もない。
【0016】
【考案の効果】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本考案は、Zクランプシリ ンダに代えてばね機構を採用したので、構造が簡単となりコスト低減に寄与する ばかりか制御も簡略となり動作時間の短縮も可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係り、同図(A)はその機
構の平面図、同図(B)はその機構の正面図である。
【図2】従来のワーク位置決め方式の一例に係り、同図
(A)はその機構の平面図、同図(B)はその機構の正
面図である。
【図3】従来のワーク位置決め方式の一例に係り、同図
(A)はその機構の平面図、同図(B)はその機構の正
面図である。
【図4】同図(A)は図2に示す従来方式に係るワーク
位置決めのフローチャート、同図(B)は図3に示す従
来方式に係るワーク位置決めのフローチャート、同図
(C)は図1に示す本考案に係るワーク位置決めのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1,01 搬送装置 2,02 ワーク 3,03 Z基準シリンダ 4,04 Z基準 5,05 X基準シリンダ 6,06 X基準 7,07 Xクランプシリンダ 8,08 Xクランプ 9,09 Y基準シリンダ 10,010 Y基準 11,011 Yクランプシリンダ 12,012 Yクランプ 13 Z押さえ 14 ばね 013 Zクランプシリンダ 014 Zクランプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置により搬送されたワークを自動
    位置決めし、ロボットによりバリ取り作業を行う加工装
    置において、油圧又は空圧のZ基準シリンダにより上下
    してワークを持ち上げるZ基準と、ばねにより上下動可
    能で前記Z基準により持ち上げられる前記ワークを上か
    ら弾性的に押さえつけるZ押さえと、Z方向に対して直
    交する二つの方向に関して前記ワークを拘束する機構と
    を設けたことを特徴とするバリ取り加工装置のワーク位
    置決め装置。
JP9592U 1992-01-07 1992-01-07 バリ取り加工装置のワーク位置決め装置 Withdrawn JPH0556333U (ja)

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JP9592U JPH0556333U (ja) 1992-01-07 1992-01-07 バリ取り加工装置のワーク位置決め装置

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JP9592U JPH0556333U (ja) 1992-01-07 1992-01-07 バリ取り加工装置のワーク位置決め装置

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JPH0556333U true JPH0556333U (ja) 1993-07-27

Family

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JP9592U Withdrawn JPH0556333U (ja) 1992-01-07 1992-01-07 バリ取り加工装置のワーク位置決め装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010188446A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Bridgestone Corp ワークの保持方法及びワークの加工方法
JP2016078191A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 株式会社Ihi 加工対象物、および、その固定装置と方法

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Effective date: 19960404