JPH0556275U - 高粘度流体の塗布ガン - Google Patents
高粘度流体の塗布ガンInfo
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- JPH0556275U JPH0556275U JP3102491U JP3102491U JPH0556275U JP H0556275 U JPH0556275 U JP H0556275U JP 3102491 U JP3102491 U JP 3102491U JP 3102491 U JP3102491 U JP 3102491U JP H0556275 U JPH0556275 U JP H0556275U
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- viscosity fluid
- discharge port
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Abstract
(57)【要約】
【目的】部品の塗膜を傷つけることなく、部品の接合部
に沿って移動して高粘度流体を塗布できる塗布ガンを提
供する。 【構成】ノズル1は長手方向に対して略直角に屈曲する
先端部2を有し、先端部2には高粘度流体の吐出口3が
設けられている。ノズル基部には外装部材4が嵌着され
ていて、外装部材4にコ字状の支持部材6がブラケット
7を介して取着されている。コ字状支持部材6は外装部
材4から吐出口3の近傍まで延出されていて、コ字状支
持部材6の先端にはゴム製のガイドローラ9がノズル1
の長手方向に転動自在に取着されている。コ字状支持部
材6はノズル1の長手方向に摺動して取着位置を変える
ことにより、ガイドローラ9と吐出口3との間の距離を
調節できる。
に沿って移動して高粘度流体を塗布できる塗布ガンを提
供する。 【構成】ノズル1は長手方向に対して略直角に屈曲する
先端部2を有し、先端部2には高粘度流体の吐出口3が
設けられている。ノズル基部には外装部材4が嵌着され
ていて、外装部材4にコ字状の支持部材6がブラケット
7を介して取着されている。コ字状支持部材6は外装部
材4から吐出口3の近傍まで延出されていて、コ字状支
持部材6の先端にはゴム製のガイドローラ9がノズル1
の長手方向に転動自在に取着されている。コ字状支持部
材6はノズル1の長手方向に摺動して取着位置を変える
ことにより、ガイドローラ9と吐出口3との間の距離を
調節できる。
Description
【0001】
本考案はシーラ等の高粘度流体を部品の接合部に塗布するためのノズルを備え た塗布ガンに関するものである。
【0002】
自動車等の製造においては、従来から一般に、鉄板等の部品同士の接合部にシ ーラ等の高粘度流体を塗布することによって、例えば自動車では雨や塵が該接合 部から車内に侵入するのを防止するようにしている。そして、かかる高粘度流体 の塗布作業は、通常、高粘度流体が圧送されるノズルを備えた塗布ガンが用いら れ、塗布ガンのノズルを把持し、その先端部を接合部に沿って移動させることに より行われる。
【0003】 特に自動車においては、大型の鉄板同士の接合部が該鉄板の端面に沿って長尺 状に形成されていることが多く、このような場合には、作業者がノズルを常時確 実に該接合部に沿わせて移動させることが難しい。このため、熟練者によらなけ れば該高粘度流体が接合部に均一に塗布されない虞れがあった。
【0004】 かかる不都合を解消するための塗布ノズルとしては、例えば、実開昭59─2 468号公報に開示されているように、塗布ノズルの先端部に、部品の接合部に 係合可能な突起部を設け、該突起部を接合部に沿って移動させることによって、 該接合部に高粘度流体を塗布するようにしたものが知られている。
【0005】 しかしながら、特に自動車等においては、接合部が部品の端面から内側寄りの 作業者から見えにくい位置にある場合が多く、このような場合には、塗布ノズル の突起部を接合部に常時確実に係合させることが困難であり、このため、該高粘 度流体の塗布が不均一となる虞れがあった。
【0006】 また、塗布ガンに係合部材を取着し、該係合部材を部品の接合部に沿った部分 に係合させて摺動することにより、ノズルを接合部に沿って移動させることも考 えられるが、このときには前記係合部材が部品の塗膜を傷つけないことが望まれ る。
【0007】
本考案はかかる不都合を解消し、部品の塗膜を傷つけることなく、部品の接合 部に沿って移動して高粘度流体を塗布できる塗布ガンを提供することを目的とす る。
【0008】
かかる目的を達成するために、本考案の高粘度流体の塗布ガンは、高粘度流体 吐出口を有するノズル先端部をノズルの長手方向に対して略直角に屈曲させて設 け、且つ、該ノズル基部から該高粘度流体吐出口の近傍に延出する支持部材の先 端部にノズルの長手方向に転動自在のガイドローラを該吐出口に対向して設けて なることを特徴とする。
【0009】 前記ガイドローラはゴムなどの弾性を有する素材からなることが好ましい。ま た、前記支持部材はノズル基部にノズルの長手方向に摺動して取付自在に設けら れ、ガイドローラと高粘度流体吐出口との間の距離を調整できるようにすること が好ましい。
【0010】
本考案の高粘度流体の塗布ガンは、重設された2枚の部品の一方の端部が他方 の上面に重なる位置まで折り曲げられ、2枚の部品の接合部が部品の端面と平行 に形成されている場合に、有利に使用される。
【0011】 本考案の高粘度流体の塗布ガンによれば、ノズルの長手方向に略直角に屈曲さ せて設けられたノズル先端部と高粘度流体吐出口に対向して設けられているガイ ドローラとの間に前記接合部を有する部品を挟持し、該高粘度流体吐出口を部品 の接合部に当接させた状態で高粘度流体吐出口から高粘度流体を流出させながら 該ガイドローラを転動させることにより、高粘度流体吐出口が部品の接合部に沿 って移動し、該接合部に高粘度流体が塗布される。このとき、前記接合部を有す る部品はノズル先端部とガイドローラとに挟持されているが、ノズル先端部から は高粘度流体が吐出され、ガイドローラは部品表面をノズル長手方向に転動自在 となっているので、部品表面の塗膜が傷つけられることがない。
【0012】 前記塗布操作において、高粘度流体吐出口の接合部に対する位置は主としてノ ズル先端部とガイドローラとで前記部品を挟持することにより保持されているが 、さらに、ノズル本体の長手方向に延びる部分を部品の端面に摺動させるときに はノズル本体によっても高粘度流体吐出口が接合部に沿って案内される。ノズル 本体と部品端面との接触は極く軽微であり、この部分の塗膜を傷つけるほど強く 接触することはない。
【0013】
次に、添付の図面を参照しながら本考案の高粘度流体の塗布ガンについてさら に詳しく説明する。
【0014】 図1は本考案に係わる高粘度流体の塗布ガンを構成するノズルの一実施例を示 す平面図、図2は部品の接合部の状態を示す斜視図、図3aは本実施例の塗布ガ ンによる塗布操作を説明する平面図、図3bは側面図である。
【0015】 図1に示すように、ノズル1はその長手方向に対して略直角に屈曲する先端部 2を有しており、先端部2には高粘度流体の吐出口3が設けられている。ノズル 1の基部には外装部材4が嵌着されていて、外装部材4には、その長手方向に沿 って複数の孔部5が設けられており、コ字状の支持部材6がブラケット7を介し てホロセットネジ8により孔部5に螺着されている。
【0016】 コ字状支持部材6は外装部材4から吐出口3の近傍まで延出されていて、コ字 状支持部材6の先端にはゴム製のガイドローラ9が吐出口3に対向して設けられ ている。ガイドローラ9はナット10によりノズル1の長手方向に転動自在に取 着されている。
【0017】 コ字状支持部材6はブラケット7を介してノズル1の長手方向に摺動して螺着 位置を変えることにより、ガイドローラ9と吐出口3との間の距離を調節できる ようになっている。
【0018】 ノズル1は外装部材4に取着されている取付部11を介して図示しない塗布ガ ン本体に螺合されて塗布ガンを構成し、圧縮空気などにより圧送されるシーラ等 の高粘度流体の塗布に使用される。
【0019】 本実施例の塗布ガンは自動車部品の接合部にシーラを塗布する用途に、特に有 利に使用されるものである。
【0020】 図2に示すように、自動車部品21においては、長尺の鉄板22上に長尺の鉄 板23を重設し鉄板22の端部を折り曲げることにより端面24が形成され、折 り曲げられた鉄板22の端部を鉄板23の上面に重ねることにより端面24に平 行な接合部25が形成される。
【0021】 ノズル1を螺合した塗布ガンを用いて、部品21の接合部25にシーラを塗布 するには、まず、図3a及び図3bに示すように、接合部25に吐出口3を当接 させた状態で、ノズル先端部2とガイドローラ9とにより部品21を表裏から挟 持する。ガイドローラ9は弾性を有するので、部品21に圧接してノズル先端部 2とともに部品21を挟持することにより、吐出口3が接合部25に当接する位 置に保持される。そして、吐出口3からシーラ31を流出させながら、ガイドロ ーラ9をノズル1の長手方向に転動させることにより、吐出口3が接合部25に 沿って移動し、接合部25にシーラ31が塗布される。
【0022】 前記操作において、部品21はノズル先端部2とガイドローラ9とに挟持され て接触しているが、ノズル先端部2には吐出口3が設けられていてシーラ31が 流出し、ガイドローラ9は弾性を有し部品21表面をノズル1長手方向に転動自 在となっているので、部品21の塗膜が傷つけられることはない。
【0023】 また、前記操作において、ノズル1は部品21の端面24と平行になっている ので先端部2に繋がるノズル1の長手方向に延びる部分を端面24に摺動させて 案内させることにより、吐出口3の位置がさらに確実に保持される。前述のよう に、吐出口3の位置は主としてノズル先端部2とガイドローラ9とにより保持さ れているので、前記摺動によるノズル1と端面24との接触は極く軽微であり、 端面24の塗膜を傷つけることはない。
【0024】
以上のことから明らかなように、本考案の高粘度流体の塗布ガンによれば、接 合部を有する部品をノズル先端部とガイドローラとで挟持し、ノズル先端に設け られた吐出口から高粘度流体を流出させながらガイドローラを転動させて、吐出 口を部品の接合部に沿って移動させることにより、部品の塗膜を傷つけることな く前記接合部に高粘度流体を塗布することができる。
【図1】本考案に係わる高粘度流体の塗布ガンを構成す
るノズルの一実施例を示す平面図。
るノズルの一実施例を示す平面図。
【図2】図2は部品の接合部の状態を示す斜視図。
【図3】本実施例の塗布ガンによる塗布操作の説明図。
1…ノズル、2…ノズル先端部、3…高粘度流体吐出
口、5…支持部材、7…ガイドローラ。
口、5…支持部材、7…ガイドローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】部品の接合部に高粘度流体を塗布するため
のノズルを備えた塗布ガンにおいて、高粘度流体吐出口
を有するノズル先端部をノズルの長手方向に対して略直
角に屈曲させて設け、且つ、該ノズルの基部から該高粘
度流体吐出口の近傍に延出する支持部材の先端部にノズ
ルの長手方向に転動自在のガイドローラを該吐出口に対
向して設けてなることを特徴とする高粘度流体の塗布ガ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102491U JP2512380Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 高粘度流体の塗布ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102491U JP2512380Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 高粘度流体の塗布ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556275U true JPH0556275U (ja) | 1993-07-27 |
JP2512380Y2 JP2512380Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=12319952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3102491U Expired - Fee Related JP2512380Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 高粘度流体の塗布ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512380Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015199034A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | トヨタ車体株式会社 | 車両のシーラー塗布装置及びそのティーチング方法 |
WO2018180105A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | マツダ株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
WO2018179940A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | マツダ株式会社 | 塗布方法及び塗布装置 |
JP2018167251A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | マツダ株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
JP2018167252A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | マツダ株式会社 | 塗布方法及び塗布装置 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3102491U patent/JP2512380Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015199034A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | トヨタ車体株式会社 | 車両のシーラー塗布装置及びそのティーチング方法 |
WO2018180105A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | マツダ株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
WO2018179940A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | マツダ株式会社 | 塗布方法及び塗布装置 |
JP2018167251A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | マツダ株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
JP2018167253A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | マツダ株式会社 | 塗布方法及び塗布装置 |
JP2018167252A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | マツダ株式会社 | 塗布方法及び塗布装置 |
CN110475618A (zh) * | 2017-03-30 | 2019-11-19 | 马自达汽车株式会社 | 涂敷方法及涂敷装置 |
US11161141B2 (en) | 2017-03-30 | 2021-11-02 | Mazda Motor Corporation | Coating device configured to apply a coating agent to an object and detect a shape of the object after the application of the coating agent to the object |
US11260414B2 (en) | 2017-03-30 | 2022-03-01 | Mazda Motor Corporation | Coating method and coating device |
CN110475618B (zh) * | 2017-03-30 | 2022-05-06 | 马自达汽车株式会社 | 涂敷方法及涂敷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2512380Y2 (ja) | 1996-10-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |