JP2512380Y2 - 高粘度流体の塗布ガン - Google Patents

高粘度流体の塗布ガン

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JP2512380Y2
JP2512380Y2 JP3102491U JP3102491U JP2512380Y2 JP 2512380 Y2 JP2512380 Y2 JP 2512380Y2 JP 3102491 U JP3102491 U JP 3102491U JP 3102491 U JP3102491 U JP 3102491U JP 2512380 Y2 JP2512380 Y2 JP 2512380Y2
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guide roller
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敏史 新井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシーラ等の高粘度流体を
部品の接合部に塗布するためのノズルを備えた塗布ガン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の製造においては、従来から一
般に、鉄板等の部品同士の接合部にシーラ等の高粘度流
体を塗布することによって、例えば自動車では雨や塵が
該接合部から車内に侵入するのを防止するようにしてい
る。そして、かかる高粘度流体の塗布作業は、通常、高
粘度流体が圧送されるノズルを備えた塗布ガンが用いら
れ、塗布ガンのノズルを把持し、その先端部を接合部に
沿って移動させることにより行われる。
【0003】特に自動車においては、大型の鉄板同士の
接合部が該鉄板の端面に沿って長尺状に形成されている
ことが多く、このような場合には、作業者がノズルを常
時確実に該接合部に沿わせて移動させることが難しい。
このため、熟練者によらなければ該高粘度流体が接合部
に均一に塗布されない虞れがあった。
【0004】かかる不都合を解消するための塗布ノズル
としては、例えば、実開昭59─2468号公報に開示
されているように、塗布ノズルの先端部に、部品の接合
部に係合可能な突起部を設け、該突起部を接合部に沿っ
て移動させることによって、該接合部に高粘度流体を塗
布するようにしたものが知られている。
【0005】しかしながら、特に自動車等においては、
接合部が部品の端面から内側寄りの作業者から見えにく
い位置にある場合が多く、このような場合には、塗布ノ
ズルの突起部を接合部に常時確実に係合させることが困
難であり、このため、該高粘度流体の塗布が不均一とな
る虞れがあった。
【0006】また、塗布ガンに係合部材を取着し、該係
合部材を部品の接合部に沿った部分に係合させて摺動す
ることにより、ノズルを接合部に沿って移動させること
も考えられるが、このときには前記係合部材が部品の塗
膜を傷つけないことが望まれる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案はかかる不都合
を解消し、部品の塗膜を傷つけることなく、部品の接合
部に沿って移動して高粘度流体を塗布できる塗布ガンを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案の高粘度流体の塗布ガンは、高粘度流体吐
出口を有するノズル先端部をノズルの長手方向に対して
略直角に屈曲させて設け、且つ、該ノズル基部から該高
粘度流体吐出口の近傍に延出する支持部材の先端部にノ
ズルの長手方向に転動自在のガイドローラを該吐出口に
対向して設けてなることを特徴とする。
【0009】前記ガイドローラはゴムなどの弾性を有す
る素材からなることが好ましい。また、前記支持部材は
ノズル基部にノズルの長手方向に摺動して取付自在に設
けられ、ガイドローラと高粘度流体吐出口との間の距離
を調整できるようにすることが好ましい。
【0010】
【作用】本考案の高粘度流体の塗布ガンは、重設された
2枚の部品の一方の端部が他方の上面に重なる位置まで
折り曲げられ、2枚の部品の接合部が部品の端面と平行
に形成されている場合に、有利に使用される。
【0011】本考案の高粘度流体の塗布ガンによれば、
ノズルの長手方向に略直角に屈曲させて設けられたノズ
ル先端部と高粘度流体吐出口に対向して設けられている
ガイドローラとの間に前記接合部を有する部品を挟持
し、該高粘度流体吐出口を部品の接合部に当接させた状
態で高粘度流体吐出口から高粘度流体を流出させながら
該ガイドローラを転動させることにより、高粘度流体吐
出口が部品の接合部に沿って移動し、該接合部に高粘度
流体が塗布される。このとき、前記接合部を有する部品
はノズル先端部とガイドローラとに挟持されているが、
ノズル先端部からは高粘度流体が吐出され、ガイドロー
ラは部品表面をノズル長手方向に転動自在となっている
ので、部品表面の塗膜が傷つけられることがない。
【0012】前記塗布操作において、高粘度流体吐出口
の接合部に対する位置は主としてノズル先端部とガイド
ローラとで前記部品を挟持することにより保持されてい
るが、さらに、ノズル本体の長手方向に延びる部分を部
品の端面に摺動させるときにはノズル本体によっても高
粘度流体吐出口が接合部に沿って案内される。ノズル本
体と部品端面との接触は極く軽微であり、この部分の塗
膜を傷つけるほど強く接触することはない。
【0013】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本考案の高
粘度流体の塗布ガンについてさらに詳しく説明する。
【0014】図1は本考案に係わる高粘度流体の塗布ガ
ンを構成するノズルの一実施例を示す平面図、図2は部
品の接合部の状態を示す斜視図、図3aは本実施例の塗
布ガンによる塗布操作を説明する平面図、図3bは側面
図である。
【0015】図1に示すように、ノズル1はその長手方
向に対して略直角に屈曲する先端部2を有しており、先
端部2には高粘度流体の吐出口3が設けられている。ノ
ズル1の基部には外装部材4が嵌着されていて、外装部
材4には、その長手方向に沿って複数の孔部5が設けら
れており、コ字状の支持部材6がブラケット7を介して
ホロセットネジ8により孔部5に螺着されている。
【0016】コ字状支持部材6は外装部材4から吐出口
3の近傍まで延出されていて、コ字状支持部材6の先端
にはゴム製のガイドローラ9が吐出口3に対向して設け
られている。ガイドローラ9はナット10によりノズル
1の長手方向に転動自在に取着されている。
【0017】コ字状支持部材6はブラケット7を介して
ノズル1の長手方向に摺動して螺着位置を変えることに
より、ガイドローラ9と吐出口3との間の距離を調節で
きるようになっている。
【0018】ノズル1は外装部材4に取着されている取
付部11を介して図示しない塗布ガン本体に螺合されて
塗布ガンを構成し、圧縮空気などにより圧送されるシー
ラ等の高粘度流体の塗布に使用される。
【0019】本実施例の塗布ガンは自動車部品の接合部
にシーラを塗布する用途に、特に有利に使用されるもの
である。
【0020】図2に示すように、自動車部品21におい
ては、長尺の鉄板22上に長尺の鉄板23を重設し鉄板
22の端部を折り曲げることにより端面24が形成さ
れ、折り曲げられた鉄板22の端部を鉄板23の上面に
重ねることにより端面24に平行な接合部25が形成さ
れる。
【0021】ノズル1を螺合した塗布ガンを用いて、部
品21の接合部25にシーラを塗布するには、まず、図
3a及び図3bに示すように、接合部25に吐出口3を
当接させた状態で、ノズル先端部2とガイドローラ9と
により部品21を表裏から挟持する。ガイドローラ9は
弾性を有するので、部品21に圧接してノズル先端部2
とともに部品21を挟持することにより、吐出口3が接
合部25に当接する位置に保持される。そして、吐出口
3からシーラ31を流出させながら、ガイドローラ9を
ノズル1の長手方向に転動させることにより、吐出口3
が接合部25に沿って移動し、接合部25にシーラ31
が塗布される。
【0022】前記操作において、部品21はノズル先端
部2とガイドローラ9とに挟持されて接触しているが、
ノズル先端部2には吐出口3が設けられていてシーラ3
1が流出し、ガイドローラ9は弾性を有し部品21表面
をノズル1長手方向に転動自在となっているので、部品
21の塗膜が傷つけられることはない。
【0023】また、前記操作において、ノズル1は部品
21の端面24と平行になっているので先端部2に繋が
るノズル1の長手方向に延びる部分を端面24に摺動さ
せて案内させることにより、吐出口3の位置がさらに確
実に保持される。前述のように、吐出口3の位置は主と
してノズル先端部2とガイドローラ9とにより保持され
ているので、前記摺動によるノズル1と端面24との接
触は極く軽微であり、端面24の塗膜を傷つけることは
ない。
【0024】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
の高粘度流体の塗布ガンによれば、接合部を有する部品
をノズル先端部とガイドローラとで挟持し、ノズル先端
に設けられた吐出口から高粘度流体を流出させながらガ
イドローラを転動させて、吐出口を部品の接合部に沿っ
て移動させることにより、部品の塗膜を傷つけることな
く前記接合部に高粘度流体を塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる高粘度流体の塗布ガンを構成す
るノズルの一実施例を示す平面図。
【図2】図2は部品の接合部の状態を示す斜視図。
【図3】本実施例の塗布ガンによる塗布操作の説明図。
【符号の説明】
1…ノズル、2…ノズル先端部、3…高粘度流体吐出
口、5…支持部材、7…ガイドローラ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品の接合部に高粘度流体を塗布するため
    のノズルを備えた塗布ガンにおいて、高粘度流体吐出口
    を有するノズル先端部をノズルの長手方向に対して略直
    角に屈曲させて設け、且つ、該ノズルの基部から該高粘
    度流体吐出口の近傍に延出する支持部材の先端部にノズ
    ルの長手方向に転動自在のガイドローラを該吐出口に対
    向して設けてなることを特徴とする高粘度流体の塗布ガ
    ン。
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