JPH055610Y2 - - Google Patents

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JPH055610Y2
JPH055610Y2 JP1985197576U JP19757685U JPH055610Y2 JP H055610 Y2 JPH055610 Y2 JP H055610Y2 JP 1985197576 U JP1985197576 U JP 1985197576U JP 19757685 U JP19757685 U JP 19757685U JP H055610 Y2 JPH055610 Y2 JP H055610Y2
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lighting
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door
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、ダクト形式の採光装置に関するも
のである。
〔背景技術〕
照明器具の人工光のもとで見る場合と、自然光
のもとで見る場合とでは、物の色が違つて見え
る。これは人工光源の光と自然光とでは分光分布
が異なり、人工光源の発する光は、自然光の有す
る光の波長の全ては含まれていないためである。
しかし、服飾、デザイン、陶芸等に関係する場
所、またはそれを売る店舗は、色合いを自然光の
もとで見る必要がある。
従来、自然光を屋内に取入れる手段としては、
窓、天窓、採光ダクト等がある。
窓の場合は、窓周辺部しか採光ができず、また
ビル街などではほとんど自然光が入らない場合が
ある。
天窓の場合は、平屋であればよいが、ビル等で
は有効でない。
採光ダクトを用いた例としては、第11図ない
し第14図に示すものがある。第11図は、建物
71の屋上のドーム72から下階の室内に貫通し
て垂直に採光ダクト73を設けた例である。第1
2図は、建物71に水平に採光ダクト74を設け
た例である。第13図および第14図は、それぞ
れ建物71′の地下室75,75′に、地盤面から
採光ダクト76,77を開通させた例である。
しかし、これらの採光ダクト73,74,7
6,77を設けた例は、いずれも室内に光が拡散
するので、自然光の必要な作業場所となる机上面
等で十分な光が得られないという問題がある。特
に曇天の場合は、入射光が少なくなるので、机上
面等の作業場所では照度が低くなる。例えば第1
2図の例において、採光ダクト74の断面を690
×340mm、全長を7mとした場合、机上面では照度
が100l×以下となる。
〔考案の目的〕
この考案は、窓の得られない屋内において、作
業空間に自然光の光量を十分に得られる採光装置
を提供することを目的とする。
〔考案の開示〕
この考案の採光装置は、内面が高反射面となり
屋外に開口して屋内に導かれかつ屋内部分の内部
に作業空間を有する採光ダクト本体と、この採光
ダクト本体に前記作業空間に開通して設けた出入
開口とを備えたものである。
この考案の構成によると、採光ダクト本体内に
作業空間を形成し、かつ作業空間内に開通する出
入開口を採光ダクト本体に形成したため、自然光
が拡散することなく効率良く作業空間内に得られ
る。そのため、作業空間に自然光の光量を充分に
得ることができ、自然光を必要とする作業の効率
と精度を向上できる。
実施例 この考案の第1の実施例を、第1図および第2
図に示す。この採光装置は、内面が高反射面とな
り屋外に開口して屋内1に導かれかつ屋内部分の
内部に作業空間2を有する採光ダクト本体3と、
この採光ダクト本体3に作業空間2に開通して設
けた出入開口4とを備えたものである。
採光ダクト本体3は、建物5の屋根6を貫通
し、床面7に達して垂直に設けてある。採光ダク
ト本体3の上端開口には採光ドーム8が設けてあ
る。採光ダクト本体3は、全長にわたり作業空間
2のある部分と同じ径に形成してある。採光ダク
ト本体3の内面は、全周を鏡張り等により高反射
面としてある。採光ダクト本体3の出入開口4は
人が直立して出入りできる大きさのものであり、
ドア9が開閉自在に取付けてある。ドア9の内面
は鏡貼り等により高反射面とし、かつドア9の一
部に採光窓10が形成してある。採光窓10は必
ずしも設けなくてもよい。なお、この実施例は平
屋の建物5に適用したものであるが、ビルの最上
階等に用いてもよい。また、窓のない部屋だけで
なく、窓があつても窓から離れた場所等に用いら
れる。
この構成によると、採光ドーム8から取り入れ
られた自然光が採光ダクト本体3内の作業空間2
に導かれる。作業空間2は、採光ダクト本体3内
に設けてあるので、光が室内に拡散することがな
く、自然光を効率良く、十分に得ることができ
る。そのため、自然光を必要とする作業の効率と
精度が向上する。また、採光ダクト本体3内は、
周囲の全面を高反射面としてあるので、四方から
自然光に照射される。そのため、立体的な物を見
たり、色を確認するのに効果がある。作業空間2
は人が入れる大きさとし、またドア9が取付けて
あるので、試着室に利用して色を確認したり、病
院で患者の顔色を見る場合等に利用できる。ま
た、ドア9を設けたことから、外部の人工光が採
光ダクト本体3内に漏れて自然光と混ざることが
ない。ドア9の一部に採光窓10を設けた場合
は、作業空間2に人が入つていないときは、室内
への採光に利用できる。
第3図および第4図は第2の実施例を示す。こ
の例は、採光ダクト本体13を、建物15の外壁
から天井11に沿つて水平に設けた水平ダクト部
13Aと、この水平ダクト部13Aに接続した垂
直ダクト部13Bとからなるものとしてある。採
光ダクト本体13の採光端と連結部には45°に傾
斜した反射鏡16,17が設けてある。
この構成の場合、2階建て以上の建物におい
て、外壁から離れた部屋に作業空間2を設ける場
合に適する。その他は第1の実施例と同様であ
る。
第5図および第6図は第3の実施例を示す。こ
の例は、採光ダクト本体23の底面を、屋内1の
床面27よりも高さHが70cm程度上方となる位置
とし、この底面を作業台28としたものである。
作業空間2は、採光ダクト本体23内の下端近傍
部分からなる。
この構成の場合、採光ダクト本体23の下端を
作業台28としたので、自然光が全て作業台28
に照射され、より一層作業面の照度が上る。な
お、作業をしない場合には、出入開口4を採光窓
として利用できる。その他は第1の実施例と同様
である。
第7図は第4の実施例を示す。この例は、第3
の実施例の採光装置において、出入開口4に、下
端で開閉回動自在に枢支したドア29を設け、ド
ア29を水平角度で固定できるようにしたもので
ある。また、出入開口4の奥に、手前側へ45°の
角度で傾斜した鏡30を設けたものである。
この構成の場合、ドア29が手前に回動して開
き、水平角度で固定されて作業台として利用でき
る。この場合に、作業しているときは、前方から
自然光が照射されるので、作業面が作業者の身体
の一部で影になつて作業がし難くなることがな
い。また、ドア29の前方に傾斜した鏡30を設
けたので、より一層作業面の照度が上る。
第8図は第5の実施例を示す。この例は、第4
の実施例において、採光ダクト本体23の下端を
開放し、かつ鏡30′をドア29と連結して回動
可能としたものである。ドア29を開けていると
きは、鏡30′が45°で固定され(第8図A)、ド
ア29を閉めているときは、鏡30′が奥に引込
んで採光ダクト本体23の内面の鏡に密接する。
そのため、屋外からの自然光は、採光ダクト本体
23の下端から室内に拡散する。
第9図および第10図は第6の実施例を示す。
この例は、採光ダクト本体33を、建物35の最
上階である3階3Fから1階1Fに貫通して設け、
採光ダクト本体33内の各階の部分を作業空間2
としたものである。採光ダクト本体33内の床ス
ラブを貫通した高さ位置には、網入りガラスから
なる透明の作業床40を設け、さらに3階には透
明の作業台41を設けてある。採光ダクト本体3
3の2階および1階部分には人の出入りが可能な
出入開口4を設けてドア9を取付け、3階部分に
は作業台41よりも上方部分に出入開口4を形成
してある。建物35は窓43が付いているが、隣
りの建物44との間隔が狭小のために、ほとんど
窓43からは光が入らない。なお、網入りガラス
の作業床40は防火の役割を兼用するものであ
る。採光ダクト本体33の上端の採光口33aに
は採光ドーム8を設けてある。
この構成の場合、1つの採光口33aから採光
して同時に上下階の採光ダクト本体33内の部分
を作業空間2として利用できる。例えば3階3F
の作業空間2は色見本等を見る作業に用い、2階
2Fおよび1階1Fの作業空間2は試着室等として
利用できる。また、動物や植物の実験室等として
も利用できる。そのため、服飾やデザイン関係の
会社や学校のビル等にも好適である。その他は第
1の実施例と同様である。
〔考案の効果〕
採光ダクト本体内に作業空間を形成し、かつ作
業空間内に開通する出入開口を採光ダクト本体に
形成したため、自然光が拡散することなく効率良
く作業空間内に得られる。そのため、作業空間に
自然光の光量を充分に得ることができ、自然光を
必要とする作業の効率と精度を向上できる。ま
た、採光ダクト形式であるため、窓の得られない
屋内において、自然光が得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部斜視図、第
2図はその垂直断面図、第3図は第2の実施例の
垂直断面図、第4図はその要部拡大斜視図、第5
図は第3の実施例の要部斜視図、第6図はその垂
直断面図、第7図は第4の実施例の斜視図、第8
図は第5の実施例の構成および動作の説明図、第
9図は第6の実施例の垂直断面図、第10図はそ
の要部拡大斜視図、第11図ないし第14図はそ
れぞれ従来例の断面図である。 1……屋内、2……作業空間、3……採光ダク
ト本体、4……出入開口、5……建物、9……ド
ア、13,23,33,53……採光ダクト本
体、63,63′……採光ダクト本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内面が高反射面となり屋外に開口して屋内に
    導かれかつ屋内部分の内部に作業空間を有する
    採光ダクト本体と、この採光ダクト本体に前記
    作業空間に開通して設けた出入開口とを備えた
    採光装置。 (2) 前記採光ダクト本体の前記作業空間となる部
    分を屋内の略床面まで達して垂直に設け、前記
    出入開口に開閉可能なドアを設けた実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の採光装置。 (3) 前記ドアに採光窓を設けた実用新案登録請求
    の範囲第(2)項記載の採光装置。 (4) 前記採光ダクト本体の前記作業空間の底面
    を、屋内の床面よりも上方に位置させ、この底
    面を作業台とした実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載の採光装置。 (5) 前記出入開口を下端が前記作業台に達するも
    のとし、この出入開口に、下端で外側へ開閉回
    動自在に支持されて水平位置で固定可能なドア
    を設けた実用新案登録請求の範囲第(4)項記載の
    採光装置。 (6) 前記採光ダクト本体を、建物の上階から下階
    まで貫通して設け、前記作業空間を前記建物の
    各階に設け、これら作業空間に透光性の作業床
    または作業台を設けた実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の採光装置。
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JPS62104312U JPS62104312U (ja) 1987-07-03
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5664051A (en) * 1979-10-26 1981-06-01 Shigeru Tsukinaga Light admitting apparatus with reflector for rooms
JPS57118197A (en) * 1981-01-14 1982-07-22 Tokyo Shibaura Electric Co Device of removing fixation of neutron measuring tube

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