JPH0556013B2 - - Google Patents

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JPH0556013B2
JPH0556013B2 JP61286814A JP28681486A JPH0556013B2 JP H0556013 B2 JPH0556013 B2 JP H0556013B2 JP 61286814 A JP61286814 A JP 61286814A JP 28681486 A JP28681486 A JP 28681486A JP H0556013 B2 JPH0556013 B2 JP H0556013B2
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JP
Japan
Prior art keywords
wafer
thin plate
electrostrictive element
plate sample
electrostrictive
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61286814A
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English (en)
Other versions
JPS63141313A (ja
Inventor
Akira Inagaki
Ryuichi Funatsu
Yukio Kenbo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61286814A priority Critical patent/JPS63141313A/ja
Publication of JPS63141313A publication Critical patent/JPS63141313A/ja
Publication of JPH0556013B2 publication Critical patent/JPH0556013B2/ja
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体ウエハのような薄板試料の表
面を所望の形状、例えば平坦化する薄板変形に係
り、特に、ミクロンオーダーの微小な凹凸を補正
するのに好適な薄板変形装置に関する。
[従来の技術] 従来の薄板変形装置は、特公昭57−23418号に
記載されているように、複数の上下駆動装置を半
導体ウエハなどの薄板試料の下部に配し、薄板試
料表面の凹凸の測定結果を基に、薄板試料の一部
を前記上下駆動装置で部分的に上下させることに
より、表面を所望の状態にしようとするものであ
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術では、薄板試料の表面形状を変化
できる範囲は、上下される部分の間隔によつて決
まり、最少間隔は上下駆動装置の大きさによつて
制限される。従つて、上下される部分を所望の形
状状態にすることができても、その間に当る上下
動できない部分は、薄板試料の弾性係数に依存し
た変化をしている。
薄板試料を所望の形状例えば精度良く平坦化す
る技術は、今後ますます重要になつてくる。例え
ば、近年の半導体集積回路の微細化に伴い、マス
クに形成された回路パターンを転写するときにマ
スクと半導体付ウエハとの間隙を数ミクロンオー
ダーで均一化し、均一度を1ミクロン以下にする
必要が生じてきている。しかし、上記従来技術
は、上述したように上下駆動装置の大きさによつ
て補正できる凹凸の大きさが制限されるため、今
後の半導体装置等の微細化に対応するのが困難で
ある。
本発明の目的は、マスクと薄板との間隙が1ミ
クロン以下で均一にすることとができるように容
易に薄板試料の表面を変形させる薄板変形装置を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、平面状の試料吸着部の下部に一体
に平面状の電歪素子を設け、この電歪素子の両面
の夫々に多数の線状電極を平行に形成し、かつ、
両面間の線状電極が交差するようにすることで、
達成される。
[作用] 試料吸着部で吸着した薄板試料の表面に凹凸が
ある場合、該箇所に交点がくる電歪素子両面の線
状電極間に電界を生じさせると、電歪素子の当該
箇所が歪む。この歪みは試料吸着部を通して伝達
し、薄板試料の歪が相殺されて薄板試料は平坦と
なる。
上記線状電極の間隔を狭くすることにより、精
度を高めることが可能となる。また、複数枚の電
歪素子を用い、1つの電歪素子の線状電極間に他
の電歪素子の線状電極がくるように配置し、全体
として見て線状電極が微細な間隔で並ぶようにし
てもよい。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は本発明の一実施例に係る薄板変形装置
及び制御系の全体構成図である。第1図に示す実
施例の薄板変形装置1は、ウエハ2を真空吸着す
るウエハ吸着部3と、該ウエハ吸着部3の下部に
一体に設けられた4枚の電歪素子4から成る。こ
の薄板変形装置1は、基台5上に載置されたXY
テーブル6上に配置され、ウエハ2の表面は非接
触センサ7からなる測定手段で測定される。セン
サ7の出力はアンプ8で増幅され、A/Dコンバ
ータ9でデイジタル信号に変換され、CPU10
に与えられる。一方図示されていないがウエハ2
に対向するマスクについてもマスクの表面の形状
が非接触センサからなる測定手段で測定される。
これによりマスクとウエハの間隙が測定される。
CPU10は、この間隙入力信号に基づいて一定
の値を示すように制御信号を電歪素子ドライバ1
1に出力し、詳細は後述するようにウエハ2の凹
凸を補正する。また、CPU10はXYテーブル6
を駆動するモータ13の制御回路12に制御信号
を出力する。
第2図はウエハ吸着部3の上面図である。ウエ
ハ吸着部3は正方形の板材でなり、中央部3aは
円形かつ平面状に突設されている。この中央部3
aはウエハ2より若干大径に形成され、内側は無
数の細い溝3bが刻設されている(第2図は溝3
bの幅を大きくして描いてある)。各溝3bは相
互に連通するように刻設され、中央部3aの外周
部3cはウエハ2の周縁部が載置されるように突
状リングとなつている。ウエハ2は、この突状リ
ング3cと溝3b間に形成された無数の支持突起
3dにより平面状に吸着支持される。溝3bの底
部には、真空ポンプ(図示せず)に接続される通
路3e(ウエハ吸着部3の内部に穿設されている。
第1図)の開口部3fが設けられている。
第3図は電歪素子4の斜視図である。平板状の
電歪素子4は、電歪(強誘電体における電気分極
による異方性変位)効果を有する材料で形成さ
れ、ウエハ吸着部3と同寸の正方形である。電歪
素子4の上面には、多数の線状電極4aが等間隔
かつ平行に、例えば蒸着等により形成されてい
る。電歪素子4の下面にも、多数の線状電極4b
が等間隔かつ平行に形成されている。この線状電
極4bは、上面の線状電極4aに対し、交差する
ように、本実施例では直角となるように配置され
ている。そして、電歪素子4の両面は絶縁膜でコ
ーテイングされ、電極4a,4bを保護すると共
にシヨートしないようにされている。各電極4
a,4bの一本一本は外部に引き出され、電歪素
子ドライバ11(第1図)に接続され、CPU1
0からの制御信号により任意の電極4a,4b間
に直流電界が印加されるようになつている。
第4図は電歪素子4の電気的構成図である。第
4図aに示すように、電歪素子の上面電極と下面
電極との間には容量が形成され、この容量に電荷
が供給されると、電歪作用により電歪素子はその
厚さを変える。例えばA点での厚さを変えたい場
合、当該箇所Aで交差する上面電極Bと下面電極
Cとの間に直流電界を印加すると、第4図bに示
すようにA点での厚さが変化する。従つて、かか
る電歪素子を備える薄板変形装置を基準面上に固
定しておき、電歪素子の所望の箇所の厚さを変化
させると、該変化は上部に一体接合されたウエハ
吸着部を通してウエハに伝達され、ウエハの凹凸
を補正することができる。この様な変化はミクロ
ンオーダで起きるため、マクロ的にみればハード
なウエハ吸着部やウエハあるいは多層構造の上部
電歪素子は、ミクロ的には柔らかいものとみるこ
とができるからである。
電歪素子4は第3図に示した構成であり、上述
したことから容易に推測できるように、線状電極
4a間及び4b間の間隔が狭い程、高精度の凹凸
補正ができるものが得られる。しかし、製造上の
困難が伴う場合には、本実施例のように複数枚の
電歪素子を重ねて使用する。例えば、1つの電歪
素子の電極間隔が8ミクロンである場合、4枚の
電歪素子を2ミクロンづつずらして重ねることに
より、実質的に2ミクロン間隔の電極を備えた電
歪素子が得られる。
斯かる構成の薄板変形装置を使用してマスクと
ウエハの間隙を均一化、即ちウエハの平坦度を上
げる方法について説明する。
X線露光方式や、エキシマレーザ露光方式によ
り回路パターンをウエハ2上に転写する場合、ま
ず、ウエハ2を吸着部3上に載置し、吸着部3の
溝3bを真空にしてウエハ2全面を均一に吸着保
持る。そして、CPU10からの指示によりXYデ
ーブル6を前後左右に移動させ、ウエハ2全面の
凹凸状態をセンサ7で検知すると共にマスクの表
面を測定し、マスクとウエハ2の間隙をCPU1
0内のメモリに格納する。
次に、CPU10は、マスクとウエハ2の間隙
に応じた上面電極4a、下面電極4bを選択し、
当該箇所の間隙及びその大きさに応じて、選択し
た電極間に所要の極性、所要の大きさの直流電界
を印加するようにドライバ11に制御信号を出力
する。これにより、電歪素子4の所要箇所の厚さ
が変化し、ウエハ2の凹凸は電歪素子4の変化に
より補正され、マスクとウエハ2の間隙が均一化
される。この状態でウエハに対してマスク上の回
路パターンの転写を行なうことにより、微細なパ
ターンが鮮明にウエハ2上に描かれる。このと
き、電歪素子の上記容量は理想的な容量でないた
め電荷の漏れが生ずる。これに対しては、繰返し
失われた電荷を供給することにより、各点の電荷
をほぼ一定の値に保持することができる。これに
より、電歪素子の変化すなわちウエハ2の平坦度
も同様に保持される。
本実施例によれば、高集積化する半導体製造工
程(特に0.5μm以下のリソグラフイで用いられる
X線露光方式)で要求される平坦度を十分達成す
ることができ、量産を可能とする効果がある。
尚、本発明は上記実施例の様に半導体ウエハの
平坦化に限らず、高精度な平面を作り出す必要が
ある他の技術分野にも有効に適用できることはい
うまでもない。
[発明の効果] 本発明によれば、薄板試料の表面をサブミクロ
ンオーダの高精度の平面等にすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る薄板変形装置
と制御系の構成図、第2図はウエハ吸着部の上面
図、第3図は電歪素子の斜視図、第4図aは電歪
素子の電気的構成図、第4図bは電歪素子の変化
説明図である。 1……薄板変形装置、2……ウエハ、3……ウ
エハ吸着部、4……電歪素子、4a,4b……線
状電極、11……電歪素子ドライバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上面に多数の線状電極を平行かつ等間隔に形
    成し、これらの線状電極と交差する角度で多数の
    線状電極を平行かつ等間隔に下面に形成した平板
    状の電歪素子を、変形させる薄板試料を吸着保持
    する平板状の吸着部の下部に一体に設けて成り、
    前記薄板試料の凹凸箇所で交差する前記上面線状
    電極と下面線状電極との間に所要の電界をかけ電
    歪素子の当該箇所の厚さを変化させて前記薄板試
    料の凹凸を相殺するようにした薄板変形装置。
JP61286814A 1986-12-03 1986-12-03 薄板変形装置 Granted JPS63141313A (ja)

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JP61286814A JPS63141313A (ja) 1986-12-03 1986-12-03 薄板変形装置

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JP61286814A JPS63141313A (ja) 1986-12-03 1986-12-03 薄板変形装置

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JPS63141313A JPS63141313A (ja) 1988-06-13
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