JP2808969B2 - 半導体式加速度センサの製造方法 - Google Patents

半導体式加速度センサの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動や衝撃等を検知する
半導体式加速度センサの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体基板上に薄肉化した梁部を
形成するとともに、この梁部の所定の位置に歪みゲージ
を取り付け、この歪ゲージの抵抗変化から加速度を検出
する半導体加速度センサが開発されている。しかも、こ
の梁の部分は異方性エッチング等のシリコンの微細加工
技術を用いて形成されている。
【0003】図4は従来の一例を説明するための半導体
加速度センサの構造斜視図である。図4に示すように、
従来の半導体加速度センサはセンサチップ11を有する
が、このセンサチップ11はP型のシリコン基板12上
にN型のシリコン層13を形成した半導体基板上にエッ
チングにより梁部14と重り部15を形成する。これに
より、梁部14と重り部15の間には空隙領域15が形
成される。尚、ここでは記述していないが、センサチッ
プ11の梁部14上にはホウ素等の不純物イオンを注入
して歪ゲージが形成されている。この歪ゲージをアルミ
等により配線を行うことで梁部14の変位を歪ゲージの
抵抗変化に変換し、電気信号として外部に取り出すこと
ができる。
【0004】次に、従来の半導体式加速度センサの製造
工程の一例を図5及び図6を用いて説明する。
【0005】図5(a)〜(f)は図4に示す半導体式
加速度センサの製造方法を説明するための工程断面図で
あり、図6は図4に示すセンサの裏面エッチングマスク
用原版の平面図である。まず図5(a)に示すように、
P型シリコン基板12上にN型のシリコン層13を形成
した半導体基板17の上面および下面に絶縁膜18を形
成する。次に図5(b)に示すように、後述するエレク
トロ・ケミカル・エッチングを行う際に、N型シリコン
層13に電圧を印加するためのコンタクト部19を形成
する目的で、上部絶縁膜18の一部を除去する。しかる
後、電圧印加用の電極N型シリコン層13のコンタクト
を十分に取るためにコンタクト部19に高濃度N型領域
20を形成する。次に図5(c)に示すように、P型シ
リコン基板12の裏面に形成された下部絶縁膜18の一
部、すなわち梁部形成用の穴あけ部21と空隙用穴あけ
部22の部分を除去し、裏面エッチング用マスク24を
形成する。この裏面エッチング用マスク24は重り部1
5の角部のエッチングによるアンダーカット防止策を施
している。
【0006】すなわち、図6に示すように、このアンダ
ーカット防止にあたっては、重り部15の角部に対応す
る部分に半導体基板17のエッチング深さに応じた一定
量の矩形状突出部31を有するエッチング原版30を使
用し、ホトリソグラフィ技術により形成す。
【0007】次に図5(d)に示すように、図5(c)
で穴開けしたマスク24を用いて半導体基板17の裏面
からエレクトロ・ケミカル・エッチングを行う。このエ
レクトロ・ケミカル・エッチングはシリコンエッチング
溶液(例えば、ビドラジン水和物等)に半導体基板17
を浸し、電極26を陽極に且つP型シリコン基板12の
対向面に白金等による陰極を設け、適当な電圧を印加し
てエッチングを行うとP型シリコン基板12の裏面から
エッチングが進み、N型シリコン層13との接合面でエ
ッチングをストップさせる方法である。このエレクトロ
・ケミカル・エッチングを用いると、N型シリコン層1
3の厚さが梁部領域25の厚さと一致するので、半導体
基板17上で均一な梁部の厚さを有するセンサチップを
製造できる。
【0008】次に図5(e)に示すように、N型シリコ
ン層13の表面に形成された絶縁膜18の空隙用穴あけ
部27を除去し、表面エッチング用マスク28を形成す
る。更に、図5(f)に示すように、図5(e)で穴あ
けしたマスク28を用いて半導体基板17の表面から空
隙29ができるまでエッチングを行う。これにより、重
り部15が形成されたセンサチップを得ることができ
る。
【0009】図7(a),(b)はそれぞれ図5におけ
る製造方法を用いた半導体基板の中央部および外周部の
センサチップ裏面図である。図7(a),(b)に示す
ように、ここではP型シリコン基板の裏面を表わし、
(a)は半導体基板の中央部付近のセンサチップ32で
あり、(b)は外周部付近のセンサチップ34である。
このセンサチップ32の重り部33は前記矩形状に突出
したマスクを使用することにより、角部にアンダーカッ
トの無い形状が得られているが、センサチップ34の重
り部35はアンダーカットが生じ、丸みをおびた小さな
形状になっている。これはエレクトロ・ケミカル・エッ
チングにより裏面のエッチングを行う場合、半導体基板
の外周部は中央部と比較してエッチングスピードが速い
ため、半導体基板の中央部でN型シリコン層が表われ、
エッチングが停止する間に半導体基板外周部のセンサチ
ップ34の重り部35の角部からエッチングが進行する
ために起こるものである。
【0010】また、上述した製造方法の他に、図5
(b)におけるコンタクト部19の形成を行わずに図5
(c)の裏面エッチング24を形成し、図5(d)のエ
ッチングを電圧を加えずに時間制御により行う方法があ
る。この方法は電圧を印加しないので、コンタクトを形
成する工程を省略でき、また半導体基板を複数枚同時に
エッチングすることができる。しかし、かかる方法にお
いては、エッチング溶液を加熱するためのヒータにより
温度分布にばらつきが生じ、ヒータ付近の比較的温度の
高い部分は低い部分と比較してエッチングが速く進むの
で、温度の低い部分と高い部分とでは、図7(a),
(b)に示すように、異なる形状の重り部が形成され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
式加速度センサの製造方法は、重り部の角に存在する凸
部のアンダーカットを防止するための矩形状に突出した
マスクの突出量が半導体基板の深さ方向のみを考慮して
いるため、半導体基板内で同一の量となっている。従っ
て、従来の製造方法では半導体基板のエッチングスピー
ドの違いにより発生するアンダーカットを防止しきれ
ず、基板内での重り部の形状が異なるという欠点があ
る。
【0012】本発明の目的は、かかる半導体基板内の重
り部の形状を均一に形成することのできる半導体式加速
度センサの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体式加速度
センサの製造方法は、半導体基板から異方性エッチング
加工により重り部および梁部を形成する半導体式加速度
センサの製造方法において、前記重り部の角は、前記重
り部の角に対応した位置に存在し且つウェハ内の位置に
よりその量を変化させる矩形状に突出したマスクを用い
て形成するように構成される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a),(b)はそれぞれ本発明の一
実施例を説明するための半導体式加速度センサにおける
2種類の裏面エッチングマスク形成用原版の平面図であ
る。図1(a),(b)に示すように、本実施例はウェ
ハの中央部と周辺部とで裏面エッチングの速さが異なる
ことに着目し、裏面エッチング用マスクを使い分けるこ
とにある。すなわち、図1(a)に示すように、裏面エ
ッチング用第1の原版1は矩形状突出部2の突出量が小
さくなっており、ウェハの中央部用に使用する。また、
図1(b)に示すように、裏面エッチング用第2の原版
3は矩形状突出部4の突出量が原版1の突出部2と比較
して大きくなっており、ウェハの周辺部用に使用する。
【0015】図2は図1における2種類の原版を用いて
半導体基板上に形成されたエッチングマスクの平面図で
ある。図2に示すように、エレクトロ・ケミカル・エッ
チング用の裏面エッチングマスク5は第1の原版使用領
域6には、第1の原版1を使用し、また外周部の第2の
原版使用領域7には第2の原版3を使用して形成してい
る。すなわち、前述したエレクトロ・ケミカル・エッチ
ングにおいて、エッチングスピードの比較的速い半導体
基板の外周部には、矩形状突出部4の突出量が大きい第
2の原版3を用い、また比較的エッチッグスピードの遅
い中央部には、突出量の小さい第1の原版1を用いてマ
スクが形成されることになる。また、この矩形状の突出
部2,4の突出量は半導体基板の中央部のエッチングが
ストップしたときにアンダーカットが出ないような値に
調整されている。
【0016】図3は本発明の他の実施例を説明するため
の図1における原版を用いて半導体基板上に形成された
エッチングマスクの平面図である。図3に示すように、
本実施例における裏面エッチングマスク8は半導体基板
の上半分に第1の原版1を使用する第1の原版使用領域
9と、下半分に第2の原版3を使用する第2の原版使用
領域10とで構成されている。本実施例は、前述した従
来例における時間制御による裏面エッチング時のエッチ
ング溶液の温度分布のばらつきから発生する重り部のア
ンダーカットに対して、比較的エッチングスピードが速
くかつアンダーカットが速くかつアンダーカットが生じ
やすいヒータ付近の半導体基板部には、突出量の大きい
マスクを充当する。従って、本実施例では、半導体基板
の上下に矩形状の突出部の突出量が異なるマスクを構成
しているので、温度分布にばらつきを有する時間制御に
よるエッチングに関して使用可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は半導体式
加速度センサの重り部のアンダーカットを防止するため
に、マスクに形成する矩形状突出部の量を半導体基板内
のエッチングスピードの違いに対応して変化させること
により、半導体基板内に発生するエッチングスピードの
相違から生じるアンダーカットを防止でき、半導体基板
の重り部の形状を均一にしたセンサチップを得られると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明すらための半導体式加
速度センサにおける2種類の裏面エッチングマスク形成
用原版の平面図である。
【図2】図1における2種類の原版を用いて半導体基板
上に形成されたエッチングマスクの平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を説明するための図1にお
ける原版を用いて半導体基板上に形成されたエッチング
マスクの平面図である。
【図4】従来の半導体式加速度センサの斜視図である。
【図5】図4に示すセンサの製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図6】図4に示すセンサの裏面エッチングマスク用原
版の平面図である。
【図7】図5における製造方法を用いた半導体基板の中
央部および外周部のセンサチップ裏面図である。
【符号の説明】
1 裏面エッチング用第1の原版 2,4 矩形状突出部 3 裏面エッチング用第2の原版 5,8 エッチングマスク 6,9 第1の原版使用領域 7,10 第2の原版使用領域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板から異方性エッチング加工に
    より重り部および梁部を形成する半導体式加速度センサ
    の製造方法において、前記重り部の角は、前記重り部の
    角に対応した位置に存在し且つウェハ内の位置によりそ
    の量を変化させる矩形状に突出したマスクを用いて形成
    することを特徴とする半導体式加速度センサの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体基板から異方性エッチングにより
    重り部および梁部を形成する半導体式加速度センサの製
    造方法において、裏面エッチング用マスクを形成する際
    に、前記半導体基板内のエッチング速度の比較的遅い個
    所には矩形状の突出部の量が小さい第1の原版を用い、
    また比較的速い個所には矩形状の突出部の量が大きい第
    2の原版を用い、前記半導体基板内のエッチング速度の
    相違に対し、アンダーカット補正用突出部の量を変化さ
    せることを特徴とする半導体式加速度センサの製造方
    法。
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