JPH0556008U - コンパクト - Google Patents

コンパクト

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JPH0556008U
JPH0556008U JP11386891U JP11386891U JPH0556008U JP H0556008 U JPH0556008 U JP H0556008U JP 11386891 U JP11386891 U JP 11386891U JP 11386891 U JP11386891 U JP 11386891U JP H0556008 U JPH0556008 U JP H0556008U
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JP
Japan
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lid
recess
elastic piece
container body
hole
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Pending
Application number
JP11386891U
Other languages
English (en)
Inventor
昇 松本
Original Assignee
紀伊産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体と蓋体との寸法精度を誤差を吸収し
て円滑に蓋体の開閉動作を行うことができるコンパクト
を提供する。 【構成】 蓋体12が後端部にヒンジ連結された容器本
体11の前縁部に凹部13を設け、この凹部13に円弧
状の線状弾性片16を反った側面を前側にして配設し、
上記凹部13をフランジ付枠体24のフランジで蓋し、
上記凹部13の前壁面に貫通穴18を設け、上記円弧状
弾性片16の反った側面の中央に、上記貫通穴18を貫
通し外部に突出する略コ字状の押圧部を設け、上記円弧
状弾性片16の反った側面の中央部に係合突起23を設
け、上記蓋体12の前縁部に上記係合突起23と係合す
る係合爪22を垂設し、この係合爪22の前面をテーパ
面22aに形成し、上記フランジ付枠体24のフランジ
に閉蓋時に上記係合爪22が通過する穴部25を穿設し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ファンデーション,アイシャドウ等の化粧料を収容するコンパク トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ファンデーション,アイシャドウ等の化粧料を収容するコンパクトは 、図7に示すように、容器本体1の後端部に蓋体2がヒンジ連結されて構成され ている。このコンパクトは、蓋体2の前縁に垂設された係合爪3を容器本体1の 前壁面の切欠凹部4の奥面に設けられた係合突起5と係合させることで閉蓋状態 が維持されるようになっている。そして、開蓋する場合、蓋体2を上方に持ち上 げて上記係合突起5と係合爪3との係合を解除し、さらに蓋体2を持ち上げて開 蓋するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記コンパクトは、一方の手で容器本体1を持ち、他方の手で 蓋体2をこじ開けるようにして持ち上げなければならず動作が煩雑である。そこ で、図8に示すように、切欠凹部4に操作片6を後退可能に取り付け、操作片6 を押圧するとその後面のテーパ面6aで係合突起5を持ち上げてワンタッチで蓋 体2を開けることができるコンパクトが考案され市場に出回っている。ところが 、このコンパクトは、操作片6が自動的に切欠凹部4の前方に復元せず、閉蓋を 妨げるという欠点を有している。また、前記コンパクトと同様に、容器本体1と 蓋体2とを寸法精度よく成形しないと、係合爪3と係合突起5との係合が固くな りすぎて開蓋しにくくなったり、逆に係合が緩すぎて勝手に開蓋状態になるとい う不都合を生じる。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、容器本体と蓋体との寸法 精度の誤差を吸収して円滑に蓋体の開閉動作を行うことができるコンパクトの提 供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案のコンパクトは、容器本体と、この容器 本体の後端部にヒンジ連結された蓋体と、上記容器本体の前縁部に設けられた凹 部と、この凹部に配設される円弧状の線状弾性片と、この凹部の上面を蓋する蓋 材とを備え、上記円弧状弾性片を反った側面を前側にして上記凹部に配設し、上 記凹部の前壁面に貫通穴を設け、上記円弧状弾性片の反った側面の中央に、上記 貫通穴を貫通し外部に突出する略コ字状の押圧部を設け、上記円弧状弾性片の反 った側面の中央部に係合突起を設け、上記蓋体の前縁部にこの係合突起と係合す る係合爪を垂設し、この係合爪の前面をテーパ面に形成し、上記蓋材に閉蓋時に 上記係合爪が通過する穴部を穿設したという構成をとる。
【0006】
【作用】
すなわち、この考案のコンパクトは、容器本体の後端部に蓋体をヒンジ連結し 、上記容器本体の前縁部に設けられた凹部に円弧状の線状弾性片を配設し、上記 凹部の上面を蓋材で蓋したものである。このコンパクトは、不使用時には、上記 円弧状弾性片の反った側面の中央部に設けられた係合突起と、上記蓋体の前縁部 に垂設された係合爪を係合して閉蓋状態が保持されるようになっている。そして 、開蓋状態にする場合、上記円弧状弾性片の反った側面の中央に設けられ、上記 凹部の前壁面の貫通穴を貫通し外部に突出している略コ字状の押圧部を奥方向に 押圧する。これにより、上記弾性片が円弧状から弾性変形して略一字状に延び、 上記係合突起が奥方向に後退して上記係合爪との係合が解除された状態になる。 そして、この状態からさらに上記押圧部を押圧すると、上記押圧部のコ字状の縦 辺が上記係合爪の前面のテーパ面を上方に持ち上げる。これにより、蓋体が上方 に開いた状態となる。
【0007】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明する。
【0008】
【実施例】
図1および図2はこの考案のコンパクトの一実施例を示している。すなわち、 このコンパクトは、容器本体11と、この容器本体11の後端部にヒンジ連結さ れ裏面に鏡12aが貼着された蓋体12と、上記容器本体11の前縁部に設けら れた前側凹部13と、この前側凹部13に配設される円弧状の線状弾性片16と 、上記容器本体11内に取り付けられるフランジ付枠体24とで構成されている 。
【0009】 上記容器本体11には、上記前側凹部13の後方に2個の凹部14,15が形 成され、中央の凹部14に塗布具が収容され、後側の凹部15に化粧料が収容さ れるようになっている。上記前側凹部13には、円弧状弾性片16が反った側面 を前側にして後退可能に配設されている。また、上記前側凹部13の前壁面には 、横長の貫通穴18が穿設されている。上記円弧状弾性片16の反った側面の中 央には、略コ字状の押圧部17が設けられており、この押圧部17の先端部が、 図3および図4に示すように、上記貫通穴18を貫通し外部に突出する突出片1 9に形成されている。また、上記押圧部16のコ字状の縦辺21の後側縁部が段 差部21aに形成されている。13aは上記弾性片16を支受するためのリブで 、上記前側凹部13の底面に立設されている。上記円弧状弾性片16の反った側 面の中央部には、係合突起23が形成されている。そして、上記蓋体12の前縁 部には、上記係合突起23に係合し閉蓋状態を保持する係合爪22が垂設され、 この係合爪22の前面は、後方に向かって下り傾斜の下向きテーパ面22aに形 成されている。なお、上記容器本体11内に取り付けた上記フランジ付枠体24 の前側フランジで上記前側凹部13が蓋されている。そして、上記枠体24の前 側フランジに、閉蓋時に上記蓋体12の係合爪22が通過する穴部25が穿設さ れている。
【0010】 このように構成されたコンパクトは、不使用時には、図4に示すように、蓋体 12の係合爪22を、フランジ付枠体24の穴部25を通過させ、前側凹部13 に配設された弾性片16の係合突起23に係合させる。これにより、蓋体12の 閉じた状態が保持されるようになっている。そして、この状態から開蓋する場合 、まず、手指で押圧部17の先端部の突出片19を奥方向に押圧する。これによ り、弾性片16の中央が前側凹部13の奥面に押し付けられ、弾性片16が円弧 状から弾性変形して略一字状に延びる。その結果、図5に示すように、係合突起 23が奥方向に後退して蓋体12の係合爪22との係合が解除され蓋体12が少 し上方に持ち上がった状態になる。そして、この状態からさらに押圧部17の突 出片19を押圧すると、図6に示すように、係合爪22のテーパ面22aが押圧 部17の縦辺21の段差部21aによって上方に持ち上げられる。これにより、 蓋体12がさらに上方に開いた状態となる。
【0011】 このように、上記コンパクトは、従来のコンパクトのように、蓋体と容器本体 のそれぞれに設けられた係合機構を係合させるのではなく、蓋体12の係合爪2 2を容器本体11の前側凹部13に配設された円弧状弾性片16の係合突起23 に係合させて閉蓋状態を保持するようになっている。したがって、容器本体11 と蓋体12が寸法誤差を有していても、円弧状弾性片16の弾性変形によりその 誤差を吸収するため、係合突起23と係合爪22を適度な固さに係合させること ができる。また、押圧部17の突出片19の押圧を解除すると円弧状弾性片16 の復元力により自動的に押圧部17が元の状態に戻るため、押圧部17が閉蓋を 妨げるという不都合な事態を生じることがない。
【0012】
【考案の効果】
以上のように、この考案のコンパクトは、容器本体の前縁部の凹部に配設され た円弧状の線状弾性片の反った側面の中央に、蓋体の前縁部に垂設された係合爪 と係合する係合突起が設けられている。したがって、上記容器本体と蓋体に寸法 誤差を有していても、円弧状弾性片の弾性変形によりその誤差を吸収するため、 上記係合突起と係合爪を適度な固さに係合させることができる。また、上記円弧 状弾性片の反った側面の中央に、上記凹部の前壁面に設けられた貫通穴を貫通し 外部に突出する略コ字状の押圧部が設けられている。したがって、この押圧部を 奥方向に押圧することで上記係合突起と係合爪の係合を解除することができるた め、ワンタッチで蓋体を開けることができる。さらに、上記押圧部の押圧を解除 すると上記円弧状弾性片の復元力により自動的に押圧部が元の状態に戻るため、 押圧部が閉蓋を妨げるという不都合な事態を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の分解斜視図である。
【図3】円弧状弾性片の斜視図である。
【図4】上記実施例の要部断面図である。
【図5】上記実施例の使用態様を示す要部断面図であ
る。
【図6】上記実施例の使用態様を示す要部断面図であ
る。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】他の従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 容器本体 12 蓋体 13 前側凹部 16 線状弾性片 17 押圧部 18 貫通穴 22 係合爪 22a テーパ面 23 係合突起 24 フランジ付枠体 25 穴部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図5】
【図2】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体11と、この容器本体11の後
    端部にヒンジ連結された蓋体12と、上記容器本体11
    の前縁部に設けられた凹部13と、この凹部13に配設
    される円弧状の線状弾性片16と、この凹部13の上面
    を蓋する蓋材24とを備え、上記円弧状弾性片16を反
    った側面を前側にして上記凹部13に配設し、上記凹部
    13の前壁面に貫通穴18を設け、上記円弧状弾性片1
    6の反った側面の中央に、上記貫通穴18を貫通し外部
    に突出する略コ字状の押圧部17を設け、上記円弧状弾
    性片16の反った側面の中央部に係合突起23を設け、
    上記蓋体12の前縁部にこの係合突起23と係合する係
    合爪22を垂設し、この係合爪22の前面をテーパ面2
    2aに形成し、上記蓋材24に閉蓋時に上記係合爪22
    が通過する穴部25を穿設したことを特徴とするコンパ
    クト。
JP11386891U 1991-12-27 1991-12-27 コンパクト Pending JPH0556008U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6411108B2 (ja) * 1986-05-12 1989-02-23 Kobe Steel Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6411108B2 (ja) * 1986-05-12 1989-02-23 Kobe Steel Ltd

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