JPH055554U - タンブルシートにおけるトーシヨンバー取付用 ブラケツト構造 - Google Patents
タンブルシートにおけるトーシヨンバー取付用 ブラケツト構造Info
- Publication number
- JPH055554U JPH055554U JP009993U JP999391U JPH055554U JP H055554 U JPH055554 U JP H055554U JP 009993 U JP009993 U JP 009993U JP 999391 U JP999391 U JP 999391U JP H055554 U JPH055554 U JP H055554U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat cushion
- torsion bar
- bracket
- seat
- operating end
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】経済的に、しかもトーションバーの付勢力に十
分耐えることができるタンブルシートのトーションバー
取付用ブラケット構造を提供する。 【構成】ブラケット３を前記シートクッションＳＣの前
部側の底面からシートクッションの後部方向下方へ傾斜
し且つ下端にトーションバー４の作動端４ｂが当接する
作動端受部３ｃと、この作動端受部３ｃの下端からシー
トクッションの前部側の車床方向へ傾斜する脚部とから
Ｌ字状に形成している。
分耐えることができるタンブルシートのトーションバー
取付用ブラケット構造を提供する。 【構成】ブラケット３を前記シートクッションＳＣの前
部側の底面からシートクッションの後部方向下方へ傾斜
し且つ下端にトーションバー４の作動端４ｂが当接する
作動端受部３ｃと、この作動端受部３ｃの下端からシー
トクッションの前部側の車床方向へ傾斜する脚部とから
Ｌ字状に形成している。
Description
【０００１】
本考案はトーションバーの作動端の付勢力により、シートクッションが起立状 に回動するタンブルシート（シートクッションの前部を回動中心に後部を回動し て起立状態となるシート）におけるトーションバー取付用ブラケット構造に関す るものである。
【０００２】
従来、タンブルシートであるセカンドシート、サードシート等を起立状若しく は車床から取り外し、後部空間を広くして荷物室として使用しているものがある 。 斯かるタンブルシートは、図４に示す様に、前部両端を中心として起立状に回 動するシートクッションＳＣと、このシートクッションＳＣの前部側の底面ＳＣ 1 における左、右に上端３ａ、３ａを各々固定し且つ下端３ｂ、３ｂを車床Ｆ方 向へ延出したトーションバー取付用ブラケット３、３と、この左、右のブラケッ ト３、３の下端３ｂ、３ｂに回動可能に挿通すると共に一端の固定端４ａを車床 Ｆ方向に付勢して当接し他端の作動端４ｂを一方のブラケット３の後方からシー トクッションＳＣが起立状に回動する方向へ付勢してブラケット３に当接したト ーションバー４とからなり、このトーションバー４の作動端４ｂの付勢力により 、前記シートクッションＳＣが起立状に回動する構造から成っている。
【０００３】 シートクッションＳＣの前部両端には車床Ｆに固定したストライカ１、１に係 止するフック２、２が設けられ、このフック２、２がストライカ１、１に係止し て、シートクッションＳＣが起立状に回動し、その後、フック２、２のストライ カ１、１への係止状態を解除すると、シートクッションＳＣを車床Ｆから取り外 し、後部車内空間を広くして荷物室として使用することができる。
【０００４】 尚、ＳＢはシートバックで、このシートバックＳＢは傾動可能にシートクッシ ョンＳＣに取付けられている。又、シートクッションＳＣの後部両端には車床Ｆ のストライカ（図示せず）に係止するフックが設けられ、このフックの係止状態 が解除すると、トーションバー４の付勢力により、前述の様に、シートクッショ ンＳＣが起立状に回動する。
【０００５】 斯様なタンブルシートは、シートバックＳＢをシートクッションＳＣ上に傾動 して、シートクッションＳＣの後部両端のフックのストライカからの係止状態を 解除すると、トーションバー４の固定端４ａが車床方向に付勢して車床Ｆに当接 しているので、トーションバー４の作動端４ｂにはブラケット３の後方からシー トクッションＳＣが起立状となる方向への付勢力が生じているため、シートクッ ションＳＣの前部両端のフック２、２がストライカ１、１に係止した状態で、シ ートクッションＳＣが起立状に回動することができる。
【０００６】 然しながら、トーションバー４の作動端４ｂは直線状のブラケット３の後方か らブラケット３に当接し、トーションバー４の付勢力がブラケット３に生じるの で、トーションバー４の作動端４ｂの付勢力がブラケット３の一箇所に集中する ことになり、その為、ブラケット３が折れ曲がり、シートクッションＳＣが起立 状となる方向への付勢力が生じなく虞れがあった。 又、トーションバー４の付勢力に耐えることができるブラケット３とすること もできるが、その為にはコスト的に問題もあった。
【０００７】 そこで、本考案は経済的に、しかもトーションバーの付勢力に十分耐えること ができるタンブルシートのトーションバー取付用ブラケット構造を提供すること を目的とする。
【０００８】
本考案は、前記ブラケットは前記シートクッションの前部側の底面からシート クッションの後部方向下方へ傾斜し且つ下端に前記トーションバーの作動端が当 接する作動端受部と、この作動端受部の下端から前記シートクッションの前部側 の車床方向へ傾斜する脚部とからＬ字状に形成し、その為、前記トーションバー の作動端の付勢力が前記作動端受部に分散して生じる。
【０００９】
本考案に係る一実施例を図１乃至図３に基づいて説明するが、従来構造とはブ ラケット３、３とが異なるので、ブラケット３、３について説明し、他は従来構 造と同一符号を付し、その説明を省略する。
【００１０】 ブラケット３、３は、上部の作動端受部３ｃ、３ｃと、この受部３ｃ、３ｃの 下端３ｄ、３ｄから折曲する下部の脚部３ｅ、３ｅとからなり、受部３ｃ、３ｃ と脚３ｅ、３ｅとで略Ｌ字状に形成され、脚部３ｅ、３ｅにトーションバー４が 挿通している。 受部３ｃ、３ｃはその上端３ａ、３ａがシートクッションＳＣの前部側の底面 ＳＣ1に位置するフレームＳＣ2に固設され、下端３ｄ、３ｄがシートクッション ＳＣの後部方向下方へ傾斜している。 そして、一方のブラケット３の受部３ｃの下端３ｄにはトーションバー４の作 動端４ｂが当接し、作動端４ｂの付勢力が受部３ｃの下端３ｄから上端３ａの方 向へ生じている。 即ち、トーションバー４の作動端４ｂの延長上に受部３ｃの上端３ａ、換言す るとフレームＳＣ2が位置している。
【００１１】 脚部３ｅ、３ｅは受部３ｃ、３ｃの下端３ｄからシートクッションＳＣの前部 側の車床方向へ傾斜している。 脚部３ｅ、３ｅにはトーションバー４が挿通し、トーションバー４の作動端４ ｂが前述の様に、一方のブラケット３の受部３ｃの下端３ｄに当接し、トーショ ンバー４の固定端４ａが他方のブラケット３の脚部３ｃに挿通して車床Ｆに当接 している。
【００１２】 ５は回り止め用クリップで、このクリップ５はトーションバー４の作動端４ｂ が一方のブラケット３の受部３ｃに常時当接する状態を保つためのものである。
【００１３】 上記構成に係るトーションバー取付用ブラケット構造は、トーションバー４の 作動端４ｂが一方のブラケット３の受部３ｃの下端３ｄに当接し、付勢力がこの 受部３ｃの下端３ｄから上端３ａの方向へ生じ、シートクッションＳＣのフレー ムＳＣ2へも付勢力を分散させることができる。 従って、トーションバー４の作動端４ｂの付勢力によって、一方のブラケット ３が折れ曲がることなく、常時、ブラケット３の受部３ｃへ付勢力を生じさせる ことができる。 又、ブラケット３、３はＬ字状に形成されているため、シートクッションＳＣ の底面ＳＣ1下に配設させることができ、シートクッションＳＣの底面ＳＣ1から 前方へ露出することもないので、乗員の足がブラケット３、３に引掛かかること もない。
【００１４】
本考案は、前記ブラケットを前記シートクッションの前部側の底面からシート クッションの後部方向下方へ傾斜し且つ下端に前記トーションバーの作動端が当 接する作動端受部と、この作動端受部の下端から前記シートクッションの前部側 の車床方向へ傾斜する脚部とからＬ字状に形成し、前記トーションバーの作動端 の付勢力を前記作動端受部に生じさせている。 従って、トーションバーの作動端の付勢力はブラケットの受部の下端から上端 の方向へ生じ、受部に分散するので、ブラケットが折れ曲がることもなく、常に 、ブラケットの受部でトーションバーの付勢力を受けることができる。
【図１】本案構造の側面図
【図２】本案構造を用いた自動車シートの斜視図
【図３】本案構造を用いた自動車シートを車床から取り
外した際の斜視図
外した際の斜視図
【図４】従来構造を用いた自動車シートの斜視図
ＳＣ シートクッション ３、３ ブラケット ４ トーションバー ３ｃ 受部 ３ｅ 脚部
フロントページの続き (72)考案者 安井 太志 東京都昭島市松原町３丁目２番12号 株式 会社タチエス内 (72)考案者 伊藤 紀生 東京都昭島市松原町３丁目２番12号 株式 会社タチエス内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 前部両端を中心として起立状に回動する
シートクッションとこのシートクッションの前部側の底
面における左、右に上端を各々固定し且つ下端を車床方
向へ延出したトーションバー取付用ブラケットと、この
左、右のブラケットの下端に回動可能に挿通すると共に
一端の固定端を車床方向に付勢して当接し他端の作動端
を一方のブラケットの後方から前記シートクッションが
前側両端を回動中心として起立状に回動する方向へ付勢
して前記ブラケットに当接したトーションバーとからな
り、このトーションバーの作動端の付勢力により、前記
シートクッションが起立状に回動するタンブルシートに
おいて、 前記ブラケットは、前記シートクッションの前部側の底
面からシートクッションの後部方向下方へ傾斜し且つ下
端に前記トーションバーの作動端が当接する作動端受部
と、この作動端受部の下端から前記シートクッションの
前部側の車床方向へ傾斜する脚部とからＬ字状に形成
し、前記トーションバーの作動端の付勢力が前記作動端
受部に生じることを特徴とするタンブルシートにおける
トーションバー取付用ブラケット構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP009993U JPH055554U (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | タンブルシートにおけるトーシヨンバー取付用 ブラケツト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP009993U JPH055554U (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | タンブルシートにおけるトーシヨンバー取付用 ブラケツト構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055554U true JPH055554U (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=11735384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP009993U Pending JPH055554U (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | タンブルシートにおけるトーシヨンバー取付用 ブラケツト構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055554U (ja) |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP009993U patent/JPH055554U/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970218 |