JPH055546U - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH055546U
JPH055546U JP5430491U JP5430491U JPH055546U JP H055546 U JPH055546 U JP H055546U JP 5430491 U JP5430491 U JP 5430491U JP 5430491 U JP5430491 U JP 5430491U JP H055546 U JPH055546 U JP H055546U
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JP
Japan
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display
dashboard
driver
display device
mirror
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Pending
Application number
JP5430491U
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English (en)
Inventor
嘉之 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5430491U priority Critical patent/JPH055546U/ja
Publication of JPH055546U publication Critical patent/JPH055546U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントガラス面を反射部として用いず、他
に反射部材を用いて、設計の自由度の大きい車両用表示
装置の提供を目的とする。 【構成】 ダッシュボード13内に表示面1aを上に向
けて表示器1を配置する。該表示器1の上には頂角を互
いに逆向きにして組み合わされたプリズム2A,2Bが
略平行に配置する。該プリズム2Aの上には、上部が運
転者側に傾いた斜めの状態でミラー14を備える。ま
た、前記ダッシュボード13の中央部を一部垂直に立ち
上げ垂直面とし、その垂直面には開口部13aを設け
る。前記ミラー14は該開口部13aに対して略斜めに
対向している。表示器1の表示像から出射した光はプリ
ズム2A,2Bを透過してミラー14で反射されダッシ
ュボード13の開口部13aを透過して運転者視点6へ
と導かれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダッシュボード内に配置された表示器の表示像から発する光を、同 じくダッシュボード内に配置された反射部材を介して運転者視点に導き、この表 示像を車両前方に虚像として視認できるようにした車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、速度計、タコメータ等の運転情報を運転者に視認させる車両用表示装置 として、表示器をダッシュボードの運転者側面に取り付け、運転者が表示器の表 示像を直接実像として視認できるようにしたものがある。この形式のものは、運 転者視点から表示器までの距離が近いため、外景を見ていて急に表示器をみると 焦点が合うまでに時間を要することがあって不都合な点もある。
【0003】 このため、この点を改良した車両用表示装置として、表示像が車両前方に虚像 として遠方表示される所謂ヘッドアップディスプレイが考案されている。例えば 、図4に示すように、ダッシュボード3内に表示器1をその表示面1aを上に向 けて配置しておき、その上に同じプリズム頂角を有するプリズム2A及び2Bを その頂角の開角が互いに逆になるように密着させて配置しておく。更に、フロン トガラス4の外側の下部には黒色セラミック処理を施した反射部5を設けておき 、表示器1の表示像から発した光はプリズム2A,2Bを透過してダッシュボー ド3の設けられた開口部3aを通りフロントガラス4の該反射部5で反射されて 運転者の視点6に導かれるように構成されている。したがって、視点6から見る と表示像の虚像が反射部5の後側(車両前方)に遠方表示像として視認されるこ とになる。
【0004】 なお、プリズム2A,2Bを配置した理由は、もしプリズム2A,2Bがない とすると、フロントガラス4を通して外光が表示器1に入射することがあり、そ の場合に表示像が所謂ウォッシュアウトおこして非常に見にくくなる。そこで、 外光をプリズム2Aのプリズム2Bとの密着側面で全反射させて表示器1に入射 させないようにしたものである。
【0005】 なお、ダッシュボード13内に設けられたダクト7は、フロントガラス4の内 面の埃やくもりを除去するためのもので、ダッシュボード3の開口部3bを通し てフロントガラス4面に送風するようになっている。また、8はエンジン室をカ バーするボンネットである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した車両用表示装置では、表示器1から運転者視点6に至る光 軸は、フロントガラス4の水平面に対する角度θと、視点6の位置、反射部5の 位置の3つの条件により決まる。この場合、フロントガラス4の水平に対する角 度θはデザインや空力等の条件である程度決まってしまい、また視点6も車両条 件によって決まり、反射部5としてフロントガラス4面に黒色セラミック処理を 施せる場所も、運転者の視界を妨げない位置にしなければならないためフロント ガラス4の下部に限定されてしまう。
【0007】 したがって、この光軸を利用するための表示器1の配置位置は、図4に示すよ うに、ダッシュボード3の一番奥(車両の前方側)としなければならない場合が 多く、設計の自由度が非常に制限される。このため、他の装置、例えば送風用の ダクト7は表示器1の運転者側に配置しなければならなくなり、送風による反射 部5のくもり防止や埃の除去の効果が期待できない。
【0008】 本考案は、フロントガラス面を反射部として用いず、他に反射部材を用いて、 設計の自由度の大きい車両用表示装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ダッシュボード内に配置された表示器の表示像から発する光を反射 部材を介して運転者視点に導き、この表示像を虚像として視認できるようにした 車両用表示装置において、前記反射部材をダッシュボード内に配置して、反射し た表示像の光をダッシュボードの運転者側に設けられた開口部を通して運転者視 点に導くようにしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
上述構成に基づき、表示器の表示像から出射した光は、反射部材で反射されて ダッシュボードの運転者側に設けられた開口部を通り運転者視点に導かれる。こ のため、視点からみるとダッシュボードの開口部を通して反射部材の後部(車両 前方)に表示像の虚像を視認することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例について説明する。なお、従来の技術のと ころで説明したものと同一の部材は同一符号を付して説明を省略する。
【0012】 本考案の一実施例である車両用表示装置は、図1に示すように、ダッシュボー ド13内に表示器1を有している。該表示器1は蛍光表示管(VFT)あるいは 発光ダイオード(LED)又はバックライト付の液晶表示素子(LCD)等から なり、該表示器1の表示面1aは上に向けられ略水平に配置されていて、その上 には頂角を互いに逆向きにして組み合わされたプリズム2A,2Bが略平行に配 置されている。更に該プリズム2Aの上には、本考案中の反射部材の一例である ミラー14が備えられており、該ミラー14はその上部が運転者側に傾いた斜め の状態で固定されている。
【0013】 また、前記ダッシュボード13の中央部は一部垂直に立ち上げられた垂直面を 有し、その垂直面には開口部13aが設けられていて、前記ミラー14は該開口 部13aに対して略斜めに対向している。このため、表示器1の表示像から出射 した光はプリズム2A,2Bを透過してミラー14で反射されダッシュボード1 3の開口部13aを透過して運転者視点6へと導かれる。したがって、視点6か ら見ると、表示像の虚像がミラー14の後側に視認されることになる。
【0014】 また、ダッシュボード13は前記垂直に立ち上げられたところからフロントガ ラス4の下部にかけ、下げ傾斜で構成されており、その中ごろにはデフロスト用 の開口部13bが設けられている。また、該開口部13b下側にはデフロスト用 のダクト7の吹き出し口が位置しており、該ダクト7で送風された風は前記開口 部13bから吹き出してフロントガラス4面に当たり、くもり防止や埃除去の働 きをする。
【0015】 本実施例による車両用表示装置は、このように反射部材としてフロントガラス 4を利用せずミラー14を用いたので、その角度設定を比較的自由におこなうこ とができるため、全体の配置設計の自由度が増して、デフロスト用のダクト7の 位置を効果的位置に配置することができる。
【0016】 次に、図2に基づき第2の実施例について説明する。なお、先に述べた第1の 実施例に使用した部材と同一の部材には同一符号を付して説明は省略する。この 実施例が先の実施例と異なる点は、反射部材としてミラー14の代わりにスモー クアクリル等からなるハーフミラー24を用いた点にある。このため、ハーフミ ラー24の背後に第2の表示器11を配置することができ、該表示器11の表示 像はハーフミラー24を透過して実像として視認することがでる。したがって、 表示器1の表示像と表示器11の表示像とを切り換えて表示する多重表示が可能 となり、またこれらの表示像を重畳して表示することもできる。
【0017】 次に、図3に基づき第3の実施例について説明する。なお、先に述べた第1の 実施例に使用した部材と同一の部材には同一符号を付して説明は省略する。この 実施例が第1の実施例と異なる点は、ダクト7の形状を変えてミラー14の前面 側にもデフロスト用の風が送風できるようにしたことである。すなわち、このダ クト17は枝状の延長部17aが設けられており、その先端17bはダッシュボ ード13の開口部13aの上部の設けられていて、ダクト17に風が送られると フロントガラス4のみならずミラー14の前面及びプリズム2Aの表面のくもり や埃の除去をすることができる。なお、フロントガラス4への送風とミラー14 側への送風とを切り換え式にしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によると、反射部材の角度設定を比較的自由にお こなうことができるため、全体の配置設計の自由度が増して、他の装置のための スペースを効果的にとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の車両用表示装置の側面図であ
る。
【図2】本考案に係る車両用表示装置の第2の実施例の
側面図である。
【図3】本考案に係る車両用表示装置の第3の実施例の
側面図である。
【図4】従来の車両用表示装置の側面図である。
【符号の説明】
1 表示器 4 フロントガラス 13 ダッシュボード 13a 開口部 14 反射部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ダッシュボード内に配置された表示器の
    表示像から発する光を反射部材を介して運転者視点に導
    き、この表示像を虚像として視認できるようにした車両
    用表示装置において、 前記反射部材をダッシュボード内に配置して、反射した
    表示像の光をダッシュボードの運転者側に設けられた開
    口部を通して運転者視点に導くようにしたことを特徴と
    する車両用表示装置。
JP5430491U 1991-07-12 1991-07-12 車両用表示装置 Pending JPH055546U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5430491U JPH055546U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5430491U JPH055546U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 車両用表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055546U true JPH055546U (ja) 1993-01-26

Family

ID=12966836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5430491U Pending JPH055546U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 車両用表示装置

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JP (1) JPH055546U (ja)

Cited By (3)

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JPS50157301U (ja) * 1974-06-13 1975-12-26
JP2009154660A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Nissan Motor Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置の配設構造
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JPS5999846A (ja) * 1982-11-30 1984-06-08 Nec Corp フアクシミリ通信装置

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