JPS62275846A - 車両用表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明はドライバーの視野内に運転情報を表示する車両
用表示袋はに関する。

（従来技術） 従来、車速、走行距離、車間距離、エンジン回転数、燃
料残量、各Ｍ警告などの運転情報はインストルメントパ
ネルに設けたメータて表示していたか、最近ドライバー
がこれらの情報を見るときに前方視界から一旦目をそら
さなくてすむように、これらの運転情報をフロントガラ
スに反射させるなどして車両の前方視野内に結像させ、
視野内の前景と重なるようにして見るようにした表示装
置が考えられており（たとえば特開昭５７−１８２５４
１号）、この装置はヘットアップディスプレイ装置と呼
ばれている。

第３図は従来の車両用表示装置の概略断面図てあり、■
はフロントガラス、２は透明反射体から成るコンバイナ
、３はドライバーの眼、４は運転情報表示光をコンバイ
ナ２に投射するプロジェクタ、５はフロントガラス１の
前方に結像した表示像、６は前景、７は太陽である。プ
ロジェクタ４はケース８と、運転情報を表示する蛍光表
示管５ＬＥＤなとの表示体９と、七面鏡ｌＯと、凹面鏡
１１と、ケース８の開口部に設けられた透明プレー）１
２と、遮光板１３とから構成されている。

表示体９から出た表示光は平面鏡ｌＯで反射し凹面鏡１
１て拡大されコンバイナ２て反射されてドライバーの眼
３に入る。したかって表示像５は車両前方に虚像として
結像し前景６と重なってトライバーの眼３に見える。表
示像５を遠方に結像させるため通常は凹面鏡１１のほぼ
焦点の位置に表示体９を配置する。

ところで透明プレート１２から入射する太陽７からの外
来光は遮光板１３により大半は遮光されるか、はぼ真上
からの太陽光については遮光板１３で遮光できず表示体
９の上に集光し、表示体９の表示部以外の部分に当って
反射する。そのため表示体９からの表示光がその反射光
によって打ち消され（通常ワラシュアウト（Ｗａｓｈ　
０ｕｔ）と呼ばれている）表示像５の視認性を著しく低
下させるばかりでなく、表示体９を熱によって損傷する
おそれもあった。

実験データによると表示体９として蛍光表示管を用い、
凹面鏡１１の焦点を少し外した位置に設置しても、蛍光
表示管の温度は数分間で周囲温度より２０〜３０°Ｃ高
くなることが明らかになっている。

このような問題か発生するのは表示体が凹面鏡の焦点付
近にあって外来光が表示体に集光するためてあり、した
がって表示体を凹面鏡の焦点付近を外して設置すればワ
ラシュアウトや表示体の熱損傷は防止することがてきる
。しかしながら凹面鏡の焦点を外した位置に表示体を設
置すると今度は表示像を遠方に結像させることができな
くなる。

（発明の目的および構成） 本発明は上記の点にかんがみてなされたものて、外来光
に因る表示像の視認性の低下および表示体の熱損傷を防
止することを目的とし、その目的を達成するため、コン
バイナ上の表示光が反射する面を曲面とし、運転情報表
示体とコンバイナとの間の光路上に設置される凹面鏡ま
たは凸レンズとコンバイナの曲面との合成した焦点の近
傍に運転情報表示体を設置するように構成した。

（実施例） 以下図面に基づいて本発明を説明する。

第１図は本発明による車両用表示装置の一実施例の１！
路路線面図であり、図中第３図と回し構成部分には同じ
参照番号を付しである。

本実施例に３いては、コンバイナ２の上面２ａを凸面に
、下面２ｂを凹面にしてあり、コンバイナ２の下面２ｂ
は凹面鏡として機能する。表示体９はコンバイナの下面
２ｂと凹面ｆｉｌｌとを合成したときの焦点付近に配置
されている。このとき凹面鏡１１だけの焦点はＰの位置
にあり、したかって表示体９はその焦点Ｐの手前に位置
することになる。

一方、太陽７からの外来光は大部分遮光板１３によって
遮られるか、真上方向からの外来光は第一図に示すよう
に凹面鏡１１に反射して表示体９に照射される。しかし
、表示体９は凹面鏡１１の焦点Ｐの手前に位置するため
、それが焦点位置にあるときに比べ外来光は極めて弱い
からワラシュアウトは小さく表示像５の視認性は低下し
ない。

また表示体９が凹面鏡１１の焦点位置にないため集光に
よる表示体の熱損傷も発生しない。

次に第２図に本発明による車両用表示装置の他の実施例
を示す。図中第３図と同じ構成部分には回し参照番号を
付して示しである。

本実施例においては、コンバイナ２の上面２ａを凹面に
、下面２ｂを凸面にしである。そのため、今度は焦点距
離の短い凹面鏡１４を用い。

コンバイナの下面２ｂと凹面鏡１４との合成した焦点の
近傍に表示体９を設置した。したかって表示体９は凹面
鏡１１単独の焦点Ｑの後方に位置することになる。

以上のようにすると、真上方向からの外来光は凹面鏡１
４に反射するか、表示体９の手前の焦点Ｑに集光するの
でワラシュアウトや表示体９の熱損傷を防止することか
てきる。

上記実施例においては上面と下面とか平行なコンバイナ
を用いたか、これは前景か歪んて見えないようにするた
めである。実験によればこの種のコンバイナの曲面は半
径２０００膳１〜１００ＯＯｓ鵬程度までなら前景か歪
んて見えることはない。しかし。

本発明においては、コンバイナの下面のみ曲面としても
よいことは言うまでもない。

また上記実施例では表示体からの表示光を凹面鏡を介し
てコンバイナに入射させたが、本発明は凹面鏡の代わり
に凸レンズを用いた場合においても適用できる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明においては、コンバイナ上
の表示光か反射する面を曲面とし、運転情報表示体とコ
ンバイナとの間の光路上に設置される凹面鏡また凸レン
ズとコンバイナの曲面との合成した焦点の近傍に運転情
報表示体を設置するように構成したので、表示体の位置
は凹面鏡または凸レンズ単独の焦点位ｔから外れ、外来
光か運転情報表示体上に集光することがなく、表示像の
視認性を向上させるとともに、表示体の熱損傷を防止す
ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による車両表示装置の一実施例の概略断
面図、第２図は車両用表示装置の他の実施例の概略断面
図、第３図は従来の車両用表示装置の概ｗ４５断面図で
ある。 １・・・フロントガラス、２・・・コンバイナ、３・・
・ドライバーの眼、４・・・プロジェクタ、５・・・表
示像。 ９・・・表示体、１１．１４・・・凹面鏡、１２・・・
透明プレート、１３・・・遮光板 特許出願人　日産自動車株式会社 代理人　　弁理士　　鈴　木　弘　実 弟２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 運転情報表示体からの表示光を凹面鏡または凸レンズを
   介してコンバイナで反射させてフロントガラスの外側前
   方に運転情報を結像して表示する車両用表示装置におい
   て、前記コンバイナ上の前記表示光か反射する面を曲面
   とし、該曲面と前記凹面鏡または凸レンズとの合成した
   焦点の近傍に前記運転情報表示体を設置したことを特徴
   とする車両用表示装置。