JPH0555378B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は１対の板状部材、すなわちパネル特に
被包装品の外囲を囲むように包装する包装材料の
底部を形成する１対のパネルを組み合せて抜けな
いように維持する包装材料に関する。このパネル
組立装置は組み立てるべき包装材料の両端部に設
けることができ、それ以外の部位に設けることも
できる。

〔従来の技術〕

厚紙で作られた包装材料の一方の端部に打抜形
成され、この包装材料の反対側の端部に対応する
ように打抜形成された穴に挿入される組立用耳部
は周知であり、例えば米国特許第4093116号に開
示されている。

また、別種の包装材料に係る従来技術は米国特
許第1108464号、第3191845号、および第3497924
号にそれぞれ開示されて居る。この包装材料は組
立用耳部の抜止め用耳部を組立用耳部挿入用のス
リツトに挿入する前又は挿入する時に180°折り曲
げて前記組立用耳部の本体部分すなわち主要部分
に面接触させるものである。

〔発明の目的〕

本発明の第１の目的は、組立用耳部をこの耳部
を挿入すべき穴に比較的滑らかに挿入して係合さ
せることにより一対のパネルが抜けないように安
定して係合しうる包装材料を提供することにあ
る。

本発明によつて、１対の包装用のパネルを組立
る際には、抜け止用の耳部を折り返して厚さの厚
くなつた組立用耳部を組立用のスリツト挿入しや
すくなり、偶発的に外れないように安定して両パ
ネルが係合しあう包装材料を提供することができ
る。

〔発明の概要〕

前記目的は、第一のパネルと、この第一のパネ
ルに連結されるべき第二のパネルと、第一パネル
の端縁に設けられる組立用耳部と、前記第二のパ
ネルの端縁に隣接して設けられる組立用スリツト
とを備え、前記組立用耳部は前記第一のパネルの
端縁から突出する本体部分と、この本体部分の一
方の側縁に折り曲げ自在に連設される抜止用耳部
とを有し、前記組立用耳部はその抜止用耳部が前
記本体部分に重なるように折り曲げられたときに
前記組立用スリツトに挿入可能な大きさとなり、
かつ、前記組立用耳部は前記組立用スリツトに挿
入されたときに前記第二のパネルと係合する包装
材料において、前記第二のパネルは、前記第二の
パネルの端縁とほぼ平行に延びる折目線を有し、
前記第二のパネルの端縁と前記折目線との間の部
分は、前記折目線に沿つて折り曲げ自在なフラツ
プ部を形成するとともに、前記組立用スリツトは
前記折目線に概ね沿うように延在し、前記組立用
スリツトはその少なくとも一部に前記折目線に対
して傾斜しかつ前記フラツプ部内へ延びる傾斜部
を有し、前記抜止用耳部が前記本体部分きに重な
るよう折り曲げられかつ前記組立用耳部が前記組
立用スリツトに挿入された状態において前記傾斜
部と平行に延びる係合部が、前記抜止用耳部の後
縁の少なくとも一部に設けられている構成により
達成される。

前記の包装材料の構成においては、前記折目線
は中断部により２本に分割されており、前記組立
用スリツトが前記中断部に配されて前記中断部を
埋めることにより前記分割された折目線を一本に
つないでいることが好ましい。

また、前記組立用スリツトは浅いＶ字形をな
し、このＶ字形組立用スリツトの両腕部が前記分
割された折目線の各々の部分に接していることが
好ましい。

さらに、前記Ｖ字形の組立用スリツトはその両
腕部の長さが異なる非対称形であり、短い方の腕
部が前記傾斜部を構成することが好ましい。

さらにまた、前記組立用スリツトは、前記折目
線から前記第二のパネルの端縁に向かつて延びる
第一の部分と、この第一の部分に対して鈍角をな
すとともに第一の部分から少なくとも前記折目線
まで延びる第二の部分とを有することが好まし
い。

〔実施例〕

第１図乃至第２ａ図に、本実施例による包装材
料の実施例を示す。

第１図は、この包装材料を構成する第一のパネ
ルの組立用耳部およびこの第一パネルと連結して
包装材料を形成する第二のパネルの組立用スリツ
トを表した組立前の略平面図である。

第２図は第１図の組立用耳部の有する抜止用耳
部を組立用耳部に重なるように折り曲げて組立用
スリツトに挿入した状態を示す略平面図である。

第２ａ図は第１図の組立用耳部および組立用ス
リツトの、前記抜止用耳部直立時の斜視図であ
る。

この包装材料は、第一のパネル４２と、第二の
パネル４４を有する。この一方の第一パネル４２
は組立用耳部４６を含み、この組立用耳部４６は
端縁４８からこの第一パネル４２に沿つて外側に
突出する。前記組立用耳部４６は前記本体部分５
０およびこの本体部分５０と一体になつた抜止用
耳部５２を有し、この抜止用耳部５２は前記本体
部分５０の一方の側縁に設けられ、折目５４に沿
つて折目自在である。この折目５４は前記組立用
耳部４６の組立時の方向を示す仮想線Ｘに対して
15°傾斜する（この傾斜角度をαとする）。図で明
らかなように、仮想線Ｘは第一パネル４２の端縁
４８および組立用耳部４６の前縁５６に対して直
角である。さらに、前記折目５４は前記抜止用耳
部５２の後縁５８に達し、この位置で抜止用耳部
５２の後縁５８が前記組立用耳部４６の端部から
外側に向かつて延び、したがつて前記抜止用耳部
５２が折り曲げられた時に鈎形の縁ｈが形成され
る。この鈎形の縁ｈは前記組立用耳部４６の本体
部分５０の後縁５８によつて形成され、この鈎形
の縁ｈ又は前記抜止用耳部５２の後縁５８（又は
その両方）はパネル４４の組立用スリツト６０の
傾斜部と平行に延びる係合部を形成する。

第二のパネル４４は浅いＶ字形の組立用スリツ
ト６０を含み、この組立用スリツト６０はパネル
４４に折目線６２に沿つて打抜かれて第二パネル
４４の端縁６４に平行に延びる。この場合、折目
線６２は連続する線ではなく、中断された部分に
より２本に分割されており、前記組立用スリツト
６０が前記中断部に配置されることによつて、折
目線６２が一本につながるようになつている。し
たがつて、第二パネル４４は折曲げ自在の細長い
フラツプ部６６を有する。前記組立用スリツト６
０は連続する切れ目よりなり、この切れ目はフラ
ツプ部６６部内へ前記第二パネル４４の端縁６４
に向つて延びている。この場合、折目６２に対し
て鋭角に傾斜する第１の腕部が傾斜部６８として
構成され、この傾斜部６８は前記組立用耳部４６
の後縁と共働するフラツプ部６６の接合縁すなわ
ち抜止用耳部の後縁５８又は鈎形の縁ｈ又はその
両方を形成する。前記組立用スリツト６０はさら
に第二の腕部７０を含み、この第二の腕部７０は
折目６２まで延び、この折目６２に対して鋭角を
なす。これら第一腕部としての傾斜部６８と第二
腕部７０は、その長さがことなる非対称でありそ
れぞれ折目線６２の分割された部分に接してい
る。前記フラツプ部６６が前記第二パネル４４か
ら折り起された時に、前記組立用スリツト６０が
開き、前記傾斜部６８および第二腕部７０によつ
て折目６２から外側に延びる案内用突出部７２が
形成される。

次に、第２図および第２ａ図に示すように、第
一パネル４２、第二パネル４４を組み立てるため
に、まず、抜止用耳部５２を折目線６２を中心に
180°折り曲げて前記本体部分５０に面接触させ
る。さらに、第二パネル４４のフラツプ部６６も
折目線６２を中心に第二パネル４４から折り起し
て組立用スリツト６０を開く。前記抜止用耳部５
２を折り曲げ終ると、折目５４から組立用耳部４
６の反対側の縁７４までの最大横断寸法（前記主
要部分５０の最大幅に対応する寸法）が定まるの
で、前記組立用耳部４６は前記組立用スリツト６
０に摺動係合できるようになる。前記組立用耳部
４６は前記組立用スリツト６０の中に干渉係合す
る。この包装材料では、前記抜止用耳部５２を折
り曲げた時に前記組立用耳部４６の側縁を前縁５
６の方に折り曲げて、前記組立用耳部５２を前記
組立用スリツト６０に漸次係合できるようにする
のが好ましい。したがつて、前記組立用耳部を、
その後縁が前記組立用スリツトの傾斜部６８を通
過するまで、前記組立用スリツト６０の中に挿入
することができる。図から明らかなように、前記
組立用耳部４６を挿入する時に、前記抜止用耳部
５２の後縁の隅Ｃも、前記組立用スリツト６０の
第二の腕部７０の隣接部分を通過するように、前
記隅Ｃに角度を与える。

前記折り重ねられた抜止用耳部５２は、妨げら
れない限り自動的に、第２ａ図のように直立に近
い姿勢にまで戻るので、前記組立用耳部４６の後
縁の折目５４の部分又はその隣接部分（通常、鈎
形縁ｈ）は、前記パネルに引離す方向の引張力が
加えられた時に、前記組立用スリツト６０の傾斜
部６８に接合する位置まで移動する。したがつて
前記組立用耳部４６の後縁と、前記組立用スリツ
６０トの傾斜部６８とが接合係合して前記２枚の
パネルを組み立てられた状態に維持する。

前記抜止用耳部５２が平らな場合には、図（第
２ａ図）に示すように、抜止用耳部５２の後縁５
８は、組立用スリツト６０の傾斜部６８にほぼ平
行であるから、前記パネルをしつかりと係合固定
させる。前記パネルが相互に交差又は斜めに交差
するように摺動する場合には、組立用耳部４６の
本体部分５０の後縁５８に隣接する鈎形の部分ｈ
は、前記組立用スリツト６０の傾斜部６８に係合
して、前記パネルを組み立てた状態に維持する。

第３図および第４図に示す構造は包装材料の第
１の改良実施例であり、その構造は前記実施例に
似たものであり、符号は数字を共通にして添字ａ
を付す。

第３図はこの改良型の組立用耳部および組立用
スリツトの組立前の平面図である。第４図は、第
２図と同様、前記第２図の組立用耳部と組立用ス
リツトを組み合せた状態を示す図面である。

この組立装置の改良された点は、組立用スリツ
ト６０ａがより広い傾斜部６８ａを形成するよう
に折り返される点である。したがつて、抜止用耳
部の後縁５８ａの傾斜角βは、この後縁を第４図
のように折り重ねた時に、この後縁５８ａが前記
組立用スリツトの傾斜部６８ａにほぼ平行になる
ような角度である。

前記第１実施例例および第１改良例は満足すべ
きものではあるが、前記後縁５８が傾斜部６８ａ
を完全に通過するまで、前記組立用耳部４６ａを
挿入しなければ、前記組立用耳部４６ａの後縁５
８ａと組立用スリツト６０ａの傾斜部６８ａとが
充分咬合しない場合のあることが判かつた。この
不具合が生ずるのは、角度を有する縁７４，７４
ａが前記組立用スリツト６０ａの端部に引掛るた
めである。

そこで、第２の改良実施例を第５図乃至第７図
に示す。第５図は、第１図と同様、組立用耳部お
よび組立用スリツトの組立前の平面図である。第
６図は第２図と同様、前記改良された組立用耳部
および組立用スリツトの組合後の平面図である。
第７図は第５図および第６図の組立用耳部および
組立用スリツトの好ましい形状の細部説明図であ
る。この第２の改良された実施例の組立用耳部お
よび組立用スリツトの改良点は次の通りである。
この実施例に使用する符号は前記第１および第２
の改良実施例におけると同様又は類似の部分と同
一の数字を用いて添字ｂを付す。

この第３の改良実施例においては、組立用スリ
ツト６０ｂの傾斜部６８ｂは折目６２ｂに沿つて
延びる短かい切れ目よりなる。この場合、前記切
れ目６０ｂは傾斜部６８ｂと角度をなしてつなが
る切れ目７０ｂ，７６よりなる。

前記組立用耳部４６ｂを組立用スリツト６０ｂ
の中に充分、容易にかつ確実に挿入し得るよう
に、前記組立用耳部の側縁７４ｂを曲線とし、こ
の曲線化によつて、前記側縁に形状の鋭い部分が
生じないようにする。

さらに、前記抜止用耳部の後縁５８ｂを前記組
立用スリツトの短かい接合縁に平行に維持するた
めに、前記後縁の傾斜角βを大きくする。第７図
に示すように、傾斜角βは約30°である。したが
つて、前記抜止用耳部が前記組立用スリツト（第
６図）に挿入された組立用耳部に対して折り曲げ
てある場合には、折目５４ｂに隣接する後縁５８
ｂの一部は前記短かい傾斜部６８ｂに平行であ
る。しかしながら、切れ目７０ｂが前記抜止用耳
部の後縁から離れるように延びているので、間隙
すなわち安全角Saは後縁５８ｂと切れ目７０ｂ
との角度で表わされる。この形状の長所は、前記
後縁が、前記組立用耳部の完全挿入前に、上述の
実施例におけるより早く、前記組立用スリツトを
殆んど通過するので、前記パネルが係合しないと
いうような不具合をほぼ完全に防止することがで
きる点にある。

第８ａ図および第８ｂ図に第３改良実施例を示
す。この両図において前記３つの改良実施例と同
様の部分には数字を同一にして添字ｃを付した符
号を用いる。この第８ａ図は前記改良された組立
用耳部および組立用スリツトの組立前の平面図で
あり、第８ｂ図は第８ａ図の組立用耳部および組
立用スリツトの組立後の平面図である。

この第３の改良実施例の抜止用耳部の後縁は２
つの連続する縁５８ｃ，５８c′を有し、この縁５
８ｃは前記切れ目７０ｃに平行である。縁５８
c′は、傾斜角が大きいので、間隙すなわち安全角
Saを、前記第３の改良実施例におけると同様に
形成する。

前記組立用スリツト６０ｃの切れ目７０ｃに係
合する組立用耳部４６ｃの後縁の形状は次の一般
式で表わされる。

γ＝90°−α＋β ここに、γは前記組立用スリツトの切れ目７０
ｃに係合する組立用耳部４６ｃの後縁部と、前記
組立用耳部の本体部分５０ｃに折曲自在に設けら
れた抜止用耳部５２ｃの折目５４ｃとがなす角度
であり、 αは、前記組立用耳部４６ｃの組立後の方向を
示す仮想線と、前記組立用耳部の本体部分５０ｃ
に折曲自在に設けられた抜止用耳部５２ｃの折目
５４とがなす角度であり、 βは、前記組立用スリツト６０ｃの切れ目７０
ｃを表わす仮想線の延長部分と、前記組立用耳部
４６ｃの組立後の方向を示す仮想線の法線とがな
す角度である。

また、第４の改良実施例を第９ａ図および第９
ｂ図に示す。第９ａ図はこの改良された組立用耳
部および組立用スリツトの組立前の平面図であ
り、第９ｂ図は第９ｂ図の組立用耳部および組立
用スリツトを組み立てた時の平面図である。この
両図の符号は第８ａおよび第８ｂ図と類似の部分
と数字を共通にして添字ｄを付す。

状況により、組立用耳部４６ｄ喉部のえぐりが
深い場合には、抜止用耳部５２ｄを正規の折目に
沿つて折れば組立が不確実になるので、この抜止
用耳部５２ｄを前記組立用耳部４６ｄの内側の折
目５４ｄに沿つて折り曲げても良い。この改良さ
れた実施例では、前記内側の折目５４ｄが前記組
立用耳部の後縁５８ｄの内縁に達しているので、
前記抜止用耳部５２ｄが不正確に折り曲げられる
のを防ぐことができる。

第１０ａ図および第１０ｂ図は第５の改良実施
例である。第１０ａ図はこの改良された組立用耳
部および組立用スリツトの組立前の平面図であ
り、第１０ｂ図は第１０ａ図の組立用耳部および
組立用スリツトの組立後の平面図である。共通の
構成要素には、添字ａを付す。この第５の実施例
において、抜止用耳部の後縁２４ａの傾斜角β
は、第３図および第４図によつて説明した実施例
と同様である。しかしながら、組立用スリツトの
接合縁３８ａは、傾斜部を設けていないので、前
記後縁２４ａに平行に接合するが、この後縁２４
ａは前記組立用スリツトの接合縁３８ａおよび戻
り部分３６ａのいずれにも重ならない。したがつ
て、前記接合縁３８ａは組立用タブの後縁の鈎形
の部分ｈに係合してこれを固定する。

第１１図は第７図の組立用耳部に似た組立用耳
部を示し、この組立用耳部は本発明に基づく前記
いずれのパネル組立装置にも応用できるものであ
る。第１１図の符号は第７図の類似する部分と数
字を共通化して添字ｅを付す。

この改良された組立用耳部においては、折目Ｆ
が組立用耳部の基部を、パネルの非固定縁４８ｅ
と同一直線をなすように、横断する。

前記折目Ｆによつて、前記組立用耳部は撓み易
くなるので、対応する組立用スリツトに入り易く
なる。この改良された組立用耳部は本発明に基く
全てのパネル組立装置に応用することができ、前
記折目Ｆの位置は前記非固定縁４８ｅと厳密に一
直線をなすようにしなくともよい。

（発明の効果） 以上のように、本発明によれば、第二のパネル
４４の折目線６２と端縁と間に折目線６２に沿つ
て折り曲げ自在なフラツプ部６６を形成し、前記
組立用スリツト６０は前記折目線６２に概ね沿う
ように延在させ、前記組立用スリツト６０はその
少なくとも一部に前記折目線６２に対して傾斜し
かつ前記フラツプ部内へ延びる傾斜部６８を有す
るとともに、記抜止用耳部５２が本体部分５０に
重なるよう折り曲げられかつ前記組立用耳部４６
が組立用スリツト６０に挿入された状態において
前記傾斜部６８と平行に延びる係合部５８が、前
記抜止用耳部５２の後縁の少なくとも一部に設け
られている。このため、組立スリツト６０が傾斜
部を有する構造であるので、フラツプ部６６を折
り曲げた時に、スリツトが大きく開口するように
なり、抜止用耳部を俺曲げて厚さの増した組立用
耳部を組立スリツト６０に挿入しやすくなる。ま
たさらに、抜止用耳部５２の後縁に傾斜部と平行
に延びる係合部５８を設けているので、傾斜部６
８があるためにスリツト６０に係合しにくくなる
不都合を防止することができ、この係合部６８が
傾斜部に対して丁度うまく係合するようになるの
で、第一のパネルと第二のパネルの安定した係合
状態が達成されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は第一の実施例により包装材料の耳部お
よびスリツトの組立用耳部および組立用スリツト
の組立前の平面図、第２図は第１図の組立用耳部
と組立用スリツトとを組み合わせて前記抜止用耳
部を前記組立用タブの主要部分に重なるように折
り曲げた時の平面図、第２ａ図は第１図の組立用
耳部と組立用スリツトとを組み合せて抜止用耳部
を直立させた時の斜視図、第３図は第１の改良型
組立用耳部および組立用スリツトの平面図、第４
図は第３図の組立用耳部と組立用スリツトを組み
合せて抜止用耳部を組立用耳部に折り重ねた時の
平面図、第５図は第２の改良型組立用耳部および
組立用スリツトの平面図、第６図は第５図の組立
用耳部および組立用スリツトを組み合わせて抜止
用耳部を組立用耳部に折り重ねた状態の平面図、
第７図は第５図および第６図の組立用耳部および
組立用スリツトの改良部分の細部説明部、第８ａ
図は第３の改良型組立用耳部および組立用スリツ
トの組立前の平面図、第８ｂ図は第８ａ図の組立
用耳部および組立用スリツトを組み合せて抜止用
耳部を組立用耳部の主要部分に折り重ねた時の平
面図、第９ａ図は第４の改良型組立用耳部および
組立用スリツトの組立前の平面図、第９ｂ図は第
９ａ図の組立用耳部と組立用スリツトを組み合わ
せて抜止用耳部組立用耳部に折り重ねた時の平面
図、第１０ａ図は第５の改良型組立用耳部および
組立用スリツトの組立前平面図、第１０ｂ図は第
１０ａ図の組立用耳部と組立用スリツトとを組み
合わせて抜止用耳部を組立用タブの主要部分に折
り重ねた状態の平面図、第１１図は第６の改良型
組立用耳部の組立前の平面図である。 １０，１０ａ，３２ａ，４２，４２ａ……組立
用耳部が設けられたパネル、１２，１２ａ，４
４，４４ａ，４４ｂ……組立用スリツトが設けら
れたパネル、１４，４６，４６ｂ……組立用耳
部、１６，４８，６４……端縁、１８，５０……
組立用タブの主要部分、２０，５２，５２ｄ……
抜止用耳部、２２，３０，５４，５４ｂ，５４
ｄ，６２……折目、２４……後縁、２６……先端
部、２８，６０，６０ａ，６０ｂ……組立用スリ
ツト、３２，５６，６６……前縁部、３４，６
８，６８ｂ……第１部分、３６，３６ａ，７０…
…戻り部分、３８，３８ａ……端部、４０……突
出部、５８，５８ａ，５８ｂ，５８ｃ，５８c′，
５８ｄ……抜止用耳部の後縁、６８，６８ａ……
傾斜部、７０，７０ｂ……切目、７２……案内用
突出部、７４，７４ａ，７４ｂ……組立用耳部の
折目と反対側の縁、Ｃ……隅、ｈ……鈎形の縁、
Sa……安全角、Ｘ……仮想線、α，β……傾斜
角。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 第一のパネル４２と、この第一のパネル４２
   に連結されるべき第二のパネル４４と、前記第一
   パネル４２の端縁４８に設けられる組立用耳部４
   ６と、前記第二のパネル４４の端縁６４に隣接し
   て設けられる組立用スリツト６０とを備え、前記
   組立用耳部４６は前記第一のパネル４２の端縁４
   ８から突出する本体部分５０と、この本体部分５
   ０の一方の側縁に折り曲げ自在に連設される抜止
   用耳部５２とを有し、前記組立用耳部４６はその
   抜止用耳部５２が前記本体部分５０に重なるよう
   に折り曲げられたときに前記組立用スリツト６０
   に挿入可能な大きさとなり、かつ、前記組立用耳
   部４６は前記組立用スリツト６０に挿入されたと
   きに前記第二のパネル４４と係合する包装材料に
   おいて、前記第二のパネル４４は、前記第二のパ
   ネルの端縁６４とほぼ平行に延びる折目線６２を
   有し、前記第二のパネル４４の端縁と前記折目線
   ６２との間の部分は、前記折目線６２に沿つて折
   り曲げ自在なフラツプ部６６を形成するととも
   に、前記組立用スリツト６０は前記折目線６２に
   概ね沿うように延在し、前記組立用スリツト６０
   はその少なくとも一部に前記折目線６２に対して
   傾斜しかつ前記フラツプ部６６内へ延びる傾斜部
   ６８を有し、 前記抜止用耳部５２が前記本体部分５０に重な
   るよう折り曲げられかつ前記組立用耳部４６が前
   記組立用スリツト６０に挿入された状態において
   前記傾斜部６８と平行に延びる係合部５８が、前
   記抜止用耳部５２の後縁の少なくとも一部に設け
   られていることを特徴とする包装材料。 ２ 前記折目線６２は中断部により２本に分割さ
   れており、前記組立用スリツト６０が前記中断部
   に配されて前記中断部を埋めることにより前記分
   割された折目線６２を一本につないでいることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の包装材
   料。 ３ 前記組立用スリツト６０は浅いＶ字形をな
   し、このＶ字形組立用スリツトの両腕部６８，７
   ０が前記分割された折目線６２の各々の部分に接
   していることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   に記載の包装材料。 ４ 前記Ｖ字形の組立用スリツト６０はその両腕
   部６８，７０の長さが異なる非対称形であり、短
   い方の腕部６８が前記傾斜部を構成することを特
   徴とする特許請求の範囲第３項に記載の包装材
   料。 ５ 前記組立用スリツト６０は、前記折目線６２
   から前記第二のパネル４４の端縁に向かつて延び
   る第一の部分６８と、この第一の部分に対して鈍
   角をなすとともに第一の部分から少なくとも前記
   折目線６２まで延びる第二の部分７０とを有する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の
   包装材料。