JPH0555164B2 - - Google Patents

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JPH0555164B2
JPH0555164B2 JP30918988A JP30918988A JPH0555164B2 JP H0555164 B2 JPH0555164 B2 JP H0555164B2 JP 30918988 A JP30918988 A JP 30918988A JP 30918988 A JP30918988 A JP 30918988A JP H0555164 B2 JPH0555164 B2 JP H0555164B2
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JP
Japan
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cleaning
filtration
flow rate
filter
cleaning effect
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JP30918988A
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JPH02157008A (ja
Inventor
Yasuyuki Myajima
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えば洗浄水処理設備等のプラントに
おける自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果を
判定する洗浄効果判定装置に関する。
(従来の技術) 第6図は、この種の自己洗浄型重力式急速ろ過
池の一例を示す図である。第6図を用いて、ろ過
池における水処理と洗浄動作を簡単に説明する。
一般に、ろ過池は並列に複数台設置されている。
そして稼働中、すなわちろ過状態のろ過池21で
は、末ろ水は流入サイフオン22を通つてろ過池
に流入し、ろ床23によりろ過されてろ過池流出
渠24へ流出する。また、各ろ過池21から浄水
池への共通配管の途中には総ろ過流量計25が設
置されており、ろ過池21から流出する浄水の流
量を総ろ過流量として計測している。ろ床23は
一種のフイルターであるので、ろ過継続時間に伴
つてそのろ過能力が低下する。そして、ろ過能力
が設定値以下となつたろ過池のろ過能力を回復さ
せるために洗浄を行なう。洗浄状態のろ過池26
では、洗浄水がろ過池流出渠24から流入してろ
床23を洗浄する。洗浄排水は、排水サイフオン
28を通つて排水池へ排出される。この場合、洗
浄水27としては、ろ過状態のろ過池21がろ過
した洗浄がろ過池流出渠24を通つて消費される
ので、総ろ過流量計25を通過する浄水量は、洗
浄状態のろ過池が存在する間は減少することにな
る。
ところで、従来このような自己洗浄型重力式急
速ろ過池の洗浄効果は、洗浄後に、ろ過を開始し
た時のろ過抵抗(以下、ろ抗と称する)、または
ろ過開始時点のろ過流量を計測することによつて
推定している。しかしながら、このような従来の
手法では、洗浄後にろ過池を稼働状態、すなわち
ろ過状態にしてみないと洗浄効果を知ることがで
きない。この結果、洗浄効果が十分ではないろ過
池が稼働状態に移行し、予期していただけのろ過
流量が得られなかつたり、予期していたよりも早
くろ抗到達が発達してしまうという問題が生じて
いた。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように従来では、ろ過池の洗浄が効果的
であつたか否かは、次回のろ過状態まで知ること
ができないという問題があつた。
本発明の目的は、洗浄終了時点または洗浄行程
中に洗浄効果を判定し、洗浄不十分なろ過池がそ
のまま稼働状態に移行するのを未然に防止するこ
とが可能な自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効
果判定装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明では、複数
のろ過池を併設しかつ当該各ろ過池によるろ過済
み水を共有に保持し互いに洗浄水として利用可能
な構造を有し、ろ過済み水を共通の配管を介して
浄水池へ流出させる自己洗浄型重力式急速ろ過池
の洗浄効果を判定する装置において、共通配管の
途中に配置され、ろ過池から流出する浄水の流量
を総ろ過流量として計測する総ろ過流量計測手段
と、各ろ過池が洗浄中であるのかろ過中であるの
かの状態を検出するろ過池状態検出手段と、総ろ
過流量計測手段による総ろ過流量の時間的変化を
記憶する流量変化記憶手段と、ろ過池状態検出手
段による検出状態と流量変化記憶手段による記憶
内容とに基づいて、洗浄中の総ろ過流量の変化パ
ターンからろ過池の洗浄効果を判定する洗浄効果
判定手段とを備えて構成している。
ここで、特に上記洗浄効果判定手段としては、
洗浄中の総ろ過流量の変化パターンを所定の判定
式に従つて洗浄効果を表わす値に変換し、この変
換値を判定基準値と比較して洗浄効果の良好また
は不良を判定するようにしている。
(作用) 従つて、本発明の洗浄効果判定装置において
は、ろ過池の検出状態と総ろ過流量の時間的変化
とに基づいて、洗浄中の総ろ過流量の変化パター
ンからろ過池の洗浄効果の判定が行なわれること
により、洗浄終了時点または洗浄行程中におい
て、ろ過池の洗浄効果を判定することが可能とな
る。
(実施例) 本発明では、ろ過状態のろ過池がプラント内に
ある場合に、総ろ過流量計測手段で計測される浄
水流量が時間的に変化することに着目し、洗浄中
の総ろ過流量の変化パターンからろ過池の洗浄効
果を判定するものである。
第5図は、洗浄効果が不良である場合の総ろ過
流量の変化パターンと、洗浄効果が良好である場
合の総ろ過流量の変化パターンとを示す図であ
る。第5図から、洗浄効果が不良である場合に
は、総ろ過流量の変化の仕方がなだらかであると
いう特徴のあることがわかる。以上により本発明
では、例えばろ過流量変化のパターンを、 g=f(q、t、c) q:総ろ過流量、t:時間、c:ろ過池の状態
なる判定式を用いて洗浄効果を表わす値gに変換
し、この変換値gを用いて洗浄効果の判定を行な
うものである。
以下、上記のような考え方に基づく本発明の一
実施例について、図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は、本発明による自己洗浄型重力式急速
ろ過池の洗浄効果判定装置の構成例を示すブロツ
ク図であり、第6図と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。第1図に示すように、本実施例
の洗浄効果判定装置1は、総ろ過流量計測手段で
ある総ろ過流量計25と、流量変化記憶手段2
と、ろ過池状態検出手段3と、洗浄効果判定手段
4と、警報出力手段5から構成している。
ここで、総ろ過流量計25は、各ろ過池21か
ら浄水池への共通配管の途中に設置され、ろ過池
21から流出する浄水の流量を総ろ過流量として
計測するものである。また、流量変化記憶手段2
は、総ろ過流量計25からの総ろ過流量信号25
aを入力とし、当該信号の時間的変化を記憶する
ものである。さらに、ろ過池状態検出手段3は、
各ろ過池の流入サイフオン22、排水サイフオン
28の状態信号を入力とし、この信号に基づいて
各ろ過池が洗浄中であるのかろ過中であるのかの
状態を検出するものである。一方、洗浄効果判定
手段4は、ろ過池状態検出手段3による検出状態
と流量変化記憶手段2による記憶内容とに基づい
て、洗浄中の総ろ過流量の変化パターンからろ過
池の洗浄効果を判定するものである。また、警報
出力手段5は、洗浄効果判定手段4による判定結
果が洗浄効果不良である場合に、洗浄効果不良警
報を出力するものである。
次に、以上の如く構成した洗浄効果判定装置1
の動作について説明する。
第1図において、ろ過池の洗浄が開始される
と、総ろ過流量計25で計測された総ろ過流量信
号25aは、流量変化記憶手段2に入力されてそ
の時間的変化が記憶される。また、ろ過池の流入
サイフオン22、排水サイフオン28の状態信号
がろ過池状態検出手段3に入力され、ろ過池状態
検出手段3ではこの入力された状態信号から、ろ
過池における洗浄中またはろ過中の状態が検出さ
れる。さらに、洗浄効果判定手段4では、ろ過池
状態検出手段3による検出状態と、流量変化記憶
手段2による記憶内容とに基づいて、洗浄中の総
ろ過流量の変化パターンからろ過池の洗浄効果が
判定される。
この場合、ろ過池状態検出手段3における洗浄
効果の判定は、例えば第2図のフロー図に示すよ
うな処理手順により行なわれる。すなわち、まず
特徴パラメータa,bを算出し、次に判定式を算
出し、さらにこの算出値を判定基準値と比較する
ことにより、ろ過池の洗浄効果が判定される。具
体的には、第3図に示すように、特徴パラメータ
a,bが、 b=(洗浄終了時刻)−(洗浄開始時刻) a=(総ろ過流量平均値)−(洗浄中の総ろ過流
量最小値) (総ろ過流量平均値) ={(洗浄開始前の総ろ過流量) +(洗浄終了後の総ろ過流量)}/2 により算出される。次に、 g=f(q、t、c)=a/b q:総ろ過流量、t:時間、c:ろ過池の状態
なる判定式を用いて、洗浄効果を表わす値gが算
出される。そして、この算出値gを判定基準値G
と大小関係を比較することにより、洗浄効果の判
定が行なわれる。すなわち、第5図に示したよう
に、洗浄効果が不良である場合には判定式の値g
が小さくなることから、比較結果が g≦Gであるば洗浄効果不良 g>Gであれば洗浄効果良好 というように判定が行なわれる。そして、洗浄効
果が不良であると判定された場合には、警報出力
に手段5から洗浄効果不良警報が出力されること
になる。
上述したように、本実施例による自己洗浄型重
力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置では、洗浄中
のろ過池の総ろ過流量を計測し、この時の流量変
化パターンを所定の判定式(g=a/b)に従つ
て洗浄効果を表わす値gに変換し、この値gを判
定基準値Gと比較してろ過値の洗浄効果の良好ま
たは不良を判定するようにしたので、従来ではろ
過状態にしてみなければわからなかつたろ過池の
洗浄効果を、洗浄終了時点または洗浄行程中に判
定することができる。これにより、従来洗浄効果
が不十分であつたために発生していた問題、すな
わち洗浄効果が不十分であつたために予期してい
たよりも早くろ抗到達が発生する、または予期し
ていただけのろ過流量が得られない、という問題
の発生を未然に防止することが可能となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、次のようにしても同様に実施することがで
きるものである。
例えば、第4図に示すように、本発明の洗浄効
果判定装置1の出力である洗浄効果判定信号1a
をろ過池洗浄制御装置6へ入力し、洗浄効果判定
信号1aの内容が洗浄効果不良である場合に、当
該不良であると判定されたろ過池に対して自動的
に再洗浄を行なうようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、洗浄中の
ろ過池の総ろ過流量を計測し、この時の流量変化
パターンからろ過池の洗浄効果を判定するように
したので、洗浄終了時点または洗浄行程中に洗浄
効果を判定し、洗浄不十分なろ過池がそのまま稼
働状態に移行するのを未然に防止することが可能
な自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果判定装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自己洗浄型重力式急速ろ
過池の洗浄効果判定装置の一実施例を示すブロツ
ク図、第2図は同実施例における洗浄効果判定手
段の処理手順を示す図、第3図は同実施例におけ
る動作を説明するための図、第4図は本発明の他
の実施例を示すブロツク図、第5図は本発明の考
え方を説明するための図、第6図は自己洗浄型重
力式急速ろ過池の一例を示す構成図である。 1……洗浄効果判定装置、2……流量変化記憶
手段、3……ろ過池状態検出手段、4……洗浄効
果判定手段、5……警報出力手段、6……ろ過池
洗浄制御装置、25……総ろ過流量計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のろ過池を併設しかつ当該各ろ過池によ
    るろ過済み水を共有に保持し互いに洗浄水として
    利用可能な構造を有し、前記ろ過済み水を共通の
    配管を介して浄水池へ流出させる自己洗浄型重力
    式急速ろ過池の洗浄効果を判定する装置におい
    て、 前記共通配管の途中に設置され、前記ろ過池か
    ら流出する浄水の流量を総ろ過流量として計測す
    る総ろ過流量計測手段と、 前記各ろ過池が洗浄中であるのかろ過中である
    のかの状態を検出するろ過池状態検出手段と、 前記総ろ過流量計測手段による総ろ過流量の時
    間的変化を記憶する流量変化記憶手段と、 前記ろ過池状態検出手段による検出状態と前記
    流量変化記憶手段による記憶内容とに基づいて、
    洗浄中の総ろ過流量の変化パターンからろ過池の
    洗浄効果を判定する洗浄効果判定手段と、 を備えて成ることを特徴とする自己洗浄型重力式
    急速ろ過池の洗浄効果判定装置。 2 前記洗浄効果判定手段としては、洗浄中の総
    ろ過流量の変化パターンを所定の判定式に従つて
    洗浄効果を表わす値に変換し、この変換値を判定
    基準値と比較して洗浄効果の良好または不良を判
    定することを特徴とする特許請求の範囲1項に記
    載の自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果判定
    装置。
JP30918988A 1988-12-07 1988-12-07 自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置 Granted JPH02157008A (ja)

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JP2008055290A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム

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