JPH02157008A - 自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置 - Google Patents

自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置

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JPH02157008A
JPH02157008A JP30918988A JP30918988A JPH02157008A JP H02157008 A JPH02157008 A JP H02157008A JP 30918988 A JP30918988 A JP 30918988A JP 30918988 A JP30918988 A JP 30918988A JP H02157008 A JPH02157008 A JP H02157008A
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filtration
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washing
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Yasuyuki Miyajima
康行 宮島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用性1!F) 本発明は例えば浄水処理設備等のプラントにおける自己
洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果を判定する洗浄効果
判定装置に関する。
(従来の技術) 第6図は、この種の自己洗浄型重力式急速ろ過池の一例
を示す図である。第6図を用いて、ろ過池における水処
理と洗浄動作を簡単に説明する。
一般に、ろ過池は並列に複数台設置されている。
そして稼働中、すなわちろ過状態のろ過池21では、末
ろ水は流入サイフオン22を通ってろ過池に流入し、ろ
床23によりろ過されてろ過池流出渠24へ流出する。
また、ろ過池から浄水池への配管の途中には総ろ過流量
計25が設置されており、ろ過池から流出する浄水の流
量を計測している。ろ床23は一種のフィルターである
ので、ろ過継続時間に伴ってそのろ過能力が低下する。
そして、ろ過能力が設定値以下となったろ過池のろ過能
力を回復させるために洗浄を行なう。洗浄状態のろ過池
26では、洗浄水がろ過池流出渠24から流入してろ床
23を洗浄する。洗浄排水は、排水サイフオン28を通
って排水池へ排出される。
この場合、洗浄水27としては、ろ過状態のろ過池21
がろ過した浄水がろ過池流出渠24を通って消費される
ので、総ろ過流量計25を通過する浄水量は、洗浄状態
のろ過池が存在する間は減少することになる。
ところで、従来このような自己洗浄型重力式急速ろ過池
の洗浄効果は、洗浄後に、ろ過を開始した時のろ過抵抗
(以下、ろ抗と称する)、またはろ過量始時点のろ過流
量をπ1測することによって推定している。しかしなが
ら、このような従来の手法では、洗浄後にろ過池を稼働
状態、すなわちろ過状態にしてみないと洗浄効果を知る
ことができない。この結果、洗浄効果が十分ではないろ
過池が稼働状態に移行し、予期していたたけのろ過流量
が得られなかったり、予期していたよりも早くろ抗到達
が発生してしまうという問題が生していた。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように従来では、ろ過池の洗浄が効果的であった
か否かは、次回のろ過状態まで知ることができないとい
う問題があった。
本発明の目的は、洗浄終了時点または洗浄行程中に洗浄
効果を判定し、洗浄不十分なろ過池がそのまま稼働状態
に移行するのを未然に防止することが可能な自己洗浄型
重力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置を提供することに
ある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明による自己洗浄型重
力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置は、ろ過池の総ろ過
流量を計測する総ろ過流量シ1測手段と、ろ過池におけ
る洗浄中またはろ過中の状態を検出するろ過池状態検出
手段と、総ろ過流量計測手段による総ろ過流量の時間的
変化を記憶する流量変化記憶手段と、ろ過池状態検出手
段による検出状態と流量変化記憶手段による記憶内容と
に基づいて、洗浄中の総ろ過流量の変化パターンからろ
過池の洗浄効果を判定する洗浄効果判定手段とを備えて
構成している。
(作用) 従って、本発明の洗浄効果判定装置においては、ろ過池
の検出状態と総ろ過流量の時間的変化とに基づいて、洗
浄中の総ろ過流量の変化バタンからろ過池の洗浄効果の
判定が行なわれることにより、洗浄終了時点または洗浄
行程中において、ろ過池の洗浄効果を判定することが可
能となる。
(実施例) 本発明では、ろ過状態のろ過池がプラント内にある場合
に、総ろ過流量計測手段で計測される浄水流量が時間的
に変化することに着目し、洗浄中の総ろ過流量の変化パ
ターンからろ過池の洗浄効果を判定するものである。
第5図は、洗浄効果が不良である場合の総ろ過流量の変
化パターンと、洗浄効果が良好である場合の総ろ過流量
の変化パターンとを示す図である。
第5図から、洗浄効果が不良である場合には、総ろ過流
量の変化の仕方がなだらかであるという特徴のあること
がわかる。以上により本発明では、例えば総ろ過流量変
化のパターンを、 g=f (q、t、c) q:総ろ過流量、t:時間、C:ろ過池の状態なる判定
式を用いて洗浄効果を表わす値gに変換し、この変換値
gを用いて洗浄効果の判定を行なうものである。
以下、上記のような考え方に基づく本発明の一実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
第1図は、本発明による自己洗浄型重力式急速ろ過池の
洗浄効果判定装置の構成例を示すブロック図であり、第
6図と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し
、ここでは異なる部分についてのみ述べる。第1図に示
すように、本実施例の洗浄効果判定装置1は、総ろ過流
量計測手段である総ろ過流量計25と、流量変化記憶手
段2と、ろ過進状態検出手段3と、洗浄効果判定手段4
と、警報出力手段5から構成している。
ここで、総ろ過流量計25は、ろ過池の総ろ過流量を8
1測して総ろ過流量信号25aを出力するものである。
また、流量変化記憶手段2は、総ろ過流量計25からの
総ろ過流量信号25aを入力とし、当該信号の時間的変
化を記憶するものである。さらに、ろ過進状態検出手段
3は、ろ過池の流入サイフオン22.排水サイフオン2
8の状態信号を入力とし、当該信号からろ過池における
洗浄中またはろ過中の状態を検出するものである。
一方、洗浄効果判定手段4は、ろ過進状態検出手段3に
よる検出状態と流量変化記憶手段2による記憶内容とに
基づいて、洗浄中の総ろ過流量の変化パターンからろ過
池の洗浄効果を判定するものである。また、警報出力手
段5は、洗浄効果判定手段4による判定結果が洗浄効果
不良である場合に、洗浄効果不良警報を出力するもので
ある。
次に、以上の如く構成した洗浄効果判定装置1の動作に
ついて説明する。
第1図において、ろ過池の洗浄が開始されると、総ろ過
流量計25で計測された総ろ過流量信号25aは、流量
変化記憶手段2に入力されてその時間的変化が記憶され
る。また、ろ過池の流入サイフオン22.排水サイフオ
ン28の状態信号がろ過進状態検出手段3に入力され、
ろ過進状態検出手段3ではこの入力された状態信号から
、ろ過池における洗浄中またはろ過中の状態が検出され
る。さらに、洗浄効果判定手段4では、ろ過進状態検出
手段3による検出状態と、流量変化記憶手段2による記
憶内容とに基づいて、洗浄中の総ろ過流量の変化パター
ンからろ過池の洗浄効果が判定される。
この場合、ろ過進状態検出手段3における洗浄効果の判
定は、例えば第2図のフロー図に示すような処理手順に
より行なわれる。すなわち、まず特徴パラメータa、b
を算出し、次に判定式を算出し、さらにこの算出値を判
定基準値と比較することにより、ろ過池の洗浄効果が判
定される。具体的には、第3図に示すように、特徴パラ
メータa、bが、 b−(洗浄終了時刻)−(洗浄開始時刻)a−(総ろ過
流量平均値)−(洗浄中の総ろ過流量最小値) (総ろ過流量平均値) −((洗浄開始前の総ろ過流量) +(洗浄終了後の総ろ過流量))/2 により算出される。次に、 g−f (q、t、c) −a/b q:総ろ過流量、t:時間、C:ろ過池の状態なる判定
式を用いて、洗浄効果を表わす値gが算出される。そし
て、この算出値gを判定基準値Gと大小関係を比較する
ことにより、洗浄効果の判定が行なわれる。すなわち、
第5図に示したように、洗浄効果が不良である場合には
判定式の値gが小さくなることから、比較結果か g≦Gであれば洗浄効果不良 g>Gであれば洗浄効果良好 というように判定が行なわれる。そして、洗浄効果が不
良であると判定された場合には、警報出力手段5から洗
浄効果不良警報が出力されることになる。
上述したように、本実施例による自己洗浄型重力式急速
ろ過池の洗浄効果判定装置では、洗浄中のろ過池の総ろ
過流量を計測し、この時の流量柔化パターンを所定の判
定式(g−a/b)に従って洗浄効果を表わす値gに変
換し、この値gを判定基準値Gと比較してろ過池の洗浄
効果の良好または不良を判定するようにしたので、従来
ではろ過状態にしてみなければわからなかったろ過池の
洗浄効果を、洗浄終了時点または洗浄行程中に判定する
ことができる。これにより、従来洗浄効果が不十分であ
ったために発生していた問題、すなわち洗浄効果が不十
分であったために予期していたよりも早くろ抗到達が発
生する、または予期していただけのろ過流量が得られな
い、という問題の発生を未然に防止することが可能とな
る。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次
のようにしても同様に実施することができるものである
例えば、第4図に示すように、本発明の洗浄効果判定装
置1の出力である洗浄効果判定信号1aをろ過進洗浄制
御装置6へ人力し、洗浄効果判定信号1aの内容か洗浄
効果不良である場合に、当該不良であると判定されたろ
過池に対して自動的に再洗浄を行なうようにしてもよい
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、洗浄中のろ過池の
総ろ過流量を計測し、この時の流量変化パターンからろ
過池の洗浄効果を判定するようにしたので、洗浄終了時
点または洗浄行程中に洗浄効果を判定し、洗浄不十分な
ろ過池がそのまま稼働状態に移行するのを未然に防止す
ることが可能な自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果
判定装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗
浄効果判定装置の一実施例を示すプロ1] ツク図、第2図は同実施例における洗浄効果判定手段の
処理手順を示す図、第3図は同実施例における動作を説
明するための図、第4図は本発明の他の実施例を示すブ
ロック図、第5図は本発明の詳細な説明するための図、
第6図は自己洗浄型重力式急速ろ過池の一例を示す構成
図である。 1・・・洗浄効果判定装置、2・・・流量変化記憶手段
、3・・・ろ過進状態検出手段、4・・・洗浄効果判定
り段、5・・・警報出力手段、6・・・ろ過進洗浄制御
装置、25・・・総ろ過流量計。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 号□−−−−− :   ) 竺1≠    ・ オー〜− =丁 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果を判定す
    る装置において、 前記ろ過池の総ろ過流量を計測する総ろ過流量計測手段
    と、 前記ろ過池における洗浄中またはろ過中の状態を検出す
    るろ過池状態検出手段と、 前記総ろ過流量計測手段による総ろ過流量の時間的変化
    を記憶する流量変化記憶手段と、 前記ろ過池状態検出手段による検出状態と前記流量変化
    記憶手段による記憶内容とに基づいて、洗浄中の総ろ過
    流量の変化パターンからろ過池の洗浄効果を判定する洗
    浄効果判定手段と、 を備えて成ることを特徴とする自己洗浄型重力式急速ろ
    過池の洗浄効果判定装置。
  2. (2)洗浄効果判定手段としては、洗浄中の総ろ過流量
    の変化パターンを所定の判定式に従って洗浄効果を表わ
    す値に変換し、この変換値を判定基準値と比較して洗浄
    効果の良好または不良を判定することを特徴とする請求
    項(1)項記載の自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効
    果判定装置。
JP30918988A 1988-12-07 1988-12-07 自己洗浄型重力式急速ろ過池の洗浄効果判定装置 Granted JPH02157008A (ja)

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JPH0555164B2 JPH0555164B2 (ja) 1993-08-16

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282612A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Fuji Electric Co Ltd 自然平衡型急速ろ過池の運転方法
JP2008055290A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282612A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Fuji Electric Co Ltd 自然平衡型急速ろ過池の運転方法
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