JPH10277405A - 軟化装置の再生異常検出装置 - Google Patents

軟化装置の再生異常検出装置

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JPH10277405A
JPH10277405A JP9099779A JP9977997A JPH10277405A JP H10277405 A JPH10277405 A JP H10277405A JP 9099779 A JP9099779 A JP 9099779A JP 9977997 A JP9977997 A JP 9977997A JP H10277405 A JPH10277405 A JP H10277405A
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JP
Japan
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water
regeneration
exchange resin
control valve
backwashing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9099779A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kobayashi
信行 小林
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SAMSON CO Ltd
Original Assignee
SAMSON CO Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟化装置の再生時に所定の塩水がイオン交換
樹脂層へ送られているか否かを、電気伝導度測定装置の
頻繁な校正を行わなくとも正確に検出する。 【解決手段】 容器内にイオン交換樹脂を充填した樹脂
塔7、塩水を生成する塩水槽9、通水を制御するコント
ロールバルブ8、コントロールバルブ8の制御を行う制
御装置10をそれぞれ設けて軟水の採水を行っており、
樹脂塔内のイオン交換樹脂層に対し、逆洗工程、通薬・
押出工程、洗浄工程からなる再生を定期的に行い、再生
に使用した水は排水ライン12を通じて排水している軟
化装置において、排水ライン12に水の電気伝導度を測
定して制御装置10へ出力する電気伝導度測定装置4を
設けておき、再生時の逆洗工程時と通薬・押出工程時の
それぞれの工程で排水の電気伝導度を測定して両工程で
の電気伝導度の差を算出し、算出された差の値が予め設
定しておいた所定値よりも小さい場合、再生の異常を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオン交換樹脂によって
水の軟化処理を行う軟化装置の再生異常検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】給水ライン途中に硬度成分を除去する軟
化装置を設置し、ボイラなどの水管中へのスケール付着
を防止することが行われている。軟化装置は原水をイオ
ン交換樹脂層に通水し原水とイオン交換樹脂の間でイオ
ン交換することにより、原水中の硬度成分を樹脂層内へ
取り込むものであるため、一定量の採水を行うごとにイ
オン交換樹脂の再生を行う必要がある。
【0003】再生は、原水をイオン交換樹脂層へ送り込
みイオン交換樹脂を攪拌する逆洗工程、塩水槽で生成し
た塩水をイオン交換樹脂層へ送り、塩水とのイオン交換
を行うことでイオン交換樹脂が取り込んでいた硬度成分
を取り出して排出する通薬・押出工程、原水の供給によ
ってイオン交換樹脂層から塩水を排出する洗浄工程で行
われ、再生を行っている時に発生する排水は排水ライン
を通して排水される。
【0004】再生には所定濃度の塩水が必要であるが、
塩水を生成する塩水槽に塩橋が形成されて塩水の濃度が
必要とする濃度に達しなかったり、塩水の通水を制御す
るコントロールバルブが正常に作動せず塩水が送られな
いことで再生が行われないことがある。再生が行われな
かった場合、採水時に硬度成分の除去が行えず、硬水を
供給する硬度リークを起こすこととなっていた。
【0005】上記のように所定の塩水が送られないこと
により再生が行われなくなることを防止するため、再生
時にイオン交換樹脂部分での電気抵抗を検出し、電気抵
抗信号が設定値以上であれば警報信号を発する硬水軟化
装置の塩水検知装置が実公平4−41327で提案され
ている。しかし、電気抵抗信号を設定値と比較する構成
とした場合、電気抵抗は常に正確に測定できていなけれ
ばならないため、該警報器は校正を頻繁に行う必要があ
り、手間がかかるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、軟化装置の再生時に所定の塩水がイオン交
換樹脂層へ送られているか否かを、電気伝導度測定装置
の頻繁な校正を行わなくとも正確に検出し、再生が行わ
れていない場合には異常を検出することができるように
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】容器内にイオン交換樹脂
を充填した樹脂塔、塩水を生成する塩水槽、原水供給や
処理水の取り出しなど通水を制御するコントロールバル
ブ、コントロールバルブの制御を行う制御装置をそれぞ
れ設けて軟水の採水を行っており、樹脂塔内のイオン交
換樹脂層に対し、逆洗工程、通薬・押出工程、洗浄工程
からなる再生を定期的に行い、再生に使用した水は排水
ラインを通じて排水している軟化装置において、排水ラ
インに水の電気伝導度を測定して制御装置へ出力する電
気伝導度測定装置を設けておき、再生時の逆洗工程時と
通薬・押出工程時のそれぞれの工程で排水の電気伝導度
を測定して両工程での電気伝導度の差を算出し、算出さ
れた差の値が予め設定しておいた所定値よりも小さい場
合、再生の異常を出力する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図1は一実施例での軟化装置の概要を示して
おり、図2は再生時の各工程と排水ライン12での電気
伝導度の変化の様子を示している。軟化装置はイオン交
換樹脂の充填された樹脂塔7、各通水を制御するコント
ロールバルブ8、塩水を生成する塩水槽9、軟化装置の
各制御を行う制御装置10からなる。コントロールバル
ブ8には原水ライン2、処理水ライン3、塩水ライン1
1、排水ライン12が接続されており、制御装置10に
よってコントロールバルブ8を制御することで、それぞ
れの通水が制御される。排水ライン12途中には排水の
電気伝導度を測定する電気伝導度測定装置4を設けてお
き、電気伝導度測定装置4で測定した電気伝導度は制御
装置10へ送られるようにしている。電気伝導度測定検
出装置4は排水ライン12に設けるので、電気伝導度測
定装置4の取り付けや構造は簡単となる。制御装置10
には再生の各工程の終了時期を検出するためのタイマー
装置1、電気伝導度測定装置4で測定した逆洗工程時の
電気伝導度を記憶する記憶部13、記憶部13に記憶し
ている逆洗工程時の電気伝導度と通薬・押出工程時の電
気伝導度を比較して差を求める演算部14、演算部14
にて求めた差の値が所定値より小さい場合には異常と判
定し、異常警報の出力を行う異常判定部15を設けてお
く。
【0009】軟化処理を行う場合、制御装置10は原水
が樹脂塔7へ送られるようにコントロールバルブ8を設
定し、原水を樹脂塔7へ導入する。樹脂塔7内ではイオ
ン交換樹脂によって原水中の硬度成分が取り除かれ、処
理された軟水がコントロールバルブ8、処理水ライン3
を通って軟水タンク6へ送られる。処理水ライン3途中
には軟化装置の採水量を測定する流量計5が設けられて
おり、流量計5で検出した流量は制御装置10へ送られ
る。制御装置10では流量計5から得られる流量を積算
し、積算された採水量が設定値に達すると軟化装置の再
生を行う。
【0010】軟化装置の再生では、軟水タンク6へは水
が送られないようにしておき、まず原水を樹脂塔7へ導
入し、イオン交換樹脂を攪拌する逆洗工程が行われる。
制御装置10では、逆洗工程の開始とともに、制御装置
10に内蔵しているタイマー装置1の作動を開始させ経
過時間を検出する。逆洗工程を行っている時に電気伝導
度測定装置4によって排水ライン12を排水される水の
電気伝導度を測定しておき、逆洗工程時の電気伝導度を
記憶部13に記憶する。タイマー装置1にて検出してい
る経過時間が逆洗工程の設定時間に達すると逆洗工程を
終了する。
【0011】逆洗工程が終了すると制御装置10は、塩
水槽9内で生成した塩水を塩水ライン11を通して樹脂
塔7へ導入するようにコントロールバルブ8の変更を行
う。塩水をイオン交換樹脂層に導入することでイオン交
換が行われイオン交換樹脂から硬度成分を取り除く通薬
・押出工程を行う。通薬・押出工程を開始してから所定
の時間経過後にも排水ライン12を排水される水の電気
伝導度を電気伝導度測定装置4によって測定する。演算
部14では通薬・押出工程時の電気伝導度と記憶部13
に記憶しておいた逆洗工程時の電気伝導度を比較し、そ
の差を算出する。異常判定部15では演算部14によっ
て算出した電気伝導度の差の値と予め定めておいた所定
値を比較し、差の値が所定値よりも大きい場合には正
常、差の値が所定値よりも小さい場合には塩水を異常と
判定し、異常と判定した時には異常警報の出力を行う。
【0012】塩水の場合の電気伝導度は原水の場合より
も高くなるため、塩水が排水されている通薬・押出工程
時は原水が排水されている逆洗工程時よりも一定幅以上
電気伝導度が高くなければならず、逆洗工程時と通薬・
押出工程時の電気伝導度の差が所定値を上回っていれば
イオン交換樹脂の再生に必要なだけの塩水が樹脂塔内に
送られていたと判断することができ、電気伝導度の差が
所定値を下回っていればイオン交換樹脂の再生に必要な
塩水が樹脂塔内に送られていないと判断することができ
る。
【0013】通薬・押出工程時もタイマー装置1の作動
によって経過時間の検出を行い、経過時間が通薬・押出
工程の設定時間に達すると、通薬・押出工程を終了す
る。通薬・押出工程が終了すると、制御装置10はコン
トロールバルブ8の変更を行い、樹脂塔7内の塩水を排
出する洗浄工程を行う。洗浄工程時もタイマー装置1の
作動を行わせて経過時間の検出を行い、タイマー装置1
で検出している経過時間が洗浄工程の設定時間に達する
と洗浄工程を終了して再生が終了する。
【0014】電気伝導度測定装置4によって検出する電
気伝導度の値は使用しているうちに0の値がずれるなど
して誤差が生じるが、0の値がずれたとしても、上記の
ように逆洗工程時の電気伝導度と通薬・押出工程時の電
気伝導度の差を求めるようにすると、差の値は変わらな
いため、塩水の濃度が必要な濃度であるか否かを判断す
る基準とできる所定値を定めておき、差の値と所定値の
比較を行うことで、校正を行わなくても必要な塩水が送
られて再生が行われているか否かを正確に検出できる。
【0015】
【発明の効果】本発明を実施することによって、電気伝
導度測定装置の校正を行わなくとも塩水濃度の正否を正
しく判断することができるようになり、正常な再生を行
うことができなかった場合には異常を出力するので、異
常に気づかずに硬度リークを起こすことを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例での軟化装置の概要図
【図2】本発明の一実施例での再生時の電気伝導度の変
化の様子
【符号の説明】
1 タイマー装置 2 原水ライン 3 処理水ライン 4 電気伝導度測定装置 5 流量計 6 軟水タンク 7 樹脂塔 8 コントロールバルブ 9 塩水槽 10 制御装置 11 塩水ライン 12 排水ライン 13 記憶部 14 演算部 15 異常判定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内にイオン交換樹脂を充填した樹脂
    塔、塩水を生成する塩水槽、原水供給や処理水の取り出
    しなど通水を制御するコントロールバルブ、コントロー
    ルバルブの制御を行う制御装置をそれぞれ設けて軟水の
    採水を行っており、樹脂塔内のイオン交換樹脂層に対
    し、逆洗工程、通薬・押出工程、洗浄工程からなる再生
    を定期的に行い、再生に使用した水は排水ラインを通じ
    て排水している軟化装置において、排水ラインに水の電
    気伝導度を測定して制御装置へ出力する電気伝導度測定
    装置を設けておき、再生時の逆洗工程時と通薬・押出工
    程時のそれぞれの工程で排水の電気伝導度を測定して両
    工程での電気伝導度の差を算出し、算出された差の値が
    予め設定しておいた所定値よりも小さい場合、再生の異
    常を出力することを特徴とする軟化装置の再生異常検出
    装置。
JP9099779A 1997-04-01 1997-04-01 軟化装置の再生異常検出装置 Pending JPH10277405A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282853A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Asahi Soft Drinks Co Ltd 水処理装置
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