JPH0555157B2 - - Google Patents

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JPH0555157B2
JPH0555157B2 JP14880289A JP14880289A JPH0555157B2 JP H0555157 B2 JPH0555157 B2 JP H0555157B2 JP 14880289 A JP14880289 A JP 14880289A JP 14880289 A JP14880289 A JP 14880289A JP H0555157 B2 JPH0555157 B2 JP H0555157B2
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ball
batting
swing
stick
golfer
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Mototaka Iwata
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Mizuno Corp
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は打球診断装置に関し、たとえばゴル
フアーがゴルフクラブをスイングしてボールを打
球したり、あるいはバツターがバツトをスイング
してボールを打球したときの打球位置およびボー
ルの弾道を診断するような打球診断装置に関す
る。
[従来の技術] ゴルフ練習機として、たとえば特開昭63−
186672号公報に記載されたものがある。このゴル
フ練習機はゴルフアーがゴルフクラブをスイング
したとき、クラブのスイングを感知し、発光部が
閃光してインパクト付近のボールやクラブをビデ
オカメラによつて1コマ内に多数の瞬間ポーズと
してとらえ、その多重画像をテレビジヨンモニタ
に映し出すともに、センサによつてヘツドスピー
ドを計測するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のゴルフ練習機は、単にゴ
ルフクラブをスイングしたとき、クラブのスイン
グ状態を多重表示するとともに、クラブのヘツド
スピードを表示するにすぎず、スイングを診断し
た結果からそのゴルフアーのスイングパターンを
解析して最適なゴルフクラブを決定するための診
断を行なうことができない。
上述のゴルフ練習機に限ることなく、野球のバ
ツターがバツトをスイングしたとき、スイングパ
ターンを解析してそのバツターに最適なバツトを
決定できるような装置は従来なかつた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、運動者
のスイングパターンを解析して、その運動者に最
適な長さや重さなどの打球棒を決定できるような
打球診断装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明は運動者がその先端にマーク付けられ
た打球棒をスイングしてマークが付けられたボー
ルを打球したときの打球棒軌道、打球位置および
ボールの運動を診断するための打球診断装置であ
つて、運動者が打球棒をスイングしてボールを打
球したときの打球棒とボールの動きを上方から高
速多重撮影する第1の撮影手段と、同じく正面前
方から高速多重撮影する第2の撮影手段と、運動
者が打球棒をスイングしたことを検出するスイン
グ検出手段と、スイングを検出したことに応答し
て、間欠的に閃光を打球点に照射する間欠閃光照
射手段と、スイングを検出したことに応答して第
1の撮影手段によつて撮影された上方からの打球
棒およびボールの動きの高速多重撮影画像を記憶
する第1の記憶手段と、正面前方からの打球棒お
よびボールの動きの高速多重撮影画像を記憶する
第2の記憶手段と、第1または第2の記憶手段に
記憶されている打球棒およびボールの動きの高速
多重撮影画像を表示する表示手段と、表示されて
いる多重撮影された打球棒の先端のマーク位置に
基づく進入データおよびボールのマーク位置に基
づく飛翔データを入力するための入力手段と、予
め定める打点位置と打球棒進入角度とボールの弾
道とのデータを記憶する第3の記憶手段と、入力
された進入データと飛翔データとに基づいて、少
なくとも打球棒の打点位置と打球棒進入角度およ
び進入速度とボールの弾道を演算して表示手段に
表示させるとともに、第3の記憶手段に記憶され
ているデータと演算された打点位置と打球棒進入
角度とボールの弾道とを比較し、スイングパター
ンとボール球筋を分類して適正な打球棒を決定し
て表示手段に表示させる演算制御手段とを備えて
構成される。
[作用] この発明に係る打球診断装置は、運動者が打球
棒でボールをスイングしたときの打球棒の動きと
ボールの動きを上方および正面前方から多重撮影
し、多重撮影された打球棒の先端のマーク位置に
基づく進入データとボールのマーク位置に基づく
飛翔データとを入力することにより、打球棒に打
点位置と打球棒進入角度を演算するとともに、予
め定めるデータと、演算された打点位置、打球棒
進入角度およびボールの弾道とを比較し、スイン
グパターンとボール球筋を分類して、その運動者
に最適な打球棒の長さや重さなどを決定する。
[発明の実施例] 以下には、打球診断装置の一例として、ゴルフ
診断装置について説明するが、野球のバツターが
バツトをスイングしたときのスイングを診断する
ような装置にも適用できることを予め指摘してお
く。
第1図は打球診断装置の一例のインパクト診断
装置の概略ブロツク図である。この第1図に示し
たインパクト診断装置は、ゴルフアー1がクラブ
22をスイングして、ボール10をインパクトし
たときの、クラブ22とボール10の挙動をデイ
スプレイ20にリアルタイムで映し出し、この映
像をもとにして、クラブ22の進入角度、フエイ
スの向き、ヘツドスピード、打点位置、ボール1
0のボールスピード、飛び出し方向、ボールスピ
ン量、飛距離などを計算して表示する。ゴルフア
ー1のスイングを撮影するために、ゴルフア1の
上部にCCDカメラ2が設けられるとともに、ゴ
ルフアー1の正面にもCCDカメラ3が設けられ
る。CCDカメラ2,3には同期信号発生回路4
から同期信号が与えられる。CCDカメラ2,3
の撮影出力である画像信号はフレームメモリ5,
6に与えられて記憶される。フレームメモリ5,
6に記憶された画像信号はマルチバスコントロー
ル7を介してCPU15に与えられる。CPU15
はPIOコントロール17を含む。このPIOコント
ロール17はパラレル信号を制御するものであ
る。
さらに、ゴルフアー1がクラブ22をスイング
したことを検出するためにセンサ9が設けられ
る。このセンサ9に対向して光源8が設けられて
いて、光源8からの光をクラブ22が遮つたと
き、センサ9からセンサ出力がセンサトリガ発生
回路14に与えられる。センサトリガ発生回路1
4はセンサ9の出力信号に応答してセンサトリガ
信号をCPU15に与える。CPU15はセンサト
リガ信号が与えられると、PIOコントロール17
を介してストロボトリガ発生回路12に制御信号
を与える。ストロボトリガ発生回路12はストロ
ボトリガ信号を発生してストロボ11に与える。
ストロボ11はストロボトリガ信号に応答して、
ストロボ電源13から供給される電源に基づい
て、ストロボ光を発光させる。このストロボ11
は、たとえば400Hzの閃光を間欠的に発光する。
さらに、CPU15に関連してマウス18とメ
モリ19とデイスプレイ20とプリンタ21とが
接続される。マウス18はデイスプレイ20に表
示されるカーソルを移動させて、種々のデータを
入力するものである。なお、マウス18に代え
て、ライトペンやキーボードなどの入力手段を用
いてデータを入力するようにしてもよい。メモリ
19は後述の第2図に示すようなフロー図に基づ
くプログラムを記憶するとともに、マウス18か
ら入力されたデータを記憶する。デイスプレイ2
0はCCDカメラ2,3で撮影されたクラブ22
とボール10の挙動を表示するとともに、診断結
果などを表示する。プリンタ21はデイスプレイ
20に表示された各種データなどを印字する。第
2図は第1図に示したインパクト診断装置の動作
を説明するためのフロー図であり、第3図はクラ
ブがボールにインパクトしたときの画像を示し、
特に、第3図aは正面から見た図を示し、第3図
bは上面から見た図を示す。第4図はインパクト
診断装置による診断結果を示す図であり、特に、
第4図aはヘツドの打点位置、ヘツド進入角度を
示し、第4図bは同じくボールの弾道結果を示し
た例を示す。
次に、第1図ないし第4図を参照して、この発
明の一実施例の具体的な動作について説明する。
オペレータはマウス18を操作して、ゴルフア
ー1の性別、身長、体重などの個人データを入力
する。これは、性別、身長、体重などの各個人デ
ータの項目をデイスプレイ20に表示し、マウス
18を操作してカーソルをデイスプレイ20に表
示されている各項目の位置に移動させて、マウス
18に設けられているキーを押圧することによつ
て行なわれる。
次に、CPU15はフレームメモリ5,6に記
憶されているそれまでの画像データをクリアして
初期化を行なう。次に、ゴルフアー1はスイング
する。このとき、ゴルフアー1がアドレスの位置
からダウンスイングしたとき、クラブ22が光源
8からの光を遮るため、センサ9からセンサ出力
がセンサトリガ発生回路14に与えられる。応じ
て、センサトリガ発生回路14はPIOコントロー
ル17を介してCPU15にセンサトリガ信号を
与える。CPU15はそれに応答してストロボト
リガ発生回路12に制御信号を与える。ストロボ
トリガ発生回路12はストロボトリガ信号を発生
してストロボ11にストロボ光を発光させる。
一方、CCDカメラ2はセンサトリガ発生回路
14からセンサトリガ信号が発生されたことに応
答して、上方からスイングしているクラブ22の
挙動とボール10の挙動とを撮影し、CCDカメ
ラ3は同様にして正面から撮影する。CCDカメ
ラ2,3から出力された画像信号はフレームメモ
リ5,6に記憶される。次にCPU15はフレー
ムメモリ5,6に記憶された画像信号に基づいて
テレビのインタレースによる奇数フレーム、偶数
フレームの映像を合成するための画像演算処理を
行なう。
CPU15は第3図aに示すように、正面から
見たクラブ22とボール10の挙動をデイスプレ
イ20に表示させたり、あるいは第3図bに示す
ような正面から見たクラブ22とボール10の挙
動を表示させる。
次に、オペレータはマウス18を操作して、カ
ーソルを移動させ、クラブ22のヘツド進入デー
タおよびボール10の飛翔データを取込む。より
具体的に説明すると、第3図a,bに示すよう
に、クラブ22のヘツドおよびボール10は、た
とえば黒の塗装によつてマーカが付けられてい
て、デイスプレイ20に表示されているクラブ2
2のヘツドのマーカの上下に順次カーソルを移動
させ、デイスプレイ20上の座標データを入力す
る。同様にして、ボール10のマーカにカーソル
を移動させて、座標データを入力する。入力され
たヘツド進入データおよびボール飛翔データはメ
モリ19に記憶される。
また、入力されたボール飛翔データを用いて、
ボール10の弾道計算が行なわれる。この計算は
ボール10の直径、ボールのスピードから空力計
算を行なつてレイノルズ数を決定し、これからボ
ール10の抵抗係数、揚力係数を算出し、ボール
10の加速度、速度および位置を一定間隔時間ご
とに計算して弾道位置を算出していく。そして、
CPU15は第4図bに示すように、弾道計算結
果をグラフイツク表示する。第4図bに示した例
では、ゴルフアー1から見たボールの弾道と、側
面から見た弾道と、上面から見た弾道のそれぞれ
がデイスプレイ20に表示される。
次に、CPU15は第4図aに示すように、ク
ラブヘツドのフエイス面にインパクトしたボール
10の打点位置を画像で表示するとともに、ヘツ
ドスピード、ブロー角度、フエイス角度、スイン
グパス角度、打点位置、ボールスピード、スピン
量、飛び出し角度および飛距離がそれぞれ数字デ
ータとしてデイスプレイ20に表示する。
次に、CPU15は計算結果としてのデータを
メモリ19に登録する。もし、ゴルフアー1が再
びスイングを要求したときには、フレームメモリ
の初期化以下同じ動作を繰返す。ゴルフアー1が
何回かスイングしたときには、CPU15は各デ
ータの平均を求め、メモリ19に予め記憶されて
いるプロゴルフアーのデータベースに基づいて、
測定データとプロデータとの比較を行ない、スイ
ングパターンの分類を行ない、そのゴルフアー1
がスイングしたボールの軌道やブロー角度ととも
にインパクト時のフエイスの向きや打点位置をデ
イスプレイ20に表示する。さらに、CPU15
はボールの玉筋の分類を行ない、飛び出し角度が
高めであるかあるいは低めであるか、飛び出し方
向は右であるかあるいは左であるか、フツクボー
ルであるかあるいはスライスボールであるかとい
うデータをデイスプレイ20に表示する。さらに
CPU15は適正クラブの仕様を決定し、デイス
プレイ20に表示するとともに、プリンタ21に
よつて印字する。
上述のごとく、この実施例によれば、ゴルフア
ー1がクラブ22をスイングし、ボール10をイ
ンパクトしたとき、クラブ22とボール10の挙
動を正面および上面からCCDカメラ2,3で撮
影し、その撮影結果をデイスプレイ20に表示
し、クラブヘツドの進入データとボール飛翔デー
タとを入力することによつて、ボール10の弾道
を計算して表示できるばかりでなく、ヘツドの打
点位置やヘツド進入角度などのデータを演算し、
さらにスイングパターンを分類し、そのゴルフア
ーに最適なクラブの長さやシヤフトの硬さクラブ
のバランスなどの仕様を決定して表示することが
できる。
第5図は体重移動診断装置の概略ブロツク図で
ある。
第5図に示した実施例は、ゴルフアー1がクラ
ブ22をスイングしたとき、左足と右足の体重移
動を時間の経過に従つて表示するとともに、イン
パクトしたときのタイミングを表示するものであ
る。第5図を参照して、ゴルフアー1が左右の足
を個別的に載せるために、体重移動測定板31,
32が設けられ、これらの体重移動測定板31,
32の出力はアンプ33,34で増幅され、
CPU35に内蔵されているA/D変換器40に
よつてデイジタル信号に変換される。また、第1
図に示したインパクト診断装置と同様にして、ス
イングしたことを検出するためのセンサ9が設け
られ、このセンサ9に対向するように光源8が設
けられる。センサ9はゴルフアー1がクラブ22
をバツクスイングして光源8からの光を遮つたと
き、信号を出力し、センサトリガ発生回路39に
与える。センサトリガ発生回路39はセンサ9の
出力信号に基づいて、センサトリガ信号を発生し
てA/D変換器40に与える。
さらに、クラブ22によつてボール10をイン
パクトしたときの音をとらえるために、マイクロ
フオン36が設けられる。マイクロフオン36の
出力信号はアンプ37によつて増幅された後トリ
ガ発生回路38に与えられる。トリガ発生回路3
8はクラブ22によつてボール10がインパクト
されたときの音をマイクロフオン36がとらえた
とき、トリガ信号を発生し、A/D変換器40に
与える。CPU35に関連して、デイスプレイ4
1とプリンタ42とメモリ43とが設けられてい
る。メモリ43は後述の第6図に示すようなフロ
ー図に基づくプログラムを予め記憶するととも
に、ゴルフアー1の体重移動データを記憶する。
デイスプレイ41はゴルフアー1の左右の体重の
移動量を時間の経過とともに表示し、さらにイン
パクトしたタイミングを表示し、プリンタ42は
それらを印字する。
第6図は体重移動診断装置の動作を説明するた
めのフロー図であり、第7図は体重移動の診断結
果を示す図である。
次に、第5図ないし第7図を参照して、体重移
動診断装置の動作について説明する。まず、
CPU35はゴルフアー1がアドレスの位置から
クラブ22のバツクスイングし、トツプの位置か
らダウンスイングし、ボール10をインパクトし
てからフオロースルーに至る時間として、長めの
時間たとえば4secを設定する。ゴルフアー1がク
ラブ22をバツクスイングすると、クラブ22が
光源8からセンサ9に入射する光を遮るため、セ
ンサ9はセンサ出力をセンサトリガ発生回路39
に与える。応じて、センサトリガ発生回路39は
センサトリガ信号をCPU35内のA/D変換器
40に与える。
一方、体重移動測定板31,32はゴルフアー
1の左右の足の荷重に応じた電圧を出力する。こ
の電圧はアンプ33,34で増幅され、A/D変
換器40に入力される。さらに、マイクロフオン
36はクラブ22のヘツドがボール10にインパ
クトしたときの音をとらえ、その音声信号をアン
プ37に与える。アンプ37はその音声信号を増
幅してトリガ発生回路38に与える。トリガ発生
回路38はトリガ信号を発生してA/D変換器4
0に与える。
A/D変換器40はセンサトリガ信号とインパ
クトしたときのトリガ信号と体重移動測定板3
1,32によつて検出された左右の足の体重デー
タの変化をそれぞれデイジタル信号に変換する。
CPU40はセンサトリガ信号が入力されてから
設定時間に至るまでの左右の足の重の変化をサン
プリングしてデイスプレイ41に出力する。その
結果、デイスプレイ41には第7図に示すよう
に、アドレス時からトツプ、インパクトおよびフ
オロースルーに至るまでの左右の足の荷重の変化
が時系列的に表示される。
また、CPU35はマイクロフオン36がイン
パクト音をとらえたときのタイミングを表示す
る。そして、CPU35はプリンタ42によつて、
第7図に示した左右の足の荷重の変化を時系列的
に印字するとともに、インパクトした位置も印字
する。
上述のごとく、この実施例によれば、アドレス
からバツクスイングした後、ダウンスイングし、
インパクトしてからフオロースルーに至るまでの
左右の足の荷重の移動を時系列的に表示すること
ができるので、スイングの特徴および欠点を一目
瞭然に知ることができる。すなわち、クラブ22
がトツプの位置にあるときに体重が左足にかかつ
ている場合には、体が左に傾いていることがわか
り、クラブ22をフオロースルーしたときに体重
が左足にかかつていれば体が右に傾いていること
を知ることができ、インパクトしたときの右足か
ら左足への体重移動の遅れなどを簡単に知ること
ができる。
第8図はゴルフ診断装置の他の例をスイングフ
オーム診断装置を示す概略ブロツク図である。こ
の第8図に示した実施例は、ゴルフアー1のスイ
ングしているフオームを映像として映し出し、ア
ドレス時におけるゴルフアー1の頭や両肩などに
点や線の図形をスーパーインポーズ機能によりプ
ロツトしておき、トツプやインパクト時の頭や両
肩の位置を診断するものである。
第8図を参照して、ゴルフアー1の右側面と正
面にはテレビカメラ51,52が配置される。テ
レビカメラ51で撮影されたゴルフアー1の右側
面の画像はVTR53によつて録画され、ビデオ
カメラ52によつて撮影されたゴルフアーの正面
の画像はVTR54によつて録画される。VTR5
3の映像出力信号はスーパーインポーズ回路55
に与えられ、VTR54の映像出力信号はスーパ
ーインポーズ回路56に与えられる。スーパーイ
ンポーズ回路55,56はCPU57によつて頭
の位置や両肩の位置を示す図形をVTR53,5
4の出力の映像信号にスーパーインポーズするた
めに設けられている。CPU57に関連して、マ
ウス58とデイスプレイ59,60とカラープリ
ンタ61とが設けられている。マウス58はスー
パーインポーズすべき点や線や色を指定するため
に設けられる。デイスプレイ59はゴルフアー1
の側面を映像を表示し、デイスプレイ60はゴル
フア1の正面の映像を表示するとともに、ゴルフ
ア1のスイングのフオームを多分割表示する。カ
ラープリンタ61はゴルフアー1のフオームをカ
ラー印字する。
第9図はスイングフオーム診断装置の動作を説
明するためのフロー図であり、第10図はスイン
グフオーム診断装置においてゴルフアーの映像に
図形をスーパーインポーズした状態を示す図であ
り、第11図はゴルフアーのスイングフオームを
多分割表示した一例を示す図である。
次に、第8図ないし第11図を参照して、スイ
ングフオーム診断装置の動作について説明する。
ゴルフアー1がクラブ22をスイングすると、ビ
デオカメラ51はゴルフアー1の右側面を撮影
し、ビデオカメラ52は正面を撮影する。ビデオ
カメラ51,52によつて撮影された映像は
VTR53,54によつて録画される。CPU57
はスーパーインポーズさせるために、第10図a
に示すように、デイスプレイ59または60に表
示可能な複数種類の色情報62を表示する。オペ
レータはマウス58を操作し、表示したい色の位
置にカーソルを移動させ、所定の位置にカーソル
を移動させたいとき、マウス58に設けられてい
るキーを操作する。それによつて、スーパーイン
ポーズすべき図形の色が選択される。
次に、スーパーインポーズ可能な図形情報63
がデイスプレイ59に表示される。オペレータは
色の選択と同様にして、マウス58を操作して必
要な図形を選択する。たとえば、点を選択し、ゴ
ルフアー1の映像の頭の部分に描写するときに
は、点の図形を選択した後、マウス58によつて
カーソルをゴルフアーの映像の頭の部分に移動さ
せ、所定の位置でマウス58のキーを操作する。
すると、選択された色で点の図形がデイスプレイ
59の映像の頭の部分に描写される。また、ゴル
フアー1の両肩とグリツプとを線で描写したいと
きには、色情報62のいずれかを指定した後、描
画情報63によつて線を選択し、ゴルフア1の両
肩とグリツプ部とを指定すればよい。
このように、ゴルフアー1のアドレス時におけ
る頭の位置に点をスーパーインポーズし、両肩と
グリツプとを線で結ぶことによつて、ゴルフアー
1がクラブ22をバツクスイングしたときのトツ
プでの頭の移動や両肩の動き、さらにダウンスイ
ングしてインパクトしたときの頭の移動や両肩の
動きを一目瞭然に知ることができ、ゴルフアー1
のスイングフオームの崩れなどを診断することが
できる。
さらに、多分割表示するときには、第11図に
示すように、アドレス、トツプ、インパクト、フ
イニツシユにおけるゴルフアー1のスイングフオ
ームをデイスプレイ59に多分割表示し、さらに
カラープリンタ61によつて多分割表示をカラー
印字する。
第12図はゴルフスイング診断解析装置の一例
を示す概略ブロツク図である。この第12図に示
したゴルフスイング診断解析装置は、ゴルフアー
1のスイングを1回撮影するだけでスイングフオ
ームの分析および診断を行なおうとするものであ
る。
第12図を参照して、ゴルフアー1がクラブ2
2をスイングしているフオームを左前方および右
前方から撮影するために、2台のビデオカメラ7
1,72が設けられる。ビデオカメラ71,72
によつて撮影された画像はVTR73,74に記
録される。さらに、この画像はスーパーインポー
ズ回路81,82を介してデイスプレイ77に映
し出される。また、CPU75に関連してはメモ
リ76とデイスプレイ77とカラープリンタ78
とマウス79とが設けられる。メモリ76は後述
の第13図に示すフロー図に基づくプログラムを
予め記憶している。デイスプレイ77はゴルフア
ー1のスイングを録画した画像を映し出したり、
ゴルフアー1のスイングフオームの二次元ステイ
ツク画像や三次元ワイヤフレームモデル画像を表
示するために設けられ、カラープリンタ78はそ
れらの画像をカラー印字する。マウス79はゴル
フアー1の身体やクラブ22やボール10の計測
点の座標を指定するために設けられている。
第13図はゴルフスイング診断解析装置の動作
を説明するためのフロー図であり、第14図は二
次元ステイツク画像の一例を示す図であり、第1
5図は三次元ワイヤフレームモデル画像の一例を
示す図である。
次に、第12図ないし第15図を参照して、ゴ
ルフスイング診断解析装置の動作について説明す
る。ゴルフアー1がスイングすると、ビデオカメ
ラ71,72はそれぞれ左右の前方からゴルフア
ー1のスイングフオームを撮影する。ビデオカメ
ラ71,72から出力された画像信号はVTR7
3,74に与えられ、画像信号が記録される。
VTR73,74に記憶された画像信号はスーパ
ーインポーズ回路81,82を通り、デイスプレ
イ77に表示される。
このとき、オペレータはマウス79を操作し
て、左前方から見たアドレスやトツプなどにおけ
るゴルフアー1の関節や部位の末端を指定して計
測点を入力する。同様にして、オペレータはゴル
フクラブ22やボール10の計測点を入力する。
次に、CPU75はVTR74に記録された画像信
号に基づく画像をデイスプレイ77に表示させ
る。オペレータは表示されたその画像を見て、同
様にしてゴルフアー1の身体計測点、ゴルフクラ
ブ22およびボール10のそれぞれの計測点を入
力する。
さらに、CPU75は校正係数に基づいて、映
像全体の座標の校正を行なう。この校正係数はビ
デオカメラ71または72によつて予め寸法の決
まつている背景画像を予め撮影しておき、その画
像の座標を基準座標とし、その基準座標に基づい
て画面全体の座標を校正するために用いられる。
CPU75は指定された身体計測点の三次元座
標を計算するとともに、ゴルフクラブ22および
ゴルフボール10の三次元座標を計算する。そし
て、CPU75は第14図a,bに示すような二
次元ステイツク画像を作成するとともに、第15
図に示すような三次元ワイヤフレームモデル画像
を作成する。
さらに、CPU75はゴルフスイングコンサル
ト用評価パラメータを計算する。この評価パラメ
ータは体幹前傾角などの身体の部位の主要角度や
クラブヘツドスピードや腰の平均移動スピードな
どである。CPU75は計算した評価パラメータ
とメモリ76に予め記憶されているプロスイング
データベースに基づいて、プロスイング評価パラ
メータと比較し、スイングエラーを検出する。そ
して、検出したスイングエラーに対応したスイン
グアドバイスを決定し、スイング診断結果を出力
する。このスイング診断結果は、第14図に示す
ような二次元ステイツク画像と第15図に示すよ
うな三次元ワイヤフレームモデル画像と、たとえ
ば「腰が右側へスライドしています」のようなス
イングエラーと、このエラーを解消するためのア
ドバイスなどがカラープリンタ78によつて印字
される。
上述のごとく、この実施例によれば、ゴルフア
ー1のスイングフオームを左右前方で撮影し、撮
影したゴルフアー1とクラブ22とボール10の
それぞれの画像の計測点を入力するだけで、評価
パラメータを作成し、その評価パラメータとプロ
の評価パラメータとを比較してスイングエラーを
検出し、そのエラーに対する適切なアドバイスを
ゴルフアー1に与えることができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、運動者が打
球棒をスイングしたとき、上方および正面前方か
ら多重撮影してそのスイングの状態を表示し、表
示された打球棒の進入データとボールの飛翔デー
タとを入力することによつて、運動者のスイング
パターンを解析してその運動者に最適な打球棒を
決定することができる。すなわち、ゴルフであれ
ばゴルフアーのクラブのスイングフオームを診断
することによつてそのゴルフアーに最適なクラブ
の長さやシヤフトの硬さおよびシヤフトの長さな
どを決定でき、野球であれば、バツターのバツテ
イングのスイングフオームを診断することによつ
て、そのバツターに最適なバツトの重さや長さな
どを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は打球診断装置の一例のインパクト診断
装置を示す概略ブロツク図である。第2図はイン
パクト診断装置の動作を説明するためのフロー図
である。第3図はゴルフクラブがゴルフボールを
インパクトしたときの画像を示し、特に、第3図
aは正面から見た図を示し、第3図bは上方から
見た図を示す。第4図はインパクト診断装置によ
る診断結果を示す図であり、特に、第4図aは診
断されたヘツドの打点位置およびヘツド進入角度
を示す図であり、第4図bは同じくボールの弾道
計算結果を表示した例を示す図である。第5図は
打球診断装置の他の例の体重移動診断装置の概略
ブロツク図である。第6図は体重移動診断装置の
動作を説明するためのフロー図である。第7図は
体重移動診断装置による診断結果を示す図であ
る。第8図は打球診断装置の他の例のスイングフ
オーム診断装置の概略ブロツク図である。第9図
はスイングフオーム判断装置の動作を説明するた
めのフロー図である。第10図はスイングフオー
ム診断装置においてゴルフアーの画像に図形をス
ーパーインポーズした状態を示す図である。第1
1図はゴルフアーのスイングフオームを多分割表
示した一例を示す図である。第12図はゴルフス
イング診断解析装置の一例を示すブロツク図であ
る。第13は同じく動作を説明するためのフロー
図である。第14図は2次元ステイツク画像の一
例を示す図である。第15図は三次元ワイヤフレ
ームモデル画像の一例を示す図である。 図において、1はゴルフアー、2,3はCCD
カメラ、4は同期信号発生回路、5,6はフレー
ムメモリ、7はマルチバスコントロール、8は光
源、9はセンサ、10はボール、11はストロ
ボ、12はストロボトリガ発生回路、13はスト
ロボ電源、14はセンサトリガ発生回路、15は
CPU、16はマルチバスインタフエース、17
はPIOコントロール、18はマウス、19はメモ
リ、20はデイスプレイ、21はプリンタ、22
はゴルフクラブを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 運動者がその先端にマーク付けられた打球棒
    をスイングして、マークが付けられたボールを打
    球したときの打球棒軌道、打球位置およびボール
    の運動を診断するための打球診断装置であつて、 前記運動者が前記打球棒をスイングしてボール
    を打球したときの前記打球棒と前記ボールの動き
    を上方から高速多重撮影する第1の撮影手段、 前記運動者が前記打球棒をスイングしてボール
    を打球したときの前記打球棒と前記ボールの動き
    を正面前方から高速多重撮影する第2の撮影手
    段、 前記運動者が打球棒をスイングしたことを検出
    するスイング検出手段、 前記スイング検出手段が前記スイングを検出し
    たことに応答して、間欠的に閃光を打球点に照射
    する間欠閃光照射手段、 前記スイング検出手段が前記スイングを検出し
    たことに応答して、前記第1の撮影手段によつて
    撮影された上方からの打球棒およびボールの動き
    の高速多重撮影画像を記憶する第1の記憶手段、 前記スイング検出手段が前記スイングを検出し
    たことに応答して、前記第2の撮影手段によつて
    撮影された正面前方からの打球棒およびボールの
    動きの高速多重撮影画像を記憶する第2の記憶手
    段、 前記第1または第2の記憶手段に記憶されてい
    る打球棒およびボールの動きの高速多重撮影画像
    を表示する表示手段、 前記表示手段に表示されている多重撮影された
    打球棒の先端のマーク位置に基づく進入データお
    よびボールのマーク位置に基づく飛翔データを入
    力するための入力手段、 予め定める打点位置と打球棒進入角度とボール
    の弾道とのデータを記憶する第3の記憶手段、お
    よび 前記入力手段から入力された進入データと飛翔
    データとに基づいて、少なくとも打球棒の打点位
    置と打球棒進入角度および進入速度とボールの弾
    道を演算して前記表示手段に表示させるととも
    に、前記第3のの記憶手段に記憶されているそれ
    ぞれのデータと前記演算された打点位置と打球棒
    進入角度とボールの弾道とを比較し、スイングパ
    ターンとボール球筋を分類して適正な打球棒を決
    定して前記表示手段に表示させる演算制御手段を
    備えた、打球診断装置。
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