JP5352805B2 - バット選択システム及びそのセンサーバット - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施例であるバット選択システムを示すブロック図である。図1に示すように、本発明のバット選択システム1は、センサーバット100とデータ解析装置500とを有する。センサーバット100は運動学情報検出部10と、バットバランス調整部20と、運動学情報検出部10で検出されたデータを送信する送信部19と、が有る。
〈ティーバッティング(スイング情報の取得)〉
(1)バットバランス調整部20で錘位置をトップ、ミドル、カウンターのいずれかの位置に設定する(例えばトップに)。(2)センサーバットの初期位置・初期姿勢決め手段であるクレードル30にセンサーバット100をセットする。(3)データ解析装置500で信号の取得開始。打者はピッピッピーという音の合図とともに、ティーバッティングを行う。(4)データ解析装置500で取得した信号を記憶部に記憶する。(5)同じ錘位置で、あらかじめ決めておいた回数、上記2〜4を繰り返す。例えば、3回とする。(6)(1)に戻って、錘位置を別の場所に変更する(例えばトップからミドルへ変更)。(7)再度(2)〜(4)の繰り返しを行う。(8)錘位置を最後の1箇所に変更し、再度2〜4の繰り返し(例えば、トップ→ミドルときたので、最後はカウンター)。
(1)データ解析装置500のタイプ入力部504に、図10に示すように日付、ID、目指す打者タイプ、スイング回数、打席(右か左)、ティー高さを入力する。(2)(スタートボタンを押すと、スイングスピード、バット角速度、バット軌跡、打撃点換算運動量、バットへの注入エネルギー、スイング時間のパラメータを各スイングで計算する。計算結果は、各バットバランス(錘位置別)毎に平均化される。(3)図7に示したように、バット軌跡が算出される。(4)図9に示すバット選択部の選択フローチャートにより、適合するバットスペックを抽出する。(5)抽出されたバットスペックと製品(市販の)バットのデータベースを照合し、打者に適合したバット(あるいはバット群)を選定する。(6)選択されたバットと選択に使用したパラメータと図12に示すように、表示手段である結果表示部540に表示する。また、表示内容を印刷することもできる。
Ac=AS−Δa
上記センサの出力加速度ASおよび補正した加速度ACは、センサ座標系(局所座標系あるいはローカル座標系)における加速度である。数1を絶対座標系(あるいはワールド座標系)における関係式に座標変換すると、数2として表される。
RAc=RAS−RΔa−g
ここで、Rはセンサ(バット)の姿勢を表す姿勢行列であり、センサのX、Y、Z各軸方向を示す単位ベクトルeiを用いて数3として表される。また、gは重力加速度ベクトルであり、数4として表される。加速度センサは重力加速度を検出するため、絶対座標系における加速度と一致させるためには、重力加速度を差し引く必要がある。
R=[ex ey ez]
g=[0 0 −9.807]T
絶対座標系における、センサの速度(グリップエンド部の速度)vgripは、数2の時間積分により、数5として表される。ここで、voはセンサの初期速度(グリップエンド部の初期速度)であり、通常はバットをクレードルにセットした静止状態から計測を開始するため、Oである。
vgrip=vo+∫RA dt−∫R dtΔa−∫g dt
xgrip=xo+∫vo dt+∬Ra dtdt−∬R dtdtΔa−∬g dtdt
ボールインパクトにおけるボール位置xballとセンサ位置(グリップエンド位置) xgripとの関係は数7として表される。
xball=xgrip+elong_axis l
ここで、elong_axisはバット長軸方向を表す単位ベクトルを、lはグリップエンド−バット打撃点間距離をそれぞれ示す。なお、ボール位置xballは、あらかじめ計測しておく。
数6および数7から、仮定した一定のノイズΔaが求まる。そして、求めたΔaを数1に代入することによって、補正した加速度ACが求まる。
バットバランス調整部は、以下のような形態でも実施することができる。図14に示すように、バットの中で太くなっているいわゆるバレル部をネジにより取り替える形態である。バレル部を取り替えることにより、各種のバランスのセンサーバットにより、試打することができる。
初期位置決め手段は、実施例1では、図6のクレードルにより説明したが、図13に示すようなテーブル32上にセンサーバット100をセットしてもよい。
送信部、受信部は、実施例1では、無線による例で説明したが、図16に示すように有線通信でも可能であるし、メモリーカードにより記憶して、試打した後にデータ解析装置500であるパソコンに取り込んで解析することもできる。
図17は、バット選択システムのデータ解析装置500で使用することができるコンピュータ1000のハードウェア構成の一例を示す。コンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1010、バスライン1005、通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、パラレルポート1080、USBポート1090、グラフィック・コントローラ1020、I/Oコントローラ1070、並びにキーボード及びマウス・アダプタ等1092を備える。I/Oコントローラ1070には、ハード・ディスク1074、光ディスクドライブ1076、半導体メモリ1078、等の記憶手段を接続することができる。これらの記憶手段を記憶装置として使用することができる。グラフィック・コントローラ1020には、表示装置1022が接続されている。
19 データ送信部
20 バランス調整部
30 初期位置決め用クレードル
32 初期位置決め用テーブル
100 センサーバット
500 データ解析装置
504 タイプ入力部
510 受信部
520 運動学情報算出部
530 バット選択部
540 表示手段(結果表示部)
1000 コンピュータ
Claims (5)
- 各打者に適合するバットを選択するセンサーバットとデータ解析装置とを有するバット選択システムであって、
前記センサーバットは運動学情報検出部と、バットバランス調整部と、該運動学情報検出部で検出されたデータを送信する送信部と、を備え、
前記データ解析装置は、
前記打者の目指すタイプを入力するタイプ入力部と、
前記センサーバットから送信されたデータを受信するデータ受信部と、
受信したデータから、バットスイングの運動学情報を算出する運動学情報算出部と、
前記タイプ入力部により入力された打者の目指すタイプと、運動学情報を解析して算出した打者のスイングの評価パラメータと、に基づき前記打者に最適なバットを選択するバット選択部と、
前記バット選択部により選択されたバットと、評価パラメータに関連する情報を表示する表示手段と、
を備えたバット選択システム。 - 前記センサーバットの初期位置・初期姿勢決め手段をさらに備え、
前記センサーバットを該初期位置・初期姿勢決め手段にセットしてスイング軌道の初期値を設定することを特徴とする請求項1に記載のバット選択システム。 - 前記評価パラメータは、打者のバットスイングにおけるスイングスピード、バット角速度、バット軌跡、打撃点換算運動量、バット注入エネルギ―、スイング時間のいずれか一つ以上であり、
選択に使用した二つ以上の評価パラメータと、選択されたバットとを前記表示手段により表示する請求項1又は2に記載のバット選択システム。 - 前記運動学情報算出部には、運動学情報の算出精度向上のために、加速度信号の補正を行う加速度補正手段が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバット選択システム。
- 各打者に適合するバットの選択に用いられるセンサーバットであって、
前記センサーバットは運動学情報検出部と、バットバランス調整部と、該運動学情報検出部で検出されたデータを送信する送信部と、
を備えたセンサーバット。
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