JP2007244716A - ゴルフクラブ選択支援装置及び選択方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフボールの打撃毎にばらつく要素の少ないデータに基づいてゴルファーのスイング特性を把握して最適なゴルフクラブ選択を行えるゴルフクラブ選択支援装置及び選択方法を提供すること。
【解決手段】ゴルフボールBを打撃する直前のゴルフクラブのヘッドスピードとヘッド回転速度を測定するためのヘッド変位を検出する変位検出装置12と、当該変位検出装置12の検出データに基づいてヘッドスピードの値、及び、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値を求めるとともに、これら値に対応して、特性が異なる複数のゴルフクラブから最適なゴルフクラブを選択する演算処理装置13とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ゴルフボールBを打撃する直前のゴルフクラブのヘッドスピードとヘッド回転速度を測定するためのヘッド変位を検出する変位検出装置12と、当該変位検出装置12の検出データに基づいてヘッドスピードの値、及び、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値を求めるとともに、これら値に対応して、特性が異なる複数のゴルフクラブから最適なゴルフクラブを選択する演算処理装置13とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明はゴルフクラブ選択支援装置及び選択方法に係り、更に詳しくは、ゴルファーのスイングデータのうち、ショット毎に変化し易いデータを用いることなく、ばらつきの少ないデータに基づいて最適なゴルフクラブを選択することのできるゴルフクラブ選択支援装置及び選択方法に関する。
従来より、ゴルフクラブを選択する際の一つの基準として、ゴルフクラブのヘッドスピードを用いることが知られている。このヘッドスピードは、ゴルフボールを実際に打撃する際の直前二地点間をゴルフクラブヘッドが通過する時間差を検出することで算出でき、ゴルフ用具売り場の試打コーナーや、ゴルフ練習場等に多く導入されて、購入しようとするゴルフクラブ選択の目安とされている。
しかしながら、ゴルファーのスイング動作若しくは挙動は種々様々であり、前述したヘッドスピードのみをゴルフクラブ選択の基準としたのでは、必ずしも最適なゴルフクラブを選択できるものではない。
そこで、最近では、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、ヘッドスピードを含む他のデータをも基礎に用いてゴルフクラブを選択しようとするシステムが提案されるに至っている。
特開2001−269425号公報
特開2004−135706号公報
そこで、最近では、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、ヘッドスピードを含む他のデータをも基礎に用いてゴルフクラブを選択しようとするシステムが提案されるに至っている。
特許文献1に記載されたゴルフクラブ選択システムは、ヘッドスピードと、バックスピン量や打ち出し角等のボールデータに基づいて最適なゴルフクラブを選択するものである。しかしながら、バックスピン量や打ち出し角は、ゴルフクラブヘッドにおけるフェース上の打点のばらつきの影響を受けるので、ゴルフボールの打撃毎に異なる要素を多分に含んでおり、ゴルファーのスイング特性を適格に把握することはできない。従って、前述したボールデータを利用したゴルフクラブの選択では、選択の適否を生じ易い、という不都合がある。
この一方、特許文献2に記載されたシステムは、飛距離チャートを基準としてバックスピン量と打ち出し角のデータから最適なゴルフクラブを選択しようとするものであるが、同システムにおいても、特許文献1のシステムと同様の不都合がある。
このような場合、ゴルフボールを試打したデータに基づいて、ティーチングプロ等の専門家による診断を受けてゴルフクラブの選択を行うこともできるが、そのような特殊な能力を有する人は多くなく、一方で人件費を費やすことになる、という不都合を招来する。
このような場合、ゴルフボールを試打したデータに基づいて、ティーチングプロ等の専門家による診断を受けてゴルフクラブの選択を行うこともできるが、そのような特殊な能力を有する人は多くなく、一方で人件費を費やすことになる、という不都合を招来する。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、ゴルフボールを打撃したときの打点のばらつきに依存することがなく、打撃毎にばらつく要素の少ないデータに基づいてゴルファーのスイング特性を把握でき、専門家の診断を特別に必要とすることなく最適なゴルフクラブ選択を廉価にて実現することのできるゴルフクラブ選択支援装置及び選択方法を提供することにある。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、ゴルフボールを打撃したときの打点のばらつきに依存することがなく、打撃毎にばらつく要素の少ないデータに基づいてゴルファーのスイング特性を把握でき、専門家の診断を特別に必要とすることなく最適なゴルフクラブ選択を廉価にて実現することのできるゴルフクラブ選択支援装置及び選択方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドスピード及びゴルフクラブヘッド回転速度を測定するためのヘッド変位を検出する変位検出装置と、当該変位検出装置の検出データに基づいてヘッドスピードの値、及び、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値を求めるとともに、これら値に対応して、特性が異なる複数のゴルフクラブから最適なゴルフクラブを選択する演算処理装置とを備える、という構成を採っている。
本発明において、前記変位検出装置は、ゴルフクラブヘッドのトウ側及びヒール側に設けられた所定のマークを撮像する第1及び第2のカメラにより構成され、前記演算処理装置は、前記第1及び第2のカメラが撮像したデータに基づいて所定の画像処理を施すことで前記ヘッドスピード及びヘッド回転速度を求める、という構成を採ることができる。
また、前記カメラの撮像タイミングを決定するための初期ヘッドスピード検出装置を更に含む構成を採用することが好ましい。
また、本発明は、ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドスピードと、ゴルフクラブヘッド回転速度を測定するためのヘッド変位を検出した後、
前記ヘッドスピードと、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの各値を求め、
これら値に基づいて、特性が異なる複数のゴルフクラブから、最適なゴルフクラブを選択する、という方法を採っている。
前記ヘッドスピードと、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの各値を求め、
これら値に基づいて、特性が異なる複数のゴルフクラブから、最適なゴルフクラブを選択する、という方法を採っている。
前記方法において、前記ヘッドスピードの値が45m/s以上か未満を選別し、ヘッドスピードが45m/s未満のときに、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上か未満かにより最適なゴルフクラブを選択することができる。
また、前記選択されるゴルフクラブは、
ヘッドの重心深度が35mm〜41mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが7000g・cm2以上であるもの、
ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるもの
ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるもの
の何れかのゴルフクラブヘッドで構成されるゴルフクラブである、という方法を採用するとよい。
ヘッドの重心深度が35mm〜41mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが7000g・cm2以上であるもの、
ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるもの
ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるもの
の何れかのゴルフクラブヘッドで構成されるゴルフクラブである、という方法を採用するとよい。
更に、前記方法において、平均ヘッドスピードの値が45m/s以上の場合は、ゴルフクラブを構成するヘッドの重心深度が35mm〜41mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが7000g・cm2以上であるものを選択し、
平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上の場合は、前記ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるものを選択し、
平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13未満の場合は、前記ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるものを選択することができる。
平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上の場合は、前記ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるものを選択し、
平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13未満の場合は、前記ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるものを選択することができる。
本発明において、「重心深度」とは、図3に示されるように、ヘッドのフェース面Fに直交する直線上であって、当該フェース面Fから重心Gまでの距離を言い、「重心距離」とは、ゴルフクラブシャフトの軸線SAと前記重心Gを垂直に結んだときの前記軸線SAから重心Gまでの距離を言う。また、「ヘッド回転速度」とは、ゴルフクラブヘッドがゴルフボールを打撃(インパクト)する直前における、ゴルフクラブシャフトを回転中心としてヘッドのトウ側が回転する速度について用いられる。
本発明によれば、ゴルフクラブを選択する基準に用いられる基礎データがヘッドスピードと、ヘッド回転速度であるため、打点位置に関係なくショット毎に異なる要素がないものとなる。これを更に詳述すると、例えば、ヘッドスピードが43m/sのゴルファーが通常通りのスイングを行った場合には、概ね同様のヘッドスピード値が計測されるものである。また、ヘッド回転速度に関しても、極端なリストの返し等を意識的に行わない限り、つまり、通常通りのスイングを行えば、安定したヘッド回転速度の値が得られるものとなる。
このように、本発明は、スイング毎に異なることがないと考えられるデータを基礎とするものであるため、例えば、これらの値に対応して飛距離特性を最大に発揮することのできるゴルフクラブとの対応関係を予め決定しておくことにより、各ゴルファーがそれぞれに最適なゴルフクラブ選択することができる。
このように、本発明は、スイング毎に異なることがないと考えられるデータを基礎とするものであるため、例えば、これらの値に対応して飛距離特性を最大に発揮することのできるゴルフクラブとの対応関係を予め決定しておくことにより、各ゴルファーがそれぞれに最適なゴルフクラブ選択することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係るゴルフクラブ選択支援装置の概略構成図が示されている。この図において、ゴルフクラブ選択支援装置10は、ゴルフクラブCのスイングエリアAの近傍に配置された初期ヘッドスピード検出装置11と、ゴルフボールBを打撃する直前のゴルフクラブヘッドHのヘッドスピード(m/s)及びゴルフクラブヘッド回転速度(rpm)を測定するためのヘッド変位を検出する変位検出装置12と、この変位検出装置12の検出データを入力としてヘッドスピードの値、及び、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値を求めて最適なゴルフクラブを選択する演算処理装置13を含んで構成されている。
前記初期ヘッドスピード検出装置11は、ヘッドHがゴルフボールBを打撃する直前位置よりも更に前の位置において、ヘッドHが通過する軌跡に略直交する平面内の対称位置に配置された発光素子1a、2a及び受光素子1b、2bと、受光素子1b、2bに電気的に接続された撮像制御部15と備えて構成されている。撮像制御部15は、スイングエリアA内におけるスイング軌跡上の位置P1〜P2をヘッドHが通過する時間と、位置P1〜P2間の距離に基づいて初期ヘッドスピードを測定する機能を備えており、当該初期ヘッドスピードに基づいて、変位検出装置12を所定制御するように構成されている。ここで、初期ヘッドスピードを検出する理由は、ゴルファー毎に異なるヘッドスピードであっても、ヘッドHを打撃位置の直前二箇所(P3,P4)で撮像できるようにして測定精度を一定に維持する必要があるためである。
前記変位検出装置12は、前記撮像制御部15の信号に基づいてヘッドHを撮像する第1及び第2のカメラ17,18と、これら第1及び第2のカメラ17,18の撮像時に動機して、或いは、連続して発光するストロボ19とを備えて構成されている。図2に示されるように、カメラ17,18は前記ヘッドHが打撃直前の位置P3、P4の各二箇所位置でヘッドHを撮像するようになっている。すなわち、前記撮像制御部15が把握した初期ヘッドスピードにより位置P3,P4にヘッドHが到達する時間が特定され、当該特定されたタイミングで各カメラ17,18のシャッターを作動させるように撮像制御部15が信号を出力することにより、ゴルファー毎にヘッドスピードが異なる場合であっても、常に一定の位置P3,P4での撮像が実現されてヘッドスピードの測定精度が維持されるようになっている。
本実施形態におけるゴルフクラブCは、図2及び図3に示されるように、カメラ17,18によってヘッドHを撮像してヘッドスピードとヘッド回転速度を測定するため、ヒール側及びトウ側のクラウン部と、トウ側の側面にヘッドHの地色と異なる色を有するヘッドマークM1,M2,M3が設けられている。そして、前記位置P3及びP4における各マークM1〜M3の位置を撮像データを演算処理装置13に認識させて三次元の画像処理を行うことで、ヘッド回転速度(rpm)の値が求められるとともに、位置P3,P4をヘッドHが通過する時間とP3,P4間の距離L2により、ヘッドスピード(m/s)を演算して求めるようになっている。なお、ヘッド回転速度は、位置P3,P4におけるマークM1及びM2の位置変化と前記距離L2により算出することができる。また、マークM2及びM3により打撃直前のロフト角を算出することができるが、本実施形態では、ロフト角はクラブ選択の基準データとして用いることはない。
前記演算処理装置13は、演算部及び比較部等を内蔵しているとともに、前記ヘッドスピード及びヘッド回転速度に応じて最適なゴルフクラブの選択を行うための、予め入力されたクラブ選択データを含む各種のプログラムを備えて構成されている。このプログラムは、具体的には、ヘッドスピードの値が45m/s以上か未満を選別し、ヘッドスピードが45m/s未満のときに、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上か未満かを判定し、平均ヘッドスピードの値が45m/s以上の場合は、ヘッドの重心深度が35mm〜41mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが7000g・cm2以上であるものを選択し、平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上の場合は、ゴルフヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるものを選択し、平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13未満の場合は、ゴルフヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるものを選択し、これをディスプレイ21に表示するとともに、必要に応じてプリンタ22に印字できるようになっている。
演算処理装置13におけるゴルフクラブの選択基準は、以下の実験結果により実証される。
すなわち、前述したゴルフクラブ選択支援装置10を用い、重心深度35mm、重心距離37mmのウッドタイプのゴルフクラブを用いて平均的なゴルファー(ハンディ14程度)による試打を行った。その結果は、ヘッドスピード46.4m/s、ヘッド回転速度591rpm、ヘッド回転速度/ヘッドスピード12.7であった。
すなわち、前述したゴルフクラブ選択支援装置10を用い、重心深度35mm、重心距離37mmのウッドタイプのゴルフクラブを用いて平均的なゴルファー(ハンディ14程度)による試打を行った。その結果は、ヘッドスピード46.4m/s、ヘッド回転速度591rpm、ヘッド回転速度/ヘッドスピード12.7であった。
前記試打用のゴルフクラブと同じゴルフクラブを用いてA〜Jのゴルファーによる試打を行った。
各20球の試打を行ってその平均を出したところ、以下の表1に示す結果を得ることができた。
各20球の試打を行ってその平均を出したところ、以下の表1に示す結果を得ることができた。
上記表1のヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が相対的に大きいゴルファーとは、体全体の回転よりも打撃直前でリストを返すスイングパターンである。一方、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値の小さいゴルファーは、体全体での回転で打撃するスイングパターンである。安定性が増すのでプロゴルファーの多くが後者のパターンである。その値は、13で分かれることが知見された。
前記表1のデータによれば、A〜Jの10人は以下のグループA〜Cに分類することができる。
グループA:ヘッドスピード45m/s以上のゴルファー(E、F、J)
グループB:ヘッドスピード45m/s未満でヘッド回転速度/ヘッドスピードが13以上のゴルファー(B、C、D、G、H)
グループC:ヘッドスピード45m/s未満でヘッド回転速度/ヘッドスピードが13未満のゴルファー(A、I)
グループA:ヘッドスピード45m/s以上のゴルファー(E、F、J)
グループB:ヘッドスピード45m/s未満でヘッド回転速度/ヘッドスピードが13以上のゴルファー(B、C、D、G、H)
グループC:ヘッドスピード45m/s未満でヘッド回転速度/ヘッドスピードが13未満のゴルファー(A、I)
次に、上記10人のゴルファーに以下の表2に示す3本のゴルフクラブa、b、cによる飛距離テストを行った。
ここで、クラブaは、ヘッドの重心深度が深く、シャフトも相対的に固めである。クラブbは重心距離が短いヘッドで、ヘッドが回転し易くなっている。また、クラブcは、重心深度が浅く操作性のよいヘッドになっている。
各々5球ずつ試打を行い、その平均値を以下表3に示す。
各々5球ずつ試打を行い、その平均値を以下表3に示す。
ここで、クラブaはグループAのゴルファーに適したクラブで、クラブb、クラブcも同様に、グループB、グループCに適したクラブとなる。
上記表3の結果によれば、それぞれ適したクラブでの試打が最も飛距離が出ていることが分かる。従って、ヘッドスピードと、ヘッド回転速度とをゴルフクラブの選択基準に用いることが最適なクラブ選択に際して有効であることが理解される。
上記表3の結果によれば、それぞれ適したクラブでの試打が最も飛距離が出ていることが分かる。従って、ヘッドスピードと、ヘッド回転速度とをゴルフクラブの選択基準に用いることが最適なクラブ選択に際して有効であることが理解される。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
例えば、ゴルフボールに色違いのマークを付し、前記カメラを利用して打撃後のマーク位置変化を検出し、当該ボールのバックスピン量、左右スピン量、或いは打ち出し角等を検出するようにし、試打するゴルファーの参考とすることもできる。
10…ゴルフクラブ選択支援装置、12…変位検出装置、13…演算処理装置、17…第1のカメラ、18…第2のカメラ、B…ゴルフボール、C…ゴルフクラブ、H…ヘッド、M1,M2,M3…マーク
Claims (7)
- ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドスピード及びゴルフクラブヘッド回転速度を測定するためのヘッド変位を検出する変位検出装置と、当該変位検出装置の検出データに基づいてヘッドスピードの値、及び、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値を求めるとともに、これら値に対応して、特性が異なる複数のゴルフクラブから最適なゴルフクラブを選択する演算処理装置とを備えたことを特徴とするゴルフクラブ選択支援装置。
- 前記変位検出装置は、ゴルフクラブヘッドのトウ側及びヒール側に設けられた所定のマークを撮像する第1及び第2のカメラにより構成され、前記演算処理装置は、前記第1及び第2のカメラが撮像したデータに基づいて所定の画像処理を施すことで前記ヘッドスピード及びヘッド回転速度を求めることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ選択支援装置。
- 前記カメラの撮像タイミングを決定するための初期ヘッドスピード検出装置を更に含むことを特徴とする請求項2記載のゴルフクラブ選択支援装置。
- ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドスピードと、ゴルフクラブヘッド回転速度を測定するためのヘッド変位を検出した後、
前記ヘッドスピードと、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの各値を求め、
これら値に基づいて、特性が異なる複数のゴルフクラブから、最適なゴルフクラブを選択することを特徴とするゴルフクラブ選択方法。 - 前記ヘッドスピードの値が45m/s以上か未満を選別し、ヘッドスピードが45m/s未満のときに、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上か未満かにより最適なゴルフクラブを選択することを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブ選択方法。
- 前記選択されるゴルフクラブは、
ヘッドの重心深度が35mm〜41mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが7000g・cm2以上であるもの、
ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるもの
ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるもの
の何れかのゴルフクラブヘッドで構成されるゴルフクラブであることを特徴とする請求項4又は5記載のゴルフクラブ選択方法。 - 平均ヘッドスピードの値が45m/s以上の場合は、ゴルフクラブを構成するヘッドの重心深度が35mm〜41mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが7000g・cm2以上であるものを選択し、
平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13以上の場合は、前記ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が30mm〜37mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2未満であるものを選択し、
平均ヘッドスピードの値が45m/s未満であり、且つ、ヘッド回転速度/ヘッドスピードの値が13未満の場合は、前記ヘッドの重心深度が29mm〜35mm、重心距離が37mm〜43mm、シャフト回り慣性モーメントが6300g・cm2〜7000g・cm2であるものを選択することを特徴とする請求項4,5又は6記載のゴルフクラブ選択方法。
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