JP2022175766A - ゴルフクラブのフィッティング装置 - Google Patents

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弘祐 岡崎
Hirosuke Okazaki
勝彦 植田
Katsuhiko Ueda
佑斗 中村
Yuto Nakamura
健太 南家
Kenta Minamiya
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Abstract

【課題】ゴルファーに適したシャフト長さのゴルフクラブを選択することを可能にするフィッティング装置を提供する。【解決手段】フィッティング装置は、取得部と、算出部と、決定部とを備える。取得部は、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測機器により計測した計測データを取得する。算出部は、前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出する。決定部は、前記1または複数の第1スイング指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定する。【選択図】図4

Description

本発明は、ゴルファーに適したゴルフクラブを選択するためのフィッティング装置、方法、プログラム、及びフィッティングシステムに関する。
従来より、ゴルファーにテストクラブを試打させてその動作を計測機器により計測し、このときの計測データに基づいて、当該ゴルファーに適したゴルフクラブを選択する様々なフィッティング方法が提案されている。特許文献1には、計測データに基づいて、ゴルファーに適したゴルフクラブの重量や、慣性モーメント、シャフトの剛性等の指標を算出し、これらの指標に合致するゴルフクラブをゴルファーに推奨するフィッティング方法が開示されている。以上のようなフィッティング方法によれば、個々人に適した仕様のゴルフクラブを提供することが可能になり、飛距離の増大や左右ズレの減少等、ショットの改善が見込まれる。
特開2017-170105号公報
しかしながら、ゴルフクラブのスペックは、上述したものばかりではない。例えばシャフトの長さは、ゴルフクラブの振り易さに影響を与える重要なスペックであるが、これまでゴルファーに適したシャフトの長さを特定する方法は提案されていなかった。このため、ゴルフクラブにシャフトの長さのオプションが存在し、これに組み合わせられる他のスペック(例えば、ロフト角)のオプションが存在する場合には、理論上、ゴルファーは全てのオプションを乗じた数のゴルフクラブを試打してゴルフクラブを選択しなければならない。しかしながら、数多くのゴルフクラブを試打することはゴルファーの体力面から限界がある。その上、シャフトの長さを変えると振り心地に大きな変化を生じるため、ゴルファーが多くのゴルフクラブを適切に試打できるとも限らない。このため、真にゴルファーに適したゴルフクラブを選択することは必ずしも出来ていなかった。
本発明は、ゴルファーに適したシャフト長さのゴルフクラブを選択することを可能にするフィッティング装置、方法、プログラム及びフィッティングシステムを提供することを目的とする。
第1観点に係るフィッティング装置は、取得部と、算出部と、決定部とを備える。取得部は、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測機器により計測した計測データを取得する。算出部は、前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出する。決定部は、前記1または複数の第1スイング指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定する。
第2観点に係るフィッティング装置は、第1観点に係るフィッティング装置であって、前記1または複数の第1スイング指標には、前記スイング動作時に前記ゴルファーがコックを溜める強さを示す指標及び前記スイング動作時に前記ゴルファーが前記コックを解放する強さを示す指標のうち少なくとも1つが含まれる。
第3観点に係るフィッティング装置は、第1観点または第2観点に係るフィッティング装置であって、前記1または複数の第1スイング指標には、前記スイング動作時に前記ゴルファーの腕が出力するパワーを示す指標及び前記スイング動作時に前記テストクラブに入力されるパワーを示す指標のうち少なくとも1つが含まれる。
第4観点に係るフィッティング装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係るフィッティング装置であって、前記算出部は、前記計測データに基づいて、前記1または複数の第1スイング指標とは異なる、前記スイング動作の特徴を表す1または複数の第2スイング指標をさらに算出する。また、前記決定部は、前記1または複数の第1スイング指標に基づいて決定した前記最適シャフト長を、前記1または複数の第2スイング指標に基づいて修正する。
第5観点に係るフィッティング装置は、第4観点に係るフィッティング装置であって、前記算出部は、前記計測データに含まれる、前記テストクラブのフェース面の法線に略平行な軸周りの角速度データに基づいて、前記1または複数の第2スイング指標を算出する。
第6観点に係るフィッティング装置は、第4観点または第5観点に係るフィッティング装置であって、前記算出部は、前記計測データに含まれる、前記テストクラブのシャフトに略平行な軸周りの角速度データに基づいて、前記1または複数の第2スイング指標を算出する。
第7観点に係るフィッティング装置は、第4観点から第6観点のいずれかに係るフィッティング装置であって、前記計測データに含まれる、前記テストクラブのトゥ-ヒール方向に略平行な軸周りの角速度データに基づいて、前記1または複数の第2スイング指標を算出する。
第8観点に係るゴルフクラブのフィッティングシステムは、計測機器と、コンピュータとを備える。計測機器は、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測した計測データを収集する。コンピュータは、ディスプレイに接続され、取得部と、算出部と、決定部と、選択部と、表示制御部とを含む。取得部は、前記計測機器から前記計測データを取得する。算出部は、前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する第1指標及び第2指標を算出する。決定部は、前記第1指標及び前記第2指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定する。選択部は、前記最適シャフト長を有する前記シャフトを選択する。表示制御部は、前記最適シャフト長及び前記最適シャフト長を有する前記シャフトを特定する情報のうち少なくとも一方を表示する結果画面を生成し、前記結果画面を前記ディスプレイ上に表示させる。
第9観点に係るゴルフクラブのフィッティングシステムは、第8観点に係るゴルフクラブのフィッティングシステムであって、前記結果画面には、前記第1指標を第1軸とし、前記第2指標を第2軸とする平面であって、互いに異なる複数の領域に分割される平面と、前記第1指標及び前記第2指標を示す前記平面上のプロット点とを重ね合わせて表示するマップがさらに含まれ、前記互いに異なる複数の領域のうち、前記プロット点が属する領域は、前記最適シャフト長に対応する。
第10観点に係るフィッティング方法は、以下のことを含む。
・計測機器を用いて、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測した計測データを取得すること
・コンピュータを用いて、前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出すること
・前記1または複数の第1指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定すること
第11観点に係るフィッティングプログラムは、以下のことをコンピュータに実行させる。
・計測機器を用いて、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測した計測データを取得すること
・前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出すること
・前記1または複数の第1指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定すること
本発明者らが得た知見によると、ゴルファーのスイング動作に関する第1スイング指標の分布と、当該ゴルファーに適したシャフトの長さ(最適シャフト長)との間には一定の傾向が見られる。よって、第1スイング指標を算出すると、最適シャフト長を決定することができ、これに基づいて最適シャフト長を有するシャフトを選択することができる。つまり、全てのシャフト長のゴルフクラブを試打しなくても、ゴルファーに合ったシャフト長のゴルフクラブを選択することが可能になる。
一実施形態に係るフィッティング装置を備えるフィッティングシステムを示す図。 一実施形態に係るフィッティングシステムの機能ブロック図。 ゴルフクラブのグリップを基準とするxyz局所座標系を説明する図。 一実施形態に係るフィッティング処理の流れを示すフローチャート。 スイング平面を説明する図。 二重振り子モデルを概念的に説明する図。 多数のゴルファーが実際にゴルフクラブを試打したときの、第1スイング指標をプロットしたグラフ。 例外処理を行った後に、最適シャフト長が修正されたデータを示すグラフ。 結果画面の一例を示す図。 腕出力パワーに基づいたフィッティング処理を例示する図。 クラブ入力パワーに基づいたフィッティング処理を例示する図。 ゴルファーが実際にゴルフクラブを試打したときの、飛距離及び方向性を比較するグラフ。 別のゴルファーが実際にゴルフクラブを試打したときの、飛距離及び方向性を比較するグラフ。 さらに別のゴルファーが実際にゴルフクラブを試打したときの、飛距離及び方向性を比較するグラフ。 多数のゴルファーが実際にゴルフクラブを試打したときの改善点をまとめた表。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブのフィッティング装置、方法、プログラム及びフィッティングシステムについて説明する。
<1.フィッティングシステムの概略構成>
図1及び図2に、本実施形態に係るフィッティング装置2を備えるフィッティングシステム100(以下、システム100とも称する)の全体構成を示す。フィッティング装置2は、ゴルファーGがテスト用のゴルフクラブ4(以下、テストクラブ4とも称する)をスイングする様子を計測した計測データに基づいて、当該ゴルファーGに適したゴルフクラブを選択するのを支援するための装置である。テストクラブ4は、一般的なゴルフクラブであり、シャフト40と、シャフト40の一端に設けられたヘッド41と、シャフト40の他端に設けられたグリップ42とを含む。スイング動作の計測を行う計測機器は、本実施形態では、慣性センサユニット1である。フィッティング装置2は、この慣性センサユニット1とともに、システム100を構成する。
以下、慣性センサユニット1及びフィッティング装置2の構成について説明した後、フィッティング処理の流れについて説明する。
<2.各部の構成>
<2-1.慣性センサユニットの構成>
慣性センサユニット1は、図1に示す通り、テストクラブ4のグリップ42におけるヘッド41と反対側の端部に取り付けられており、グリップ42の挙動を計測する。慣性センサユニット1は、スイング動作の妨げとならないよう、小型且つ軽量に構成されている。慣性センサユニット1は、テストクラブ4に対して着脱自在に構成することができる。
図2に示すように、慣性センサユニット1には、加速度センサ11、角速度センサ12及び地磁気センサ13が搭載されている。また、慣性センサユニット1には、これらのセンサ11~13から出力される計測データを外部のフィッティング装置2に送信するための通信装置10も搭載されている。なお、本実施形態では、通信装置10は、スイング動作の妨げにならないように無線式であるが、ケーブルを介して有線式にフィッティング装置2に接続するようにしてもよい。
加速度センサ11、角速度センサ12及び地磁気センサ13はそれぞれ、これらのセンサ11~13の取付位置を原点とするxyz局所座標系における加速度、角速度及び地磁気を計測する。より具体的には、加速度センサ11は、x軸、y軸及びz軸方向の加速度ax,ay,azを計測する。角速度センサ12は、x軸、y軸及びz軸周りの角速度ωx,ωy,ωzを計測する。地磁気センサ13は、x軸、y軸及びz軸方向の地磁気mx,my,mzを計測する。これらの計測データは、所定のサンプリング周期Δtでの時系列データとして収集され、通信装置10を介してフィッティング装置2に送信される。なお、xyz局所座標系は、図3に示すとおりに定義される3軸直交座標系であり、z軸は、シャフト40に略平行に配向される。x軸は、ヘッド41のトゥ-ヒール方向にできる限り平行になるように配向され、y軸は、ヘッド41のフェース面の法線方向にできる限り平行になるように配向される。
<2-2.フィッティング装置の構成>
フィッティング装置2は、ハードウェアとしては汎用のコンピュータであり、例えば、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン等として実現される。図2に示す通り、フィッティング装置2は、本実施形態に係るフィッティングプログラム3(以下、単にプログラム3とも称する)を汎用のコンピュータにインストールすることにより製造される。プログラム3は、コンピュータで読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体20から、或いは通信部25に接続されるローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネット等の通信ネットワークを介して、フィッティング装置2に取得される。プログラム3は、慣性センサユニット1から送信されてくる計測データに基づいてスイング動作を解析し、ゴルファーGに適したゴルフクラブを選択するのを支援する情報を出力するためのソフトウェアである。プログラム3は、フィッティング装置2に後述する動作を実行させる。
フィッティング装置2は、表示部21、入力部22、記憶部23、制御部24及び通信部25を備える。これらの部21~25は、バス線26を介して接続されており、相互に通信可能である。本実施形態では、表示部21は、液晶ディスプレイ等で構成され、後述する情報をユーザに対し表示する。なお、ここでいうユーザとは、ゴルファーG自身やそのインストラクター、ゴルフクラブの販売員等の、フィッティングの結果を必要とする者の総称である。入力部22は、マウス、キーボード、タッチパネル等で構成することができ、フィッティング装置2に対するユーザからの操作を受け付ける。通信部25は、フィッティング装置2と外部装置との通信を可能にする通信インターフェースであり、慣性センサユニット1から計測データを受信する。
記憶部23は、ハードディスク等の不揮発性の記憶装置により構成される。記憶部23内には、プログラム3が格納されている他、慣性センサユニット1から送信されてくる計測データが保存される。また、記憶部23内には、対応関係データ27、ヘッドデータベース(DB)28及びシャフトデータベース(DB)29が格納されている。対応関係データ27については、後述する。ヘッドDB28には、複数のヘッドの各種仕様(重量、体積、ロフト角等)を示す情報が、ヘッドの種類を特定する情報に関連付けて格納されており、シャフトDB29には、複数のシャフトの各種仕様(長さ、フレックス等)を示す情報が、シャフトの種類を特定する情報に関連付けて格納されている。
制御部24は、CPU、ROMおよびRAM等から構成することができる。制御部24は、記憶部23内のプログラム3を読み出して実行することにより、仮想的に取得部24A、算出部24B、決定部24C、選択部24D及び表示制御部24Eとして動作する。各部24A~24Eの動作の詳細については、後述する。
<3.フィッティング処理>
続いて、システム100により実行されるフィッティング処理について説明する。まず、同処理の概略を述べると、ゴルファーGがテストクラブ4を試打したときの様子を計測した計測データが取得され、当該計測データに基づいて、ゴルファーGに適したゴルフクラブのシャフトの長さ(以下、最適シャフト長とも称する)が決定される。そして、最適シャフト長を有するシャフトが、ゴルファーGに適したシャフト(以下、最適シャフトとも称する)として選択され、ゴルファーGに推奨される。これにより、ゴルファーGに対し、ゴルファーGのスイング動作の特徴に合致した最適シャフトを有するゴルフクラブを提供することが可能になる。ひいては、ショットの飛距離を増大させたり、左右ズレを減少させたりする等、ゴルファーGのショットを改善することができる。なお、本実施形態ではシステム100により実行されたフィッティングにより、レディース用モデルとして製品展開されているシャフトないしゴルフクラブが、主に女性ゴルファーに対して提案される。
[ステップS1]
本実施形態に係るフィッティング処理は、より詳細には、図4の通りに進行する。まず、ステップS1では、計測データが収集される。より具体的には、ゴルファーGが、慣性センサユニット1が取り付けられたテストクラブ4をスイングし、ボールを打撃する。このとき、慣性センサユニット1は、少なくともアドレスからフィニッシュまでの間の加速度ax,ay,az、角速度ωx,ωy,ωz及び地磁気mx,my,mzの時系列データを計測する。この時系列データは、ゴルファーGによるテストクラブ4のスイング動作を計測した計測データとして、通信装置10を介してフィッティング装置2に送信される。一方、フィッティング装置2側では、取得部24Aが通信部25を介してこの計測データを取得し、記憶部23内に格納する。
[ステップS2]
続くステップS2では、算出部24Bが、記憶部23内に格納された計測データに基づいて、ゴルファーGのスイング動作に関する指標であって、最適シャフト長を決定するための第1スイング指標を算出する。本実施形態では、まず第1スイング指標としてスイング動作時にゴルファーGの腕が出力するパワー(以下、腕出力パワーとも称する)P1が算出される。腕出力パワーP1は、特許文献1や本出願人による特開2017-217423号公報等でも詳しく説明されている公知の指標であり、下式の通り定義することができる。
Figure 2022175766000002
ここで、Tg1は、ゴルファーの腕の重心周りのトルクを意味し、Tg2は、ゴルフクラブの重心周りのトルクを意味し、ω1は、ゴルファーGの腕の角速度を意味する。腕出力パワーP1は、図5に示すようなスイング平面内Pにおける、腕及びゴルフクラブをリンクとし、肩及びグリップを節点とする図6に示すような振り子モデルを用いて解析することができる。特許文献1等で説明されている通り、スイング平面Pは、XYZ全体座標系の原点を含み、Y軸及びインパクト時のシャフト40と平行な面として定義される。
なお、本実施形態では、第1スイング指標の1つとして、スイング動作中の平均的な腕出力パワーP1(以下、P1_AVEとも称する)が算出される。平均的な腕出力パワーP1_AVEは、これに限定されないが、トップの時刻から腕出力パワーP1が最大値をとる時刻までの区間で腕出力パワーP1を積分し、この積分値を積分区間で除することにより算出される。腕出力パワーP1,P1_AVEとは、特開2017-217423号公報でも説明されているように、スイング動作中にゴルファーGがコックを溜める強さを表す指標であると言い換えることができる。
また、本実施形態では、第1スイング指標の1つとして、スイング動作時にテストクラブ4に入力されるパワー(以下、クラブ入力パワーとも称する)P2がさらに算出される。クラブ入力パワーP2は、特許文献1等でも詳しく説明されている公知の指標であり、下式の通り定義することができる。
Figure 2022175766000003
ここで、R2はトップからインパクトまでのグリップ42に発生する拘束力を意味し、vgはグリップ42の速度ベクトルを意味する。クラブ入力パワーP2が橋渡しとなることにより、ゴルファーGの腕からテストクラブ4へとエネルギーが伝達される。
なお、本実施形態では、第1スイング指標の1つとして、スイング動作中の平均的なクラブ入力パワーP2(以下、P2_AVEとも称する)が算出される。平均的なクラブ入力パワーP2_AVEは、これに限定されないが、トップの時刻からクラブ入力パワーP2が最大値をとる時刻までの区間でクラブ入力パワーP2を積分し、この積分値を積分区間で除することにより算出される。クラブ入力パワーP2,P2_AVEとは、特開2017-217423号公報でも説明されているように、スイング動作中にゴルファーGがコックを解放する強さを表す指標であると言い換えることができる。
[ステップS3]
ステップS3では、算出部24Bが、記憶部23内に格納された計測データに基づいて、ゴルファーGのスイング動作の特徴を表す第2スイング指標を算出する。第2スイング指標は、後述するステップS6において、第1スイング指標により決定される最適シャフト長が妥当かどうかを判定するための指標である。後述するように、ステップS6で最適シャフト長が妥当でない、「例外」に該当すると判定される場合には、ステップS7及びS8で第2スイング指標に基づいて最適シャフト長が修正される。本実施形態では、このように第1スイング指標と第2スイング指標とに基づいた2段階の判定により最適シャフト長が決定されるため、最終的により高い精度で最適シャフト長を決定することができる。
第2スイング指標は、ゴルファーGのスイング動作の特徴を表す指標である。第2スイング指標によれば、スイング平面Pに現れないスイング動作の特徴を表すことができる。本実施形態では、第2スイング指標として、第1特徴量F1、第2特徴量F2、第3特徴量F3、及び第4特徴量F4の4つの指標が算出される。これらの特徴量F1~F4は、角速度ωx,ωy,ωzの計測データに基づいて算出された値を、閾値により5段階に類別した1~5までの指数で表される。この閾値は、特徴量F1~F4ごとに、実験またはシミュレーションにより予め定められ、記憶部23に格納されていてもよいし、プログラム3に組み込まれていてもよい。
より具体的には、第1特徴量F1はトップ付近でのコックの動きの速さ度合いを表し、1が最もコック動作が遅く、5が最もコック動作が速いことを示す。第1特徴量F1は、トップ付近のコック方向の角速度ωyの傾きの大きさを1~5の指数に換算したものであり、この換算は、ゴルファーの平均的な角速度ωyの傾きの大きさを3として、当該大きさが小さいほど1に近づき、大きいほど5に近づくように行われる。角速度ωyの傾きの大きさは、例えばトップから50ms前の角速度ωyと、トップから50ms後の角速度ωyとの和で表すことができる。
また、第2特徴量F2は角速度ωyが最大となる時点からインパクトまでのコックの動きの速さ度合いを表し、第1特徴量F1と同様、1が最も遅く、5が最も速いことを示す。第2特徴量F2は、角速度ωyが最大となる時点からインパクトまでの当該角速度ωyの平均値ωy_aveを1~5の指数に換算したものであり、この換算は、ゴルファーの平均的なωy_aveを3として、ωy_aveが小さいほど1に近づき、大きいほど5に近づくように行われる。平均値ωy_aveは、例えば角速度ωyが最大となる時点からインパクトまでの角速度ωyの累積値を、角速度ωyが最大となる時点からインパクトまでの時間で除することにより算出される。
第3特徴量F3は、トップ付近での手の甲方向の動き度合い、ひいてはクラブヘッドのフェース面の開き度合いを表す。第3特徴量F3の1は、フェース面が最も開いており、5は、フェース面が最も閉じていることを示す。本実施形態では、第3特徴量F3は、トップ付近の角速度ωxを1~5の指数に換算したものである。この換算は、平均的な角速度ωxを3として、角速度ωxが小さいほど1に近づき、大きいほど5に近づくように行われる。
第4特徴量F4は、インパクト直前の手のローテーションの度合いを表し、1が最も手のローテーションが少なく、5が最も手のローテーションが多いことを示す。本実施形態では、第4特徴量F4は、インパクト直前の角速度ωyに対する角速度ωxの比率(ωx/ωy)を1~5の指数に換算したものである。この換算は、平均的なωx/ωyを3として、ωx/ωyが小さいほど1に近づき、ωx/ωyが大きいほど5に近づくように行われる。
算出部24Bは、算出した第2スイング指標を、RAMまたは記憶部23に保存する。第2スイング指標を算出しておくことにより、後述するように、最適シャフト長をより精度よく決定することができる。第2スイング指標としてこのような特徴量F1~F4を算出する理由は、後述する。
[ステップS4]
続くステップS4では、決定部24Cが、ステップS2で算出された腕出力パワーP1_AVE及びクラブ入力パワーP2_AVEの大きさに応じて、最適シャフト長を決定する。ここでは、P1_AVE,P2_AVEの値が大きい程、最適シャフト長は段階的に大きな値に設定される。
[第1スイング指標を用いて最適シャフト長が決定される理由]
ここで、腕出力パワーP1_AVE及びクラブ入力パワーP2_AVEの大きさに応じて最適シャフト長が決定されるのは、以下のような知見に基づく。発明者らは、34名のゴルファーについて、上述したテストクラブ4をスイングさせて第1スイング指標を算出し、図7に示す結果を得た。なお、この実験で算出された第1スイング指標は、腕出力パワーP1_AVE及びクラブ入力パワーP2_AVEである。これら第1スイング指標の具体的な値は、特許文献1等で説明されている手順に従って算出された。
また、発明者らは同じ34名のゴルファーについて、3段階に設定されたシャフト長SH1(43.5インチ)、SH2(44.0インチ)、及びSH3(44.5インチ)を有する3種類のゴルフクラブを試打させ、ボールの飛距離と弾道を計測した。計測結果には、元々飛距離が充分大きく、シャフト長によってほとんど変化がなかったが、弾道の左右方向のズレ(方向性)がシャフト長によって改善した例や、弾道の左右方向のズレはシャフト長によってほとんど変化がなかったが、飛距離がシャフト長によって向上した例があった。そこで、発明者らは、試打の計測結果に基づいて、飛距離及び方向性を総合的に考慮して、ゴルファーに最適なシャフト長をSH1~SH3の中から決定した。以下、このように決定されたシャフト長を「正解シャフト長」と称する。
そして、発明者らは、図7に示す結果から、腕出力パワーP1_AVEを横軸、クラブ入力パワーP2_AVEを縦軸として第1スイング指標を示す平面は、3段階に設定されたシャフト長SH1~SH3に対応した第1領域~第3領域に概ね分割されることを発見した。図7に示すように、P1_AVE-P2_AVE平面上の直線L1より下の領域が第1領域であり、直線L1と直線L2との間の領域が第2領域であり、直線L2より上の領域が第3領域である。第1領域には、3段階のうち最も短いシャフト長SH1(43.5インチ)が対応し、シャフト長SH1が正解シャフト長となったゴルファーが主として分布した。第2領域には、3段階のうち中間に位置するシャフト長SH2(44.0インチ)が対応し、シャフト長SH2が正解シャフト長となったゴルファーが主として分布した。第3領域は、3段階のうち最も長いシャフト長SH3(44.5インチ)が対応し、シャフト長SH3が正解シャフト長となったゴルファーが主として分布した。
本実験で用いられた3種類のゴルフクラブは、住友ゴム工業株式会社製のXXIO(登録商標)レディースモデル、1Wドライバーのシャフト違いのゴルフクラブであり、シャフト長、シャフトの硬さを表すフレックス及びバランスのスペックが固定されていた。具体的には、シャフト長が43.5インチのモデルは、3種類の中では最も硬いフレックスLのシャフトを有し、ゴルフクラブとしてのバランスはC2であった。シャフト長が44.0インチのモデルは、中間の硬さであるフレックスAのシャフトを有し、ゴルフクラブとしてのバランスはC5であった。シャフト長44.5インチのモデルは、3種類の中では最も柔らかいフレックスRのシャフトを有し、ゴルフクラブとしてのバランスはC7であった。本実施形態のシステム100においては、まず第1スイング指標に基づいて最適シャフト長が決定され、最終的に決定された最適シャフト長に基づいて、長さ、フレックスの組み合わせが固定された3種類のシャフトのうちいずれか1本がゴルファーGに推薦される。
すなわち、ステップS4では、決定部24Cが、ステップS2で算出された第1スイング指標が、第1スイング指標平面上において属する領域を特定し、特定された領域に基づいて最適シャフト長を判定する。この判定に使用される閾値、言い換えると、図7に示す第1領域~第3領域の境界線L1及びL2を特定する情報は、対応関係データ27として記憶部23内に格納されている。すなわち、対応関係データ27とは、P1_AVE、P2_AVE及び最適シャフト長との対応関係を定めるデータであり、実験またはシミュレーション等により予め定められる。なお、図2では、対応関係データ27は、フィッティングプログラム3とは別のデータとして示されているが、プログラム3内に組み込まれていてもよい。
本実施形態の決定部24Cは、第1スイング指標が第1領域に属する場合、最適シャフト長は43.5インチであると判定し、第1スイング指標が第2領域に属する場合、最適シャフト長は44.0インチであると判定し、第1スイング指標が第3領域に属する場合、最適シャフト長は44.5インチであると判定する。つまり、決定部24Cは、第1スイング指標に基づいて、そのゴルファーGの最適シャフト長が、シャフトのスペックとして予め用意されているシャフト長SH1~SH3のいずれに該当するかを決定する。
[第2スイング指標を用いて例外処理が行われる理由]
ところで、上述の実験において、複数の第1スイング指標に基づいて決定された最適シャフト長と、正解シャフト長とが一致したのは、全体の約70%に当たる24名であった。しかしながら、残りの10名については、第1スイング指標平面上で特定された最適シャフト長と正解シャフト長とが一致しなかった。図7のグラフにおいて、四角で囲まれたプロット点が、2つのシャフト長が一致しなかった例である。ここで、第1スイング指標は、スイング平面P内に投影された二次元的なゴルファーGのスイング動作を表す指標である。しかしながら、実際のスイング動作は三次元的に行われるため、スイング平面P上の指標では捉えきれないスイング動作の特徴が影響を及ぼし、正解シャフト長よりも短いまたは長い最適シャフト長が選択されると考えられる。そこで、発明者らは、第2スイング指標を用いた例外処理を行うことにより、シャフト長のフィッティングの精度が向上することを見出した。以下で説明する処理は、二次元的な解析による誤差を軽減し、最適シャフト長の決定精度を向上させるための処理である。
[ステップS5]
ステップS5では、ステップS3で算出された第3特徴量F3及び第4特徴量F4に基づいて、ステップS4で決定された最適シャフト長が妥当か否かが判定される。決定部24Cは、第3特徴量F3及び第4特徴量F4がともに「5」である場合は、ステップS4で決定された最適シャフト長が妥当でないと暫定的に判定する。その後、処理はステップS6に進む。一方、決定部24Cは、第3特徴量F3及び第4特徴量F4がともに指数5ではない場合、ステップS4で決定された最適シャフト長が妥当であると判定する。この場合、ステップS4で決定された最適シャフト長がそのまま最適シャフト長となり、処理はステップS9に進む。
上述したように、第3特徴量F3は、トップ付近でのフェース面の開き度合いを示す。第3特徴量F3が「5」である場合、トップ付近での動作がスイング平面Pから飛び出す方向へ特徴的に大きいことを意味する。また、第4特徴量F4は、インパクト直前での手のローテーションの度合いを示す。第4特徴量F4が「5」である場合、スイング平面Pに投影されたテストクラブ4のシャフト軸周りの捻りのローテーションの動きが特徴的に大きいことを意味する。つまり、このステップS5では、少なくともトップ付近及びインパクト付近のスイング動作が、スイング平面Pに現れにくい特徴を有するか否かが判定される。
[ステップS6]
ステップS6では、決定部24Cが、第2特徴量F2が第1特徴量F1からどれだけ変化しているかを算出し、算出された値に基づいて次に進む処理を判定する。第2特徴量F2が第1特徴量F1から「1」以上増加した場合はステップS7に進み、第2特徴量F2が第1特徴量F1から「1」以上減少した場合ステップS8に進む。なお、第2特徴量F2と第1特徴量F1とで変化がない、すなわち両者の差が「0」である場合は、例外処理は終了する。この場合、ステップS4で決定された最適シャフト長がそのまま最適シャフト長となり、処理はステップS9に進む。
[ステップS7]
ステップS7では、決定部24Cが、ステップS4で決定された最適シャフト長を修正して、それよりも1段階長いシャフト長を最適シャフト長と決定する。具体的には、ステップS4で決定された最適シャフト長がSH1であれば、新たな最適シャフト長としてSH2が選択され、ステップS4で決定された最適シャフト長がSH2であれば、新たな最適シャフト長としてSH3が選択される。第2特徴量F2が第1特徴量F1よりも「1」以上増加している場合、当該ゴルファーGは、トップからインパクトにかけてのダウンスイング中に手首の返しを多く使用する、リストターン傾向が強いゴルファーであると考えられる。このようなタイプのゴルファーGは、コックを溜めるとき、及びコックを解放するときに第1スイング指標で示されるよりも大きな力を発揮していると考えられるため、第1スイング指標に基づいて決定された最適シャフト長よりも長いシャフト長がより適すると考えられる。
[ステップS8]
ステップS8では、決定部24Cが、ステップS4で決定された最適シャフト長を修正して、それよりも1段階短いシャフト長を最適シャフト長と決定する。具体的には、具体的には、ステップS4で決定された最適シャフト長がSH3であれば、新たな最適シャフト長としてSH2が選択され、ステップS4で決定された最適シャフト長がSH2であれば、新たな最適シャフト長としてSH1が選択される。第2特徴量F2が第1特徴量F1よりも「1」以上減少している場合、当該ゴルファーGは、トップからインパクトにかけてのダウンスイング中に体幹による回転を多く使用し、手首の返しをほとんど使用しないボディターン傾向が強いゴルファーであると考えられる。このようなタイプのゴルファーGは、ゴルフクラブを振る力が大きく、第1スイング指標が大きくなる傾向にあるが、振り急ぎともなる過剰な力が反映されやすいと考えられるため、第1スイング指標に基づいて決定された最適シャフト長よりも短いシャフト長がより適すると考えられる。
発明者らは、第2スイング指標に基づく以上の例外処理が、シャフト長のフィッティング精度を向上させることを実験により確認した。具体的には、図7の実験対象となった34名のうち、第1スイング指標に基づいて決定された最適シャフト長と正解シャフト長とが一致しなかった10名の計測データを用いて、ステップS5~S8と同様の例外処理を行い、最適シャフト長を修正した。その結果、10名中6名について修正後の最適シャフト長と正解シャフト長とが一致した。修正後の最適シャフト長が正解シャフト長に一致したデータのプロット点を、六角形で囲んで図8に示す。これにより、第1スイング指標及び第2スイング指標を用いたアルゴリズムによれば、実験対象のゴルファー全体の約88%について、適切な最適シャフト長が決定されることが確認された。
[ステップS9]
ステップS9では、選択部24Dが、ステップS4、ステップS7またはステップS8のいずれかで最終的に決定された最適シャフト長に基づいて、ゴルファーGに推奨すべきシャフトを選択する。すなわち、最終的に決定された最適シャフト長を有するシャフトが最適シャフトとして決定される。より具体的には、選択部24Dは、シャフトDB29内を検索して、最適シャフト長を有するシャフトを抽出し、これを最適シャフトとして特定する。さらに、選択部24Dは、特定された最適シャフトに組み合わることが可能な仕様のヘッドをヘッドDB28から抽出してもよい。抽出されるヘッドは、これに限定されないが、例えばロフト角が互いに異なるヘッドであり得る。
[ステップS10]
続くステップS10では、表示制御部24Eが、ステップS9で選択された最適シャフトを特定する情報を表示する結果画面W1を生成する。図9は、生成される結果画面W1の一例である。結果画面W1の領域Wo1には、P1_AVE(第1指標)-P2_AVE(第2指標)平面を表したマップが表示される。表示されるマップでは、腕出力パワーに換えて「コックを溜める強さ」が、クラブ入力パワーに換えて「コックを解放する強さ」がそれぞれ示されてもよい。図9に示す例では、マップの横軸がコックを溜める強さを表すスケールとなり、左に行くほどコックを溜める強さが弱く、右に行くほどコックを溜める強さが強いことを示す。また、マップの縦軸がコックを解放する強さを表すスケールとなり、下に行くほどコックを解放する強さが弱く、上に行くほどコックを解放する強さが強いことを示す。領域Wo1は、最適シャフト長が対応する領域(第1領域~第3領域)ごとに区別されて表示されてもよい。図9に示す例では、第3領域が最も濃い色となり、第1領域が最も薄い色となるようなグラデーションにより最適シャフト長が対応する領域が表現される。
マップ上には、図形Wo2が表示されてもよい。図形Wo2は、当該ゴルファーGの第1スイング指標がP1_AVE-P2_AVE平面上でプロットされる位置(プロット点)を表す。マップ上に図形Wo2が重ね合わされた状態で表示されることにより、ユーザは、最適シャフト長を決定する根拠となる、ゴルファーG固有のコックを溜める強さ及びコックを解放する強さの大小を、直感的に正しく理解することができる。また、マップ上には、第1領域~第3領域の境界線L1及びL2が表示されてもよく、境界線L1及びL2によって分割される領域内に、当該領域に対応するシャフト長SH1~SH3が表示されてもよい。
結果画面W1は、最適シャフトを特定する情報が表示される領域Wo3をさらに有してもよい。本実施形態では、長さとフレックスとの組み合わせが固定された3種類のシャフトの中から最適シャフトが選択される。このため、最適シャフトを特定する情報は、最適シャフト長であってもよいし、最適シャフト長を有するシャフトのその他のスペックであってもよいし、最適シャフト長を有するシャフトの型番や、外観であってもよい。図9の例では、領域Wo3に「推奨フレックス」の見出しとともに3種類のフレックスを表す記号「L」「A」「R」が表示され、最適シャフトを特定する情報として、最適シャフトに合致するシャフトのフレックスの記号の背景が強調表示される。
結果画面W1は、領域Wo4をさらに有してもよい。図9の例では、領域Wo4は領域Wo1の直下に配置され、領域Wo1と概ね同じ横方向の長さを有するスケールが表示される。このスケールは、シャフトの硬さ(フレックス)を表し、左に行くほど柔らかく、右に行くほど硬いことを示す。ユーザは、マップ、マップ上の図形Wo2及び領域Wo4のスケールを対応させて見ることにより、ゴルファーGに適したシャフトの硬さを直感的に理解することができる。
表示制御部24Eは、結果画面W1に加えて、最適シャフトに組み合わせが可能なヘッド等を特定する情報を表示する画面をさらに生成してもよい。
[ステップS11]
ステップS11では、表示制御部24Eが、ステップS10で生成した結果画面W1を表示部21上に表示させる。ゴルフクラブの販売員やインストラクター等は、ゴルファーGとともに表示部21上でこのような情報を確認し、ゴルファーGに対し、最適シャフトを推奨し、必要に応じてこれに組み合わせられるヘッドのオプション等を提示する。以上により、フィッティング処理が終了する。フィッティング処理の終了後、ゴルファーGは、例えば推奨された最適シャフトと、提示されたオプションのヘッドをそれぞれ組み合わせたゴルフクラブを試打することにより、最適なゴルフクラブを絞り込むことができる。
本実施形態に係るフィッティング方法によれば、テストクラブ4をスイングした時の計測データに基づいて、ゴルファーGに適した最適シャフトが推奨される。これにより、シャフトとヘッドの双方についてオプションが複数存在する場合でも、最適なシャフトを絞り込むことができるので、ゴルファーGの試打の負担を軽減することができる。つまり、ゴルファーGが数多くの試打を余儀なくされた結果、体力を消耗し、誤って自己に適していないシャフトを選択してしまう事態が回避される。
<4.変形例>
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<4-1>
上記実施形態では、スイング動作を計測する計測機器として、慣性センサユニット1が用いられた。しかしながら、計測機器の構成はこれに限らず、適宜変更することができる。例えば、ゴルファーGのスイング動作を撮影するカメラシステム、三次元モーションキャプチャーシステム、距離画像センサ等を用いてもよいし、ここで例示された又はその他の計測機器の中から複数種類の計測機器を選択し、これらを組み合わせて用いてもよい。つまり、第1スイング指標及び第2スイング指標に含まれる指標のうち少なくとも1つは、慣性センサユニット1以外の計測機器を使用して取得した計測データにより算出されてもよい。
<4-2>
ステップS3を実行する順序は、上記実施形態に限られない。例えば、ステップS3は、ステップS4で最適シャフト長を決定した後に実行されてもよいし、ステップS2で第1スイング指標を算出する前に実行されてもよい。
<4-3>
上記実施形態では、ステップS11において、コック動作の強さを表すマップ、推奨フレックス及びシャフトの硬さを占めすスケールが表示部21上に表示されたが、これらの一部のみが表示されてもよい。また、結果画面では、コック動作の強さを表すマップではなくP1_AVE-P2_AVE平面そのものが表示されてもよい。
<4-4>
上記実施形態では、レディース用モデルとして製品展開されているシャフトを女性ゴルファーに対して推奨する場合が想定されていた。しかしながら、本開示が適用される対象はレディース用モデルに限定されず、ゴルファーも女性に限定されない。
<4-5>
上記実施形態では、最適シャフト長は、3段階のシャフト長の中から選択された。しかしながら、最適シャフト長は、2段階のシャフト長の中から選択されてもよく、4段階以上のシャフト長の中から選択されてもよい。この場合、P1_AVE-P2_AVE平面は実験またはシミュレーションにより、予めシャフト長の段階数に対応する数の領域に分割されていてよい。また、1つのシャフト長に対してシャフトDB29に登録されるシャフトの種類は複数あってもよく、選択部24Dは、複数のシャフトを最適シャフトとして特定してもよい。
<4-6>
対応関係データ27には、第1スイング指標とゴルファーGに推奨されるべき最適バランス(例えば、C2、C5、C7)との対応関係を定めるデータが含まれてもよい。この場合、決定部24Cは、対応関係データ27に基づいて最適シャフト長とともに最適バランスを決定するように構成されてもよい。さらに、選択部24Dは、最適シャフトとともに、これに組み合わせられ、最適バランスを実現するヘッドを選択するように構成されてもよい。表示制御部24Eは、最適バランスを表示する結果画面を生成するように構成されてもよい。つまり、フィッティング装置2は、上記実施形態のアルゴリズムを用いて最適バランスを決定し、最適バランスに合致するゴルフクラブまたはこれに合致するシャフトとヘッドとの組み合わせを決定するように構成されてもよい。
<4-7>
上記実施形態では、最適シャフト長を決定するための第1スイング指標として腕出力パワーP1_AVE及びクラブ入力パワーP2_AVEが算出されたが、その他の指標を用いることもできる。例えば、腕出力パワーP1,P1_AVEに換えて、スイング動作時にゴルファーGにより発揮されるエネルギー(以下、発揮エネルギーという)E1を用いることができる。また、クラブ入力パワーP2,P2_AVEに換えて、スイング動作時にゴルファーGにより発揮されるトルク(以下、発揮トルクという)Tを用いることができる。
発揮エネルギーE1は、特許文献1等に詳しく説明されている公知の指標であり、例えば、ゴルファーGの腕で発揮される仕事量、又はゴルファーGの腕で単位時間当たりに平均的に発揮される平均仕事量として定義することができる。腕の仕事量は、例えば、以下に示すような腕の仕事率E1’を所定の期間(例えば、トップの時刻から、トップ以降で腕の仕事率E1'が正から負へ転じる時刻まで)で積分した積分値として算出することができ、腕の平均仕事量は、このような積分値を積分区間の長さで除した値として算出することができる。
Figure 2022175766000004
発揮トルクTも、特許文献1等に詳しく説明されている公知の指標であり、例えば、ゴルファーGの肩回りのトルクを所定の期間(例えば、トップからインパクトまで)で積分した積分値として定義することもできるし、或いは、この積分値を積分区間の長さで除した値、すなわち、単位時間当たりに平均的に発揮される肩回りの平均トルクとして定義することができる。
上記実施形態では、第2スイング指標として、4つの特徴量F1~F4が算出された。しかしながら、特徴量F1~F4のいずれかが省略されてもよいし、さらに別の特徴量が算出され、特徴量F1~F4に組み合わせられてもよい。また、上述した特徴量F1~F4の算出方法はあくまでも例示であって、適宜変更を加えることができる。例えば、特徴量F1~F4は指数に換算されていなくてもよい。また、第2特徴量F2の積分区間の始点及び終点を変更してもよい。
<4-8>
上記実施形態では、第2スイング指標に基づく例外処理が行われた。しかし、第2スイング指標の算出及びこれに基づく例外処理を省略し、1つまたは複数の第1スイング指標に基づくフィッティングが行われてもよい。つまり、上記実施形態のステップS3及びステップS5~S8は省略されてもよい。既に説明したように、発明者らの実験では、例外処理を行う前の段階で、複数の第1スイング指標に基づいて決定された最適シャフト長と、正解シャフト長とが全体のゴルファーの約70%について一致しており、十分な精度でフィッティングが行われているといえる。
<4-9>
上記実施形態では、ステップS4で最適シャフト長を決定するために、2つの第1スイング指標が算出され、用いられた。しかし、最適シャフト長の決定のために用いられる第1スイング指標は1つであってもよく、当該第1スイング指標を表す数直線を複数の異なる領域(区間)に分けることにより、最適シャフト長を決定してもよい。例えば、1つの第1スイング指標として腕出力パワーP1_AVEのみが算出される場合、腕出力パワーP1_AVEを表す数直線を、予め決定された閾値によって第1領域と第2領域とに分割し、第1領域には短いシャフト長を、第2領域には長いシャフト長をそれぞれ対応させることができる。図10は、図7と同様のゴルファーのプロット点を、腕出力パワーP1_AVEのみで分類し、最適シャフト長を割り当てる場合の一例である。腕出力パワーP1_AVEは、例えば閾値L3により第1領域及び第2領域に分割され、第1領域には、43.5インチのシャフト長を対応させ、第2領域には44.5インチのシャフト長を対応させることができる。図10から分かるように、第1領域には正解シャフト長が43.5インチまたは44.0インチであるゴルファーGが比較的多く分布し、第2領域には正解シャフト長が44.0インチまたは44.5インチであるゴルファーGが比較的多く分布する。このため、1つの第1スイング指標に基づいてもある程度の精度で最適シャフト長を決定することができる。
なお、図10のように領域を分割する例はあくまでも一例である。第1領域に44.0インチのシャフト長を対応させ、第2領域に44.5インチのシャフト長を対応させることもできるし、第1領域に43.5インチのシャフト長を対応させ、第2領域に44.0インチのシャフト長を対応させることもできる。また、2つの閾値L3、L4により第1領域、第2領域及び第3領域を定めてもよい。
同様に、最適シャフト長を決定するための1つの第1スイング指標は、クラブ入力パワーP2_AVEであってもよい。この場合は、クラブ入力パワーP2_AVEを表す数直線を、予め決定された閾値によって第1領域と第2領域とに分割し、第1領域には短いシャフト長を、第2領域には長いシャフト長をそれぞれ対応させることができる。図11は、図7と同様のゴルファーのプロット点を、クラブ入力パワーP2_AVEのみで分類し、最適シャフト長を割り当てる場合の一例である。クラブ入力パワーP2_AVEは、例えば閾値L5により第1領域及び第2領域に分割され、第1領域には、43.5インチのシャフト長を対応させ、第2領域には44.5インチのシャフト長を対応させることができる。図11から分かるように、第1領域には正解シャフト長が43.5インチまたは44.0インチであるゴルファーGが比較的多く分布し、第2領域には正解シャフト長が44.0インチまたは44.5インチであるゴルファーGが比較的多く分布する。このため、腕出力パワーP1_AVEと同様、1つの第1スイング指標に基づいてもある程度の精度で最適シャフト長を決定することができる。また、これはあくまでも一例であるため、既に述べたように、クラブ入力パワーP2_AVEの分割方法や、領域に対応させる最適シャフト長は、適宜変更することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は、以下の実施例に限定されない。
ゴルファー34名に、既定のヘッド(ロフト角12.5°)と組み合わせられた住友ゴム工業株式会社製のXXIO(登録商標)レディースモデル、1Wドライバーの試打を、3種類のシャフトでそれぞれ3~4回ずつ行ってもらい、試打ごとに飛距離及び方向性(左右ズレ)を計測した。3種類のシャフトは、フレックスL,A,Rでも分類され、それぞれ43.5インチ、44.0インチ、44.5インチのシャフト長を有する。試打の計測結果に基づき、飛距離及び方向性を総合的に判断してゴルファーに最も適したシャフトと、最も適さないシャフトとを決定した。別途、上記実施形態に係るフィッティングのアルゴリズムにより、ゴルファー34名について最適シャフト長を決定した。最適シャフト長は、上記実施形態と同様、43.5インチ、44.0インチ、44.5インチのいずれかであり、決定されたいずれかの最適シャフト長に応じて、検証用の検証用ゴルフクラブを選択した。検証用ゴルフクラブは、住友ゴム工業株式会社製のXXIO(登録商標)レディースモデル、1Wドライバーであり、フレックスL,A,Rの中から最適シャフト長に合致するシャフトと既定のヘッド(ロフト角12.5°)とが組み合わされたものとした。また、同じゴルファー34名について、比較用のゴルフクラブを選択した。比較用ゴルフクラブは、検証用ゴルフクラブと同様、住友ゴム工業株式会社製のXXIO(登録商標)レディースモデル、1Wドライバーであり、既に述べた、最も適さないシャフトと既定のヘッド(ロフト角12.5°)とが組み合わされたものとした。ゴルファー全員について、上述した試打の計測結果を用いて、検証用ゴルフクラブと比較用ゴルフクラブとをそれぞれ用いた場合の飛距離及び方向性(左右ズレ)を比較した。
ゴルファー34名のうち、試打により決定された最も適したシャフトのシャフト長(正解シャフト長)と、上記実施形態に係るフィッティングのアルゴリズムにより決定された最適シャフト長とが一致したのは30名(約88%)であり、高い一致度が確認された。図12A~Cに、検証用ゴルフクラブ及び比較用ゴルフクラブを用いて試打した場合に計測された飛距離及び方向性の例を示す。なお、図12A~Cは、それぞれ異なるゴルファーによるスイングを計測したものである。図12Aは、検証用ゴルフクラブを用いた試打で、飛距離と方向性とが共に改善した例である。図12Bは、検証用ゴルフクラブを用いた試打で、方向性が改善した例である。図12Cは、検証用ゴルフクラブを用いた試打で、飛距離が改善した例である。参考として、この例のように、ゴルファー全員について飛距離及び方向性を計測し、飛距離及び方向性の観点から検証用ゴルフクラブを用いたスイングと比較用ゴルフクラブを用いたスイングとを比較し、検証用ゴルフクラブによって改善された点をまとめた。この結果を図13に示す。図13に示すように、検証用ゴルフクラブを用いたスイングでは、ゴルファーの半数に対して飛距離及び方向性が共に改善され、好ましい結果となった。また、残りのゴルファーに対しても、検証用ゴルフクラブを用いたスイングでは、飛距離及び方向性の一方が改善された。この結果より、上記実施形態に係るフィッティング方法の有効性が確認された。
100 フィッティングシステム
1 慣性センサユニット(計測機器)
2 フィッティング装置
24A 取得部
24B 算出部
24C 決定部
24D 選択部
24E 表示制御部
3 フィッティングプログラム
4 テストクラブ
40 シャフト
41 ヘッド
42 グリップ
G ゴルファー

Claims (11)

  1. ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測機器により計測した計測データを取得する取得部と、
    前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出する算出部と、
    前記1または複数の第1スイング指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定する決定部と、
    を備える、フィッティング装置。
  2. 前記1または複数の第1スイング指標には、前記スイング動作時に前記ゴルファーがコックを溜める強さを示す指標及び前記スイング動作時に前記ゴルファーが前記コックを解放する強さを示す指標のうち少なくとも1つが含まれる、
    請求項1に記載のフィッティング装置。
  3. 前記1または複数の第1スイング指標には、前記スイング動作時に前記ゴルファーの腕が出力するパワーを示す指標及び前記スイング動作時に前記テストクラブに入力されるパワーを示す指標のうち少なくとも1つが含まれる、
    請求項1または2に記載のフィッティング装置。
  4. 前記算出部は、前記計測データに基づいて、前記1または複数の第1スイング指標とは異なる、前記スイング動作の特徴を表す1または複数の第2スイング指標をさらに算出し、
    前記決定部は、前記1または複数の第1スイング指標に基づいて決定した前記最適シャフト長を、前記1または複数の第2スイング指標に基づいて修正する、
    請求項1から3のいずれかに記載のフィッティング装置。
  5. 前記算出部は、前記計測データに含まれる、前記テストクラブのフェース面の法線に略平行な軸周りの角速度データに基づいて、前記1または複数の第2スイング指標を算出する、
    請求項4に記載のフィッティング装置。
  6. 前記算出部は、前記計測データに含まれる、前記テストクラブのシャフトに略平行な軸周りの角速度データに基づいて、前記1または複数の第2スイング指標を算出する、
    請求項4または5に記載のフィッティング装置。
  7. 前記算出部は、前記計測データに含まれる、前記テストクラブのトゥ-ヒール方向に略平行な軸周りの角速度データに基づいて、前記1または複数の第2スイング指標を算出する、
    請求項4から6のいずれかに記載のフィッティング装置。
  8. ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測した計測データを収集する計測機器と、
    ディスプレイに接続されるコンピュータと、
    を備えるゴルフクラブのフィッティングシステムであって、
    前記コンピュータは、
    前記計測機器から前記計測データを取得する取得部と、
    前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する第1指標及び第2指標を算出する算出部と、
    前記第1指標及び前記第2指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定する決定部と、
    前記最適シャフト長を有する前記シャフトを選択する選択部と、
    前記最適シャフト長及び前記最適シャフト長を有する前記シャフトを特定する情報のうち少なくとも一方を表示する結果画面を生成し、前記結果画面を前記ディスプレイ上に表示させる表示制御部と
    を含む、ゴルフクラブのフィッティングシステム。
  9. 前記結果画面には、前記第1指標を第1軸とし、前記第2指標を第2軸とする平面であって、互いに異なる複数の領域に分割される平面と、前記第1指標及び前記第2指標を示す前記平面上のプロット点とを重ね合わせて表示するマップがさらに含まれ、
    前記互いに異なる複数の領域のうち、前記プロット点が属する領域は、前記最適シャフト長に対応する、
    請求項8に記載のゴルフクラブのフィッティングシステム。
  10. 計測機器を用いて、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測した計測データを取得することと、
    コンピュータを用いて、前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出することと、
    前記1または複数の第1指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定することと、
    を含む、フィッティング方法。
  11. 計測機器を用いて、ゴルファーによるテストクラブのスイング動作を計測した計測データを取得することと、
    前記計測データに基づいて、前記スイング動作に関する1または複数の第1スイング指標を算出することと、
    前記1または複数の第1指標に基づいて、前記ゴルファーに適したシャフトの長さである最適シャフト長を決定することと、
    をコンピュータに実行させる、フィッティングプログラム。
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