JP6415869B2 - ゴルフスイング解析装置、ゴルフスイング解析方法及びゴルフスイング解析プログラム - Google Patents

ゴルフスイング解析装置、ゴルフスイング解析方法及びゴルフスイング解析プログラム Download PDF

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本発明は、ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置、ゴルフスイング解析方法及びゴルフスイング解析プログラムに関する。
従来より、ゴルフクラブのフィッティングや、ゴルフクラブの商品開発、ゴルファーのスイング動作の改善等に役立てるべく、ゴルフクラブのスイング動作を解析するための様々な解析手法が提案されている。多くの場合、この種のゴルフスイング解析では、スイング動作を加速度センサや角速度センサ、或いはカメラ等の計測機器により計測し、当該計測値に基づいてスイング動作中のゴルフクラブの挙動を導出することが行われる。
そして、スイング動作を解析するに当たり、ゴルフクラブの挙動は二重振り子の力学モデルでモデル化されることがある。例えば、ゴルフクラブの挙動は、ゴルファーの肩及びゴルフクラブのグリップ(或いは、これを握るゴルファーの手首)を節点とし、ゴルファーの腕及びゴルフクラブをリンクとするモデルで表現することができる。また、特許文献1は、ゴルファーの両肩の中心及びグリップを節点とする二重振り子モデルを開示している。
特開2014−73314号公報
ところで、特許文献1では、スイング動作を二重振り子モデルでモデル化すべく、ゴルファーの上半身に慣性センサーを取り付けて上半身の動きを計測するとともに、ゴルフクラブにも慣性センサーを取り付けてゴルフクラブの動きを計測している。しかしながら、スイング動作を二重振り子モデルで解析すべく、このように様々な部位に計測機器を取り付けて様々な部位の動きを計測しようとすると、計測機器が大掛かりになってしまう。特に特許文献1のように、ゴルファーの身体に計測機器を取り付けることは、ゴルファーの本来の自然な動きを阻害し、解析の精度が低下する虞がある。
本発明は、大掛かりな計測機器を用いることなく、ゴルフクラブのスイング動作を二重振り子モデルでモデル化することが可能なゴルフスイング解析装置、ゴルフスイング解析方法及びゴルフスイング解析プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るゴルフスイング解析装置は、ゴルフクラブのスイング動作を解析する装置であって、前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得する取得部と、前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出部とを備える。
ここでは、ゴルフクラブのグリップ及びゴルファーの肩を節点とする二重振り子モデルに基づいて、スイング動作が解析される。より具体的には、このような二重振り子モデルを規定するべく、グリップ及び肩の2つの節点の挙動が特定される。グリップの挙動は、計測機器による計測値に基づいて導出される。一方、肩の挙動は、グリップの挙動に基づいて、疑似的な肩の挙動として導出される。すなわち、肩の挙動を導出するために、別途の計測機器(による計測値)は必ずしも必要とされない。従って、大掛かりな計測機器(による計測値)を用いることなく、ゴルフクラブのスイング動作を二重振り子モデルでモデル化することができる。
本発明の第2観点に係るゴルフスイング解析装置は、第1観点に係るゴルフスイング解析装置であって、前記グリップ挙動導出部は、グリップ速度及びグリップ角速度を導出する。前記肩挙動導出部は、前記グリップ速度に基づいて、前記ゴルファーの腕の角速度を算出する。
ここでは、グリップの挙動を特定すべく、グリップ速度及びグリップ角速度が導出される。また、グリップ速度に基づいて、肩の挙動を表すゴルファーの腕の角速度が導出される。すなわち、グリップ角速度及びゴルファーの腕の角速度により、グリップ及び肩の2つの節点の挙動が特定される。
本発明の第3観点に係るゴルフスイング解析装置は、第1観点又は第2観点に係るゴルフスイング解析装置であって、前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の挙動を導出する。
ここでは、グリップが、不動の(ただし、回転可能な)肩の周りを円運動するという二重振り子モデルが採用される。従って、二重振り子モデルをシンプルに規定することができる。
本発明の第4観点に係るゴルフスイング解析装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係るゴルフスイング解析装置であって、前記グリップ挙動導出部は、全体座標系での前記グリップの挙動を導出した後、これをスイング平面内での挙動に変換する。前記肩挙動導出部は、前記スイング平面内での前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング平面内での前記疑似的な肩の挙動を導出する。
ここでは、二重振り子モデルがスイング平面内で規定される。すなわち、二重振り子モデルをシンプルに規定することができる。
本発明の第5観点に係るゴルフスイング解析装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係るゴルフスイング解析装置であって、前記取得部は、前記ゴルフクラブに取り付けられた前記計測機器である加速度センサ及び角速度センサによる前記スイング動作の計測値を取得する。
ここでは、ゴルフクラブに取り付けられた加速度センサ及び角速度センサに基づいて、グリップの挙動を特定することができる。
本発明の第6観点に係るゴルフスイング解析装置は、第5観点に係るゴルフスイング解析装置であって、前記取得部は、前記ゴルフクラブに取り付けられた前記計測機器である地磁気センサによる前記スイング動作の計測値をさらに取得する。
ここでは、ゴルフクラブに取り付けられた加速度センサ及び角速度センサに加え、同じくゴルフクラブに取り付けられた地磁気センサに基づいて、グリップの挙動を特定することができる。
本発明の第7観点に係るゴルフスイング解析装置は、第1観点から第6観点のいずれかに係るゴルフスイング解析装置であって、前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の挙動に基づいて、前記スイング動作を特徴付けるスイング指標として、ヘッド速度、トルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量の少なくとも1つを算出する指標算出部をさらに備える。
ここでは、グリップの挙動及び疑似的な肩の挙動に基づいて、ヘッド速度、トルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量の少なくとも1つがスイング動作を特徴付けるスイング指標として算出される。従って、ヘッド速度、トルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量の少なくとも1つに基づいて、スイング動作を評価することができる。
本発明の第8観点に係るゴルフスイング解析装置は、第7観点に係るゴルフスイング解析装置であって、前記指標算出部は、前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の挙動に基づいて、前記スイング動作中のコック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量の値を算出し、前記コック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量を説明変数とする所定の回帰式に従って、前記スイング指標として、インパクト時のヘッド速度を算出する。
本発明者らは、スイング動作中のコック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量がインパクト時のヘッド速度と相関することを発見した。そこで、ここでは、まず、二重振り子モデルに従って、コック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量の値が算出される。そして、これらを説明変数とする所定の回帰式に基づいて、インパクト時のヘッド速度が算出される。従って、高精度にインパクト時のヘッド速度を算出することができ、ひいては、高精度にスイング動作を評価することができる。
本発明の第9観点に係るゴルフスイング解析方法は、ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析方法であって、計測機器を用いて前記スイング動作を計測するステップと、前記スイング動作の計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するステップと、前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出するステップとを備える。ここでは、第1観点と同様の効果を奏することができる。
本発明の第10観点に係るゴルフスイング解析プログラムは、ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析プログラムであって、前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得するステップと、前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するステップと、前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出するステップとをコンピュータに実行させる。ここでは、第1観点と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、大掛かりな計測機器(による計測値)を用いることなく、ゴルフクラブのスイング動作を二重振り子モデルでモデル化することができる。
本発明の一実施形態に係るゴルフスイング解析装置を備えるゴルフスイング解析システムを示す図。 ゴルフスイング解析システムの機能ブロック図。 ゴルフクラブのグリップを基準とするxyz局所座標系を説明する図。 (A)アドレス状態を示す図。(B)トップ状態を示す図。(C)インパクト状態を示す図。(D)フィニッシュ状態を示す図。 第1変換処理の流れを示すフローチャート。 アドレスの時刻を導出する処理の流れを示すフローチャート。 スイング平面を説明する図。 肩挙動導出工程の流れを示すフローチャート。 二重振り子モデルを概念的に説明する図。 指標算出工程の流れを示すフローチャート。 二重振り子モデルを概念的に説明する別の図。 スイング指標の1つであるエネルギー発揮量を説明する図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るゴルフスイング解析装置、ゴルフスイング解析方法及びゴルフスイング解析プログラムについて説明する。
<1.ゴルフスイング解析システムの概略構成>
図1及び図2に、本実施形態に係るゴルフスイング解析装置(以下、解析装置2)を備えるゴルフスイング解析システム(以下、解析システム100)の全体構成を示す。解析装置2は、ゴルファー7によるゴルフクラブ4のスイング動作を計測した計測データに基づいて、ゴルフクラブ4のスイング動作を解析する装置である。本実施形態では、解析装置2は、ゴルフクラブ4のフィッティングを支援する用途で使用される。スイング動作の計測は、ゴルフクラブ4のグリップ42に取り付けられたセンサユニット1(計測機器)により行われ、解析装置2は、このセンサユニット1とともに、解析システム100を構成する。
以下、センサユニット1及び解析装置2の構成について説明した後、スイング動作の解析処理の流れについて説明する。
<1−1.センサユニットの構成>
センサユニット1は、図1及び図3に示すとおり、ゴルフクラブ4のグリップ42におけるヘッド41と反対側の端部に取り付けられており、グリップ42の挙動を計測する。なお、ゴルフクラブ4は、一般的なゴルフクラブであり、シャフト40と、シャフト40の一端に設けられたヘッド41と、シャフト40の他端に設けられたグリップ42とから構成される。センサユニット1は、スイング動作の妨げとならないよう、小型且つ軽量に構成されている。図2に示すように、本実施形態に係るセンサユニット1には、加速度センサ11、角速度センサ12及び地磁気センサ13が搭載されている。また、センサユニット1には、これらのセンサ11〜13による計測データを外部の解析装置2に送信するための通信装置10も搭載されている。なお、本実施形態では、通信装置10は、スイング動作の妨げにならないように無線式であるが、ケーブルを介して有線式に解析装置2に接続するようにしてもよい。
加速度センサ11、角速度センサ12及び地磁気センサ13はそれぞれ、グリップ42を基準としたxyz局座標系におけるグリップ加速度、グリップ角速度及びグリップ地磁気を計測する。より具体的には、加速度センサ11は、x軸、y軸及びz軸方向のグリップ加速度ax,ay,azを計測する。角速度センサ12は、x軸、y軸及びz軸周りのグリップ角速度ωx,ωy,ωzを計測する。地磁気センサ13は、x軸、y軸及びz軸方向のグリップ地磁気mx,my,mzを計測する。これらの計測データは、所定のサンプリング周期Δtの時系列データとして取得される。なお、xyz局所座標系は、図3に示すとおりに定義される3軸直交座標系である。すなわち、z軸は、シャフト40の延びる方向に一致し、ヘッド41からグリップ42に向かう方向が、z軸正方向である。x軸は、ヘッド41のトゥ−ヒール方向にできる限り沿うように配向され、y軸は、ヘッド41のフェース面の法線方向にできる限り沿うように配向される。
本実施形態では、加速度センサ11、角速度センサ12及び地磁気センサ13による計測データは、通信装置10を介してリアルタイムに解析装置2に送信される。しかしながら、例えば、センサユニット1内の記憶装置に計測データを格納しておき、スイング動作の終了後に当該記憶装置から計測データを取り出して、解析装置2に受け渡すようにしてもよい。
<1−2.解析装置の構成>
図2を参照しつつ、解析装置2の構成について説明する。解析装置2は、CD−ROM、USBメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体20に格納された本実施形態に係るゴルフスイング解析プログラム(以下、解析プログラム3)を、当該記録媒体20から汎用のパーソナルコンピュータにインストールすることにより製造される。解析プログラム3は、センサユニット1から送られてくる計測データに基づいてスイング動作を解析し、ゴルファー7に適したゴルフクラブを選択するのを支援する情報を出力するためのソフトウェアである。解析プログラム3は、解析装置2に後述する動作を実行させる。
解析装置2は、表示部21、入力部22、記憶部23、制御部24及び通信部25を備える。そして、これらの部21〜25は、バス線26を介して接続されており、相互に通信可能である。本実施形態では、表示部21は、液晶ディスプレイ等で構成され、後述する情報をユーザに対し表示する。なお、ここでいうユーザとは、ゴルファー7自身やそのインストラクター等の、フィッティングの結果を必要とする者の総称である。また、入力部22は、マウス、キーボード、タッチパネル等で構成することができ、解析装置2に対するユーザからの操作を受け付ける。
記憶部23は、ハードディスク等の不揮発性の記憶装置により構成される。記憶部23内には、解析プログラム3が格納されている他、センサユニット1から送られてくる計測データが保存される。通信部25は、解析装置2と外部装置との通信を可能にする通信インターフェースであり、センサユニット1からデータを受信する。
制御部24は、CPU、ROMおよびRAM等から構成することができる。制御部24は、記憶部23内の解析プログラム3を読み出して実行することにより、仮想的に取得部24A、グリップ挙動導出部24B、肩挙動導出部24C、指標算出部24D及び表示制御部24Eとして動作する。各部24A〜24Eの動作の詳細については、後述する。
<2.スイング動作の解析処理>
続いて、解析システム100による、主としてゴルフクラブ4のフィッティングのためのスイング動作の解析処理について説明する。本実施形態に係る解析処理は、以下の6つの工程から構成されている。
(1)xyz局所座標系でのグリップ加速度ax,ay,az、グリップ角速度ωx,ωy,ωz及びグリップ地磁気mx,my,mzの計測データを計測する計測工程
(2)計測工程で得られたxyz局所座標系での計測データを、XYZ全体座標系でのグリップ加速度aX,aY,aZ及びグリップ角速度ωX,ωY,ωZに変換する第1変換工程(第1変換工程では、XYZ全体座標系でのグリップ速度vX,vY,vZも導出される。)
(3)XYZ全体座標系でのグリップ42の挙動(グリップ角速度ωX,ωY,ωZ及びグリップ速度vX,vY,vZ)を、スイング平面P(後述する)内でのグリップ42の挙動へと変換する第2変換工程
(4)スイング平面P内でのグリップ42の挙動に基づいて、スイング平面P内でのゴルファー7の疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出工程
(5)グリップ42の挙動及び疑似的な肩の挙動に基づいて、スイング動作を特徴付けるスイング指標を算出する指標算出工程
(6)スイング指標及びこれをさらに加工した情報を出力する出力工程
以下、これらの工程を順に説明する。
なお、XYZ全体座標系は、図1に示すとおりに定義される3軸直交座標系である。すなわち、Z軸は、鉛直下方から上方に向かう方向であり、X軸は、ゴルファー7の背から腹に向かう方向であり、Y軸は、地平面に平行でボールの打球地点から目標地点に向かう方向である。
<2−1.計測工程>
計測工程では、ゴルファー7により、上述のセンサユニット1付きゴルフクラブ4がスイングされる。そして、このスイング中のグリップ加速度ax,ay,az、グリップ角速度ωx,ωy,ωz及びグリップ地磁気mx,my,mzの計測データが、センサユニット1により計測される。この計測データは、センサユニット1の通信装置10を介して解析装置2に送信される。一方、解析装置2側では、取得部24Aが通信部25を介してこれを受信し、記憶部23内に格納する。本実施形態では、少なくともアドレスからインパクトまでの時系列の計測データが計測される。
なお、ゴルフクラブのスイング動作は、一般に、アドレス、トップ、インパクト、フィニッシュの順に進む。アドレスとは、図4(A)に示すとおり、ゴルフクラブ4のヘッド41をボール近くに配置した初期の状態を意味し、トップとは、図4(B)に示すとおり、アドレスからゴルフクラブ4をテイクバックし、最もヘッド41が振り上げられた状態を意味する。インパクトとは、図4(C)に示すとおり、トップからゴルフクラブ4が振り下ろされ、ヘッド41がボールと衝突した瞬間の状態を意味し、フィニッシュとは、図4(D)に示すとおり、インパクト後、ゴルフクラブ4を前方へ振り抜いた状態を意味する。
<2−2.第1変換工程>
以下、図5を参照しつつ、xyz局所座標系の計測データをXYZ全体座標系の値へと変換する第1変換工程について説明する。具体的には、まず、取得部24Aが、記憶部23内に格納されているxyz局所座標系でのグリップ加速度ax,ay,az、グリップ角速度ωx,ωy,ωz及びグリップ地磁気mx,my,mzの時系列の計測データを読み出す(ステップS1)。
次に、ステップS1で読み出されたxyz局所座標系での時系列の計測データに基づいて、グリップ挙動導出部24Bが、インパクト、トップ及びアドレスの時刻ti,tt,taを導出する(ステップS2)。本実施形態では、まずインパクトの時刻tiが導出され、インパクトの時刻tiに基づいてトップの時刻ttが導出され、トップの時刻ttに基づいてアドレスの時刻taが導出される。
具体的には、グリップ角速度ωxのサンプリング周期Δt当たりの増分が閾値である300deg/sを最初に超えた時刻が、仮のインパクトの時刻として設定される。そして、この仮のインパクトの時刻から所定の時間を溯った時刻から、仮のインパクトの時刻までで、グリップ角速度ωxのサンプリング周期Δt当たりの増分が200deg/sを超えた時刻が検出され、インパクトの時刻tiとして設定される。
次に、インパクトの時刻tiよりも前の時刻であって、グリップ角速度ωyが負から正へ切り替わった時刻が、トップの時刻ttとして特定される。また、アドレスの時刻taは、図6のフローチャートに従って算出される。
続くステップS3では、グリップ挙動導出部24Bが、アドレスからインパクトまでの時刻tにおける姿勢行列N(t)を算出する。今、姿勢行列を以下の式で表すとする。姿勢行列N(t)は、時刻tにおけるXYZ全体座標系をxyz局所座標系に変換するための行列である。
姿勢行列N(t)の9つの成分の意味は、以下のとおりである。
成分a:全体座標系のX軸と、局所座標系のx軸とのなす角度の余弦
成分b:全体座標系のY軸と、局所座標系のx軸とのなす角度の余弦
成分c:全体座標系のZ軸と、局所座標系のx軸とのなす角度の余弦
成分d:全体座標系のX軸と、局所座標系のy軸とのなす角度の余弦
成分e:全体座標系のY軸と、局所座標系のy軸とのなす角度の余弦
成分f:全体座標系のZ軸と、局所座標系のy軸とのなす角度の余弦
成分g:全体座標系のX軸と、局所座標系のz軸とのなす角度の余弦
成分h:全体座標系のY軸と、局所座標系のz軸とのなす角度の余弦
成分i:全体座標系のZ軸と、局所座標系のz軸とのなす角度の余弦
ここで、ベクトル(a,b,c)は、x軸方向の単位ベクトルを表し、ベクトル(d,e,f)は、y軸方向の単位ベクトルを表し、ベクトル(g,h,i)は、z軸方向の単位ベクトルを表している。
また、姿勢行列N(t)は、Z−Y−Z系のオイラー角の考え方に従うと、以下の式で表すことができる。ただし、φ,θ,ψは、Z軸、Y軸、Z軸周りの回転角度とする。
アドレスからインパクトまでの姿勢行列N(t)を算出するに当たり、まず、アドレスの時刻taにおける姿勢行列N(ta)が算出される。具体的には、以下の式に従って、アドレス時のφ,θが算出される。なお、以下の式は、アドレス時にはゴルフクラブ4は静止しており、加速度センサ11によって鉛直方向の重力のみが検出されることを利用している。以下の式中のグリップ加速度ax,ay,azは、アドレス時の値である。
続いて、以下の式に従って、アドレス時のψが算出される。
ただし、上式中のmxi,myiの値は、以下の式に従って算出される。また、以下の式中のグリップ地磁気mx,my,mzは、アドレス時の値である。
以上より、アドレス時のφ,θ,ψが、xyz局所座標系でのグリップ加速度ax,ay,az及びグリップ地磁気mx,my,mzに基づいて算出される。そして、これらのφ,θ,ψの値を数2の式に代入することにより、アドレス時の姿勢行列N(ta)が算出される。
続いて、アドレス時の姿勢行列N(ta)をサンプリング周期Δt間隔で時々刻々更新してゆくことにより、アドレスからインパクトまでの姿勢行列N(t)が算出される。具体的に説明すると、まず、姿勢行列N(t)は、クォータニオンの4変数q1,q2,q3,q4(q4がスカラー部)を用いて、以下の式で表される。
従って、数1及び数7より、クォータニオンの4変数q1,q2,q3,q4は、以下の式に従って、算出することができる。
今、アドレス時の姿勢行列N(ta)を規定するa〜iの値は既知である。よって、以上の式に従って、まず、アドレス時のクォータニオンの4変数q1,q2,q3,q4が算出される。
そして、時刻tから微小時刻経過後のクォータニオンq’は、時刻tにおけるクォータニオンqを用いて以下の式で表される。
また、クォータニオンの4変数q1,q2,q3,q4の時間変化を表す1階微分方程式は、以下の式で表される。
数9及び数10の式を用いれば、時刻tのクォータニオンを順次、次の時刻t+Δtのクォータニオンへと更新することができる。ここでは、アドレスからインパクトまでのクォータニオンが算出される。そして、アドレスからインパクトまでのクォータニオンの4変数q1,q2,q3,q4を数7の式に順次代入してゆくことにより、アドレスからインパクトまでの姿勢行列N(t)が算出される。
次に、ステップS4では、グリップ挙動導出部24Bが、アドレスからインパクトまでの姿勢行列N(t)に基づいて、アドレスからインパクトまでのxyz局所座標系でのグリップ加速度ax,ay,az及びグリップ角速度ωx,ωy,ωzの時系列データを、XYZ全体座標系での時系列データに変換する。変換後のグリップ加速度aX,aY,aZ及びグリップ角速度ωX,ωY,ωZは、以下の式に従って算出される。
続くステップS5では、グリップ挙動導出部24Bは、グリップ加速度aX,aY,aZの時系列データを積分することにより、アドレスからインパクトまでのXYZ全体座標系でのグリップ速度vX,vY,vZを導出する。このとき、アドレスからインパクトまでのグリップ速度vX,vY,vZを、トップにおいて0m/sとなるように、オフセットを行うことが好ましい。例えば、任意の時刻tにおけるオフセットは、時刻tにおけるグリップ速度vX,vY,vZから、(トップの時刻ttでのグリップ速度vX,vY,vZ)×t/(tt−ta)を減算することにより行われる。
<2−3.第2変換工程>
以下、第1変換工程で算出されたXYZ全体座標系でのグリップ42の挙動を、スイング平面P内でのグリップ42の挙動へと変換する第2変換工程について説明する。本実施形態では、スイング平面Pは、XYZ全体座標系の原点を含み、Y軸及びインパクト時のゴルフクラブ4のシャフト40と平行な面として定義される(図7参照)。第2変換工程では、グリップ挙動導出部24Bは、XYZ全体座標系でのグリップ速度vX,vY,vZ及びグリップ角速度ωX,ωY,ωZをスイング平面P内へ射影したグリップ速度vpX,vpY,vpZ及びグリップ角速度ωpX,ωpY,ωpZを算出する。
具体的には、シャフト40の延びる方向を表す、姿勢行列N(t)に含まれるz軸ベクトル(g,h,i)に基づいて、X軸正方向から見た(ゴルファー7を正面から見た)シャフト40の傾きの時系列データを算出する。そして、この時系列データに基づいて、X軸正方向から見てシャフト40がZ軸と平行になる時刻を特定し、これをインパクトの時刻tiとする。なお、ここでのインパクトの時刻tiは、既出のインパクトの時刻tiと一致するとは限らない。続いて、このインパクトの時刻tiにおける姿勢行列N(ti)に含まれるz軸ベクトル(g,h,i)に基づいて、Y軸負方向から見たシャフト40の傾きを算出する。すなわち、インパクト時にY軸負方向から見たシャフト40とX軸との為す角度α’を算出し、これをスイング平面角度とする。
スイング平面角度α’が求まると、これを用いてXYZ全体座標系における任意の点をスイング平面Pに射影するための射影変換行列Aを、以下のとおり算出することができる。ただし、α=90°−α’である。
ここでは、以上の射影変換行列Aに基づいて、以下の式に従って、アドレスからインパクトまでの射影変換後のグリップ速度vpX,vpY,vpZ及びグリップ角速度ωpX,ωpY,ωpZの時系列データが算出される。
なお、以上の演算により得られるグリップ速度(vpY,vpZ)は、スイング平面P内でのグリップ速度(ベクトル)を表しており、グリップ角速度ωpXは、スイング平面Pに対して垂直な軸周りの角速度を表している。ここでは、以下の式に従って、アドレスからインパクトまでのスイング平面P内でのグリップ速度(スカラー)が算出される。
また、ここでは、後の計算に必要となる、スイング平面P内におけるトップでのシャフト40の傾きも算出される。具体的には、まず、トップでの姿勢行列N(tt)に含まれるz軸ベクトル(g,h,i)を、射影変換行列Aを用いて、以下の式に従ってスイング平面P内に射影する。ただし、射影後のベクトルを(g’,h’,i’)とする。
以上の式により特定されるベクトル(h’,i’)は、スイング平面P内におけるトップでのシャフト40の傾きを表すベクトルである。従って、以上の計算結果を以下の式に代入することにより、スイング平面P内におけるトップでのシャフト40の傾きβが算出される。
<2−4.肩挙動導出工程>
以下、図8を算出しつつ、スイング平面P内でのグリップの挙動(グリップ速度VGE及びグリップ角速度ωpX)に基づいて、スイング平面P内の疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出工程について説明する。本実施形態では、ゴルフクラブ4の挙動は、ゴルファー7の肩及びグリップ42(或いは、これを握るゴルファーの手首)を節点とし、ゴルファー7の腕及びゴルフクラブ4をリンクとする二重振り子モデルに基づいて解析される。ただし、肩の挙動は直接的に実測されるのではなく、実測されたグリップの挙動に基づいて、疑似的な肩の挙動として導出される。以下では、特に断らない限り、単に「肩」という場合も、このような疑似的な肩を意味するものとする。疑似的な肩とグリップ42(手首)との間を直線的に延びるものとして定義される疑似的な「腕」についても同様である。
グリップの挙動から肩の挙動を特定するに当たり、本実施形態に係る二重振り子モデルは、以下の(1)〜(5)を前提とする。図9は、以下の前提条件を概念的に説明する図である。
(1)スイング平面P上において、グリップ42(手首)は肩を中心として円運動する。
(2)スイング平面P上において、肩とグリップ42との距離(半径)Rは、一定である。
(3)肩は、スイング動作中は動かない(ただし、回転する)。
(4)スイング平面P上において、トップでの腕とゴルフクラブ4との為す角度は90°である。
(5)インパクト時の腕は、X軸正方向から見てZ軸下方を向く。
以上の前提の下、肩挙動導出部24Cは、スイング平面P内におけるトップからインパクトまでのグリップ42の移動距離Dを算出する(ステップS21)。移動距離Dは、トップからインパクトまでのグリップ速度VGEを積分することにより導出される。
続いて、肩挙動導出部24Cは、スイング平面P内におけるトップからインパクトまでの腕の回転角度γを算出する(ステップS22)。回転角度γは、第2変換工程で算出されたトップでのシャフト40の傾きβに基づいて算出される。次に、肩挙動導出部24Cは、半径R=D/γを算出する(ステップS23)。
そして、肩挙動導出部24Cは、以下の式に従って、肩の挙動として、スイング平面P内におけるトップからインパクトまでの肩周りの角速度(腕の角速度)ω1を算出する。すなわち、腕の角速度ω1は、計測によるグリップ速度VGEが反映された値となる。
ω1=VGE/R
<2−5.指標算出工程>
以下、図10を参照しつつ、グリップ42の挙動及び肩の挙動に基づいてスイング指標を算出する指標算出工程について説明する。本実施形態では、スイング指標として、後述されるトルク発揮量Tti、平均トルクTAVE、エネルギー発揮量E,E1、平均仕事率EAVE,E1_AVE及びヘッド速度Vhが算出される。
具体的には、まず、ステップS31では、肩挙動導出部24Cは、トップからインパクトまでの腕の角速度ω1を積分し、トップからインパクトまでの腕の回転角度θ1を算出する。このとき、台形積分を用いることが好ましい。なお、回転角度θ1は、図11のように定義され、図11の紙面は、スイング平面Pに等しい。以下では、図11に示されるスイング平面P内での新たなXY座標系に基づいて、解析が進められる。スイング平面P内での新たなXY座標系のX軸、Y軸は、上述したXYZ全体座標系のX軸、Y軸とは異なる軸である。
また、肩挙動導出部24Cは、トップからインパクトまでの腕の角速度ω1を微分し、トップからインパクトまでの角加速度ω1’を算出する。次に、肩挙動導出部24Cは、トップからインパクトまでの腕の重心の位置(X1,Y1)、速度(VX1,VY1)及び加速度(AX1,AY1)を算出する。これらの値は、上述した計算結果を以下の式に代入することにより算出される。
ただし、rは、肩から腕の重心までの距離である。本実施形態では、腕の重心は、腕の中心にあるものと仮定される。従って、R=2rである。
次に、ステップS32では、グリップ挙動導出部24Bは、ステップS31と同様の演算をグリップ42周りについても行う。すなわち、トップからインパクトまでのグリップ角速度ωpX=グリップ42周りのゴルフクラブ4の角速度ω2を積分し、トップからインパクトまでのグリップ42周りのゴルフクラブ4(シャフト40)の回転角度θ2を算出する。このときも、台形積分を用いることが好ましく、回転角度θ2は、図11のように定義される。
続いて、グリップ挙動導出部24Bは、トップからインパクトまでのゴルフクラブ4の角速度ω2を微分し、トップからインパクトまでの角加速度ω2’を算出する。次に、グリップ挙動導出部24Bは、トップからインパクトまでのゴルフクラブ4の重心の位置(X2,Y2)、速度(VX2,VY2)及び加速度(AX2,AY2)を算出する。これらの値は、上述した計算結果を以下の式に代入することにより算出される。
ただし、Lは、グリップ42からゴルフクラブ4の重心までの距離である。Lの値は、ゴルフクラブ4のスペックであり、予め定められているものとする。
次に、ステップS33では、指標算出部24Dは、上述した計算結果を以下の式に代入することにより、トップからインパクトまでのグリップ42に発生する拘束力R2=(RX2,RY2)を算出する。以下の式は、並進方向の力の釣り合いに基づくものである。ただし、m2は、ゴルフクラブの質量であり、gは、重力加速度である。また、m2は、ゴルフクラブ4のスペックであり、予め定められているものとする。
続くステップS34では、指標算出部24Dは、上述した計算結果を以下の式に代入することにより、トップからインパクトまでの肩周りのトルクT1及びグリップ42周りのトルクT2を算出する。
ただし、I1は、腕の重心周りの慣性モーメントであり、I2は、ゴルフクラブ4の重心周りの慣性モーメントである。本実施形態では、腕の重心周りの慣性モーメントI1は、腕の重心が腕の中心にあるとの仮定の下、I1=m12/3として算出される。m1は、腕の質量であり、本実施形態では、腕の質量m1は、適宜予め定められているものとする。例えば、解析を開始する前に、ゴルファー7の体重を入力しておき、入力された体重に所定の係数を掛ける等して、自動的に腕の質量が算出される。また、I2は、ゴルフクラブ4のスペックであり、予め定められているものとする。
また、本実施形態では、指標算出部24Dは、肩周りのトルクT1をトップからインパクトまでの区間で積分した値Ttiを算出する。Ttiは、トップからインパクトまでの間に二重振り子の系全体で発揮されるトルク発揮量を意味する。トルク発揮量Ttiは、スイング指標の1つとなる。また、指標算出部24Dは、トップからインパクトまでの間に系全体で発揮される単位時間当たりの平均的なトルク(平均トルク)であるTAVE=Tti/(ti−tt)を算出する。平均トルクTAVEも、スイング指標となる。なお、トルク発揮量Ttiを算出するに当たり、正のトルクT1だけを積分してもよいし、トルクT1の平均値を積分してもよい。
続くステップS35では、指標算出部24Dは、上述した計算結果に基づいて、トップからインパクトまでの二重振り子の系全体での仕事率(パワー)E’を算出する。系全体での仕事率E’は、腕の仕事率E1’とゴルフクラブ4の仕事率E2’の合計として算出される。具体的には、E’は、肩の速度ベクトルをvsとし、グリップ42の速度ベクトルをvgとして、以下の式に従って表される。ただし、R1は、肩に発生する拘束力である。また、vs,vgはそれぞれ、肩の位置ベクトルds、グリップ42の位置ベクトルdg=ds+(2X1,2Y1)を一階微分することにより算出可能である。
また、本実施形態では、肩は動かないため、vs=(0,0)となり、系全体での仕事率E’は、以下の式に従って算出される。指標算出部24Dは、上述した計算結果を以下の式に代入することにより、トップからインパクトまでの系全体での仕事率E’を算出する。
続くステップS36では、指標算出部24Dは、トップ以降で腕の仕事率E1’が正から負へ転じる時刻tcを特定し、トップの時刻ttから時刻tcまでの腕の仕事量(エネルギー)E1を算出する。腕の仕事量E1は、時刻tt〜tcまでの区間で腕の仕事率E1’を積分することにより、算出される(図12参照)。なお、仕事量E1は、時刻tt〜tcの間に腕で発揮される仕事量(エネルギー)を表す指標と考えることができるから、この意味で、腕のエネルギー発揮量と呼ぶことができる。また、指標算出部24Dは、エネルギー発揮量E1に基づいて、E1_AVE=E1/(tc−tt)を算出する。E1_AVEは、時刻tt〜tcの間の腕の平均仕事率、又は時刻tt〜tcの間に腕で発揮される平均的な単位時間当たりのエネルギー量(平均エネルギー発揮量)を意味する。エネルギー発揮量E1及び平均仕事率(平均エネルギー発揮量)E1_AVEは、いずれもスイング指標となる。
また、指標算出部24Dは、トップ以降で系全体での仕事率E’が正から負へ転じる時刻tdを特定し、トップの時刻ttから時刻tdまでの系全体での仕事量(エネルギー)Eを算出する。系全体での仕事量Eは、時刻tt〜tdまでの区間で系全体での仕事率E’を積分することにより、算出される。なお、仕事量Eは、時刻tt〜tdの間に系全体で発揮される仕事量(エネルギー)を表す指標と考えることができるから、この意味で、系全体でのエネルギー発揮量と呼ぶことができる。また、指標算出部24Dは、エネルギー発揮量Eに基づいて、EAVE=E/(td−tt)を算出する。EAVEは、時刻tt〜tdの間の系全体での平均仕事率、又は時刻tt〜tdの間に系全体で発揮される平均的な単位時間当たりのエネルギー量(平均エネルギー発揮量)を意味する。エネルギー発揮量E及び平均仕事率(平均エネルギー発揮量)EAVEは、いずれもスイング指標となる。
続くステップS37では、指標算出部24Dは、スイング中のコック解放タイミングtrを算出する。なお、本発明者らは、実験を通して、スイング指標となるインパクト時のヘッド速度Vhが、スイング中のコック解放タイミングtr、エネルギー発揮量E1及び平均仕事率(平均エネルギー発揮量)E1_AVEのそれぞれと相関があることを発見した。そこで、ここでは、インパクト時のヘッド速度Vhを算出すべく、コック解放タイミングtrが算出される。本実施形態では、コック解放タイミングは、時刻tt〜tcまでの区間で仕事率E1’が最大となる時刻が、コック解放タイミングtrとして特定される(図12参照)。
続くステップS38では、指標算出部24Dは、コック解放タイミングtr及び平均仕事率AVEに基づいて、インパクト時のヘッド速度Vhを算出する。具体的には、インパクト時のヘッド速度Vhは、下の式に従って算出される。なお、k1,k2,k3は、予め行われた多数の実験結果から重回帰分析により得られた定数であり、記憶部23内に予め保持されている値である。以上より、指標算出工程が終了する。
h=k1・E1_AVE+k2・tr+k3
<2−6.出力工程>
指標算出工程が終了すると、表示制御部24Eは、算出されたスイング指標(トルク発揮量Tti、平均トルクTAVE、エネルギー発揮量E,E1、平均仕事率EAVE,E1_AVE及びヘッド速度Vh)を表示部21上に表示する。これにより、ユーザは、スイングしたゴルフクラブ4に対応するスイング指標を把握し、当該ゴルフクラブ4がゴルファー7に適しているか否かを判断することができる。
なお、上記では、1回のスイング動作に基づいてスイング指標が算出される処理の流れを説明したが、ゴルファー7に様々なゴルフクラブ4を試打させて、様々なゴルフクラブ4についてのスイング指標を繰り返し算出することができる。この場合、表示制御部24Eは、これらのスイング指標を表やグラフ等の形式にまとめて、表示部21上に表示させる。なお、例えば、このときの表及び/又はグラフは、スイング指標と、試打されたゴルフクラブ4の番号及び/又はスペックとの対応関係を示すものとすることができる。また、スペックとは、例えば、ゴルフクラブの重量や、ロフト角、シャフト長さ等である。これにより、ユーザは、様々なゴルフクラブ4の中から、最適なスイング指標を与えるゴルフクラブ4を容易に選択することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<3−1>
上記実施形態では、ゴルファー7のスイング動作を計測する計測機器として、加速度センサ、角速度センサ及び地磁気センサの3つを有するセンサユニット1が使用されたが、計測機器を他の構成とすることもできる。例えば、地磁気センサを省略することもできる。この場合には、統計的手法により、xyz局所座標系からXYZ全体座標系へと計測データを変換することが可能である。なお、このような手法については、公知技術であるため(要すれば、特開2013−56074号公報参照)、ここでは詳細な説明を省略する。或いは、計測機器として、三次元計測カメラを使用することもできる。三次元計測カメラにより、ゴルファーやゴルフクラブ、ゴルフボールの挙動を計測する手法についても、公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。なお、三次元計測カメラを用いた場合には、計測データのxyz局所座標系からXYZ全体座標系への変換工程を省略することもでき、直接的にXYZ全体座標系でのグリップの挙動を計測することができる。
<3−2>
上記実施形態では、ヘッド速度Vhは、コック解放タイミングtr及び平均仕事率E1_AVEを説明変数とする重回帰式に基づいて算出されたが、スイング中のコック解放タイミングtr、エネルギー発揮量E1及び平均仕事率E1_AVEの少なくとも1つを説明変数として含む回帰式に基づいて算出するようにしてもよい。勿論、これら3つパラメータの全てを説明変数としてもよい。
また、ヘッド速度Vhは、重回帰式に基づく統計的手法ではなく、以下の式に従って幾何学的に算出してもよい。ただし、Lclubは、ゴルフクラブのスペックであるゴルフクラブの長さである。
シャフト40の先端のヘッドの位置ベクトル(dhX,dhY
hX=2X1+Lclubcosθ2
hY=2Y1+Lclubsinθ2
シャフト40の先端のヘッドの速度ベクトル(VhX,VhY
hX=2VX1−Lclubω2sinθ2
hY=2VY1+Lclubω2cosθ2
h=sqrt(VhX 2+VhY 2
<3−3>
上記実施形態で示されたスイング指標は、例示であり、算出された疑似的な肩の動きに基づいて、その他の様々なスイング指標を算出することができる。例えば、以下のものが考えられる。
(1)インパクトのタイミング以外のヘッド速度
(2)上記実施形態の例に限らず、肩、腕、グリップ42及びゴルフクラブ4の任意の部位(又はその任意の組合せ)におけるトルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量
(3)上記実施形態の区間に限らず、スイング中の適当な区間におけるトルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量
<3−4>
スイング指標は、上述したフィッティングに限られず、ゴルフクラブの商品開発、ゴルファーのスイング動作の改善等の様々な用途に使用することができる。
1 センサユニット(計測装置)
2 ゴルフスイング解析装置
3 ゴルフスイング解析プログラム
4 ゴルフクラブ
7 ゴルファー
24A 取得部
24B グリップ挙動導出部
24C 肩挙動導出部
24D 指標算出部
41 ヘッド
42 グリップ

Claims (16)

  1. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置であって、
    前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得する取得部と、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、
    前記グリップの挙動に基づいて、ゴルファーの疑似的な肩及び前記グリップを節点とする挙動解析モデルに従って、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の回転挙動を導出する肩挙動導出部と、
    を備え
    前記挙動解析モデルでは、前記ゴルフクラブがリンクとされる、
    ゴルフスイング解析装置。
  2. 前記グリップ挙動導出部は、グリップ速度及びグリップ角速度を導出し、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップ速度に基づいて、前記ゴルファーの腕の角速度を算出する、
    請求項1に記載のゴルフスイング解析装置。
  3. 前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の回転挙動を導出する、
    請求項1又は2に記載のゴルフスイング解析装置。
  4. 前記グリップ挙動導出部は、全体座標系での前記グリップの挙動を導出した後、これをスイング平面内での挙動に変換し、
    前記肩挙動導出部は、前記スイング平面内での前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング平面内での前記疑似的な肩の回転挙動を導出する、
    請求項1から3のいずれかに記載のゴルフスイング解析装置。
  5. 前記取得部は、前記ゴルフクラブに取り付けられた前記計測機器である加速度センサ及び角速度センサによる前記スイング動作の計測値を取得する、
    請求項1から4のいずれかに記載のゴルフスイング解析装置。
  6. 前記取得部は、前記ゴルフクラブに取り付けられた前記計測機器である地磁気センサによる前記スイング動作の計測値をさらに取得する、
    請求項5に記載のゴルフスイング解析装置。
  7. 前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の回転挙動に基づいて、前記スイング動作を特徴付けるスイング指標として、ヘッド速度、トルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量の少なくとも1つを算出する指標算出部
    をさらに備える、
    請求項1から6のいずれかに記載のゴルフスイング解析装置。
  8. 前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の回転挙動に基づいて、前記スイング動作を特徴付けるスイング指標として、前記ゴルフクラブのヘッドの挙動を少なくとも算出する指標算出部
    をさらに備える、
    請求項1から6のいずれかに記載のゴルフスイング解析装置。
  9. 前記指標算出部は、前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の回転挙動に基づいて、前記スイング動作中のコック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量の値を算出し、前記コック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量を説明変数とする所定の回帰式に従って、前記スイング指標として、インパクト時のヘッド速度を算出する、
    請求項7又は8に記載のゴルフスイング解析装置。
  10. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置であって、
    前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得する取得部と、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、
    前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出部と、
    を備え、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の挙動を導出し、
    前記グリップ挙動導出部は、グリップ速度及びグリップ角速度を導出し、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップ速度に基づいて、前記ゴルファーの腕の角速度を算出する、
    ゴルフスイング解析装置。
  11. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置であって、
    前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得する取得部と、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、
    前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出部と、
    を備え、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の挙動を導出し、
    前記グリップ挙動導出部は、全体座標系での前記グリップの挙動を導出した後、これをスイング平面内での挙動に変換し、
    前記肩挙動導出部は、前記スイング平面内での前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング平面内での前記疑似的な肩の挙動を導出する、
    ゴルフスイング解析装置。
  12. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置であって、
    前記ゴルフクラブに取り付けられた計測機器である加速度センサ、角速度センサ及び地磁気センサにより前記スイング動作を計測した計測値を取得する取得部と、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、
    前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出部と、
    を備え、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の挙動を導出する、
    ゴルフスイング解析装置。
  13. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置であって、
    前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得する取得部と、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、
    前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出部と、
    前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の挙動に基づいて、前記スイング動作を特徴付けるスイング指標として、ヘッド速度を少なくとも算出する指標算出部と
    を備え、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の挙動を導出し、
    前記指標算出部は、前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の挙動に基づいて、前記スイング動作中のコック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量の値を算出し、前記コック解放タイミング、平均仕事率及び/又はエネルギー発揮量を説明変数とする所定の回帰式に従って、前記スイング指標として、インパクト時のヘッド速度を算出する、
    ゴルフスイング解析装置。
  14. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析装置であって、
    前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得する取得部と、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するグリップ挙動導出部と、
    前記グリップの挙動に基づいて、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の挙動を導出する肩挙動導出部と、
    前記グリップの挙動及び前記疑似的な肩の挙動に基づいて、前記スイング動作を特徴付けるスイング指標として、トルク発揮量、平均トルク、平均仕事率及びエネルギー発揮量の少なくとも1つを算出する指標算出部と
    を備え、
    前記肩挙動導出部は、前記グリップは前記肩を中心として円運動し、かつ、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記疑似的な肩の挙動を導出する、
    ゴルフスイング解析装置。
  15. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析方法であって、
    計測機器を用いて前記スイング動作を計測するステップと、
    前記スイング動作の計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するステップと、
    前記グリップの挙動に基づいて、ゴルファーの疑似的な肩及び前記グリップを節点とする挙動解析モデルに従って、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の回転挙動を導出するステップと、
    を備え
    前記挙動解析モデルでは、前記ゴルフクラブがリンクとされる、
    ゴルフスイング解析方法。
  16. ゴルフクラブのスイング動作を解析するゴルフスイング解析プログラムであって、
    前記スイング動作を計測機器により計測した計測値を取得するステップと、
    前記計測値に基づいて、前記スイング動作中の前記ゴルフクラブのグリップの挙動を導出するステップと、
    前記グリップの挙動に基づいて、ゴルファーの疑似的な肩及び前記グリップを節点とする挙動解析モデルに従って、前記肩は前記スイング動作中は動かないという仮定の下で、前記スイング動作中のゴルファーの疑似的な肩の回転挙動を導出するステップと、
    をコンピュータに実行させ
    前記挙動解析モデルでは、前記ゴルフクラブがリンクとされる、
    ゴルフスイング解析プログラム。
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