JP6153373B2 - ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法 - Google Patents
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Description
3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃して前記センサの計測値を得る工程と、
前記計測値から定量化される前記角速度についての所定の指標値を得る工程と、
予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係に基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定する工程と
を含んでおり、
前記関係は、シャフトの軸方向の複数の部位について部位毎に作成されており、前記複数のシャフトは、当該部位毎の捻り剛性が測定されていることを特徴としている。
前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間であるt_ωy_max〜impを計算する工程、
前記グリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値であるωx_ωy_max〜impを計算する工程、
計算されたωx_ωy_max〜impをt_ωy_max〜impで除すことで、前記指標値としての、x軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさを計算する工程、及び
前記複数の部位について予め試打により用意された、前記x軸回りのグリップ角速度変化量の大きさとシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたx軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさから各部位の捻り剛性を計算する工程
を含むことができる。
前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
前記指標値として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topを計算する工程、及び
前記複数の部位について予め試打により用意された、前記z軸回りのグリップ角速度の変化量とシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたz軸回りのグリップ角速度の変化量から各部位の捻り剛性を計算する工程
を含むことができる。
前記z軸回りのグリップ角速度変化量の大きさが、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度の平均値であるωz_top〜ωy_maxを、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの時間であるt_top〜ωy_maxで除した値とすることができる。
本発明のフィッティング方法では、3軸方向の角速度が測定可能なセンサが取り付けられたゴルフクラブをゴルファーにスイングしてもらい、得られる角速度をスイングの区間又は時間帯(例えば、y軸回り(コック方向)のグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間)で定量化した値を用いて導かれる指標値に基づいて、当該ゴルファーにマッチした捻り剛性を有するゴルフクラブシャフトを選定している。
(計測に活用するクラブ総重量)=(A−1143)×0.377+(マイクラブのクラブ総重量)
Tr=GJ×θ/lより、GJ=Tr×l/θとして捻り剛性値GJを換算することができる。
本実施の形態では、前述したスイングにおける種々の段階のうちトップ付近からインパクトに至るダウンスイング中のグリップ角速度に着目し、時間経過にしたがって当該角速度を細分化して定量化する。そして、定量化した値(定量値)を用いて算出される指標値と、予め試打により求めておいた、ゴルファーにマッチした捻り剛性と指標値との関係に基づいて、ゴルフクラブのシャフトを選定する。より詳細には、シャフトの3つの部位(先端部位、中間部位および後端部位)のそれぞれについて、ゴルファーにマッチした捻り剛性と指標値との関係を予め試打により求めておく。そして、フィッティングを希望するゴルファーのスイングから算出される指標値と前記関係とに基づいて、当該ゴルファーに適した捻り剛性を算出する。かかる捻り剛性は、シャフトの3つの部位ごとに算出される。そして、算出された3つの捻り剛性(先端部位の捻り剛性、中間部位の捻り剛性、および後端部位の捻り剛性)に最も近い捻り剛性特性を有するシャフトを複数のシャフトの中から選定する。この複数のシャフトは、前記3つの部位の捻り剛性が予め計測されており、その計測捻り剛性値はデータベースに記憶されている。
(1)指標値(A):y軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさ
この指標値(A)は、特に打球の方向性を良くする意味においてゴルファーにマッチしたトルクとの相関が認められる値である。打球の方向性はインパクト直前のフェースの向きによって決まるが、このフェース角はインパクト直前のx軸回りのグリップ角速度変化量と相関が高い。すなわち、インパクト直前のx軸回りの角速度変化量が大きいほど、ヘッドが急激に加速されるので、インパクトの瞬間にフェース方向が乱れ易く、また開き易くなる。このようなゴルファーに対しトルクの小さいシャフト(捻り剛性が高いシャフト)を選定すると、フェース角のばらつきが小さくなるとともにフェースの開きが抑えられて、打球の方向制が改善される。逆の場合も同様に、インパクト直前のx軸回りの角速度変化量が小さいと、自らフェースを開くことができず、ボールを引っ掛けてしまい易くなり、打球の方向性が悪くなる。また、フェースを開くことができないと、インパクト時のロフト角が不足して飛距離が不足する。このようなゴルファーに対しトルクの大きいシャフト(捻り剛性が低いシャフト)を選定すると、フェースが適度に開いて打球の方向性が改善されるとともに、適度なロフト角も得られ飛距離が延びる。
まず、y軸回りのグリップ角速度ωyの波形から、ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間(t1)であるt_ωy_max〜impを計算する。
ついで、ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値(m1)であるωx_ωy_max〜impを計算する。
指標値(A)=ωx_ωy_max〜imp/t_ωy_max〜imp
このようにして算出された指標値(A)と、予め試打により求めておいた、打球の方向性についてゴルファーにマッチする捻り剛性と指標値(A)との関係に基づいて、具体的には両者の関係を表す近似式に基づいて、部位毎の捻り剛性GJ(トルク)を計算する。
GJ90(gf・m2/rad)=0.000678x+47.3 ・・・(1)
GJ490(gf・m2/rad)=0.00414x+88.8 ・・・(2)
GJ890(gf・m2/rad)=0.0105x+83.3 ・・・(3)
GJ90はチップ端から90mmの先端部位における捻り剛性であり、GJ490はチップ端から490mmの中間部位における捻り剛性であり、GJ890はチップ端から890mmの後端部位における捻り剛性である。
打球の方向性についてゴルファーにマッチする捻り剛性と指標値(A)との関係を表す近似式(例えば、前記式(1)〜(3))を用いて捻り剛性を計算することができるが、より方向性をよくするために、この指標値(B)を用いて、前記捻り剛性と指標値(A)との関係を層別化することができる。
例えば、ωx_ωy_max〜imp/t_ωy_max〜impをxとすると、ωz_topが20(deg/sec)以上の場合に、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(4)〜(6)を近似式(第1近似式)とし、ωz_topが20(deg/sec)未満の場合に、同じく以下の式(7)〜(9)を近似式(第2近似式)とすることができる。
GJ90(gf・m2/rad)=0.000781x+42.1 ・・・(4)
GJ490(gf・m2/rad)=0.00417x+81.0 ・・・(5)
GJ890(gf・m2/rad)=0.0104x+70.9 ・・・(6)
2)ωz_top<20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m2/rad)=0.000781x+50.5 ・・・(7)
GJ490(gf・m2/rad)=0.00417x+111.0 ・・・(8)
GJ890(gf・m2/rad)=0.0104x+140.0 ・・・(9)
左利きのゴルファーでは、x軸周りの角速度とz軸周りの角速度が、右利きのゴルファーに対し反転する。指標値(A)では、ωx_ωy_max〜impが反転する。したがって、インパクト直前のx軸回りの角速度変化量が負に大きいほど、ヘッドが急激に加速されるので、インパクトの瞬間にフェース方向が乱れ易く、また開き易くなる。右利きのゴルファーについて部位毎の捻り剛性を算出する前記式(1)〜(3)は、左利きのゴルファーの場合、以下の式(1)´〜(3)´となる。
GJ90(gf・m2/rad)=−0.000678x+47.3 ・・(1)´
GJ490(gf・m2/rad)=−0.00414x+88.8 ・・(2)´
GJ890(gf・m2/rad)=−0.0105x+83.3 ・・(3)´
1)ωz_top≦−20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m2/rad)=−0.000781x+42.1 ・・(4)´
GJ490(gf・m2/rad)=−0.00417x+81.0 ・・(5)´
GJ890(gf・m2/rad)=−0.0104x+70.9 ・・(6)´
2)ωz_top>−20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m2/rad)=−0.000781x+50.5 ・・(7)´
GJ490(gf・m2/rad)=−0.00417x+111.0 ・・(8)´
GJ890(gf・m2/rad)=−0.0104x+140.0 ・・(9)´
前記指標値(B)は、指標値(A)を用いて捻り剛性を計算する際の層別化に利用することができるが、この指標値(B)自体は、特に振り易さを改善する意味においてゴルファーにマッチした捻り剛性との相関が認められる値である。したがって、この指標値(B)を用いて捻り剛性を計算することもできる。
例えば、ωz_topをxとすると、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(10)〜(11)を近似式とすることができる。
GJ90(gf・m2/rad)=−0.0897x+69.4 ・・・(10)
GJ490(gf・m2/rad)=−0.527x+223.7 ・・・(11)
GJ890(gf・m2/rad)=−1.29x+418.3 ・・・(12)
ゴルフクラブの振り易さについてゴルファーにマッチする捻り剛性と指標値(B)との関係を表す近似式(例えば、前記式(10)〜(12))を用いて捻り剛性を計算することができるが、より振り易さを良くするために、この指標値(C)を用いて、前記捻り剛性と指標値(B)との関係を層別化することができる。
まず、y軸回りのグリップ角速度ωyの波形から、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの時間(t2)であるt_top〜ωy_maxを計算する。
ついで、トップからダウンスイング途中であってy軸のグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度の平均値(m2)であるωz_top〜ωy_maxを計算する。
指標値(C)=ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max
例えば、ωz_topをxとすると、ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s2)より大きい場合に、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(13)〜(15)を近似式(第3近似式)とし、ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s2)以下の場合に、同じく以下の式(16)〜(18)を近似式(第4近似式)とすることができる。
GJ90(gf・m2/rad)=−0.0894x+68.5 ・・・(13)
GJ490(gf・m2/rad)=−0.531x+220.1 ・・・(14)
GJ890(gf・m2/rad)=−1.39x+406.2 ・・・(15)
2)ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max≦−500(deg/s2))の場合
GJ90(gf・m2/rad)=−0.0894x+75.5 ・・・(16)
GJ490(gf・m2/rad)=−0.531x+237.5 ・・・(17)
GJ890(gf・m2/rad)=−1.39x+490.0 ・・・(18)
左利きのゴルファーでは、x軸周りの角速度とz軸周りの角速度が、右利きのゴルファーに対し反転する。すなわち、前記指標値(A)および指標値(B)の符号が反転するため、左利きのゴルファーの場合、前記式(10)〜(12)で示される回帰直線の傾きが正負反転する。また、前記式(13)〜(18)について、層別化の条件と、当該式で示される回帰直線の傾きとが反転する。
GJ90(gf・m2/rad)=0.0897x+69.4 ・・(10)´
GJ490(gf・m2/rad)=0.527x+223.7 ・・(11)´
GJ890(gf・m2/rad)=1.29x+418.3 ・・(12)´
また、右利きのゴルファーに対する前記式(13)〜(18)は、左利きのゴルファーの場合、以下の式(13)´〜(18)´となる。
GJ90(gf・m2/rad)=0.0894x+68.5 ・・(13)´
GJ490(gf・m2/rad)=0.531x+220.1 ・・(14)´
GJ890(gf・m2/rad)=1.39x+406.2 ・・・(15)´
2)ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max≧500(deg/s2))の場合
GJ90(gf・m2/rad)=0.0894x+75.5 ・・(16)´
GJ490(gf・m2/rad)=0.531x+237.5 ・・(17)´
GJ890(gf・m2/rad)=1.39x+490.0 ・・(18)´
前記近似式は、例えば以下のようにして求めることができる。
テスターとして、ハンディキャップが2〜20までの右利き男性20名を用意した。ゴルフクラブとして、ダンロップスポーツ株式会社製のSRIXON Z−TX2(クラブ長さ:45.0インチ、ロフト角:9.5度)を使用した。表1に示されるように、シャフトとして、3種類のフレックス(X/S/R相当)を準備し、各フレックスについて捻り剛性が「高」、「中」、「低」、「先高」および「手元低」の5種類を準備した。ヘッドとシャフトは着脱可能な構造となっており、各テスターは、テスト中は常に同じヘッドを使用して試打を行った。弾道が高いテスターにはロフトが立っているヘッドを使用してもらい、弾道が低いテスターにはロフトが寝ているヘッドを使用してもらった。
方向性は、打球の左右ばらつきの標準偏差σで評価し、最もσが小さいシャフトを方向性の良いシャフトとした。また、振り易さは、5種類のシャフトについてそれぞれ5球ずつ試打した後に、各テスターに最も振り易いシャフトを聞き取り調査により決定した。結果を表2に示す。
打球の方向性の良さに着目してフィッティングを行う場合、フィッティングを希望するゴルファーの実際のスイングから得られる指標値と、前記式(1)〜(3)または式(4)〜(9)とから、当該ゴルファーに適した捻り剛性値をシャフトの3つの部位(先端部位、中間部位および後端部位)について算出する。ついで、これら3つの捻り剛性値に最も近い捻り剛性を有するシャフトを複数のシャフトの中から選定する。これら複数のシャフトは、いずれも前記3つの部位における捻り剛性値が予め計測され、データベースに記憶されている。例えば、各部位についての、算出された捻り剛性値とデータベースに記憶されている捻り剛性値との差の和が最も小さくなるシャフトを当該ゴルファーにマッチするシャフトとして選定することができる。振り易さに着目する場合も同様にしてフィッティングを行うことができる。
2 センサ
10 コンピュータ
11 シャフト
B ボール
G ゴルファー
Claims (9)
- ゴルファーのスイングに基づいて当該ゴルファーにマッチした捻り剛性を有するシャフトを選定する、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法であって、
3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃して前記センサの計測値を得る工程と、
前記計測値から定量化される前記角速度についての所定の指標値を得る工程と、
予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係に基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定する工程と
を含んでおり、
前記関係は、シャフトの軸方向の複数の部位について部位毎に作成されており、前記複数のシャフトは、当該部位毎の捻り剛性が測定されており、
前記センサのx軸をゴルフクラブヘッドのトウーヒール方向に沿う方向に配向し、前記センサのy軸を打球方向に沿うように配向し、前記センサのz軸をシャフトの軸方向に一致するように配向したときに、
前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間であるt_ ωy_max〜imp を計算する工程、
前記グリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値であるωx_ ωy_max〜imp を計算する工程、
計算されたωx_ ωy_max〜imp をt_ ωy_max〜imp で除すことで、前記指標値としての、前記x軸回りのグリップ角速度の平均値を前記時間で除した値を計算する工程、及び
前記複数の部位について予め試打により用意された、前記x軸回りのグリップ角速度の平均値を前記時間で除した値とシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたx軸回りのグリップ角速度の平均値を前記時間で除した値から各部位の捻り剛性を計算する工程
を含むことを特徴とする、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。 - 前記複数の部位は、シャフトの先端部位、中間部位および後端部位の3つの部位である、請求項1に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
- 前記先端部位はシャフトの先端から50〜150mmの間の部位であり、前記中間部位はシャフトの先端から400〜600mmの間の部位であり、前記後端部位はシャフトの先端から800〜1000mmの間の部位である、請求項2に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
- 前記先端部位はシャフトの先端から90mmの部位であり、前記中間部位はシャフトの先端から490mmの部位であり、前記後端部位はシャフトの先端から890mmの部位である、請求項3に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
- 前記センサがグリップエンドに装着されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
- 前記捻り剛性を計算する工程において用いられる前記近似式として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topの大きさに応じて用意された複数の近似式のうちの一つを用いる、請求項1に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
- 前記複数の近似式のうち、前記ωz_topが20(deg/s)以上の場合に第1近似式を用い、20(deg/s)未満の場合に第2近似式を用いる、請求項6に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
- ゴルファーのスイングに基づいて当該ゴルファーにマッチした捻り剛性を有するシャフトを選定する、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法であって、
3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃して前記センサの計測値を得る工程と、
前記計測値から定量化される前記角速度についての所定の指標値を得る工程と、
予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係に基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定する工程と
を含んでおり、
前記関係は、シャフトの軸方向の複数の部位について部位毎に作成されており、前記複数のシャフトは、当該部位毎の捻り剛性が測定されており、
前記センサのx軸をゴルフクラブヘッドのトウーヒール方向に沿う方向に配向し、前記センサのy軸を打球方向に沿うように配向し、前記センサのz軸をシャフトの軸方向に一致するように配向したときに、
前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
前記指標値として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topを計算する工程、及び
前記複数の部位について予め試打により用意された、前記z軸回りのグリップ角速度の変化量とシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたz軸回りのグリップ角速度の変化量から各部位の捻り剛性を計算する工程
を含み、
前記捻り剛性を計算する工程において用いられる前記近似式として、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの、z軸回りのグリップ角速度の平均値であるωz_ top〜ωy_max を、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの時間であるt_ top〜ωy_max で除した値に応じて用意された複数の近似式のうちの一つを用いることを特徴とする、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。 - 前記複数の近似式のうち、前記除した値であるωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s2)より大きい場合に第3近似式を用い、−500(deg/s2)以下の場合に第4近似式を用いる、請求項8に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
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