JP2014212862A - ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法 - Google Patents

ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィッティングの精度をさらに向上させることができるゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法を提供する。【解決手段】ゴルファーGのスイングに基づいて当該ゴルファーGにマッチした捻り剛性を有するシャフトを選定する、ゴルフクラブ1のシャフトのフィッティング方法。3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブ1でゴルフボールBを打撃して前記センサの計測値を得る工程と、前記計測値から定量化される前記角速度についての所定の指標値を得る工程と、予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係に基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーGにマッチしたシャフトを選定する工程とを含んでいる。前記関係は、シャフトの軸方向の複数の部位について部位毎に作成されており、前記複数のシャフトは、当該部位毎の捻り剛性が測定されている。【選択図】図1

Description

本発明はゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法に関する。
ゴルファーにとってボールの飛距離を延ばすとともにボールを狙った方向・角度に飛ばすことは永遠のテーマである。そのためには、自身のスイングに合ったゴルフクラブを使用することが重要である。
ゴルファーに合ったゴルフクラブを選定することは一般にフィッティングと称されている。このフィッティングを効果的に行うためには、ゴルフクラブの全重量、クラブヘッドの重量、ゴルフクラブの長さなど種々のファクターを考慮する必要があるが、とりわけ、ゴルフクラブのシャフトの物性がフィッティングの良否に大きく影響する。
これまでのゴルフクラブシャフトのフィッティングでは、主にシャフトの曲げ剛性に着目した手法が多く提案されているが、シャフトの捻り剛性に着目した手法については、あまり提案されていない。
しかし、ゴルフスイング中には、スイングすることによってシャフトが曲がることは事実であるが、ヘッドの重心がシャフト軸からずれていることや、スイング中にゴルファーの手首が動くことなどから、シャフトには曲がりと同時に捻り運動も発生している。この捻り運動も、打球の飛距離、方向性及びゴルフクラブの振り易さに大きく関係しており、特に方向性や振り易さについては、シャフトの捻り剛性が大きく影響している。
かかるシャフトの捻り剛性に関し、従来の手法では、インパクト時のヘッドスピードや見た目のスイングテンポなどから経験的に捻り剛性が決定されていたが、これらの手法はフィッティングを行う者(フィッター)の経験と勘に頼ることが多く、選定結果は客観的ではなく個人差が生じるという問題がある。
これに対し、センサを装着したゴルフクラブをユーザーにスイングしてもらい、得られるセンサデータを用いてゴルフクラブを設計・選定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載のゴルフクラブ設計装置・プログラムでは、センサデータを使用してシャフトの曲げや捻り剛性を規定しており、当該センサデータからユーザーの技量を関数化したスイング応答曲面を算出し、このスイング応答曲面により得られるゴルフクラブグリップの運動を変位データとして与え、クラブヘッドの動きを算出している。
特開2011−425号公報
しかし、特許文献1記載の方法では、加速度や角速度から変位を算出する際に積分の誤差が山積し、精度良く変位を算出することができないことから、捻り剛性を規定することが難しいという問題がある。さらに、特許文献1記載の方法では、捻り剛性を規定する方法が具体的に規定されていない。
これに対し、本出願人らは、ゴルファーのスイングにマッチしたトルクを有するシャフトを精度良く客観的にフィッティングすることができるゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法を提案している(特願2012−211149。以下「先願発明」という)。
この先願発明では、グリップに取り付けられたセンサにより計測されるグリップ角速度を定量化して指標値を得、この指標値と、予め試打により作成された、前記指標値とシャフトのトルクとの関係とに基づいて、予めトルクが測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定している。
本発明は、かかる先願発明に改良を加えたものであり、フィッティングの精度をさらに向上させることができるゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法を提供することを目的としている。
(1)本発明のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法(以下、単に「フィッティング方法」ともいう)は、ゴルファーのスイングに基づいて当該ゴルファーにマッチした捻り剛性を有するシャフトを選定する、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法であって、
3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃して前記センサの計測値を得る工程と、
前記計測値から定量化される前記角速度についての所定の指標値を得る工程と、
予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係に基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定する工程と
を含んでおり、
前記関係は、シャフトの軸方向の複数の部位について部位毎に作成されており、前記複数のシャフトは、当該部位毎の捻り剛性が測定されていることを特徴としている。
本発明のフィッティング方法では、グリップに取り付けられたセンサにより計測されるグリップ角速度を定量化して指標値を得る。そして、この指標値と、シャフトの軸方向の複数の部位について予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係とに基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定する。この複数のシャフトは、前記複数の部位について部位毎の捻り剛性が測定されている。したがって、シャフト全体の捻り剛性に基づく先願発明よりも、ゴルファーのスイングにマッチした捻り剛性を有するシャフトをさらに精度良く客観的にフィッティングすることができる。その結果、打球の飛距離、方向性及び振り易さを向上させることができる。
(2)前記(1)のフィッティング方法において、前記複数の部位を、シャフトの先端部位、中間部位および後端部位の3つの部位とすることができる。
(3)前記(2)のフィッティング方法において、前記先端部位はシャフトの先端から50〜150mmの間の部位であり、前記中間部位はシャフトの先端から400〜600mmの間の部位であり、前記後端部位はシャフトの先端から800〜1000mmの間の部位であってもよい。
(4)前記(3)のフィッティング方法において、前記先端部位はシャフトの先端から90mmの部位であり、前記中間部位はシャフトの先端から490mmの部位であり、前記後端部位はシャフトの先端から890mmの部位であってもよい。
(5)前記(1)〜(4)のフィッティング方法において、前記センサがグリップエンドに装着されていてもよい。
(6)前記(1)〜(5)のフィッティング方法において、前記センサのx軸をゴルフクラブヘッドのトウーヒール方向に沿う方向に配向し、前記センサのy軸を打球方向に沿うように配向し、前記センサのz軸をシャフトの軸方向に一致するように配向したときに、
前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間であるt_ωy_max〜impを計算する工程、
前記グリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値であるωx_ωy_max〜impを計算する工程、
計算されたωx_ωy_max〜impをt_ωy_max〜impで除すことで、前記指標値としての、x軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさを計算する工程、及び
前記複数の部位について予め試打により用意された、前記x軸回りのグリップ角速度変化量の大きさとシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたx軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさから各部位の捻り剛性を計算する工程
を含むことができる。
(7)前記(6)のフィッティング方法において、前記捻り剛性を計算する工程において用いられる前記近似式として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topの大きさに応じて用意された複数の近似式のうちの一つを用いることができる。
(8)前記(7)のフィッティング方法において、前記複数の近似式のうち、前記ωz_topが20(deg/s)以上の場合に第1近似式を用い、20(deg/s)未満の場合に第2近似式を用いることができる。
(9)前記(1)〜(5)のフィッティング方法において、前記センサのx軸をゴルフクラブヘッドのトウーヒール方向に沿う方向に配向し、前記センサのy軸を打球方向に沿うように配向し、前記センサのz軸をシャフトの軸方向に一致するように配向したときに、
前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
前記指標値として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topを計算する工程、及び
前記複数の部位について予め試打により用意された、前記z軸回りのグリップ角速度の変化量とシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたz軸回りのグリップ角速度の変化量から各部位の捻り剛性を計算する工程
を含むことができる。
(10)前記(9)のフィッティング方法において、前記捻り剛性を計算する工程において用いられる前記近似式として、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度変化量の大きさに応じて用意された複数の近似式のうちの一つを用い、
前記z軸回りのグリップ角速度変化量の大きさが、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度の平均値であるωz_top〜ωy_maxを、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの時間であるt_top〜ωy_maxで除した値とすることができる。
(11)前記(10)のフィッティング方法において、前記複数の近似式のうち、前記除した値であるωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s)より大きい場合に第3近似式を用い、−500(deg/s)以下の場合に第4近似式を用いることができる。
本発明のフィッティング方法によれば、ゴルファーのスイングにマッチした捻り剛性を有するシャフトを精度良く客観的にフィッティングすることができ、その結果、打球の飛距離、方向性及び振り易さを向上させることができる。
本発明におけるグリップ角速度を計測する方法を説明する図である。 センサが取り付けられたゴルフクラブの一部拡大斜視図である。 図2に示されるセンサの平面図である。 図2に示されるセンサの側面図である。 スイングにおけるアドレス及びテイクバックを示す図である。 スイングにおけるトップ及びダウンスイングを示す図である。 スイングにおけるダウンスイング及びインパクトを示す図である。 スイングにおけるフォロースルー及びフィニッシュを示す図である。 スイングにおけるx軸方向の角速度の時間経過にしたがう変化の一例を示す図である。 スイングにおけるy軸方向の角速度の時間経過にしたがう変化の一例を示す図である。 スイングにおけるz軸方向の角速度の時間経過にしたがう変化の一例を示す図である。 シャフトの軸方向に沿った3つの部位を示す説明図である。 シャフトの先端部位の捻り剛性を計測する方法を説明する図である。 シャフトの中間部位の捻り剛性を計測する方法を説明する図である。 シャフトの後端部位の捻り剛性を計測する方法を説明する図である。 5種類の捻り剛性特性を説明する図である。 シャフト先端部位(90mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされていない図である。 シャフト先端部位(90mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされた図である。 シャフト中間部位(490mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされていない図である。 シャフト中間部位(490mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされた図である。 シャフト後端部位(890mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされていない図である。 シャフト後端部位(890mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされた図である。 シャフト先端部位(90mm)について振り易いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされていない図である。 シャフト先端部位(90mm)について振り易いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされた図である。 シャフト中間部位(490mm)について振り易いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされていない図である。 シャフト中間部位(490mm)について振り易いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされた図である。 シャフト後端部位(890mm)について振り易いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされていない図である。 シャフト後端部位(890mm)について振り易いシャフト捻り剛性と本発明における指標値との関係例を示す図であって、データの層別化がされた図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明のフィッティング方法の実施の形態を詳細に説明する。
本発明のフィッティング方法では、3軸方向の角速度が測定可能なセンサが取り付けられたゴルフクラブをゴルファーにスイングしてもらい、得られる角速度をスイングの区間又は時間帯(例えば、y軸回り(コック方向)のグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間)で定量化した値を用いて導かれる指標値に基づいて、当該ゴルファーにマッチした捻り剛性を有するゴルフクラブシャフトを選定している。
より詳細には、シャフト全体の捻り剛性に基づいてフィッティングを行う先願発明と異なり、本発明のフィッティング方法では、シャフト軸方向に沿った複数の部位それぞれの捻り剛性に基づいてフィッティングを行っている。これにより、フィッティングの精度を向上させることができ、打球の飛距離、方向性及び振り易さを向上させることができる。
本発明では、図1に示されるように、ゴルフクラブのフィッティングを希望するゴルファーに実際にスイングをしてもらい、そのスイングから、当該ゴルファーに特有の「指標値」を算出している。ゴルフクラブ1のグリップエンドには、図2〜3に示されるように、3軸回りの角速度を計測することができるセンサ2がアダプター3を介して取り付けられている。本実施の形態におけるセンサ2は、平面視正方形状の箱体からなるケーシング2aを備えており、このケーシング2aは、両面テープ、接着剤、ねじ止めなどによりグリップエンドに固定することができる。図1に示される例では、ゴルファーGは右利きであり、所定位置にセットされたボールBを打撃するためのスイングを開始する直前のアドレス状態である。
なお、フィッティングの精度を向上させるために、ユーザーのマイクラブの長さが、データベースに記憶されているシャフトに基づくゴルフクラブの長さと異なる場合は、データベースで準備したクラブ長さ相当のクラブ総重量に変更することで、当該ユーザーにマッチしたシャフトを選定することができる。例えば、データベースに記憶されているクラブの長さが45インチであり、ユーザーのクラブ長さA(mm)が、45インチ(=1143mm)と異なる場合、計測のためにスイングするクラブの総重量を次の式により算出したもの(45インチ相当の総重量)に変更して、フィッティングを行う。
(計測に活用するクラブ総重量)=(A−1143)×0.377+(マイクラブのクラブ総重量)
センサ2は無線式であり、測定されたデータは、無線により、データ解析装置としてのコンピュータ10に内蔵された無線受信装置(図示せず)に送信される。無線通信として、例えばBluetooth(ブルートゥース(Bluetoothは登録商標である。))の規格及び技術を用いることができる。
センサ2は、3軸方向(x軸方向、y軸方向、及びz軸方向)回りの角速度を計測することができる角速度センサ(図示せず)を内蔵している。センサ2は、更に、A/D変換器、CPU、無線インターフェース、無線アンテナ及び電源を備えている。電源としては、例えばボタン型のリチウムイオン電池などを用いることができる。電池は充電可能なものであってもよい。そして、センサ2は、電池を充電するための充電回路を備えていてもよい。使用可能なセンサ2の例としては、ワイヤレステクノロジー社製のWAA−010(商品名)をあげることができる。
なお、センサ2からの信号を受信する前記無線受信装置は、無線アンテナ、無線インターフェース、CPU及びネットワークインターフェースを備えている。
データ解析装置としてのコンピュータ10は、キーボード4及びマウス5からなる入力部6と、表示部7とを備えている。また、図示していないが、コンピュータ10は、ハードディスク、メモリ、CPU及びネットワークインターフェースを備えている。
センサ2は、x軸、y軸及びz軸の各軸回りの角速度を検知する。これらの角速度はアナログ信号として得られ、このアナログ信号は、センサ2に内蔵されているA/D変換器によってデジタル信号に変換される。A/D変換器からの出力はCPUに伝達されて1次フィルタリングなどの演算処理が実行される。こうしてセンサ2内で処理されたデータは、無線インターフェースを介して、無線アンテナからコンピュータ10に内蔵された無線受信装置に送信される。
センサ2から送信されたデータは、無線受信装置側の無線アンテナを介して、無線インターフェースによって受信される。受信されたデータは、コンピュータ10のCPUで演算処理される。
コンピュータ10に送られたデータは、ハードディスクなどのメモリ資源に記録される。ハードディスクには、データ処理などに必要なプログラム及びデータなどが記憶されている。このプログラムは、CPUに、必要なデータ処理を実行させる。CPUは、各種の演算処理を実行可能であり、演算結果は、表示部7又は図示しない印刷装置などによって出力される。
センサ2のグリップエンドへの取付に際しては、計測軸とゴルフクラブ1との関係が考慮される。本実施の形態では、センサ2のz軸がゴルフクラブ1のシャフト軸に一致している。センサ2のx軸は、ゴルフクラブ1のヘッド1aのトウーヒール方向に沿うように配向される。また、センサ2のy軸は打球方向に沿うように配向される。このようにセンサ2を取り付けることで、演算を簡略化することができる。
本実施の形態では、極座標系が考慮され、この極座標系のx軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系である。本実施の形態では、z軸が前記ゴルフクラブ1のシャフト軸とされ、x軸は、ヘッド1aのトウーヒール方向に沿うように配向される。また、y軸は打球方向に沿うように配向される。
すなわち、極座標系のz軸は、センサ2のz軸に一致しており、極座標系のy軸は、センサ2のy軸に一致している。また、極座標系のx軸は、センサ2のx軸に一致している。
センサ2によって、時系列的に連続した複数のデータを得ることができる。単位時間当たりのデータ数は、サンプリング周波数に依存する。
図4〜7は、ゴルファーによるアドレスからフィニッシュまでのスイングを説明する図である。スイングには、インパクト後のフォロースルーが含まれるが、本発明では、アドレスからインパクトまでのスイングの特徴に着目している。
図4〜7は、ゴルファーを正面から見た図である。スイングの始まりはアドレスであり、スイングの終わりはフィニッシュと呼ばれている。スイングは、(S1)、(S2)、(S3)、(S4)、(S5)、(S6)、(S7)、(S8)の順で進行する。図4の(S1)がアドレスであり、(S2)がテイクバックである。図5の(S3)がトップ(トップオブスイング)である。通常、トップでは、スイング中におけるヘッドの移動速度が最小である。図5の(S4)はダウンスイングである。図6の(S5)もダウンスイングであるが、図5の(S4)よりもダウンスイングが進行した状態である。図6の(S6)はインパクトであり、ゴルフクラブ1のヘッド1aとボールBとが衝突した瞬間である。図7の(S7)はフォロースルーであり、(S8)はフィニッシュである。フィニッシュで、スイングが終了する。
図8は、或るスイングにおけるアドレスからインパクトまでの時間(s)とx軸回りの角速度ωx(deg/s)との関係を示す図であり、図9は、同じくアドレスからインパクトまでの時間(s)とy軸回りの角速度ωy(deg/s)との関係を示す図であり、図10は、同じくアドレスからインパクトまでの時間(s)とz軸回りの角速度ωz(deg/s)との関係を示す図である。図8〜10において、時点A〜Dは、それぞれスイング開始時点、スイングのトップ、y軸(コック)回りのグリップ角速度が最大となる時点、及びスイングにおけるインパクトを示している。本実施の形態では、図8〜10に示されるように、スイングの時間経過にしたがって所定の指標値を設定し、各指標値をグリップ角速度を定量化することで求めている。例えば、図8における定量値(7)は、ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値であるωx_ωy_max〜impである。また、図10における定量値(9)は、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topである。また、図10における定量値(10)は、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度の平均値であるωz_top〜ωy_maxである。
図11は、本実施の形態において捻り剛性が計測されるゴルフクラブ1のシャフト11の部位を説明する図である。本実施の形態では、シャフト11の軸方向に沿う複数の部位において捻り剛性が測定される。具体的に、シャフト11の先端部位、中間部位、および後端部位の3つの部位において捻り剛性が計測される。先端部位としてシャフト11のチップ端から90mmの部位の捻り剛性が計測され、中間部位としてシャフト11のチップ端から490mmの部位の捻り剛性が計測され、後端部位としてシャフト11のチップ端から890mmの部位の捻り剛性が計測される。
なお、本実施の形態では、シャフト11の3つの部位において捻り剛性を計測しているが、例えば前方部位および後方部位という2つの部位について捻り剛性を計測してもよいし、シャフト11の軸方向に沿う4つの異なる部位で捻り剛性を計測してもよい。
また、本実施の形態では、シャフト11の先端部位として、シャフト11のチップ端から90mmの部位を採用しているが、チップ端から50〜150mmの範囲内の部位を当該先端部位とすることができる。同様に、本実施の形態では、シャフト11の中間部位として、シャフト11のチップ端から490mmの部位を採用しているが、チップ端から400〜600mmの範囲内の部位を当該中間部位とすることができる。さらに、本実施の形態では、シャフト11の後端部位として、シャフト11のチップ端から890mmの部位を採用しているが、チップ端から800〜1000mmの範囲内の部位を当該後端部位とすることができる。
図12〜14は、それぞれゴルフクラブ1のシャフト11の先端部位(チップ端から90mm)、中間部位(チップ端から490mm)および後端部位(チップ端から890mm)における捻り剛性(GJ)を計測する方法を説明する図である。捻り剛性GJの「G」は、せん断弾性係数(横弾性係数)のことであり、同じく「J」はねじり定数(断面ねじりモーメント)のことである。
この計測方法では、捻り剛性を計測する部位を基準としてシャフト11の先端側を治具M2により回転不能に固定するとともに、シャフト11の後端側を治具M1により把持する。治具M1および治具M2の位置は、図12〜14に示されるように、捻り剛性を計測する部位により異なる。例えば、先端部位(チップ端から90mm)の捻り剛性を計測する場合、治具M1は、そのチップ端側の端部がチップ端から140mmの位置に来るように配設され、一方、治具M2は、そのバット端側の端部がチップ端から40mmの位置に来るように配設される。治具M2のバット端側の端部と、治具M1のチップ端側の端部との間の距離は、当該治具M2のバット端側の端部と、治具M1のチップ端側の端部とのちょうど中間にチップ端から90mmの部位が位置するように、100mmに設定される。中間部位(チップ端から490mm)および後端部位(チップ端から890mm)についても同様に、治具M1と治具M2のちょうど中間に当該中間部位または後端部位が位置するように、治具M1と治具M2の位置が設定される。
そして、先端部位(チップ端から90mm)の捻り剛性を計測する場合、チップ端から40mmの位置に13.9kgf・cmのトルクTrを作用させる。また、中間部位(チップ端から490mm)の捻り剛性を計測する場合、チップ端から340mmの位置に13.9kgf・cmのトルクTrを作用させ、後端部位(チップ端から890mm)の捻り剛性を計測する場合、チップ端から740mmの位置に13.9kgf・cmのトルクMrを作用させる。
そして、前述したトルク作用位置でのシャフト11の捩れ角θ(rad)から捻り剛性値GJ(gf・m/rad)が換算される。トルクをTr、治具M1と治具M2との間隔をl(m)、捩れ角をθとすると
Tr=GJ×θ/lより、GJ=Tr×l/θとして捻り剛性値GJを換算することができる。
なお、トルクTrを負荷する際の治具M1の回転速度は130度/分以下とする。さらに、治具M1又は治具M2の把持によってシャフト11が変形する場合、当該シャフト11の内部に芯材などを充填させて計測を行うものとする。
〔指標値〕
本実施の形態では、前述したスイングにおける種々の段階のうちトップ付近からインパクトに至るダウンスイング中のグリップ角速度に着目し、時間経過にしたがって当該角速度を細分化して定量化する。そして、定量化した値(定量値)を用いて算出される指標値と、予め試打により求めておいた、ゴルファーにマッチした捻り剛性と指標値との関係に基づいて、ゴルフクラブのシャフトを選定する。より詳細には、シャフトの3つの部位(先端部位、中間部位および後端部位)のそれぞれについて、ゴルファーにマッチした捻り剛性と指標値との関係を予め試打により求めておく。そして、フィッティングを希望するゴルファーのスイングから算出される指標値と前記関係とに基づいて、当該ゴルファーに適した捻り剛性を算出する。かかる捻り剛性は、シャフトの3つの部位ごとに算出される。そして、算出された3つの捻り剛性(先端部位の捻り剛性、中間部位の捻り剛性、および後端部位の捻り剛性)に最も近い捻り剛性特性を有するシャフトを複数のシャフトの中から選定する。この複数のシャフトは、前記3つの部位の捻り剛性が予め計測されており、その計測捻り剛性値はデータベースに記憶されている。
なお、本明細書において「トップ付近」とは、トップ直前の所定時間及びトップ直後の所定時間を含む時間帯を意味しており、具体的には、例えばトップ−50msから、トップ+50msまでの100msの時間帯を意味している。
本発明における「指標値」は、グリップ角速度の定量化により算出される値であり、ゴルファーにマッチした捻り剛性との相関関係が認められる値のことである。かかる「指標値」として、例えば、以下のような値を例示することができる。なお、ゴルファーにマッチしたとは、打球の方向性のように打球の左右ばらつきの標準偏差σなどにより客観的に評価される場合と、クラブの振り易さのようにゴルファーの官能試験(聞き取り調査)で評価される場合とがある。
なお、左利きのゴルファーは、x軸回りの角速度およびz軸周りの角速度が、右利きのゴルファーに対し反転する。すなわち、正負が逆になる。したがって、以下の説明は右利きのゴルファーに対するものであり、左利きのゴルファーについては、その旨を特記したうえで説明をする。
<方向性改善>
(1)指標値(A):y軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさ
この指標値(A)は、特に打球の方向性を良くする意味においてゴルファーにマッチしたトルクとの相関が認められる値である。打球の方向性はインパクト直前のフェースの向きによって決まるが、このフェース角はインパクト直前のx軸回りのグリップ角速度変化量と相関が高い。すなわち、インパクト直前のx軸回りの角速度変化量が大きいほど、ヘッドが急激に加速されるので、インパクトの瞬間にフェース方向が乱れ易く、また開き易くなる。このようなゴルファーに対しトルクの小さいシャフト(捻り剛性が高いシャフト)を選定すると、フェース角のばらつきが小さくなるとともにフェースの開きが抑えられて、打球の方向制が改善される。逆の場合も同様に、インパクト直前のx軸回りの角速度変化量が小さいと、自らフェースを開くことができず、ボールを引っ掛けてしまい易くなり、打球の方向性が悪くなる。また、フェースを開くことができないと、インパクト時のロフト角が不足して飛距離が不足する。このようなゴルファーに対しトルクの大きいシャフト(捻り剛性が低いシャフト)を選定すると、フェースが適度に開いて打球の方向性が改善されるとともに、適度なロフト角も得られ飛距離が延びる。
前記指標値(A)は、次のようにして算出される。
まず、y軸回りのグリップ角速度ωyの波形から、ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間(t1)であるt_ωy_max〜impを計算する。
ついで、ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値(m1)であるωx_ωy_max〜impを計算する。
ついで、前記平均値(m1)を前記時間(t1)で除することで、y軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさである指標値(A)を求める。
指標値(A)=ωx_ωy_max〜imp/t_ωy_max〜imp
このようにして算出された指標値(A)と、予め試打により求めておいた、打球の方向性についてゴルファーにマッチする捻り剛性と指標値(A)との関係に基づいて、具体的には両者の関係を表す近似式に基づいて、部位毎の捻り剛性GJ(トルク)を計算する。
例えば、ωx_ωy_max〜imp/t_ωy_max〜impをxとすると、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(1)〜(3)を近似式とすることができる。
GJ90(gf・m/rad)=0.000678x+47.3 ・・・(1)
GJ490(gf・m/rad)=0.00414x+88.8 ・・・(2)
GJ890(gf・m/rad)=0.0105x+83.3 ・・・(3)
GJ90はチップ端から90mmの先端部位における捻り剛性であり、GJ490はチップ端から490mmの中間部位における捻り剛性であり、GJ890はチップ端から890mmの後端部位における捻り剛性である。
(2)指標値(B):トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量
打球の方向性についてゴルファーにマッチする捻り剛性と指標値(A)との関係を表す近似式(例えば、前記式(1)〜(3))を用いて捻り剛性を計算することができるが、より方向性をよくするために、この指標値(B)を用いて、前記捻り剛性と指標値(A)との関係を層別化することができる。
トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topは、フェースを閉じる向きを正とする。このωz_topが正のゴルファー、より詳細には、所定の値以上の正のゴルファーは、トップにおいて右手が被さってゴルフクラブが振り下ろされる。右手が被ることでフェースは閉じ易くなるので、トルクの小さい(捻り剛性が高い)シャフトを使用すると、ダウンスイング中にフェースが開かずインパクトでボールを引っ掛けるか、又は、開こうとして手首を使いすぎてしまい、捕まらない球が出たりスライス球が出たりして方向性が悪化する。したがって、ωz_topが正のゴルファーは、トルクが大きい(捻り剛性が低い)シャフトを選択する方が好ましい。
一方、ωz_topが負又は小さいゴルファーは、フェースが開く方向にあるので、そのままフェースが開いてインパクトをするか、トルクの大きいシャフトを使用すると、ダウンスイング中のフェースが開きすぎを嫌って手首が閉じてしまい、引っ掛けやフック球が出易くなる。したがって、ωz_topが負又は小さいゴルファーは、トルクが小さいシャフトを選択することが好ましい。
以上より、ωz_topの大きさに応じて前記捻り剛性と指標値(A)との関係を層別化し、予め用意された複数の近似式の中から適した1つの近似式を用いることが好ましい。
例えば、ωx_ωy_max〜imp/t_ωy_max〜impをxとすると、ωz_topが20(deg/sec)以上の場合に、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(4)〜(6)を近似式(第1近似式)とし、ωz_topが20(deg/sec)未満の場合に、同じく以下の式(7)〜(9)を近似式(第2近似式)とすることができる。
1)ωz_top≧20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m/rad)=0.000781x+42.1 ・・・(4)
GJ490(gf・m/rad)=0.00417x+81.0 ・・・(5)
GJ890(gf・m/rad)=0.0104x+70.9 ・・・(6)
2)ωz_top<20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m/rad)=0.000781x+50.5 ・・・(7)
GJ490(gf・m/rad)=0.00417x+111.0 ・・・(8)
GJ890(gf・m/rad)=0.0104x+140.0 ・・・(9)
〔左利きのゴルファーの場合〕
左利きのゴルファーでは、x軸周りの角速度とz軸周りの角速度が、右利きのゴルファーに対し反転する。指標値(A)では、ωx_ωy_max〜impが反転する。したがって、インパクト直前のx軸回りの角速度変化量が負に大きいほど、ヘッドが急激に加速されるので、インパクトの瞬間にフェース方向が乱れ易く、また開き易くなる。右利きのゴルファーについて部位毎の捻り剛性を算出する前記式(1)〜(3)は、左利きのゴルファーの場合、以下の式(1)´〜(3)´となる。
GJ90(gf・m/rad)=−0.000678x+47.3 ・・(1)´
GJ490(gf・m/rad)=−0.00414x+88.8 ・・(2)´
GJ890(gf・m/rad)=−0.0105x+83.3 ・・(3)´
また、左利きのゴルファーの場合、層別化を行うための前記条件(z_top)が反転する。つまり、z_topが負の左利きゴルファーは、トップにおいて左手が被さってゴルフクラブが振り下ろされる。右利きのゴルファーに対する前記式(4)〜(9)は、左利きのゴルファーの場合、以下の式(4)´〜(9)´となる。
1)ωz_top≦−20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m/rad)=−0.000781x+42.1 ・・(4)´
GJ490(gf・m/rad)=−0.00417x+81.0 ・・(5)´
GJ890(gf・m/rad)=−0.0104x+70.9 ・・(6)´
2)ωz_top>−20(deg/sec)の場合
GJ90(gf・m/rad)=−0.000781x+50.5 ・・(7)´
GJ490(gf・m/rad)=−0.00417x+111.0 ・・(8)´
GJ890(gf・m/rad)=−0.0104x+140.0 ・・(9)´
<振り易さ改善>
前記指標値(B)は、指標値(A)を用いて捻り剛性を計算する際の層別化に利用することができるが、この指標値(B)自体は、特に振り易さを改善する意味においてゴルファーにマッチした捻り剛性との相関が認められる値である。したがって、この指標値(B)を用いて捻り剛性を計算することもできる。
ゴルフクラブの振り易さとはタイミングの取り易さのことであり、スイングとシャフトの捩れ方が同調すると振り易いと感じるものと考えられる。本発明は、種々のテスト(試打)を行い、アンケートにて振り易さを点数化し、スイング指標値との相関を確認したところ、ゴルフクラブの振り易さは、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topとの相関が高いことが分かった。すなわち、前述した方向性に着目したフィッティングの層別化と同様の現象が起きており、指標値(B)がインパクトのタイミングに繋がっていると考えられる。
したがって、指標値(B)と、予め試打により求めておいた、ゴルフクラブの振り易さについてゴルファーにマッチする部位毎の捻り剛性と指標値(B)との関係に基づいて、具体的には両者の関係を表す近似式に基づいて、部位毎の捻り剛性を計算することができる。
例えば、ωz_topをxとすると、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(10)〜(11)を近似式とすることができる。
GJ90(gf・m/rad)=−0.0897x+69.4 ・・・(10)
GJ490(gf・m/rad)=−0.527x+223.7 ・・・(11)
GJ890(gf・m/rad)=−1.29x+418.3 ・・・(12)
(3)指標値(C):トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度変化量の大きさ
ゴルフクラブの振り易さについてゴルファーにマッチする捻り剛性と指標値(B)との関係を表す近似式(例えば、前記式(10)〜(12))を用いて捻り剛性を計算することができるが、より振り易さを良くするために、この指標値(C)を用いて、前記捻り剛性と指標値(B)との関係を層別化することができる。
指標値(C)は、以下のようにして算出することができる。
まず、y軸回りのグリップ角速度ωyの波形から、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの時間(t2)であるt_top〜ωy_maxを計算する。
ついで、トップからダウンスイング途中であってy軸のグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度の平均値(m2)であるωz_top〜ωy_maxを計算する。
ついで、前記平均値(m2)を前記時間(t2)で除することで、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度変化量の大きさである指標値(C)を求める。
指標値(C)=ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max
この指標値(C)が大きいゴルファーは、ダウンスイング初期のシャフト捩れの変化量(フェースが開く方向)が大きい。特に負の絶対値が大きい場合は、自らフェースを開いているので、トルクの大きい(捻り剛性が低い)シャフトを使用すると、フェースが開きすぎたりばらつきが大きくなったりし、タイミングが取りづらくフィーリングが悪化する。したがって、指標値(C)が大きいゴルファーは、トルクの小さい(捻り剛性が高い)シャフトを選択することが好ましい。
一方、指標値(C)が小さい、すなわち角速度変化量が小さいゴルファーは、自分でフェースの開閉をほとんどしないので、トルクの小さいシャフトを使用すると、フェースのローテーションが起こらず、シャフトを硬く感じたりする。したがって、指標値(C)が小さいゴルファーは、トルクの大きい(捻り剛性が低い)シャフトを選択することが好ましい。
以上より、ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxの大きさに応じて前記捻り剛性と指標値(B)との関係を層別化し、予め用意された複数の近似式の中から適した1つの近似式を用いることが好ましい。
例えば、ωz_topをxとすると、ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s)より大きい場合に、最小二乗法により求められる回帰直線を表す以下の式(13)〜(15)を近似式(第3近似式)とし、ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s)以下の場合に、同じく以下の式(16)〜(18)を近似式(第4近似式)とすることができる。
1)ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max>−500((deg/s))の場合
GJ90(gf・m/rad)=−0.0894x+68.5 ・・・(13)
GJ490(gf・m/rad)=−0.531x+220.1 ・・・(14)
GJ890(gf・m/rad)=−1.39x+406.2 ・・・(15)
2)ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max≦−500(deg/s))の場合
GJ90(gf・m/rad)=−0.0894x+75.5 ・・・(16)
GJ490(gf・m/rad)=−0.531x+237.5 ・・・(17)
GJ890(gf・m/rad)=−1.39x+490.0 ・・・(18)
〔左利きのゴルファーの場合〕
左利きのゴルファーでは、x軸周りの角速度とz軸周りの角速度が、右利きのゴルファーに対し反転する。すなわち、前記指標値(A)および指標値(B)の符号が反転するため、左利きのゴルファーの場合、前記式(10)〜(12)で示される回帰直線の傾きが正負反転する。また、前記式(13)〜(18)について、層別化の条件と、当該式で示される回帰直線の傾きとが反転する。
したがって、右利きのゴルファーに対する前記式(10)〜(12)は、左利きのゴルファーの場合、以下の式(10)´〜(12)´となる。
GJ90(gf・m/rad)=0.0897x+69.4 ・・(10)´
GJ490(gf・m/rad)=0.527x+223.7 ・・(11)´
GJ890(gf・m/rad)=1.29x+418.3 ・・(12)´
また、右利きのゴルファーに対する前記式(13)〜(18)は、左利きのゴルファーの場合、以下の式(13)´〜(18)´となる。
1)ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max<500((deg/s))の場合
GJ90(gf・m/rad)=0.0894x+68.5 ・・(13)´
GJ490(gf・m/rad)=0.531x+220.1 ・・(14)´
GJ890(gf・m/rad)=1.39x+406.2 ・・・(15)´
2)ωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_max≧500(deg/s))の場合
GJ90(gf・m/rad)=0.0894x+75.5 ・・(16)´
GJ490(gf・m/rad)=0.531x+237.5 ・・(17)´
GJ890(gf・m/rad)=1.39x+490.0 ・・(18)´
〔近似式の求め方〕
前記近似式は、例えば以下のようにして求めることができる。
テスターとして、ハンディキャップが2〜20までの右利き男性20名を用意した。ゴルフクラブとして、ダンロップスポーツ株式会社製のSRIXON Z−TX2(クラブ長さ:45.0インチ、ロフト角:9.5度)を使用した。表1に示されるように、シャフトとして、3種類のフレックス(X/S/R相当)を準備し、各フレックスについて捻り剛性が「高」、「中」、「低」、「先高」および「手元低」の5種類を準備した。ヘッドとシャフトは着脱可能な構造となっており、各テスターは、テスト中は常に同じヘッドを使用して試打を行った。弾道が高いテスターにはロフトが立っているヘッドを使用してもらい、弾道が低いテスターにはロフトが寝ているヘッドを使用してもらった。
図15は、テストに用いたシャフトのうちXフレックスの5種類のシャフトの捻り剛性特性を示している。すなわち、捻り剛性が「高」、「中」、「低」、「先高」および「手元低」の5種類のシャフトの捻り剛性分布が示されている。図15において、横軸はシャフトのチップ端からの距離(mm)であり、縦軸は捻り剛性値(gf・m/rad)である。
Figure 2014212862
図1を参照しつつ説明した前記計測方法によりグリップ角速度を計測した。ボールとしてダンロップスポーツ株式会社製のSRIXON Z−STAR XVを用い、各クラブ(シャフト)について5球ずつ、合計25球の試打を行った。ただし、明らかなミスショットは除外し打ち直しを行った。
方向性は、打球の左右ばらつきの標準偏差σで評価し、最もσが小さいシャフトを方向性の良いシャフトとした。また、振り易さは、5種類のシャフトについてそれぞれ5球ずつ試打した後に、各テスターに最も振り易いシャフトを聞き取り調査により決定した。結果を表2に示す。
Figure 2014212862
計測されたグリップ角速度のデータを用いて、前述した指標値(A)〜(C)を計算した。この計算結果と、前記打球の左右ばらつきの標準偏差σで評価した最も方向性の良いシャフト捻り剛性とを表3〜4に示す。また、同じく計算結果と、聞き取り調査により決定した、最も振り易いシャフト捻り剛性とを表5〜6に示す。表3及び表5は、他の指標値による層別化をしておらず、表4及び表6は、他の指標値による層別化をしている。表4は、指標値(B)が20以上の場合と、20未満の場合とで層別化している。表6は、指標値(C)が−500以下の場合と、−500より大きい場合とで層別化している。
また、図16、18及び20は、表3に対応しており、それぞれシャフト先端部位(90mm)、シャフト中間部位(490mm)及びシャフト後端部位(890mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と指標値(A)との関係例を示しており、データの層別化がされていない。一方、図17、19及び21は、表4に対応しており、それぞれシャフト先端部位(90mm)、シャフト中間部位(490mm)及びシャフト後端部位(890mm)について方向性の良いシャフト捻り剛性と指標値(A)との関係例を示しており、指標値(B)によりデータの層別化がされている。
また、図22、24及び26は、表5に対応しており、それぞれシャフト先端部位(90mm)、シャフト中間部位(490mm)及びシャフト後端部位(890mm)について振り易いシャフト捻り剛性と指標値(B)との関係例を示しており、データの層別化がされていない。一方、図23、25及び27は、表6に対応しており、それぞれシャフト先端部位(90mm)、シャフト中間部位(490mm)及びシャフト後端部位(890mm)について振り易いシャフト捻り剛性と指標値(B)との関係例を示しており、指標値(C)によりデータの層別化がなされている。
Figure 2014212862
Figure 2014212862
Figure 2014212862
Figure 2014212862
〔フィッティング方法〕
打球の方向性の良さに着目してフィッティングを行う場合、フィッティングを希望するゴルファーの実際のスイングから得られる指標値と、前記式(1)〜(3)または式(4)〜(9)とから、当該ゴルファーに適した捻り剛性値をシャフトの3つの部位(先端部位、中間部位および後端部位)について算出する。ついで、これら3つの捻り剛性値に最も近い捻り剛性を有するシャフトを複数のシャフトの中から選定する。これら複数のシャフトは、いずれも前記3つの部位における捻り剛性値が予め計測され、データベースに記憶されている。例えば、各部位についての、算出された捻り剛性値とデータベースに記憶されている捻り剛性値との差の和が最も小さくなるシャフトを当該ゴルファーにマッチするシャフトとして選定することができる。振り易さに着目する場合も同様にしてフィッティングを行うことができる。
1 ゴルフクラブ
2 センサ
10 コンピュータ
11 シャフト
B ボール
G ゴルファー

Claims (11)

  1. ゴルファーのスイングに基づいて当該ゴルファーにマッチした捻り剛性を有するシャフトを選定する、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法であって、
    3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃して前記センサの計測値を得る工程と、
    前記計測値から定量化される前記角速度についての所定の指標値を得る工程と、
    予め試打により作成された、前記指標値とシャフトの捻り剛性との関係に基づいて、予め捻り剛性が測定された複数のシャフトの中からゴルファーにマッチしたシャフトを選定する工程と
    を含んでおり、
    前記関係は、シャフトの軸方向の複数の部位について部位毎に作成されており、前記複数のシャフトは、当該部位毎の捻り剛性が測定されていることを特徴とする、ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  2. 前記複数の部位は、シャフトの先端部位、中間部位および後端部位の3つの部位である、請求項1に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  3. 前記先端部位はシャフトの先端から50〜150mmの間の部位であり、前記中間部位はシャフトの先端から400〜600mmの間の部位であり、前記後端部位はシャフトの先端から800〜1000mmの間の部位である、請求項2に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  4. 前記先端部位はシャフトの先端から90mmの部位であり、前記中間部位はシャフトの先端から490mmの部位であり、前記後端部位はシャフトの先端から890mmの部位である、請求項3に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  5. 前記センサがグリップエンドに装着されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  6. 前記センサのx軸をゴルフクラブヘッドのトウーヒール方向に沿う方向に配向し、前記センサのy軸を打球方向に沿うように配向し、前記センサのz軸をシャフトの軸方向に一致するように配向したときに、
    前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
    ダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときからインパクトまでの時間であるt_ωy_max〜impを計算する工程、
    前記グリップ角速度が最大となるときからインパクトまでのx軸回りのグリップ角速度の平均値であるωx_ωy_max〜impを計算する工程、
    計算されたωx_ωy_max〜impをt_ωy_max〜impで除すことで、前記指標値としての、x軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさを計算する工程、及び
    前記複数の部位について予め試打により用意された、前記x軸回りのグリップ角速度変化量の大きさとシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたx軸回りの単位時間あたりのグリップ角速度変化量の大きさから各部位の捻り剛性を計算する工程
    を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  7. 前記捻り剛性を計算する工程において用いられる前記近似式として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topの大きさに応じて用意された複数の近似式のうちの一つを用いる、請求項6に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  8. 前記複数の近似式のうち、前記ωz_topが20(deg/s)以上の場合に第1近似式を用い、20(deg/s)未満の場合に第2近似式を用いる、請求項7に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  9. 前記センサのx軸をゴルフクラブヘッドのトウーヒール方向に沿う方向に配向し、前記センサのy軸を打球方向に沿うように配向し、前記センサのz軸をシャフトの軸方向に一致するように配向したときに、
    前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトを決定する工程、
    前記指標値として、トップ付近でのz軸回りのグリップ角速度の変化量であるωz_topを計算する工程、及び
    前記複数の部位について予め試打により用意された、前記z軸回りのグリップ角速度の変化量とシャフトの捻り剛性との関係を示す近似式を用いて、前記計算されたz軸回りのグリップ角速度の変化量から各部位の捻り剛性を計算する工程
    を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  10. 前記捻り剛性を計算する工程において用いられる前記近似式として、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度変化量の大きさに応じて用意された複数の近似式のうちの一つを用い、
    前記z軸回りのグリップ角速度変化量の大きさが、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでのz軸回りのグリップ角速度の平均値であるωz_top〜ωy_maxを、トップからダウンスイング途中であってy軸回りのグリップ角速度が最大となるときまでの時間であるt_top〜ωy_maxで除した値である、請求項9に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
  11. 前記複数の近似式のうち、前記除した値であるωz_top〜ωy_max/t_top〜ωy_maxが−500(deg/s)より大きい場合に第3近似式を用い、−500(deg/s)以下の場合に第4近似式を用いる、請求項10に記載のゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法。
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