JPH0554745B2 - - Google Patents
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- JPH0554745B2 JPH0554745B2 JP4338186A JP4338186A JPH0554745B2 JP H0554745 B2 JPH0554745 B2 JP H0554745B2 JP 4338186 A JP4338186 A JP 4338186A JP 4338186 A JP4338186 A JP 4338186A JP H0554745 B2 JPH0554745 B2 JP H0554745B2
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- stereo
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- signal level
- dsp
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 10
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、デジタル信号処理プロセツサを使用
した自動ステレオ分離度制御回路に関する。 〔従来の技術〕 FM放送のサービスエリアは、使用している周
波数帯域、電力等からAM放送より狭い。加え
て、車載用FM受信機は送信所からの距離、高層
建築物、山岳部等の影響によつてアンテナに入力
してくる電波の変動が激しいので、家庭用のFM
受信機より良好な品質のステレオ放送を楽しむこ
とが困難である。 この様な場合にステレオ分離度(セパレーシヨ
ン)を低下させてモノラルに近づけるとS/Nが
改善される。第6図はこの説明図で、(a)はセパレ
ーシヨンとS/N改善度の関係を示す特性図、(b)
はアンテナ入力に対するセパレーシヨン、S/
N、シグナルメータ出力の各関係を示す特性図で
ある。FMステレオのS/Nはもともとモノラル
に比べて21.7dB悪いが、セパレーシヨンを変え
ればS/Nも改善できる(但し、S/N改善効果
が現われるのは、セパレーシヨンが20dB以下位
である)。 このため、第6図cのように中間周波段IFか
ら受信電界強度を示すシグナルレベルを取出し、
それをステレオのサブ復調部に与えてセパレーシ
ヨンを変化させる方法(ASC)がある。これは
サブ信号の復調レベルを変化させてセパレーシヨ
ンmを0.7<m<1.25の範囲で変化させるもので
ある。セパレーシヨンmはメイン信号(L+R)
とサブ信号(L−R)とのピークレベル比で、 m=サブ信号レベル/メイン信号レベル で表わされる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、従来のステレオ復調はアナログ処理
を行つているので、セパレーシヨン変化を滑らか
に行うことができず、電界急変時等に対応できな
い欠点がある。本発明は、音量、音質等の基本的
な音声処理を1チツプで実行可能なデジタル信号
処理プロセツサ(DSP)を利用してステレオ分
離度をシグナルレベルに応じて円滑に制御しよう
とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、FM受信機から得られるシグナルレ
ベルを制御用マイクロコンピユータに入力すると
共に、該受信機で復調された主副のステレオ音声
信号(L+R)、(L−R)をデジタル信号処理プ
ロセツサに入力してそのステレオ復調マトリクス L=(L−R)・KS0+(L+R)・KS1 R=(L−R)・KS2+(L+R)・KS3 で左右の信号L,Rに分離する信号処理時に、該
マイクロコンピユータ内において該シグナルレベ
ルにとつて最適なステレオ分離度を実現するマト
リクス係数KS0〜KS3を求め、これを前記プロセ
ツサに与えて信号処理させるようにしてなること
を特徴とするものである。 〔作用〕 デジタル信号処理プロセツサにおけるステレオ
復調マトリクスの係数KS0〜KS3を変更するとス
テレオ分離度が変更されるので、この係数を制御
用マイクロコンピユータにおいて、シグナルレベ
ルに応じて最適なステレオ分離度となる様に変化
させると、FM受信機の電界変動時に円滑にステ
レオ分離度を変化させることができる。 特に、分離度制御と自動トーン制御、自動音量
制御等を連動させると、より円滑な分離度制御が
可能となる(ヒステリシス効果、時間制御等)利
点がある。 〔実施例〕 第1図はFMチユーナ1、AMチユーナ2、カ
セツトデツキアンプ3を音源とするオーデイオシ
ステムのブロツク図で、チユーナ1,2はいずれ
もスーパーヘテロダイン方式のPLLシンセサイ
ザ型である。ANTはアンテナ、RFは高周波段、
MIXは周波数ミキサ段、LOは局部発振器、IFは
中間周波段、DETは検波段で、局部発振器LOの
発振周波数は制御用マイクロコンピユータ
(CPU)4からの分周比N値によつて変更され
る。つまり、局部発振器LOの出力でAMLO/
FMLOは位相同期部PLL内の可変分周器で1/
Nに分周された後に位相比較器で基準周波数frと
比較され、その誤差分がローパスフイルタLPF
を通過してチユーニングバイアスTBとなる。
LO、PLL、LPFは閉ループを構成するので、分
周比N値を変更するLOの周波数はLPFの出力
TBを0にするように変化する。 カセツトデツキアンプ3は磁気ヘツドHD、イ
コライザアンプEQ AMP、フラツトアンプ
FLAT AMP、ノイズリダクシヨン・システム
DALBY(商標)からなり、カセツトデツキ(デ
ツキドライバを含む)5が対となる。CPU4に
対してはキーパツド・マトリクス6から音源選
択、音量調節等の各種指示を入力できる。7は各
音源の動作状態を表示するデイスプレイ、8は
CPU4からの指示で音源切換えを行う切換機能
と、選択された音声信号をデジタル信号に量子化
する機能を有する16ビツトのA/D変換器、9は
チユーナ1,2の各シグナルレベル(電界強度を
示す)をデジタル信号に量子化してCPU4に入
力する6ビツトのA/D変換器、10はA/D変
換器8の出力を信号処理するデジタル信号処理プ
ロセツサ、11は量子化されているDSP10の
出力をアナログ信号に復元する16ビツトのD/A
変換器、POW AMPはパワーアンプ、SPはスピ
ーカである。 第2図はDSP10のアーキテクチヤを示す概
略構成図で、プログラムバス20にはプログラム
メモリ(ROM)21、プログラムカウンタ22
I/Oインターフエイス23、クロツク発振器2
4が接続され、インターフエイス23は更に制御
用マイクロコンピユータ4やA/D、D/A変換
器8,11に接続される。一方、データバス31
にはデータメモリ(RAM)25やアドレスカウ
ンタ26、或いは乗算器27、加算器28、アキ
ユムレータ29、演算器30が接続される。 DSP10で扱う数は10進数で0.998046875〜−
1.0、バイナリ数で表示すると0111111111〜
1000000000(符号付2の補数)、ヘキサ数では1FF
〜200である。このDSP10とCPU4の間の通信
はアドレス8ビツト、データ10ビツトのシリアル
クロツク同期式で、アドレスはDSPプログラム
上に定義付けられたDSP内RAMアドレスであ
る。データ(係数値)はDSP内RAMアドレスで
指示されたアドレスに格納され、DSPプログラ
ムに従つて各種フイルタの係数値として使用され
る。 第3図はDSP10の処理を示すシグナルフロー
で、ステレオ入力L−R、L+Rを対象としてい
る。図中、×印は乗算器、は加算器、Z-1は1サ
ンプル遅れを示す。入力段はステレオ復調マトリ
クスで、その後段に19KHzのパイロツトフイル
タ、デイエンフアシス回路、ATC(自動トーン・
コントロール)回路が順次配列される。後3者は
傾斜の異なるローパスフイルタで、更にトーンコ
ントロール回路、ボリユームコントロール回路を
通して左右の音声信号L,Rが出力される。ステ
レオ復調マトリクスでは4つの係数が用いられ、
KS0=0.5、KS1=0.5、KS2=−0.5、KS3=0.5に設
定するとL,Rが完全に分離される。尚、各種係
数のRAMへの初期設定はバツテリを接続した後
にマトリクス6のテンキーから行う。 本発明では、第5図に示すようにDSP10に
よる復調マトリクスの係数KS0〜KS3をシグナル
レベルによつて切換え、その結果としてセパレー
シヨンを変化させようとするものである。同図b
のアルゴリズムは L=(L−R)・KS0+(L+R)・KS1 R=(L−R)・KS2+(L+R)・KS3 であり、且つ 0≦KS0≦0.5、0.5≦KS1≦1.0 −0.5≦KS2≦0、0.5≦KS3≦1.0 に制限される。また、信号レベルを一定に保つた
めに KS1=1.0−KS0 KS3=1.0+KS2 KS2=−KS0 という条件もつける。 第4図は制御用マイクロコンピユータ4のフロ
ーチヤートである。このマイクロコンピユータ4
により、次の各処理が行われる。(1)FMチユーナ
1のIF段から得られるシグナルレベルをA/D
変換器9を通して量子化する。(2)量子化されたデ
ジタル値からシグナルレベルの電圧値を判断し、
第5図aのASC特性(テーブル)に合わせたセ
パレーシヨンレベルを求める。(3)得られたセパレ
ーシヨンレベルをDSP10に与える係数Ksに変
換する。(4)変換された係数KS0〜KS3をDSP10
に転送する。 シグナルレベルは6ビツトのデジタル値に変換
されるので、最小単位(000001)はアナログ電圧
の0.078125(V)に相当する。従つて、シグナルレベ
ルSvは Sv=0.078125×デジタル値 と表記される。第5図aのASC特性は Sv=0〜0.6Vにおいて セパレーシヨンレベルSL=0dB(モノラル) Sv=0.6〜1.5Vにおいて SL=1.0/0.2・Sv−30(dB) Sv=1.5V以上において SL=48(dB) となる。これに合せて係数Ksを求める。係数は
10ビツトの−1.0〜1.0を符号付2の補数とする。
換算式は SL=20logKs である。例えば、SL=40のとき logKs=40/20=2 であるからKs=100である。この係数は比である
から0値から100番目の値がKs=100に相当する。
故に、下表から64H=0001100100B=0.1953125が
得られる。DSPに与える値は中間のバイナリ項
(B)である。
した自動ステレオ分離度制御回路に関する。 〔従来の技術〕 FM放送のサービスエリアは、使用している周
波数帯域、電力等からAM放送より狭い。加え
て、車載用FM受信機は送信所からの距離、高層
建築物、山岳部等の影響によつてアンテナに入力
してくる電波の変動が激しいので、家庭用のFM
受信機より良好な品質のステレオ放送を楽しむこ
とが困難である。 この様な場合にステレオ分離度(セパレーシヨ
ン)を低下させてモノラルに近づけるとS/Nが
改善される。第6図はこの説明図で、(a)はセパレ
ーシヨンとS/N改善度の関係を示す特性図、(b)
はアンテナ入力に対するセパレーシヨン、S/
N、シグナルメータ出力の各関係を示す特性図で
ある。FMステレオのS/Nはもともとモノラル
に比べて21.7dB悪いが、セパレーシヨンを変え
ればS/Nも改善できる(但し、S/N改善効果
が現われるのは、セパレーシヨンが20dB以下位
である)。 このため、第6図cのように中間周波段IFか
ら受信電界強度を示すシグナルレベルを取出し、
それをステレオのサブ復調部に与えてセパレーシ
ヨンを変化させる方法(ASC)がある。これは
サブ信号の復調レベルを変化させてセパレーシヨ
ンmを0.7<m<1.25の範囲で変化させるもので
ある。セパレーシヨンmはメイン信号(L+R)
とサブ信号(L−R)とのピークレベル比で、 m=サブ信号レベル/メイン信号レベル で表わされる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、従来のステレオ復調はアナログ処理
を行つているので、セパレーシヨン変化を滑らか
に行うことができず、電界急変時等に対応できな
い欠点がある。本発明は、音量、音質等の基本的
な音声処理を1チツプで実行可能なデジタル信号
処理プロセツサ(DSP)を利用してステレオ分
離度をシグナルレベルに応じて円滑に制御しよう
とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、FM受信機から得られるシグナルレ
ベルを制御用マイクロコンピユータに入力すると
共に、該受信機で復調された主副のステレオ音声
信号(L+R)、(L−R)をデジタル信号処理プ
ロセツサに入力してそのステレオ復調マトリクス L=(L−R)・KS0+(L+R)・KS1 R=(L−R)・KS2+(L+R)・KS3 で左右の信号L,Rに分離する信号処理時に、該
マイクロコンピユータ内において該シグナルレベ
ルにとつて最適なステレオ分離度を実現するマト
リクス係数KS0〜KS3を求め、これを前記プロセ
ツサに与えて信号処理させるようにしてなること
を特徴とするものである。 〔作用〕 デジタル信号処理プロセツサにおけるステレオ
復調マトリクスの係数KS0〜KS3を変更するとス
テレオ分離度が変更されるので、この係数を制御
用マイクロコンピユータにおいて、シグナルレベ
ルに応じて最適なステレオ分離度となる様に変化
させると、FM受信機の電界変動時に円滑にステ
レオ分離度を変化させることができる。 特に、分離度制御と自動トーン制御、自動音量
制御等を連動させると、より円滑な分離度制御が
可能となる(ヒステリシス効果、時間制御等)利
点がある。 〔実施例〕 第1図はFMチユーナ1、AMチユーナ2、カ
セツトデツキアンプ3を音源とするオーデイオシ
ステムのブロツク図で、チユーナ1,2はいずれ
もスーパーヘテロダイン方式のPLLシンセサイ
ザ型である。ANTはアンテナ、RFは高周波段、
MIXは周波数ミキサ段、LOは局部発振器、IFは
中間周波段、DETは検波段で、局部発振器LOの
発振周波数は制御用マイクロコンピユータ
(CPU)4からの分周比N値によつて変更され
る。つまり、局部発振器LOの出力でAMLO/
FMLOは位相同期部PLL内の可変分周器で1/
Nに分周された後に位相比較器で基準周波数frと
比較され、その誤差分がローパスフイルタLPF
を通過してチユーニングバイアスTBとなる。
LO、PLL、LPFは閉ループを構成するので、分
周比N値を変更するLOの周波数はLPFの出力
TBを0にするように変化する。 カセツトデツキアンプ3は磁気ヘツドHD、イ
コライザアンプEQ AMP、フラツトアンプ
FLAT AMP、ノイズリダクシヨン・システム
DALBY(商標)からなり、カセツトデツキ(デ
ツキドライバを含む)5が対となる。CPU4に
対してはキーパツド・マトリクス6から音源選
択、音量調節等の各種指示を入力できる。7は各
音源の動作状態を表示するデイスプレイ、8は
CPU4からの指示で音源切換えを行う切換機能
と、選択された音声信号をデジタル信号に量子化
する機能を有する16ビツトのA/D変換器、9は
チユーナ1,2の各シグナルレベル(電界強度を
示す)をデジタル信号に量子化してCPU4に入
力する6ビツトのA/D変換器、10はA/D変
換器8の出力を信号処理するデジタル信号処理プ
ロセツサ、11は量子化されているDSP10の
出力をアナログ信号に復元する16ビツトのD/A
変換器、POW AMPはパワーアンプ、SPはスピ
ーカである。 第2図はDSP10のアーキテクチヤを示す概
略構成図で、プログラムバス20にはプログラム
メモリ(ROM)21、プログラムカウンタ22
I/Oインターフエイス23、クロツク発振器2
4が接続され、インターフエイス23は更に制御
用マイクロコンピユータ4やA/D、D/A変換
器8,11に接続される。一方、データバス31
にはデータメモリ(RAM)25やアドレスカウ
ンタ26、或いは乗算器27、加算器28、アキ
ユムレータ29、演算器30が接続される。 DSP10で扱う数は10進数で0.998046875〜−
1.0、バイナリ数で表示すると0111111111〜
1000000000(符号付2の補数)、ヘキサ数では1FF
〜200である。このDSP10とCPU4の間の通信
はアドレス8ビツト、データ10ビツトのシリアル
クロツク同期式で、アドレスはDSPプログラム
上に定義付けられたDSP内RAMアドレスであ
る。データ(係数値)はDSP内RAMアドレスで
指示されたアドレスに格納され、DSPプログラ
ムに従つて各種フイルタの係数値として使用され
る。 第3図はDSP10の処理を示すシグナルフロー
で、ステレオ入力L−R、L+Rを対象としてい
る。図中、×印は乗算器、は加算器、Z-1は1サ
ンプル遅れを示す。入力段はステレオ復調マトリ
クスで、その後段に19KHzのパイロツトフイル
タ、デイエンフアシス回路、ATC(自動トーン・
コントロール)回路が順次配列される。後3者は
傾斜の異なるローパスフイルタで、更にトーンコ
ントロール回路、ボリユームコントロール回路を
通して左右の音声信号L,Rが出力される。ステ
レオ復調マトリクスでは4つの係数が用いられ、
KS0=0.5、KS1=0.5、KS2=−0.5、KS3=0.5に設
定するとL,Rが完全に分離される。尚、各種係
数のRAMへの初期設定はバツテリを接続した後
にマトリクス6のテンキーから行う。 本発明では、第5図に示すようにDSP10に
よる復調マトリクスの係数KS0〜KS3をシグナル
レベルによつて切換え、その結果としてセパレー
シヨンを変化させようとするものである。同図b
のアルゴリズムは L=(L−R)・KS0+(L+R)・KS1 R=(L−R)・KS2+(L+R)・KS3 であり、且つ 0≦KS0≦0.5、0.5≦KS1≦1.0 −0.5≦KS2≦0、0.5≦KS3≦1.0 に制限される。また、信号レベルを一定に保つた
めに KS1=1.0−KS0 KS3=1.0+KS2 KS2=−KS0 という条件もつける。 第4図は制御用マイクロコンピユータ4のフロ
ーチヤートである。このマイクロコンピユータ4
により、次の各処理が行われる。(1)FMチユーナ
1のIF段から得られるシグナルレベルをA/D
変換器9を通して量子化する。(2)量子化されたデ
ジタル値からシグナルレベルの電圧値を判断し、
第5図aのASC特性(テーブル)に合わせたセ
パレーシヨンレベルを求める。(3)得られたセパレ
ーシヨンレベルをDSP10に与える係数Ksに変
換する。(4)変換された係数KS0〜KS3をDSP10
に転送する。 シグナルレベルは6ビツトのデジタル値に変換
されるので、最小単位(000001)はアナログ電圧
の0.078125(V)に相当する。従つて、シグナルレベ
ルSvは Sv=0.078125×デジタル値 と表記される。第5図aのASC特性は Sv=0〜0.6Vにおいて セパレーシヨンレベルSL=0dB(モノラル) Sv=0.6〜1.5Vにおいて SL=1.0/0.2・Sv−30(dB) Sv=1.5V以上において SL=48(dB) となる。これに合せて係数Ksを求める。係数は
10ビツトの−1.0〜1.0を符号付2の補数とする。
換算式は SL=20logKs である。例えば、SL=40のとき logKs=40/20=2 であるからKs=100である。この係数は比である
から0値から100番目の値がKs=100に相当する。
故に、下表から64H=0001100100B=0.1953125が
得られる。DSPに与える値は中間のバイナリ項
(B)である。
以上述べたように本発明によれば、FM受信機
のステレオ分離度を受信電界に応じて円滑に変化
させることができる。
のステレオ分離度を受信電界に応じて円滑に変化
させることができる。
第1図は本発明を適用したオーデイオシステム
のブロツク図、第2図および第3図はデジタル信
号処理プロセツサの概略構成図およびシグナルフ
ローの説明図、第4図は制御用マイクロコンピユ
ータのフローチヤート、第5図は本発明の動作説
明図、第6図は自動ステレオ分離度制御の説明図
である。 図中、1はFMチユーナ、4は制御用マイクロ
コンピユータ、8,9はA/D変換器、10はデ
ジタル信号処理プロセツサである。
のブロツク図、第2図および第3図はデジタル信
号処理プロセツサの概略構成図およびシグナルフ
ローの説明図、第4図は制御用マイクロコンピユ
ータのフローチヤート、第5図は本発明の動作説
明図、第6図は自動ステレオ分離度制御の説明図
である。 図中、1はFMチユーナ、4は制御用マイクロ
コンピユータ、8,9はA/D変換器、10はデ
ジタル信号処理プロセツサである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 FM受信機から得られるシグナルレベルを制
御用マイクロコンピユータに入力すると共に、該
受信機で復調された主副のステレオ音声信号(L
+R)、(L−R)をデジタル信号処理プロセツサ
に入力してそのステレオ復調マトリクス L=(L−R)・KS0+(L+R)・KS1 R=(L−R)・KS2+(L+R)・KS3 で左右の信号L,Rに分離する信号処理時に、該
マイクロコンピユータ内において該シグナルレベ
ルにとつて最適なステレオ分離度を実現するマト
リクス係数KS0〜KS3を求め、これを前記プロセ
ツサに与えて信号処理させるようにしてなること
を特徴とする自動ステレオ分離度制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338186A JPS62200931A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 自動ステレオ分離度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338186A JPS62200931A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 自動ステレオ分離度制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62200931A JPS62200931A (ja) | 1987-09-04 |
JPH0554745B2 true JPH0554745B2 (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=12662236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4338186A Granted JPS62200931A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 自動ステレオ分離度制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62200931A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2792857B2 (ja) * | 1988-01-20 | 1998-09-03 | 三洋電機株式会社 | ステレオ復調回路 |
JPH01245720A (ja) * | 1988-03-28 | 1989-09-29 | Pioneer Electron Corp | シンセサイザチューナ |
JP2000332710A (ja) * | 1999-05-24 | 2000-11-30 | Sanyo Electric Co Ltd | ステレオ放送用受信装置 |
JP3880485B2 (ja) * | 2002-08-22 | 2007-02-14 | 株式会社豊田自動織機 | ステレオ復調回路 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP4338186A patent/JPS62200931A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62200931A (ja) | 1987-09-04 |
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