JPH0554504B2 - - Google Patents
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- JPH0554504B2 JPH0554504B2 JP12738784A JP12738784A JPH0554504B2 JP H0554504 B2 JPH0554504 B2 JP H0554504B2 JP 12738784 A JP12738784 A JP 12738784A JP 12738784 A JP12738784 A JP 12738784A JP H0554504 B2 JPH0554504 B2 JP H0554504B2
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- Japan
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- polybutylene terephthalate
- molded product
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- blow
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリブチレンテレフタレート樹脂組成
物からなる吹込中空成形品に関するものである。 〔従来の技術〕 従来からポリブチレンテレフタレートを吹込中
空成形して得た成形品は公知である(特公昭56−
23778号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしこの成形品は、その肉厚が均一なものと
なりにくい。理由はポリブチレンテレフタレート
のみを溶融して吹込成形する際、溶融物の形態安
定性に欠くからである。もし肉厚が均一でない
と、成形品自体の剛性が保持されず、従つてポリ
ブチレンテレフタレートの吹込成形品の用途が限
定されるという問題がある。 そこで、厚み斑が少なく、かつ剛性の高いポリ
エステルのブロー中空成形品を得る目的で種々検
討を行なつた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、ポリブチレンテレフタレートに一定
量のガラス繊維が混入されたポリブチレンテレフ
タレート組成物を使用すればよいという事実を見
い出した。従つて、本発明は、ポリブチレンテレ
フタレート系ポリマー50〜97重量部に、ガラス繊
維が3〜50重量部の割合で混入されたポリブチレ
ンテレフタレート樹脂組成物からなる吹込中空成
形品、を構成とする発明であると云える。 以下、具体的に本発明の構成及び効果について
詳述する。 まず本発明で称するポリブチレンテレフタレー
ト系ポリマーとは、少なくとも60モル%がテレフ
タル酸であるジカルボン酸成分および1,4−ブ
タンジオールからなる均質ポリマーまたはコポリ
マーを意味する。コポリマーの場合、テレフタル
酸以外のジカルボン酸成分としては、アゼライン
酸、セバシン酸、アジピン酸、ドデカンジカルボ
ン酸等の炭素数2〜20の脂肪族ジカルボン酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族
ジカルボン酸、またはシクロヘキサンジカルボン
酸等の脂環式ジカルボン酸の単独物ないしは混合
物が使用される。好ましいポリマーはポリブチレ
ンテレフタレート均質ポリマーと、テレフタル酸
を60モル%以上、好ましくは70モル%以上とトデ
カンジカルボン酸および/またはイソフタル酸を
含有するジカルボン酸成分と1,4−ブタンジオ
ール成分から得られるコポリマーである。 また、本発明で重要なことはポリブチレンテレ
フタレート系ポリマーの固有粘度が一定以上でな
ければならないということである。即ち、o−ク
ロロフエノール100mlにポリマーを1g溶解して
25℃で測定演算された固有粘度が1.0以上、好ま
しくは1.2以上でなければならない。固有粘度が
1.0未満では、たとえガラス繊維を混合しても十
分に高い溶融粘度が得難く、安定したブロー成形
性が得難い。 ポリブチレンテレフタレート系ポリマーに混入
するガラス繊維は直径3〜20μ、特に好ましくは
5〜15μのもので、長さは500〜7000μ、特に1000
〜5000μのものが好ましい。混入された成形品中
のガラス繊維について云えば平均直径3〜20μ、
平均長さが50〜700μの範囲である。この範囲の
成形品であればブロー成形性も良好で、剛性的に
も強いものとなる。 本発明の吹込中空成形品は公知の方法によつて
得られる。まず、ポリブチレンテレフタレート系
ポリマーとガラス繊維とを混合する。混合比率
は、ポリエステル樹脂50〜97重量部、好ましくは
55〜95重量部に、ガラス繊維を50〜3重量部、好
ましくは45〜5重量部の割合とする。ガラス繊維
が3重量部より少ないと増粘効果が少なく、安定
したブロー成形性が得難く、かつ、剛性の増大効
果も少なく好ましくない。また、50重量部より多
くなると、ブロー成形時の賦形性が悪くなり、ブ
ロー比率を大きくすると破断する場合もあり好ま
しくない。 ガラス繊維の混合方法については、通常公知の
方法を採用することができ、1軸スクリユー押出
機でも2軸以上の多軸スクリユー押出機による混
練方法でもよい。 ブロー成形も公知の方法によつて行なわれる。 かくして、ブロー中空成形品が得られるが、本
発明に云うブロー中空成形品とは、成形品の前駆
体であるパリソンを押出し成形し、気体を吹込み
成形して得た中空状容器、タンクやパイプ等をい
う。 〔発明の効果〕 本発明のブロー中空成形品は次の特徴を有す
る。即ち、特定の組成物を用いて、口金から吐出
された溶融ポリマーのドローダウンを小さくし、
溶融パリソンの形態を十分保持し、成形品の寸法
および肉厚を均一にしているので、成形品の厚み
斑が少なく、かつ、剛性の大きいものとなる。 以下、実施例により本発明の成形品の製法およ
び特徴を具体的に示す。 実施例 実施例 1〜3 固有粘度1.7のポリブチレンテレフタレートの
各々90、80、70重量部に直径13μ、長さ3mmのガ
ラス繊維を各々10、20、30重量部を押出機により
溶融混合したペレツトを作つた。 得られたペレツトを用い、直径40mmφの押出機
を有するブロー成形機を用いて250℃で外径100
mm、肉厚3mmのパリソンを形成し、1辺90mm、高
さ500mmの正四角柱形容器を成形した。 これらの成形性、成形品の剛性評価結果を表に
示す。成形性については、これらの成形時のパリ
ソンの垂れ下がりは殆んど認められず、極めて良
好なブロー成形が実施でき、肉厚の均一な成形品
を得ることができた。成形品の剛性についても、
高剛性の得られることが確認された。 尚、成形性の良否判定は、成形品5ケについて
成形品胴部の上部8ケ所の厚みを測定し、同様に
胴部下部8ケ所の厚みを測定し、該上部厚み平均
値と下部厚み平均値との差Rが1mm以下は良、1
mmより大きいものは不良と判断した。表中〇印は
良、×印は不良を示す。 剛性の評価方法は、胴部を巾12.5mm、長さ128
mmの試験片状に打抜き、ASTM−D790法に準じ
て曲げ弾性率を測定した。 実施例 4 テレフタル酸90モル%、イソフタル酸10モル%
と1,4−ブタンジオールからなる固有粘度1.9
の共重合ポリエステル80重量部に直径9μ、長さ
3mmのガラス繊維を20重量部を押出機により溶融
混合したペレツトを作つた。 得られたペレツトを用い、直径40mmφの押出機
を有するブロー成形機を用いて、240℃で外径100
mm、肉厚3mmのパリソンを形成し、1辺90mm、高
さ500mmの正四角柱形容器を成形した。これらの
成形性、成形品の剛性評価結果を表に示す。成形
性については、これらの成形時のパリソンの垂れ
下がりは殆んど認められず、極めて良好なブロー
成形が実施でき、肉厚の均一な成形品を得ること
ができた。成形品の剛性についても、高剛性の得
られることが確認された。 尚、成形性の良否判定、成形品の剛性評価は実
施例1と同様の方法で評価した。 比較例 1 固有粘度が2.0のポリブチレンテレフタレート
のみを用い、実施例1と同様の方法で、同様の成
形品を作つた。 この成形性についてはパリソンの垂れ下がりが
大きく、実施例1と同様の方法で評価した結果、
表に示す通り、厚み斑が大きく安定した成形品は
得られなかつた。 また、実施例1と同様の方法で成形品の剛性を
評価した結果、表に示す通り、高剛性は得られな
かつた。 比較例 2 テレフタル酸90モル%、イソフタル酸10モル%
と1,4−ブタンジオールからなる固有粘度2.2
の共重合ポリエステルのみを用い、実施例4と同
様の方法で同様の成形品を作つた。 この成形性についてはパリソンの垂れ下がりが
大きく、実施例1と同様の方法で評価した結果、
表に示す通り、厚み斑が大きく安定した成形品は
得られなかつた。 また、実施例1と同様の方法で成形品の剛性を
評価した結果、表に示す通り、高剛性は得られな
かつた。 【表】
物からなる吹込中空成形品に関するものである。 〔従来の技術〕 従来からポリブチレンテレフタレートを吹込中
空成形して得た成形品は公知である(特公昭56−
23778号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしこの成形品は、その肉厚が均一なものと
なりにくい。理由はポリブチレンテレフタレート
のみを溶融して吹込成形する際、溶融物の形態安
定性に欠くからである。もし肉厚が均一でない
と、成形品自体の剛性が保持されず、従つてポリ
ブチレンテレフタレートの吹込成形品の用途が限
定されるという問題がある。 そこで、厚み斑が少なく、かつ剛性の高いポリ
エステルのブロー中空成形品を得る目的で種々検
討を行なつた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、ポリブチレンテレフタレートに一定
量のガラス繊維が混入されたポリブチレンテレフ
タレート組成物を使用すればよいという事実を見
い出した。従つて、本発明は、ポリブチレンテレ
フタレート系ポリマー50〜97重量部に、ガラス繊
維が3〜50重量部の割合で混入されたポリブチレ
ンテレフタレート樹脂組成物からなる吹込中空成
形品、を構成とする発明であると云える。 以下、具体的に本発明の構成及び効果について
詳述する。 まず本発明で称するポリブチレンテレフタレー
ト系ポリマーとは、少なくとも60モル%がテレフ
タル酸であるジカルボン酸成分および1,4−ブ
タンジオールからなる均質ポリマーまたはコポリ
マーを意味する。コポリマーの場合、テレフタル
酸以外のジカルボン酸成分としては、アゼライン
酸、セバシン酸、アジピン酸、ドデカンジカルボ
ン酸等の炭素数2〜20の脂肪族ジカルボン酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族
ジカルボン酸、またはシクロヘキサンジカルボン
酸等の脂環式ジカルボン酸の単独物ないしは混合
物が使用される。好ましいポリマーはポリブチレ
ンテレフタレート均質ポリマーと、テレフタル酸
を60モル%以上、好ましくは70モル%以上とトデ
カンジカルボン酸および/またはイソフタル酸を
含有するジカルボン酸成分と1,4−ブタンジオ
ール成分から得られるコポリマーである。 また、本発明で重要なことはポリブチレンテレ
フタレート系ポリマーの固有粘度が一定以上でな
ければならないということである。即ち、o−ク
ロロフエノール100mlにポリマーを1g溶解して
25℃で測定演算された固有粘度が1.0以上、好ま
しくは1.2以上でなければならない。固有粘度が
1.0未満では、たとえガラス繊維を混合しても十
分に高い溶融粘度が得難く、安定したブロー成形
性が得難い。 ポリブチレンテレフタレート系ポリマーに混入
するガラス繊維は直径3〜20μ、特に好ましくは
5〜15μのもので、長さは500〜7000μ、特に1000
〜5000μのものが好ましい。混入された成形品中
のガラス繊維について云えば平均直径3〜20μ、
平均長さが50〜700μの範囲である。この範囲の
成形品であればブロー成形性も良好で、剛性的に
も強いものとなる。 本発明の吹込中空成形品は公知の方法によつて
得られる。まず、ポリブチレンテレフタレート系
ポリマーとガラス繊維とを混合する。混合比率
は、ポリエステル樹脂50〜97重量部、好ましくは
55〜95重量部に、ガラス繊維を50〜3重量部、好
ましくは45〜5重量部の割合とする。ガラス繊維
が3重量部より少ないと増粘効果が少なく、安定
したブロー成形性が得難く、かつ、剛性の増大効
果も少なく好ましくない。また、50重量部より多
くなると、ブロー成形時の賦形性が悪くなり、ブ
ロー比率を大きくすると破断する場合もあり好ま
しくない。 ガラス繊維の混合方法については、通常公知の
方法を採用することができ、1軸スクリユー押出
機でも2軸以上の多軸スクリユー押出機による混
練方法でもよい。 ブロー成形も公知の方法によつて行なわれる。 かくして、ブロー中空成形品が得られるが、本
発明に云うブロー中空成形品とは、成形品の前駆
体であるパリソンを押出し成形し、気体を吹込み
成形して得た中空状容器、タンクやパイプ等をい
う。 〔発明の効果〕 本発明のブロー中空成形品は次の特徴を有す
る。即ち、特定の組成物を用いて、口金から吐出
された溶融ポリマーのドローダウンを小さくし、
溶融パリソンの形態を十分保持し、成形品の寸法
および肉厚を均一にしているので、成形品の厚み
斑が少なく、かつ、剛性の大きいものとなる。 以下、実施例により本発明の成形品の製法およ
び特徴を具体的に示す。 実施例 実施例 1〜3 固有粘度1.7のポリブチレンテレフタレートの
各々90、80、70重量部に直径13μ、長さ3mmのガ
ラス繊維を各々10、20、30重量部を押出機により
溶融混合したペレツトを作つた。 得られたペレツトを用い、直径40mmφの押出機
を有するブロー成形機を用いて250℃で外径100
mm、肉厚3mmのパリソンを形成し、1辺90mm、高
さ500mmの正四角柱形容器を成形した。 これらの成形性、成形品の剛性評価結果を表に
示す。成形性については、これらの成形時のパリ
ソンの垂れ下がりは殆んど認められず、極めて良
好なブロー成形が実施でき、肉厚の均一な成形品
を得ることができた。成形品の剛性についても、
高剛性の得られることが確認された。 尚、成形性の良否判定は、成形品5ケについて
成形品胴部の上部8ケ所の厚みを測定し、同様に
胴部下部8ケ所の厚みを測定し、該上部厚み平均
値と下部厚み平均値との差Rが1mm以下は良、1
mmより大きいものは不良と判断した。表中〇印は
良、×印は不良を示す。 剛性の評価方法は、胴部を巾12.5mm、長さ128
mmの試験片状に打抜き、ASTM−D790法に準じ
て曲げ弾性率を測定した。 実施例 4 テレフタル酸90モル%、イソフタル酸10モル%
と1,4−ブタンジオールからなる固有粘度1.9
の共重合ポリエステル80重量部に直径9μ、長さ
3mmのガラス繊維を20重量部を押出機により溶融
混合したペレツトを作つた。 得られたペレツトを用い、直径40mmφの押出機
を有するブロー成形機を用いて、240℃で外径100
mm、肉厚3mmのパリソンを形成し、1辺90mm、高
さ500mmの正四角柱形容器を成形した。これらの
成形性、成形品の剛性評価結果を表に示す。成形
性については、これらの成形時のパリソンの垂れ
下がりは殆んど認められず、極めて良好なブロー
成形が実施でき、肉厚の均一な成形品を得ること
ができた。成形品の剛性についても、高剛性の得
られることが確認された。 尚、成形性の良否判定、成形品の剛性評価は実
施例1と同様の方法で評価した。 比較例 1 固有粘度が2.0のポリブチレンテレフタレート
のみを用い、実施例1と同様の方法で、同様の成
形品を作つた。 この成形性についてはパリソンの垂れ下がりが
大きく、実施例1と同様の方法で評価した結果、
表に示す通り、厚み斑が大きく安定した成形品は
得られなかつた。 また、実施例1と同様の方法で成形品の剛性を
評価した結果、表に示す通り、高剛性は得られな
かつた。 比較例 2 テレフタル酸90モル%、イソフタル酸10モル%
と1,4−ブタンジオールからなる固有粘度2.2
の共重合ポリエステルのみを用い、実施例4と同
様の方法で同様の成形品を作つた。 この成形性についてはパリソンの垂れ下がりが
大きく、実施例1と同様の方法で評価した結果、
表に示す通り、厚み斑が大きく安定した成形品は
得られなかつた。 また、実施例1と同様の方法で成形品の剛性を
評価した結果、表に示す通り、高剛性は得られな
かつた。 【表】
Claims (1)
- 1 ポリブチレンテレフタレート系ポリマー50〜
97重量部に、ガラス繊維が3〜50重量部の割合で
混合されたポリブチレンテレフタレート樹脂組成
物からなる吹込中空成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59127387A JPS617351A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 吹込中空成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59127387A JPS617351A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 吹込中空成形品 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2566196A Division JPH08295789A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 中空成形用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS617351A JPS617351A (ja) | 1986-01-14 |
JPH0554504B2 true JPH0554504B2 (ja) | 1993-08-12 |
Family
ID=14958731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59127387A Granted JPS617351A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 吹込中空成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS617351A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9103138B2 (en) | 2012-10-02 | 2015-08-11 | Bravo Sports | Sliding-eave mount mechanism for canopy structure |
WO2014089496A2 (en) | 2012-12-07 | 2014-06-12 | Bravo Sports | Canopy shelter link point |
USD736884S1 (en) | 2013-07-16 | 2015-08-18 | Bravo Sports | Adjustable locking leg assembly |
US9797157B2 (en) | 2014-03-04 | 2017-10-24 | Shelterlogic Corp. | Canopy with detachable awning |
US9867466B2 (en) | 2014-12-15 | 2018-01-16 | Shelterlogic Corp. | Foldable chair |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1285828A (en) * | 1969-08-29 | 1972-08-16 | Celanese Corp | Poly(alkylene terephthalate) moulding compositions |
JPS4957064A (ja) * | 1972-06-12 | 1974-06-03 | ||
US3814725A (en) * | 1969-08-29 | 1974-06-04 | Celanese Corp | Polyalkylene terephthalate molding resin |
JPS49120949A (ja) * | 1973-03-26 | 1974-11-19 | ||
JPS5092347A (ja) * | 1973-12-21 | 1975-07-23 | ||
JPS50135155A (ja) * | 1974-02-22 | 1975-10-27 | ||
JPS5182345A (ja) * | 1975-01-06 | 1976-07-19 | Toyo Boseki | Horiesuterusoseibutsu |
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---|---|
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