JPH05541B2 - - Google Patents

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JPH05541B2
JPH05541B2 JP57106143A JP10614382A JPH05541B2 JP H05541 B2 JPH05541 B2 JP H05541B2 JP 57106143 A JP57106143 A JP 57106143A JP 10614382 A JP10614382 A JP 10614382A JP H05541 B2 JPH05541 B2 JP H05541B2
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JP
Japan
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air
fuel ratio
fuel
output
circuit
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JP57106143A
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JPS58222940A (ja
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Toshikazu Ina
Hisashi Kawai
Tokio Kohama
Hideki Oohayashi
Daisaku Sawada
Takashi Shigematsu
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
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Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP10614382A priority Critical patent/JPS58222940A/ja
Publication of JPS58222940A publication Critical patent/JPS58222940A/ja
Publication of JPH05541B2 publication Critical patent/JPH05541B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1497With detection of the mechanical response of the engine

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の空燃比制御装置に関する。
一般に、第1図に示されるように、内燃機関で
燃焼して排出される排気ガス成分及び内燃機関の
燃料消費率FCは、内燃機関に供給される空燃比
(A/F)と密接な関係にあることが知られてい
る。
また、排気ガスの清浄化とともに、省資源とい
う見地からの機関の燃料消費率の低減が要求され
ている。
第1図に示すように排気ガスの清浄化と燃料消
費率の低減を同時に達成するには希薄混合気域で
内燃機関を運転した場合が有利であるものの、希
薄混合域では失火という不具合が発生することか
らエンジン及びその他の付属品(気化器等)のバ
ラツキ、劣化を考えた場合には失火限界ぎりぎり
の希薄混合気域ではほとんど機関は運転できず、
失火発生限界から空燃比で2ほどリツチの安定領
域で使用しているのが現状である。このことは、
排気ガスを清浄化し、省資源を達成するにあたつ
ての問題点となつている。
本発明者は下記の事項に着目した。すなわち、
第1図に示す如く失火域(MF REG.)直前の希
薄空燃比で機関を運転した時に最少燃料消費率と
なる。燃焼変動はA/Fに関係しており、かつ失
火域に近づくほど急激に燃焼変動は大きくなつて
いる。なお、第1図においてΔτはトルク変動幅
をあらわす。シリンダ内の燃焼変動は、それぞれ
のシリンダで生じるトルク反力によつて機関本体
の振動として現われるので、機関本体の燃焼変動
は、機関振動によつて検出できる。そこで、機関
の燃焼変動を求め機関の燃焼変動がある一定の値
となるよう機関への供給空燃比を制御することに
より、常に失火域前のしかも燃費最良点の空燃比
に制御することで大幅な燃費向上を達成すること
が可能である。
しかし、前記作動による空燃比のフイードバツ
ク制御において実際の燃焼混合気が目標値通りに
制御され、燃費最良点で運転されていても、一部
運転領域においては機関が排出する未燃ガスがま
だ十分に低下する空燃比でないところもある。さ
らに空燃比を希薄にすればNOxは低下するが失
火が発生し、HCは増加する。そのためこれ以上
空燃比を希薄にして排出ガス中の未燃ガスを低下
するのは実用上困難であり、排気対策上問題とな
る。
本発明の目的は、排気ガス中の未燃ガスが十分
低下しない運転領域においては、排気通路に設け
た空燃比センサの出力信号により、機関の空燃比
を理論空燃比にフイードバツク制御し、3元触媒
により、HC、COの酸化とNOxの還元を同時に
浄化し、機関の排出ガス中の未燃ガス成分が十分
低い運転領域においては、燃焼変動検出器の出力
信号により機関の空燃比を希薄空燃比域の燃費最
良点にフイードバツク制御するという2つのフイ
ードバツク制御を、内燃機関の運転状態を検出す
るエンジンセンサの信号により切替えるという構
想にもとづき、内燃機関の全運転領域において排
気有害成分の排出量条件を満足しつつ、燃費性能
の向上をはかることにある。
本発明においては、吸入空気量検出装置、回転
数検出装置、燃焼変動を検出する燃焼変動検出
器、排気通路に設けた空燃比センサ及び、排気通
路に設けた三元触媒を備えた内燃機関の空燃比制
御装置であつて、 前記吸入空気量検出装置、回転数検出装置の検
出信号に基づいて内燃機関への供給燃料量を演算
する燃料量演算手段と、 前記燃焼変動検出器により検出された実トルク
変動値Toが、前記内燃機関を燃費最良点近傍の
安定燃焼域で運転したときの目標トルク変動値
Taとなるように、各該トルク変動値ToとTaとの
偏差にもとづいて、前記燃料量演算手段により演
算された燃料量をフイードバツク補正することに
より、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比より希
薄な空燃比に制御するとともに、該燃料量のリツ
チ側へのフイードバツク補正は、該燃料量のリー
ン側へのフイードバツク補正より迅速になされる
ようにした希薄空燃比補正手段と、 前記回転数検出装置により検出された回転数が
所定回転数以下か否かを判断する回転数判断手段
と、 前記吸入空気量検出装置により検出された吸入
空気量が所定空気量以下か否かを判断する空気量
判断手段と、 前記回転数判断手段と空気量判断手段の判断結
果に基づき、回転数が所定回転数以下であり、且
つ吸入空気量が所定空気量以下であるときには、
前記希薄空燃比補正手段による補正を禁止すると
ともに、前記空燃比センサの出力に応じて、前記
内燃機関の空燃比が理論空燃比となるように前記
燃料量演算手段により演算された燃料量をフイー
ドバツク補正する理論空燃比補正手段とを、 備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装
置が提供される。
本発明の一実施例としての内燃機関の空燃比制
御装置が第2図ないし第12図に示される。第2
図において内燃機関1は自動車駆動用の火花点火
式エンジンで燃焼用の空気はエアクリーナ2、エ
アフローメータ3、吸入導管4及び吸気弁5を経
て、前記エンジン1の燃焼室6内に吸入される。
吸入導管4には運転者により任意に操作されるス
ロツトル弁7が設けられている。燃料は吸入導管
4に設置された電磁式燃料噴射弁8から吸気弁5
に向け噴射供給される。燃料と空気から成る混合
気は燃焼室6内で燃焼し排気弁9及び排気導管1
0を経て大気中に放出される。
燃料制御ユニツトCONT.はエンジン1の運転
状態に応じてエンジン1への供給燃料量を演算し
電磁式燃料噴射弁8を駆動し、エンジン1への供
給燃料量を制御するものである。燃料制御ユニツ
トCONT.へはエンジン1の吸入空気量を検出す
るエアフローメータ3、点火コイル12、エンジ
ン1のトルク変動を検出するトルク検出器13、
および排気導管における空燃比検出用の酸素濃度
検出器14の検出信号が入力されている。
なお本実施例ではエンジン1への吸入空気量と
してエアフローメータ3の信号を用いているがエ
アフローメータ3のかわりにエンジン1のスロツ
トル弁7の下流に生ずる吸気管負圧とエンジン回
転数から吸入空気量を求めてもよく、またエンジ
ン1の回転に同期して回るリングギア、デイスト
リビユータ等から回転信号を検出して回転数を求
めてもよい。
トルク検出器13は第2図に示すようにエンジ
ンを支持するマウント135にボルトにより装着
してあり、エンジンのリーンバンドにおけるクラ
ンク軸を中心とした振動をピエゾ素子等で検出し
エンジンの機械的トルク変動に比例したアナログ
信号を得るものであり、本実施例では1つのエン
ジンについて対称する位置に1個ずつ合計2個配
置されている。もちろん1つのエンジンについて
1個のみ配置する構成にしてもよい。トルク検出
器13は圧力センサ131、ゴムマウント133
及びゴムマウントカバー134から成り、アーム
132の側から圧力センサ131、ゴムマウント
カバー134、ゴムマウント133の順に重ねて
取付けられている。圧力センサ131は例えばピ
エゾ素子を4方向に配置して全方向の振動(機械
的トルク変動)を検出可能とした市販の圧力検出
器が用いられる。
燃料制御ユニツトCONT.の構成が第3図に示
される。増幅器20はバツフアと増幅器で構成さ
れる公知のものである。バンドパルスフイルタ3
0は増幅器20よりのアナログ信号のうち1Hzな
いし数Hzの周波数の出力のみを取り出すもので例
えばロツクランドシステム社製のモデル852が使
用される。クロツク回路40は水晶振動子を使用
した発振回路と、この発振回路の周波数を分周す
るカウンタより構成してあり、公知のものであ
る。
タイミングパルス発生回路50はクロツク回路
40からのクロツクを基にしてピークホールド回
路60へのリセツト信号と希薄空燃比補正回路1
00への割り込み信号とを作り出す回路である。
その内部回路を第4図に示す。第4図において入
力端子510,511へはクロツク回路40より
の2Hzと5kHzのクロツクがそれぞれ入力される。
入力端子510はデバイダ付カウンタ501のリ
セツト端子Rに接続してあり、入力端子511は
デバイダ付カウンタ501のクロツク端子CLに
接続してある。該デバイダ付カウンタ501は
RCA社製ICのCD4017を使用しており、その出力
Q1は端子512を介して希薄空燃比補正回路1
00の割込演算用の信号として使われる。出力Q
5とQ8はR−Sフリツプフロツプ502のセツ
ト端子Sとリセツト端子Rにそれぞれ接続してあ
り、出力Q9はクロツクエネイブル端子CEに接
続してある。R−Sフリツプフロツプ502は例
えばRCA社ICのCD4013が使用される。その出力
Qは端子513を介してピークホールド回路60
に接続してある。
タイミングパルス発生回路50の作動が以下に
説明される。デバイダ付カウンタ501のリセツ
ト端子には第17図1の2Hzのパルスが入力さ
れ、前記パルスが「1」から「0」になると計数
を開始する。該カウンタ501のクロツク入力に
は5kHzの周波数のクロツクが入力される。従つ
て1番目のパルスが来ると出力Q1にパルスが出
力される。9番目のパルスが来ると出力Q9が
「1」になつてクロツクエネイブル端子が「1」
になるので次にリセツトされるまでクロツクが入
力されるのを停止する。
従つて出力Q1には第17図2に示すごとくパ
ルスが出力される。該出力パルスは端子512を
介して希薄空燃比補正回路100の割込演算開始
のトリガパルスとなる。出力Q5及びQ8はR−
Sフリツプフロツプ502をセツト及びリセツト
し該R−Sフリツプフロツプ502の出力Qから
は第17図3のパルスが出力される。該パルスは
端子513を介してピークホールド回路60に入
力され、約600マイクロ秒のパルス幅となつて該
ピークホールド回路のリセツト信号となる。
第5図にはピークホールド回路60の構成が示
される。第5図において、ダイオード601の正
極と611の負極は前記バンドパスフイルタ30
の出力に接続してありダイオード601の負極は
抵抗602の一端に接続してある。該抵抗602
の他端はコンデンサ603の正極とバツフア増幅
器606の非反転入力と抵抗604に接続してあ
る。コンデンサ603の負極は接地してある。抵
抗604の他端はアナログスイツチ605の一端
に接続してある。該アナログスイツチ605の他
端は接地してあり、コントロール端子は前記タイ
ミングパルス発生回路50の第17図3信号に接
続してある。バツフア増幅器606の反転入力は
出力に接続してある。
前記ダイオード611の正極は抵抗612の一
端に接続してある。該抵抗612の他端はコンデ
ンサ613の負極とバツフア増幅器616の非反
転入力と抵抗614に接続してある。コンデンサ
613の正極は接地してある。抵抗614の他端
はアナログスイツチ615の一端に接続してあ
る。該アナログスイツチ615の他端は接地して
あり、コントロール端子は前記タイミングパルス
発生回路50の第17図3信号に接続してある。
バツフア増幅器616の反転入力は出力に接続
してある。バツフア増幅器606の出力は抵抗6
22の一端に接続され、他端はバツフア増幅器6
25の非反転入力と、抵抗621に接続してあ
る。抵抗621の他端は接地されている。バツフ
ア増幅器616の出力は抵抗623の一端に接続
され、他端はバツフア増幅器625の反転入力に
接続されている。バツフア増幅器625の出力は
出力端子633を介してAD変換回路70に出力
され、かつ抵抗624の一端に接続される。抵抗
624の他端はバツフア増幅器625の反転入力
に接続される。
ピークホールド回路60の作動が以下に説明さ
れる。アナログスイツチ605,615のコント
ロール入力に前記タイミングパルス発生回路50
から第17図3のパルスが印加されると、このパ
ルス幅の間アナログスイツチ605,615は閉
成するのでコンデンサ603,613の電荷を低
い抵抗値の抵抗604,614を通じて放電し、
コンデンサ603,613の電圧を0Vにリセツ
トする。その後バンドパスフイルタ30の第17
図4で示す出力波形が入力端子632から入つて
くると、ダイオード601及び抵抗602を通し
てコンデンサ603が正の電圧に充電される。こ
のコンデンサ603の電圧はリセツトされてから
次にリセツトされるまで正のピーク値がホールド
される。該コンデンサ603の電圧を次の入力イ
ンピーダンスの高いバツフア増幅器606を介し
て出力すると第17図5の波形となる。
一方前記第17図4で示す出力波形が入力端子
632から入つてくると、ダイオード611、抵
抗612を通してコンデンサ613が負の電圧に
充電される。このコンデンサ613の電圧はリセ
ツトされてから次にリセツトされるまで、負のピ
ーク値がホールドされる。該コンデンサ613の
電圧を次の入力インピーダンスの高いバツフア増
幅器616を介して出力すると第17図6の波形
となる。
前記バツフア増幅器606の出力と616の出
力の差を差動増幅器625でとることにより、リ
セツトされてから次にリセツトされるまでの正の
ピーク値と負のピーク値の差が差動増幅器625
から出力され、その波形は第17図7となる。
第6図にはAD変換回路70の構成が示され
る。第6図において希薄空燃比補正回路100よ
りの入出力制御信号は、ナンドゲート703に直
接入力され、アンドゲート706にはインバータ
705で反転されて入力される。希薄空燃比補正
回路100のデバイスセレクト信号(SEL信号)
は直接ナンドゲート703とアンドゲート706
に入力される。またインバータ707、抵抗70
8、コンデンサ709により遅延回路が構成され
ており、アンドゲート706にはこの遅延回路を
介してSEL信号が入力される。しかしてアンドゲ
ート706は第17図8に示すような幅100ナノ
秒程度のパルス信号を出力する。このパルス信号
は逐次比較型A−D変換器701のA−D変換命
令端子CNVに入力される。A−D変換器701
としては例えばバーブラウン社製ADC80AG−12
が使用される。
AD変換器701の変換終了端子EOCは補正演
算回路100のビジイ端子BSYに接続され、出
力端子B1ないしB12は3ステートバツフア7
02を介して希薄空燃比補正回路100のバスラ
インに接続されている。3ステートバツフア70
2は例えば東芝製ICのTC5012が使用される。
AD変換回路70の作動が以下に説明される。
第17図2に示すパルスがタイミングパルス発生
回路50から補正演算回路100に入力される
と、希薄空燃比補正回路100は現在実行してい
るプログラムに割込みがかけられ、AD変換処理
のプログラムを実行する。プログラムではAD変
換開始命令によつて第17図8のパルスがAD変
換器701のAD変換命令端子CNVに印加され、
このパルスの立上りで変換動作を開始する。これ
と同時に第17図9に示す変換終了端子EOCの
出力信号が「1」レベルに立上る。
ここで変換終了端子EOCは補正演算回路10
0のデバイス制御ユニツトDCUのビジイ端子
BSYに接続されており、ピークホールド回路6
0からのアナログ信号の読込命令の完了は変換終
了端子EOCの出力信号の「0」レベルへの立下
りまで待たされ、このときまで入出力制御信号及
びSEL信号はともに「1」レベルに保持される。
そして逐次比較型A−D変換器701は、
EOC端子の出力端子が「1」レベルの間に変換
動作を行ない、出力端子B1ないしB12からデ
イジタル化した2進データ信号を出力する。A−
D変換動作が終了すると、変換終了端子EOCの
出力信号が「0」レベルとなり補正演算回路10
0の読込命令の待機状態が解除され、ピークホー
ルド回路60からのアナログ信号データが希薄空
燃比補正回路100に読込まれる。
第7図には回路速度検出回路80の構成が示さ
れる。回転速度検出回路80はパルス整形回路8
0aと計数回路80bにより構成されている。パ
ルス整形回路80aは入力端子817より点火コ
イル12のコイルのマイナス端子のパルスが入力
され、該入力端子817は抵抗801の一端に接
続されている。
抵抗801の他端は抵抗802とコンデンサ8
03に接続され、コンデンサ803の他端は接地
されている。抵抗802の他端はダイオード80
4のアノードに接続され、該ダイオード804の
カソードは抵抗805、コンデンサ806、ツエ
ナダイオード807及び抵抗808に接続されて
いる。抵抗805、コンデンサ806及びツエナ
ダイオード807の他端は接地されており、抵抗
808の他端はトランジスタ818のベースに接
続されている。該トランジスタ818のエミツタ
は接地され、コレクタは抵抗809とシユミツト
ナンドゲート810に入力される。抵抗809の
一端とシユミツトナンドゲート810の他入力は
+5V電源VCが入力される。
該シユミツトナンドゲート810の出力はコン
デンサ811と抵抗812で構成される単安定マ
ルチバイブレータ813にトリガパルスとして入
力され、該単安定マルチバイブレータ813の出
力は、コンデンサ814と抵抗815で構成され
る単安定マルチバイブレータ816にトリガパル
スとして入力される。
前記単安定マルチバイブレータ813,816
としては例えばRCA社製ICのCD4047が使用され
る。こうして単安定マルチバイブレータ816の
出力からは第18図1の点火コイル12からの信
号に対して第18図2に示すような波形のタイミ
ングパルス信号が出力される。
次に計数回路80bについて記述される。2進
カウンタ851は、クロツク端子CLに入力され
るクロツクパルス信号C1を計数し分周するもの
で、例えばRCA社製CD4024が用いられる。そし
て、このカウンタ851は、第18図3に示すよ
うな約128kHz程度のクロツクパルス信号C1を
分周して第18図4に示すような約32kHz程度の
分周パルス信号を出力端子Q2から出力する。デ
バイダ付カウンタ852は、基本的にはクロツク
端子CLに入力されるクロツクパルス信号C1を
計数するもので、出力端子Q2ないしQ4のうち
1つの出力端子の出力信号が「1」レベルとな
り、かつ計数動作停止端子ENに「1」レベル信
号が入力されると、計数動作を停止する。
しかして、この実施例では出力端子Q4と停止
端子ENが接続されており、出力端子Q4の出力
が「1」レベルになると停止端子ENに「1」レ
ベル信号が入力され、計数動作を停止する。この
状態でパルス整形回路80aから第18図2に示
すタイミングパルス信号がリセツト端子Rに入力
されると、カウンタ852はリセツトされ、出力
端子Q4の出力は第18図7に示すように「0」
レベルとなる。そして、時間Tだけ経過し、リセ
ツト端子Rに入力される信号が「0」レベルにな
ると、カウンタ852は計数動作を開始し、出力
端子Q2,Q3からはそれぞれ第18図5,6に
示すように順次パルス信号が出力される。
その後出力端子Q4の出力が「1」レベルにな
るとカウンタ852は、再び計数動作を停止す
る。カウンタ851,852及びパルス整形回路
80aの出力信号は、それぞれノアゲート85
3,854を介して12ビツトのカウンタ855の
クロツク端子CLに入力され、またカウンタ85
2のQ3出力はカウンタ855のリセツト端子R
に入力されている。
すなわち、第18図2に示すパルス整形回路8
0aの出力信号と第18図7に示すカウンタ85
2のQ3出力のノア論理をとることによりノアゲ
ート853からは第18図8に示すようなパルス
信号が出力され、さらにこのノアゲート853の
出力信号と第18図4に示すカウンタ851の出
力信号とのノア論理をとることにより、ノアゲー
ト854から第18図9に示すようなパルス信号
が出力され、このパルス信号がカウンタ855に
入力される。
ここで第18図2に示すタイミングパルス信号
が「0」レベルに立下つて第18図8に示すノア
ゲート853の出力が「1」レベルになる時刻t
1において、カウンタ855は計数動作を停止す
る。その後、カウンタ855の出力端子Q1ない
しQ12の出力は、時刻t2におけるカウンタ8
52のQ2出力の立上りによりシフトレジスタ8
56ないし858(例えばRCA社製CD4035が用
いられる)に一時的に保持記憶される。
次に、時刻t3においてカウンタ852のQ3
出力が「1」レベルになると、カウンタ855が
リセツトされ、時刻t4においてカウンタ852
のQ4出力が「1」レベルになるとカウンタ85
5は再び計数動作を開始する。
このカウンタ855の動作は、点火コイル12
が点火信号を出力するのと同期して繰返し行なわ
れるため、シフトレジスタ856ないし858の
各出力端子Q1ないしQ4からはエンジン回転速
度Nの逆数1/Nに比例した2進信号が出力され
る。
3ステートバツフア860は、制御端子861
に「1」レベル信号が加えられている間は出力が
高インピーダンスとなるもので、出力端子群85
9はバスラインを介して希薄空燃比補正回路10
0に接続されている。
制御端子861にはナンドゲート862の出力
信号が入力され、ナンドゲート862には希薄空
燃比補正回路100に内蔵されているデバイス制
御ユニツト(DCU)からの入出力制御信号及び
SEL信号が入力されている。そして、ナンドゲー
ト862の出力信号が「0」レベルになると、シ
フトレジスタ856ないし858の1/Nに比例
した2進信号が補正演算回路100に入力され
る。
次に吸入空気量計数回路90について第8図で
説明する。入力端子911には第19図2に示す
ような約128kHz程度のクロツクパルスが入力さ
れ、ナンドゲート902とデバイダ付カウンタ9
01のクロツク端子CLに入力される。入力端子
912には第19図1に示すようなエンジン1回
転あたりの吸入空気量(以後Q/Nと記す)に比
例した時間TPのパルスが燃料量演算回路120
から入力されナンドゲート902とデバイダ付カ
ウンタ901のリセツト端子Rに入力される。該
デバイダ付カウンタ901は例えばRCA社製IC
のCD4017が使用される。
デバイダ付カウンタ901は基本的にはクロツ
ク端子CLに入力されるクロツクパルス信号C1
を計数するもので、出力端子Q2ないしQ6のう
ち1つの出力端子の出力信号が「1」レベルとな
り、かつ計数動作停止端子ENに「1」レベル信
号が入力されると、計数動作を停止する。
しかしてこの実施例では出力端子Q6と停止端
子ENが接続されており、出力端子Q6の出力が
「1」レベルになると停止端子ENに「1」レベ
ル信号が入力され、計数動作を停止する。この状
態で燃料量演算回路120から第19図1に示す
パルス信号がリセツト端子Rに入力されるとカウ
ンタ901はリセツトされ、前記の入力される信
号が「0」レベルになるとカウンタ901はカウ
ント動作を開始し、出力端子Q2,Q4からはそ
れぞれ第19図4,5に示すように順次パルス信
号が出力される。
その後、出力端子Q6の出力が「1」レベルに
なるとカウンタ901は再びカウント動作を停止
する。カウンタ901の出力Q2,Q4はそれぞ
れシフトレジスタ904ないし906(例えば
RCA社製のIC、CD4035が用いられる)のクロツ
ク端子CLとカウンタ903のリセツト端子Rに
入力される。またナンドゲート902の出力はカ
ウンタ903のクロツク端子CLに入力される。
ここで、第19図1に示すQ/Nに比例した時
間TPのパルスが入力端子912に入力されると、
時間TPの間のクロツクC1がカウンタ903に
入力されこの間のクロツク数を計数する。(すな
わち時間TPが計数される)。その後時刻t0で前記
パルスが「0」レベルになるとカウンタ903は
計数動作を停止する。次に時刻t1でカウンタ9
01の出力Q2が「1」レベルになると、カウン
タ903の出力端子Q1ないしQ12の出力はシ
フトレジスタ904ないし906に一時的に保持
される。時刻t2でカウンタ901の出力Q4が
「1」レベルになるとカウンタ903はリセツト
され次のカウント動作の待機状態となる。
このカウンタ903の動作は第19図1のパル
スに同期して繰り返し行なわれるため、シフトレ
ジスタ904ないし906の各出力端子Q1ない
しQ4からはQ/Nに比例した2進信号がエンジ
ン回転に同期して出力される。
3ステートバツフア907は制御端子909に
「1」レベル信号が加えられている間は出力が高
インピーダンスとなるもので、出力端子群908
はバスラインを介して希薄空燃比補正回路100
に接続されている。制御端子909にはナンドゲ
ート910の出力端子が入力され、ナンドゲート
910には希薄空燃比補正回路に内蔵されている
DCUからの入出力制御信号及びSEL信号が入力
されている。そしてナンドゲート910の出力信
号が「0」レベルになると、シフトレジスタ90
4ないし906のQ/Nに比例した2進信号が希
薄空燃比補正回路100に入力される。
希薄空燃比補正回路の構成が第9図に示され
る。希薄空燃比補正回路100は例えば東芝製マ
イクロコンピユータTLCS−12Aとランダムアク
セスメモリ(RAM)とリードオンリメモリ
(ROM)とから構成されている。
前記マイクロコンピユータTLCS−12Aは4個
の大規模集積回路(LSI)から構成されている。
すなわち12ビツト並列プロセツサ(CPU)10
01でありT3190、8レベル割込みラツチユニツ
ト(INTU)1002であるT3219、メモリ制御
ユニツト(MCU)1003であるT3416、入出
力制御ユニツト(DCU)1004でありT3418
の4個のLSIである。さらに1005〜1007
の3個のRAMとしては例えば東芝製TC5007を
1008,1009の2個のROMには例えば富
士通製MB8516を使用している。
そして以上説明したLSIとメモリは12ビツトの
バスライン1010によつて全て接続されてい
る。その動作はROM1008,1009にあら
かじめ書き込まれたプログラム内容に従つて
CPU1001が全ての演算を行う。
次に第10図によりDA変換回路110につい
て説明する。DA変換回路110は、インバータ
1101、ナンドゲート1102、シフトレジス
タ1103ないし1105及びDA変換器110
6(例えばバーブラウン社製DAC80が使用され
る)から構成されている。そして、CPU100
の入出力制御信号は、インバータ1101で反転
された後ナンドゲート1102に入力され、また
SEL信号は直接ナンドゲート1102に入力され
る。
したがつてCPU100で演算された空燃比補
正回路FdのDA変換回路110への出力命令がさ
れると、入出力制御信号は「0」レベルに、SEL
信号は「1」レベルとなり、ナンドゲート110
2は「0」レベル信号を出力する。この「0」レ
ベル信号は、各シフトレジスタ1103ないし1
105のクロツク端子CLに入力される。シフト
レジスタ1103ないし1105は、回転速度検
出回路80に使用したものと同じもので、クロツ
ク端子CLに「0」レベル信号が入力されるとデ
ータ入力端子D1ないしD4に印加されている信
号を取込み、出力端子Q1ないしQ4からその信
号を出力する。
こうして、空燃比補正値Fdの2進データ信号
は、D−A変換器1106の入力端子B1ないし
B12に入力されアナログ電圧に変換された後、
出力端子OUTから出力される。つまり、出力端
子OUTからは空燃比補正値Fdを示すデータ信号
に比例したアナログ電圧が出力される。
切換回路120の構成が第11図に示される。
切換回路120はインバータ1201,120
4、ナンドゲート1202、シフトレジスタ11
03、アナログスイツチ1105,1106から
構成されている。CPU100の入出力制御信号
はインバータ1201で反転された後ナンドゲー
ト1202に入力される。SEL2信号は直接ナン
ドゲート1202に入力される。
したがつて希薄空燃比補正回路100で判別さ
れた左信号の切換回路120への出力命令がされ
ると入出力制御信号は「0」レベルに、SEL2信
号は「1」レベルとよりナンドゲータ1202は
「0」レベル信号を出力する。
この「0」レベル信号はシフトレジスタ120
3のクロツク端子CLに入力される。クロツク端
子CLに「0」レベル信号が入力されるとデータ
入力端子Dに印加されている信号を取込み、出力
端子Qからその信号を出力する。シフトレジスタ
1203の出力が「1」レベルの場合アナログス
イツチ1205を閉成しDA変換器110のアナ
ログ出力を燃料量演算回路140の入力へ接続
し、出力が「0」レベルの場合インバータ120
4にて「1」レベルに反転してアナログスイツチ
1206を閉成し理論空燃比補正回路130のア
ナログ出力を燃料量演算回路140の入力へ接続
する。
理論空燃比補正回路130の構成が第12図に
示される。理論空燃比補正回路130は、設定手
段130a、空燃比判別回路130b、および積
分器130cを具備し、O2センサ14からの信
号を基にして理想空燃比になるように補正値を出
力する。理論空燃比補正回路130の回路構成
は、例えば特開昭50−54731(電子制御式燃料噴射
装置、日本電装株式会社)に示される。
燃料量演算回路140は特開昭49−67016号
(制御装置を具備する電気燃料噴射装置、ローベ
ルト・ボツシユ社)に示される4気筒エンジン電
子制御式燃料噴射装置(以下EFIと記す)と同等
の機能を有する装置で、エアフローメータ3から
の吸入空気量信号及び点火コイル12からのエン
ジンのクランク回転に同期した点火信号が入力さ
れて、電磁式燃料噴射弁(以後噴射弁と略す)の
基本開弁時間TP(前記したエンジン一回転あたり
の吸入空気量Q/Nに比例した時間)を演算し、
これにエンジンの運転状態に応じた各種の補正演
算を行なつて噴射弁の開弁時間を決定し、噴射弁
8を駆動し、第2図にあるエンジン1への燃料供
給量を制御する。
ここで前記希薄空燃比補正回路100で演算さ
れ、DA変換回路110でアナログ電圧に変換さ
れた希薄空燃比補正値Fd又はO2センサ補正値は
冷却水温等の補正演算と同等の方法によつて補正
演算される。
以上の構成で希薄空燃比補正回路100の作動
を第13図の流れ図にそつて説明する。図示しな
いキースイツチをオンすると電源が入り動作をス
タートする。ステツプS1で全てのメモリをクリ
アして「0」にし、次にステツプS2で空燃比補
正値Fdの初期値を2048(12ビツトの中心値とす
る)とし、トルクの変動の大小判別で使用するフ
ラツグCを1にする。ステツプS3でマスタマス
クをセツトして割込み演算をCPUが受け付ける
ようにし、その後はステツプS4で割込み演算の
待機状態となり、割込み演算実行時以外は常にス
テツプS4の状態となる。
その後、時間が経過してタイミングパルス発生
回路50からの第17図2パルスの「0」から
「1」への立上りで割込み演算を開始する。割込
み演算を開始するとステツプS10で以後の割込
みを禁止する。ステツプS11で第17図8パル
スを発生させ、この信号をトリガとしてAD変換
器701はAD変換を開始すると同時にEOC端子
出力である第17図9パルスが「1」になつて希
薄空燃比補正回路100はBSY入力が「1」と
なり演算を停止する。これがステツプS12であ
る。
AD変換器701がAD変換を終了するとEOC
端子出力であり第17図9が「0」となり、希薄
空燃比補正回路100は演算を再開する。演算さ
れるとステツプS13でAD変換器701から出
力されているトルク変動値Toを希薄空燃比補正
回路100に読込む。以上のようにステツプS1
1,S12,S13でトルク変動値ToがAD変換
されて読み込まれる。
ステツプS14で吸入空気量計数回路90でカ
ウントされたQ/Nの値が読込まれる。ステツプ
S15では回転速度検出回路80でカウントされ
たエンジン回転数に反比例した値1/Nを読込
み、この値の逆数をとることによりエンジン回転
数Nを求めることができる。
ステツプS16はエンジン回転数Nが設定回転
数N1(=2800rpm)を超えるか否かを判別する。
イエスの場合にはステツプS18に行き、ノウの
場合にはステツプS17に進む。ステツプS17
は、Q/Nが設定値K(=0.4/rev)を超える
か否かを判別する。イエスの場合にはステツプS
18に行き、ノウの場合にはステツプS36に進
む。
第14図はNとQ/Nをエンジン運転条件のパ
ラメータとして、各条件での燃費最良点で運転し
たときのトルク変動値のピーク値Taを示したマ
ツプである。これが読出し専用メモリー
(ROM)にあらかじめ記憶させてある。ステツ
プS18では、読込んだQ/Nとが第14図のマ
ツプのどこになるかを探して該当するROMのア
ドレスに記憶されているTaを読出す。ステツプ
S19では前記Taと、ステツプS13で読込ん
だToの大小を判別して、現在のエンジン運転状
態での空燃比が燃費最良点よりもリツチRCHが
リーンLNかを判別する。
すなわちTo>Taであればトルク変動が大きく
空燃比リーンと判別してステツプS20ないしS
26で空燃比をトルク変動の出力値と目標値との
差に応じてリツチ補正COR.(RCH)するよう演
算し、逆にTo<Taであればトルク変動が小さく
空燃比リツチと判別して、ステツプS27ないし
S33で複数回に分けて空燃比をリーン補正
COR.(LN)する。
ステツプS20は、リツチ、リーン判別のフラ
ツグCを1とし、リツチ補正演算をしたことをし
たことと残しておき、ステツプS21はリツチ補
正値Faの演算で現在のトルク変動値Toと目標ト
ルク変動値Taとの差に比例した空燃比をリツチ
補正する。すなわちトルク変動値の差が大きけれ
ば大きく空燃比を補正し差が小さければ小さく空
燃比を補正する。
ステツプS22,S24は前記空燃比のリツチ
補正値Faの最大値をFnaxとしている。前記の最大
値Fnaxはエンジンが不安定燃焼域と安定燃焼域の
境界の空燃比から、安定燃焼域の空燃比となるに
充分な空燃比補正値として決めた。ステツプS2
4はステツプS21ないしS23で得られた補正
値Faを前回の演算で得られた空燃比補正値Fd
加算して今回の空燃比補正値Fdを計算する。
ステツプS25,S26は前記空燃比補正値
Fdを12ビツトの最大値4095で最大値規制してい
る。ステツプS27は前記のフラツグCをチエツ
クして前回行なつた割込み演算がリツチ補正であ
つたかリーン補正であつたかを調べる。前回の演
算がリツチ補正であつたときには(C=1のと
き)ステツプS28ないしS30でリーン補正値
Feを演算する。
ステツプS28は前回演算したリツチ補正値
Faを何回に分けて目標値までリーン補正するか
を、あらかじめROMに記憶させてある第14図
の表より読み出す。ステツプS29はこうして得
られたリーン補正の分割回数で前記リツチ補正値
Faを除算し1回あたりのリーン補正値Feを演算
する。
ステツプS30はフラツグCを0にして、次回
の割込み演算もひきつづきリーン補正演算をする
場合には、リーン補正値Feは前回と同じ値で行
なうようにする。ステツプS31は前回の空燃比
補正値Fdからリーン補正値Feを減算して、今回
の空燃比補正値Fdを計算する。
ステツプS32,S33はステツプS31の演
算によつて空燃比補正値Fdが負の数にならない
よう、Fdの最小値を0としている。ステツプS
34は以上の演算で得られた空燃比補正値Fd
DA変換回路110に出力する。
ステツプ35(S35)は「1」を切換回路1
20に出力する。ステツプ36(S36)は
「0」を切換回路120に出力する。ステツプ3
7(S37)は割込みを許可にステツプ37で割
込みが発生する以前のプログラム実行状態にもど
る。
要約すると、エンジン条件のうちエンジン回転
数がN1以下でQ/NがK以下の場合には切換回
路120に「0」の信号を送り、燃料演算回路1
40は理論空燃比で動作する。エンジン条件が前
記条件を満足しない場合にはDA変換器110を
介して燃料演算回路140に補正値を出力すると
共に切換回路120に「1」の信号を送り理論空
燃比補正回路130からの補正値を遮断して燃料
演算回路140は希薄空燃比で動作する。このよ
うにして、燃費最良点の希薄空燃比域での運転制
御がなされるとともに、有害排気ガス成分の排出
量の多いエンジン運転条件では理論空燃比での運
転制御がなされることによつて、該有害排気ガス
成分の排出レベルが抑制される。
第13図の流れ図の空燃比補正演算のタイムチ
ヤートを第15図に示す。第15図1はフイルタ
回路30後のトルク変動信号であり、第15図2
はリツチ、リーン判別のフラツグCの状態を示す
ものであり、第15図3は空燃比補正値FdをAD
変換したアナログ電圧を示すものである。第15
図1のトルク変動信号が燃費最良点でのトルク変
動目標値Taよりも大となると第13図の流れ図
のステツプS20ないしS26に従つてリツチ補
正COR.(RCH)し、小となるとステツプS27
ないしS33に従つてリーン補正COR.(LN)す
る。
なお本実施例においては燃費最良点のトルク変
動値は例えば第1図に示すエンジン運転条件
2000rpm、4Kg・mでは0.1Kg・mであり、また
トルク変動値Δτとピークホールド回路から得ら
れる検出信号S(60)の関係は第16図のよう
であるので、前記エンジン運転条件での判定レベ
ルTa(第13図の流れ図のステツプS17)はピ
ークホールド回路からの出力電圧で1.5Vとした。
リツチ補正する場合のリツチ補正値Faの決め
方は、失火域と安定燃焼域の境界の空燃比(第1
図に示すように空燃比20.5)から1回(0.5秒間
隔)の補正で燃費最良点でしかも安定燃焼域の空
燃比(第1図では空燃比20)に補正するためには
1回あたりのリツチ補正値Faは空燃比でみて0.5
であり、これを最大値Fnaxとした。
そして前記の空燃比20.5と20.0のトルク変動値
の差で1回あたりのリツチ補正値0.5が得られる
よう比例定数K1を決定した。ここに、リツチ側
に補正する場合1回の補正で安定燃焼域まで迅速
に空燃比補正をしているのはエンジンの失火を防
ぐという意味で重要である。
リーン補正をする場合の1回あたりの補正値
Feは前回のリツチ補正値Faをこの値に適した分
割数Dで当分割して求めた。前記分割数Dは最大
空燃比の変化時である空燃比0.5変化時でも20秒
で目標値になるようD=40としFaが小さくなる
につれてDも小さくした。
本発明の実施に際しては、前述の実施例のほ
か、種々の変形形態をとることが可能である。例
えば希薄空燃比補正回路100、切換回路12
0、理論空燃比補正回路130と燃料量演算回路
140を1つの計算装置で統合して制御する形態
をとることができる。
本発明によれば、内燃機関の全運転領域におい
て有害排気ガス成分の排出量条件を満足しつつ、
エンジン条件やエンジンの経時変化などに影響さ
れることなく、燃費最良の空燃比に安定して制御
することができ、かつその際における該エンジン
の失火をも確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空燃比とトルク変動、燃料消費率、排
気ガス成分の関係を示す特性図、第2図は本発明
の一実施例としての内燃機関の空燃比制御装置の
基本的構成を示す図、第3図は第2図装置におけ
る制御ユニツトの構成を示すブロツク回路図、第
4図は第3図の制御ユニツトにおけるタイミング
パルス発生回路の構成を示す回路図、第5図は第
3図の制御ユニツトにおけるピークホールド回路
の構成を示す回路図、第6図は第3図の制御ユニ
ツトにおけるAD変換回路の構成を示す回路図、
第7図は第3図の制御ユニツトにおける回転速度
検出回路の構成を示す回路図、第8図は第3図の
制御ユニツトにおける吸入空気量計数回路の構成
を示す回路図、第9図は第3図の制御ユニツトに
おける希薄空燃比補正回路の構成を示す図、第1
0図は第3図の制御ユニツトにおけるDA変換回
路の構成を示す回路図、第11図は第3図の制御
ユニツトにおける切換回路を示す回路図、第12
図は第3図の制御ユニツトにおける理論空燃比補
正回路を示す図、第13図は第3図の制御ユニツ
トにおける計算回路の演算順序を示す流れ図、第
14図は第13図に示された演算に用いられる各
エンジン条件におけるトルク変動の制御目標値マ
ツプを示すマツプ図、第15図は第13図に示さ
れた演算に用いられるリーン補正する場合の補正
の分割回数を示す波形図、第16図は本実施例に
おけるエンジンのトルク変動値とピークホールド
回路出力電圧との関係を示す特性図、第17図は
第3図の制御ユニツトの各部の波形を示す波形
図、第18図は回転速度検出回路の各部の波形を
示す波形図、第19図は吸入空気量計数回路の各
部の波形を示す波形図である。 (符号の説明)、1……内燃機関、2……エア
クリーナ、3……エアフローメータ、4……吸入
導管、5……吸気弁、6……燃焼室、7……スロ
ツトル弁、8……電磁式燃料噴射弁、9……排気
弁、10……排気導管、12……点火コイル、1
3……トルク検出器、14……O2センサ、20
……増幅器、30……バンドパスフイルタ、40
……クロツク回路、50……タイミングパルス発
生回路、60……ピークホールド回路、70……
AD変換回路、80……回転速度検出回路、90
……吸入空気量計数回路、100……希薄空燃比
補正回路、110……DA変換回路、120……
切換回路、130……理論空燃比補正回路、14
0……燃料量演算回路、CONT……燃料制御ユ
ニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吸入空気量検出装置、回転数検出装置、燃焼
    変動を検出する燃焼変動検出器、排気通路に設け
    た空燃比センサ及び、排気通路に設けた三元触媒
    を備えた内燃機関の空燃比制御装置であつて、 前記吸入空気量検出装置、回転数検出装置の検
    出信号に基づいて内燃機関への供給燃料量を演算
    する燃料量演算手段と、 前記燃焼変動検出器により検出された実トルク
    変動値Toが、前記内燃機関を燃費最良点近傍の
    安定燃焼域で運転したときの目標トルク変動値
    Taとなるように、各該トルク変動値ToとTaとの
    偏差にもとづいて、前記燃料量演算手段により演
    算された燃料量をフイードバツク補正することに
    より、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比より希
    薄な空燃比に制御するとともに、該燃料量のリツ
    チ側へのフイードバツク補正は、該燃料量のリー
    ン側へのフイードバツク補正より迅速になされる
    ようにした希薄空燃比補正手段と、 前記回転数検出装置により検出された回転数が
    所定回転数以下か否かを判断する回転数判断手段
    と、 前記吸入空気量検出装置により検出された吸入
    空気量が所定空気量以下か否かを判断する空気量
    判断手段と、 前記回転数判断手段と空気量判断手段の判断結
    果に基づき、回転数が所定回転数以下であり、且
    つ吸入空気量が所定空気量以下であるときには、
    前記希薄空燃比補正手段による補正を禁止すると
    ともに、前記燃比センサの出力に応じて、前記内
    燃機関の空燃比が理論空燃比となるように前記空
    燃料量演算手段により演算された燃料量をフイー
    ドバツク補正すること理論空燃比補正手段とを、 備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装
    置。
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