JPH0553916U - 樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形品

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JPH0553916U
JPH0553916U JP10626191U JP10626191U JPH0553916U JP H0553916 U JPH0553916 U JP H0553916U JP 10626191 U JP10626191 U JP 10626191U JP 10626191 U JP10626191 U JP 10626191U JP H0553916 U JPH0553916 U JP H0553916U
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JP
Japan
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resin
molded product
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reinforcing
resin molded
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JP10626191U
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Inventor
洒井孝和
渡辺眞幸
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株式会社カンセイ
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】例えば自動車用のラジエータグリル等の装飾部
品である補強壁を一体形成してなる樹脂成形品は射出成
形後にヒケ(窪み)が発生し、樹脂成形品1の美観及び
品質が損なわれることがあり、これを防止する。 【構成】樹脂成形される本体部15と、この本体部の裏
側に補強部16を一体成形してなる樹脂成形品11にお
いて、その本体部15と補強部16との接続部に隙間を
形成して、樹脂成形時における補強部16の熱収縮によ
るヒケ発生を上記隙間によって吸収せしめるようにして
本体部表面のヒケを未然に防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用のラジエータグリル等の装飾部品である樹脂成形品 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において使用されている自動車用のラジエータグリルは、その生産性、軽 量化、経済性等から鑑み樹脂による射出成形により成形し、さらにこの樹脂成形 品の表面をクロームメッキ等の表面処理を行なって、外観的には金属製品である が如き光沢とデザインに形成されているものである。そしてこれらの樹脂成形品 は当然のことながら、金属と同様の強度を保持せしめるために、例えば図1に示 す如くラジエータグリル1の正面モール部2の裏側適所に、補強壁3を一体に成 形しているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、かかる補強壁3を一体形成してなる樹脂成形品にあっては、その正 面モール部2と補強壁3を一体に形成していることでその正面モール部2表面に おける該モール部2と補強壁3との結合部において、射出成形後に図2,図3に 示すようなヒケ(窪み)4が発生し、樹脂成形品1の美観及び品質が損なわれる という不具合が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はかかる従来の不具合に着目してなされたもので、樹脂成形される本体 部と、この本体部の裏側に補強部を一体成形してなる樹脂成形品において、その 本体部と補強部との接続部に隙間を形成して、樹脂成形時における補強部の熱収 縮によるヒケ発生を上記隙間によって吸収せしめるようにして本体部表面のヒケ を未然に防止することができる樹脂成形品を提供することにある。
【0005】
【実施例】
以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。
【0006】 図4乃至図6において、11は、上壁面12と、下壁面13とその上壁面12 と下壁面13との間に形成される正面壁14とからなる側面略コ字状の枠部15 と、この枠部15の裏側に一体形成されて、その枠部15を補強せしめるための 補強部16(リブ)とからなる樹脂成形品(本実施例では自動車用ラジエータグ リル部品の一部を示す)であるが、その枠部15の補強部16は、上壁面12と 下壁面13とで結合されているものであって、正面壁14の裏側面とは隙間17 により離れているものである。またその補強部16の厚さ形状は補強体として充 分に強度を有せしめる厚さaを有するが、その補強部16の上壁面12との結合 部は、その上壁面12におけるヒケの発生を防止するために、薄く形成している 。また上記補強部16には、透孔18を形成して、樹脂材料使用量の節約と成形 品の軽量化を期待しているものである。
【0007】 かかる形状の樹脂成形品11を成形するには、図7に示すようなスライド型枠 Aを使用することにより、上記樹脂成形品の射出成形が可能である。
【0008】 図8、図9は、本考案の他の実施例を示すものであってこの実施例における補 強部16には、その補強部16の側面より直角方向に延びる一乃至複数のリブ1 9を形成して、該補強部16の強度を増大せしめたものである。この実施例の樹 脂成形品11’は図9に示すようなスライド型枠Bを使用することで、その樹脂 成形品11’の射出成形が可能である。
【0009】 以上のように上記いずれの実施例においても、樹脂製装飾用枠部15の補強部 16がその枠部15の正面壁14裏面とは結合しないように、その正面壁14の 裏面と補強部16との間に隙間17を形成したものであるから、その隙間17に よって、上記樹脂成形品11,11’の射出成形時に生じる補強部16によるヒ ケは、その隙間17によって吸収され、樹脂成形品11,11’の少なくとも正 面壁にはヒケが発生することなく、品質、美観に優れた樹脂成形品が得られる。
【0010】 また上記各実施例において補強部16は、装飾用枠部15の上面壁12及び下 面壁13とは結合されているが、その上面壁12、下面壁13は車体に隠れる部 分であるのでヒケが生じていても支障はない。
【0011】 しかしながら、その上面壁12は、目につき易い個所であるので、本実施例の ように補強部16における上面壁12との結合部を薄肉とすることによりヒケの 程度を小さくすることができるものである。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案は、樹脂成形される本体部15と、この本体部15の裏側 に補強部16を一体成形してなる樹脂成形品11,11’において、その本体部 15と補強部16との接続部に隙間17を形成して、樹脂の射出成形時における 補強部16の熱収縮によるヒケ発生を上記隙間17によって、吸収せしめる樹脂 成形品であるから、これによれば、樹脂成形品11,11’の隙間形成部におい ては、ヒケが発生することなく、品質、美観に優れた樹脂成形品が得られるとい う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の要部説明斜視図。
【図2】従来例の平断面図。
【図3】従来例の側断面図。
【図4】本考案実施例の要部説明斜視図
【図5】図4の背面図。
【図6】図4の側面図。
【図7】図4の平断面図。
【図8】本考案実施例の他の実施例を示した要部説明斜
視図。
【図9】図8の平断面図。
【符号の説明】
11,11’…樹脂成形品 12…上壁面 13…下壁面 14…正面壁 15…枠部 16…補強部 17…隙間 18…透孔 19…リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形される本体部(15)と、この
    本体部(15)の裏側に補強部(16)を一体成形して
    なる樹脂成形品(11)(11’)において、その本体
    部(15)と補強部(16)との接続部に隙間(17)
    を形成して、樹脂の射出成形時における補強部(16)
    の熱収縮によるヒケ発生を上記隙間(17)によって、
    吸収せしめることを特徴とする樹脂成形品。
JP1991106261U 1991-12-24 1991-12-24 樹脂成形品 Expired - Lifetime JP2574845Y2 (ja)

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JPH0553916U true JPH0553916U (ja) 1993-07-20
JP2574845Y2 JP2574845Y2 (ja) 1998-06-18

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Cited By (1)

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WO2017216949A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 株式会社ニトムズ 清掃具

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JP2574845Y2 (ja) 1998-06-18

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