JPH031317Y2 - - Google Patents

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JPH031317Y2
JPH031317Y2 JP1982069108U JP6910882U JPH031317Y2 JP H031317 Y2 JPH031317 Y2 JP H031317Y2 JP 1982069108 U JP1982069108 U JP 1982069108U JP 6910882 U JP6910882 U JP 6910882U JP H031317 Y2 JPH031317 Y2 JP H031317Y2
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JP
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molding
outer shell
clip
vehicle body
plastic
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JP1982069108U
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JPS58170246U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車体保護と装飾を兼ねて自動車の
車体側面に装着される長尺のプラスチツクモール
デイング(通称サイドモールまたはサイドプロテ
クシヨンモール)に関する。
(従来の技術) 近年この種のモールデイングは、車体の軽量化
およびモールデイング自体の大型化に伴ない、内
部が中空となつたものが用いられることが多い。
従来の中空状モールデイングは、例えば、添付の
図面第4図に図示したように、モールデイング3
0の外形状を規定する外殻31の底面部32にク
リツプ35の取付溝33を形成したものが一般的
である。このモールデイング30は底面32の取
付溝33にクリツプ35の頭部を係着し車体パネ
ル40の取付孔41にクリツプ脚部を挿入固定す
ることによつて車体に装着される。しかるに、こ
の種の長尺モールデイングはプラスチツクの押出
成形品よりなることが多く外殻31の肉厚の均一
性が得られにくく、従つてモールデイング底面3
2をクリツプ35によつて車体パネル40に取付
けたとき、モールデイング底面32と車体パネル
40との間に部分的な隙を生じ、モールデイング
ががたついたり、波打つたりする嫌いがあつた。
特にモールデイング側端39と車体面との間に生
ずる隙は美観を損ねモールデイングの商品価値を
著しく減殺する。
(考案が解決しようとする課題) この考案はこのような点に鑑みて提案されたも
のであつて、主としてモールデイングをがたつき
なく車体に装着できる構造を提供するものであ
る。同時に、軽量化あるいは緩衝性のために中空
状とした、特には開放底面とした比較的幅広かつ
大型の中空モールデイングにおいてしばしば生ず
ることにあるモールデイング中央部の剛性不足を
解決することができるモールデイングの構造を提
案するものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案は、外殻部上面部および側
面部よりなり底面が開放された中空モールデイン
グであつて、前記モールデイング内部には前記外
殻上面部内側より一対の長手方向に連続する断面
L字形状の脚がその下側水平部が互いに内側とな
るように相対向して垂設されてクリツプ取付部と
して形成されているとともに、前記クリツプ取付
部の水平部下面側には下面がモールデイング底部
の取付面位置よりわずかに内方に位置する弾性プ
ラスチツクからなる突条部が一体に形成されてい
ることを特徴とする自動車用プラスチツクモール
デイングに係る。
(実施例) 以下添付の図面に従つてこの考案のモールデイ
ングを具体的に説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す自動車用プ
ラスチツクモールデイング10を底部方向から見
た一部斜視図であり、第2図はモールデイングを
自動車の車体パネル40に取付けた状態を示す断
面図、第3図は他の実施例を示すモールデイング
の断面図である。
図示したようにこの考案のモールデイング10
は、底面が開放されてなる中空状モールデイング
外殻11の上面部12内側より一対の長手方向に
連続する断面L字状の脚15,15をその下側水
平部16,16が互いに内側となるように相対向
して垂設してクリツプ取付部19となすととも
に、該脚水平部16,16の下面側に下面がモー
ルデイング底部の取付面位置よりわずかに内方に
位置する突条部17,17を一体に形成したこと
を特徴とするものである。
モールデイング外殻11は、例えば軟質ポリ塩
化ビニル樹脂の押出成形品等よりなるもので、少
なくともモールデイングの可視部となる上面部1
2および両側部13,13から構成され底面部は
開放されている。なお、第3図の例に示したよう
に、両側部13,13を内方にわずかに曲げて側
端13a,13aを形成することもある。外殻1
1表面には金属箔または金属蒸着フイルム等の装
飾部材20によつて被覆されることが多い。
モールデイング10の内部の幅方向の略中央部
には図示のような一対のL字脚15,15からな
る取付部19が設けられ、該脚水平部16,16
の下面側には突条部17,17が形成される。ク
リツプ取付部19は当然のことながらモールデイ
ング内部に形成され、突条部17,17は弾性プ
ラスチツクよりなり、その下面がモールデイング
底部、すなわちその取付面位置Pよりわずかに内
方に位置するように構成される。
クリツプ取付部19を構成するL字脚15,1
5およびこれらに囲まれる外殻上面部部分12a
内部にはクリツプによる取付を確固たるものにす
るため、金属あるいは剛性率の高いプラスチツ
ク、例えばABS樹脂またポリフエニレンオキサ
イド樹脂等の芯材18を一体に埋設することが好
みしい。
また該取付部19へのクリツプ25頭部26の
装着を確実にし、車体への取付作業を容易にする
ために取付部19内の外殻上面12a内側に適宜
のクリツプ押え突条14を突設しておくことが推
奨される。さらに、第2図に図示したように、車
体パネル40への当接部となるモールデイング外
殻側端部13aを弾性のあるプラスチツクによつ
て構成することも好ましい。
(作用) 上記の構成よりなるこの考案のモールデイング
10は第2図のようにクリツプ25によつて車体
パネル40に取付けられるのであるが、前述した
従来の中空モールデイングのように車体への取付
に際して外殻底面と車体パネルとが面接合するこ
となく、クリツプ25を外殻上面部内側より垂下
された一対のL字脚15からなる取付部19にク
リツプ頭部26を係合することによつてなされ
る。このとき、突条部17を含む脚水平部16は
モールデイング底部より内側に位置するため、ま
ずモールデイング本体の両側端部13aの先端底
部が車体面40に当接密着する。次いで、L字脚
は長手方向に連続するものであるからその水平部
16はクリツプ25によつて部分的に引張られて
車体面に近接し、脚水平部の下面に設けた突条部
17は部分的に車体面40に接することになる。
この場合、この考案においては、クリツプ取付
部19が長手方向に連続する断面L字形状の脚が
その下側水平部が互いに内側になるように相対向
して垂設されていることより、および前記脚水平
部下面側にはその下面がモールデイング底部の取
付面位置よりわずかに内方に位置するように弾性
プラスチツクよりなる突条部17が形成されてい
るものであるから、当該クリツプ取付部19を有
するモールデイング10は弾性的な柔構造によつ
て車体面にしつかりと固定される。なお、第2図
の符号27はクリツプ25の車体側係着脚部、4
1は車体取付孔である。
(効果) このように、この考案にあつては、モールデイ
ングを全体として弾性的な柔構造によつて車体面
に取付けることが可能となつた。特に、モールデ
イング内部に垂設されたクリツプ取付部の水平部
下面側には下面がモールデイング底部の取付面位
置よりわずかに内方に位置する弾性プラスチツク
からなる突条部が一体に形成されているので、モ
ールデイングそれ自体の構造によつて、換言すれ
ばクリツプ等の他物の弾性構造によることなく、
効果的に弾性構造を得ることができる。従つて、
モールデイング側面部下部の車体当接部にわずか
な寸法の誤差があつてもこの弾性構造によつて吸
収され、従来のような取付部の肉厚のバラつきに
よる取付面の隙の発生、がたつき等は全く回避す
ることができ、特にモールデイング側端部におけ
る車体面に対する高い密着性を確保することがで
きるようになつた。なお、付言するに、取付具と
なるクリツプにスペーサ等を設けることによつて
弾性的な柔構造を得る試みがなされているが、ス
ペーサ等の高さをモールデイング底部の取付面位
置との関係で微妙に調整しなければならず、また
モールデイングの種類によつて専用のクリツプを
使用しなければならないなど、実際上煩雑でかつ
コスト高となる。この考案にあつては、モールデ
イング本体に突条部を設けるものであるから、モ
ールデイング底面との微妙な位置関係が簡単容易
にかつ確実に得られるのである。
また、クリツプ取付部はモールデイング外殻上
面部内側より垂下されたL字脚によつて構成さ
れ、かつ該L字脚の水平部下面側には突条部が形
成されているので、モールデイングの内部にあた
かも補助リブが突設されたかのようになり、モー
ルデイングの幅方向の中央部に衝撃等が加わつた
場合においても強い弾発力を発揮することがで
き、特に幅広の中空モールデイングの剛性向上に
効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す自動車用プ
ラスチツクモールデイングの底面側から見た一部
斜視図、第2図はモールデイングを車体パネルに
取付けた状態の断面図、第3図は他の実施例のモ
ールデイングを示す断面図、第4図は従来の中空
モールデイングの取付状態を示す断面図である。 10……自動車用プラスチツクモールデイン
グ、11……外殻、12……上面部、13……側
面部、15……L字脚、16……水平部、17…
…突条、19……クリツプ取付部、25……クリ
ツプ、40……車体パネル、P……モールデイン
グ取付面位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外殻部上面部および側面部よりなり底面が開
    放された中空モールデイングであつて、前記モ
    ールデイング内部には前記外殻上面部内側より
    一対の長手方向に連続する断面L字形状の脚が
    その下側水平部が互いに内側となるように相対
    向して垂設されてクリツプ取付部として形成さ
    れているとともに、前記クリツプ取付部の水平
    部下面側には下面がモールデイング底部の取付
    面位置よりわずかに内方に位置する弾性プラス
    チツクからなる突条部が一体に形成されている
    ことを特徴とする自動車用プラスチツクモール
    デイング。 2 相対向するL字脚およびこれらに囲まれるモ
    ールデイング外殻上面部内部に剛性のある芯材
    が埋設された実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の自動車用プラスチツクモールデイング。
JP6910882U 1982-05-12 1982-05-12 自動車用プラスチツクモ−ルデイング Granted JPS58170246U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6910882U JPS58170246U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 自動車用プラスチツクモ−ルデイング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6910882U JPS58170246U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 自動車用プラスチツクモ−ルデイング

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Publication Number Publication Date
JPS58170246U JPS58170246U (ja) 1983-11-14
JPH031317Y2 true JPH031317Y2 (ja) 1991-01-16

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ID=30078849

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4543326B2 (ja) * 2005-06-02 2010-09-15 豊田合成株式会社 樹脂成形体の取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720333B2 (ja) * 1980-05-16 1982-04-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675046U (ja) * 1979-11-15 1981-06-19
JPS5720333U (ja) * 1980-07-10 1982-02-02

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JPS5720333B2 (ja) * 1980-05-16 1982-04-28

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JPS58170246U (ja) 1983-11-14

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