JPH0553473U - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JPH0553473U
JPH0553473U JP10700291U JP10700291U JPH0553473U JP H0553473 U JPH0553473 U JP H0553473U JP 10700291 U JP10700291 U JP 10700291U JP 10700291 U JP10700291 U JP 10700291U JP H0553473 U JPH0553473 U JP H0553473U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、魚釣用電動リールに関し、釣り人
が釣り場を離れても、釣り人が予め設定した時間が経過
すると自動的に仕掛けの巻上げ操作を行うコマセ釣りに
好適な魚釣用電動リールを提供することを目的とする。 【構成】 リール本体に回転可能に支持されたスプール
と、当該スプールを巻上げ駆動するスプール作動用モー
タと、任意のスプール自動巻取り開始時間を設定入力す
る操作部と、当該操作部により入力された設定時間を記
憶する記憶部と、設定時間の経過を計数する計数手段
と、設定時間の経過による当該計数手段からの信号に基
づき、モータ駆動指令を送出して上記スプール作動用モ
ータを駆動させる制御手段とを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、魚釣用電動リールに関し、特にコマセ天秤仕掛けを所定の棚位置ま で繰り出してコマセにより魚を誘う所謂“コマセ釣り”に好適な魚釣用電動リー ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コマセ天秤仕掛けを所定の棚位置まで繰り出してコマセにより魚を誘う コマセ釣りが知られているが、水中深く投入されたコマセは時間と共に量が減少 し、又、餌の臭気による寄魚能力が低下するため、所定の棚位置で釣り人は一定 時間待機して巻上げを行っている。
【0003】 然し、この待機時間は釣り人の経験に基づいた勘によるため、コマセの減少状 態や寄魚能力の低下を時間表示で確認できるようにした魚釣用リールが、実開平 2−118209号公報に開示されている。
【0004】 而して、斯かる魚釣用リールによれば、経験のない初心者でも、コマセの量の 減少や餌の寄魚能力の低下を時間表示で確認して巻上げをすることが可能となっ た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、船上に於ては、他の釣り人との係わり(例えば応援等)や釣れた魚 や餌への対応、或いはまた仕掛けの準備等で自分の釣り場を離れることが多い。
【0006】 然し、上記魚釣用リールは単に時間の経過を表示するにすぎず、釣り人が自分 の釣り場を離れた場合には時間経過の確認も十分にできず、仕掛けの巻上げ操作 を適切に行えない不具合があった。
【0007】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣り人が釣り場を離れても、釣 り人が予め設定した時間が経過すると自動的に仕掛けの巻上げ操作を行うコマセ 釣りに好適な魚釣用電動リールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、本考案に係る魚釣用電動リールは、リール本体に 回転可能に支持されたスプールと、当該スプールを巻上げ駆動するスプール作動 用モータと、任意のスプール自動巻取り開始時間を設定入力する操作部と、当該 操作部により入力された設定時間を記憶する記憶部と、設定時間の経過を計数す る計数手段と、設定時間の経過による当該計数手段からの信号に基づき、モータ 駆動指令を送出して上記スプール作動用モータを駆動させる制御手段とを備えた ものである。
【0009】
【作用】
本考案によれば、釣り人が自分の釣り場を離れても、記憶部に設定時間を予め 記憶させておけば、設定時間の経過によってスプール作動用モータが駆動し、仕 掛けが自動的に巻き上げられることとなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る魚釣用電動リールの一部切欠き平面図を示し、 図に於て、1はリール本体、3,5はリール本体1の左右両側に固着した側板、 7は釣糸9を巻回したスプールで、当該スプール7は、その一端が図示しないブ ラケットを介してリール本体1に回転可能に支持され、又、他端はこれに固定し たスプールギヤ11と、リール本体1に取り付けたセットプレート13の軸受1 5によって側板3,5間に回転可能に支持されている。
【0011】 そして、スプール7内には、当該スプール7と軸線を一致させてスプール作動 用モータ(以下「スプールモータ」という)17が配置されており、当該スプー ルモータ17の回転軸17aとスプール7間は減速歯車機構19により互いに連 結されて、スプールモータ17の回転をスプール7に伝達できるようになってい る。尚、減速歯車機構19を構成するギヤキャリィ21のボス部21aは、スプ ールギヤ11内に相対回転可能に嵌合されている。
【0012】 23はスプール巻上げ用の手動ハンドルで、当該手動ハンドル23は、セット プレート13に回転可能に取り付けたハンドル軸25の側板5外突出端に連結さ れている。そして、ハンドル軸25には、図2の如きスプール逆転止め用の爪車 27が側板5内で固着され、更にドライブギヤ29が回転可能に取り付けられて いる。そして、ドライブギヤ29とハンドル軸25間は、ハンドル軸25にセッ トしたドラグ装置31により摩擦結合されて、手動ハンドル23の回転がドライ ブギヤ29に伝達できるようになっている。又、図2に示すように爪車27の爪 27aには、ばね(図示せず)によって付勢されている係止爪33が当接されて おり、当該係止爪33はピン35によって側板5に軸着されている。
【0013】 図2はクラッチ機構の側面図を示し、図中、37は後述するクラッチプレート 39を作動させるクラッチ作動プレートで、当該クラッチ作動プレート37は、 リール本体1の上部後方から下部前方に亘って長尺に形成されている。そして、 クラッチ作動プレート37の中央には上記ハンドル軸25等が挿通する長孔41 が形成され、更に、この長孔41を挟んで2つのカム43が設けられている。尚 、図2中、45はクラッチ作動プレート37のガイド部材である。
【0014】 又、図2及び図3に示すように、クラッチ作動用モータ(以下「クラッチモー タ」という)47がリール本体1の下部前方の側板3,5間に装着されており、 当該クラッチモータ47の駆動でクラッチ作動プレート37を矢印A,B方向へ 移動させて、クラッチをON/OFFさせるようになっている。
【0015】 即ち、図4に示すように上記クラッチモータ47には減速機49が装着されて おり、当該減速機49のレバー51に取り付くピン53が、クラッチ作動プレー ト37の後端側に設けた長孔55に係合している。そして、クラッチモータ47 は操作パネル57上に配設されたモータ駆動スイッチ59の操作で駆動するよう になっており、当該モータ駆動スイッチ59のプッシュ操作でクラッチモータ4 7が回転してレバー51が図2の如く矢印C方向へ移動すると、図5の実線で示 すようにクラッチ作動プレート37が矢印A方向へ移動してクラッチがOFFと なるようになっている。
【0016】 又、クラッチ作動プレート37の上方の一側縁部にはマグネット61が装着さ れており、このマグネット61でON/OFFされるリードスイッチ63,65 が、クラッチのON/OFFに対応してガイド部材45に配置されている。
【0017】 そして、図2に示すように、モータ駆動スイッチ59のプッシュ操作によるク ラッチモータ47の矢印D方向への回転でクラッチ作動プレート37が矢印B方 向へ移動すると、クラッチがONとなり、そして、リードスイッチ63がマグネ ット61によりONとなって、その信号を入力した後述する制御装置67からの 指令でクラッチモータ47が停止するようになっている。同様に、図5に示すよ うに、クラッチモータ47が矢印C方向へ移動してクラッチ作動プレート37が 実線で示す位置まで戻されてクラッチがOFFとなると、リードスイッチ65が マグネット61でONとされてクラッチモータ47が制御装置67の指令で停止 するようになっている。
【0018】 一方、図1に於て、69は上記ドライブギヤ29に噛合するピニオンギヤで、 当該ピニオンギヤ69はスプール7の軸線上に於て、上記ギヤキャリィ21のボ ス部21aの中心と側板5間に横架状態に支持したピニオン軸71に回転可能且 つその軸方向へ移動可能に支持されており、ピニオンギヤ69とこれに対向する ギヤキャリィ21のボス部21a間には、両者を係脱するクラッチプレート39 が設けられている。
【0019】 クラッチプレート39はスプールモータ17からの巻取り動力をスプール7に 伝達又はこれを遮断させるもので、図2に示すようにコイルバネ73によってク ラッチ作動プレート37方向へ付勢されている。従って、上述したようにクラッ チモータ47によってクラッチ作動プレート37が矢印A,B方向へ移動すると 、ピニオンギヤ69がピニオン軸71の軸線方向に移動してクラッチプレート3 9がOFF,ON、即ち、スプールモータ17からスプール7への巻取り動力を 遮断又は伝達させることとなる。
【0020】 又、図1に於て、75はスプール7の側面に埋設されたマグネット、77はマ グネット75に対向して配置されたリードスイッチで、マグネット75とリード スイッチ77は、スプール7の回転を電気信号に変換してスプール7の回転速度 に比例したパルスを発生するエンコーダ79を構成するもので、このパルス信号 が制御装置67に入力,演算されて、その演算結果が釣糸9の繰出し量や巻取り 量として操作パネル57上の第一デジタル表示部81に表示されるようになって いる。
【0021】 そして、図1に示すようにリール本体1の右側面前方には、モータ出力を調整 してスプールモータ17の回転速度を可変させるモータ出力調節レバー(以下「 調節レバー」という)83が、約120°の範囲に亘って回転可能に取り付けら れており、当該調節レバー83はリール本体1に内蔵された回転形のポテンショ メータ85に連結されている。
【0022】 周知のように、ポテンショメータ85は与えられた機械的変位でブラシを動か し、固定した抵抗体の上を摺動させ、その抵抗値を変化させることによってブラ シの位置に対応する電圧を取り出すものである。其処で、上述の如く調節レバー 83をポテンショメータ85に連結し、調節レバー83の操作によってポテンシ ョメータ85内のブラシの位置を変化させることで、図6に示すように調節レバ ー83の作動によるポテンショメータ85の抵抗値の変化を制御装置67に入力 し、調節レバー83の作動量(変位量)に応じたパルス信号のデューテー比とし てスプールモータ17への駆動電源通電時間率を当該制御装置67で可変制御し て、スプールモータ17の回転をゼロから最大値(0〜100%)まで多段階に 制御できるようになっている。
【0023】 そして、第一デジタル表示部81には、調節レバー83の操作によるモータ出 力を表示する表示器87が設けられており、モータ出力の調節に応じて当該表示 器87のバー表示量の目盛りが、“0”から“100”迄逐次変化し、又、操作 パネル57上に設けたスプールモータ17のON/OFFスイッチ89のプッシ ュ操作によって、調節レバー83の現在位置のモータ出力で釣糸9の巻上げが開 始され、以後は調節レバー83の作動に応じてスプールモータ17の出力を連続 的に制御できるようになっている。
【0024】 上記制御装置67は制御ユニット91内に収納されており、当該制御ユニット 91は、図1に示すようにリール側枠3,5と一体構造の水密収納部93内に装 着されてリール本体1に組み付けられている。そして、図6に示すように制御装 置67には、既述したモータ駆動スイッチ59やリードスイッチ63,65,エ ンコーダ79,ポテンショメータ85,ON/OFFスイッチ89を始め、操作 パネル57上に配設した魚釣用電動リールのメインスイッチ95、そして、後述 するようにスプール7の任意の自動巻取り開始時間を設定する時間調節スイッチ 97,99やタイマ変更モードスイッチ101,タイマスタートスイッチ103 等が入力側に接続されている。又、出力側には上記第一デジタル表示部81を始 め、図7及び図8に示すように、時間調節スイッチ97,99で設定された時間 を表示する第二デジタル表示部105や各モータ17,47の駆動回路107, 109、そして、タイマ111等が夫々接続されている。
【0025】 更に、上記制御装置67には、図6に示すように記憶部113が接続されてい る。この記憶部113は、釣り人が時間調節スイッチ97,99で設定するスプ ール7の自動巻取り開始時間(本実施例では、「8秒間」)を記憶するもので、 タイマ変更モードスイッチ101をプッシュ操作して変更モードに切り換えた後 、時間調節スイッチ97をプッシュ操作することで第二デジタル表示部105に 表示される設定時間が増加し、反対に時間調節スイッチ99をプッシュ操作する と、設定時間が減少していくようになっている。
【0026】 そして、斯様に設定時間(8秒間)を記憶部113に入力した後、釣り人がタ イマスタートスイッチ103をプッシュ操作すると、制御装置67に接続された タイマ111が設定時間の経過の計数を開始し、その計数値が図7及び図8に示 すように設定時間の経過状況として第一デジタル表示部81の表示器115に表 示されるようになっている。
【0027】 そして、8秒の設定時間が経過すると、タイマ111からの信号に基づきスプ ールモータ17のスプールモータ駆動回路107に駆動指令が送出されて、スプ ールモータ17が駆動し仕掛けの巻上げを行うようになっている。
【0028】 その他、図1中、117はコネクタ119を介してリール本体1に接続された 電源コードで、当該電源コード117を鰐口クリップ等により船上に配置したバ ッテリ等の直流電流に接続して上記メインスイッチ95をプッシュ操作すると、 スプールモータ17や制御装置67等が起動するようになっている。又、図3中 、121は周知のレベルワインド機構である。
【0029】 本実施例はこのように構成されているから、コマセ天秤仕掛けを用いてコマセ 釣りを行うには、メインスイッチ101をプッシュ操作してスプールモータ17 やクラッチモータ47,制御装置67等を起動させた後、モータ駆動スイッチ5 9をプッシュ操作すれば、図5に示すようにクラッチモータ47が矢印C方向へ 移動してクラッチ作動プレート37が実線で示す位置に移動してクラッチがOF Fとなる。そして、リードスイッチ65がマグネット61でONとされて、その 信号を入力した制御装置67の指令でクラッチモータ47が停止する。
【0030】 而して、スプール7はフリーの状態であるから、釣糸9はコマセ天秤仕掛けの 重量でスプール7から繰り出され、スプール7の回転はエンコーダ79により釣 糸9の繰出し長さに応じたパルスに変換されて制御装置67に入力,演算され、 その演算結果に基づく繰出し糸長が図7の如く第一デジタル表示部81に表示さ れるので、釣り人はその表示を見乍ら予定の水深(例えば「120m」)でモー タ駆動スイッチ59を再びプッシュ操作すればよい。
【0031】 斯様にモータ駆動スイッチ59をプッシュ操作すると、制御装置67からの指 令でクラッチモータ47が図2の如く矢印D方向へ回転するので、クラッチ作動 プレート33が矢印B方向へ移動しクラッチがONとなってスプール7が釣糸巻 取り状態に切り換わる。そして、リードスイッチ63がマグネット61でONと されて、その信号を入力した制御装置67からの指令でクラッチモータ47が停 止することとなる。
【0032】 この状態で釣り人は、タイマ変更モードスイッチ101をプッシュ操作して制 御装置67を変更モードに切り換え、時間調節スイッチ97をプッシュ操作して 設定時間(8秒間)を記憶部113に入力すればよい。そして、釣り人がタイマ スタートスイッチ103をプッシュ操作すると、制御装置67に接続されたタイ マ111が設定時間の経過の計数を開始し、その計数値が図7及び図8に示すよ うに設定時間の経過状況として第一デジタル表示部81の表示器115に表示さ れ、8秒の設定時間が経過すると、タイマ111からの信号に基づきスプールモ ータ駆動回路107に駆動指令が送出されてスプールモータ17が駆動し、仕掛 けが調節レバー83の現在位置のモータ出力で自動的に巻き上げられることとな る。
【0033】 尚、タイマ111による仕掛けの自動巻上げを用いずに釣り人が自分の勘で仕 掛けを巻き上げるには、クラッチONの状態でON/OFFスイッチ89をプッ シュ操作すれば、調節レバー83の現在位置のモータ出力でスプール7が回転し て仕掛けが巻き上げられることとなる。そして、この場合、釣り人は表示器87 を確認し乍ら、釣糸9をゆっくり巻き上げたい場合には、例えば表示器87のバ ー表示量の目盛りが“20”となるように調節レバー83を操作し、魚の引きが 強くてハリスが強い場合には、バー表示量の目盛りが“80”となるように調節 レバー83を操作する等、巻上げの状況に応じて調節レバー83を操作し乍らス プールモータ17の出力を制御すれば、釣糸9は巻上げに最適なモータ速度で巻 き上げられることとなる。そして、巻上げを停止する場合には、バー表示量の目 盛りが“0”となるように調節レバー83を戻せばよい。又、更にコマセ釣りを 続けるには、コマセの量増加する等した後、再びモータ駆動スイッチ59をプッ シュ操作してクラッチをOFFにし、仕掛けを繰り出して以下同様な手順を繰り 返していけばよい。
【0034】 このように、本実施例によれば、調節レバー83によってスプールモータ17 の回転速度の微調整が可能なため、海の状況に応じて仕掛けを最適なモータ速度 で巻き上げることが可能である。
【0035】 又、本実施例は、釣り人が自分の勘で仕掛けを巻き上げることができることは 勿論、船上で釣れた魚の対応や仕掛け,餌の準備、或いは他の釣り人の応援等で 自分の釣り場を離れても、予め設定した時間の経過後に仕掛けが自動的に巻き上 げられるので、コマセ釣りに於ける仕掛けの巻上げ操作が確実且つ適切に行える こととなった。 には、クラッチONの状態でON/OFFスイッチ89をプッシュ操 尚、上記実施例ではポテンショメータ85を用いてモータ出力を調節したが、 斯かるポテンショメータ85に代えてリードスイッチやボリュームスイッチ,ホ ール素子等を用いてもよく、これらの部品によってもスプール17の巻上げ速度 を可変とすることが可能である。そして、釣糸9の繰出しや巻取り糸長を計測す る糸長測定についても、上記エンコーダ79に代えて、釣糸9の繰出しに伴い回 転する回転体(スプール連動ギヤ,釣糸巻着面圧接ローラ等)の回転を検出する 糸長測定手段を利用できることは勿論である。
【0036】 更に、上記実施例では、釣り人のモータ駆動スイッチ59のプッシュ操作によ ってクラッチモータ47をON/OFFさせたが、棚取り設定用の棚スイッチを 設け、そして、第一デジタル表示部81に糸長と併せて棚を表示させると共に、 棚位置を入力することにより、糸長がその棚位置まで繰り出されたときに制御装 置67からの指令でクラッチモータ47が作動して、クラッチがOFF状態から ON状態に自動的に切り換わるようにしてもよい。
【0037】 更に又、上記実施例では、ON/OFFスイッチ89をプッシュ操作すると、 調節レバー83の現在位置のモータ出力で釣糸9の巻上げが開始され、以後は調 節レバー83の作動に応じてスプールモータ17の出力を連続的に制御できるよ うにしたが、ON/OFFスイッチ89は省略してもよい。而して、この場合に は、電源スイッチを調節レバー83が兼ねることになるので、安全性を考慮して 調節レバー83を一度“0”の位置に戻すと、スプール7の巻上げが開始するよ うにすることが好ましい。
【0038】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係る魚釣用電動リールによれば、釣り人が自分の 釣り場を離れても、予め設定した時間の経過後に仕掛けが自動的に巻き上げられ るので、仕掛けの巻上げ操作が確実且つ適切に行えコマセ釣りに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る魚釣用電動リールの一
部切欠き平面図である。
【図2】図1の魚釣用電動リールに於けるクラッチ機構
のクラッチON状態の側面図である。
【図3】図1の魚釣用電動リールの正面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図1の魚釣用電動リールに於けるクラッチ機構
のクラッチOFF状態の側面図である。
【図6】図1の魚釣用電動リールに於ける制御手段の概
略構成図である。
【図7】第一,第二デジタル表示部の表示内容を説明す
る説明図である。
【図8】第一,第二デジタル表示部の表示内容を説明す
る説明図である。
【符号の説明】 1 リール本体 3,5 側板 7 スプール 9 釣糸 17 スプールモータ 37 クラッチ作動プレート 39 クラッチプレート 47 クラッチモータ 57 操作パネル 59 モータ駆動スイッチ 61 マグネット 63,65 リードスイッチ 67 制御装置 79 エンコーダ 81 第一デジタル表示部 83 調節レバー 85 ポテンショメータ 89 ON/OFFスイッチ 95 メインスイッチ 97,99 時間調節スイッチ 101 タイマ変更モードスイッチ 103 タイマスタートスイッチ 105 第二デジタル表示部 111 タイマ 113 記憶部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
    ールと、当該スプールを巻上げ駆動するスプール作動用
    モータと、任意のスプール自動巻取り開始時間を設定入
    力する操作部と、当該操作部により入力された設定時間
    を記憶する記憶部と、設定時間の経過を計数する計数手
    段と、設定時間の経過による当該計数手段からの信号に
    基づき、モータ駆動指令を送出して上記スプール作動用
    モータを駆動させる制御手段とを備えたことを特徴とす
    る魚釣用電動リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180259A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 グローブライド株式会社 撒餌の残量を出力可能な撒餌収容装置

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