JPH055326U - リード線カツター装置 - Google Patents

リード線カツター装置

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JPH055326U
JPH055326U JP5922091U JP5922091U JPH055326U JP H055326 U JPH055326 U JP H055326U JP 5922091 U JP5922091 U JP 5922091U JP 5922091 U JP5922091 U JP 5922091U JP H055326 U JPH055326 U JP H055326U
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lead wire
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teeth
wire cutter
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俊男 米原
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Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板に実装する電子部品のリード線
を、一定長さに効率よく切断するリード線カッター装置
を提供する。 【構成】 リード線挿入溝26を有する部品位置決めプ
レート20を上面に備えた箱形本体24内に、プレート
20の下側に近接して複数の平面歯28を有する、高速
回転するカッター歯30を配置し、カッター歯30の側
部にリード線12の切り屑を遠心力により排出・収納す
るダストポット34を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント基板に実装(搭載)する電子部品のリード線を、一定長さ に効率よく切断するリード線カッター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板に電子部品を実装するに際し、最近では、静止型自動ハンダ付装 置から噴流式自動ハンダ付装置が用いられるようになっている。ところが、噴流 式自動ハンダ付装置を用いる場合は、プリント基板から突出するリード線の長さ を、予め一定に切断しておく必要がある。 従来のリード線カッター装置は、図7及び図8に示すように、電子部品10の リード線12をスリット状のリード線挿入孔14に挿入した後、カッター駆動部 16を駆動させ、2枚のカッター歯18で挾み込んで切断するように構成されて いた。つまり、ニッパーと同じように、くい切り方式で切断するものであった。 20は部品位置決めプレート、22はリード線の切り屑を収納するためのダスト ポットである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のリード線カッター装置は、つぎのような欠点を有し ている。 (1) 部品のリード線12を、幅の狭いリード線挿入孔14に挿入しなければ ならないので、作業効率が悪い。また、リード線が曲がっておれば、修正する必 要があり、部品の取扱いに注意を要した。 (2) 部品を切断位置に装着した後、カッター駆動部16を駆動させて切断し なければならないので、カッティングのタイミングをとるのが難しく、かつ、連 続して切断操作をすることができなかった。 (3) カッター歯18の長さL(図8参照)により、切断できる電子部品の足 幅W(図9参照)に制約がある。
【0004】 本考案は、上記の諸点に鑑みなされたもので、切断方式を回転歯によるハサミ 方式とし、部品のリード線をガイド溝に沿わせスライドさせるように構成するこ とにより、リード線に多少の曲がりがあっても、容易に挿入することができ、か つ、カッティングのタイミングをとる必要もなく、安定した連続切断を行なうこ とができ、さらに、切断する電子部品の足幅の制約もないリード線カッター装置 を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のリード線カッター装置は、図1〜図3 に示すように、リード線挿入溝26を有する部品位置決めプレート20を上面に 備えた箱形本体24と、 部品位置決めプレート20の下側に近接して配置された、複数の平面歯28を 有するカッター歯30と、 カッター歯30の下側に配置されたカッター回転駆動部32と、 カッター歯30及びカッター回転駆動部32の側部に配置された、リード線1 2の切り屑を排出・収納するためのダストポット34と、 を包含することを特徴としている。
【0006】 上記のリード線カッター装置において、複数の平面歯28の上面が、同一平面 上で、かつ円周方向に突出しており、平面歯の突出部40側面を、リード線12 の切り屑を遠心力により強制排出するための押し出し部42とするのが望ましい 。 また、リード線挿入溝26の入口部分を、リード線12を挿入し易いように、 略V字状部50に広げるのが望ましい。 また、平面歯28を4枚とし、1100〜2000rpm、望ましくは1200 〜1600rpmで回転させることにより、良好な結果が得られる。 4枚歯で回転数が1100rpm未満の場合は、リード線の切断が円滑に行なわ れず、手挿入速度(部品リード部の通過速度)にカッター歯の送りがついて行け ず、ともすればリード部の曲がりが発生する。一方、4枚歯で回転数が2000 rpmを超える場合は、切断は円滑に行なわれるが、騒音及びエネルギー損失が増 え好ましくない。
【0007】
【作用】
電子部品のリード線12をリード線挿入孔14内にスライド挿入させる。挿入 されたリード線は、高速で回転しているカッター歯30により一定長さに切断さ れる。挿入孔14の入口部分に略V字状部50を設けている場合は、リード線1 2の挿入が、より容易となる。 切断されたリード線の切り屑は、高速回転歯の遠心力によりダストポット34 内へ強制的に排出される。カッター歯30に押し出し部42を設けている場合は 、切り屑の強制排出が、より確実となる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に説明する。ただし、この 実施例に記載されている構成機器の寸法、形状、その相対配置などは、とくに特 定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものでは なく、単なる説明例にすぎない。 図1〜図3において、24は箱形本体で、上面に部品位置決めプレート20を 備え、このプレート20にリード線挿入溝26が設けられている。プレート20 の下側に近接して複数(図2では、一例として4枚)の平面歯28を有するカッ ター歯30が配置されている。 カッター歯30の下側には、カッター回転駆動部32が配置され、さらに、カ ッター歯30及びカッター回転駆動部32の側部に、リード線の切り屑を排出・ 収納するためのダストポット34が配置されている。
【0009】 カッター歯30は、一例として、図4に示すように、軸方向中心部に回転駆動 軸挿入孔36を有する略円筒状体38の上面に、複数の平面歯28を同一平面上 に、かつ円周方向に突出させて設け、平面歯28の突出部40側面を、切り屑を 遠心力により強制排出するための押し出し部42となるように構成されている。 また、略円筒状体38の下部側面にねじ孔44を設け、ねじ孔44にねじ46 を螺合させ、回転駆動軸48(図3参照)に固定して、取付位置を調節するよう にしている。 複数の平面歯28が同一平面上に設けられているので、平面研磨作業が容易で あり、かつ、部品位置決めプレート20と平面歯28との間のクリアランスa( 図3参照)を容易に調整することができる。このクリアランスaの調整は、一例 として、プレート20と平面歯28との間に、適切な厚さを有する50〜100 μm程度のシックネスゲージを挿入した後、ねじ46を用いて固定し、シックネ スゲージを引き抜くことによりなされる。 また、リード線の切断長さを長くする場合は、電子部品10とプレート20と の間に、適切な厚さのスペーサを挿入する。
【0010】 図7及び図8に示す従来の装置では、リード線の切り屑は重力のみにより落下 していたので、カッター歯が着磁現象を起こせば、切り屑が詰まって故障の原因 となるおそれがあった。しかし、本考案の装置では、リード線の切り屑は、カッ ター歯の押し出し部42により、遠心力でダストポット34へ強制的に排出され 、詰まりなどの心配がなくなる。 また、リード線挿入溝26の入口部分は、略V字状部50に広がって形成され ているので、リード線の挿入が容易で、リード線に多少の曲がりがあっても、効 率よく挿入することができる。
【0011】 図5は、本考案の他の実施例で、平面歯28が3枚の場合のリード線カッター 装置を示している。 平面歯は、2枚以上の複数枚とすることができるが、本考案者らの実験によれ ば、4枚歯で、1200〜1600rpmの場合に、良好な切断効果を得ることが できた。 図6は、リード線切断後の電子部品10のリード線12を、プリント基板52 に挿入した状態を示している。プリント基板52の厚さbは、一例として1.6 mmであり、プリント基板52から突出するリード線12の長さcは、一例として 2.0mmである。突出したリード線12の部分が、噴流式自動ハンダ付装置など によりハンダ付けされる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。 (1) 高速回転歯と、リード線をスライド挿入するリード線挿入溝とにより、 カッティングのタイミングや、動力の起動に煩わされることなく、簡単な操作で 安定した連続切断を行なうことができる。 (2) リード線をスライド挿入するリード線挿入溝を設けているので、電子部 品のリード線間の幅による制約をなくすことができる。 (3) 請求項2の場合は、リード線の切り屑を遠心力により確実に強制排出す ることができ、切り屑の詰まりによるトラブルをなくし、円滑な切断を行なうこ とができる。また、平面歯は、すべて同一平面上にあるので、研磨作業が容易で 、カッター歯とプレート間のクリアランス調整が容易である。 (4) 請求項3の場合は、リード線の挿入が容易で作業効率の向上を図ること ができる。また、リード線に多少の曲がりがあっても、そのまま容易に挿入する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のリード線カッター装置の一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】同じく平面図である。ただし、電子部品の図示
を省略している。
【図3】図1におけるカッター歯周りの拡大図である。
【図4】図1におけるカッター歯の一例を示す斜視図で
ある。
【図5】本考案のリード線カッター装置の他の実施例
(平面歯が3枚の場合)を示す斜視図である。
【図6】電子部品のリード線とプリント基板の寸法を示
す説明図である。
【図7】従来のリード線カッター装置を示す縦断面図で
ある。
【図8】同じく平面図である。ただし、電子部品の図示
を省略している。
【図9】リード線を有する電子部品の説明図である。
【符号の説明】
10 電子部品 12 リード線 14 リード線挿入孔 18 カッター歯 20 部品位置決めプレート 22 ダストポット 24 箱形本体 26 リード線挿入溝 28 平面歯 30 カッター歯 32 カッター回転駆動部 34 ダストポット 40 突出部 42 押し出し部 50 略V字状部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線挿入溝(26)を有する部品位
    置決めプレート(20)を上面に備えた箱形本体(2
    4)と、 部品位置決めプレート(20)の下側に近接して配置さ
    れた、複数の平面歯(28)を有するカッター歯(3
    0)と、 カッター歯(30)の下側に配置されたカッター回転駆
    動部(32)と、 カッター歯(30)及びカッター回転駆動部(32)の
    側部に配置された、リード線(12)の切り屑を排出・
    収納するためのダストポット(34)と、 を包含することを特徴とするリード線カッター装置。
  2. 【請求項2】 複数の平面歯(28)の上面が、同一平
    面上で、かつ円周方向に突出しており、平面歯の突出部
    (40)側面を、リード線(12)の切り屑を遠心力に
    より強制排出するための押し出し部(42)としたこと
    を特徴とする請求項1記載のリード線カッター装置。
  3. 【請求項3】 リード線挿入溝(26)の入口部分を、
    リード線(12)を挿入し易いように、略V字状部(5
    0)に広げたことを特徴とする請求項1又は2記載のリ
    ード線カッター装置。
  4. 【請求項4】 平面歯(28)が4枚であり、1100
    〜2000rpmで回転させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載のリード線カッター装置。
JP5922091U 1991-07-02 1991-07-02 リード線カッター装置 Expired - Lifetime JPH0748333Y2 (ja)

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JP5922091U JPH0748333Y2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 リード線カッター装置

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JPH055326U true JPH055326U (ja) 1993-01-26
JPH0748333Y2 JPH0748333Y2 (ja) 1995-11-08

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CN102581407B (zh) * 2012-03-12 2013-10-16 李冬庆 单向走丝线切割机床用废丝自动碎丝装置

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JPH0748333Y2 (ja) 1995-11-08

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