JPH0553183A - カメラのフイルム巻戻し制御装置 - Google Patents

カメラのフイルム巻戻し制御装置

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JPH0553183A
JPH0553183A JP3215183A JP21518391A JPH0553183A JP H0553183 A JPH0553183 A JP H0553183A JP 3215183 A JP3215183 A JP 3215183A JP 21518391 A JP21518391 A JP 21518391A JP H0553183 A JPH0553183 A JP H0553183A
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film
rewinding
signal
generating
fss
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JP3215183A
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Inventor
Yoshiaki Otsubo
義明 大坪
Hiroshi Terunuma
宏志 照沼
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムの途中巻戻し釦の押圧によってフィル
ムの途中巻戻しを行った場合、フィルムパトローネ内で
フィルムがたるんでいても巻戻しが完了していると誤認
識してしまうという事がないカメラを得る事を目的とす
る。 【構成】フィルムの途中巻戻しが可能であり、該途中巻
戻しの完了をフィルム給送に連動する信号が所定時間発
生しないことで判定するフィルム巻戻し制御装置におい
て、前記フィルムの途中巻戻しの開始に伴って所定時間
の計時を行ない、その所定時間が経過するまでの間にフ
ィルム給送に連動する信号と等価なダミー信号を発生さ
せるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの途中巻戻し
モードを有し、途中巻戻し釦の押圧によってフィルムの
途中巻戻しを行う機能を有するカメラに於いて、巻戻し
完了をフィルム給送に連動するパルス信号が所定時間発
生しない事で判定する機能を有するカメラのフィルム巻
戻し制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フィルムの途中巻戻しモード
を有し、途中巻戻し釦の押圧によってフィルムの途中巻
戻しを行う機能を有するカメラに於いて、巻戻し完了認
識の手段としてはフィルム在否検出スイッチが巻戻し中
にフィルムなし信号を発生する事でカメラアパーチャー
からフィルムが退避されたと認識する方法と、フィルム
給送に連動するパルス信号の発生が巻戻し中に停止され
る事で巻戻し完了を認識する方法とが一般的である。
【0003】前者の方法は確実に巻戻し完了を認識でき
る利点はあるが後者の方法に比べてスイッチが多くなり
関連の制御のためにもコストが高いという欠点があっ
た。後者はもともとフィルム巻き上げ制御のために必要
なフィルム給送に連動するパルス信号発生装置を兼用す
るので前者に比べてコスト的に有利であり最近多く採用
される様になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来からの、該途中巻
戻しモードを有し、途中巻戻し釦の押圧によってフィル
ムの途中巻戻しを行う機能を有するカメラに於ける巻戻
し完了認識の手段としてコスト的に有利なフィルム給送
に連動するパルス信号の発生が巻戻し中に停止される事
で巻戻し完了を認識する方法を採用しているフィルム巻
戻し制御装置に於いて、以下のような問題がある。
【0005】それは、途中巻戻し釦の押圧によってフィ
ルムの途中巻戻しを行った場合、フィルム途中である為
にフィルムパトローネ内でフィルムがたるんでおりフィ
ルムパトローネの軸は巻戻し方向に駆動されるが、フィ
ルムは該たるみが無くなるまで給送されず、巻戻し完了
をフィルム給送に連動するパルス信号が所定時間発生し
ない事で判定するものに於いては、巻戻しが完了してい
ないにも関わらず巻戻しが完了していると誤認識してし
まうという事である。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、途中巻戻し釦の押圧によってフィルム
の途中巻戻しを行った場合、フィルムパトローネ内でフ
ィルムがたるんでいても巻戻しが完了していると誤認識
してしまうという事がないカメラを得る事を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点の解決のため
本発明では、フィルムの途中巻戻しが可能であり、該途
中巻戻しの完了をフィルム給送に連動する信号が所定時
間発生しないことで判定するフィルム巻戻し制御装置に
おいて、前記フィルムの途中巻戻しの開始に伴って所定
時間の計時を行なう計時手段と;前記計時手段によって
計時される所定時間が経過するまでの間に、フィルム給
送に連動する信号と等価なダミー信号を発生させる信号
発生手段とから構成した。
【0008】また、フィルム給送に連動する信号と等価
な信号を発生する信号発生手段と;前記フィルムの空送
り完了状態を認識する認識手段と;前記信号発生手段を
制御し、前記フィルムの途中巻戻しが開始されてから前
記認識手段が前記フィルムの空送り完了状態を認識する
までの間のみ前記ダミー信号を発生させ、前記フィルム
の空送り完了状態を越えて前記フィルムが巻き戻された
時点では前記ダミー信号の発生を停止させる制御手段と
から構成した。
【0009】
【作用】本発明に於いては、フィルムの途中巻戻し開始
から所定時間は信号発生回路によりフィルム給送に連動
する信号と等価なダミー信号を発生する構成、或いは該
構成に加え該フィルム空送り完了状態を越えて巻き戻さ
れた時点では該ダミーパルスの発生を停止させる構成と
した為、フィルムのたるみによる途中巻戻し開始から所
定時間のフィルム非給送状態で巻戻し完了と誤認識して
しまう事を防止できると共に、回路を複雑にする事無く
該構成が達成できる。
【0010】
【実施例】図1と図2と図3は本発明のフィルム巻戻し
制御装置の処理に関するフローチャートの実施例であ
る。図1がカメラ作動のメインフローであり、図2が図
1のMUS処理部分に関するサブフローであり、図3が
図2のFSS処理部分に関するサブフローである。
【0011】図4は本発明のフィルム巻戻し制御装置の
処理に関するフローチャートの別の実施例であり図2の
MUS処理に関して提示してある。図5は本発明のフィ
ルム巻戻し制御装置を含むカメラの回路ブロック図であ
る。まず図1に従って本発明のフィルム巻戻し制御の処
理方法の実施例を説明する。本実施例では不図示のメイ
ンSW或いは不図示の裏蓋開閉連動SW或いは後述する
図5記載のレリーズ釦半押しSW(SW1)或いは同様
の途中巻戻しSW(SW3)などによって後述する図5
記載のCPU(501)が起動するとSTART(S1
00)となり、それ以降のカメラ撮影作動の代表的な流
れを記載している。
【0012】該起動によりSTART(S100)とな
った後、該CPU(501)は各制御の為にセットされ
ていたフラグを全てリセットする(S101)。その
後、従来から行われている方法で電池の電圧チェックを
行いカメラ撮影作動に十分耐えられる電池消耗度合いで
あるかどうかをチェックしOKなら次の処理へ進みNG
なら警告或いはレリーズ禁止等の処置を行う(S10
2)。BC処理の詳細は従来よく提案されているのでこ
こでは省略する。BC処理でOKであれば次に本発明の
焦点であるMUS処理(S109)に移行する。MUS
処理(S109)の詳細は図2及び図4の説明の部分に
譲るがMUS処理(S109)で途中巻戻しSW(SW
3)がONされていればMUS処理(S109)及び図
3FSS処理のサブルーチンの中でフィルム途中巻戻し
の処理を実行するが途中巻戻しSW(SW3)がOFF
であれば図1のSW1がONかOFFかの判定ルーチン
(104)に進む。
【0013】ここでSW1は図5レリーズ釦半押しSW
(SW1)を現す。ここで該SW1がOFFで有ると認
識されれば何かの条件でCPU(501)に起動がかか
ったがレリーズ釦半押しSW(SW1)はONされてい
なかったので撮影動作に進行する必要がないと判断し作
動は停止され(S115)CPU(501)は起動待ち
の状態に戻る。SW1がONかOFFかの判定ルーチン
(S104)でONであると認識されれば撮影者が撮影
準備状態にあると認識して、まず測光と測距を行う(S
105)。その測光と測距の結果に基づいて被写界状態
がストロボ補助光を必要とする被写界輝度及び被写体距
離であるかを判断しストロボを発光させる場合はフラグ
(SYNC)をセットしストロボを発光させない場合は
フラグ(SYNC)をリセットする。本処理は図1のS
B発光判定(S106)のサブルーチンで行われている
が詳細の図示は省略した。その後に図5のレリーズ釦全
押しでONするレリーズSW(SW2)がONしている
かどうか判定し(S107)、OFFであれば該SW1
がONされている間、該SW2のON待ちのループを形
成する処理となる。該SW2がONされていればSB発
光判定(S106)でセット或いはリセットされたフラ
グ(SYNC)の状態を判定する(S108)。該フラ
グ(SYNC)がセットされていればFM演算処理(S
110)に進みストロボ発光時の露出制御に対応する露
出演算を行う(S110)。該フラグ(SYNC)がリ
セットされていればストロボ非発光時の露出制御に対応
する露出演算を行う(S109)。
【0014】次に撮影レンズの焦点調節を行うため測光
・測距(S105)で得られた被写体距離に合焦する位
置に該撮影レンズを駆動する(S111)。次に露出の
ためのシャッター開閉制御(S112)を行うが制御は
該フラグ(SYNC)のセット或いはリセットに対応す
るFM演算処理(S110)或いはAE演算処理(S1
09)の結果に従って行われる。
【0015】更に、FM演算処理(S110)によるS
B発光を伴う露出(S112)では、シャッター開閉の
所定タイミングで図5の該CPU501よりSB回路5
11にSB発光トリガが出力されSBが発光する。次に
シャッター閉成後、レンズドライブ(S111)で駆動
されていた撮影レンズを初期位置に戻すレンズリターン
(S113)を行う。その後フィルムを巻き上げ(S1
14)、巻き上げ完了後、作動終了(S115)する。
【0016】・途中巻戻し処理動作の説明 次に、図2に従って本発明の実施例である図1のMUS
処理(S103)に関する詳細処理フローを説明する。
図1の説明にあったように、CPU(501)に起動が
かかった時に途中巻戻しSW(SW3)がONしていれ
ば本発明の途中巻戻し処理を行い、該途中巻戻しSW
(SW3)がOFFしていればRET(S202)して
図1のSW1のON/OFF判定ルーチン(S104)
に進む流れとなっている。図2で途中巻戻しSWのON
/OFF判定をするためMUS ON?(S201)を
確認しONであればフィルム給送モーターの巻戻し作動
をスタートする(S203)。
【0017】その次にパトローネ内のフィルムのたるみ
が無くなり実際にフィルムが動き出すまでの時間よりや
や長く設定されたタイマー1がスタート(S204)す
る。その次に図5に記載のフィルム給送に連動するパル
ス信号発生用SWFSS(SW4)から発生されるパル
ス信号と等価な信号を発生するダミーパルス発生回路が
スタート(S205)する。
【0018】ここでは前述のようにフィルムが途中巻戻
しされた時にパトローネ内でたるんでいるフィルムが巻
き取られ、実際にフィルムが動き出して該FSS(SW
4)からフィルム給送に連動するパルス信号がCPU
(501)に入力されるまでフィルム給送モーターは巻
戻しスタートしているのに該フィルム給送に連動するパ
ルス信号がCPU(501)に入力されず、後述の図3
のFSS処理のルーチンで巻戻し完了と誤認識されてし
まう問題を防止するための処置である。該ダミーパルス
発生回路スタート(S205)でFSSからのパルスが
入力されない間のフィルム給送に連動するパルス信号を
等価的に発生しておき、図5に記載のごとくFSS S
W(SW4)からのCPU(501)への信号入力ライ
ンと共通にCPU(501)に入力される様に構成して
あるためにCPU(501)はフィルム給送に連動する
パルス信号と区別する必要なく、パトローネ内のフィル
ムのたるみが無くなり実際にフィルムが動き出すまでの
時間よりやや長く設定されたタイマー1のタイムアップ
を待つ(S209)事でFSS処理(S206)で巻戻
し完了と誤認識されてしまう問題を防止できる。FSS
処理(S206)の詳細は図3の説明で後述するがフィ
ルム給送に連動するパルス信号或いは等価な信号が所定
時間内に入力された場合はフラグFSSがセットされ入
力されない場合はフラグFSSがリセットされる処理と
なっている。
【0019】従って、図2のフラグFSSセット?(S
207)でフラグFSSのセット/リセットを確認する
事は該FSS SW(SW4)からのフィルム給送連動
パルス信号或いはダミーパルス回路よりの等価パルス信
号がCPU(501)に入力されているか否かを判定し
ている事である。フラグFSSがセットされていれば1
パルスの該FSS SW(SW4)からのフィルム給送
連動パルス信号或いはダミーパルス回路よりの等価パル
ス信号がCPU(501)に入力された事になり該タイ
マー1のタイムアップを確認し(S209)タイムアッ
プしていなければ次の該パルス入力を待つ処理となり、
該タイマー1のタイムアップまで繰り返す。タイマー1
タイムアップ?(S209)でタイムアップしていると
判断された場合はダミーパルス発生回路を停止(S21
0)し、更に該FSSSW(SW4)からのフィルム給
送連動パルス信号の入力を検出するためFSS処理(S
206)に戻る。以後はCPU(501)へのFSS
SW(SW4)からの信号入力ラインにはダミーパルス
発生回路(506)からのダミーパルスは入力されない
ので該FSS SW(SW4)からのフィルム給送連動
パルス信号の入力のみを待つ事になる。
【0020】前述のようにこの時点ではパトローネ内の
フィルムのたるみは既に無くなっており実際にフィルム
が動き出しているので通常の巻戻し完了判定に問題はな
くなっている。図2のFSS処理(S206)からダミ
ーパルス発生回路ストップ(S210)のループ中はタ
イマー1は既にタイムアップしているので、該フラグF
SS セット/リセット判定(S207)でセットされ
ていないと判断されるまで該ループでの処理が継続され
る。該フラグFSS セット/リセット判定(S20
7)でセットされていないと判断されると正常に巻戻し
完了が認識された事になりモーター巻戻し駆動を停止し
(S208)、モーターブレーキを作動させ(S21
1)RET(S212)で図1のメインフローに戻る。
その後は図1の処理説明で明らかなようにSW1 ON
/OFF確認(S104)でOFFが認識され、END
(S115)で作動停止となる。
【0021】次に図2のFSS処理(S206)作動の
詳細を図3のFSS処理サブフローで説明する。FSS
処理(S300)がスタートするとまず従来からフィル
ムが巻戻し完了してフィルム給送連動パルス信号である
FSS SW(SW4)が入力されなくなったと認識出
来る時間として設定されているタイマー2がスタート
(S301)する。タイマー2の時間は通常タイマー1
より短時間であり、途中巻戻し開始時のパトローネ内の
フィルムのたるみの吸収に対して配慮する事無しに設定
されている。その後、図5のFSS SW(SW4)が
ONしているかどうか判定し(S302)、OFFなら
タイマー2のタイムアップを確認する(S303)。該
タイマー2がタイムアップしていればフラグ(FSS)
をリセット(S307)しRET(S308)して図2
のフラグFSSセット?(S207)に進む。該タイマ
ー2がタイムアップしていなければFSS ON?(S
302)に戻り、再度図5FSS SW(SW4)のO
Nを確認する。該FSS ON?(S302)でONし
ていると認識すると、次に図5FSS SW(SW4)
のOFFを確認する(S304)。ここでOFFされて
いなければタイマー2のタイムアップ(S305)まで
FSS SW(SW4)のOFFを待ち、そのままタイ
マー2がタイムアップ(S305)するとフラグ(FS
S)をリセット(S307)し、FSS SW(SW
4)のOFFが入力されるとフラグ(FSS)がセット
(S306)される。FSS SW(SW4)のONと
OFFが入力されてフラグ(FSS)がセット(S30
6)されるか、FSS SW(SW4)のONかOFF
が入力されずにフラグ(FSS)がリセット(S30
7)されるか、フラグ(FSS)の状態が確定した後に
RET(S308)し図2のフラグ(FSS)セット?
(S207)に進む。後は図2での作動説明通りであ
る。
【0022】次に図5の本発明のフィルム巻戻し制御装
置を含むカメラの回路ブロック図に付いて説明する。不
図示のメインスイッチ或いは不図示の裏蓋開閉連動スイ
ッチ或いはレリーズ釦半押しスイッチ(SW1)或いは
途中巻戻しスイッチ(SW3)をONする事で本発明の
フィルム巻戻し制御装置を含むCPU(501)が起動
する。
【0023】図5のレリーズ釦半押しスイッチ(SW
1)はカメラのレリーズ釦の半押圧によってONし、レ
リーズSW(SW2)はレリーズ釦全押圧によってON
する。又、フィルム給送連動FSS SW(SW4)は
実際のフィルム給送に連動してON/OFFしフィルム
給送連動パルスをCPU(501)に入力しCPU(5
01)はフィルム巻き上げ巻戻しのフィルム給送制御を
行う。AF回路503は不図示のAF投受光部を含んで
おりCPU501に接続され、測距作動を行う。
【0024】SB回路511は不図示のストロボ発光部
を含んでおりCPU501に接続され、被写界輝度、逆
光判定、不図示の発光禁止モード設定スイッチ、不図示
の強制発光モード設定スイッチの状態から判定されたS
B発光モードに従ってSB発光が必要な状況で発光す
る。その他、図5では、不図示の測光レンズを通した受
光量測定で被写界輝度を測定しCPU501に入力する
測光回路502が記載されている。又、該入力された被
写界輝度に従ってCPU501は、シャッター開閉を制
御する為の露出演算を行い該露出演算結果を露出制御回
路504に出力し、露出制御回路504は該露出演算結
果に従ってシャッター開閉を制御する。
【0025】本発明のポイントであるダミーパルス発生
回路(506)は前述の図1、図2、図3の説明でもあ
る通り途中巻戻しスイッチ(SW3)の操作に従って本
発明のフィルム巻戻し制御装置を含むCPU(501)
がダミーパルス発生回路(506)に作動開始と停止の
指令信号を出力する。該ダミーパルス発生回路(50
6)の出力はフィルム給送連動FSS SW(SW4)
からCPU(501)へ入力されるラインと共通にCP
U(501)へ入力される。
【0026】従って、CPU(501)は該入力ライン
からのパルス入力信号が実際のフィルム給送によるFS
S SW(SW4)からのパルス信号であるのか、ダミ
ーパルス発生回路(506)からの手動フィルム巻戻し
開始当初のダミーパルス信号入力であるのか区別がつか
ない構成になっている。図5のPWS SW(SW5)
は撮影枚数を外部表示するフィルムカウンター505に
連動しておりカメラ裏蓋を開成する事で該フィルムカウ
ンター505は初期位置にセットされる。その時PWS
SW(SW5)はONしている。又、カメラ裏蓋の閉
成でフィルム初期の空送りを所定枚数分行いフィルムカ
ウンター505は所定駒数値の表示を行いPWS SW
(SW5)は該空送り完了直前にOFFとなる。
【0027】PWS SW(SW5)は従来フィルム初
期の空送りの制御に使われているが本発明では図4の詳
細フローで示されているように途中巻戻し制御にも利用
されている。又、図5では、該AF回路503とCPU
501で測定された被写体距離に従って焦点合わせを行
うための撮影レンズ駆動を行うAFモーター駆動回路5
07とモーター509、撮影作動に伴うフィルム巻上を
行うフィルムモーター駆動回路508とモーター510
が記載されている。
【0028】次に、図4に従って本発明のフィルム巻戻
し制御装置の処理に関するフローチャートの別の実施例
を説明する。図4は図1のMUS処理に関するサブフロ
ーの図2とは別の本発明の実施例である。図1、図3、
図4で一組のフローチャートが形成されている。図1、
図3はすでに説明済みであるので図4に限定した作動説
明を行う。図2の実施例と異なるのはダミーパルス発生
回路の作動期間を図2ではタイマー1の設定時間として
いたが、図4では元々フィルム初期の空送りの制御に使
われているPWS SW(SW5)を利用し該PWS
SW(SW5)が該空送り完了後の状態にある間はダミ
ーパルス発生回路を作動させ、フィルムの巻戻しに連動
してフィルムカウンター505が表示減算していきフィ
ルム初期の空送り完了表示を越えてフィルムが巻き戻さ
れた時点で該PWS SW(SW5)が該空送り開始の
状態に変化した時それ以降のダミーパルス発生回路を作
動を停止させる事である。図2と同様な処理でモーター
巻戻しスタート(S403)しダミーパルス発生回路ス
タート(S404)すると図3と同じ作動のFSS処理
(S405)が行われ図2と同様にフラグFSSのセッ
ト/リセット確認(S406)が行われる。その後上記
のようにPWS SW(SW5)が該空送り開始の状態
のONであるか該空送り完了後の状態のOFFであるか
を判定(S408)しOFFであればフィルム巻戻し状
態がまだ該空送り完了の位置まで行っていないと判断し
フィルム巻戻しを続行しPWS SW(SW5)がON
になるのを待つ。該PWS SW(SW5)がONにな
ったと判断(S408)した場合はフィルム巻戻し状態
が該空送り完了の位置を越えて巻き戻されたと判断し、
ダミーパルス発生回路の作動を停止(S409)しフィ
ルム巻戻しを続行させる。以後はCPU501へのFS
S SW(SW4)からのパルス信号入力ラインは該ダ
ミーパルス信号は入力されないので図2で説明した通常
のフィルム巻戻し完了かどうかに関するFSS処理(S
206)を行えばよい。尚、該PWS SW(SW5)
がONになりフィルム巻戻し状態が該空送り完了の位置
を越えて巻き戻された時点では既に途中巻戻し開始時の
フィルムのパトローネ内でのたるみは無くなっており
(フィルムカウンター505はフィルム給送連動)通常
のフィルム巻戻し完了かどうかに関するFSS処理(S
206)を行っても問題はない。その他の作動は既に図
2、図3で説明した通りである。従って、本実施例では
従来と特に異なる時間設定を行う事無く、フィルム途中
巻戻し開始時のフィルムのパトローネ内でのたるみによ
る巻戻し未完了を完了と誤認識する事がなくなる。
【0029】又、本実施例ではフィルム未装填時には途
中巻戻し開始時にダミーパルス発生回路は作動せず、す
ぐに図2で説明した通常のフィルム巻戻し完了かどうか
に関するFSS処理(S206)を行う為、不要なフィ
ルム巻戻し完了検出時間を無くする事が出来る。
【0030】
【発明の効果】本発明に於いては、フィルムの途中巻戻
し開始から所定時間が経過するまでの間は信号発生回路
によりフィルム給送に連動するパルス信号と等価なダミ
ー信号を発生する構成、或いは該構成に加え該フィルム
空送り完了状態を越えて巻き戻された時点では該ダミー
パルスの発生を停止させる構成とした為、フィルムのた
るみによる途中巻戻し開始から所定時間のフィルム非給
送状態で巻戻し完了と誤認識してしまう事を防止できる
と共に、回路を複雑にする事無く該構成が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム巻戻し制御装置の処理に関す
るフローチャートの実施例であり、カメラ作動のメイン
フローである。
【図2】図1のMUS処理部分に関するサブフローであ
る。
【図3】図2のFSS処理部分に関するサブフローであ
る。
【図4】本発明のフィルム巻戻し制御装置の処理に関す
るフローチャートの別の実施例であり図2のMUS処理
に関して提示してある。
【図5】本発明のフィルム巻戻し制御装置を含むカメラ
の回路ブロック図である。
【符号の説明】
SW3・・・ 途中巻戻しスイッチ 501・・・ CPU 506・・・ ダミーパルス発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの途中巻戻しが可能であり、該
    途中巻戻しの完了をフィルム給送に連動する信号が所定
    時間発生しないことで判定するフィルム巻戻し制御装置
    において、 前記フィルムの途中巻戻しの開始に伴って所定時間の計
    時を行なう計時手段と;前記計時手段によって計時され
    る所定時間が経過するまでの間に、フィルム給送に連動
    する信号と等価なダミー信号を発生させる信号発生手段
    とを含むことを特徴とするカメラのフィルム巻戻し制御
    装置。
  2. 【請求項2】 フィルムの途中巻戻しが可能であり、該
    途中巻戻しの完了をフィルム給送に連動する信号が所定
    時間発生しないことで判定するフィルム巻戻し制御装置
    において、 フィルム給送に連動する信号と等価な信号を発生する信
    号発生手段と;前記フィルムの空送り完了状態を認識す
    る認識手段と;前記信号発生手段を制御し、前記フィル
    ムの途中巻戻しが開始されてから前記認識手段が前記フ
    ィルムの空送り完了状態を認識するまでの間のみ前記ダ
    ミー信号を発生させ、前記フィルムの空送り完了状態を
    越えて前記フィルムが巻き戻された時点では前記ダミー
    信号の発生を停止させる制御手段とを含むことを特徴と
    するカメラのフィルム巻戻し制御装置。
JP3215183A 1991-08-27 1991-08-27 カメラのフイルム巻戻し制御装置 Pending JPH0553183A (ja)

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