JPH0552396U - 液体封入マウント - Google Patents

液体封入マウント

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Publication number
JPH0552396U
JPH0552396U JP11131891U JP11131891U JPH0552396U JP H0552396 U JPH0552396 U JP H0552396U JP 11131891 U JP11131891 U JP 11131891U JP 11131891 U JP11131891 U JP 11131891U JP H0552396 U JPH0552396 U JP H0552396U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
cab
rubber
orifice
mount
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11131891U
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English (en)
Inventor
博 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体封入マウント自身に過大ストロークのス
トッパ機能をもたせる。 【構成】 キャブマウント20において、ラバー22の
上壁部23、下壁部24及び中間仕切部25により上部
液室26及び下部液室27が形成され、両液室26、2
7をオリフィス28が連通し、キャブマウント20の過
大ストローク時には、ラバー22の弾性変形により上壁
部23の下面がオリフィス28の開口を閉止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のキャブマウント等に好適な液体封入マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両における従来のキャブマウント1は、図3に例示するように、シャシ側に 取り付けられたブラケット2に外筒3が固定され、キャブが載置されるブラケッ ト4の下面に内筒5が固定されて、外筒3及び内筒5間には、外筒3の内面に固 着された硬質樹脂材6と両筒3、5に跨がるように接着されたラバー7の上壁部 8、下壁部9及び中間仕切部10とでそれぞれ液体が封入された上部液室11及 び下部液室12が形成され、樹脂材6内に設けられたオリフィス13が両液室1 1、12間を連通している。
【0003】 従って、ブラケット4の上面にキャブからの負荷が加えられると、ラバー7の 弾性変形とその弾性変形に伴い両液室11、12間をオリフィス13を経て流れ る液体とによって、キャブの上下ストロークが緩衝されると共に、キャブマウン ト外筒3を跨ぐようにブラケット2の上面に固定された断面ハット形のブラケッ ト14上にゴムストッパ15が取り付けられていて、ブラケット4の下面とゴム ストッパ15との間に常時は隙間が空いているが、キャブの下方への過大ストロ ーク時には図3のようにブラケット4の下面がゴムストッパ15に当接して、キ ャブの過大ストロークを規制するようになっている。 しかしながら、キャブの前記ストッパ機構の設置はコストアップを招くと共に 、車両によっては、キャブとシャシ側との間の狭いスペースにこのストッパ機構 を設けるのに困難を伴う場合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、簡単な構成により、キャブの前記ストッパ機構等を不要としうる液 体封入マウントを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案にかかる液体封入マウントは、ゴム状弾性体により少なくと も一部の壁面が形成されて液体が封入された2つの液室及び同両液室を連通する オリフィスを有し、所定以上の負荷が作用したとき上記ゴム状弾性体が弾性変形 して上記オリフィスを閉止するように構成されている。
【0006】
【作用】
すなわち、所定以上の負荷がかかれば、ゴム状弾性体が弾性変形して両液室を 連通するオリフィスを閉止し、両液室間の液体の出入りが停止するため、それ以 上のマウントのストロークは強く規制されることになるので、過大ストロークの ストッパを別個に設置する必要性をなくすことができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、前記従来装置と同等部分には同一符号を付け て説明する。 図1において、キャブマウント20は、シャシ側ブラケットに固定される外筒 3と上方からキャブが載置される内筒5との間に、外筒3の内面に固着された硬 質樹脂材21と両筒3、5に跨がるように接着されたラバー22の上壁部23、 下壁部24及び中間仕切部25とでそれぞれ液体が封入された上部液室26及び 下部液室27が形成され、樹脂材21に設けられたオリフィス28が両液室26 、27間を連通しているが、上部液室26に対するオリフィス28の開口位置は 上壁部23の下面に比較的近接している。
【0008】 この液体封入マウント20の内筒5にキャブから上下負荷が加えられると、前 記従来装置の場合と同様に、ラバー22が弾性変形して一方の液室が縮小すると 共に他方の液室が拡大し、一方の液室から他方の液室へと液体がオリフィス28 を通って両液室26、27間を絞られつつ流れることにより、キャブの上下スト ロークが適度に緩衝されるが、図2に示されているように、キャブの下方ストロ ークが大きくて、ラバー22の上壁部23下面が上部液室26に対するオリフィ ス28の開口を閉止するに至ると、上部液室26からオリフィス28を通って下 部液室27へ液体が流入することが抑止される結果、それ以上のキャブの下方ス トロークは強く規制されることになる。
【0009】 従って、キャブの下方への過大ストロークがキャブマウント20自身の簡単な 構造により抑制されるので、過大ストローク防止用のストッパを別個に設ける必 要性がなくなると同時に、上記ストッパを設置するスペースも不要となって、コ ストダウンを容易に実現することができると共に、大きな設計自由度を得ること ができる。
【0010】 なお、上記実施例においては、キャブの過大ストローク時に上壁部23が上部 液室26に対するオリフィス28の開口を閉止するように構成されているが、オ リフィスの通路がラバー22の下壁部24または中間仕切部25内を通るように し、キャブの過大ストローク時にそれぞれ下壁部24または中間仕切部25の弾 性変形によって上記オリフィス通路が閉止されるように構成して、上記実施例と 同様の作用効果を得ることもできる。
【0011】
【考案の効果】
本考案にかかる液体封入マウントにおいては、所定以上の負荷がかかれば、ゴ ム状弾性体が弾性変形して両液室を連通するオリフィスが閉止されて、それ以上 のマウントのストロークが強く規制されるため、過大ストロークのストッパを別 個に設置する必要性がなくなって、コストダウンを容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における縦断面図。
【図2】上記実施例の作用説明図。
【図3】従来装置の縦断面図。
【符号の説明】 3 外筒 5 内筒 20 キャブマウント 21 樹脂材 22 ラバー 23 上壁部 24 下壁部 25 中間仕切部 26 上部液室 27 下部液室 28 オリフィス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性体により少なくとも一部の壁
    面が形成されて液体が封入された2つの液室及び同両液
    室を連通するオリフィスを有し、所定以上の負荷が作用
    したとき上記ゴム状弾性体が弾性変形して上記オリフィ
    スを閉止するように構成された液体封入マウント。
JP11131891U 1991-12-20 1991-12-20 液体封入マウント Withdrawn JPH0552396U (ja)

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JP11131891U JPH0552396U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 液体封入マウント

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JP11131891U JPH0552396U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 液体封入マウント

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Publication Number Publication Date
JPH0552396U true JPH0552396U (ja) 1993-07-13

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ID=14558186

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JP11131891U Withdrawn JPH0552396U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 液体封入マウント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2918430A1 (fr) * 2007-07-06 2009-01-09 Porsche Ag Palier amortisseur hydraulique.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2918430A1 (fr) * 2007-07-06 2009-01-09 Porsche Ag Palier amortisseur hydraulique.
DE102007031606B4 (de) * 2007-07-06 2020-10-29 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Hydraulisch dämpfendes Lager

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