JPH0552257A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH0552257A JPH0552257A JP3208237A JP20823791A JPH0552257A JP H0552257 A JPH0552257 A JP H0552257A JP 3208237 A JP3208237 A JP 3208237A JP 20823791 A JP20823791 A JP 20823791A JP H0552257 A JPH0552257 A JP H0552257A
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- torque
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- speed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】変速時に変速機構の入力トルクが異なっても、
摩擦要素の締結又は開放制御を適切に行って、常に変速
ショックを有効に軽減する。 【構成】例えば3→2変速時には、その変速終了時の実
際のタービン回転数と目標値との偏差ΔN,つまりター
ビン回転数の吹き量又は引き量が、好しい吹き量又は引
き量になるように学習補正値t1を逐次更新して学習す
る。この学習制御は、ステップS13に示すように、ト
ルクコンバータ2の速度比esが、エンジンのスロット
ル弁開度の増大変化の緩かな場合の設定速度比eso以
下の場合に限り実行される。これにより、この3→2変
速時にはその時のスロットル弁開度に対応した変速機構
の入力トルクが発生している場合に限り上記の学習制御
が行われることになり、誤学習が防止される。その結
果、適切な学習補正値t1が得られる。
摩擦要素の締結又は開放制御を適切に行って、常に変速
ショックを有効に軽減する。 【構成】例えば3→2変速時には、その変速終了時の実
際のタービン回転数と目標値との偏差ΔN,つまりター
ビン回転数の吹き量又は引き量が、好しい吹き量又は引
き量になるように学習補正値t1を逐次更新して学習す
る。この学習制御は、ステップS13に示すように、ト
ルクコンバータ2の速度比esが、エンジンのスロット
ル弁開度の増大変化の緩かな場合の設定速度比eso以
下の場合に限り実行される。これにより、この3→2変
速時にはその時のスロットル弁開度に対応した変速機構
の入力トルクが発生している場合に限り上記の学習制御
が行われることになり、誤学習が防止される。その結
果、適切な学習補正値t1が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に関し、特に変速ショックの軽減対策の改良に関す
る。
置に関し、特に変速ショックの軽減対策の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動変速機の変速制
御装置として、例えば特開昭63−312558号公報
に開示されるように、変速後の変速段を構成すべく締結
されるサーボ機構において、その変速時での締結を早い
速度で行う時間を予め設定しておき、この設定時間を実
際の変速時でのタービン回転数等の変速機構の入力側回
転数の変化に基いて毎回の変速毎に逐次補正して行く学
習制御を行うことにより、変速毎の該入力側回転数の変
化を次第に滑かにして、サーボ機構の締結を適切にし、
変速ショックを軽減するようにしたものが知られてい
る。
御装置として、例えば特開昭63−312558号公報
に開示されるように、変速後の変速段を構成すべく締結
されるサーボ機構において、その変速時での締結を早い
速度で行う時間を予め設定しておき、この設定時間を実
際の変速時でのタービン回転数等の変速機構の入力側回
転数の変化に基いて毎回の変速毎に逐次補正して行く学
習制御を行うことにより、変速毎の該入力側回転数の変
化を次第に滑かにして、サーボ機構の締結を適切にし、
変速ショックを軽減するようにしたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは次の憾みがあることが判った。即ち、自動
変速機での自動変速は、一般に、予め横軸に車速,縦軸
にスロットル弁開度をとった変速線図に基いて行われ、
このため、運転者がスロットル弁開度を増大させた加速
時又は減少させた減速時において、上記変速線図上の現
在の運転状態が変速線を横切った際には、変速が行われ
るものの、上記スロットル弁開度の変化が素早いときに
は該変速時におけるエンジン回転数はさほど上昇してい
ず、変速機構の入力トルクの上昇も小さい。一方、スロ
ットル弁開度の変化が緩かなときには、上記変速時にお
けるエンジン回転数及び変速機構の入力トルクも追随し
て増大している状況である。従って、このように同一変
速段への変速時であっても変速機構の入力トルクの発生
状況が異なるにも拘らず、常に上記のようにサーボ機構
等の同一摩擦要素に対する学習制御を画一的に行うとき
には、所定の入力トルクの下で学習補正された値が、他
の入力トルクの下での変速時に使用されてしまい、その
結果、サーボ機構等の摩擦要素の締結や開放動作が適切
に行われず、学習制御による変速ショックの有効な軽減
効果が低下する憾みが生じる。
来のものでは次の憾みがあることが判った。即ち、自動
変速機での自動変速は、一般に、予め横軸に車速,縦軸
にスロットル弁開度をとった変速線図に基いて行われ、
このため、運転者がスロットル弁開度を増大させた加速
時又は減少させた減速時において、上記変速線図上の現
在の運転状態が変速線を横切った際には、変速が行われ
るものの、上記スロットル弁開度の変化が素早いときに
は該変速時におけるエンジン回転数はさほど上昇してい
ず、変速機構の入力トルクの上昇も小さい。一方、スロ
ットル弁開度の変化が緩かなときには、上記変速時にお
けるエンジン回転数及び変速機構の入力トルクも追随し
て増大している状況である。従って、このように同一変
速段への変速時であっても変速機構の入力トルクの発生
状況が異なるにも拘らず、常に上記のようにサーボ機構
等の同一摩擦要素に対する学習制御を画一的に行うとき
には、所定の入力トルクの下で学習補正された値が、他
の入力トルクの下での変速時に使用されてしまい、その
結果、サーボ機構等の摩擦要素の締結や開放動作が適切
に行われず、学習制御による変速ショックの有効な軽減
効果が低下する憾みが生じる。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、同一変速段へのアップ又はダウン変
速時であれば、その変速時に締結又は開放される摩擦要
素に対する学習制御を適切に行って、変速機構の所定の
入力トルクの下で学習補正された値は常に該所定の入力
トルクの下での変速時に限り使用できるようにし、変速
時の変速機構の入力トルクの発生状況に拘らず摩擦要素
の締結動作等を良好にして、変速時には常に変速ショッ
クを有効に軽減することにある。
あり、その目的は、同一変速段へのアップ又はダウン変
速時であれば、その変速時に締結又は開放される摩擦要
素に対する学習制御を適切に行って、変速機構の所定の
入力トルクの下で学習補正された値は常に該所定の入力
トルクの下での変速時に限り使用できるようにし、変速
時の変速機構の入力トルクの発生状況に拘らず摩擦要素
の締結動作等を良好にして、変速時には常に変速ショッ
クを有効に軽減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、図1に
示すように、変速機構に備える複数個の摩擦要素18,
24と、該摩擦要素18,24を締結又は開放動作させ
て変速を行う変速操作手段55とを備えた自動変速機の
変速制御装置を前提として、上記変速機構の入力側回転
数を検出する回転数検出手段26と、該回転数検出手段
26により検出した入力側回転数に基いて上記変速操作
手段55による摩擦要素18,24の締結又は開放動作
時における該摩擦要素18,24の油圧の作用状態を学
習制御する学習制御手段65とを備えたものを対象とす
る。そして、上記変速操作手段55による変速時での変
速機構の入力トルクの発生状態を検出するトルク発生状
態検出手段66と、該トルク発生状態検出手段66によ
り検出した入力トルクの発生状態に基いて上記学習制御
手段65による学習制御を変更する学習変更手段67と
を設ける構成としている。
め、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、図1に
示すように、変速機構に備える複数個の摩擦要素18,
24と、該摩擦要素18,24を締結又は開放動作させ
て変速を行う変速操作手段55とを備えた自動変速機の
変速制御装置を前提として、上記変速機構の入力側回転
数を検出する回転数検出手段26と、該回転数検出手段
26により検出した入力側回転数に基いて上記変速操作
手段55による摩擦要素18,24の締結又は開放動作
時における該摩擦要素18,24の油圧の作用状態を学
習制御する学習制御手段65とを備えたものを対象とす
る。そして、上記変速操作手段55による変速時での変
速機構の入力トルクの発生状態を検出するトルク発生状
態検出手段66と、該トルク発生状態検出手段66によ
り検出した入力トルクの発生状態に基いて上記学習制御
手段65による学習制御を変更する学習変更手段67と
を設ける構成としている。
【0006】また、請求項2記載の発明では、学習制御
手段65を特定し、ダウン変速時に限り摩擦要素18,
24の締結又は開放動作時における該摩擦要素18,2
4の油圧の作用状態を学習制御するもので構成すると共
に、トルク発生状態検出手段66を、トルクコンバータ
の速度比又はトルク比により変速時での変速機構の入力
トルクの発生状態を検出するもので構成し、学習変更手
段67を、上記トルク発生状態検出手段66により検出
したトルクコンバータの速度比又はトルク比に基いて上
記学習制御手段65による学習制御を変更するように構
成する。
手段65を特定し、ダウン変速時に限り摩擦要素18,
24の締結又は開放動作時における該摩擦要素18,2
4の油圧の作用状態を学習制御するもので構成すると共
に、トルク発生状態検出手段66を、トルクコンバータ
の速度比又はトルク比により変速時での変速機構の入力
トルクの発生状態を検出するもので構成し、学習変更手
段67を、上記トルク発生状態検出手段66により検出
したトルクコンバータの速度比又はトルク比に基いて上
記学習制御手段65による学習制御を変更するように構
成する。
【0007】更に、請求項3記載の発明では、上記請求
項2記載の発明において、学習変更手段67を特定し、
トルク発生状態検出手段66により検出したトルクコン
バータの速度比が設定値以下のとき又はトルク比が設定
値以上のときに限り、学習制御手段65による学習制御
を行わせるもので構成している。
項2記載の発明において、学習変更手段67を特定し、
トルク発生状態検出手段66により検出したトルクコン
バータの速度比が設定値以下のとき又はトルク比が設定
値以上のときに限り、学習制御手段65による学習制御
を行わせるもので構成している。
【0008】加えて、請求項4記載の発明では、トルク
発生状態検出手段66を限定し、エンジン負荷の変化状
態を検出するもので構成すると共に、学習変更手段67
を、上記トルク発生状態検出手段66により検出したエ
ンジン負荷の変化状態に基いて学習制御手段65による
学習制御を変更するもので構成する。
発生状態検出手段66を限定し、エンジン負荷の変化状
態を検出するもので構成すると共に、学習変更手段67
を、上記トルク発生状態検出手段66により検出したエ
ンジン負荷の変化状態に基いて学習制御手段65による
学習制御を変更するもので構成する。
【0009】また、請求項5記載の発明では、請求項1
記載の発明において、トルク発生状態検出手段66を、
変速時における車両の加速度合を検出するもので構成す
ると共に、学習変更手段67を、上記トルク発生状態検
出手段66により検出した車両の加速度合が設定値以下
のときに限り、学習制御手段65による学習制御を行わ
せるもので構成としている。
記載の発明において、トルク発生状態検出手段66を、
変速時における車両の加速度合を検出するもので構成す
ると共に、学習変更手段67を、上記トルク発生状態検
出手段66により検出した車両の加速度合が設定値以下
のときに限り、学習制御手段65による学習制御を行わ
せるもので構成としている。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
アップ又はダウン変速時での変速機構の入力トルクの発
生状態が異なる毎に学習制御が変更されて個別に学習制
御され、該入力トルクの発生状態別の学習制御による学
習値が個別に算出されるので、所定の入力トルクの下で
学習された学習値は常に該入力トルク下でのアップ変速
又はダウン変速時に限って使用できる。その結果、変速
時の摩擦要素への油圧の作用状態が上記入力トルクの発
生状態の相違に拘らず常に適正に学習制御されて、変速
ショックが常に有効に軽減されることになる。
アップ又はダウン変速時での変速機構の入力トルクの発
生状態が異なる毎に学習制御が変更されて個別に学習制
御され、該入力トルクの発生状態別の学習制御による学
習値が個別に算出されるので、所定の入力トルクの下で
学習された学習値は常に該入力トルク下でのアップ変速
又はダウン変速時に限って使用できる。その結果、変速
時の摩擦要素への油圧の作用状態が上記入力トルクの発
生状態の相違に拘らず常に適正に学習制御されて、変速
ショックが常に有効に軽減されることになる。
【0011】また、請求項2記載の発明では、ダウン変
速時において、該変速時でのスロットル弁開度の開変化
が緩かな場合には、エンジン回転数及び変速機構の入力
トルクは良好に追随して、トルクコンバータの速度比
(つまり、タービン回転数/エンジン回転数)は小さく
なると共にトルクコンバータのトルク比は大になる。こ
れに対し、スロットル弁開度の開変化が素早い場合に
は、エンジン回転数及び変速機構の入力トルクは良好に
追随せず未だ増大の程度は小さく、このためトルクコン
バータの速度比は大きく、トルクコンバータのトルク比
は小さい。しかし、上記異なる速度比又はトルク比別に
学習制御が個別に行われるので、変速機構の入力トルク
の発生状態の如何に拘らず摩擦要素への油圧の作用状態
が適切に逐次補正されて、変速時の変速ショックが常に
有効に軽減される。ここに、変速機構の入力トルクの発
生状態はトルクコンバータの速度比又はトルク比により
検出されるので、その入力トルクの発生状態を精度良く
検出できる。
速時において、該変速時でのスロットル弁開度の開変化
が緩かな場合には、エンジン回転数及び変速機構の入力
トルクは良好に追随して、トルクコンバータの速度比
(つまり、タービン回転数/エンジン回転数)は小さく
なると共にトルクコンバータのトルク比は大になる。こ
れに対し、スロットル弁開度の開変化が素早い場合に
は、エンジン回転数及び変速機構の入力トルクは良好に
追随せず未だ増大の程度は小さく、このためトルクコン
バータの速度比は大きく、トルクコンバータのトルク比
は小さい。しかし、上記異なる速度比又はトルク比別に
学習制御が個別に行われるので、変速機構の入力トルク
の発生状態の如何に拘らず摩擦要素への油圧の作用状態
が適切に逐次補正されて、変速時の変速ショックが常に
有効に軽減される。ここに、変速機構の入力トルクの発
生状態はトルクコンバータの速度比又はトルク比により
検出されるので、その入力トルクの発生状態を精度良く
検出できる。
【0012】その場合、請求項3記載の発明では、トル
クコンバータの速度比が設定値以下のとき又はトルク比
が設定値以上のとき、即ちスロットル弁開度の緩かな変
化に追随して変速機構の入力トルクが変化し、変速時に
は既にほぼ正規のトルクが発生している状況でのみ学習
制御が行われるので、精度良い学習値を得ながら必要最
小限の変速ショック対策が可能になる。
クコンバータの速度比が設定値以下のとき又はトルク比
が設定値以上のとき、即ちスロットル弁開度の緩かな変
化に追随して変速機構の入力トルクが変化し、変速時に
は既にほぼ正規のトルクが発生している状況でのみ学習
制御が行われるので、精度良い学習値を得ながら必要最
小限の変速ショック対策が可能になる。
【0013】更に、請求項4記載の発明では、変速時の
変速機構の入力トルクの発生状態がエンジン負荷の変化
状態により検出されるので、精度良い学習制御が簡易な
構成でもって行われる。
変速機構の入力トルクの発生状態がエンジン負荷の変化
状態により検出されるので、精度良い学習制御が簡易な
構成でもって行われる。
【0014】加えて、請求項5記載の発明では、変速時
の車両の加速度合が小さいとき、即ち変速機構の入力ト
ルクの変化がスロットル弁開度の緩かな変化に追随して
変速時にはほぼ正規のトルクが発生している状況でのみ
学習制御が行われるので、精度良い学習値を得ながら必
要最小限の変速ショック対策が可能になる。
の車両の加速度合が小さいとき、即ち変速機構の入力ト
ルクの変化がスロットル弁開度の緩かな変化に追随して
変速時にはほぼ正規のトルクが発生している状況でのみ
学習制御が行われるので、精度良い学習値を得ながら必
要最小限の変速ショック対策が可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の自動変速機の変速制御装置によれば、変速時におけ
る変速機構の入力トルクの発生状態別に学習制御を変更
したので、変速時における変速機構の入力トルクの発生
状態に拘らず、変速時の摩擦要素の締結又は開放を適切
に制御し得て、常に変速ショックを有効に軽減できるも
のである。
明の自動変速機の変速制御装置によれば、変速時におけ
る変速機構の入力トルクの発生状態別に学習制御を変更
したので、変速時における変速機構の入力トルクの発生
状態に拘らず、変速時の摩擦要素の締結又は開放を適切
に制御し得て、常に変速ショックを有効に軽減できるも
のである。
【0016】特に、請求項2記載の発明によれば、変速
時のトルクコンバータの速度比又はトルク比により変速
機構の入力トルクの発生状態を検出するので、精度良く
変速機構の入力トルクの発生状態を検出しつつ、学習制
御を一層精度良く行い得て、変速ショックを一層軽減で
きる。
時のトルクコンバータの速度比又はトルク比により変速
機構の入力トルクの発生状態を検出するので、精度良く
変速機構の入力トルクの発生状態を検出しつつ、学習制
御を一層精度良く行い得て、変速ショックを一層軽減で
きる。
【0017】更に、請求項3記載の発明によれば、変速
機構の入力トルクの発生状態として該入力トルクが加速
又は減速運転に追随している状況に限り学習制御を行う
ので、学習値を同一条件の下で算出でき、この入力トル
クが追随している状況の変速時における摩擦要素の締結
又は開放を適切に制御でき、該変速時の変速ショックを
有効に軽減できる。
機構の入力トルクの発生状態として該入力トルクが加速
又は減速運転に追随している状況に限り学習制御を行う
ので、学習値を同一条件の下で算出でき、この入力トル
クが追随している状況の変速時における摩擦要素の締結
又は開放を適切に制御でき、該変速時の変速ショックを
有効に軽減できる。
【0018】加えて、請求項4記載の発明によれば、変
速時におけるエンジン負荷の変化状態により変速機構の
入力トルクの発生状態を検出するので、該入力トルクの
発生状態を簡易に検出しながら、学習制御を良好に行い
得て、変速ショックを有効に軽減できる。
速時におけるエンジン負荷の変化状態により変速機構の
入力トルクの発生状態を検出するので、該入力トルクの
発生状態を簡易に検出しながら、学習制御を良好に行い
得て、変速ショックを有効に軽減できる。
【0019】また、請求項5記載の発明によれば、変速
時の車両の加速度合が小さくて変速機構の入力トルクが
追随している状況の変速時に限り学習制御を行うので、
この変速時での摩擦要素の締結又は開放を適切に制御で
き、該変速時の変速ショックを有効に軽減できるもので
ある。
時の車両の加速度合が小さくて変速機構の入力トルクが
追随している状況の変速時に限り学習制御を行うので、
この変速時での摩擦要素の締結又は開放を適切に制御で
き、該変速時の変速ショックを有効に軽減できるもので
ある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
いて説明する。
【0021】図2は前進4段,後退1段の自動変速機を
示し、1はエンジン出力軸、2は、該エンジン出力軸1
に連結されたポンプ2aと、ステータ2bと、タービン
2cとを備えたトルクコンバータであって、ステータ2
bは、該ステータ2bをタービン2cと逆方向に回転さ
せないためのワンウェイクラッチ3を介してケ−ス4に
固定可能に設けられている。また、5は該トルクコンバ
ータ2のタービン2cに連結したコンバータ出力軸2d
に連結された変速機構としての変速歯車装置である。
示し、1はエンジン出力軸、2は、該エンジン出力軸1
に連結されたポンプ2aと、ステータ2bと、タービン
2cとを備えたトルクコンバータであって、ステータ2
bは、該ステータ2bをタービン2cと逆方向に回転さ
せないためのワンウェイクラッチ3を介してケ−ス4に
固定可能に設けられている。また、5は該トルクコンバ
ータ2のタービン2cに連結したコンバータ出力軸2d
に連結された変速機構としての変速歯車装置である。
【0022】上記変速歯車装置5は、内部にラビニョオ
型遊星歯車機構7を備え、該遊星歯車機構7は、前後に
配置した小径サンギヤ8および大径サンギヤ9と、該小
径サンギヤ8に噛合するショートピニオンギヤ10と、
上記大径サンギヤ9およびショートピニオンギヤ10に
噛合するロングピニオンギヤ11と、該ロングピニオン
ギヤ11に噛合するリングギヤ12とから成る。上記小
径サンギヤ8は、その後方に配置したフォワ−ドクラッ
チ15及び該クラッチ15に直列に接続され上記コンバ
ータ出力軸2dの逆駆動を阻止する第1ワンウェイクラ
ッチ16、並びにこれらに並列に接続せしめたコースト
クラッチ17を介して上記トルクコンバータ2の出力軸
2dに連結されている。また、大径サンギヤ9は、その
斜め後方に配置した2−4ブレーキ18および該2−4
ブレーキ18の後方に配置したリバースクラッチ19を
介して上記トルクコンバータ2の出力軸2dに連結され
ている。更に、上記ロングピニオンギヤ11には、その
後部側キャリア20を介して該ロングピニオンギヤ11
を固定するロー&リバースブレーキ21と、ロングピニ
オンギヤ11のエンジン出力軸1と同方向の回転を許容
する第2ワンウェイクラッチ22とが並列に接続されて
いると共に、その前部側キャリア23は、3−4クラッ
チ24を介して上記トルクコンバータ2の出力軸2dに
連結されている。さらに、リングギヤ12は、その前方
に配置したアウトプットギヤ25に連結されている。
尚、図中、27はエンジン出力軸1とコンバータ出力軸
2dとを直結するロックアップクラッチ、28は中間軸
29を介してエンジン出力軸1により駆動されるオイル
ポンプである。また、トルクコンバータ2の出力軸(タ
ービン軸)2dの外方には、該タービン軸2dの回転
数,つまり変速歯車装置5の入力側回転数を検出する回
転数検出手段としてのタービン回転数センサ26が設け
られていると共に、エンジン出力軸1の外方には、該エ
ンジン出力軸1の回転数を検出するエンジン回転数セン
サ6が配置されている。
型遊星歯車機構7を備え、該遊星歯車機構7は、前後に
配置した小径サンギヤ8および大径サンギヤ9と、該小
径サンギヤ8に噛合するショートピニオンギヤ10と、
上記大径サンギヤ9およびショートピニオンギヤ10に
噛合するロングピニオンギヤ11と、該ロングピニオン
ギヤ11に噛合するリングギヤ12とから成る。上記小
径サンギヤ8は、その後方に配置したフォワ−ドクラッ
チ15及び該クラッチ15に直列に接続され上記コンバ
ータ出力軸2dの逆駆動を阻止する第1ワンウェイクラ
ッチ16、並びにこれらに並列に接続せしめたコースト
クラッチ17を介して上記トルクコンバータ2の出力軸
2dに連結されている。また、大径サンギヤ9は、その
斜め後方に配置した2−4ブレーキ18および該2−4
ブレーキ18の後方に配置したリバースクラッチ19を
介して上記トルクコンバータ2の出力軸2dに連結され
ている。更に、上記ロングピニオンギヤ11には、その
後部側キャリア20を介して該ロングピニオンギヤ11
を固定するロー&リバースブレーキ21と、ロングピニ
オンギヤ11のエンジン出力軸1と同方向の回転を許容
する第2ワンウェイクラッチ22とが並列に接続されて
いると共に、その前部側キャリア23は、3−4クラッ
チ24を介して上記トルクコンバータ2の出力軸2dに
連結されている。さらに、リングギヤ12は、その前方
に配置したアウトプットギヤ25に連結されている。
尚、図中、27はエンジン出力軸1とコンバータ出力軸
2dとを直結するロックアップクラッチ、28は中間軸
29を介してエンジン出力軸1により駆動されるオイル
ポンプである。また、トルクコンバータ2の出力軸(タ
ービン軸)2dの外方には、該タービン軸2dの回転
数,つまり変速歯車装置5の入力側回転数を検出する回
転数検出手段としてのタービン回転数センサ26が設け
られていると共に、エンジン出力軸1の外方には、該エ
ンジン出力軸1の回転数を検出するエンジン回転数セン
サ6が配置されている。
【0023】以上の構成において各変速段での各クラッ
チ、ブレーキの作動状態を下表に示す。
チ、ブレーキの作動状態を下表に示す。
【0024】
【表1】
【0025】そして、2−4ブレーキ18及び3−4ク
ラッチ24の2個の摩擦要素は、上記表から判るよう
に、D,2の各レンジ位置にて、前進第3速から第2速
へのシフトダウン時には、2−4ブレーキ18は開放側
から締結側に切換制御されると共に、3−4クラッチ2
4は締結側から開放側に切換制御されるものである。
ラッチ24の2個の摩擦要素は、上記表から判るよう
に、D,2の各レンジ位置にて、前進第3速から第2速
へのシフトダウン時には、2−4ブレーキ18は開放側
から締結側に切換制御されると共に、3−4クラッチ2
4は締結側から開放側に切換制御されるものである。
【0026】次に、上記各摩擦要素18,24を締結/
開放制御する油圧制御回路を図3に示す。同図におい
て、30は、上記オイルポンプ28からの油圧を調圧し
てスロットル弁開度に比例したライン圧を生成する調圧
バルブ、31は該調圧バルブ30で生成されるライン圧
のライン圧通路32に接続されたマニュアルバルブであ
る。
開放制御する油圧制御回路を図3に示す。同図におい
て、30は、上記オイルポンプ28からの油圧を調圧し
てスロットル弁開度に比例したライン圧を生成する調圧
バルブ、31は該調圧バルブ30で生成されるライン圧
のライン圧通路32に接続されたマニュアルバルブであ
る。
【0027】また、32は1−2シフトバルブであっ
て、該バルブ32は1−2ソレノイドSOL1を有し、該1
−2ソレノイドSOL1のON時に油管33を油管34に連通
するようON作動し、ライン圧を油管34を経て2−4ブ
レーキ18を制御するサーボ機構35のアプライ室35
bに導入する。
て、該バルブ32は1−2ソレノイドSOL1を有し、該1
−2ソレノイドSOL1のON時に油管33を油管34に連通
するようON作動し、ライン圧を油管34を経て2−4ブ
レーキ18を制御するサーボ機構35のアプライ室35
bに導入する。
【0028】上記サーボ機構35の内部構成は、2−4
ブレーキ18にロッド18aを介して連結されたピスト
ン35aと、該ピストン35aにより図中上下に区画さ
れた油圧のアプライ室35b及びリリース室35cと、
該リリース室35cに縮装されてピストン35aをアプ
ライ室35b側に付勢するスプリング35dとから成
る。そして、上記ピストン35aは、その受圧面積が、
リリース室35cの方で大きく、アプライ室35bで小
さくなるよう形成されていて、その受圧面積の差によ
り、アプライ室35bの締結圧(ライン圧)の作用,不
作用に拘らず、リリース室35bに解除圧(ライン圧)
が作用すれば、その解除圧でもってピストン35aを図
中上方に移動させて、2−4ブレーキ13を開放側に動
作させる構成としている。そして、2−4ブレーキ18
の締結要求時には、アプライ室35bに締結圧を導入し
且つリリース室35cの解除圧を排圧することにより、
ピストン35cを図中下方に移動させて、2−4ブレー
キ18を締結する構成となっている。
ブレーキ18にロッド18aを介して連結されたピスト
ン35aと、該ピストン35aにより図中上下に区画さ
れた油圧のアプライ室35b及びリリース室35cと、
該リリース室35cに縮装されてピストン35aをアプ
ライ室35b側に付勢するスプリング35dとから成
る。そして、上記ピストン35aは、その受圧面積が、
リリース室35cの方で大きく、アプライ室35bで小
さくなるよう形成されていて、その受圧面積の差によ
り、アプライ室35bの締結圧(ライン圧)の作用,不
作用に拘らず、リリース室35bに解除圧(ライン圧)
が作用すれば、その解除圧でもってピストン35aを図
中上方に移動させて、2−4ブレーキ13を開放側に動
作させる構成としている。そして、2−4ブレーキ18
の締結要求時には、アプライ室35bに締結圧を導入し
且つリリース室35cの解除圧を排圧することにより、
ピストン35cを図中下方に移動させて、2−4ブレー
キ18を締結する構成となっている。
【0029】また、上記サーボ機構35のアプライ室3
5bに連通する油管34には、該アプライ室35bへの
締結圧の油圧値の急上昇を抑えるピストン型のアキュム
レータ37が配置される。該アキュムレータ37は、ピ
ストン37aと、油管34の油が流入してピストン37
aを図中左方向に移動させる油室37bと、該油室37
bに縮装されたバネ37cとを備え、上記ピストン37
aには油管38を介して背圧(ライン圧)が作用する。
5bに連通する油管34には、該アプライ室35bへの
締結圧の油圧値の急上昇を抑えるピストン型のアキュム
レータ37が配置される。該アキュムレータ37は、ピ
ストン37aと、油管34の油が流入してピストン37
aを図中左方向に移動させる油室37bと、該油室37
bに縮装されたバネ37cとを備え、上記ピストン37
aには油管38を介して背圧(ライン圧)が作用する。
【0030】また、40は3−4クラッチ24への油圧
の作用を制御する2−3シフトバルブであって、該バル
ブ40は2−3ソレノイドSOL2を有し、該2−3ソレノ
イドSOL2のOFF 時に油管41を油管42に連通するよう
ON作動し、ライン圧(締結圧)を油管42を経て3−4
クラッチ24に導入するものである。
の作用を制御する2−3シフトバルブであって、該バル
ブ40は2−3ソレノイドSOL2を有し、該2−3ソレノ
イドSOL2のOFF 時に油管41を油管42に連通するよう
ON作動し、ライン圧(締結圧)を油管42を経て3−4
クラッチ24に導入するものである。
【0031】同様に、45はコーストクラッチ17及び
サーボ機構35のリリース室35cへの油圧の作用を制
御する3−4シフトバルブであって、該バルブ45は3
−4ソレノイドSOL3を有し、該3−4ソレノイドSOL3の
OFF 時に油管46を油管47に連通し、ライン圧(締結
圧)を油管47を経てコーストクラッチ17に導入する
と共に、上記3−4クラッチ24に連通する油管42に
接続した油管48を油管49に連通するようON作動し、
ライン圧(解除圧)を油管49を経て2−4ブレーキ2
4のサーボ機構35のリリース室35cに導入する。
サーボ機構35のリリース室35cへの油圧の作用を制
御する3−4シフトバルブであって、該バルブ45は3
−4ソレノイドSOL3を有し、該3−4ソレノイドSOL3の
OFF 時に油管46を油管47に連通し、ライン圧(締結
圧)を油管47を経てコーストクラッチ17に導入する
と共に、上記3−4クラッチ24に連通する油管42に
接続した油管48を油管49に連通するようON作動し、
ライン圧(解除圧)を油管49を経て2−4ブレーキ2
4のサーボ機構35のリリース室35cに導入する。
【0032】更に、フォワードクラッチ15は、配管5
0,46,33を経てマニュアルバルブ31に連通し、
そのD,2,1の各前進走行レンジ位置時にライン圧
(締結圧)が常に導入される。
0,46,33を経てマニュアルバルブ31に連通し、
そのD,2,1の各前進走行レンジ位置時にライン圧
(締結圧)が常に導入される。
【0033】よって、上記の構成により、3→2変速時
には、1−2ソレノイドSOL1のON動作により締結圧が
1−2シフトバルブ32及び油管34を経て2−4ブレ
ーキ18のサーボ機構35のアプライ室35bに導入さ
れた状態で、3−4ソレノイドSOL3のON動作により該
サーボ機構35のリリース室35cに作用している解除
圧を油管49及び3−4シフトバルブ45を経て排出し
て2−4ブレーキ18を締結すると共に、2−3ソレノ
イドSOL2のON動作により3−4クラッチ24の締結圧
を油管42から2−3シフトバルブ40を経て排出して
開放して、3→2のダウン変速を行うようにした変速操
作手段55を構成している。
には、1−2ソレノイドSOL1のON動作により締結圧が
1−2シフトバルブ32及び油管34を経て2−4ブレ
ーキ18のサーボ機構35のアプライ室35bに導入さ
れた状態で、3−4ソレノイドSOL3のON動作により該
サーボ機構35のリリース室35cに作用している解除
圧を油管49及び3−4シフトバルブ45を経て排出し
て2−4ブレーキ18を締結すると共に、2−3ソレノ
イドSOL2のON動作により3−4クラッチ24の締結圧
を油管42から2−3シフトバルブ40を経て排出して
開放して、3→2のダウン変速を行うようにした変速操
作手段55を構成している。
【0034】そして、上記3−4シフトバルブ45から
2−4ブレーキ18のサーボ機構35のリリース室35
cに連通する油管49には、他の油管57が連通し、該
油管57にはバイパス弁59が介設されている。該バイ
パス弁59は、ドレンポート59aと、スプール59b
とを有し、該スプール59bの図中左端にはスプリング
59cが縮装されている一方、スプール59cの図中右
端にはパイロット室59dが形成されている。上記パイ
ロット室59dには、パイロット油路60が連通し、該
油路60には3−2ダウンソレノイドSOL4が配置されて
いる。そして、該ソレノイドSOL4のON作動時には、パ
イロット油路60をタンク61に連通して、スプール5
9bを図中上側位置に位置付けて油管57をドレンポー
ト59aに連通し、上記サーボ機構35のリリーフ室3
5cの油を直ちに排出する一方、ソレノイドSOL4のOF
F作動時には、パイロット油路60を閉じて、スプール
59bを図中下側位置に位置付けて油管57を閉じるよ
うに構成している。
2−4ブレーキ18のサーボ機構35のリリース室35
cに連通する油管49には、他の油管57が連通し、該
油管57にはバイパス弁59が介設されている。該バイ
パス弁59は、ドレンポート59aと、スプール59b
とを有し、該スプール59bの図中左端にはスプリング
59cが縮装されている一方、スプール59cの図中右
端にはパイロット室59dが形成されている。上記パイ
ロット室59dには、パイロット油路60が連通し、該
油路60には3−2ダウンソレノイドSOL4が配置されて
いる。そして、該ソレノイドSOL4のON作動時には、パ
イロット油路60をタンク61に連通して、スプール5
9bを図中上側位置に位置付けて油管57をドレンポー
ト59aに連通し、上記サーボ機構35のリリーフ室3
5cの油を直ちに排出する一方、ソレノイドSOL4のOF
F作動時には、パイロット油路60を閉じて、スプール
59bを図中下側位置に位置付けて油管57を閉じるよ
うに構成している。
【0035】次に、3−2ダウン変速時での3−4クラ
ッチ24の開放及び2−4ブレーキ18の締結動作にお
ける該2−4ブレーキ18の締結力制御を図5の制御フ
ローに基いて説明する。
ッチ24の開放及び2−4ブレーキ18の締結動作にお
ける該2−4ブレーキ18の締結力制御を図5の制御フ
ローに基いて説明する。
【0036】スタートして、ステップS1でスロットル
弁開度及び車速を読込んだ後、ステップS2でこれ等信
号に基いて変速マップ(変速線図)上の運転状態を検索
し、ステップS3で3→2変速時か否かを判別し、3→
2変速時の場合に限りステップS4以降に進んで締結力
制御を行う。
弁開度及び車速を読込んだ後、ステップS2でこれ等信
号に基いて変速マップ(変速線図)上の運転状態を検索
し、ステップS3で3→2変速時か否かを判別し、3→
2変速時の場合に限りステップS4以降に進んで締結力
制御を行う。
【0037】そして、3→2変速時には、先ずステップ
S4でトルクコンバータ2のタービン軸2dの回転数
(タービン回転数)と油圧制御回路の油の温度を読込ん
で、ステップS5で3−2ダウンソレノイドSOL4のON
時間タイマを予め記憶するマップから対応する該ON時
間T1を検索する。ここに、ON時間タイママップは、
タービン回転数が大きいほど、また油温が高いほどON
時間を小さく設定している。その後、ステップS6で前
回のON時間の学習補正量t1を検索し、ステップS7
で上記検索したON時間に学習補正量t1を加算し、該
加算時間T1+t1をセットする。
S4でトルクコンバータ2のタービン軸2dの回転数
(タービン回転数)と油圧制御回路の油の温度を読込ん
で、ステップS5で3−2ダウンソレノイドSOL4のON
時間タイマを予め記憶するマップから対応する該ON時
間T1を検索する。ここに、ON時間タイママップは、
タービン回転数が大きいほど、また油温が高いほどON
時間を小さく設定している。その後、ステップS6で前
回のON時間の学習補正量t1を検索し、ステップS7
で上記検索したON時間に学習補正量t1を加算し、該
加算時間T1+t1をセットする。
【0038】その後は、ステップS8で上記セット時間
T1+t1の経過を判別し、未経過の場合にはステップ
S9で3−2ダウンソレノイドSOL4をON制御すると共
に、ステップS10で上記セット時間をカウントダウン
して行き、該セット時間が経過すると、この時点でステ
ップS11で3−2ダウンソレノイドSOL4をOFF制御
して、リターンする。
T1+t1の経過を判別し、未経過の場合にはステップ
S9で3−2ダウンソレノイドSOL4をON制御すると共
に、ステップS10で上記セット時間をカウントダウン
して行き、該セット時間が経過すると、この時点でステ
ップS11で3−2ダウンソレノイドSOL4をOFF制御
して、リターンする。
【0039】そして、上記ステップS4〜S11と並行
して、図5に示すステップS12〜S19で上記ON時
間の学習制御を行う。即ち、ステップS12で実際のエ
ンジン回転数Ne及びタービン回転数Ntを読込んだ
後、ステップS13で3→2変速時であると判定した時
点のトルクコンバータ2の速度比es(=タービン回転
数Nt/エンジン回転数Ne)が、スロットル弁開度の
緩かな変化時に相当する設定速度比eso以下か否かを
判別し、es>esoの場合にはON時間の学習制御を
行わず直ちにリターンする。
して、図5に示すステップS12〜S19で上記ON時
間の学習制御を行う。即ち、ステップS12で実際のエ
ンジン回転数Ne及びタービン回転数Ntを読込んだ
後、ステップS13で3→2変速時であると判定した時
点のトルクコンバータ2の速度比es(=タービン回転
数Nt/エンジン回転数Ne)が、スロットル弁開度の
緩かな変化時に相当する設定速度比eso以下か否かを
判別し、es>esoの場合にはON時間の学習制御を
行わず直ちにリターンする。
【0040】一方、トルクコンバータ10の速度比es
がes≦esoの場合には学習制御を開始することとし
て、ステップS14で3→2変速終了時での実際タービ
ン回転数の目標値に対する偏差,つまりタービン回転数
の方が大きい場合の吹き量,又は小さい場合の引き量Δ
Nを算出する。この吹き量又は引き量ΔNの算出は、タ
ービン回転数の上昇変化が下降変化に移行する変化時で
ある3→2変速終了時でのタービン回転数から、3→2
変速の終了を判定した時のタービン回転数に第2速のギ
ヤ比を乗じた計算上のタービン回転数(目標値)を減じ
ることにより行う。
がes≦esoの場合には学習制御を開始することとし
て、ステップS14で3→2変速終了時での実際タービ
ン回転数の目標値に対する偏差,つまりタービン回転数
の方が大きい場合の吹き量,又は小さい場合の引き量Δ
Nを算出する。この吹き量又は引き量ΔNの算出は、タ
ービン回転数の上昇変化が下降変化に移行する変化時で
ある3→2変速終了時でのタービン回転数から、3→2
変速の終了を判定した時のタービン回転数に第2速のギ
ヤ比を乗じた計算上のタービン回転数(目標値)を減じ
ることにより行う。
【0041】そして、ステップS15で図6に示すよう
に3→2変速の終了を判定した時のタービン回転数に応
じて設定した好しい吹き量又は引き量ΔNoのマップに
基いて、その際のタービン回転数に対応する好しい吹き
量又は引き量ΔNoを検索した後、ステップS16及び
S17でこの検索した吹き量等ΔNoを実際の吹き量等
ΔNと比較して、タービン回転数の引き込み又は吹き上
りが生じているか否かを判別する。そして、実際の引き
量ΔNが好しい引き量ΔNoより大きいΔN>ΔNoの
引き込み時には、ステップS18で学習補正量t1から
微小値Δtを減算して学習補正値t1を小さくし、これ
により3−2ダウンソレノイドSOL4のON時間をその分
短くして、2−4ブレーキ18のサーボ機構35のリリ
−ス室35cの解除圧の排除を遅くして、2−4ブレー
キ18の締結速度をその分だけ遅くし、リターンする。
また、実際の吹き量ΔNが好しい吹き量ΔNoより大き
いΔN>ΔNoの吹き上り時には、ステップS19で学
習補正量t1に微小値Δtを加算して学習補正値t1を
大きくし、2−4ブレーキのサーボ機構35の締結速度
をその分だけ速くして、リターンする。
に3→2変速の終了を判定した時のタービン回転数に応
じて設定した好しい吹き量又は引き量ΔNoのマップに
基いて、その際のタービン回転数に対応する好しい吹き
量又は引き量ΔNoを検索した後、ステップS16及び
S17でこの検索した吹き量等ΔNoを実際の吹き量等
ΔNと比較して、タービン回転数の引き込み又は吹き上
りが生じているか否かを判別する。そして、実際の引き
量ΔNが好しい引き量ΔNoより大きいΔN>ΔNoの
引き込み時には、ステップS18で学習補正量t1から
微小値Δtを減算して学習補正値t1を小さくし、これ
により3−2ダウンソレノイドSOL4のON時間をその分
短くして、2−4ブレーキ18のサーボ機構35のリリ
−ス室35cの解除圧の排除を遅くして、2−4ブレー
キ18の締結速度をその分だけ遅くし、リターンする。
また、実際の吹き量ΔNが好しい吹き量ΔNoより大き
いΔN>ΔNoの吹き上り時には、ステップS19で学
習補正量t1に微小値Δtを加算して学習補正値t1を
大きくし、2−4ブレーキのサーボ機構35の締結速度
をその分だけ速くして、リターンする。
【0042】よって、図5のステップS12〜S19に
より、3→2変速時には、タービン回転数センサ26に
より検出したタービン回転数に基いて上記変速操作手段
55による2−4ブレーキ18の締結動作時の該2−4
ブレーキ18の締結油圧の作用状態として該2−4ブレ
ーキ18のサーボ機構35のリリース室35cに作用し
ている油圧値を制御するバイパス弁59の3−2ダウン
ソレノイドSOL4のON時間の補正値を逐次補正し更新す
る学習制御を行うようにした学習制御手段65を構成し
ている。また、同制御フローのステップS13により、
3→2変速時でのトルクコンバータ2の速度比esの検
出でもって上記変速操作手段55による3→2変速時で
の変速歯車装置5の入力トルクの発生状態を検出するよ
うにしたトルク発生状態検出手段66を構成していると
共に、該トルク発生状態検出手段66により検出された
入力トルクの発生状態に基いて上記学習制御手段65に
よる学習制御を変更して、該速度比esが設定速度比e
so以下の場合に限り、3−2ダウンソレノイドSOL4の
ON時間の学習制御を行うようにした学習変更手段67
を構成している。
より、3→2変速時には、タービン回転数センサ26に
より検出したタービン回転数に基いて上記変速操作手段
55による2−4ブレーキ18の締結動作時の該2−4
ブレーキ18の締結油圧の作用状態として該2−4ブレ
ーキ18のサーボ機構35のリリース室35cに作用し
ている油圧値を制御するバイパス弁59の3−2ダウン
ソレノイドSOL4のON時間の補正値を逐次補正し更新す
る学習制御を行うようにした学習制御手段65を構成し
ている。また、同制御フローのステップS13により、
3→2変速時でのトルクコンバータ2の速度比esの検
出でもって上記変速操作手段55による3→2変速時で
の変速歯車装置5の入力トルクの発生状態を検出するよ
うにしたトルク発生状態検出手段66を構成していると
共に、該トルク発生状態検出手段66により検出された
入力トルクの発生状態に基いて上記学習制御手段65に
よる学習制御を変更して、該速度比esが設定速度比e
so以下の場合に限り、3−2ダウンソレノイドSOL4の
ON時間の学習制御を行うようにした学習変更手段67
を構成している。
【0043】したがって、上記実施例においては、3→
2変速時には、3−4クラッチ24が変速操作手段55
により開放制御されると共に、2−4ブレーキ18が締
結制御されて、第2速の変速段が形成される。ここに、
2−4ブレーキ18の締結制御は、そのサーボ機構35
のリリース室35cの油を排出することで行われ、その
油の排出速度はバイパス弁59の開時間、換言すれば3
−2ダウンソレノイドSOL4のON時間により決定され
る。そして、図7に破線で示すように、タービン回転数
の例えば吹き上りが生じる場合には、3−2ダウンソレ
ノイドSOL4のON時間の学習補正値t1が次第に大値に
学習補正されて、該ON時間T1が同図に破線で示すよ
うに長くなる。このことにより、2−4ブレーキ18の
サーボ機構35のリリース室35cの解除圧の排出がそ
の分速く行われて、2−4ブレーキ18の締結が速くな
ることが繰返されるので、タービン回転数の吹き上り量
が次第に減少し、やがて同図に実線で示すように好しい
吹き上り量ΔNになって、変速ショックの極めて小さい
良好な変速が行われることになる。
2変速時には、3−4クラッチ24が変速操作手段55
により開放制御されると共に、2−4ブレーキ18が締
結制御されて、第2速の変速段が形成される。ここに、
2−4ブレーキ18の締結制御は、そのサーボ機構35
のリリース室35cの油を排出することで行われ、その
油の排出速度はバイパス弁59の開時間、換言すれば3
−2ダウンソレノイドSOL4のON時間により決定され
る。そして、図7に破線で示すように、タービン回転数
の例えば吹き上りが生じる場合には、3−2ダウンソレ
ノイドSOL4のON時間の学習補正値t1が次第に大値に
学習補正されて、該ON時間T1が同図に破線で示すよ
うに長くなる。このことにより、2−4ブレーキ18の
サーボ機構35のリリース室35cの解除圧の排出がそ
の分速く行われて、2−4ブレーキ18の締結が速くな
ることが繰返されるので、タービン回転数の吹き上り量
が次第に減少し、やがて同図に実線で示すように好しい
吹き上り量ΔNになって、変速ショックの極めて小さい
良好な変速が行われることになる。
【0044】ここに、上記3−2ダウンソレノイドSOL4
のON時間T1の学習補正値t1を更新する学習制御
は、トルクコンバータ2の速度比esが設定速度比e
so以下の場合,つまりスロットル弁開度の緩かな増大
により3→2変速が行われて、エンジン回転数及び変速
歯車装置5の入力トルクがそのスロットル弁開度の増大
変化に良好に追随している場合に限り行われるので、O
N時間T1の誤学習が防止されて、学習補正値t1を適
切に算出することができ、よってON時間T1を適切に
補正して、スロットル弁開度の緩かな増大による3→2
変速時の2−4ブレーキ18の締結動作を3−4クラッ
チ24の開放動作に対して良好なものにでき、変速ショ
ックを効果的に軽減することができる。
のON時間T1の学習補正値t1を更新する学習制御
は、トルクコンバータ2の速度比esが設定速度比e
so以下の場合,つまりスロットル弁開度の緩かな増大
により3→2変速が行われて、エンジン回転数及び変速
歯車装置5の入力トルクがそのスロットル弁開度の増大
変化に良好に追随している場合に限り行われるので、O
N時間T1の誤学習が防止されて、学習補正値t1を適
切に算出することができ、よってON時間T1を適切に
補正して、スロットル弁開度の緩かな増大による3→2
変速時の2−4ブレーキ18の締結動作を3−4クラッ
チ24の開放動作に対して良好なものにでき、変速ショ
ックを効果的に軽減することができる。
【0045】しかも、変速歯車装置5の入力トルクの発
生状態の検出は、トルクコンバータ2の速度比esによ
り行われるので、その検出精度を高くできる。
生状態の検出は、トルクコンバータ2の速度比esによ
り行われるので、その検出精度を高くできる。
【0046】尚、上記実施例では、図5のステップS1
3において3→2ダウン変速時にトルクコンバータ2の
速度比esが設定速度比eso以下の場合に限り3−2
ダウンソレノイドSOL4のON時間の学習制御を行った
が、その他、3→2ダウン変速時における上記ステップ
S13での判定を、トルクコンバータ2のトルク比が設
定トルク比以上か否かで行ったり、エンジンのスロット
ル弁開度の変化率が緩かな変化率に相当する設定値以下
か否かによってエンジン負荷の変化状態や該3→2ダウ
ン変速時での車両の加速度合が設定値以下であることを
判定して行ってもよい。この場合、スロットル弁開度の
変化率が設定値以下か否かの判定で行うときには、変速
歯車装置5の入力トルクの発生状態の検出を簡易に且つ
正確に行うことができる。
3において3→2ダウン変速時にトルクコンバータ2の
速度比esが設定速度比eso以下の場合に限り3−2
ダウンソレノイドSOL4のON時間の学習制御を行った
が、その他、3→2ダウン変速時における上記ステップ
S13での判定を、トルクコンバータ2のトルク比が設
定トルク比以上か否かで行ったり、エンジンのスロット
ル弁開度の変化率が緩かな変化率に相当する設定値以下
か否かによってエンジン負荷の変化状態や該3→2ダウ
ン変速時での車両の加速度合が設定値以下であることを
判定して行ってもよい。この場合、スロットル弁開度の
変化率が設定値以下か否かの判定で行うときには、変速
歯車装置5の入力トルクの発生状態の検出を簡易に且つ
正確に行うことができる。
【0047】また、設定速度比esoを境に学習補正量
を変更する等の異なった学習制御を行うようにしてもよ
い。
を変更する等の異なった学習制御を行うようにしてもよ
い。
【図1】請求項1記載の発明の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】自動変速機のスケルトン図である。
【図3】自動変速機の油圧制御回路の要部を示す図であ
る。
る。
【図4】3→2変速時での2−4ブレーキの締結力制御
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図5】3−2ダウンソレノイドのON時間の学習制御
を示す図である。
を示す図である。
【図6】変速時におけるタービン回転数の好しい吹き
量,引き量特性を示す図である。
量,引き量特性を示す図である。
【図7】作動説明図である。
6 エンジン回転数センサ 18 2−4ブレーキ 24 3−4クラッチ 26 タービン回転数センサ(回転数検出
手段) 35 2−4ブレーキのサーボ機構 35c リリース室 40 2−3シフトバルブ 45 3−4シフトバルブ 59 バイパス弁 SOL4 3−2ダウンソレノイド 55 変速操作手段 65 学習制御手段 66 トルク発生状態検出手段 67 学習変更手段
手段) 35 2−4ブレーキのサーボ機構 35c リリース室 40 2−3シフトバルブ 45 3−4シフトバルブ 59 バイパス弁 SOL4 3−2ダウンソレノイド 55 変速操作手段 65 学習制御手段 66 トルク発生状態検出手段 67 学習変更手段
Claims (5)
- 【請求項1】変速機構に備える複数個の摩擦要素と、該
摩擦要素を締結又は開放動作させて変速を行う変速操作
手段とを備えた自動変速機の変速制御装置であって、上
記変速機構の入力側回転数を検出する回転数検出手段
と、該回転数検出手段により検出した入力側回転数に基
いて上記変速操作手段による摩擦要素の締結又は開放動
作時における該摩擦要素の油圧の作用状態を学習制御す
る学習制御手段とを備えるとともに、上記変速操作手段
による変速時での変速機構の入力トルクの発生状態を検
出するトルク発生状態検出手段と、該トルク発生状態検
出手段により検出された入力トルクの発生状態に基い
て、上記学習制御手段による学習制御を変更する学習変
更手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の変速制
御装置。 - 【請求項2】学習制御手段は、ダウン変速時に限り摩擦
要素の締結又は開放動作時における該摩擦要素の油圧の
作用状態を学習制御するものであり、トルク発生状態検
出手段は、トルクコンバータの速度比又はトルク比によ
り変速時での変速機構の入力トルクの発生状態を検出す
るものであり、学習変更手段は、上記トルク発生状態検
出手段により検出したトルクコンバータの速度比又はト
ルク比に基いて上記学習制御手段による学習制御を変更
するものであることを特徴とする請求項1記載の自動変
速機の変速制御装置。 - 【請求項3】学習変更手段は、トルク発生状態検出手段
により検出したトルクコンバータの速度比が設定値以下
のとき又はトルク比が設定値以上のときに限り、学習制
御手段による学習制御を行わせるものであることを特徴
とする請求項2記載の自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項4】トルク発生状態検出手段は、エンジン負荷
の変化状態を検出するものであり、学習変更手段は、上
記トルク発生状態検出手段により検出したエンジン負荷
の変化状態に基いて学習制御手段による学習制御を変更
するものであることを特徴とする請求項1記載の自動変
速機の変速制御装置。 - 【請求項5】トルク発生状態検出手段は、変速時におけ
る車両の加速度合を検出するもので構成されているとと
もに、学習変更手段は、上記トルク発生状態検出手段に
より検出した車両の加速度合が設定値以下のときに限
り、学習制御手段による学習制御を行わせるものである
ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速制御
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208237A JPH0552257A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 自動変速機の変速制御装置 |
KR1019920014974A KR970003588B1 (ko) | 1991-08-20 | 1992-08-20 | 자동변속기의 변속제어장치 |
US07/931,470 US5393279A (en) | 1991-08-20 | 1992-08-20 | Control system for automatic transmission using torque converter speed ratio to determine the on-time for a solenoid controlled 3-2 timing valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208237A JPH0552257A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552257A true JPH0552257A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16552929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3208237A Pending JPH0552257A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552257A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6863640B2 (en) | 2002-03-29 | 2005-03-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus and control method for automatic transmission |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP3208237A patent/JPH0552257A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6863640B2 (en) | 2002-03-29 | 2005-03-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus and control method for automatic transmission |
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