JPH0552237U - 自動車用高度補償装置 - Google Patents

自動車用高度補償装置

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Publication number
JPH0552237U
JPH0552237U JP10542491U JP10542491U JPH0552237U JP H0552237 U JPH0552237 U JP H0552237U JP 10542491 U JP10542491 U JP 10542491U JP 10542491 U JP10542491 U JP 10542491U JP H0552237 U JPH0552237 U JP H0552237U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
altitude
switch
bellows
engine
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10542491U
Other languages
English (en)
Inventor
崇 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPH0552237U publication Critical patent/JPH0552237U/ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で取付場所を取られない高地判定手段を
設け、高地走行時のエンジン性能の悪化を防止すること
を目的とする。 【構成】 高度補償装置1のベローズ3の反固定側端部
と、ケーシング2内部の該端部に相対面する位置とに夫
々スイッチ接点10a,10bが設けられたスイッチ1
0を設け、該スイッチ10からの信号をエンジン制御用
のコントロールユニットに入力させる。スイッチ10
は、高地においてベローズ3が膨張することによってス
イッチ接点10a,10b同士が接触することによりO
Nとなり、高地であることを指示するON信号をコント
ロールユニットに出力する。又、高地以下ではベローズ
3が収縮することによってスイッチ接点10a,10b
が離間することによりOFFとなり、高地以下であるこ
とを指示するOFF信号をコントロールユニットに出力
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディーゼルエンジン車等の自動車用高度補償装置に関し、特に、高 地を判定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディーゼルエンジン車を高地(高度1000m以上)にて走行させると 、空燃比(A/F)の低下を来して、燃料が過剰な状態となり、吐煙の発生が顕 著になると共に、燃焼の悪化を生じ、エンジン出力の低下を来す等の現象が見ら れる。
【0003】 このため、実開昭60−39741号公報及び実開昭60−39742号公報 等に示すように、ベローズとスプリングとを直列に組み合わせエンジンの燃料噴 射ポンプのコントロールラックの位置を制御するようにした自動車用高度補償装 置が設けられる。又、高地判定を行う高地検出手段として、圧力センサを使用し 、該圧力センサからの信号に基づいてエンジン制御を行うようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の構成において、適用される圧力センサは、一般的に比較 的高価であると共に、取付場所が必要であり、高地判定を行う高地検出手段とし て最適なものとは言えなかった。 本考案は以上のような従来の実情に鑑み、燃料噴射ポンプに設けられた高度補 償装置を利用して、安価で取付場所を取られない高地判定手段を設け、この高地 判定手段からの信号をエンジンの制御手段に出力する構成により、高地走行時の エンジン性能の悪化を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の自動車用高度補償装置は、ベローズとスプリングとを直列 に組み合わせエンジンの燃料噴射ポンプのコントロールラックの位置を制御する ようにした自動車用高度補償装置において、前記ベローズの膨張・収縮と連動し てON・OFFされるスイッチを設け、該スイッチからのON・OFF信号を高 地判定信号としてエンジンの制御手段に出力する構成とする。
【0006】
【作用】
かかる構成において、スイッチは、高地においてベローズが膨張することによ ってONとなり、高地であることを指示するON信号をエンジンの制御手段に出 力する。又、スイッチは、高地以下ではベローズが収縮することによってOFF となり、高地以下であることを指示するOFF信号を制御手段に出力する。
【0007】 制御手段は、高地の判定がスイッチから出力されると、例えば、エンジ回転数 、エンジン負荷、水温等の条件により、エンジンの燃焼状態が最適となるように 、EGRバルブによるEGR量及びEGR域の制御、ソレノイドタイマによる噴 射タイミングの最適化制御を行う。 この結果、高地での燃焼悪化によるエンジン出力低下を防止できると共に、運 転性の悪化を防止できる。又、高地走行時の吐煙発生を防止できると共に、実圧 縮比低下によるエンジン燃焼の不安定化を防止することができる。
【0008】 かかる構成によると、比較的高価な圧力センサを使用する必要がなく、特に、 取付場所も必要がなくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、ディーゼルエンジンにおいて燃料噴射量を制御する分配型燃料噴射ポ ンプに設けられた高度補償装置の構成を示している。 図において、高度補償装置1のケーシング2内には、内部に大気圧相当の空気 が充填されているベローズ3が配設されている。このベローズ3の一端部はケー シング2に固定部4を介して固定される。ベローズ3の他端部には筒状の作動部 材5が連結され、該作動部材5の先端部はケーシング2の壁に形成された開口部 2aから外部に突出される。又、この作動部材5の先端部には作動軸6がスライ ド可能に装着されている。作動部材5のベローズ3側端部にはフランジ部5aが 形成され、該フランジ部5aとケーシング2の開口部2a周りの内壁との間には ベローズ3を固定側に押圧付勢するスプリング6が介装される。又、作動部材5 の内側には、作動軸6を先端側に押圧付勢するスプリング7が介装される。
【0010】 前記ケーシング2の壁には、大気孔2bが形成されており、該大気孔2bを介 してケーシング2内が大気圧に保持される。 前記作動軸6先端は、支軸7aを介して揺動自由に支持された揺動レバー7の 一端部に当接される。この揺動レバー7の他端部は略L字形状に曲げられており 、コントロールラック8位置を変位させる変位部材9に当接される。
【0011】 かかる構成において、高地ではケーシング2内が大気圧以下になり、ベローズ 3内の空気が膨張し、該ベローズ3自体が膨張する。この結果、作動部材5がス プリング6の弾性力に抗してスライドし、作動軸6が揺動レバー7の一端部を押 すため、該揺動レバー7の他端部が移動し、変位部材9を介してコントロールラ ック8の位置を燃料噴射量を減じる位置に変位させる。
【0012】 以上のような高度補償装置において、前記ベローズ3の膨張・収縮と連動して ON・OFFされるスイッチ10を設け、該スイッチ10からのON・OFF信 号を高地判定信号としてエンジンの制御手段としての後述のコントロールユニッ トに出力する構成とする。 即ち、図に示すように、ベローズ3の反固定側端部と、ケーシング2内部の該 端部に相対面する位置とに夫々スイッチ接点10a,10bが設けられたスイッ チ10を設け、該スイッチ10からの信号をコントロールユニット11(図2参 照)に入力させる。尚、ベローズ3の反固定側端部に設けたスイッチ接点10a を、作動部材5側に設けるようにしても良い。
【0013】 かかるスイッチ10は、高地においてベローズ3が膨張することによってスイ ッチ接点10a,10b同士が接触することによりONとなり、高地であること を指示するON信号をコントロールユニット11に出力する。又、高地以下では ベローズ3が収縮することによってスイッチ接点10a,10bが離間すること によりOFFとなり、高地以下であることを指示するOFF信号をコントロール ユニット11に出力する。
【0014】 前記コントロールユニット11には、図2に示すように、スイッチ10からの 出力信号が入力される他に、エンジン水温、エンジン回転数、エンジン負荷等の 検出信号が入力されており、該コントロールユニット11は、これらの入力信号 に基づいて、噴射タイミングを進角するソレノイドタイマ12、EGRバルブ1 3等の作動を制御する。
【0015】 尚、図2において、14は燃料噴射ポンプ、15は噴射ノズルである。 そして、高地の判定がスイッチ10からコントロールユニット11に出力され ると、エンジ回転数、エンジン負荷、水温等の条件により、エンジンの燃焼状態 が最適となるように、EGRバルブ13によるEGR量及びEGR域の制御、ソ レノイドタイマ12による噴射タイミングの最適化制御が、コントロールユニッ ト11内のプログラムに基づいて行われる。
【0016】 この結果、高地での燃焼悪化によるエンジン出力低下を防止できると共に、運 転性の悪化を防止できる。又、高地走行時の吐煙発生を防止できると共に、実圧 縮比低下によるエンジン燃焼の不安定化を防止することができる。 かかる構成によると、燃料噴射ポンプ14に設けた高度補償装置1のベローズ 3の膨張・収縮と連動してON・OFFされるスイッチ10を設け、該スイッチ 10からのON・OFF信号を高地判定信号としてコントロールユニット11に 出力する構成としたから、比較的高価な圧力センサを使用する必要がなく、特に 、取付場所も必要がなくなる。
【0017】 尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこ れに限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に 添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正 が可能であるとの点に留意すべきである。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ベローズとスプリングとを直列に組み 合わせエンジンの燃料噴射ポンプのコントロールラックの位置を制御するように した自動車用高度補償装置において、前記ベローズの膨張・収縮と連動してON ・OFFされるスイッチを設け、該スイッチからのON・OFF信号を高地判定 信号としてエンジンの制御手段に出力する構成としたから、高価な圧力センサを 使用することなく、簡易な構成で、高地でのエンジン性能低下を防止できる実用 的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る高度補償装置の一実施例を示す
断面図
【図2】 同上実施例を適用したエンジンの制御システ
ム図
【符号の説明】
1 高度補償装置 3 ベローズ 7 スプリング 8 コントロールラック 10 スイッチ 10a スイッチ接点 10b スイッチ接点 11 コントロールユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベローズとスプリングとを直列に組み合わ
    せエンジンの燃料噴射ポンプのコントロールラックの位
    置を制御するようにした自動車用高度補償装置におい
    て、前記ベローズの膨張・収縮と連動してON・OFF
    されるスイッチを設け、該スイッチからのON・OFF
    信号を高地判定信号としてエンジンの制御手段に出力す
    ることを特徴とする自動車用高度補償装置。
JP10542491U 1991-12-20 1991-12-20 自動車用高度補償装置 Pending JPH0552237U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10542491U JPH0552237U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 自動車用高度補償装置

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JP10542491U JPH0552237U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 自動車用高度補償装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0552237U true JPH0552237U (ja) 1993-07-13

Family

ID=14407222

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JP10542491U Pending JPH0552237U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 自動車用高度補償装置

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JP (1) JPH0552237U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013043A (ja) * 2013-10-22 2014-01-23 Yanmar Co Ltd エンジン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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