JPH0552224U - エンジンの排気マニホールド - Google Patents

エンジンの排気マニホールド

Info

Publication number
JPH0552224U
JPH0552224U JP10439691U JP10439691U JPH0552224U JP H0552224 U JPH0552224 U JP H0552224U JP 10439691 U JP10439691 U JP 10439691U JP 10439691 U JP10439691 U JP 10439691U JP H0552224 U JPH0552224 U JP H0552224U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting plate
exhaust
manifold
engine
exhaust manifold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10439691U
Other languages
English (en)
Inventor
孝之 浦田
清喜 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP10439691U priority Critical patent/JPH0552224U/ja
Publication of JPH0552224U publication Critical patent/JPH0552224U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気をスムーズに流すことができ、シリンダ
ブロックへの組付作業性に優れたエンジンの排気マニホ
ールドを提供する。 【構成】 取付板11と、取付板11からこの取付板1
1の正面領域に納められて延びたデュアルタイプのマニ
ホールド本体12と、取付板11の上下両側縁に一体に
設けられた複数の固定部13等を備えてなる排気マニホ
ールド10である。マニホールド本体12の4本の排気
通路18〜20(3本のみ図示)は、それぞれ互いに向
き合うように合流する。これらの合流部には、整流壁2
5(ともに片方のみ図示)がそれぞれ設けられている。
エンジンの排気は、各整流壁25に導かれてスムーズに
流れる。また、各固定部13は、マニホールド本体12
よりも上方あるいは下方に突出して螺着固定されるの
で、各マニホールド本体12の上方あるいは下方空間を
利用して組付作業を行うことができ、作業性が向上す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの排気マニホールドに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
従来、エンジンの排気マニホールドは、シリンダヘッドに取り付けられる取付 板と、この取付板から延びるマニホールド本体等より構成され、これらは、鋳造 により一体に成形されていた。 マニホールド本体を、一対の集合ポートを有するデュアルタイプのものに設定 することで、一のシリンダからの排気の流れが他のシリンダからの排気の流れに 悪影響を及ぼすことを防止し、所謂排気干渉の発生を抑えることができる。
【0003】 ところで、排気マニホールドの各枝管を集合させる際には、各枝管内の排気通 路を略同一方向から合流させて排気の流れをスムーズにすることが望ましい。し かしながら、エンジンルーム内のスペース的な制約等により、特に、ターボチャ ージャを装着している場合においては、各枝管、即ち、各排気通路を略同一方向 から合流させることができず、各排気通路が互いに向き合うように合流すること がある。この場合には、エンジンからの排気がスムーズに流れず、エンジンの排 気効率が悪化し、また、排気圧力エネルギーの損失を招いてターボチャージャを 良好に作動させることが困難である等の問題があった。
【0004】 一方、排気マニホールドをシリンダヘッドに組み付ける場合には、取付板の周 縁部を取付ボルトでシリンダヘッドに固定する。このため、排気マニホールドの 組付作業を行う際、マニホールド本体が邪魔になり、組付作業性に劣るとの問題 もあった。 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、エンジンの排気効 率を向上させることができる共に、排気圧力エネルギーの損失を抑えることがで き、さらに、シリンダブロックへの組付作業性が良好なエンジンの排気マニホー ルドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、 長手方向に沿ってシリンダヘッドの各排気ポートに対応する複数の孔が設けら れた取付板と、取付板から延び、一対の集合ポートを有したデュアルタイプのマ ニホールド本体とを備えたエンジンの排気マニホールドにおいて、 前記マニホールド本体は、互いに向き合うように合流して第1集合ポートに通 じる内部通路を有し、取付板の正面領域に納められて延びる第1の組の枝管と、 互いに向き合うように合流して第2集合ポートに通じる内部通路を有し、取付板 の正面領域に納められて延びる第2の組の枝管と、各内部通路の合流部に設けら れ、各内部通路を流れる流体を各ポートに向けて導く整流壁とを具備し、 さらに、取付板の両側縁に一体に設けられ、各枝管よりも側方に突出してシリ ンダヘッドに固定される固定部を有してエンジンの排気マニホールドを構成する ものである。
【0006】
【作用】
マニホールド本体の各枝管は、取付板の正面領域に納められて延び、固定部は 、マニホールド本体よりも側方に突出してシリンダヘッドに固定される。従って 、マニホールド本体の側方、即ち、固定部の正面領域を作業空間として利用しな がら、組付作業者は、固定部をシリンダヘッドに固定することができる。
【0007】 また、マニホールド本体の整流壁は、排気を各ポートに向けて導くので、互い に向かい合うように合流する各内部通路の合流部においても、排気はスムーズに 流れる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1及び図2は、本考案を適用したエンジンの排気マニホールドの一実施例を 示し、この排気マニホールド10は、4気筒エンジンのシリンダヘッド(図示せ ず)の一側面に取り付けられる。シリンダヘッドの一側面には、各排気ポートが 一列に並んで設けられている。
【0009】 排気マニホールド10は、取付板11、マニホールド本体12及び固定部13 等より構成され、これらは、例えば鋳造により一体に成形されている。 取付板11は、シリンダヘッドの各排気ポートが並ぶ方向に延び、細長い略矩 形状をなしている。取付板11には、長手方向に沿って各排気ポートに対応する 孔11aが穿設されている。
【0010】 マニホールド本体12は、エンジンの一端から順番に配置された1番〜4番気 筒に対応する4本の枝管12a〜12dを有しており、これら各枝管12a〜1 2dの集合端12eには2つのポート15,16が設けられている。そして、こ の集合端12eには、フランジ12fが一体に形成されている。フランジ12f には、ボルト挿通孔(図示省略)が穿設されており、図示しないターボチャージ ャが取り付けられる。
【0011】 各枝管12a〜12dは、取付板11からこの取付板11の正面領域に納めら れて延びている。つまり、各枝管12a〜12dのうち第2枝管12bは、取付 板11の正面領域に向けて第4枝管12d側に斜めに所定距離だけ延びた後、取 付板11の延びる方向と平行な方向に折曲されている。そして、若干距離だけ延 びた後、さらに、上方に向けて折曲されている。また、第3枝管12cは、取付 板11の正面領域に向けて第4枝管12d側に斜めに延びている。そして、この 方向に若干距離だけ延びた後、さらに、上方に向けて折曲されている。
【0012】 一方、第1枝管12aは、取付板11の正面領域に向けて第4枝管12d側に 斜めに所定距離だけ延びた後、第2枝管12bの下方にもぐり込みながらこれに 沿って延びている。そして、第2及び第3枝管12b,12cをくぐりぬけた後 、上方に向けて折曲している。また、第4枝管12dは、取付板11の正面領域 に向けて略垂直に延びた後、第1枝管12aに向けて折曲されている。そして、 若干距離だけ延びた後、さらに、上方に向けて折曲されている。
【0013】 これら各枝管12a〜12dは、互いに重なり合う部分では水平方向に潰れた 略楕円形状をなしており、従って、互いに重なり合う部分においても、図1に示 すように、正面から見て取付板11からはみ出すことがなく、前記領域内に納め られている。 各枝管12a〜12d内の排気通路18〜21は2系統に分かれており、この 排気マニホールド10はデュアルタイプのマニホールドとなっている。
【0014】 つまり、第1枝管12a内の第1排気通路18と第4枝管12d内の第4排気 通路21とは、互いに向かい合うように合流した後、第1ポート15に通じてい る。また、第2枝管12b内の第2排気通路19と第3枝管12c内の第3排気 通路20とは、互いに向かい合うように合流した後、第2ポート16に通じてい る。
【0015】 各排気通路18,21、19,20の各合流部には、整流壁25がそれぞれ設 けられている(図3に片方のみ図示)。各整流壁25は、各排気通路18〜21 の、各ポート15,16に対して反対側、即ち、下側の壁面に設けられている。 各整流壁25は、各ポート15,16に向けて山状に延びており、各排気通路1 8〜21の方向を緩やかに変化させながら、それぞれ合流させている。
【0016】 これら各排気通路18〜21は、各枝管12a〜12dの潰れた部分において は、この潰れに伴い通路断面形状が偏平している。各排気通路18〜21の偏平 部分の通路面積は、各枝管12a〜12dの潰れていない部分に対応する部分の 通路面積と略同一に設定されている。また、各排気通路18〜21の通路断面積 は、各ポート15,16に向けて徐々に減少している。
【0017】 固定部13は、取付板11の上下両側縁の複数箇所に設けられている。各固定 部13は、マニホールド本体12の各枝管12a〜12dに比べて、上方あるい は下方に突出している。そして、各固定部13には、ボルト挿通孔23(図1) が穿設されており、図示しない取付ボルトによりシリンダヘッドの所定位置にそ れぞれ固定される。
【0018】 次に、作業者が排気マニホールド10をシリンダヘッドに組み付ける場合につ いて説明する。排気マニホールド10をシリンダヘッドに位置決めした後、作業 者は、各固定部13を取付ボルトでシリンダヘッドに固定する。各固定部13は 、各枝管12a〜12dの上方あるいは下方に突出しているので、作業者は、各 固定部13の正面の領域、即ち、各枝管12a〜12dの上方あるいは下方の空 間を利用しながら取付ボルトを締め付ける。
【0019】 ところで、4気筒エンジンは、第1気筒、第3気筒、第4気筒、第2気筒の順 序で点火する。各枝管12a〜12dは、エンジンの1番〜4番気筒にそれぞれ 対応しているので、第1排気通路18、第3排気通路20、第4排気通路21、 第2排気通路19の順序で排気が流れる。第1及び第4排気通路18,21は第 1ポート15に、第2及び第3排気通路19,20は第2ポート16にそれぞれ 通じているので、排気マニホールド10は、一の気筒からの排気が他の気筒から の排気に及ぼす悪影響を抑制する。
【0020】 各排気通路18,21及び19,20は、互いに向かい合うようにして合流し ているが、エンジンからの排気は、図3に示すように、各整流壁25に沿って流 れて緩やかに方向を変化させ、各集合ポート15,16に向けて流れる。また、 各排気通路18〜21の通路断面積は、各集合ポート15,16に向けて徐々に 減少している。従って、エンジンからの排気はスムーズに流れ、ターボチャージ ャに達する。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、上述のようにエンジンの排気マニホール ドを構成したので、固定部の正面の領域を組付作業空間として利用することがで き、また、エンジンの排気をスムーズに流すことができる。 この結果、シリンダブロックへの排気マニホールドの組付作業性を向上させる ことができる。また、エンジンの排気効率を向上させることができると共に、排 気圧力エネルギーの損失を抑えてターボチャージャを良好に作動させることがで きる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したエンジンの排気マニホールド
の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のエンジンの排気マニホールドの平面図で
ある。
【図3】図1の整流壁を示す断面図である。
【符号の説明】
10 排気マニホールド 11 取付板 12 マニホールド本体 13 固定部 15,16 ポート 18〜21 排気通路 25 整流壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿ってシリンダヘッドの各排
    気ポートに対応する複数の孔が設けられた取付板と、取
    付板から延び、一対の集合ポートを有したデュアルタイ
    プのマニホールド本体とを備えたエンジンの排気マニホ
    ールドにおいて、 前記マニホールド本体は、互いに向き合うように合流し
    て第1集合ポートに通じる内部通路を有し、取付板の正
    面領域に納められて延びる第1の組の枝管と、互いに向
    き合うように合流して第2集合ポートに通じる内部通路
    を有し、取付板の正面領域に納められて延びる第2の組
    の枝管と、各内部通路の合流部に設けられ、各内部通路
    を流れる流体を各ポートに向けて導く整流壁とを具備
    し、 さらに、取付板の両側縁に一体に設けられ、各枝管より
    も側方に突出してシリンダヘッドに固定される固定部を
    有することを特徴とするエンジンの排気マニホールド。
JP10439691U 1991-12-18 1991-12-18 エンジンの排気マニホールド Pending JPH0552224U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10439691U JPH0552224U (ja) 1991-12-18 1991-12-18 エンジンの排気マニホールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10439691U JPH0552224U (ja) 1991-12-18 1991-12-18 エンジンの排気マニホールド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0552224U true JPH0552224U (ja) 1993-07-13

Family

ID=14379577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10439691U Pending JPH0552224U (ja) 1991-12-18 1991-12-18 エンジンの排気マニホールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0552224U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0552224U (ja) エンジンの排気マニホールド
JPH0552223U (ja) 4気筒エンジンの排気マニホールド
JPH0552222U (ja) 4気筒エンジンの排気マニホールド
JPH0552221U (ja) エンジンの排気マニホールド
US20210189942A1 (en) Exhaust manifold to turbine connection
JPH0213699Y2 (ja)
JP2516269Y2 (ja) 内燃機関の吸気マニホールド装置
JP3089678B2 (ja) 内燃機関の排気マニホールド
JPH078986Y2 (ja) ガス給湯器の消音構造
JP3347421B2 (ja) V型エンジンにおける機械式過給機の取付構造および取付方法
JP2525001B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP3566097B2 (ja) 内燃機関におけるスロットルボデーの取付け装置
ITTO940099U1 (it) Giunzione tubolare.
JPH08100723A (ja) エンジンの吸気管取付構造
JPH0541222Y2 (ja)
JPH0729248Y2 (ja) V型エンジンの吸気装置
JPH0680817U (ja) 作業機用エンジンの排気装置
JPS6210420A (ja) エンジンの吸気装置
JPH0575464U (ja) 内燃機関における吸気マニホールド装置
JPH08509Y2 (ja) エンジンのシリンダヘツド構造
JPS6338331Y2 (ja)
JPH0141861Y2 (ja)
JP2003193509A (ja) 建設機械における冷却装置
KR200149394Y1 (ko) 디젤 엔진의 배기 매니폴드용 가스켓 구조
JP2749163B2 (ja) 4サイクルエンジンの排気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971007